2年間の兵役を逃れるため引き換えにされる韓国国籍
反日を喚いている間に、韓国社会の足下が崩壊し始めている。
この現象は、情況次第では、わが国でも起こりかねない。
もって、他山の石とするべきである。
以下に朝鮮日報の社説を全文掲載する。
朝鮮日報によると、
「外国に永住することを目的に両親が出国していない状態で、海外で生まれた子どもは、兵役の義務を果たす前に韓国国籍を放棄できない」という内容を盛り込んだ国籍法改正案が今月4日、国会で成立した後、国籍放棄の申請件数が急増している。 .
一か月に平均20件余りに過ぎなかった申請件数が今月に入り、10日まで410件に達している。
「国会で議決された法は政府に送附されてから15日以内に公布する」という憲法条項に従って同法が来月初旬頃に施行される前に国籍を放棄する行列ができたのである。
国籍放棄者の95%が男性ということは、国籍放棄は兵役問題を念頭に置いた反応で
あるのは間違いない。
現行法の上でも、第1国民役に編入される18歳以降には兵役義務を果たす前まで国籍を変えることができなくなっており、現在の多数の国籍放棄申請者のほとんどが17歳
以下の2重国籍者であることが分かる。
「韓国人として生きる」という意味を自ら判断できない幼い子どもの韓国国籍放棄を両親が代わりに下しているのである。
法が成立してわずか数日で、子どもの韓国国籍を放棄するという決定を、どうしたら
このように簡単に下せるのか。どうしたら、他人の子どもには当然な義務である兵役を、
自分の子どもにはやらせたくないと考えられるのか。
「『韓国人』というアイデンティティーを捨ててでも、2年余りの兵役義務を避けることが
できればよい」と確信したのだろうか。なぜ、この両親たちは子どもが大人になって
「なぜ韓国国籍を捨てたのか」と両親を責めることはないと確信できたのか。
こうした質問を自分自信にに投げかけながら、大韓民国国民の意識、また、この国民が評価した大韓民国の価値に憤りを覚えるより前に、哀しみを覚えるを得ない。兵役逃れのための遠征出産が社会的非難の対象であることは確かであるが、それを狙った標的立法は、このように予期せぬ副作用を生んでいるのだ。
まず、現時点で中高生以下の2重国籍者たちが物心つき、自己判断の下で韓国国籍
または外国国籍を決定できる権利をこの法が奪ったということ。そのため、親たちの
盲目的な愛情によって、兵役逃れさえできればいいという思惑で、子どもの国籍放棄を
代わりに決定する行列がこのように長くできるという、とんでもない事態を招いたことも
考えてみなければならない。
2年間の兵役を逃れるため引き換えにされる韓国国籍
2005/05/11(朝鮮日報:社説 )
中国が典型だが、韓国も「ジコチュー社会」真っ盛りということだろう。憲法で定められた「国民としての義務」を回避するために「外国人」になる。こういう国家に対する帰属意識の薄さは、今の韓国社会の反映なのだろうか?
ただ、日本も、こういう傾向にあるのは間違いない。最近の若い親たちの非常識な言動は、言語を絶するものがあるらしい。
たとえば、給食代を払っているのだから、給食時に「いただきます」と言うのはおかしい、という親が少なからずいるというのだ。
これは、今の「若い親たちの親」である我々の責任が大きいと思う。なにしろ、我々は「造反有理」の世代だった。この世代感覚が、規範意識の薄い子供たちを生み出したのかもしれない。その子供たちが、今、親になっている。
やはり、社会的規範を確立することが喫緊の課題だと思う。親を大事にする、社会に
感謝する、弱者をいたわる、こんな当たり前のことが今の教育には欠けている、そんな気がする。
まだ、日本には、謙虚とか謙譲という言葉が生きている。今のうちに、感謝とは?愛情とは?いたわりとは?という教育を徹底するべきだと思うのだが・・・
感謝の気持ちは強制しても湧いてこない。愛国心も同様である。やはり、幼いときから、自分が何によって生きていられるのか、という教育が大事だと思う。
それは、何よりも、家庭教育の問題である。家庭教育があって、初めて学校教育が
生きてくる。錯覚してはならない。
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コメント
中曽根さんが教育改革だけはやり残したといってましたが,教育問題は日本の問題の要ですね。
教育現場も日教組など左翼の力が強く新しい歴史を作る会など結局,今の外交歴史問題と根は一緒なんですね。
投稿: 青い炎 | 2005/05/14 00:54
コメントありがとうございます。
>教育現場も日教組など左翼の力が強く
結局、彼らの歴史観の中に、今の日本の繁栄が何によってもたらされたか、あるいは、今の日本が世界にどれだけ貢献しているか、といった視点がない。
繁栄の果実は、しっかり享受しているくせに。
過去の日本の否定的側面を強調するばかりで、国を愛する心や親や社会に感謝する心を軽んじている。
そして自己責任の自立した人間を育てるのではなく、他人に責任を転嫁する「ジコチュー人間」ばかりを育てている。
親や社会が、もっと教育に主体的に関わっていくべきときだと思います。
投稿: 坂 眞 | 2005/05/14 13:50
日本という国に守られていると、感じる人が少なすぎですね。
世界を見ても、これほど平和ボケしている国はありません。
投稿: 植木屋の恋愛事情・株式上場2005 | 2005/05/14 14:34
コメントありがとうございます。
>日本という国に守られていると、感じる人が少なすぎですね。
自分たちの、それなりに(外国に比べて)豊かな生活が誰のおかげなのか、まったく考えてない人たちが多い。
勤勉な国民、(比較的)従業員を大事にする企業、平和な国家、こんな国は他にありません。
投稿: 坂 眞 | 2005/05/14 14:44