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2005/06/05

もう一つの人治国家

中国が人治国家であることは、多少中国に関心のある人であれば、大体知っている。
「人治国家」とは、権力者の意向が法令よりも優先する、まさに前時代的、封建的体質を持った政治・社会体制を指す。
概ね独裁国家に多く見られる。もちろん民主主義とは対極にある。ところが、韓国の
有力紙「朝鮮日報」の社説を読むと、韓国も「人治国家」であるということがよく解る。
法律上、何の地位も、何の権限もない人物が、国政に決定的な影響力を及ぼしているというのだ。
以下の社説を読んでほしい。

イ・ヘチャン首相は「今こそ、いわゆる側近や個別の組織が勢い付くことを防ぐべき重大な時期」とし、「この政権が終わる前に一儲けしようとする勢力が生まれかねない」と
述べた。
イ首相は「民政首席に、そうした事件が起きないよう留意すべきだと強調している」とも述べた。
イ首相が大統領側近の危険な行為に対する情報を入手し警告をしたのか、政権中盤
以降、よく見かける側近の専横について一般論的な懸念を表明したのかは知るすべがない。
しかし、現にこの国の国政を左右するのは、大統領周辺の数人の権力者であり、法律に則って国政に取り組むべき政府の公式機関は有名無実だという現実は、最近のさまざまな疑惑事件で確認されている。

西南海岸に人口250万人を収容できる海洋レジャー団地を建設するといったSプロジェクトは、大統領の指示によって自分の業務とはまったく関係のない鄭燦龍(チョン・チャンヨン)前人事首席に委ねられた。
鄭前首席はSプロジェクトを進めるため「湖南(全羅地域)の未来を考える会(湖未会)」という非公式組織を立ち上げたことが確認された。
およそ35人からなるこの非公式組織が「どこそこの地域に何々の施設を建設したほうがいい」といったふうに500億ドル相当の国策事業を牛耳る際、憲法に則って国政を総括する首相は「Sプロジェクトと、(全羅南道が進めている)Jプロジェクトは別のものか」と
聞くほど、実情をまったく把握していなかった

国家の仕事に関わりたがって与党周辺にうろつく人には「某氏に会って見てはどうか」とアドバイスを受けるという。
その「某氏」は現在、公式的に肩書きを持たない大統領の側近だ。にもかかわらず、
与党側はその側近が国政に決定的な影響を及ぼすと信じている
という意味だ。

歴代大統領が例外なく、「失敗した大統領」の前轍を踏んだ理由の一つは、政権が
終わる前に一儲けしようとする側近の欲望を管理できなかったためだ。
「長い間、一緒に仕事をした自分の側近は自分がよく知っている」とし、後を絶たない
警告を無視した挙句、政権末期になって後悔することはすべての政権で繰り返された。

大統領は、側近の問題点が早期に表面化したことを返って幸いに思い、これを機に
その弊害を根絶しなければならない。

側近がでしゃばれば、国の規律が崩れる
2005/06/03 朝鮮日報(社説)(下線は筆者)

社説が
「歴代大統領が例外なく、『失敗した大統領』の前轍を踏んだ理由の一つは、政権が
終わる前に一儲けしようとする側近の欲望を管理できなかったためだ」
と指摘するように、韓国の歴代大統領は、全員が金銭や利権スキャンダルにまみれている。民主的政治家として最も成熟度が高いと云われた金大中も例外ではない。
ほとんどが、親族(妻、子、兄弟)か側近による犯罪である。

自分の国ではないから、大統領が金銭や利権スキャンダルにまみれようと、後継政権によって彼の親族が罪に問われようと、程度の低い稚拙な国の出来事として笑って
見ていればよい。
しかし、公式的に肩書きを持たない大統領の側近・某氏が「国政に決定的な影響を
及ぼす」となれば、黙って見過ごすことはできない。
「北東アジアバランサー論は日本を念頭に置いてのこと」という盧武鉉の発言や、民意を「反日に導こうとする一連の政治的動きが、この側近・某氏の決定的な影響力によってもたらされているとすれば由々しきことである。
なぜなら、政治的チェックが効かない、つまり暴走しても誰も止められないからである。
このような政治の実態を踏まえた上で、新聞法や言論被害救済法が相次いで成立した現実を見ると、ぞっとするものがある。明らかに、新聞やメディアのチェック&バランスの役割を制限するものだからである。

今後は、盧武鉉を「アホ」とか「狂っている」と罵倒するだけではなく、今まで以上にこの政権の動きを厳しくチェックしていく必要がある、と改めて痛感する。

なお、盧武鉉の取巻きは、東亜日報の盧大統領の側近、今はに詳しい。一読されたい。

関連記事1:軍事独裁政権が相応しい国
関連記事2:盧武鉉くんの“型破り”
関連記事3:正真正銘のアホ=盧武鉉
関連記事4:盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権は狂っている-part2
関連記事5:盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権は狂っている

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