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2005/06/04

韓国違法漁船事件“総括”

韓国違法漁船事件が昨日ようやく終結した。どのblogもこの事件で持ちきりの感があった。
だから、私は敢て避けた。一応の決着を見てから、総括的に分析する方が私に向いていると判断したからである。

経過は、各種報道等をご覧になって、皆さん詳しいと思われるので省略する。
私が、総括としてコメントしたいのは
①韓国漁船の違法性と韓国側主張の不当性
②公海上で対峙した日本の海上保安庁と韓国の海洋警察庁の関係
③日本と韓国の世論の反応
④日本政府の対応の是非
⑤今後、わが国が取るべき態度
の5点である。

①韓国漁船の違法性と韓国側主張の不当性

日本国は、国連海洋法条約によって、日本の排他的経済水域(EEZ)内において、
違法操業の疑いのある船舶に対して国籍を問わず立ち入り検査ができる。
したがって、韓国のアナゴ漁船シンプン号が漁業法違反(立ち入り検査忌避)に該当
するのは明白である。
また、これ以外に「海上保安官二人は漁船の乗組員に羽交い締めにされたり体当たりされたりした」というから、暴行罪と公務執行妨害罪の二つも成立する可能性が高い。
韓国側は「船長の身柄引き渡しのためには、漁船が違法操業していたという証拠を
示すべきだ」あるいは「韓国のEEZ内で捕らえたのであるから韓国側に捜査権がある」と主張している。
しかし、国連海洋法条約上、韓国漁船が自国や第三国の領海(沿岸から約22キロ)に逃げ込むまで、日本国に追跡や立ち入り検査などの捜査権限が認められている。
したがって、違法操業していたという証拠云々は関係なく、立ち入り検査忌避だけで
船長の逮捕、取調べができる。また、「韓国のEEZ内で捕らえたから」云々も、犯罪の容疑が日本国の主権侵害であり、捜査権限が日本国に認められているのであるから
関係がない。
韓国の言い分は、何の根拠もない横槍である。

7管幹部の「韓国には、日本の主権を侵した船舶を取り調べる根拠法令がないはず。日本は国連海洋法条約に基づき、捜査権を主張している。韓国が調査するのであれば、どのような法律に基づいた行為なのか明示する必要がある」
(読売新聞 6月2日)
という主張は至極当たり前のことである。

②公海上で対峙した日本の海上保安庁と韓国の海洋警察庁の関係

現場海域では、日本の巡視船艇計8隻と韓国海洋警察庁の警備艦計5隻が対峙したという。しかし、これまでの両者の関係は比較的良好だったと云われる。

海上保安庁は99年から、韓国・海洋警察庁と合同の救難や警備訓練を実施してきた。5月24日にも3回目の合同捜索訓練をしたばかりだった。
(朝日新聞6月2日)
これまでも、違法操業に対しては共同で取締りを実施しており、今回の海洋警察庁の警備艦の出動も、海上保安庁からの要請だった。(共同通信 6月1日記事より)
ところが、期待に反して韓国の警備艦は日本の巡視船を妨害する挙に出た。これは
何を意味するか?やはり、「覇権主義を貫徹しようとする(日本の)意図をこれ以上放置しておくことはできない」という盧武鉉の意思が、現場レベルまで影響を及ぼしているということであろう。

③日本と韓国の世論の反応

長崎県・対馬沖で起きた韓国漁船逃走事件で、第七管区海上保安本部(北九州市)には三日までに、八百件近い電話やメールなどが寄せられた。大半は海上保安官を激励する内容で、日韓関係に配慮した「政治決着」への批判も少なくなかったという。七管は「海上保安官にこれだけの関心が集まったのは初めて。激励も批判も真摯(しんし)に受け止め、今後の糧として生かしていきたい」と話している。
七管の広報・地域連携室によると、メールは約四百七十件。電話も百件を超え、手書きファクスもあった。対馬海上保安部にも約二百件の反応があった。対馬海保と韓国海洋警察庁のにらみ合いが表面化した一日夕から「頑張れ」「一歩も引くな」といった電話やメールが届き始め、事件が収束に向かった二日夕から激増したという。
八割以上は、四十時間以上の交渉を続けた海上保安官をねぎらう内容。福岡市の
男性は「国の威信をかけて任務を遂行する姿に感動した」と称賛。「これに落胆せず
取り締まりを続けて」「国民みんなが応援している」といった励ましもあった。一方、追跡していた巡視艇の故障に触れ「整備が適切だったら韓国側より先に捕らえられたのでは」(新潟県の男性)という批判もあった。
(後略)
韓国船逃走 七管に激励殺到 電話など800件 政治決着批判も
(西日本新聞 6月4日)

NHKのBSディベート(日韓の課題 いま語りたい(仮) ~若者たちの徹底討論~)が
「日本と韓国 相手の国に対して、親しみを感じますか?感じませんか?」という問い
かけをネットで行っている。 結果は4日現在、投稿総数525のうち「親しみを感じる」は、わずか27で、残り498はすべて「親しみを感じない」である。
「親しみを感じない」理由の一つを紹介しよう。

事あるごとに繰り返される日本批判。それも理のあることなら解るけど、「無理が通れば道理引っ込む」の言葉そのものですから。
今回の韓国の違法操業漁船をめぐって日本の海上保安庁と韓国の巡視艇がにらみ
合いを続けた件もそうです。ただ単に「法」に従って処理すればいいだけの事なのに、
韓国側は世論を気にしてのことか犯罪者を日本側に引き渡すことを拒み、日本側が
折れて犯人を韓国に委ねると、本国に帰った途端に「違法操業はなかった。」との
発表。まあ予測できたことではあるけれど・・・。じゃあ、あの韓国漁船は日本の排他的経済水域内で何をしていたんでしょう?・・・それどころか、日本側に暴行を受けたと
主張し、なんと損害賠償請求をしてくるつもりだとか。その厚顔無恥さにはあきれ果てました。
日本政府の軟弱な対応も、それは日韓関係の悪化を防ぐためだと言い訳していますが、かえって日本側の嫌韓感情を増幅させています。
正直に言って「韓国は大嫌い!」
サッカーボーイ 男 27才 群馬県

内閣府の最新の2004年10月調査では、親しみを感じる(計)が56.7%で親しみを感じ
ない(計)39.2%を上回っている。1999年を境に逆転している。これは、ゆわゆる“韓流
ブーム”が大きな影響を与えていると思われる。
しかし、盧武鉉政権が今の訳の分からない反日言動を続けていると、再び「親しみを
感じない」が上回るのは間違いない。特に上記のネット投票の結果に見られるように、若年層の反韓、嫌韓感情が、今後は高まるであろう。

一方、韓国の世論の反応はどうか。
韓国側で、事件は発生以来トップニュースで伝えられ、韓国国民の高い関心を集めた。そのなかで、日本の海上保安官が乗り込んだ際にもみ合いになった漁船の甲板長は入院先の病院で韓国メディアに「五分間にわたって日本の係官にひどく殴られた」
「機械が故障し釜山港に帰還の途中に突然、日本の巡視艇の停船命令があったが、われわれに落ち度はない」と述べたことなどが報道された。
(後略)
韓国漁船逃走 「日韓違法操業捜査で合意」韓国報道
(産経新聞 6月2日)
船員らは追跡された恐怖を韓国メディアに語り、国内の一部では日本の取り締まりに
対する反発も出ている。
(共同通信 6月3日)
韓国のメディアは、事実を客観的に検証するという姿勢に欠ける。特に、日本に関係する記事に関してはその傾向が強い。今回も、シンプン号の乗組員の言い分を「事実」として垂れ流すだけである。おそらく、今回の事件を契機に反日感情が、より一層高まるのは間違いない。

④日本政府の対応の是非

今回の日本政府の対応には、「サッカーボーイ」氏の意見を見るまでもなく「軟弱」
「弱腰」との批判が強い。
果たしてそうだろうか。
小泉内閣の外交を「弱腰」とか「軟弱」と批判される方も多いが、私はそうは思わない。外交とは駆け引きであり騙し合いである。その中で、いかに国益を守るかのしのぎ合いである。
原則論を貫かなければならないときもあれば、ほどほどのところで手を打った方がよい場合もある。
北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議や、6月20日に予定されている日韓首脳会談を意識して問題の政治的解決を図るのは当たり前である。
※ただ、個人としての感情は、まったく別のものがある。誤解しないでほしい。※

政府筋は2日昼、日本の排他的経済水域(EEZ)に侵入した韓国船の捜査について、韓国側が捜査を引き継ぐことを条件として、海上保安庁の巡視艇を現場海域から撤収させることで韓国側と合意したことを明らかにした。
日韓の外交当局は、韓国の漁船が日本のEEZに侵入した事実を認めることを含めた
合意文書を作成する方針だ。
(読売新聞 6月2日)

7管の檜垣幸策・警備救難部企画調整官は「日本の司法権に基づいて捜査が行われ、主権は守られた」と強調したうえで、「身柄の引き渡しを巡って紛糾するなど、多くの
課題を残した。必ずしも前例とはしたくない結果であり、今後、韓国側と協議したい」と述べた。
(読売新聞 6月2日)

保安官は、韓国海洋警察庁の警備艦内とはいえ、シンプン号の鄭旭現船長(36)に
対し事情聴取を行った。船長は、漁業法違反(立ち入り検査忌避)容疑を認め、(出頭命令に対する)担保金の支払いを確約した。その結果、船長を釈放し、韓国側に引き
渡した、という体裁は一応整えられた。
「必ずしも前例とはしたくない結果であり、今後、韓国側と協議したい」という檜垣幸策・警備救難部企画調整官の発言は当然であり、犯人を逮捕できず、理不尽な横槍で
捜査を妨害されたことに対する現場の怒りと無念の気持ちは大いに理解できる。
しかし、
細田官房長官は2日午前の記者会見で、「法令上の問題のみならず、適切に処理しなければならない。実務的に解決されればいい問題だ」と述べた。
(読売新聞 6月2日)
これが政治の責任ある立場なのである。

⑤今後、わが国が取るべき態度

小泉内閣になって日本の外交は明らかに変わった。以下の記事を読んでほしい。

米国のアーミテージ前国務副長官は28日、都内の学習院大学で講演し、中国の呉儀副首相が小泉首相との会談をキャンセルして帰国した問題について、「非外交的な
活動」と中国側を批判するとともに、日本側の毅然(きぜん)とした対応が中国側の動揺を誘ったとの見方を示した。
アーミテージ氏は、「長年、中国が日本の『戦争における過ち』を取り上げると、日本は『政府開発援助(ODA)をもっと出しましょう、申し訳ない』と謝ってきた」と指摘したうえで、「今回、中国は同じシナリオを使おうとしたが、日本は『お詫びはした。今は新しい時代で、前に進まなければならない』と頭を下げず、中国側は『違った反応が出てきた』と混乱した」との分析を披露した。
(後略)
日本の対応で中国側動揺とアーミテージ氏指摘
(読売新聞 5月28日 )(下線は筆者)
アーミテージ氏は別の席で、この問題に対して「これ以上コメントしない」という細田官房長官の態度を、「外交は両者が勝者であることが重要」として高く評価している。

小泉首相も細田官房長官も町村外相も線が細く、したたかな外国要人とやり合って
いけるのか不安を感じる向きもあろう。しかし、彼らは、いずれも世襲政治家であり、
ある意味、純粋培養された政治人間である。世間知らず、人間知らず、苦労知らずと
いう「三知らず」の人間である。
根回しが下手で、料亭政治を嫌い、親分子分の関係を好まない。中川経産相や安部
幹事長代理も同類である。しかし、だからこそ自説を曲げず、相手とぶつかる事を厭わない。かと思えば、時には、既成政治家の想像のつかない発言や行動をする。
この政権の中枢には、理念優先の「三知らず」政治家が揃っている。旧来の自民党を
牛耳っていた野中広務氏や古賀誠氏のような、理念よりも実利優先、米国も大事だが中国も同じくらい大事、対立よりも穏便に、という路線とは明らかに違う。
おそらく、韓国に対しては歴史教科書や竹島で妥協することはないと思う。頻発する
韓国漁船の違法操業に対しても、事件以前より厳しく対応していくであろう。
ただ、海上保安庁と韓国海洋警察庁の間で、99年から続けてきた合同の救難や警備訓練は今後とも実施するべきである。盧武鉉政権がどうあれ、これまで培ってきた現場レベルでの親近感や信頼感を、今回の事件で完全に崩壊させてはならない。
国家として稚拙であるからといって、北東アジアで地政学的に重要な位置を占める国であることに変わりはない。自尊自大も、コンプレックスの裏返しと思えばよい。
この国は、中国と違って脅威ではない。脅威になるのは、日米韓の枠組みからこの国が脱落することである。
真の国益を見誤ってはならない。

参考資料:1日本と韓国 相手の国に対して、親しみを感じますか?感じませんか?
参考資料:2韓国に対する親近感  内閣府 『外交に関する世論調査』より

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韓国(政治)」カテゴリの記事

コメント

TBありがとうございます。なるほど大変参考になりました。最近、元総理経験者が小泉総理の靖国参拝はやめるべきであると言っておるようですが、元を正せば自分たちが弱腰外交を続けておいて、そのつけが今の日本に降り掛かっていることを全く認識していないようです。とにかく政府は毅然とした態度で中国や韓国などと交渉してほしいと思います。

投稿: ヨン様 | 2005/06/04 19:26

日本人は中国・韓国が好きか嫌いか、という世論調査を、反日デモ以後どこも行なわないのはなぜでしょうか。マスコミの自主規制のような気がしてなりません。

投稿: masa | 2005/06/04 21:38

TB感謝します。

感情的な内容のブログが多かった中で、とても冷静かつ簡潔に述べられており大変好感を持ちました。
韓国内でのニュースの扱いです、昨夜までトップニュース扱いでしたが、今夜(6/4)は国土交通大臣の訪韓のせいもあってか、全く事件に触れないニュース番組もありました。
両国とも冷静な対応を望むばかりです。今月20日の小泉首相の訪韓で何らかの進展が見られれば良いと思います。

投稿: 特上カルビ | 2005/06/04 21:49

韓国は何度も密漁を繰り返して、日本の漁民が大損害をこうむっています。そして今回もまた日本が甘い対応をしたばっかりに、予想通り、韓国は反省どころか犯人を英雄あつかいして、逆に日本に賠償を要求しようとしています。日本の甘やかしの対応がよかったとは到底思えません。
韓国人が日本で犯罪を犯しても許されるという前例を作ってしまったことを遺憾に思います。

投稿: めら | 2005/06/04 22:35

ヨン様へ
コメントありがとうございます。

>元を正せば自分たちが弱腰外交を続けておいて、そのつけが今の日本に降り掛かっていることを全く認識していないようです。

そのとおり。特に、河野議長はアホです。

masaさんへ
コメントありがとうございます。

>マスコミの自主規制のような気がしてなりません。

特に、それはないと思います。
ただ、嫌中、嫌韓の流れは止めようがないでしょう。

特上カルビさんへ
コメントありがとうございます。

>小泉首相の訪韓で何らかの進展が見られれば良いと思います。

韓国は、日本にとって死活的な存在です。
盧武鉉政権が、やはり癌、と云わざるを得ません。

めらさんへ
コメントありがとうございます。

>日本の甘やかしの対応がよかったとは到底思えません。

もう少し、政治を理解してやってください。
ただ、気持ちは、あなたとまったく同じです。

投稿: 坂 眞 | 2005/06/04 23:19

TBありがとうございます。
そもそも政府間で話し合う問題ではないですよね。
竹島や歴史認識などを持ち出して、問題を歪曲化することに抵抗を感じます。
いままで、「逃げた者勝ち」でいたから、このような事件が繰り返されます。他の国なら、攻撃されて撃沈されても文句の言えない話ですよね。
かの国の大統領は、元々弁護士のはずですが、国際法に疎いようですね。このようなことを繰り返していては、ますます国際的に孤立を深めるだけだと思います。

投稿: ko-bar-ber | 2005/06/05 01:58

TBありがとうございました。
”坂眞”さまのブログは、あくまで冷静・沈着で、良識・常識をわきまえた大人の記事で構成されていて好感を持てます。
 しかし、私のような「過激なブログ」も必要であると思います。
 お互いに協力しないと、結果的に独裁国家に負けてしまいます。
 これからも私のほうからTBさせていただく場合もありますが、何卒・寛大なお心でお許しください。”坂眞”さまの当方へのTBは自由です。必要なときに何事によらずTBして下さい。当方にとっては名誉なことです。
 では「美しい日本」と「民主主義」を守るために今後ともよろしくお願い致します。

投稿: 紫藤ムサシ | 2005/06/05 07:04

今回の問題は、日本という国の、法治国家としての資質が問われていると思います。犯罪行為の取り締まりは政治問題ではありません。犯罪者は法律で裁かなくてはなりません。それを感情論の政治問題にすりかえる政府の対応は法治国家としてあるまじき行動ではありませんか。犯罪をしようが何しようが韓国人を守りたいという韓国政府の主張は身勝手な感情論であり、韓国との関係悪化を懸念する日本政府の弱腰もこれまた感情論にすぎません。犯人を逮捕するという正当な法律問題を政府が見逃すという行為は、法治国家として許されざることだと思います。もっとも、韓国は全体主義国家ですから仕方ないとしても、堂々たる法治国家の日本政府が、どうして韓国の民度の低さにつきあうのですか。自ら法治国家としての価値を貶めてどうするのでしょうか。今回の政府の対応が容認できないというのは、そういうことであります。

投稿: めら | 2005/06/05 12:22

ko-bar-ber さんへ
コメントありがとうございます。

>いままで、「逃げた者勝ち」でいたから、このような事件が繰り返されます。他の国なら、攻撃されて撃沈されても文句の言えない話ですよね。

ロシアであれば、間違いなく撃沈。

>かの国の大統領は、元々弁護士のはずですが、国際法に疎いようですね。このようなことを繰り返していては、ますます国際的に孤立を深めるだけだと思います。

稚拙な国です。だから低レベルに付き合っても仕方がない。
ただ、この国を今、日米韓の枠組みから離脱させてはなりません。
まさに脅威になります。いちばん国益を損ねる事態です。

紫藤ムサシさんへ
コメントありがとうございます。

>しかし、私のような「過激なブログ」も必要であると思います。

なかなか面白く、たびたび拝見させていただいております。
今後とも、よろしくお願いします。

めら さんへ
おっしゃっていることは、すごくよく解ります。
正論ですから。
しかし、相手は稚拙で低レベルな国です。かつ、地政学的に我が国の国益にとって死活的な位置にある国でもあります。
まず国益、これが責任ある政治ではないでしょうか。


投稿: 坂 眞 | 2005/06/05 14:11

坂眞様。もう一度だけわたくしの見解を述べさせてもらってもよいでしょうか。
国益を考えることが政治のありかたであることは正論であると思います。では、この事件の政府の対応は国益になる行為だったでしょ
うか?答えは、NOです。逆に国益を損ねたと考えます。

まず、日本では外国人がダダをこねて逃げれば犯罪を見逃してくれるという前例を作ったということです。これは間違いなく、一部の外国人差別です。逆差別というべきでしょうか。諸外国からも、日本は信用できない国というレッテルが貼られることでしょう。一昨日、米軍人が事故を起こし、警察から米軍が犯人をとり戻した事件がありました。米軍の態度は許せませんが、アメリカが日本の司法を信用してないという話もでています。なぜ、日本の司法が信用されないのか?それは今回のような法律違反を政府が容易に捻じ曲げて見逃すようなことをしているのも要因のひとつではないでしょうか。あきらかに日本の法治国家としての資質が低いものであると諸外国からみられることに貢献した政府の対応でした。

そして、見逃した相手国のことも考えてみてください。犯人は表彰されました。こうなることは火を見るより明らかでした。今後どうなるか想像してみてください。韓国の漁民は、日本の領海侵犯すれば英雄とされるのだから、こぞって同じことをする韓国人が増えるのではないですか?日本の海上保安庁は政府の対応のせいで弱腰になって犯人を検挙できず、日本の漁民が大損害を受けることを助長したのではありませんか。それで済めばまだいいです。それどころか漁民の生命をおびやかす恐れもあるのではないでしょうか。

国家ぐるみで3929人もの日本人拘留、日本人漁師を殺戮し、竹島を奪った李承晩ラインまでさかのぼるまでもありません、2003年7月2日の、第18光洋丸沈没事件をお忘れでしょうか。韓国の貨物船が第18光洋丸へ日本の警告を無視して衝突し、日本人7名が死亡、7名が重軽傷を負った事件です。マスコミはほとんど報道せず、韓国はいまだに謝罪すらしてないといいます。一方、マスコミが大々的にとりあげ、ブッシュ大統領、パウエル国務長官が正式に謝罪したえひめ丸事件と比べると韓国への甘やかしの異常性がよく分かります。日本をあげての韓国に対する甘やかし体質が、日本人の命を奪ったのではないでしょうか。同じような事件がおこらないよう、日本人の命を守るのが政府のありかたではないでしょうか。二度とこのような事件をおこして欲しくないです。
長いコメントを読んでいただきありがとうございました。

投稿: めら | 2005/06/05 15:42

めら さんへ

あなたのおっしゃること正しいと思います。
すべて国益に関わること。
どれを選択するか、それが政治の責任だと思います。
貴重なコメントありがとうございます。

投稿: 坂 眞 | 2005/06/05 16:52

私は、この事件ではは筋を通す対応をするべきではなかったかと思います。
韓国漁船の違法操業のかずが、極端に増加するとは、考えにくいので、今年の検挙件数が増加は、そのまま海保の警備強化の結果と思われますが、このまま警備強化を継続すると今回の事件と同様のことがまた発生するとになるのでは
ないかとかんがえます。
韓国側が横柄な対応をしてくるとなると、過去の日本漁船への韓国警備艇の発砲事件もあったことから、最悪、日本の警備艇への発砲に発展しかねないことになるでしょう。
悲劇の始まりにならないことを祈ります。

投稿: Yas | 2005/06/06 22:15

Yas さんへ
コメントありがとうございます。

>私は、この事件では筋を通す対応をするべきではなかったかと思います。

それが本来の姿勢だとは思います。

>悲劇の始まりにならないことを祈ります。

そのように事態を持っていくのが政治です。原則論を貫くことも大切ですが、相手を見極めることも同じくらい大切だと思います。

投稿: 坂 眞 | 2005/06/07 15:58

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受信: 2005/06/05 11:47

» 半島の人は「船で拉致がお好き」 [元自衛官の憂い]
 長崎県・対馬(対馬市)沖の日本の排他的経済水域(EEZ)内で、対馬海上保安部の立ち入り検査を受けた韓国のアナゴ漁船「シンプン」号が海上保安官2人を乗せて逃走した事件で、対馬海保は2日、漁船の船長(36)が漁業法違反(立ち入り検査忌避)容疑を認める書類と、50万円の担保金を支払う保証書を提出したことから、同日午後5時半ごろ船長を釈放し、漁船を韓国側に引き渡した。 (6月3日「讀賣新聞」朝刊より)  また対韓問題で、訳のわからない決着がなされました。  新聞も訳がわからなくなっているのが、ここに... [続きを読む]

受信: 2005/06/05 11:58

» 国家ぐるみで密漁ニダ!(結) [Nanyasoreの日記]
四大紙で唯一社説に、韓国密漁船のことを書いていた毎日新聞の社説をとりあげて、この\"異常な\"事件の記録の結びとしたい。 関連日記  国家ぐるみで密漁ニダ!(1)  国家ぐるみで密漁ニダ!(2) 毎日: 社説:海上対峙 危うさ感じる韓国側の対応  海上保安庁の巡視艇と韓国・海洋警察庁の警備艦が長時間にわたって対峙(たいじ)する事態が起きた。  韓国漁船が日本の排他的経済水域(EEZ)で海保の巡視艇の立ち入り検査を拒否、逃走したのが発端である。  漁船が事... [続きを読む]

受信: 2005/06/06 08:51

» 踊る大走査線。 [親父の威厳BLOG.ver]
誰か先に書いているかなぁ。 「事件は会議室で起こっているんじゃない。 現場で起こっているんだ!!」 って心境だろうなぁ。 海上保安庁の人達は。 韓国船逃走 七管に激励殺到 電話など800件 政治決着批判も まぁお互い様だからと済ましたい所だが、昨今の中国の潜水艦の問題、 竹島水域漁業協定の不履行や度重なる排他的経済水域(EEZ)への 侵入・・・更に ★厳選!韓国情報★の 〜相次ぐ韓国船の当て逃げとマスコミ〜 ... [続きを読む]

受信: 2005/06/06 09:17

» 韓国漁船 逃走問題で [備忘録]
 今回の韓国漁船問題の経緯を簡単にまとめると、  5/31午後11時半頃、対馬の北東約50kmの日本のEEZ内で、対馬海上保安部の巡視艇「たつぐも」が、違法操業疑いのある韓国漁船を発見。  これを検査するため追跡し、停船するよう韓国語で警告。更にこれに従わなかったため... [続きを読む]

受信: 2005/06/08 23:57

» 重体の韓国漁船の船長を救え! [諸葛川]
韓国の英雄 密猟漁船の船長 日本人に殴られ、重症になっているようです。 (1)日本人に10分も殴られたと言いながらも、傷が全くない姿で    万歳をする船長。 (2)日本人に10分も殴られたと言いながらも、傷が全くない姿で    インタビューに応じる船長。 (3)傷が全くない事に自分で矛盾を感じた船長が、包帯で傷が    ない事を隠しながらインタビューに応じた。 (4)重体だとの報道で韓国が騒然、韓国特有の儀式で船長を救え!       拾い物画像 ... [続きを読む]

受信: 2005/06/12 14:30

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