今日は、民主党がどういう政党なのかを知っていただくために、幹部がどういう方々
なのかを紹介する。なお、副代表の小沢一郎氏と代表代行兼副代表の藤井裕久氏は旧自由党の代表と幹事長で、皆さんよく知っていると思われるので省略する。
政治理念や主義主張は、旧自由党時代と大差なし。
代 表 岡田 克也 (影の内閣 総理大臣:元自民党竹下派・新生党・新進党)
以下は、民主党・岡田幹事長「妄言」録 (知っておいてためになる話:平成16年3月号)より引用。
○先ず、中国ありき?
まずA級戦犯に「非常に抵抗感を覚える」とした国会での発言を紹介しよう。
2月10日の衆議院予算委員会で、岡田幹事長はA級戦犯を合祀する靖国神社に総理大臣が参拝するのは問題だと述べた上で、「私は、靖国神社にお参りするときに、やはりそこに戦争について責任を持つ人たちが一緒に祭られているというのは非常に抵抗感を覚えます。総理はいかがですか」と質問した。
それに対して小泉総理が「私は、抵抗感を覚えておりません」と答えたことは大きな
話題となったが、岡田幹事長はさらに、ドイツは戦争犯罪にけじめをつけたが日本は
そうではないという認識を示し、こう質問したのである。
「私は、この問題は、総理が参拝をされるのであれば、やはりA級戦犯合祀の問題、
もう少しきちんとした方がいいと思うんですね。例えば、中国や韓国が言っているのは
まさにそのこと。靖国神社参拝そのものを言っているんじゃなくて、A級戦犯が合祀されているということについて、それぞれの国は問題にしているわけですね。総理は、この靖国参拝の問題について、きちんと説明をするとおっしゃったけれども、中国に対して
どういう説明をされているんですか」
戦後処理の問題でドイツと日本を同列に置くのは明らかな事実誤認だし、総理への
質問はまるで中国の代理人である。もっともこの時は「よその国からああしろこうしろ
言われて、今までの気持ちを変えるつもりは全くない」と総理に一蹴された。
○いまだに「五人を返せ」?
この質問では、岡田幹事長は北朝鮮問題をだしにして国益や外交の在り方を尤もらしく語っているが、そもそも彼が北朝鮮問題の解決について語っても、説得力はない。
例えば、昨年1月19日、岡田幹事長はNHKの討論番組で「五人の方が『いたい』というなら日本にとどめておくことは当然だが、政府が決める必要はなかった。そのことで
北朝鮮が態度を硬化させた。世論に迎合しすぎだ」と語り、前原誠司議員や松原仁
議員など身内の民主党議員はじめ、世間から「五人を返せということか」との猛反発を買った。
これを受けて岡田幹事長は陳謝したものの、そんなのは表面上のことに過ぎないということを佐藤勝巳氏がある座談会で明らかにしている。
(「諸君!」平成15年12月号)
佐藤:民主党の 「マニフェスト」では、拉致問題については通り一遍しか書かれていません。しかも、「被害者家族のすみやかな帰国、事件の全容解明を強く迫る」と書いてあるのに、民主党の岡田幹事長はいまでも五人を北朝鮮に返せと言っています。
横田(引用者註・横田早紀江さん):ほんとうですか。その発言を撤回しませんでしたか?
佐藤:その発言をした後、8月頃ですが、お会いして色々北朝鮮問題に関してお話し
しました。でも、岡田さんは軟着陸論者なんですよ。まずモノやカネを与えればいいと
いう。
「北朝鮮は変化しだしている」というクリントンと同じ考えです。刺激しないほうがいいし、五人は帰すという約束なんだから北朝鮮へ帰したほうがいいという考えです。
クリントン政権が8年間やった軟着陸路線の結果が何かと言えば、北朝鮮国民を強制収容所と餓えで何百万人も殺し、核開発やミサイル開発を許して、日本や東アジア
全体を危険に陥れたことだと説明しました。それでも彼の考えは変わりませんでした。
(引用終わり)
以上の記事に、私のコメントを加える必要はない。ちなみに彼は、熱心な郵政民営化論者である。
副代表 岡崎 トミ子 (参議院議員:出自不明)
以下の記事は、民主党のHPからの引用である。
岡崎副代表、戦時性的強制被害者問題解決促進法案早期成立へ決意
(2004年12月03日)
岡崎トミ子副代表は3日、国会内で行われた「被害者とともに『戦時性的強制被害者
問題解決促進法案』の早期成立を求める集い」に参加した。
同日昼、韓国とフィリピンの元慰安婦代表と細田官房長官との直接面談が実現。岡崎副代表はこの面談にも同席した。この面談は11月4日の参院内閣委員会で、岡崎副代表が官房長官に被害者代表と直接会って話しを聞くように求めたのに対し、官房長官が「直接会う」と答弁し、実現したもの。
面談で細田官房長官は「慰安婦問題は父親の世代の罪だと思う。皆さまの尊厳・名誉を大変大きく傷つけたことを、心から反省し、お詫びする」として謝罪の言葉を明らかに
した。小泉首相に対しても皆さまの気持ちを伝えたいとするとともに、中山文科相の
「従軍慰安婦とか強制連行とかそういう言葉が減ってきてよかった。自虐史観に立った教育だけはしてはいけない」とする発言をめぐっては「全く理解できない。その発言に
よって政府の政策が変更することはない。安心してほしい」と語った。
岡崎副代表は「日本としてきちんと謝罪し、法的賠償を求める小泉総理あての要請書を手渡した」として、面談でのやりとりを語るとともに、戦時性的強制被害者問題解決
促進法案を参議院に1日に提出したことを改めて報告。「来年は戦後60年の年、この
問題の解決にむけ法案をぜひとも成立させていきたい」と、改めて決意を表明した。
集会には神本美恵子参議院議員、石毛えい子衆議院議員も出席した。
(引用終わり)
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岡崎トミ子氏は、2002年に、「従軍慰安婦」に対する賠償のための立法活動と称して、
韓国で「元従軍慰安婦」と称する連中とともにデモをした。ハングルで日本反対と書き、
×印を付けた日の丸を掲げて、日本大使館前で拳を振り上げて日本国に対する敵対
感情を剥き出しにした。
民主党は、こういう、韓国で韓国人と一緒になって「反日デモ活動」をする人物を副代表に据えているのである。
幹事長 川端 達夫 (影の内閣 国務大臣:元民社党)
川端達夫公式ウェブサイト を覗いて見てください。何の政治哲学も理念もありません。極めて軽量級。
中身がなさ過ぎて、これ以上コメントできません。
政策調査会長 仙谷 由人 (影の内閣 官房長官:元社会党)
さすがに元東大全共闘の闘士だっただけに弁は立つ。以下、公式HPから彼の対中国・韓国観が解る記事を引用する。
先ほどの「冬のソナタ」現象の論点から見ますと、いよいよアジア・中国・韓国との関係を我々が本格的に覚悟を決めて考える必要がある。結論的に言うと、日韓連携のもとで東アジアの共同市場なり共同社会をつくる。
脱亜入米、脱亜入欧政策から、入亜入米、入亜入欧政策というか、そういう政策にここは覚悟を決めて入っていかなければ、いよいよアジアで孤児になってしまう。
昨日も日本の大学で研究している上海社会科学研究所に籍を置いている中国の方と電話で話をしました。中国の教育も問題なんだと認識されています。特に重慶での今度のサッカー試合、君が代吹奏から始まってものすごいブーイングの中で日本の選手は試合をしている。
なんでこんなに日本人は中国人に嫌われるようになったのかわからないというぐらい、今の時期は反発が強い。これは中国のインターネットの、日本で言えば2チャンネル
みたいなものなのでしょう。そういうところでも、中国的排外主義的ナショナリズムの
対象に日本がなっているようです。
ただ、中国のある種のやり過ぎた反日教育もあり、しかし、韓国も考えてみれば数年前まではやり過ぎた反日教育、抗日教育が行われていたことは間違いないわけですが、日韓ワールドカップ以降、今や韓国の人々に対して、これだけ女性を中心に「ヨン様ブーム」か「冬ソナブーム」か知らないけれども起こってくる。
文化交流が行われると、10年前に想像できないことが今起こっているわけで、漢字文化なのか儒教的な精神構造の背景なのか、いずれにしても中国人も韓国人もそれほど一神教ではございませんから、そういう中でこの種の反日的な雰囲気を払拭して、必ず日中と日韓の共同市場や東アジアの共同体になっていくと思います。
この中国の学者も、「どうもこれは一遍政権交代でもないとそういうふうに切り変わらないかもしれませんね」と言っていました。
アジアとの共生、共存、共栄 (2004年7月29日)
>入亜入米、入亜入欧政策
そんな政策がありうるのか?具体的なイメージさえ湧かない。河野洋平氏のように、「米国に対しても中国に対しても、同じように対応したらいい」ということか?
そんなことが現実にできるのであろうか?国益を損なうことなく。極めて疑問と言うか、非現実的な考え方である。
>「ヨン様ブーム」か「冬ソナブーム」か知らないけれども・・・文化交流が行われると、10年前に想像できないことが今起こっている
「ヨン様ブーム」のどこが文化交流なんだ?「冬ソナ」を見たことがあるのか?うちのカミさんの例で言えば、日本のTVドラマが失くした「古きよき青春のノスタルジア」に過ぎない。
韓国文化に触れているという意識もなければ、文化を理解しているわけでもない。そもそも韓国に、外国に誇れるような文化があるのか?
>漢字文化なのか儒教的な精神構造の背景なのか、いずれにしても中国人も韓国人もそれほど一神教ではございませんから
漢字文化、儒教的な精神構造、多神教、そんなもの中国人や韓国人が持っていると
思うのか?
中国人は無神論。儒教とも無縁。社会的規範も宗教的倫理も欠如している。それが、中国の大きな弱点の一つと指摘されているのを知らないのか?
韓国は既にハングル文化である。宗派でいちばん多いのはキリスト教徒だ。信仰を持っている者の実に68%を占める(国民全体の約30%)。何が漢字文化だ!どこが一神教ではございませんから、だ!
>東アジアの共同市場なり共同社会をつくる
本気でそう思っているとしたら、あなたはアホとしか思えない。
文化も宗教も言語も歴史も、何一つ共通性がない。しかも中国は独裁国家である。そんなことを考えること自体がおかしい。何をか言わんやである。
国会対策委員長 鉢呂 吉雄 (常任幹事:元社会党)
この人物も中身がない。自称政策通だが、公式WEBはちろWEB を覗いても、ありきたりの事が書いてあるだけ。唯一、自身のHPにある以下の文章から外交姿勢が見て取れる。
「アメリカ追随の外交から自主自立の平和外交をめざします。自衛隊は海外派兵せず、PKOなど国際協力は別組織で行います」
最近、ニュースになった発言は下記の記事くらい。
民主党の鉢呂吉雄国会対策委員長は27日午前の記者会見で、森岡正宏厚生政務官が靖国神社に合祀(ごうし)されているA級戦犯を「罪人ではない」などと述べたことについて「断じて許されない」と批判した。そのうえで「辞職に値する。内閣として速やかな処置をとるべきだ」と森岡氏の更迭を要求した。
民主国対委員長、靖国発言で森岡厚労政務官の辞職要求
(2005年5月27日 日経新聞)
菅 直人 (影の内閣 国土交通大臣:元社民連)
菅直人氏は、代表を辞任したものの、未だに大きな影響力を持つ。盟友は参議院議員会長の江田五月氏。
菅氏も元東工大全共闘だが、彼の本質は以下の記事で一目瞭然である。
2002年5月5日、日本民主党の菅直人幹事長夫妻一行6名が南京大虐殺遭難同胞
記念館を訪れ、遭難者たちに花輪を捧げ、生存者代表に会ってお詫びとお悔やみを
伝えた。
記念館の弔う広場で、南京大虐殺の生存者代表李秀英と倪翠萍両氏が日本軍に刀で刺された傷痕を見せながら当時の大虐殺の実態を生々しく語り伝えた。菅直人幹事長は両氏にお詫びを述べ、中国を侵略した日本軍が中国人民特に南京の人民に与えた深刻重大な災難に深いお悔やみを表明した。
小泉首相の靖国神社参拝について、菅直人幹事長は首相の靖国参拝を反対すると
明確に表明した。
菅直人幹事長はさらに、今度南京大虐殺の歴史をもっと知るために南京大虐殺遭難者同胞記念館をわざわざ訪れたのであり、南京での見聞をより多くの日本国民に伝え、歴史を正しく認識しそれを鑑にして、絶対に歴史の悲劇を二度と繰り返さないと述べた。菅直人幹事長は最後に「歴史を鑑に、未来に向ける」と記帳して見学を終えた。
日本民主党の菅直人幹事長が南京大虐殺遭難同胞記念館を見学
著作権所有:中華人民共和国駐日本国大使館
さすがは、元極左の面目躍如である。これで彼の政治的スタンスが解る。
なお、横路孝弘氏(影の内閣 厚生大臣:元社会党左派)は、社民党とほぼ同じと思ってもらってよい。鳩山由紀夫氏(影の内閣 外務大臣:元自民党竹下派・新党さきがけ)についてはコメントしない(必要がない)。
関連記事1:岡崎トミ子・日本の恥部
関連記事2:菅直人の歴史認識と民主党
参考資料:韓国におけるキリスト教の土着化
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