やっぱりそうか綿貫先生
私は、綿貫民輔氏が郵政民営化反対の先頭に立つのがイマイチ解せなかった。なぜなら、綿貫氏は衆院議長経験者である。普通、議長経験者は政局の表舞台には立たない。
議長というのは、いわゆる「上がり」のポストだからだ。もちろん、水面下で動くことは
ある。
ところが、今回、綿貫氏は反対派の総帥になり、新党まで立ち上げた。このパッション(passion)が何に由来するのかが解らなかったのだ。
亀井静香氏と違い、小泉首相との人間関係も悪くなかったと言う。綿貫氏が幹事長の
ときの筆頭副幹事長が小泉首相で、一緒に酒を飲んで意気投合することも多々あったらしい。
しかし、日本郵政公社のホームページを読んでいて、その謎が解けた。綿貫氏が実質的創業オーナーであるトナミ運輸が、日本郵政公社と極めて密接な関係にあることが
分かったからだ。
トナミ運輸は、年商1,290億円の東証一部上場企業である。現社長の綿貫勝介氏は
長男だ。そのトナミ運輸は、日本郵政公社の提携民間運送事業者(16社)の一つで、
25都府県で提携関係にあり、一般小包の取扱いでは全国第2位である。
↓
日本郵政公社 民間物流事業者との提携
最近も新たな提携を結んでいる。
↓
発表日:2005年4月27日(水)
タイトル:トナミ運輸(株)、日本郵政公社が「ゆうパック」で提携
-------------------------------------------------------------------
~トナミ運輸の「ふるさと特急便」をゆうパックで取扱い~
日本郵政公社北陸支社(支社長:清水初己)は、お客さまの利便向上のため、トナミ
運輸株式会社と業務提携し、ゆうパックでふるさと特急便の取扱いを開始します。
なお、トナミ運輸株式会社とは平成10年6月12日にチルドゆうパックの取扱いについて業務提携しています。
1 取扱開始時期
平成17年5月1日(日)
2 取扱内容
トナミ運輸株式会社がお客さまからお預かりした「ふるさと特急便」を郵便局に差し
出し、郵便局では全国のお届け先に配達します。
注:「ふるさと特急便」とはトナミ運輸で取り扱っている農協窓口での小荷物の取り
次ぎ・配達サービスを言います。
3 その他
引き受け開始セレモニーをトナミ運輸株式会社において、次のとおり行う予定です。
(1) 日時
平成17年5月2日(月) 14:00~14:30
(2) 場所
となみ野農業協同組合本店
富山県砺波市宮沢町3-11
連絡先:郵便事業部経営管理課
(担当:山本、松本)
電話:076-220-3122
もちろん、営利企業であるトナミ運輸が、郵政公社と取引するのは自由である。しかし、その会社のオーナーが、国会議員という公的立場を利用して郵政公社の側に立った
運動を、しかも先頭に立って繰り広げるのはいかがなものか。
政・官・業の癒着という構図は、普通はあからさまにはならない。それを、ここまでオープンにされると、言葉がない。
ご本人は、「俺は信念に基づいてやっている。何のやましいところもない」と言うので
あろう。が、民営化され、下請けにも競争の原理が持ち込まれれば、トナミ運輸にとってマイナスはあってもプラスはない。
綿貫氏も、民営化反対派のご多分に洩れず、「郵政民営化=米国のため」論を展開している。以下は、綿貫氏の公式HPからの引用である。
↓
国内問題であるにも関わらず、アメリカからの要望が非常に多い事に驚きます。6月22日付けの夕刊フジでUFJ総合研究所主任研究員である森永卓郎氏はご自身のコラム「サラリーマン塾」で次の様に述べておられます。
「(前略)恐らく米国が最後に期待をかけているのが、郵政民営化なのだろう。民営化で売り出される株式を買い占めて一定の経営権を握れば、郵貯・簡保資金を米国に振り向ける事が出来る。350兆円の郵貯・簡保資金は好都合な事に米国の経常収支赤字の4年分にも相当する。アメリカの海外投資を復活させるのに十分な額だ。結局郵政
民営化で起こる事は、国民の資産を米国による日本買い占め資金に回すだけなのではないか。」
(6月22日(水)夕刊フジ 森永卓郎「サラリーマン塾」より)
私は、「郵政民営化=米国のため」論を読むたびに思うのだが、論理が強引なのだ。
まず、「郵政民営化=米国のため」という結論ありきで論理を組み立てている。
森永卓郎、増田俊男、森田実、そろいも揃って反小泉の左巻きばかりではないか。言っていることが極左の主張とそっくりなのである。以下は左翼過激派・日本党の主張である。
↓
米国と多国籍大企業のための郵政民営化と断固闘おう
-------------------------------------------------------------------
確かに、株式交換型M&A(三角合併)の解禁は、日本企業に大きなリスクをもたらす。同業種トップクラスの日米企業の株式時価総額の差は約10倍にものぼるからだ。
しかし、日本の会社の株価が、その実力より相対的に低いのは日本的特殊事情に
よる。私は、本来であれば、グローバリズム(globalism)よりもリージョナリズム(regionalism)の側に立つ。しかし、歴史の方向がグローバリズムの流れにあるので
あれば、その中で対応していくしかないではないか。
綿貫氏は、私的利害のために郵政民営化反対を声高に主張しているとしか思えない。そして、反対派は、その反米感情故に、結果的に左翼のプロパガンダを増幅しているのだ。
民主党の田中慶秋衆院議員(前)などは、「これでいいのか、米国圧力の郵政民営化」「日本は米国の属国か?」「郵政民営化は亡国への一里塚」などとほざいている。これは、日本党の主張のオウム返しである。
このレベルに自らを貶めてはならない。
参考資料1:WEB TONAMI
参考資料2:綿貫民輔のホームページ
| 固定リンク
「構造改革&小泉内閣」カテゴリの記事
- 小泉内閣を総括する(2006.09.23)
- 平沼赳夫を論じる。(2006.05.24)
- 格差社会批判は『反安倍』のプロパガンダ(2006.05.14)
- 国の借金が増えると個人の金融資産が増える???(2006.03.26)
- 小泉改革の影(2006.02.25)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
こんばんは。
出ましたねアメリカ恐怖論。私も民営化後は最初は欧米の先鋭企業(合併吸収やリストラや利益優先主義)に食われ押される気はします(逆に言えば消費者は低価格・サービスと言う恩恵を受ける事が出来る裏返し)。が、短期間(1-2年)で日本側が逆転すると思います。日産の復活劇が政府の強行姿勢を生み出したのかも?企業が利益を生めば雇用が増え、税収が増え、国債が返済できるの順だと思います。バブル期に無駄を省く事を忘れてしまったのかも知れませんね。
新党立上げ時に綿貫さんに、嫌味メールを送っておりました。「トナミ新党立上げおめでとう御座います。精々貴殿の利権のためにご貢献される事を心から願います。貴方は国民を欺いたと思っていても、我々は騙されない事を肝に緒銘じくだされば幸いです。(略)ご挨拶に代えさせて頂きます。」性悪で御免なさい。
投稿: NZ life | 2005/08/20 20:56
こんばんは。
綿貫さんの選挙区在住なもので、いいこと聞かせて貰いました。
今度の選挙には大いに参考にさせて頂こうと思います。
投稿: ふわゆう | 2005/08/20 22:05
こんばんわ
白州次郎を読み終わったところです。
その中で「今の政治家は交通巡査だ、目の前に来た車をさばいている。それだけで警視総監にはなりたがる。政治かも財界も志が無い。立場で手に入れただけの権力を自分の能力だと勘違いしているやつが多い。」(1976年のインタビュー)くだりがありますが、現在も変わっていないような気がします。何か進歩が無いですね。今の政界には白州次郎や安岡正薫のような天下のご意見番がいないのですかね。
古いタイプの政治家は潮時だと思います。
引き際の美学というのは綿貫さんにはないのですかね。
白州次郎のダンディズムは見習いたいですね。
投稿: nasadon | 2005/08/20 22:45
べつに反米的郵政民営化反対論の全てが建前ではないでしょう。中には条件付で賛成という人もいますよ。
投稿: 蔵信芳樹 | 2005/08/21 01:10
綿貫先生は、高校野球並みの熱い直球派だったんですね。なるほど。(笑 下で紹介した小泉龍司さんは若手の突き上げにより・・・、のようなことをいってますけどね。
今日、気がついたんですが、「せいろん談話室」の今のテーマが”「郵政解散」と私の一票”ということです。
いろいろお手数かけましたが、そちらで、勉強中です。
知っているとは思いますが、↓せいろん談話室
http://www.sankei.co.jp/pr/seiron/koukoku/seiron.html
日本の行方が左右されそうな近年まれに見る関心度の高い選挙ですから、知識を得たいと思う人々は、”郵政民営化”などのキーワードで検索していると思います。(表示順は、ずばりのタイトル優先ですね、と誘導してみる(笑))
”郵政民営化の問題点”といったようなものの方が数的に優勢かも・・・。(半々かな?)
そのなかから一部紹介。
↓郵政民営化法案に反対した理由をより詳しく述べさせて頂きます。(衆議院議員 小泉龍司)
http://www.ryuji.org/topics/topic20050731.html
党議拘束の手続き論、100名程度(衆議院)は反対であったろうとの弁です。こういう風に主張を公開する姿勢はいいですね。
↓郵政族議員を落選させよう(反対投票議員、衆議院・参議院一覧)
http://holyweb.fc2web.com/yusei_zokugiin.html
落選優先度の根拠はよくわからんですが・・・。
ところで、私のようなネット徘徊で生まれた目からうろこの「保守派のひよこ」は、、「郵政民営化=米国のため」というように「国益」という単語に弱いので注意せねばなりません。
>NZ lifeさん
怖い激励メールですね。
わが選挙区の鈴木善幸の息子は、HPで上記のような主張も、さらにはメルアドも公開してないし・・・。(泣
投稿: 岩手の田舎人 | 2005/08/21 01:22
自民党のマニュフェストじゃ消費税を上げるみたいですな。改革といえば聞こえはいいですが、得するのは一部の人間だけでしょう。田舎に住んでる貧乏人が、小泉を支持するのはわかりません。主婦、子供、シルバー層を取り込もうとする小泉内閣を、それらの人間が支持するのはある意味仕方ないかもしれませんが、俺には理解不能だ。乗っ取り屋の堀江を出す時点で自民党は終わってますな。下のサイトは参考になります。「抵抗勢力」なんてレッテルを貼られてる人間の方が、日本を考えてるでしょう。ここでも堀江を持ち上げてる人間もいますが、ライブドア信者かなにかでしょうかw
ttp://www15.ocn.ne.jp/%7Eoyakodon/newversion/yuuseiminneika.htm
投稿: 曹操 | 2005/08/21 03:06
NHKも水道民営化で米国の恐怖を煽ってましたが
それは兎に角として、かくも企業と官の癒着で
反対するのを見ると、応援する気を無くしますな。
尤も小泉首相のやり方も色々と批判があるのですが
敵方もこうでは「どっちもどっちだ!」と思う方も可成り
居られるのではないかと(^◇^;)
綿貫氏にしたら余程、郵政自由化の危険性を
判りやすく訴えない限り、自分の利権の為に
反対しているのだと見られるのがオチの様で
苦戦は免れませんなあ。
投稿: abusan | 2005/08/21 05:07
>岩手の田舎人 さま
お褒め?の言葉有難う御座います。私は世襲政治(中小企業なら解るが子供が基盤を引き継ぐ)と利権まみれの政治家(汚職逮捕後も当選するなど)は大嫌いでした。
>曹操 さま
堀エモンは私も?でした。SBの孫さんの方がソフトな感じ(だけ)がありいいのではとも思いますが、IT関連はどれも泡銭を扱い企業買収を繰り返さないと未来が無い悲しい業種ですね。消費税に関しては民主党が政権を握っても必ず上げますよ。福祉政策を考えればやらざる得ないでしょう。民主党は言わないでだけです。当然、細川総理が真夜中の消費税UPを言った事忘れません。
連投、失礼しました。
投稿: NZ life | 2005/08/21 07:33
NZ lifeさん、おはようございます。
>新党立上げ時に綿貫さんに、嫌味メールを送っておりました。「トナミ新党立上げおめでとう御座います。精々貴殿の利権のためにご貢献される事を心から願います。貴方は国民を欺いたと思っていても、我々は騙されない事を肝に緒銘じくだされば幸いです。
ワハハッ・・・
素晴らしい。
私にここまでのセンスと実行力はありません。
さすがです。
まあ、こういう厚顔無恥な政治家には、それくらいが必要なのかもしれません。
ふわゆうさん、初めまして。
どんどん広めてください。
nasadonさん、どうもです。
白州次郎氏
晩年までポルシェを乗り回し、軽井沢ゴルフ倶楽部理事長を務めた。「自分の信じた『原則(プリンシプル)』には忠実」で「まことにプリンシプル、プリンシプルと毎日うるさいことであった」と正子夫人。遺言は「葬式無用、戒名不用」。
こういう日本人、今はどこにもいませんね。
金権政治とバブル、戦後の自民党政治は罪が深い。
やっと、小泉首相が、なんとか「まとも」かなといった感じですね。
蔵信芳樹さん、初めまして。
>中には条件付で賛成という人もいますよ。
野田聖子氏が典型ですね。
すごく欺瞞を感じます。
単なる選挙向けのポーズ。
あれだけ修正し、骨抜きにして、あと何の条件を付けるのでしょう。
私のような、13年来の郵政民営化論者からすれば、今回の法案でもまだ不十分。
これに反対するようでは「条件付で賛成」なんて口からデマカセと言うしかありません。
岩手の田舎人さん、おはようございます。
小泉龍司氏の反対論、非常にオーソドックスで、逆に好感が持てます。
①郵便局の維持が難しくなります。
民営化し、色んな経営努力が実る体制になれば、言われるほど赤字の郵便局は増えないと思います。
逆に「今でも赤字」というのは本末転倒です。
じゃあ、赤字のままでいいのか、ということになります。
過疎地の郵便局は特例措置を作ればよい。
②郵貯銀行が民間銀行として立ち行かなくなる恐れも大きく(貸出業務ができる人材は皆無)、郵貯銀行の経営が破綻した場合には、公的資金(税金)が投入されることになります。
これこそ、大問題なのです。340兆円もの資金を抱えながら、まともに運用する能力がない。
国民と国家の財産を腐らせている。
したがって、これも本末転倒です。
為替や株、デリバティヴといった分野で活躍できるファンドマネージャーをスカウトする、あるいは他社(外資を含む)と提携する等、国民と国家の財産を有効活用する努力が喫緊の課題なのです。
③郵貯・簡保の資金が特殊法人等の無駄遣いをもたらしているという指摘は本末転倒の議論です。すでに、平成13年に財政投融資制度の改革が行われ、郵貯・簡保の資金はマーケットを通じて流れる仕組みになっています。
これも詭弁ですね。
平成13年の財投改革後も、資金のほとんどが、特殊法人が発行する財投機関債や政府が発行する財投債に流れている。
これこそ、国民を欺く主張です。
この主張は「ウソ」という点で罪が深い。
なお、綿貫氏は「平成13年の財投改革」を知らないようで、新党結成時のインタビューで「郵貯の使い方は財務省に任せているから、郵貯が無駄に使われている云々は財務省の問題だ」みたいなピンボケ発言をしていました。
このような人間が、反対派の総帥ですから何をかいわんやです。
④郵政公社の職員は、独立採算性の下に給与を得ており、税金を1円も投入していません。
これも、本末転倒ですね。
であれば、国家公務員としての身分を保証する必要がどこにあるのでしょう?
公務員は法に守られていて、大胆なリストラができません。
以上、「郵政民営化=米国のため」論以外の反対論も大義がありません。
曹操さん、初めまして。
小泉首相は「在任中は消費税を上げない」と明言しています。
これを「財政の現状を考えると無責任だ」と批判したのが民主党です。
消費税引き上げは、むしろ民主党の主張です。
私は消費税の引き上げは不可避だと考えます。
約774兆円もの借金をどうやって解消するのですか?
考えてみてください。
所得税の増税には反対です。サラリーマンを苦しめるだけで、税負担の公平性に欠けます。
源泉徴収されるサラリーマンに比べて、自営業者や農家の納税率は低すぎます。
abusanさん、まいどです。
>NHKも水道民営化で米国の恐怖を煽ってましたが
私も見ました。意図的な番組ですね。
>綿貫氏にしたら余程、郵政自由化の危険性を判りやすく訴えない限り、自分の利権の為に反対しているのだと見られるのがオチの様で
まったく、そのとおり。
NZ lifeさん、どうもです。
>消費税に関しては民主党が政権を握っても必ず上げますよ。福祉政策を考えればやらざる得ないでしょう。
そのとおりです。
投稿: 坂 眞 | 2005/08/21 11:35
>NZ lifeさん
世襲政治(中小企業なら解るが子供が基盤を引き継ぐ)は大嫌いでした。
私もどっちかといえば好きではありません。自力で立ち上がる候補者がいないから生きていられる面もありますね。
北海道第5区の町村外相も二世議員で鼻持ちならないってんで地元では嫌われておりぎりぎり当選しているとかいうようなことを書いていたのをどこかで見ましたが、左巻き連中の批判だろうと聞き流していますよ。
なぜなら、私の中では8/15日のNHK討論番組で、彼の評価は花丸上昇中です。(笑
性格とか個人的に好き嫌いがあっても(小泉さんに代表されるように)、発言内容や政策重視、時流&結果重視は当然です。
政治の評価は、その時と後からで分かれたり、違う観点で論じられたりするものでしょう。
当時のマスコミに「暗愚の帝王」とまでボロ糞に言われた「和の政治」鈴木善幸という首相がいました。小泉さんとはまるっきり対照的ですね。
地元のひいきという前提でもいいですが(笑、功罪はっきりさせたいところで、あえて書くと、
①口を滑らしたとかいう「日米同盟」という言葉でアメリカ寄りをはっきり示したのは彼です。(当時えらく叩かれました。)
②三角大福でしたっけ?ぐちゃぐちゃに割れていた党をまとめて「行政改革の先鞭をつけた」のも彼ですし、時代の要請とはいえ彼以外にいなかった。
アメリカにとってZenkou Who? でしたから、ド派手な登場の仕方であった小泉さんとはまるっきり違います。(笑
政治が安定した結果、法案の成立率や処理した法案の数は歴代ではダントツと聞いています。
原子力船問題で大荒れの漁民が会話を受け入れたのも彼くらいでしょう。口先だけでなく漁業問題を地道にやってきたことが評価されてのことです。
まあ、日本的なやり方が通じた最後の時代だったということもできるでしょう。 このごろ政治には愛がなければならない(?)とかいうことばが心に響きます。
③大きな汚点は「教科書問題」です、とほほ。
「和の政治」は外交には適しません。彼の限界ですね。売国のつもりはなくても、結果、河野洋平並みに叩かれてもしかたありません。
首相になりたくてなったわけではないというのがちと寂しい限りですが、時代がヒトを呼ぶのでしょう。
首相再選確実でも降りたのはひとつの政治的な見識と評価しています(でしゃばりな誰かと比べて)が、見方それぞれですね。
で、小泉内閣で環境大臣(誰も知らないでしょう)まで上り詰めたその息子は?
話題になりませんでしたから、特段に悪いことはしなかったと褒めていますよ。(笑
まあ、田舎の貧乏人のたわごととして聞いてくださいませ。失礼しました。
さて、これから日本の政治はどうなっていくのか。小泉さんはやたらドキドキさせますね。
投稿: 岩手の田舎人 | 2005/08/21 15:22
>岩手の田舎人 さま
鈴木善幸は、「まあーそのー」の大平さんの後釜でしたね。そして2世議員は本当に多いですね(小泉さんも)。私は小渕恵三の娘さん(優子)と面識があり、仲間内では、口説いて結婚すれば逆玉、利権でがっぽり遊んで暮らせると本気で言われてました。おとなしい子で、政治どころか経済も無頓着で、あの子が政治家になれるとは地元基盤と世襲政治の恐ろしさを思い知りました。彼女も立候補時に言いましたが「勉強させて下さい」と言う政治家(立法府に行くのに)は信じないのが私の身上です。小泉さんに着いて行きましょう。
投稿: NZ life | 2005/08/21 16:09
西尾幹二さんも郵政改革反対、小泉不支持ですけど
この方も左翼とお思いでしょうか?
私はバリバリ右翼と思いますけどね。
それから小泉氏のもうひとつの公約であるはずの
8月15日の靖国神社参拝はありませんでしたね。
それどころかあろうことか
「アジア諸国への謝罪」を再度なさいました。
これでも小泉支持ですか?
選挙のためだ仕方ないと仰られるのでしょうけどね。
私はもともと小泉不支持でしたけど
この仕打ちでさらに強固に小泉不支持になりましたよ。
小泉氏に信念なんてものはこれっぽちいも無かったんだなと。
ただあるのは郵政への私怨だけと。
郵政改革に信念があるなら
もっと郵政の将来について語られてもおかしくないと思いますけど。
郵政を民営化するだけしか聞こえてこないのは
民営化後どうなろうと知ったことではないということですかね?
失敗すれば巨額の税金投入になるでしょうけど
責任はどうなるんでしょうね。
投稿: りーがるまいんど | 2005/08/22 00:08
「綿貫先生、トナミのために民営化反対してくれてありがとう!」プラカード持参で選挙運動に突撃!ってのはどうでしょう?区民の方々。
投稿: 初心鹿 | 2005/08/22 18:05
りーがるまいんどさん、初めまして。
西尾幹二氏、私は評価に値しない人物だと思っています。
理由は、ご自分でお調べになってください。
>8月15日の靖国神社参拝はありませんでしたね。
それどころかあろうことか
「アジア諸国への謝罪」を再度なさいました。
これでも小泉支持ですか?
当然支持です。私は13年来の郵政民営化論者です。
これだけは譲れません。
初心鹿 さん、こんばんわ。
ワハハッ!面白いですね。
どうも私は、こういうセンスに欠けるのです。
頭が固いのですかね。
投稿: 坂 眞 | 2005/08/22 21:16