ありがとうシュワちゃん
以下、引用
↓
いわゆる「南京大虐殺」など、旧日本軍の残虐行為をカリフォルニア州の教科書に書き込むことを目的とした法案に、シュワルツェネッガー知事が署名を拒否しました。
この法案は、州の中学高校で使用される教科書について、第二次大戦中にアジアで起きた出来事に、もっと分量を割くことを求めるもので、先月、州議会を賛成多数で通過していました。
提案者の議員は教えるべき具体例として、いわゆる「南京大虐殺」を挙げていました。法案を後押ししたのは、日本の常任理事国入り反対の署名活動を展開した在米の
中国人団体らで、「南京大虐殺」などの旧日本軍の残虐行為をアメリカで歴史的事実として定着させることが、推進派の最大の目的でした。
しかし、拒否権を持つシュワルツェネッガー知事は7日、「アジア諸国の役割について
学習することは、すでに認められている」として署名を拒否し、法案は成立しませんでした。
シュワ知事の拒否で、加州の「反日教科書」法成立せず
( 2005年10月8日 ANNニュース)
このニュースは、私にとって非常にうれしい知らせだ。華人系米国人の団体が、カリフォルニア州当局に働きかけて、既に中学・高校の世界史で「南京大虐殺」を教えるよう
「ガイダンス」を出させていることを知っていたからだ。
今回の法案が通れば、行政指導である「ガイダンス」ではなく、強制力のある「法律」で「南京大虐殺」を教えることが教育現場で求められることになる。
マイノリティが住民の多数を占めるカリフォルニア州の議会は、上下院とも民主党が多数派である。9月6日には「同性間の結婚を認める法案」を可決し、シュワルツェネッガー州知事が今回同様、拒否権を行使している。
参照:米カリフォルニア州、同性婚法案可決 (2005年9月7日 ロイター)
本当に共和党の知事でよかったと思う。民主党の知事だったら間違いなく「南京大虐殺」を教えることが教育現場で義務化されたはずだ。
駐米日本大使館も、議会や知事に「反対」を働きかけていたようだが、まずは一安心である。(ただ、来年11月に予定されている州知事選の結果次第では、また問題がぶり返すが・・・)
中国というのはとにかく手ごわい。世界中にネットワークを張り巡らせており、相互の
連携も強い。4月の中国における反日デモは、「日本の常任理事国入り反対」が最大のテーマだった。ここにおいても、カリフォルニアの華人系米国人の団体が主導的役割を果たした。
これらの団体は、「第二次大戦史実維護会」や「世界抗日戦争史実維護会」と称している。
彼らは、
「日本が歴史に真摯に直面し、南京虐殺、731部隊、慰安婦問題などを含む罪行を認めない限り、日本を常任理事国にさせてはならない」
とか
「日本政府は歴史を尊重し、その過去の行いを反省しないばかりか、中国を侵略した
歴史も捏造しつつある。また、中国の海洋国土(東シナ海)をかすめ取ろうと企んでいる。このような国が常任理事国になる権利はない」
などとネット上で呼びかけている。
まさに、偏狭なナショナリズムを剥き出しにしているのである。
これらの団体が、今年の2月28日に始めたインターネットを使ったオンライン反対署名は、今年3月末には1160万に達し、このうち1143万が中国本土からのものだった。
また、この運動には280ものウエブサイトが参加した。
これらの団体の代表は、カリフォルニア州選出の2人の上院議員にも会い、日本の常任理事国入りに反対するのが、米国内のアジア人社会の総意であると伝えている。
世界史で「南京大虐殺」を教えるよう州当局に「ガイダンス」を出させたのも、これらの
団体である。
一方、中国国内では、「南京大屠殺記念館」の敷地面積を3倍にし、世界文化遺産に
登録する運動が、官民を挙げて行われている。
日本政府も、世界各地の大使館や領事館を通じて、中国や韓国の一方的な主張に
反論・反対する動きを強めている。しかし、人員・予算とも十分ではない。
それに「お公家様集団」の外務省である。ちょっと頼りない。
が、最近のニューヨークタイムス紙の記事に対する対応に見られるように、外務省も
事実誤認に対しては強硬に抗議し、反論文を掲載させる行動を強めている。今回の
シュワルツェネッガー知事の拒否権発動もそうだが、小泉内閣に合わせて、外務省も
少しは変わってきたということか?
関連記事:中国の呆れた本音
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コメント
中国は本当に怖いです。今よーろっぱでは、EU加盟でトルコ云々でもめていますが、
そんな中、なぜかコンチネンタル中国からの人たちがうなぎのぼりで増えています。
なんとなく世界を食べつくす感じで恐ろしいです。
中国人人身売買グループはたくさんあって、その一部が、今年、フランス、イタリア、ギリシャの連携で、
摘発されことがあります。まだたくさんいるようです。
最近チャイニーズタウンはヨーロッパのあちこちに出来ているようですが、
日本のような風情はなく、ゲットーです。
投稿: tachibana | 2005/10/09 16:52
とても良かったと思います。それにしても、日本の外務省はどうしてこんなに情けないのでしょうか。8月にこんなニュースがありました。
>外務省は29日、2006年度予算概算要求を発表した。要求総額は7955億円(前年度当初予算比12.5%増)。中国での反日デモ多発を踏まえ、対日理解促進を目的とした対中パブリック・ディプロマシー(広報外交)費を35億5000万円(同約8割増)に大幅に拡充するのが目立つ。
この対中広報外交費というもの、日本の新聞雑誌の論評を中国語訳してホームページに載せるためのものだそうです。私はこれを見て呆れ果て、官邸にメールし、こんな無駄金を使わせないよう要望しました。外務省はいつになったら、中国が日本の敵であることを認識できるのか。今度は外務省にメールしようかと思っています。
投稿: masa | 2005/10/09 18:42
世界中に張り巡らされた中国人のネットワークと、そこに中共からのスパイが入り込み、反日運動の扇動をする。中国本国から日本への圧力より、こちらの方が内部からじわじわと影響力が浸透し一国の政策をも左右するから、恐ろしい。昨今の日本のマスコミや教育界での反日勢力の活動を見ていると、日本も中共のスパイに侵されているような気がします。
海外で日本に有利になるように工作する日本人スパイっていないんでしょうかね。中国は嫌いですが、日本は中国の狡猾さをもう少し見習うべきかと思います。
投稿: なつなつ | 2005/10/09 21:00
>中国というのはとにかく手ごわい。世界中にネットワークを張り巡らせており、相互の
連携も強い。
こんばんは
ちょっと不思議というか、よく判らないのは、日本に於ける在日の華僑団体のことです。
在米華僑のような振る舞いはこれまであまり、というかほとんど聞いたことがありません。
ヒステリックに聞こえてくるのは、いつも朝鮮韓国系ばかりです。
在日本の華僑の人たちは、そこらへんやっぱり商売第一に考えてるからでしょうかね?
投稿: 円形猫 | 2005/10/09 22:05
>円形猫さん
反日・左巻き日本人が充分すぎるほど日々活動しているので、今さら華僑の皆さんがわざわざやる必要がないだけだと思います(苦笑のち泣)
あとは、やはり「華人」とは名乗ってても実際は台湾系もそれなりの勢力があることなども原因として考えられますね。
しかし、前に、結構日系人も在米華人に同調してこの阿呆な法案に賛同していたやに聞き及びましたが。
そのあたりはどうなんでしょうね。
投稿: きぐつ | 2005/10/09 23:28
シュワちゃん好きです!!(笑
ところで、外務省も少しはやる気出したようです。
↓対中政策 外務省挙げ総合戦略 幹部会、定期的に開催へ
http://www.sankei.co.jp/news/051009/sei031.htm
問題認識ができて方向性が定まりさえすれば(政治的指導力のたまもの?)、お役人の彼らも単なる売国のアホだけではないということを証明してくれる。
・・・・ということに期待します。
投稿: 岩手の田舎人 | 2005/10/10 00:39
中国・韓国・北朝鮮等、所謂特定アジアに関するあらゆる情報と接する時、私は常に自身に対し、「公平・公正な、そして寛大な心で判断し、行間に潜む悪意に飲まれぬ様最大限留意し・・・」と身構えて望むのではありますが、当ブログのエントリーの数々で語られるそれら特定アジアの真実については、それらを擁護する理由を全く見出す事が出来ません。
いくら自問しようとも、彼等の取る反日・侮日行動の数々に対し、反省の心を持って彼等の暴言を許容する気持ちになれないのです。
反省する理由が無いから等と今更論で片付ける事は無しで、本気で自問するのではありますが・・・。
「毅然とした態度」が、彼等を覚醒させ、侮日を改めるきっかけになるとは思えません。
しかし、毅然とした・・・あらゆる行動により「あきらめさせる、若しくは面白くなくさせる」しかありえないとの結論に至ります。
冷徹且つ傲慢な計算に基づく反日の中国と、遺伝子レベルに染み付いた事大と現実逃避手段としての反日である朝鮮。
言葉での説得など、彼等に新たなる強大な政敵でも現れぬ限り、残念ながら完全に不可能なんですね。
投稿: mao | 2005/10/10 01:17
シュワルツェネッガー知事はオーストリア出身だけに日本人の気持ちがよくわかるのでしょうね。
ドイツとオーストリアはユダヤ人と連合国の捏造の歴史を背負わされてきましたからね。
投稿: 谷 | 2005/10/10 04:57
おはよう御座います。
シュワ知事(映画はすべて見てますしファンです)は、日本の横山ノックや青島幸男知事と変わらない役立たずかと思ってましたが、男をあげましたね。私はクリント・イーストウッド(日本大嫌いで有名)とリチャード・ギア(中国大嫌いで有名)も好きです。
坂さん言われる、華僑のネットワークは世界中にありますし、怖い話です。我々もそれに理路整然と対峙できる知識が求められますね。そして政府レベルでも言う事をしっかり言う姿勢は、喜ばしい事です。
投稿: NZ life | 2005/10/10 05:49
皆さん、おはようございます。
コメント、大変ありがとうございます。
>シュワルツェネッガー知事はオーストリア出身
これは関係があるでしょうね。
「戦争犯罪」を言い募る者の言い分が常に正しいとは限らない、ということを身をもって知っている。
>よく判らないのは、日本に於ける在日の華僑団体のことです。
在米華僑のような振る舞いはこれまであまり、というかほとんど聞いたことがありません。
これは、まず数が圧倒的に少ないということ。
それに皆さん、戦前から居住している人が多いということ(米国は近年になっての移民が多い)。
それに、おしなべて裕福な人が多い。
もちろん「反日・左巻き日本人が充分すぎるほど日々活動している」というのもあるでしょう。
しかし、私も
↓
常に自身に対し、「公平・公正な、そして寛大な心で判断し、行間に潜む悪意に飲まれぬ様最大限留意し・・・」と身構えて望むのではありますが、
彼等の取る反日・侮日行動の数々に対し、反省の心を持って彼等の暴言を許容する気持ちになれないのです。
外務省は確かに変わってきました。
もはやチャイナスクールには任せておけないと。
『対中政策 外務省挙げ総合戦略 幹部会、定期的に開催へ』←この産経の記事、「やっと」という感じはしますが、多少目覚めたかなと・・・
華僑のネットワークは世界中にあります。それも、戦後から近年にかけて世界に拡がった新しい華僑たち。
戦前の華僑が出身地(郷土)の意識が強かったのに、新しい連中は「中華思想」が強い。
しかも中国自体が、インドシナや東南アジアだけではなく、中央アジア・アフリカ・中南米に触手を伸ばしている。
遅ればせながら、外務省が世界レベルで対中戦略を考える必要性を感じたわけです。
投稿: 坂 眞 | 2005/10/10 11:21
こんにちは。
戦前、中国人の蔣百里(1882─1938)は「日本の対外的政治運動というのは陰謀、煽動、賄賂、脅し以外の手を知らない」と言ったそうですが、まさに中国がそれに当てはまりますよね。
「日本政府は歴史を尊重し、その過去の行いを反省しないばかりか、中国を侵略した歴史も捏造しつつある」はまさに、中国と日本を入れ替えたら正論そのもの。あの国に歴史を直視する意志は全くなし。
江沢民はベトナムの教科書にクレームをつけました。中国が何度も侵略した歴史を載せるのは反中感情を植えつける、という理由で。
また、中国での少数民族の扱いも惨い。まさに現代も暗黒大陸。
投稿: mugi | 2005/10/10 16:24
きぐつさん
>台湾系の人たち
なるほど、台湾の人たちのことがすっかり抜けていました。
皆さん、色々とよくご存知ですね。勉強になります。
坂さん
>まず数が圧倒的に少ないということ。
>それに皆さん、戦前から居住している人が多いということ(米国は近年になっての移民が多い)。
それに、おしなべて裕福な人が多い。
教えていただいてありがとう。大いに納得しました。
投稿: 円形猫 | 2005/10/10 22:48
こんにちは
シュワルツネッガーがなぜ署名拒否したかの理由を知りたいですね
確かシュワルツネッガーは数学だったか、博士号を持ってるインテリですから
いろいろな角度から物事を見れる方だとしたら
うれしいですね
しゅがー
投稿: sugar | 2005/10/11 20:57
mugiさん、怒りのレベルは私と同じか、それ以上のようで(笑)
ほんとうに自尊自大・傲岸不遜、そのくせ狡猾で、油断も隙もあったもんじゃない。
正直言って「怖い国」「暗黒の大陸」ですね。
円形猫さん、ご納得いただいたようで。
sugarさん、民主党→リベラル→マイノリティに対する不信でしょう。
でも、奥さんはバリバリの民主党リベラル派なんですよね。
男と女の仲は解りません。
投稿: 坂 眞 | 2005/10/12 13:17