« 人民元の表はヒトラーのような人物 | トップページ | やっぱり私は小泉支持です! »

2005/12/13

前原代表!まだケツが青いな

maehara








民主党の前原誠司代表が中国入りしてから、微妙にスタンスを変えている。訪米中の発言は極めて歯切れがよく、ちょっとした期待感を抱かせるものだった。
ところが、中国ではキレがイマイチなのだ。中国に気を使っているのは解る。しかし、
相手を見極めて発言しないと、自らの意図に反して墓穴を掘ることになる。


(訪米時)
「経済発展を背景に、軍事力の増強、近代化を進めている。これは現実的脅威だ」
「対話と関与、そして抑止の両面で対処すべきだ」(2005/12/06 朝日新聞)

(訪中時)
「中国を軍事的な脅威だと見なす声が増えている」「共通の利益であるシーレーン防衛を、他の沿岸国や関係国とともに共同で行っていく」(2005/12/12 朝日新聞)

(訪米時)
「中国による領土、海洋権益の侵犯の動きが見られる。毅然(きぜん)とした対応を取ることが重要」「(ガス田問題で)中国側が既成事実の積み上げを続けるなら、日本としては係争地域での試掘を開始せざるを得ない」(2005/12/06 朝日新聞)

(訪中時)
「開発を停止しないのであれば、試掘を行うための国内法を整備しなければならない。与党が来年の通常国会でこうした法案を出せば、民主党との共同提案になる可能性もある」(2005年12月12日  読売新聞)

訪米時には、中国の軍事力を「現実的脅威だ」と断言し、「対話と関与、そして抑止の両面で対処すべき」と主張していたのに、訪中時には「軍事的な脅威だと見なす声が
増えている」と第三者的な論評に後退。「共通の利益であるシーレーン防衛を共同で
行っていく」と、共同行動まで提案している。

東シナ海のガス田問題に関しては、訪米時は「中国による領土、海洋権益の侵犯の
動きが見られる。毅然とした対応を取る」と、中国による領土、海洋権益の侵犯にまで言及した。ところが、唐家セン国務委員(前外相)との会談では、「開発を停止しないのであれば、試掘を行うための国内法を整備しなければならない」とトーンダウン。

せっかく訪中を果たしたのだから、相手を刺激したくない、小泉内閣との違いを出したい。そういう気持ちが、発言のトーンダウンに繋がっているのであろう。
その気遣いは下記の発言にも如実に表れている。


前原氏は外交学院での講演では「朱鎔基前首相、周恩来元首相は私の尊敬する政治家だ」と発言。中国の軍事的脅威を強調する一方で親近感も示している。ただ、こうした手法を中国がどう受け止めるかは不透明。期待する胡錦濤国家主席と会談が実現するかどうかの見通しは立っていない。
(2005/12/12 日本経済新聞

【北京=河野俊】民主党の前原誠司代表は12日午前、北京の外交学院で講演し、
日中関係について「米国か中国かという二者択一の問題ではない。米国と中国の両方と良好な関係を築くことが日本の利益であり、アジアの平和と安定につながる」と述べ、日米関係と同様に重視する考えを示した。1995年の村山富市首相の談話にも触れ
民主党はその歴史認識を基礎に隣国との未来志向の関係を築いていく」と訴えた。
(2005/12/12 日本経済新聞

中国を訪問中の民主党の前原代表は12日、北京市内の外交学院で講演し、靖国問題などをめぐって学生と意見交換をした。
この中で前原代表は、中国の外交官の卵たちを前に、1時間余りにわたって講演した。
前原代表が、小泉首相の靖国神社参拝について、「A級戦犯が分祀(し)されれば、わたしも参拝したいが、現時点で総理など責任ある立場の人が参拝すべきではない」と述べると、会場からは拍手が沸き起こった。
(2005/12/12 FNN-NEWS

もう、中国への気遣いと、小泉首相との違いを出すことに必死になっている。訪米時は、「アジア太平洋の長期的な平和と安定のために、民主党は日米同盟の進化を推進する」(2005/12/06 朝日新聞)と言っていたのに、上記の発言を素直に聞けば、「米国も中国も日本にとっては同じくらい大事」と言っているに等しい。

私がリンクしているあるブログでは、この前原代表の発言の変化を捉えて、『このウツケもの!』と、かなり激しい怒りの言葉を投げつけている。
私は、そこまで見限っていない。米国での発言が、前原代表の本音に近いのではないかと思う。が、政治家というのは『吐いた唾は飲み込めない』のだ。発言がぶれたり、
トーンダウンすると、たちまち不信を買う。
もちろん、それでも見返りに得るものがあればよい。が中共はそんなに甘くはない。
前原代表が、いくら気を遣っても、それに見合う『お返し』があるわけではない。
前原代表は、以下の記事を心して読むべきである。


民主党の前原誠司代表(写真)は11日から中国を訪問している。唐家セン・国務委員と会談を行ったり、外交学院で演説をしたりするなど精力的に活動しているが、前原代表の対中姿勢は、中国側にとって「受け入れがたい」ものであるようだ。12日付の中国
青年報は「前原代表の訪中は、日中関係にとって無益」などと厳しい見方を掲載した。

中国青年報は、前原代表が米国訪問時に行った演説を取り上げ、「強硬なタカ派で
あることが明らかになった」と論じた。「日米安保関係を強化する」「東アジアサミットで米国を排除しない」「中国の軍事増強は現実的な脅威」「東シナ海のガス田問題では
毅然とした態度を取る」といった代表の考え方も紹介している。

また、岡田克也前代表や横路孝弘衆院副議長などの外交姿勢との比較も交えて、
前原代表を「憲法改正論者」と評し、小泉純一郎首相が民主党との連携に前向きな
姿勢を示したとも説明している。

その上で、「日中関係が冷え込んでいる現在、本来ならば民主党は、中国との共通認識を拡大することにより、外交面でポイントを稼ぐことができるはず」だが、「中国脅威論などを掲げている同氏の訪中は、緊張した日中関係にとって何のメリットもない」と厳しい見方を掲載している。(編集担当:菅原大輔・如月隼人)

中国紙「民主・前原代表の訪中は日中関係に無益」
(2005/12/13 中国情報局)

「前原代表の訪中は、日中関係にとって無益」
「日中関係が冷え込んでいる現在、本来ならば民主党は、中国との共通認識を拡大することにより、外交面でポイントを稼ぐことができるはず」
だが、
「中国脅威論などを掲げている同氏の訪中は、緊張した日中関係にとって何のメリットもない」

前原くん!以上が、中共政府の君に対する評価であり、本音なんだよ。『中国青年報』は、中国共産主義青年団の機関紙であるということを肝に銘じてほしい。
いくら『靖国参拝に反対』であることを強調しても、中共政府には通じない。なぜなら
『靖国問題』は、中共政府の外交カードにすぎず、国益とは関係がないからだ。
中共政府にとっての『国益』とは、東アジアから米国の影響力を排除する、そのために日・米を分断する、ということなんだよ。それくらい解っているだろう?
君が石破茂・元防衛庁長官と近く、米ペンタゴンと通じていることくらい、中共政府は、とっくにお見通しである。そんな君が、『日中友好』を謳っても、中共政府がまともに取り合うわけがない。

前原くん!結局、君は訪中して政治家としての『株』を下げた。まだまだ相手を見る眼がない。まだ青い。
『日中友好』を口にして歓迎されるのは、「中国との共通認識を拡大する」する政治家。つまり、岡田克也前代表や横路孝弘衆院副議長、自民党で言えば加藤紘一氏や河野洋平衆院議長なんだよ。いわゆる『中国の友人』。
君が『中国の友人』になる覚悟があれば別だが、そうでなければ、訪米時のスタンスを貫くべきだった。

『中国の親友』・朝日新聞も君に向かって忠告している。

前原代表は、民主党をどこへ導こうとしているのか。耳を疑う発言が米国発で届いた。
(中略)
日米同盟は何より大事。中国には毅然と対する。だから民主党が政権をとっても自民党と変わりませんよ、心配はいりません。そう米国に言いたかったのだろうか。ならば、自民党政権のままでいいではないか。
(2005/12/11 朝日新聞【社説】

朝日の言うとおり。中共政府も、「中国との共通認識を拡大する」する政治家でなければ、自民党政権のままでいいと思っているはずだ。
前原くん!君は、中共政府に気を遣うのではなく、「日本は、外交と安全保障に関しては与野党とも同一歩調ですよ」と発信するべきだったのだ!
これからでも遅くない。外交と安全保障では、「日米安保関係を強化する」「東アジアサミットで米国を排除しない」「中国の軍事増強は現実的な脅威」「東シナ海のガス田問題では毅然とした態度を取る」というスタンスを貫いてほしい。
自民党との違いは、内政で示せばよい。私が支持する竹中流の『市場原理優先主義』には、抵抗を感じている国民も多いと思う。一方の選択肢として、『弱者の視点を持った市場主義』=ブレア流の『第3の道』を掲げることも価値があると思う。

今回の訪中を糧として、本物の政治家に脱皮してほしい。

人気blogランキングへ
http://blog.with2.net/link.php/73373
↑前原代表は「青すぎる」と思う方は
 クリックをお願いします。

|

« 人民元の表はヒトラーのような人物 | トップページ | やっぱり私は小泉支持です! »

政治(国内)」カテゴリの記事

コメント

カジノで儲けよう

投稿: yuki | 2005/12/13 16:41

最近思うのですが、南朝鮮の太陽政策とおなじことを日本は中韓にしている気がします。敵に塩を送りつづけて核開発(北)や経済発展(中韓)を許している。
日本はもっと冷徹に外交を行うべきで、ともに発展するなんて考えず、日本の国益のために反日国家(中韓)はこのままずっと途上国のままでいてもらいますよ、くらいの心構えでいいと思います。

投稿: ぱ2 | 2005/12/13 16:44

こんにちは
中韓は以前のように、大臣が失言(本当のこと)を言ったら更迭された時代に戻したいのです。どんな国に対してでも、媚を売るような外交をしていたら馬鹿にされて有利な交渉は出来ません。外交はぶれない事が基本だと思います.なぜ親中派の人は解らないのですかね。前原さんも解っていると思うのですが、党内を纏めなければならないので少しぶれるのですかね。商いと政は違うと思いますが、中国人はこちらの意見をカンガン言って納得させたほうが、後々うまくいく事が多いです。
やっと政権交代できる政党が出来そうなときなので残念です。中途半端な議員は民社党にでも行ってもらえばよい。

投稿: nasadon | 2005/12/13 17:18

云われる様に甘いですね~お坊ちゃんですね
相手の国の聴衆から拍手される様じゃとても国を預ける訳にはいきません。
ましてやこの時期、中、韓と日本が張り合ってる場面にこれじゃどうしようも有りません。
朝日新聞も”オッ”未だ話せるじゃん、てなもので馬鹿でなきゃ旧社民残飯を使い反撃して来るでしょう。
日本を本当に考えてるんなら宗教家を外す事を考えるのが先でしょうね、その方が存在感を国内で出せる、勿論社民残飯は横道に入って貰うのが先ですが。

投稿: 猪 | 2005/12/13 17:33

何かノムヒョンみたいな変わり身の早さ。訪中前に、殿のご乱心で民主党重鎮(左派)から釘を刺されたんでしょう。
>私が支持する竹中流の『市場原理優先主義』には、抵抗を感じている国民も多いと思う。
坂さん仰る通りだと思います(私は賛成)。思えば、民主党以前から寄せ集め所帯のため、無政策で、自民が言った事に反対するだけだった気がします(社会党のノリで、反対の論点がハッキリしていたのは共産党)。前回の総選挙も、結局摩り合わせの国策で矛盾だらけでしたし。
だから、誰が党首になっても民主党には期待できない、中身は左寄りの重鎮に握られてる腰抜け政党。良い政治家もいるのだから、早く壊れた方が日本のためになる。

投稿: NZ life | 2005/12/13 17:54

民主党で、小沢一郎と横道が、どう党を運営していくかをテレビで討論すべきでしょう。民主党は選挙互助会であり、単独では自民党に勝てない敵同士が弱者連合を作っているわけです。前原は部落開放同盟を支持していた人物です。小泉の持つ政治家の凄(すご)み、誰もが舌を巻くカリスマ性と演説のうまさが、基本的に欠けています。前原も40歳を過ぎたら、もう政治家にならなきゃ。小泉は若い頃でも、あんたより凄かったさ。それができなければ前任者のオカダと民主党は同じ運命。しかし「民主党」とは皮肉な名前ですな。日本人の基本的な権利を奪い、日本を北朝鮮化する人権擁護法案を、「解同」のために国会に提出。「在日」に日本国を売る在日参政権を必ず法制化する。「アジアに日本の主権を移譲」「沖縄への中国人3000万人の移民を」など、「中国人」のために国を売る。いったいどこが「民 主 党」なのでしょうか。日本人から総スカンを食らったのが、先の選挙でしたね。ネットの世界で、あれほど激しい選挙キャンペーンは、初めてと思います。オカダへの批判と民主党が国を売る中国への警戒、まだ権利を主張する在日への嫌悪。歴史上最低の人権擁護法案への嫌悪。そのすべての根は民主党にあったわけです。そうとうの数のネットユーザーが部屋を出て自民党に入れに選挙に行きました。そして私もはじめて自民党に投票しました。民主党を負かすために。
 さて前原の「ぶれ」は頭の悪さと共に、良いスタッフやブレーンがいないせいでしょう。裏で人形の前原を操縦する黒子がいない。これが彼の弱点です。お〜い、前原よ。おまえ党のカネ使ってさ、ここの管理人さんを雇うかあるいは毎日、助言をもらえよ。そうしたら正しい情報に基づいて、的確な発言や行動ができるようになるぞ。それができなければオカダ、マエハラ、その次、誰がなっても民主党は解党さ。日本の巨大戦艦ヤマトでさえアメリカはんの航空機群に負けたように、ここみたいに優れたブロガーやネット住民の自由な意見の集約こそ、おまえの党の名「民」の意見だろう。賤民や外人や、いずれ日中戦争2を行う中国人のために働くんやないでー、といったところでしょうね(笑)

投稿: 普通の国民 | 2005/12/13 20:50

民主党で、小沢一郎と横道が、どう党を運営していくかをテレビで討論すべきでしょう。民主党は選挙互助会であり、単独では自民党に勝てない敵同士が弱者連合を作っているわけです。前原は部落開放同盟を支持していた人物です。小泉の持つ政治家の凄(すご)み、誰もが舌を巻くカリスマ性と演説のうまさが、基本的に欠けています。前原も40歳を過ぎたら、もう政治家にならなきゃ。小泉は若い頃でも、あんたより凄かったさ。それができなければ前任者のオカダと民主党は同じ運命。しかし「民主党」とは皮肉な名前ですな。日本人の基本的な権利を奪い、日本を北朝鮮化する人権擁護法案を、「解同」のために国会に提出。「在日」に日本国を売る在日参政権を必ず法制化する。「アジアに日本の主権を移譲」「沖縄への中国人3000万人の移民を」など、「中国人」のために国を売る。いったいどこが「民 主 党」なのでしょうか。日本人から総スカンを食らったのが、先の選挙でしたね。ネットの世界で、あれほど激しい選挙キャンペーンは、初めてと思います。オカダへの批判と民主党が国を売る中国への警戒、まだ権利を主張する在日への嫌悪。歴史上最低の人権擁護法案への嫌悪。そのすべての根は民主党にあったわけです。そうとうの数のネットユーザーが部屋を出て自民党に入れに選挙に行きました。そして私もはじめて自民党に投票しました。民主党を負かすために。
 さて前原の「ぶれ」は頭の悪さと共に、良いスタッフやブレーンがいないせいでしょう。裏で人形の前原を操縦する黒子がいない。これが彼の弱点です。お〜い、前原よ。おまえ党のカネ使ってさ、ここの管理人さんを雇うかあるいは毎日、助言をもらえよ。そうしたら正しい情報に基づいて、的確な発言や行動ができるようになるぞ。それができなければオカダ、マエハラ、その次、誰がなっても民主党は解党さ。日本の巨大戦艦ヤマトでさえアメリカはんの航空機群に負けたように、ここみたいに優れたブロガーやネット住民の自由な意見の集約こそ、おまえの党の名「民」の意見だろう。賤民や外人や、いずれ日中戦争2を行う中国人のために働くんやないでー、といったところでしょうね(笑)

投稿: 普通の国民 | 2005/12/13 20:50

自民党より民主党の方が先にぶっ壊れるかも。まあ結構なことだが。

ところで中国という国は外交上手だから、加藤紘一のような人物は適当に利用し、今回の前原のような強硬派を取り込もうとして、ポイントを稼がせると思う。そこまで読んでの発言なら、前原もたいしたもんだが。

投稿: 三等水兵 | 2005/12/13 22:58

「中国を軍事的な脅威だと見なす声が増えている」

たとえこのような言い方にせよ、中国の軍事的脅威をはっきり指摘した人が、政府与党内にいたでしょうか。( しかも中国で。) その意味で、私は前原さんをある程度評価します。ただ、前原さんはやはり靖国問題がネックですし、シーレーンを中国と共同で守ろうなどというおかしな発言もします。ちぐはぐな感は否めません。

投稿: masa | 2005/12/14 00:06

皆さん、こんにちわ。
コメントありがとうございます。
前原代表、制約が多い中で「よくやった」という見方もできます。
が、やはり政治、外交の問題ですから「よくやった」ではすまない。
米国での立場を貫くか、何もしゃべらないか。
つまり、現時点では中国には行かない、ということ。
結局、中共からも民主党内からも評価されず、自民党も冷淡。
まあ、民主党に亀裂が走り、不安定な状況になりそうなのは歓迎ですが、前原氏にとっては不本意なはず。
やはり、もう少しずる賢くなってほしいですね、よい意味で。
それが政治家です。

投稿: 坂 眞 | 2005/12/14 13:57

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/91171/7599298

この記事へのトラックバック一覧です: 前原代表!まだケツが青いな:

» 民主党の行方 25 『早く気付いたほうが良い』 [やじざむらい的日々雑感]
 前原代表の外遊に合わせて、民主党関連のエントリーが続いていますが、今日も書いちゃおうと思います。(民主党の事を書くとアクセス数が激減するのですが(笑)、みなさん民主党がお嫌 [続きを読む]

受信: 2005/12/13 16:48

« 人民元の表はヒトラーのような人物 | トップページ | やっぱり私は小泉支持です! »