盧武鉉くんが『飯嶋』と呼ばれるわけ
韓国の大統領・盧武鉉くんは『目立ちたがり屋』で、かつ『お騒がせマン』でもある。
彼の持論である『韓国は東アジアのバランサー』。いたるところで摩擦を引き起こし、
波紋を呼んでいる。
「韓国政府の立場はいったい何ですか?」
朝鮮日報によれば、「最近、韓国の外交・安保当局者たちは、国内外でこうした質問を頻繁に受ける。重要懸案であるほど、さらにそういう傾向が強い」そうである。
戦略的柔軟性(Strategic Flexibility)
韓国政府は最近、米韓戦略対話を通じて、米国が希望していた「在韓米軍が朝鮮半島以外の地域にも出入りできるという『戦略的柔軟性』概念」を受け入れた。
しかし、「北東アジア紛争は例外」という条件も付けた。台湾海峡有事に在韓米軍が
介入できないようにするためで、中国の顔色をうかがった形である。
米国は満足せず、中国は「北東アジアの安保構図に激しい変化を予告している」と
非難。
PSI(拡散に対する安全保障構想)
韓国政府は、米国が積極的に進めているPSIにも一部参加することで結論を下した。
しかし、米国が求めた訓練への参加やヒト・モノの投入は拒否した。参観やブリーフィングに限って参加するという立場で、米国にとっては不満の残る内容である。
韓国が参加を渋ったのは北朝鮮への配慮である。北朝鮮は大量破壊兵器を拡散させたという疑惑があり、この計画のターゲットの一つ。しかし、北朝鮮や韓国内の進歩陣営は、こうした結論について「米国に屈した」との不満を抱いている。
北朝鮮の紙幣偽造
米国は「北朝鮮政権による犯行は間違いない」とし、北朝鮮は「米国のねつ造」と主張する。
盧武鉉くんや潘基文外相は「北朝鮮が紙幣の偽造を行ったと見ているか?」という質問に対して明確な見解を示さない。盧武鉉くんは昨年、米韓首脳会談でこの問題を提起したが、ブッシュ米大統領から「韓国の貨幣を偽造されても黙っていられるのか?」と言われたと伝えられる。
北朝鮮の人権
人権問題は、北朝鮮の顔色をうかがっている典型的なケース。国際社会では北朝鮮の人権弾圧に対する非難の声が強まっている。にもかかわらず韓国政府は、国連総会や人権委員会の北朝鮮人権糾弾決議案に賛成も反対もせず、棄権を繰り返している。
その一方で、人類の普遍的価値である人権に無関心だとの批判を意識して、国際機関での演説では「私たちも懸念は抱いている」と弁解している。
協力的自主国防
盧武鉉くんは、かねてから米国の軍事的影響力に対して、「自主」を声高に叫んでいた。しかし、これに対して「現実的に無理」という批判の声が浮上した。米国内からは「同盟離脱」という見方も現れた。こうした点に配慮して、「協力的」という修飾語を加えた。しかし結局は、「韓米同盟を揺るがすもの」(同盟重視派)、「従属的考え方を脱却していない」(自主重視派)という批判を同時に受けている。
米国からは強い不信感を買い、北朝鮮や中国からは反発される。
あっちにフラフラ、こっちにフラフラ。どっちつかずのコウモリ外交。これが、盧武鉉くんが誇らしげにブチあげた『韓国は東アジアのバランサー』論の現実なのである。
どう見ても韓国の国益を損ねているとしか思えない。
盧武鉉くんは、韓国を滅亡に導く大統領である。間違いない!
参照:両陣営から批判を買っている中途半端な韓国外交 (朝鮮日報)
ところで、盧武鉉くんが、我が国の『知韓派』の間で『飯嶋』と呼ばれているのを
ご存知だろうか?
盧武鉉くんは、2003年5月11日から17日まで米国のブッシュ大統領を表敬訪問した。
ブッシュ大統領は14日(日本時間15日)、ホワイトハウスの「オーバル・オフィス」での
首脳会談を終えた後、ローズガーデンで会見に臨み、記者らに向かって「I have found the President to be an easy man to talk to」と述べた。
『飯嶋』は、この『easy man』が元なのである。盧武鉉くんは1946年8月6日の
戦後生まれ。 金大中前大統領の『豊田』のような日本名を持っていたわけではない。
ところで、ブッシュ大統領のこの発言の訳をめぐって、韓国内でドタバタ劇があったと
いう。
韓国政府の通訳は、「私は盧大統領が極めて話しやすい相手であると感じた」と訳した。ところが、ソウルでテレビを通じて共同会見を見守っていた文喜相大統領秘書室長(当時)は「誤った通訳だ」とし、早く訂正するようワシントンの広報チームに指示を出した。『極めて話しやすい相手』と言えば、『気軽な相手』と受け取られる可能性があると見たからだ。
文大統領秘書室長の指示を受けた首脳会談広報チームは、ブッシュ大統領の発言を「私は盧大統領を対話のしやすい、楽な相手だと感じた」に訂正し、改めて
発表した。
『an easy man』、ブッシュ大統領がどういう意味で使ったのか?は定かではない。が、文大統領秘書室長が、ネガティブな意味に捉えたのは間違いない。
プログレッシブ英和中辞典によれば、「easy」は、
①〈人・性格が〉 「御しやすい」「くみしやすい」「従順な」
というような意味とされている。
外交において「tough」は「手ごわい」という意味のほめ言葉である。「easy」は、どうも
その対極にある言葉のようだ。親しい相手には「friend」という言葉を使う。
なお、我が国の小泉首相に対するブッシュ大統領の表現は、『my friend』である。
参照:【韓米首脳会談】「easy man」の意味は「楽な相手」? (朝鮮日報)
我が国の『知韓派』が、盧武鉉くんを『飯嶋』と呼んでいるのは、皮肉と嘲笑が込められていると思って間違いない。
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コメント
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投稿: 坂 眞 | 2006/02/01 12:23
出先から、報告。
ブッシュの演説では、小泉首相のことは「Best Friend」と申しておりました。ある意味怖いが。
ちなみに、Easy Woman は売春婦って意味もありますよ。差し詰め、乗り(あえて「乗」)やすい単純手軽な男の意味でしょう、彼の場合。「飯嶋」って名前の日本人が聞いたら怒りそうですね。
投稿: NZ life | 2006/02/01 12:55
私はたまたまその会見の映像ををテレビで見ましたがブッシュ大統領との共同公式記者会見で彼が緊張の余り30秒程喋ろうとしても全く言葉が出なかったシーンを見ました。
それを見かねたブッシュ大統領が彼を励ましてようやく何とか喋ることが出来るようになったという信じられないような映像です。
恐らくこのときにアメリカの大統領を含む関係者は韓国の政治の実態を理解したと思っています。
余り追い詰めてはいけないということです。
私は個人的にですがノムヒョンが韓国の軍服を着て記者会見するのだけは何とか思いとどまって欲しいと思っています。
投稿: 金 国鎮 | 2006/02/01 13:48
アメリカにとっては、グラグラのバランサー論なんかより、”信念をあっさり貫く”名も無き日本の伝統的おかあちゃんの方が手ごわい相手?
↓米軍将校に恐怖心を与えた「日本のかあちゃん」のお話が載ってました。是非一読を。
http://plaza.rakuten.co.jp/yizumi/diary/200601310000/
この恐怖心というか、感じた手強さってのはそうとうなものだったでしょうなぁ。
隣国の反面教師が目立ってきた今でこそ、多くの日本人もやっと理解が出来るようになってきたと言えるかも。(私だけか?)
日本の経済発展の秘密を学びたいなら明治維新ではなく、当時のおかあちゃんの研究をお勧めしたい。(笑
そこにはきっと世界平和につながる秘密もあるかも知れない。
投稿: 岩手の田舎人 | 2006/02/01 15:58
ブッシュ大統領は気軽に言ったのでしょうが、一国の大統領に対して「easy man」は普通ないですね。どう考えてもいい意味にはとれません。心の中で盧武鉉大統領を完全に見下しているのがわかります。ブッシュ大統領は正直な人ですね。しかし「盧武鉉大統領」という名は偉大すぎですよ。「盧武鉉係長」のほうが似合ってるんじゃないですか。
投稿: 冒険ダン吉 | 2006/02/01 19:52
>「盧武鉉係長」のほうが似合ってるんじゃないですか。
↑もしくは盧武鉉係長代理っていうのは?
いかにーも役立たずで曖昧そうなポジションって感じで・・・
投稿: w | 2006/02/01 22:09
こんばんは。いつも楽しく読ませてもらってます。私は皆さんほど知識も見識もありませんので、いつもならただ読んで「そのとおり!」とか言ってるだけだったのですが、今日だけは一言、言わせてもらいます。
「盧武鉉係長」「盧武鉉係長代理」
↑面白すぎ!
投稿: ミスターボールド | 2006/02/01 22:46
以前、安倍晋三氏の支持が失われている件について質問させていただいた蔵信芳樹です。コメント有難うございました。最終的には谷垣氏福田氏連合と安倍氏麻生氏連合の戦いになるでしょうから、安倍氏を批判する右派諸君も麻生氏が安倍氏を担ぐようなら、結局安倍氏を応援することになるだろうから、私も心配はしていません。ただ、安倍氏は経済政策について個人的な見解を述べないので、あえて隠しているのか、はたまた何も持っていないのか、よくわからないところがあって、そこが気になります。はたして消費税切り上げの汚れ仕事を乗り切れるか…。
投稿: 蔵信芳樹 | 2006/02/01 23:51
冒険ダン吉さんもWさんもミスターホールドさんも、ヒドすぎです。
「盧武鉉係長」とか「盧武鉉係長代理」とか。かりにも大統領ですよ?韓国の人が読んでたら、いったいどう思うか、考えたことありますか?
「盧武鉉部長」とか「盧武鉉部長代理」にすべきです。いや、さすがにそれはちょっとエラすぎるから、「盧武鉉課長」ぐらいが適当じゃないですか?
私もブログを書いていて、下の理人(マサト)のクリックで飛べると思いますが、坂眞さんにはまだ読んでもらったことがありません。
でも、坂眞さんのブログほど面白くもないし、ためになるわけでも、毎日更新されて新聞みたいに読まずにいれないようなものでもありません。
だからそれほどショックでもありません。そんなカンジです。でも坂眞さん、1回だけ読んで欲しいです。世界の最右翼の連中の、「イカれ具合」を。さっき、日本に依存する中・韓の号にもコメントさせていただいたのですが、読んでもらえない可能性98%と思い、も1回こっちでも挑戦しました。 我々イカれ野郎と中国政府は、決裂寸前なのです(特に香港のGEM市場と上海のユーロドル建B株市場で)。
投稿: 理人(マサト) | 2006/02/02 04:31
飯島と言っているのは知韓家と言うよりは2ちゃんねら~
では無いかと。尤も2ちゃんねら~的には「飯島酋長」
ですが、つまり田舎者とか野蛮人の意味が込められて
いると。
少なくとも嫌韓流読者的には盧武鉉は韓国史上最悪の
大統領と見られている様です。
投稿: abusan | 2006/02/02 07:49
なぜ飯「嶋」かというと日韓WCのときテレビで韓国のいやな雰囲気を非難した飯「島」愛に失礼だから島じゃなくて嶋なんですよね・・・。
投稿: さいたま | 2006/02/02 08:35
「盧武鉉係長」「盧武鉉係長代理」
笑えます。
面白すぎ。
「飯嶋」というのは「2ちゃんねら~」だけではなく、『韓国通』には、よく知られた言葉みたいですよ、余りにも程度が低すぎると。
>安倍氏は経済政策について個人的な見解を述べないので、あえて隠しているのか、はたまた何も持っていないのか、よくわからないところがあって、そこが気になります。
安倍氏には経済は無理だと思います。
それは、小泉首相も同じ。
ただ、総理大臣が『経済通』である必要はありません。
骨格となる方針を示せばよい。
後は、自分が示した骨格を『血なり肉なり』にしてくれるブレーンがいればよい。
なまじ経済に通じていると、宮沢氏の二の舞いになってしまいます。
理人(マサト)さん。
ブログ、拝見しました。
コメントは改めて。
投稿: 坂 眞 | 2006/02/02 22:56
大統領が(係長代理は置いといて)「ちょろい奴」じゃ困るよ。人事異動で左遷されないかな。
投稿: 煬帝 | 2006/02/04 03:09