再び皇室典範改正について
昨日はEnglishの記事を元にエントリーを書いたので大変でした。3時間以上かかったと思います。これは、休日だからできたこと。
でも、日常生活で英語に馴染んでいないと苦労しますね。今では、外国に行ったとき、英語がスムーズ(smooth)に出るかどうかも不安です(笑)
ところで、2月10日の皇室典範改正にかかわるエントリーについては反発が強かった
ですね。まあ、当然でしょう。私のブログの読者は保守の方が多いから。
「郵政民営化賛成」の旗を立てたときも、かなり反発がありましたが、今回ほどではありませんでした。
「郵政民営化賛成」「小泉支持」のときは、ブログの支持率が大きく上がりましたが、
今回はどうなんでしょう?
今のところ、「人気ブログランキング」は、ほとんど変わりませんが・・・
皇室典範改正問題については、当面は記事にすまいと考えていました。が、前回は、あまりにも言葉足らずで、かつ説明不足でした。だから、もう一度だけ、私の皇室典範改正問題に対する立場を整理しておきたいと思います。
私は、皇位継承は男系であってほしいと願っています。
雅子様や紀子様に親王が生まれる可能性がある時点での皇室典範改正には反対です。
国民の間で、男系、女系の相違も理解されていない状況で、皇室典範改正を論じること自体がナンセンスだと思います。
皇位継承が現実的問題になり、議論の過程で国民のコンセンサスが成立した時点で皇室典範改正を行うべきだと思います。
国会で、軽々に皇位継承を巡る議論をするべきではない、そう思っています。
男系維持が前提ですが、それが困難であれば女性、女系天皇も考慮の余地がある、
これが私の考えです(あくまでも「考慮の余地」です。誤解のなきよう)。
ただ、ときの天皇陛下のご意思を尊重することが、すべての前提になります。下々の者が陛下に皇位継承順位を押し付けてはならない。
以上です。
この私の考え方に、まるで「非国民」(笑)であるかのごとき非難を浴びせる方々が
いた。ちょっと理解できないというか、少々ショックでもありました。
ごく少数とはいえ、あの戦前の偏狭な国粋主義者のような人たちが現代社会に存在する。そういう人たちが、ネット上を大手をふって闊歩している。
これはかなり危険です。
この手の方々には、頭山満や中野正剛、あるいは北一輝がどういう人物であったのか、ということを勉強してほしいですね。戦前の国粋主義の真髄がよく解る。
今は亡き私の父親は、帝国陸軍の中尉でした。シベリアに2年間抑留され、凍土の
下に眠らざるをえなかった同僚や部下たちに、死ぬまで負い目を感じていたような気がします。
私が極左運動に身を投じたとき、昭和11年(1936年)に起きた青年将校による2.26事件について父と議論したことがあります。父は、事件後に軍人になったのですが、2.26事件当時に将校だったら決起に参加していたと思う、と話していました。
そして、「お前も当時の青年将校みたいだなあ・・・」と私に言いました。
しかし、シベリア抑留から帰ってきた父は、戦前の国粋主義を完全に否定していました。指導者が、もう少し利口であれば、米国と戦うことはなかった。むしろ米国と連携して共産主義・ソ連と戦い、満州からシベリアに活路を見出すべきであったと・・・
陸軍は無知だったけど、海軍(山本五十六)は米国をよく知っており、戦えば一敗地にまみれるということが解っていた、とも私に言いました。
要は、「井の中の蛙」では、すべてにおいて失敗するということを、極左思想に固まった私に言いたかったのだと今では思います。
そして、北支(華北)における戦闘には誇りは感じても、何の悔いも感じていませんでした。私が「南京虐殺」の話をすると、何十万という日本兵がいたから断定はできないが、父の所属した師団では略奪・暴行のたぐいは一切なかったと断言していました。
私は、父たちが3年に一度つどう「戦友会」なるものに顔を出したことがあります。皆さん、父の考えに近かったですね。
「戦前の国粋主義は、もうゴメンだ」と・・・
なぜ、私が旧・宮家の復活=皇位継承に賛成しかねるのかも、ここで記しておきましょう。
1.これからの天皇にとって重要なのは、「国民の天皇を敬愛する心」である。一般国民として生まれて2~30年以上も民間で生活した人物を父(母は一般人)とする天皇が
誕生しても、「天皇を敬愛する心」が国民の間に芽生えるであろうか?私も生理的に
受け入れがたい。
2.戦後に皇籍を離脱した旧皇族はすべて世襲親王家の「伏見宮家」の系統に属する。「伏見宮家」は、現皇室の(男系)系統から分かれたのが約600年も昔であり、血縁は薄い。
3.過去に即位した傍系宮家出身の天皇は、父系でせいぜい3代さかのぼれば天皇に達する皇族であった者であり、今回、皇族復帰の是非が問題となっている傍系宮家のように、父系で20代近く遡らなければ天皇にたどり着かないような
傍系の皇族が即位した例はない。
私が現実に知っている天皇は昭和天皇以降です。私は昭和天皇を敬愛しています。
この昭和天皇(明治・大正天皇)以外の血統から天皇陛下が出るなんて、今の私には考えられません!!!
なお、皇室典範改正問題に関するエントリーは、取りあえずこれで終わりにしたい。
皆さんの自制心ある対応を望みます。
【追記】
読者の方から「(旧・皇族は)現内親王や女王と婚姻した場合にのみその子孫に皇位継承権が発生するという案は一理あると思います」という意見がありました。
私も、この案であれば賛成です。あくまでも「願望」ですが・・・
なお、明治天皇の内親王4人、および昭和天皇の内親王1人が宮家に嫁いでいます。
したがって、伏見宮系の男系男子であり、かつ昭和天皇の末裔に当る者も存在します。
ただ、私は、それでも旧・皇族全体と現・皇室の血縁は薄いと思います。
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コメント
前回のコメントはすごかったですね。
> まるで「非国民」(笑)であるかのごとき非難を浴びせる方々がいた。
確かに非難がましい意見も多々あったとは思います。
一方で「こういう側面もあるんですが、どうですか」という意見の出し方を
されている方も沢山いらっしゃいました。
にもかかわらず、以下のようなコメントは読者としてはショックを受けました。
>思考の構造が左翼にそっくりで笑ってしまいます。
>まさに金科玉条というか教条主義というか。
>なお、皇室典範問題については、この私のコメントで打ち切ります。
自分と意見が合わない人を十把一絡げにバッサリ切り捨ててしまうのは残念なことです。
物事は色々な方向から考えていかなければと考えています。
今回再度記事を書いていただいて、理由が明確になり判りやすかったです。
今後も期待しています。
ちなみに以下の女性の方のブログにも目を通していただけると幸いです。
またまったく別の視点で書かれています。
http://chinalifecost.seesaa.net/article/13185461.html
http://blog.goo.ne.jp/hahasaurs425/e/32147cbfdba44f031782906f5c163dc9
投稿: tomo | 2006/02/14 13:29
亡き祖父が、天皇陛下から頂いた勲章とタバコを大事に仏壇に飾り、毎日手を合わせていた事を今でも覚えています。
先日、私もブログ内で暴言を吐いてしまいましたが(ブツクサ言われましたが反省はしてませんし、「国会議員の分際」とまでぬかされたが、アホらしくて「自分が選んだんじゃないのか」とも切り替えしませんし、「皇室の繁栄を望んでいないのはどちらの側か明らかであろう。」には激怒してます)、そして今でも天皇後継問題について、インターネットという顔も見えない匿名の中で議論すべきではないと考えは変わっていません。
これは中共批判や小泉批判とは次元の違う問題であり、「天皇制廃止・大統領制に日本も切り替えるべき」とのたまったホリエモンでも支持されたネットの中に意義が見出せない。
議員や政府に言いたい事があれば、直接、実名で堂々と主張を述べればいいではないか(私は手紙を送った)。真に皇室の繁栄を願うのなら、匿名で罵りあう事に意味はあるのか?(実名で活躍されている方も沢山いるのに)、だから私は無礼千万と書き込みました。失礼しました。
投稿: NZ life | 2006/02/14 14:06
tomoさん、こんにちわ。
>自分と意見が合わない人を十把一絡げにバッサリ切り捨ててしまうのは残念なことです。
物事は色々な方向から考えていかなければと考えています。
おっしゃるとおり、私自身もかたくなになっていましたね。
というか、冷静ではなかった。
反省しています。
今後とも、お気づきの点、ご遠慮なくご指摘ください。
NZ lifeさん、けっこう熱いですね。
お気持ち、よく解ります。
「にわか天皇主義者」が多すぎます。
現実の社会や政治を見ずに、プロパガンダに踊らされている。
もちろん、そうではない方も多々おられるので、「十把一絡げ」に斬り返したことは反省しています。
投稿: 坂 眞 | 2006/02/14 14:34
>戦後に皇籍を離脱した旧皇族はすべて世襲親王家の「伏見宮家」の系統に属する。「伏見宮家」は、現皇室の(男系)系統から分かれたのが約600年も昔であり、血縁は限りなく薄い。
そうであるならば、どの宮家を復帰させるのかは新たに考慮すればよいのではないでしょうか?私たちが望んでいるのは正当な血統の方々が皇族として復帰されて、皇位継承がスムーズに行われていくように環境作りをしたいわけですから。他にもふさわしい方々いらっしゃるのであれば、それはそれで喜ばしいのでは?
投稿: う~ん | 2006/02/14 14:45
坂さん、コメント有難う御座います。
私自身も坂さん同様、昭和天皇を敬愛しています。
異国で、それも女王陛下の国(直接ではないが)で、国民が女王を尊敬し愛する気持ちも自ずと理解できます。我々の国も皇室がある幸せを実感し、後世の繁栄のために、皆さんのコメントが粛々と寄せられる事を心から願います。
投稿: NZ life | 2006/02/14 15:06
こんにちは
わたしは若い頃は歴史に疎く
日本神話はもとより三国志や幕末伝などの歴史物語などもあまり興味を持たないものでありました。
絵本のような日本神話は普通に面白かったですが、
歴史は学問で歴史を舞台にした物語は絵空事のように感じていたのかも知れません。
でも齢を重ねるにつれ、そう言ったものがとても面白く感じるようになり
三国志などは大ふぁん
聖書や北欧神話、ギリシャローマ神話、そして日本の神話などにも非常に興味を覚えるようになりました
もちろん単なる雑学や知識としては知っている事も多いのですが、
現実の成り立ちと結びついていなかったのですね
最近は特亜との歴史問題や領土問題
そしてこの皇室問題などにも関心をもち
至る所で知識や情報を仕入れ考えるようになりました。
そして、現実感を伴って
なんだか大変な事らしいぞ?と
てんやわんやな気分になっていたのですが
>「にわか天皇主義者」が多すぎます。
>現実の社会や政治を見ずに、プロパガンダに踊らされている。
なぁんだ、正に↑これじゃないですか(^;_ _)
まったくおこがましい事で申し訳ありませんでした
投稿: SadMan | 2006/02/14 15:08
私は男系維持派で、元宮家の御子孫が皇籍復帰されることを支持する者ですが、女系容認派を「非国民」呼ばわりする意見には辟易としています。(批判はしてますが…)皇室典範改定を巡る議論は、皇室制度の維持を目的とした議論で、皇統・皇室に対する敬愛の念があれば、男系維持だろうが女系容認だろうが、謙虚に相手の意見を聞き、その上で議論されるべきと思います。
典範については、元々は国民が口を出すべきものではないとは思いますが、戦後のゴタゴタで、国民がお預かりすることになってしまっています。本来ならば憲法を改正して、陛下にお返しすべきでしょうが、しかたがありません。慎重に、丁寧に議論しましょう。
そういった立場で、少し異を唱えさせて頂きます。
1.について
『これからの天皇にとって重要なのは、「国民の天皇を敬愛する心」である』とは、天皇となられる方、個人にその資質を求めるのでしょうか。現在でも雅子殿下に対するバッシングがあり、その妃殿下を諭すことの出来ない皇太子殿下にまで批判の目が向いています。また将来、どの様な資質を持たれた方が天皇とおなりになるかわかりません。やはり皇統を継ぐ者という正統性は重要だと思います。
それに皇婿などといって、皇統からはほど遠い男が皇族となることの方が、元皇族の御子孫が復帰されるより、よほど違和感があり、女系天皇となると、王朝交代という観念が拭い切れません。
2.3.について
元皇族の系統は、戦前までは、歴代の天皇が親王宣下や旧皇室典範で、皇統としての正統性をお認めになってこられた系統です。それを何故600年や20代までも遡って考えられるのでしょうか。遡っても、皇籍離脱された敗戦までで、それ以前は正統性を、天皇がお認めになってこられました。
また、女系を容認される場合、男系血筋の遠さを問題にはできません。女系容認こそ、男系血筋を無視した意見だからです。
私も昭和天皇を敬愛しております。出来ればそのお血筋で、という想いもありますが、それ以上に、皇統の断絶を恐れます。どうやら、現在の皇室の個人に敬愛の念を持たれるか、皇統を敬愛の源泉とするかの違いのように思います。
投稿: カァ | 2006/02/14 15:15
実は昭和天皇の血筋の男子がいるのです、一歳の。以下にある家系図見てください
http://www.geocities.jp/banseikkei/
投稿: moko | 2006/02/14 15:43
> 1.これからの天皇にとって重要なのは、「国民の天皇を敬愛する心」である。一般国民として生まれて2〜30年以上も民間で生活した人物が天皇になったとして、「天皇を敬愛する心」が国民の間に芽生えるであろうか?私も生理的に受け入れがたい。
旧皇族の方々が復帰されたとしてもその方々が即位されることはありません。即位するとしてもの子供の世代以降です。ですから「一般国民として生まれて2〜30年以上も民間で生活した人物が天皇にな」ることなどありません。完全に誤解されています。
> 2.戦後に皇籍を離脱した旧皇族はすべて世襲親王家の「伏見宮家」の系統に属する。「伏見宮家」は、現皇室の(男系)系統から分かれたのが約600年も昔であり、血縁は限りなく薄い。
旧皇族の方々は皆、昭和天皇もしくは明治天皇の子孫です。御存知無かったのでしょうか?
男系で辿ると600年前ですが、男系・女系どちらで辿って良いのなら、昭和天皇や明治天皇の皇女が旧宮家に嫁いでいますので、血縁関係があります。
ですから「血縁は限りなく薄い」というのは完全に「誤り」です。このブログが明らかな「誤り」や「嘘」を「流布」することを目的としているので無ければ、ブログ中で訂正されることをお勧めします。
このような情報はとっくに纏められています。詳しくはこちらを
http://www.geocities.co.jp/banseikkei/qa.html
http://www.geocities.co.jp/banseikkei/
御覧下さい。
> 3.過去に即位した傍系宮家出身の天皇は、父系でせいぜい3代さかのぼれば天皇に達する皇族であった者であり、今回、皇族復帰の是非が問題となっている傍系宮家のように、父系で20代近く遡らなければ天皇にたどり着かないような傍系の皇族が即位した例はない。
いわゆる女系天皇の即位など、それこそ前例がありません。前例の無い女系天皇の即位を容認して、完全に一致する前例が無いとは言え、似たような前例がある傍系継承が難しいと考える理由は何ですか?
また、出来れば、前にも質問しましたが、「女性・女系天皇容認とは民間人男子の皇室入りは容認されて、旧皇族男系男子の皇室復帰は容認されないだろうと考える理由」を教えて下さい。
まさか、『「民間人男子皇室入り」と「民間人女子皇室入り」のどこが違うのか!!!』が回答だなんて言いませんよね?もしそうならもう一度質問を良く読んで下さい。そのような回答になるような質問はしていません。
投稿: fuji2630 | 2006/02/14 15:53
政府案にせよ、坂さんにせよ。非常に不思議なのは旧皇族復帰というといきなり、その方達が皇位につくと決めてかかることですね。
今、皇族女子は敬宮さままで8名いらっしゃいますが(もしかすると9名の可能性。)、この方達が旧皇族と結婚なさる場合に新宮家創立の案は排除して、いきなり、血縁が遠い、親愛の情がないとくる。女系天皇、長子の即位という案に飛躍する。もちろん、結婚しない可能性もあり、お子が内親王続きの可能性もある。人権無視という批判もある。費用を言い出したりする。
しかし、結論が出るまで、おそらく数十年はかかることですよね。だから、そこで不安定だという批判をして女系天皇に飛躍する。なぜ、この国会になるのか、疑問はそこで継承の不安定性は単なる理屈で、皇室廃絶が魂胆だろうという疑惑が出るのです。坂さんの論もそんな魂胆が少し、見えるのですけれどね。女系天皇についてはサヨクの学者は歓迎していますからね。坂さんもサヨクのしっぽをひきずっているように見えるのですよ。
投稿: まつ | 2006/02/14 17:35
>旧皇族の方々が復帰されたとしてもその方々が即位されることはありません。即位するとしてもの子供の世代以降です。ですから「一般国民として生まれて2〜30年以上も民間で生活した人物が天皇にな」ることなどありません。完全に誤解されています。
これは、誤解ではなく、書き方が間違っていました。
正しくは、「一般国民として生まれて2~30年以上も民間で生活した人物を父(母は一般人)とする天皇が誕生しても、「天皇を敬愛する心」が国民の間に芽生えるであろうか?です。
訂正しておきます。
>「誤り」や「嘘」を「流布」することを目的としているので無ければ、ブログ中で訂正されることをお勧めします。
極めて嫌味な悪意に満ちたご質問ですね(笑)
確かに、明治天皇の内親王4人および昭和天皇の内親王1人が宮家に嫁いでいます。
したがって、伏見宮系の男系男子であり、かつ昭和天皇の末裔に当る者も存在します。
ただ、伏見宮系の旧皇族に嫁いでいる昭和天皇の内親王は、わずか1人ですよ。
あとの4人は明治天皇の内親王。
旧皇族と現・天皇家との血縁が濃いとは、常識的に考えても言えないでしょう。
「血縁は限りなく薄い」ではなく「血縁は薄い」と書くべきだったかもしれませんが、「誤り」や「嘘」と決め付けるのは悪罵でしかない。
なお、「血縁は薄い」に訂正はしておきます。
>「女性・女系天皇容認とは民間人男子の皇室入りは容認されて、旧皇族男系男子の皇室復帰は容認されないだろうと考える理由」を教えて下さい。
いったん皇籍離脱した傍系宮家の者の皇籍復帰が実現したとしても、現時点では国民は彼らについて顔も名前も何も知りません。そのため、国民が現在の皇室に寄せる親近感をこのまま確保することはできないと思います。
「民間人男子皇室入り」と「民間人女子皇室入り」のどこが違うのですか???
投稿: 坂 眞 | 2006/02/14 17:45
小生皇室問題は浅学故、判らないのですが拙速と云う印象を受けました。
一般社会では養子、婿養子、貰い子、色んな手で家系の継続を考えます、有識者と言われる非専門分野の人達が僅かの時間で答申した。闇に包まれた中で行われた様に感じた事が一番残念でした、国民の皇室、世界の中でも文化遺産と考えても良い皇室を大事にすべき点では一致が欲しいと思いました。
シベリアの話が出ていました、小生の叔父も大尉で朝鮮の大谷鉄工所の警備中に終戦北朝鮮から運良くタシケントに送られた為、シベリヤ程騒がれて居ませんが、矢張り洗脳されそうな人材はソ連、中国の方に送られたと云っていました、隣のドイツの捕虜と比較するとドイツ人の戦争慣れした強靭さには適わないと云って居ました。
この戦争は日露以降のアメリカのオレンジ計画の一貫で有り、日本一国で防げるものでは有りません、海軍軍縮、幣原外交に見られる様に軟弱で中国では日本軍だけを中華の思考での国府、八路の攻撃、共産主義との対抗を敵視したアメリカの無能、最後にはABCD包囲網で経済封鎖、日本に攻撃せよと、催促をしたも同然でした、戦後マ元帥が議会公聴会で「日本の自衛戦争」が正しいのでは無いでしょうか。
投稿: 猪 | 2006/02/14 18:08
まつさん、こんにちわ。
>政府案にせよ、坂さんにせよ。非常に不思議なのは旧皇族復帰というといきなり、その方達が皇位につくと決めてかかることですね。
これは、私の書き方が間違ってました。
正しくは、「一般国民として生まれて2~30年以上も民間で生活した人物を父(母は一般人)とする天皇が誕生しても、「天皇を敬愛する心」が国民の間に芽生えるであろうか?」です。
>今、皇族女子は敬宮さままで8名いらっしゃいますが(もしかすると9名の可能性。)、この方達が旧皇族と結婚なさる場合に新宮家創立の案は排除して、いきなり、血縁が遠い、親愛の情がないとくる。
これは、私の立場ではありません。
私は政府案に賛成しているわけではありません。
それこそ誤解です。
>国民の間で、男系、女系の相違も理解されていない状況で、皇室典範改正を論じること自体がナンセンスだと思います。
>皇位継承が現実的問題になり、議論の過程で国民のコンセンサスが成立した時点で皇室典範改正を行うべきだと思います。
と書いているではありませんか。
私は、男系維持、女系容認の二元論ではなく、あらゆる可能性を排除しない方が良いと思っています。
「男系維持=旧皇族の復帰」という単純論、つまり最初から女系を排除する議論が受け入れがたいだけ。
正確に言うと、旧皇族の復帰も、その「仕方」によって変わってくると思います。
私は、左翼、とくに共産主義者は、心の底から憎んでいます。
正義をふりかざし、人民・大衆を虐殺する。
それは、イスラム原理主義、キリスト教福音派、ユダヤ原理主義、創価学会、偏狭な国粋主義者、みんな同じ体質です。
要するに正義や真理が一つしかない(一つしか認めない)。
昨日、極左の新聞をネットで読みましたが、「女系天皇反対」みたいですよ(笑)
このままだと天皇制が崩壊するのに、女系を認めると天皇制が存続するうえ、皇族が鼠算式に増え、人民大衆の搾取が増大すると(爆笑)
投稿: 坂 眞 | 2006/02/14 18:15
戦前の日本で極右が政治の実験を握ったことってありましたっけ?
投稿: 蔵信芳樹 | 2006/02/14 18:19
はじめまして。
いつも興味深く記事を読ませていただいております。
私もブログにて皇統問題につき拙いながら扱っております。その関連で、「依存症の独り言」読者として少しだけ。(^^;
>「これからの天皇にとって重要なのは、「国民の天皇を敬愛する心」である」
>「昭和天皇(明治・大正天皇)以外の血統から天皇陛下が出るなんて、今の私には考えられません!!!」
とのご意見ですが、裏を返せばこの発想は「天皇家という歴史ある権威ではなく、天皇個人個人とその血族だけを敬愛する」という、はなはだ危険な方向へ向かいかねない雰囲気をはらんではいないでしょうか?
天皇という存在をまず先に「敬愛の対象」すなわち個人として、一族としてのみ見てしまうのは、逆にその歴史的「権威」を薄れさせ、忘れさせていく事になりはしないでしょうか。れっきとした「原則」に基づいてその「権威」を等しく継承し続けてきたからこそ、その系譜が「敬愛の対象」になり続けるのではないか……と思うのです。
伝統とその過程に重きをおき、先人達の手法に準拠して「権威」を継承し後世に残すことは、決して国民の「敬愛を遠ざける」ものではないと思います。
まして、伏見宮家は別の見方をすれば「日本最長最古の宮家」でもあったわけです。その系譜を、戦後処理の中で皇族の立場から離されたというだけで「民間で何十年も生活したから」と、あたかも彼らの自己責任かのように論ずるのがよい事なのか?
坂様の見解もまた現代日本に少なからずある価値観と理解してはおりますが、あえて反論させていただきました。大変失礼いたしました。
投稿: タマネギ愛国者 | 2006/02/14 18:24
こんにちは
私は皇室・皇族の在り方について国民が議論すること自体どうかと思っている方です。
どなたがなられても国民が敬愛すれば良い、敬愛しなければならないのではないでしょうか。
と言うわけで、男系・女系だからどうの、右左がこう思っているからどうの、と言うのは本題から外れた話だと思います。
以上、コメントを眺めてからの感想です。
坂さんのエントリに対しては坂さんの個人的な意見を述べられただけと思いますので、特にコメントはないです。
投稿: 団塊Jr. | 2006/02/14 18:25
皇室典範改正問題についての坂さんの意見はまったくまともな意見であり、私も同意見です。昔のコマーシャルで「クリームのないコーヒーなんて」というのがありましたが、日本という国は「天皇のいない日本なんて」なのです。とにかくこの問題は私達庶民が決める問題ではなく皇室で決める問題ではないかと思っています。日本は天皇制のある民主国家であり、アメリカの民主主義とは違うのですね。
投稿: 冒険ダン吉 | 2006/02/14 18:38
坂 眞さん、
訂正に応じて頂いたようで、有難うございます。しかしまだ誤りがあります。
> 1.これからの天皇にとって重要なのは、「国民の天皇を敬愛する心」である。一般国民として生まれて2〜30年以上も民間で生活した人物を父(母は一般人)とする天皇が誕生しても、「天皇を敬愛する心」が国民の間に芽生えるであろうか?私も生理的に受け入れがたい。
旧皇族が皇族に復帰したのち、一般人と結婚せずに現内親王や女王と婚姻する可能性をこの文章は排除しています。私は現内親王や女王と婚姻した場合にのみその子孫に皇位継承権が発生するという案は一理あると思います。
坂 眞さんもそう思うのでしたら「ただし現内親王や女王と婚姻するのならこの限りでは無い」などという一文を入れるべきであると思います。
> 2.戦後に皇籍を離脱した旧皇族はすべて世襲親王家の「伏見宮家」の系統に属する。「伏見宮家」は、現皇室の(男系)系統から分かれたのが約600年も昔であり、血縁は薄い。。
この文章では誰が読んでも旧皇族が明治天皇や昭和天皇の子孫であり血縁があるということは分からないでしょう。まだ「誤り」である、と指摘しておきます。
「血縁は薄い」を「昭和天皇の子孫もいるが、明治天皇の子孫にしかならない方もおり、血縁は薄い」とでもしては如何でしょうか。私は薄いとは思いませんが、薄いと思うか濃いと思うかは主観的判断ですから。
さて、相変わらず、民間人男子の皇室入りを容認するのに、旧皇族男系男子の皇室入りに拒否反応を示す理由が書かれていません。
坂 眞さんは、生まれた時から民間人で血縁も民間人の男子の皇室入りは、女子の皇室入りと同じなので、認められる。しかし、旧皇族の男系男子の皇室入りは認められない、と、こうおっしゃっていることは、理解できますでしょうか?
私の質問は「民間人男子」と「旧皇族男系男子」の比較なのですよ。
「民間人男子皇室入り」と「民間人女子皇室入り」に関しての私の見解は、答えを頂いてからにします。互いに質問し合うと、話が発散しますので。
投稿: fuji2630 | 2006/02/14 19:24
TV番組で、櫻井さんが発言されていました。
昭和天皇は、側室制度を実質廃止(女官を通勤制に)したのですが、皇后陛下との間になかなか男子に恵まれず(最初4人が内親王殿下)、そのとき、「宮家から養子をとりたい」と言っていたのだそうです。その翌年、現在の天皇陛下誕生で、その話は立ち消えとなったとか。
昭和天皇は、「養子(薄い血の繋がりしかない)」に皇位を継承させることは考えても、「自分の娘(内親王)」については、考えなかったようです。
投稿: 奈菜氏 | 2006/02/14 20:26
fuji2630さん、熱心さに頭が下がります。嫌味ではなくて・・・
>生まれた時から民間人で血縁も民間人の男子の皇室入りは、女子の皇室入りと同じなので、認められる。しかし、旧皇族の男系男子の皇室入りは認められない、と、こうおっしゃっている
これは、違います。私は前回エントリーのコメントでも書いたと思いますが、内親王が旧・皇族と結婚されるのが望ましい、と思っていますが、これを強制することはできない(当然ですが)という立場です。
もし、愛子内親王(敬宮)やその他の内親王、女王が旧・皇族と結婚されれば、国民の間にある「今の皇室、天皇を敬愛する心」に変わりはないでしょうから、これは選択肢としてありえます。
ただし、これは私の願望にすぎません。
>私は現内親王や女王と婚姻した場合にのみその子孫に皇位継承権が発生するという案は一理あると思います。
私は、上記のような考えを持っていますから、この案には賛成です。
>「ただし現内親王や女王と婚姻するのならこの限りでは無い」を付け加えておきます。
投稿: 坂 眞 | 2006/02/14 20:41
「サンプロ」皇室典範改正問題
http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri/index.php?eid=304
櫻井よしこ
「憲法と皇室は切り離して考えなければなりません。男女平等とは皇室はほど遠い。世襲制自体が平等でない。選挙権もありません。GHQの作った憲法の規定に皇室を合わせること自体が、ずっと日本の文化を考えると、立ち止まって考えなければなりません。所先生のおっしゃった女性天皇・女系天皇を認めるという点ですが、昭和天皇が側室を拒否されました。皇室の大改革をされました。その昭和天皇のご意志を継ぐ形で、私たちは何とかしようとしています。が、昭和天皇はもう一つ重要な定義をしておられます。昭和6年3月26日のことですが、元老の西園寺公望に『何とか養子を認めることはできないか、審議してくれ』と言っているんです。なぜかと言うと、それまで内親王さまだけ4人お生まれになって、今の陛下は昭和8年のお生まれですから、お子さま全て女のお子さまで、私たちが考慮しなければならないのは、今のように昭和天皇は女系天皇は考えられなかったということ。4人の女のお子さまがいたが、女性天皇も考えずに、元老に対して、養子を何とかとれないかと言っているわけです。男系で繋いでいきたいというご意志。これを西園寺にご下問して間もなく1年後に(今上天皇を)ご懐妊になった」
投稿: 奈菜氏 | 2006/02/14 21:05
皇室典範の変更論議は日本の歴史を省みる一環となっているという意味で大いに結構なことだと思います。
これで終わりにせず、なにか政治的な動きがあったら、また取り上げてください。(笑
恥ずかしながら私のように、たぶん日本人の多くが日本の歴史にあまりにも無関心過ぎる(過ぎた)と言える現状では、いろんな考えやら思い(思い込み含む)が噴出するのは当然でしょう。まずは土台となる知識のレベルがバラバラであることが問題なんだと思います。戦史も含めて歴史にフタをしてきたツケですね。
「ねばならない」、「で有るべきだ」とかいう押し付けがましさとかが鼻につく方もおられるでしょうが、過激な意見が出るのは、皇位継承の正統性を破棄・断絶させようとする共産主義者が一枚かんでいる様子が見え隠れする(と感じている)からということが関係していると思いますよ。
私はこの議論の結末には楽観的です。
まずは、どなたも指摘するとおり、法案を急がず、時間をかけて議論してほしい問題であるという主張が通り始めたこと。
いろんな思い・考えが出ていずれは落ち着くところに落ち着くでしょう。
その上で、養子を可能にするにしろ、旧宮家の復帰にしろ、古来に戻って「世襲を廃止」するにせよ、皇位継承は皇族の問題だから皇族に任せるべきということに落ち着くであろうと楽観しています。最終的に皇族の判断ならみなさん従うでしょう。
たとえ結論が女系容認であろうとも。何しろ現在の価値観では人権無視もはなはだしい皇室制度であり、皇族の犠牲?で今の制度が成り立っているともいえるわけですから。
おそらく、我々一般人が意見を出していいのは、憲法上の天皇の位置づけ(象徴)の部分ではないかといったことになっていくのがいいような気がします。
ところで、「天皇家はただ飯食ってる」(田原総一朗)「税金で生活している」ってな話が出てくるのだけは論破してもらいたいものだと思っています。こういった話がでると非常に怒りを覚えます。皇族の外交的価値だけ見たって、外交官が束になっても適わない貴重なもの(=経済価値に換算できない)ことだということが何故理解・尊重されないのか悲しくなります。単純にお金だけで言っても、皇族の資産(今の価値でおそらく数兆円~10兆円?)を国庫に入れたことなど無視されていますしね。
つい長くなりましたが、
え~と、人気が落ちていないようで何よりです。(笑
投稿: 岩手の田舎人 | 2006/02/14 21:59
日本の文化では、「家は男系が継ぐもの」というのが常識です。娘は原則として他家に嫁いで姓を変え、息子が姓と祭祀を継ぐという原則に反している家はほとんどないはずです。
もちろん、娘しかいないので家が絶え、他家に嫁いだ娘が親の祭祀を継承する(どこまで継承できるかは不明)、今はめったにないですが娘に婿養子を迎えて家を継がせるということはありますが、あくまでも例外です。
皇室という、伝統を継承していることそのものが存在意義である存在が、日本人の常識「男系による家系継承」を捨てるというのは実に奇妙なことです。
私は、民間人某が皇族女子と婚姻して「某殿下」となったとして、そのような者に皇族、皇婿としての敬意を表することはできません。
一方、戦後のドサクサで臣籍降下された元皇族の子孫が皇族に復帰することには違和感を感じません。占領軍が日本人の意思と関係なくやった行為の結果、民間人とならざるを得なかった人たちだからです。
昭和20年段階では、皇族に女子しか生まれない事態の発生は予想できなかったでしょう。当時、昭和天皇の弟宮が3人いたわけで、これで血統のスペアは十分と考えて無理はありません。
しかし、その判断が甘すぎたことが判明しました。60年前の過ちを取り返すことが可能であり、旧皇族の子孫の方がそれに応じてくださるのなら何の問題もありません。ただ、旧皇族の復帰は時が経つに連れて困難になります。その点で、今のタイミングは決して悪くないと思います。
仮に秋篠宮家に男子が誕生しても、男系男子が一世代に一人いるに過ぎません。皇位継承の不安定さは解消しない以上、早期に皇族を増やす、具体的には絶家になっている秩父宮家、高松宮家に旧皇族から夫婦養子を迎えることが必要と思います。
投稿: おやじ | 2006/02/14 22:02
はじめまして、何時も楽しく拝見させて頂いております。TBさせて頂きました。
(何か2重TBになってしまって申し訳ありませんorz
私は純粋に、祭祀・公務という概念から、現代に於いて女性に天皇を任せるのは難しいかなと…しかも「子を産み育てる」というのを前提にしてしまうと、愛子さまに恐ろしい負担となります(妊娠してしまうと、天皇の主な仕事である祭祀そのものが出来なくなる為)。
過去の女性天皇が未婚・未亡人であったのは、それが主な理由だからかなと。
皇室側からは日本国憲法・皇室典範によって政府に介入出来ないけど、政府からは介入出来てしまう。国民の象徴であるが故に、国民の手に委ねられてしまう天皇。
早急に決めずに、ゆっくり論議していきたいものです。以上個人的なコメントで失礼致します。
投稿: cassand | 2006/02/14 22:33
結局、天皇とは何なのか、という定義の問題が男系派と女系容認派で違うんですよね。万世一系の定義も違う。男系派は男系であることが天皇の必要条件(十分条件ではない)であると思っている。逆に民族派の人でもそうは思っていない人もいる(四宮正貴氏など)。前者は歴史的事実を重んじ、後者は古い文献などから天皇の定義を紐解いていたりしている。このあたりがなかなかむずかしいのではないかと。私などはどうしても、日本は現代に生きる日本人だけのものでもないという意識が強いので、どうしても歴史的事実の方を重んじてしまいがちなのですが。
本来は、下々が侃々諤々議論するのもおこがましい性質のものなのでしょうが、黙っていれば皇室の意思に従った結論に帰着するという保証もないですし、悲しいかな現憲法下では皇室典範も一法律に過ぎないので、恐れながらも国民が意見を言わせていただくということになるのでしょう。いずれしても拙速は避けたいですね。天皇を日本文化の中心として守りたいという気持ちは同じなのですから。
投稿: ぱ2 | 2006/02/14 22:47
坂 眞さんへ、
ご修正とお答え有難うございます。坂 眞さんの考えは
- 民間人男子が婚姻により皇室入りするのは容認。
- 旧皇族男系男子が皇室復帰は難しい
ただし現皇族の内親王・女王と婚姻の結果皇室入りするのならこの限りでは無い
とこのように解釈します。認識に誤りがあれば御指摘下さい。
ちなみに私の見解は、以下の通りです。
- 旧皇族男系男子の皇室復帰を先ずは検討すべき。
- それが如何なる方法でも実現出来無かった場合には民間人男子の皇室入り検討も止むを得ない。
何れにせよ、皇室の意向を先ずは伺うべきだと思います。
質問への回答です。「民間人男子皇室入り」と「民間人女子皇室入り」は全く違うと考えています。男系男子以外の男子は皇室入りはこれまで全く前例の無いことです。それを排除してきた先人達の叡知を尊重することが伝統を守ることだと考えます。私自身も、それは皇位簒奪であると考えますので、排除すべきだと考えます。
皇室に民間の男子が出たり入ったり自由に出来無いのは男性差別だと言う人がいるかも知れませんが、私は差別だと思いません。伝統を守るためには当然の措置だと思います。
最後に、もう一度「誤り」を指摘します。
> 2.戦後に皇籍を離脱した旧皇族はすべて世襲親王家の「伏見宮家」の系統に属する。「伏見宮家」は、現皇室の(男系)系統から分かれたのが約600年も昔であり、血縁は薄い。
この文章では誰が読んでも旧皇族が明治天皇や昭和天皇の子孫でありそのような血縁関係があるということは分からないでしょう。未だ「誤り」である、と指摘しておきます。
「血縁は薄い」を「昭和天皇の子孫もいるが、明治天皇の子孫にしかならない方もおり、血縁は薄い」とでもしては如何でしょうか。私は薄いとは思いませんが、薄いと思うか濃いと思うかは主観的判断ですから。
投稿: fuji2630 | 2006/02/14 23:14
坂さま、こんばんわ
この件ではそうとういろいろあったようですね
久しぶりにTBさせていただきました
坂さまのご意見には、いつも賛同する部分が多いのですけれど、
「なぜ、私が旧・宮家の復活=皇位継承に賛成しかねるのかも、ここで記しておきましょう」の部分については、ちょっと納得しかねました
その理由については、自分の記事でも一部述べてますが・・・
確かに私も、明治天皇や昭和天皇の血筋に親愛を感じ、残っていただきたいと考えます
そのために(他の方も述べておられますが)、戦後皇室を離れた方々を皇族として復帰させ、(我々の勝手な話ですが)お年ごろの内親王殿下と縁組みされ、血を残していくのはありだと思うんですよね
まぁ歴史不勉強な自分ですから、他の勉強熱心な方のような確固とした下地があって意見をしているわけではないのですが・・・
投稿: あるす | 2006/02/14 23:32
>この文章では誰が読んでも旧皇族が明治天皇や昭和天皇の子孫でありそのような血縁関係があるということは分からないでしょう。未だ「誤り」である、と指摘しておきます。
>「血縁は薄い」を「昭和天皇の子孫もいるが、明治天皇の子孫にしかならない方もおり、血縁は薄い」とでもしては如何でしょうか。私は薄いとは思いませんが、薄いと思うか濃いと思うかは主観的判断ですから。
【追記】で、
「なお、明治天皇の内親王4人、および昭和天皇の内親王1人が宮家に嫁いでいます。
したがって、伏見宮系の男系男子であり、かつ昭和天皇の末裔に当る者も存在します。
ただ、私は、それでも旧・皇族全体と現・皇室の血縁は薄いと思います」
と書いているのを、見落としていませんか???
投稿: 坂 眞 | 2006/02/14 23:56
坂 眞さん、
大変失礼しました。申しわけございません。見落としていました。
投稿: fuji2630 | 2006/02/15 00:05
こんばんは、坂眞さん。
以前のエントリーといい、今回のエントリーといい、正直な話、坂眞さんのご意見に賛同する部分もあり、そうでない部分もあります。
小泉首相支持の件にしても、同様ですが、賛同できる部分もあり、そうでない部分も、確かにあります。
坂眞さんのブログ内容につきまして、細かく議論できる程、私の頭は賢くできていないですが、それはそれで、いいのかも、と思います。
皇室典範につきましても、正直な話、私はすべてを理解しているわけでもありませんし、色々なブログからつまんできた意見でしかないと思います。
だからこそ、早急に答えを出すべきでないと思いますし、ちゃんとした議論をしてもらいたいものだと思います。
甚だ失礼な話ですが(皇族家の方に大きな迷惑でしょうが)、ようやく日本人も、自分が日本人であること、日本はどうあるべきかということを、真剣に考えている、という意味では、全くマイナスではないと思います。
(天皇の位というものを、これだけ真剣に考えたこともなかったと思います。)
内憂外患ですが、素晴らしい日本を、より素晴らしくするために、何をすべきか考えている事自体、素晴らしいことだと思います。
追伸、
ネットは匿名でも、人と人との繋がりですので、エチケットは存在します。
私も大きな事はいえませんが、人として、恥ずかしい事をする輩には無視されてください。
坂眞さんのブログがどんな内容でも、見る人は見ますし、賛同する者は賛同します。
また、最初から理解する気のない者は理解もしません。
それで、よろしいのではないでしょうか?
ネットの世界も強いようで、そうでない部分も多々ありますよ。
(生意気、無礼なコメントで申し訳ないです)
投稿: Mars | 2006/02/15 00:05
こんばんは。
実は私も若い頃はさしたる考えもなく天皇制に疑問を持ち、アメリカのような大統領制がいいとさえ思っていました。
もちろん今は違います。特に天皇家に親愛を覚えたからではなく(汗)、むしろ大統領制では政治に物凄いカネがかかるという点です。
数年以上も前と思いますが、イギリスの政府系シンクタンクが王室をなくし大統領制に移行すれば、反ってカネがかかるという研究結果を下してます。確かにアメリカといい、これを真似た韓国では選挙に札束が舞う有様。独立後のインドもかなりマハーラージャの土地や財産を没収して、逆に混乱したのは下層階級でした。民主的に選ばれた州首相や議員は藩主以上に汚職と利権に走ったのです。
皇室のような存在は亡くした時のダメージは、計り知れないでしょう。
下のように天皇制の存在はアジア諸国との関係で廃止したほうがよい、との寝言のようなことを言う者もいますからね。
http://blog.goo.ne.jp/festina-lente_only1hero/e/a7e93d0bbb61277e36a6d82b5126ddd3
投稿: mugi | 2006/02/15 00:54
管理人様
保守系のブログで皇室典範改正について近い考えの方に初めて出会えました。
いくつかの愛読ブログのこの問題に関する偏狭さに閉口しておりました。
私も旧宮家の復帰には反対、というよりもはや無理、という考えです。昔のように皇室が菊のカーテンの帳の奥におわした時代ならともかくいまのように国民が様々な情報に容易に接することができる時代にあって、何十年も民間人としてわれわれと同じ場所にいた人を再び皇族として遇するのは無理でしょう。マスコミが民間人時代の所業について面白おかしくいろんなことを暴き出し、そして皇室の権威は地に堕ちてまうのは見えています。
有識者会議が旧皇族の復帰を検討しなかったのはそのあたりでかなり問題あるとされたからじゃないでしょうか。60年も民間にいれば泥にまみれるのは当然です。どんなに旧皇族が困窮し破産までされても国は一切手を差し伸べなかったのですから仕方ないでしょう。
一昨日でたNHK世論調査でも直系による承継を支持する意見が主流であるしていることがはっきりしました。これはもう変わらないのではないでしょうか。(ただ男子優先は残してほしいというのが個人的意見です)
男系を維持する方法はやはり女性、女系を認めたうえで内親王、女王との婚姻による方法しかないと思います。婚姻であれば皇室会議の審議とその後の陛下へのご報告で決まるのですから、誰も異を唱えません。人物も慎重に見られますからおかしな男性が入り込む余地もありません。竹田恒泰氏もそんなに男系維持が大事だというのなら、マスコミに露出するより宮家の婿として迎えられるに相応しい人間になるよう自分を磨くべきだと思うのですが・・
投稿: koko | 2006/02/15 01:13
坂 眞さんの意見に賛成です。
ここによく来る人は反対の人が多いんだろうけれど。
わたしが知っている天皇も昭和天皇以降です。親しみがもてる皇室の家族って限られています。
実際、陛下や皇太子に間近でお会いしたことがあるんですが、
やっぱり感動しましたね。
これが、いままで全然マスコミに登場していない皇族の方だったらどうだったでしょう。
全然違っていた思うのです。
実に感情的なことからなんですが、あんまり、反対意見ばっかりなんで・・・こんな意見もあるんです。
投稿: ミージャ | 2006/02/15 01:33
元皇族の血筋の説明のところ、訂正方法がかなり「言い訳がましく」ないですか?
「薄い」という表現は太字で強調してあるのに訂正は一番最後に申し訳程度に追加では、「ミスリードを誘いつつ言い訳出来るように終わりで訂正」と見られても仕方ないかと。
それはちゃんとした訂正とは言えません。
全ての人がちゃんと最後まで読むとは限らないわけですから。
太字の部分を訂正すべきだと思います。
それと、「女系容認」「女系天皇」という言い方を皆が使ってますが、正確には「王朝交代容認」「新王朝天皇」という表現が正しいです。
(内親王の子は父系は勿論 "本来の意味の"母系を辿っても始祖神武天皇に辿り付きませんので)
この辺りも字面でミスリードを誘う、悪く言えば「詐欺」の手法なので使わないようにした方が宜しいかと。
投稿: Qajin | 2006/02/15 10:30
こんにちは
この問題は日本国民の「心の問題」だと思います。国民の各宮家が旧皇族から男系男子を養子や婿養子に迎えて天皇の男系継承を維持して欲しいと思います。
遺伝子学的に言えば、Y染色体は変化せずに永遠に受け継がれますが、X染色体は男性と女性の染色体が交差して交じり合い男系のX染色体は、世代が進むと限りなくゼロに血被きます。現在の皇室、旧皇室の男系男子には神武天皇のY染色体が受け継がれていることになります。
仮に直系継承になった場合、誰が愛子様の婿になるのか問題です。自分の孫が天皇になるのですから、不遜な考えから愛子様に近づく者が出てくるとも考えられない。(外国人、日本人含めて)隣国からつけ込まれないように十分注意が必要だと思う。西内雅氏が手に入れたとする、中国の「対日政治工作」(WiLL3月号)を読むと恐ろしくなる。真贋ははっきりしないが、注意すること越したことは無い。
いずれにしても、身元のはっきりしている男系継承を、智慧を絞って継続するのが望ましいと思う。
投稿: nasadon | 2006/02/15 11:25
誰も指摘されないので、私からも一つ書き込ませて頂きます。
>父系で20代近く遡らなければ天皇にたどり着かないような
>傍系の皇族が即位した例はない。
”20代近く”と言われればその通りなのですが、第26代継体天皇は
先代の武烈天皇と男系で10親等離れていても即位されていますから、
「かなり傍系の皇族が即位した例」が無いとは言えないと思います。
ぶっちゃけ、10親等でOKなら20親等でもOKと私は考えます。
また第59代宇多天皇は臣籍降下した後に皇族に復帰し皇位に就いて
おり、臣籍時代には皇族はしないような雑役もこなされています。
従いまして、
>一般国民として生まれて2~30年以上も民間で生活した人物を父
>母は一般人)とする天皇誕生しても、「天皇を敬愛する心」が
>国民の間に芽生えるであろうか?私も生理的に受け入れがたい。
この部分が「世俗の垢に汚れた人物を天皇として認めない」という
意味であれば、説得力をもち得ません。
最後に
>この昭和天皇(明治・大正天皇)以外の血統から天皇陛下が出るなん
>て、今の私には考えられません!!!
ここが根本的に私と違う所です。皇族が近親者ばかりだと、万が一、
将来、昭和天皇の血統からどうしようもない暴君が出た場合、情実から
歯止めが利かなくなる恐れがあります。
そういう点などを考えますと、私は親等の離れた傍系でも父系である限
りは皇族として認めても一向に構わないと考えます。
勝手なる愚文失礼致しました。
投稿: ギムネス | 2006/02/15 12:08
>nasadonさん
日本国民の「心の問題」といいつつ、中国がどうこう外国がどうこうと、ずいぶん外を意識してるんですね。
投稿: 梅宮 | 2006/02/15 15:51
昔から天皇に後継の危機があった場合には、どんなに遠い家系であっても、探して天皇の位について戴いたのでしょ?
それなら伏見宮家の方々の血縁が薄いなんて話は気にする必要があるんでしょうか?
皇室の方々がこのような形で血統を守ってこられたということ自体、それぞれの天皇が自分個人の血統よりも皇室全体としての血統を大切に思ってこられたということなのではないでしょうか。
それに伏見宮家の他にも考慮できるような方がいらっしゃるのであれば、皇室や旧宮家の方々がご存知ですよね。
皇室の裾野を広げるのであれば、新しい理屈を持ち込んで女系天皇を考えるのではなく、まずこれまでの歴史に従って旧宮家の皇籍復帰から考える方が自然ですし、それによって皇統の継続が安定するのであれば、無理に女系を取り入れる必要もありません。
それなのに皇室典範改正問題では、いきなり女系天皇を持ち出されるから『とんでもない!!』と声が上がっているわけです。
それに対して>あの戦前の偏狭な国粋主義者のような人たち<というような認識を示されれば、かなり驚きます。
投稿: う~ん | 2006/02/15 16:02
他サイトからの転載ですが、上智大学名誉教授の渡部昇一氏が、月刊WiLL 2006年1月号でこう語っておられます。
『露骨な表現で大変無礼なことと重々承知していますが、この問題を卑近な譬えで言うと、「種」と「畑」という言葉で説明できると思います。
天孫降臨の御神勅からも解るように、わが国は昔からコメ中心の国であると考えられてきました。皇統というものを農業のイメージで日本人は捉えていたといっていい。
イネやヒエ、ムギなどの「種」はどの「畑(田んぼ)」に植えても、その植物が育ちます。イネの種(籾)を植えればイネとなり、ヒエの種を植えればヒエとなり、ムギだったらムギになる。
そこに連続性の観念が生じます。一方、「畑」にはイネを植えればイネですが、セイタカアワダチソウを植えればセイタカアワダチソウになり、連続性の観念は崩れる。
男系というのは「種」を重んずる思想、つまり連続性を重んずる思想であり、女系というのは「畑」を重んずる思想、つまり「種」の連続性でなく「畑」の相続を信ずる思想なんです。農耕民族である日本人は、畑を重視するのではなく、種こそかけがえのないものとして尊重してきました。ですから皇統断絶の危機があったときは、遠い血筋であっても求めたのです。その顕著な例は、武烈天皇(二十五代)から継体天皇(二十六代)への皇位継承でしょう。武烈天皇から見れば、継体天皇は高祖父の玄孫で、十親等も離れた縁戚です。
逆に「畑」には拘らない。例えば平安京をお造りになった桓武天皇には多くの妃がいましたが、その妃たちは日本各地のみならず百済あたりからも奉られています。そこに植えるのが、神武天皇以来の種であればこそです。
このような皇室の伝統(システム)が二千六百年以上続いたのです。もしこれが途中で途切れたら、日本人から皇室尊重の観念が消えていたことでしょう。
(中略)また、愛子さまが女帝になれないのは、男女平等の観点からおかしいという人もいますが、この問題は前から述べてきているように、種と畑の問題ですから、そういう観点を持ち出されても見当違いなだけです。』
私もほぼ同じ意見です。大事なのは、我々祖先が守ってきた伝統だと思うからです。
現代人の感傷的な意見で、祖先の気持ちを踏みにじる事だけは、したくありません。
現皇室への愛着心は確かに重要だけれど、それは時代とともに変わるもので、100年後の人達は現皇室に愛着を持たないのではないでしょうか。
結局大事なのは、その権威に正統性があるかないか、なのだと思います。
投稿: 小心者 | 2006/02/15 16:06
kokoさんへ
> 何十年も民間人としてわれわれと同じ場所にいた人を再び皇族として遇するのは無理でしょう。マスコミが民間人時代の所業について面白おかしくいろんなことを暴き出し、そして皇室の権威は地に堕ちてまうのは見えています。
民間人男子が皇室入りする時にも同じ問題は起きるのに、旧皇族男系男子が皇室入りする時にだけ問題が起きるかのような書き方をするのは止めませんか?ここだけ読むとそういう誤解を生じさせます。
どちらに於いてもこういう問題は起きるでしょうに。
> 男系を維持する方法はやはり女性、女系を認めたうえで内親王、女王との婚姻による方法しかないと思います。婚姻であれば皇室会議の審議とその後の陛下へのご報告で決まるのですから、誰も異を唱えません。
婚姻を前提としなくても、皇室内で議論し、現皇室が認める旧皇族男系男子が復帰するのなら、異議は無いのでは?と私は思います。
またどうしても婚姻を前提にするにしても、女性・女系天皇を認めず、旧皇族男系男子と婚姻した場合だけ臣籍降下しないという方法だってあるでしょう。
この方法だと結婚の自由が無いと思うのは誤解です。民間人男子との結婚を禁止していません。むしろ今の有識者会議案だと、これまで認められてきた内親王の臣籍降下の自由を奪う案であるという言い方だって出来ます。
現皇族の方が何人も、女性・女系天皇容認の前に、旧皇族の復帰の検討を求められていて、いくつも方法が考えられるのに、それを何故頭から排除しようとするのか、私には理解できません。
民間人男子皇室入りを容認する前に、先ずは皇室の意向を伺い、旧皇族男系男子の復帰を検討するのが筋では無いですか。民間人男子皇室入り容認の検討はその後で良いでしょう。
投稿: fuji2630 | 2006/02/15 16:34
fuji2630s様
坂氏のブログで応答するのは好ましくないとは存じますが、私は現在ブログを持っておりませんので、ここでお返事させていただきます。
なぜ、民間人男子ならよくて旧皇族男子はだめなのか?一貫して問いかけておられるようですが、答えはたった一つ、
旧皇族も含めて民間にあるものが皇室に入る方法として婚姻以外は認めるべきではない、と思うからです。
婚姻ならばその候補者達に対し厳しい選別をおこなうことが可能です。決定にいたるまでも何重にも人物チェックがおこなわれ、また候補者といわれる人にマスコミも張り付くでしょうから国民にもその人物の経歴や家族、交友関係がおのずから明らかになります。(これまでのお妃選びの騒ぎをお思い起こしてください)。そして決定は国家の最高機関の長と皇族代表で構成される皇室会議。もはや誰からも文句は出ないでしょう。一部のかたがたが危惧する外国人や好ましからぬ人物が入り込む余地などないのです。
旧皇族が復帰するとき、このような「選別」をおこなってよいものでしょうか?A氏は経歴人柄ともに優れているから復帰許可、B氏は芳しからぬ噂があるから復帰不許可。選別される旧皇族の方々のプライドはずたずたです。また、政府、国民の選別に「合格」して復帰した皇族に何の権威がありますか?選挙で選ばれる政治家が口さがない国民からどのような扱いをされているかということを考えてみて下さい。
つまり復帰していただくときはすべての旧宮家を無条件で戻すしかないのです。その結果は・・不敬にあたるのでこれ以上申しますまい。
お解りいただけたでしょうか。
男系維持を願われるのなら、内親王様方とつりあいそうな男系の男子を今から婿君に相応しい男性となるべく御養育すべきという働きかけをなさってはいかがでしょう。私もそれになら賛成できます。
投稿: koko | 2006/02/15 17:38
fuji2630様
もうひとつ、追加。
なぜ婚姻限定で養子という方法ではだめなのか?について。
私もこの点では坂氏と同じく昭和天皇や今上と血縁関係のない男性およびその子孫を天皇と認めるのは困難だからです。これは多くの国民に共通する感覚ではないでしょうか。
今の天皇家と国民がともに歩んだ歴史は日本史上もっともドラマチックといってよく、その歴史を通した一体感こそが皇室の地位を揺るがぬものにしているといっても過言ではありません。
その直系の内親王ではなく外部から入った男性の子孫が天皇となる、一般の国民感覚ではこれこそ王朝交代です。どれほど皇統というものを理解してないと罵られてもこれはもう変えようがないと思います。こんな「新天皇」に国民が昭和帝ファミリーと同じ敬意を払うのは困難でしょう。
婚姻ならば昭和天皇や今上のご家族としての皇室入りなのでなんら違和感はなく、国民は喜んでその男系の男性をお迎えでできますから。
投稿: koko | 2006/02/15 18:59
「男系維持」「女性天皇反対」「女系天皇反対」なんですが、「皇籍復帰」即、「天皇即位」は、納得できません。
ただ「養子縁組(婚姻と同じくらい、それ以上の選考過程をへて)」を可能とする皇室典範改正は、早めにおこなうべきだと思っています。
婚姻で「婿養子」として、旧宮家男系男子の方が「天皇陛下」となられるのであれば、納得できるのは、私も同じです。だからこそ、「将来」に備えて、早めに「皇族」としての生活や立場、さらに国民へ「皇族の一員」として認識される必要があるのでは?
いきなりの即位がありえないように、「皇位継承権なし」など、条件をつけることも不可能ではないでしょう。
少なくともこの問題は、1年とか2年で決められることではないと思います。
ご都合主義ですが、「秋篠宮家の第3子」が、「親王(男子)」であって欲しいと願ってしまいます。そうなれば、「次の世代の男系男子」が1人とはいえ、確保でき、「旧宮家の男系男子との養子縁組可能」な方向へ、皇室典範改正が進むと思うからです(いきなり天皇に即位する可能性が激減するから)。
投稿: 奈菜氏 | 2006/02/15 20:58
koko樣へ
> 旧皇族が復帰するとき、このような「選別」をおこなってよいものでしょうか?A氏は経歴人柄ともに優れているから復帰許可、B氏は芳しからぬ噂があるから復帰不許可。選別される旧皇族の方々のプライドはずたずたです。また、政府、国民の選別に「合格」して復帰した皇族に何の権威がありますか?選挙で選ばれる政治家が口さがない国民からどのような扱いをされているかということを考えてみて下さい。
ですから民間人男子の場合にも起こる問題をどうして旧皇族男系男子にだけに起こる問題かのように言うのですか?
民間人男子が婚姻により皇室入りするとき、このような「選別」をおこなってよいものでしょうか?A氏は経歴人柄ともに優れているから婚姻による皇室入り許可、B氏は芳しからぬ噂があるから婚姻による皇室入り不許可。選別される民間人男子の方々のプライドはずたずたです。また、政府、国民の選別に「合格」して皇室入りした民間人男子に何の権威がありますか?選挙で選ばれる政治家が口さがない国民からどのような扱いをされているかということを考えてみて下さい。
お分かり戴けましたか?
今でも皇室入りする民間人女子の候補は決定前に情報が漏れてくることを忘れないで下さいね。
なお、婚姻を前提としてしか旧皇族男系男子を復帰させないという案は、私は賛成しませんが、一理あると思います。
> なぜ婚姻限定で養子という方法ではだめなのか?について。
これは恐らく、「なぜ婚姻を前提としない養子という方法ではだめなのか?について。」だと思いますので、そのつもりで回答させて戴きます。
私は旧皇族男系男子が復帰しても、内親王・女王と婚姻して誕生した男子以外には皇位継承権が無いということでも良いと思います。これだと、koko樣の要望は満たしていると思いますが。
ともかく、先ずは皇室の意向を伺い、旧皇族男系男子の様々な復帰の方法を検討するのが先では無いですか? 民間人男子の皇室入り容認の前に。皇族方で其れを望んでおられる方が複数居るのは事実なのですから。
最後にもう一つだけ。
> これは多くの国民に共通する感覚ではないでしょうか。
多くの国民に共通する感覚は、皇室がそれで言いって言うんなら、それで言いんじゃない、だと私は思います。現在の各種アンケートの女系容認と答える人の中には、どういう継承方法でも構わないという人が含まれていることをお忘れ無く。(ついでに皇室廃止を望んでいる人も含まれていますが)
投稿: fuji2630 | 2006/02/15 20:59
koko樣へ
> 婚姻ならばその候補者達に対し厳しい選別をおこなうことが可能です。決定にいたるまでも何重にも人物チェックがおこなわれ、また候補者といわれる人にマスコミも張り付くでしょうから国民にもその人物の経歴や家族、交友関係がおのずから明らかになります。(これまでのお妃選びの騒ぎをお思い起こしてください)。そして決定は国家の最高機関の長と皇族代表で構成される皇室会議。もはや誰からも文句は出ないでしょう。一部のかたがたが危惧する外国人や好ましからぬ人物が入り込む余地などないのです。
こちらも書いておきます。「」内が訂正箇所です。
「旧男系男子復帰においても」、その候補者達に対し厳しい選別をおこなうことが可能です。決定にいたるまでも何重にも人物チェックがおこなわれ、また候補者といわれる人にマスコミも張り付くでしょうから国民にもその人物の経歴や家族、交友関係がおのずから明らかになります。(これまでのお妃選びの騒ぎをお思い起こしてください)。そして決定は国家の最高機関の長と皇族代表で構成される皇室会議「で行うことにしましょう。」もはや誰からも文句は出ないでしょう。一部のかたがたが危惧する外国人や好ましからぬ人物が入り込む余地などないのです。
ただし、皇室会議自体がGHQが盛った毒の一つなのですがね。
投稿: fuji2630 | 2006/02/15 21:32
fuji2360様
あなたの書き込みには怒りさえ感じます。
あなたにとって旧宮家というのは何なんですか?男系維持のための道具でしかないのですか?
旧宮家を復位させるとき、国民の側からあるいは皇室内部ででもいいですが、ふさわしい人だけを選別するということが許されるのか?といってるのです。ここが婚姻との大きな違いです。婚姻ならば選別大いに結構ですよ。
選ばれなかった宮家の立場はどうなるんですか。一度皇籍離脱で国家から捨てられた方々を二度までも捨てるんですか?
多分有識者会議が旧宮家復帰を検討しなかった(あるいはできなかった)のは旧宮家の復帰に対する国民の反発が予想されることに加えて、この復帰させる宮家の選別という大きな壁にぶつかったからだと思いますよ。すべての方を平等に復帰させることができないのなら検討はやめようと。
多分どこまでいっても平行線だし、fuji2360氏は私の言葉を鸚鵡返しになさるだけのようですので、これで書き込みは最後にします。
投稿: koko | 2006/02/15 22:55
koko樣、
> あなたにとって旧宮家というのは何なんですか?男系維持のための道具でしかないのですか?
いえ、違います。御自分の意思を持たれた人間です。皇族方と旧皇族方が話し合いで復帰される方を決めれば良いと思います。
> 旧宮家を復位させるとき、国民の側からあるいは皇室内部ででもいいですが、ふさわしい人だけを選別するということが許されるのか?といってるのです。ここが婚姻との大きな違いです。婚姻ならば選別大いに結構ですよ。
勿論、婚姻が前提で無ければ認められない、という主張なら、先程も書きました通り、私は賛成しませんが、一理あると思います。
しかし koko 樣は、婚姻で選別するのは良くて、婚姻を前提としない復帰で選別するのは許されない、と言っているのですよ。
> 選ばれなかった宮家の立場はどうなるんですか。一度皇籍離脱で国家から捨てられた方々を二度までも捨てるんですか?
宮家? 私は旧皇族男系男子としか言ってませんが。(正確には旧皇族の子孫の男系男子と言うべきでしょうが) それはともかくとして、旧皇族男系男子が婿候補となり、しかし最終的には、選ばれなかったということが起きる可能性にkokoさんは気付いていないのでは無いですか?
旧皇族男系男子の婚姻時での選別は良くて、婚姻を前提としない復帰で選別するのは許されない、と言う理由は、私には其れ位しか思い付きません。
koko樣の理屈で行くと、
一旦婿候補になり、婿に選ばれなかった旧皇族男系男子の立場はどうなるんですか。一度皇籍離脱で国家から捨てられた方を二度までも捨てるんですか?
と成りますので、旧皇族男系男子を婿候補にしてはいけないという結論になると思うのですが。
koko樣はもう一度、旧皇族男系男子が復帰する際に起こる問題だ、と思い込んでいることを
- 民間人男子の皇室入りの際に同じ問題は起きないのか?
- 旧皇族男系男子の婚姻による皇室入りの際に同じ問題は起きないのか?
と自問自答されるのが良いのでは無いでしょうか。
投稿: fuji2630 | 2006/02/15 23:42
一番いいのは、皇室典範のみ皇族全体の意見集約で決められるように法律改正することだと思うのですが、それができるように憲法改正を踏まえて検討する事はダメなのでしょうか?
女系反対の皇族は多々いますが、女系賛成の皇族はいません。暴言を承知でいいますが、何故たかが国民如きに皇族方のあり方を決められなければならないのか?
国民の意思とよく聞くが、国民の意思ほど移ろいやすくいいかげんな物はありません。(マスコミに踊らされているバカな国民を皆ご存知でしょう?)仮に全ての国民がよく理解をした上で女系容認となっても、それは認めるべきではありません。この皇位継承問題に関してのみ国民は無視すべきです。何故なら、現在多くの国民が天皇なんてどうでもいいと思っているからです。
投稿: 通行人A | 2006/02/16 00:09
fuji2360様
もう辞めるつもりだったのですが非常に誤解されてる部分が多いと感じましたので。
>- 民間人男子の皇室入りの際に同じ問題は起きないのか?
- 旧皇族男系男子の婚姻による皇室入りの際に同じ問題は起きないのか?
と自問自答されるのが良いのでは無いでしょうか。
自問自答してみましたが、問題があるとは考えられません。
私は何が何でも男系と思ってるのではないことをお忘れなく。話がかみ合わないのはここでしょう。
婚姻というのはそもそも複数の候補者から選ぶことからスタートしますが、旧皇族復帰では候補者というものを選んではいけないのが大前提だと思ってますから。復帰していただく際にふさわしい人を「選ぶ」という行為は旧皇族を種馬扱いすることでしかないと思ってますから。こんな扱いは旧皇族の皆さんは耐えられないだろうと思いますから。これを二度捨てると表現したのです。
(婚姻は極めて失礼な言い方ですが種馬を選ぶことにほかなりません。選ぶほうも選ばれるほうもそれをわかってやってますから。旧皇族男系男子より民間人にふさわしい人がいれば、そしてそちらの方を内親王が好まれれば民間人が皇配に選ばれるのは当然です。)
それから旧皇族が皇族として復帰するときは女性も老人も含めて当該宮家家族全員で復帰するのではないのですか?私はそういう前提でした。だから「選ばれなかった宮家は・・・」と書いたのです。むしろひとつの家族の中で男性のみが皇族にもどるとあなたがお考えのようですので驚いています。そういうことが可能なのでしょうか?
婚姻を伴わない養子方式に反対なのは、昭和天皇や今上との血縁関係のない天皇誕生を支持できないからだというのはご理解いただけましたか?
投稿: koko | 2006/02/16 06:39
koko樣、
> 婚姻は極めて失礼な言い方ですが種馬を選ぶことにほかなりません。
これが許されて、
> 復帰していただく際にふさわしい人を「選ぶ」という行為は旧皇族を種馬扱いすることでしかないと思ってますから。こんな扱いは旧皇族の皆さんは耐えられないだろうと思いますから。
これが許されない理由が分かりません。どちらも許すか、どちらも許さないのなら、論理的矛盾は感じませんけど。
> それから旧皇族が皇族として復帰するときは女性も老人も含めて当該宮家家族全員で復帰するのではないのですか?私はそういう前提でした。
いえ、私はそういうことは一貫して言っておりません。独身の男系男子の方だけが復帰する案だって有り得ると思います。(勿論、皇室が宮家の復活を望むのならそれでも私は構いませんが。これは余談)
> 婚姻を伴わない養子方式に反対なのは、昭和天皇や今上との血縁関係のない天皇誕生を支持できないからだというのはご理解いただけましたか?
話の掏り替えは止めて戴けませんか? 私は婚姻を伴わない旧皇族男系男子復帰に反対という立場であるというだけなら、賛成はしないが、一理ある、と既に言っています。最初からこれだけ言うのなら、矛盾点を突いたりなどしません。
koko樣は、しかしその理由が、婚姻時に種馬として選ぶのは許されるが、婚姻を伴わずに種馬として選ぶのは許されない、というものだったはずです。御自分が書かれたことをもう忘れたのですか?撤回するのなら撤回するとはっきりとおっしゃって下さい。(なお私はどちらの場合でも種馬などという表現は使いたくありません)
ところで、旧皇族男系男子を復帰させて、その男系男子自体には皇位継承権を与えず、女王・内親王と婚姻して誕生した男子にのみ皇位継承権を与えるという方法だってあり得るでしょう。
これですとその男系男子が民間人と婚姻した場合に誕生した男子には皇位継承権が無いので、その男系男子は必ずしも(、失礼ながら、)種馬の道を選ばなくて良いのですが、これも余談です。(その誕生した男子が現皇室の子孫の女子と婚姻して誕生した男子にだけ皇位継承権発生)
そもそも私は一貫して、先ずは皇室の意向を伺い、旧皇族男系男子の復帰の方法を検討すべきだ、と言っているわけです。皇族の方がそれを望んでいるのに検討すらしないのは何故ですか?一連のやり取りでkoko樣が全然検討していなかったことはもう明らかでしょう。
投稿: fuji2630 | 2006/02/16 10:41
fuji2360様
そうですね、種馬という言葉は確かに不適切でした。この言葉は撤回します。自分でも読み返して嫌になりました。早朝オリンピック見ながら書いてましたので不注意でした、ご容赦を。
婚姻時は選択は許されて旧皇族復帰時に選択は許されないと主張するのが理解できないとおっしゃるのなら、もう一度だけいいます。
旧宮家というのはGHQによって一方的に地位を奪われた、だから復帰させるに十分な根拠がある、と主張するのなら復帰させる人を選んでいいんですか、原状回復なら全員同じ条件で戻さないとおかしくないですか?といいたいのです。
婚姻時にふるい落とされるのは就職試験失敗にも似て(これもたとえは悪いですな)皇配に相応しい魅力がなかったから、力及ばなかったから、で納得できるものではないですか。
旧皇族復帰に反対なのは、以上のように考えてますから相応しからぬ人も皇族なる可能性が十分ありとても許容できない、といってるんです。プラス昭和天皇の子孫以外の天皇は支持できない情念のようなものもあり、養子方式も反対。私が言いたいのはこれだけ。
それからいろいろシュミレーションのようなことを書いておられますが、なんでここまで細かいことを検討する必要があるのかさっぱりわかりません。まあ、なんとしても旧皇族を復帰させ男系承継を願うあなたと男系承継にこだわたわらない私の立ち位置の違いなのでしょう。
あなたの問題提起を検討していないと怒られてしまいましたが、あなたがそうやって無理やり私の意見を撤回させても私の気持ちを変えさせることはできないとも申し添えておきます。
それから皇室のご意向を聞くことが大切とおっしゃいますが天皇陛下や皇太子殿下、秋篠宮殿下はかたくなに沈黙を守っておられるのはなぜかお考えになりませんか。これは国民の議論に任せるということなのではないかと理解しています。寛仁親王に胸のうちを代弁させるような方々ではないように思います。
象徴天皇としての本分を守ることをご自分に課せられている陛下らしい御姿勢です。
投稿: koko | 2006/02/16 12:55
kokoさんへ
>これは国民の議論に任せるということなのではないかと理解しています。
そんな理由ではなく、政治的なことだと思います。本来は皇室のみで話し合われるべき問題で、政治家や官僚、一般国民が口を出すべき問題ではありません。
伊藤博文の解説をお読みください。
http://www.asahi-net.or.jp/~xx8f-ishr/tempan_gikai.htm
投稿: う~ん | 2006/02/16 14:18
「旧宮家というのはGHQによって一方的に地位を奪われた、だから復帰させるに十分な根拠がある、と主張するのなら復帰させる人を選んでいいんですか、原状回復なら全員同じ条件で戻さないとおかしくないですか?といいたいのです。」
戦前は、「皇族の子孫は全て皇族」ではなく、「各宮家の長男だけが宮家を継ぐ」「宮家の次男以下は臣籍降下して華族となる」運用がなされていたようです。
ですので、現存の旧宮家の子孫全てを皇族に戻すのは、むしろおかしなことです。
投稿: おやじ | 2006/02/16 14:39
koko樣
話を逸らすのが目的なのでしょうか?koko樣が突然脈絡も無く、
> 婚姻を伴わない養子方式に反対なのは、昭和天皇や今上との血縁関係のない天皇誕生を支持できないからだというのはご理解いただけましたか?
と言い出したので、これまでの発言を撤回するということですか?と聞いたのです。これまでの発言は、「血縁関係のない天皇誕生を支持できない」では無くて、「婚姻時に選択するのは認められるが、婚姻を前提とせず皇室入りする際の選択は認められない」でしたでしょう。
この二つが繋がっていないことは理解できますか?
> あなたの問題提起を検討していないと怒られてしまいましたが、あなたがそうやって無理やり私の意見を撤回させても私の気持ちを変えさせることはできないとも申し添えておきます。
怒ってもいませんし、無理やり撤回させようという意図もありません。全然違う話を始めたので、撤回するつもりなのですか?と聞いたのです。しかし、また「選択」の話を始めましたので、撤回するつもりは無いし、全然関係のない話を突然始めたことを自覚していない、と解釈します。
> 旧宮家というのはGHQによって一方的に地位を奪われた、だから復帰させるに十分な根拠がある、と主張するのなら復帰させる人を選んでいいんですか、原状回復なら全員同じ条件で戻さないとおかしくないですか?といいたいのです。
いいえ。
> 婚姻時にふるい落とされるのは就職試験失敗にも似て(これもたとえは悪いですな)皇配に相応しい魅力がなかったから、力及ばなかったから、で納得できるものではないですか。
婚姻時に選択して良いのなら、婚姻を伴わない復帰においても選択的に復帰させても良いだろうとしか思えません。
> 旧皇族復帰に反対なのは、以上のように考えてますから相応しからぬ人も皇族なる可能性が十分ありとても許容できない、といってるんです。
いえ、皇族方で復帰する人を選択すれば良いことです。婚姻時にしているようにね。
それと、「選択によって旧皇族のプライドを傷つけるのは問題」だった筈なのに「相応しからぬ人が皇族になる可能性の問題」にまた主張が変わっていますね。自分が何を主張しているのかも良く分からないのでしょうか。
> それからいろいろシュミレーションのようなことを書いておられますが、なんでここまで細かいことを検討する必要があるのかさっぱりわかりません。まあ、なんとしても旧皇族を復帰させ男系承継を願うあなたと男系承継にこだわたわらない私の立ち位置の違いなのでしょう。
つまり、
- 旧皇族男系男子の復帰の方法についてはほとんど検討していない、
- だけど特有の問題が起こるから、旧皇族男系男子の復帰は認められない、
とこうおっしゃっているわけですね。その特有の問題と言うのは私には理解できませんでしたが。
> プラス昭和天皇の子孫以外の天皇は支持できない情念のようなものもあり、養子方式も反対。私が言いたいのはこれだけ。
検討しないから、養子などで旧皇族を復帰させつつ、かつ現皇室の子孫にだけ皇位継承を可能にする方法だってあることに気付かないのですね。(旧皇族に昭和天皇の子孫の方がおられますが、そのことを言っているわけではありません)
> それから皇室のご意向を聞くことが大切とおっしゃいますが天皇陛下や皇太子殿下、秋篠宮殿下はかたくなに沈黙を守っておられるのはなぜかお考えになりませんか。これは国民の議論に任せるということなのではないかと理解しています。
そうかもしれませんね。
> 寛仁親王に胸のうちを代弁させるような方々ではないように思います。象徴天皇としての本分を守ることをご自分に課せられている陛下らしい御姿勢です。
国民の議論が深まって行くにつれ、男系を維持すべき、という声が高まってきてますね。良いことだと思います。koko樣も皇室の意向に耳を傾けては如何ですか?
ともあれ、
「深く検討せずに、旧皇族男系男子の婚姻を伴わない復帰を否定していた」
のをkoko樣自身が自覚したのは、一連のやり取りの成果だと思います。
投稿: fuji2630 | 2006/02/16 15:25
このブログにおいて、この問題に関するカキコをこれ以上続けることを禁止します。
まず、第一に、ここは私のブログであること。
第二に、まるで極左の不毛な論争を連想します。
相手を論破することに何の意味があるのでしょう!!!
まったく無意味です。
やりたいなら、他でやってくれ!!!
お互いに天皇制護持の立場でありながら、相手を非難する。
私には受け入れがたい。
極左の内ゲバと同じ。
硬直した頭は冷やしたほうがいい。
以後、カキコをしたら、即、削除する。
常識と言うものをわきまえろ!!!
投稿: 坂 眞 | 2006/02/16 23:22
明治天皇には大正天皇以外にも男子がいて、その男系子孫も存在する、とかいう噂がネット上で広まっています。多分デマだとは思いますが。
投稿: 匿名希望 | 2008/04/04 21:35