ふざけるな中共!!!
↓
6、7両日に北京で行われた東シナ海のガス田開発をめぐる第4回日中実務者協議で、中国側が提案した共同開発の対象に尖閣諸島周辺の海域が含まれていることが8日、分かった。尖閣諸島は日本が実効支配しているものの中国、台湾が領有権を主張しており、ガス田協議での日中の対立点が尖閣諸島の
領有権問題に広がる可能性も出てきた。日本側は「とても受け入れられない」(政府筋)と強く反発している。【平田崇浩】
中国側の提案は日中両政府とも公表していないが、日本側が求めている「春暁(日本名・白樺)」「天外天(同・樫)」の開発中止と共同開発を拒否し、日中中間線(日本が
主張する境界)をはさんだ海域で、まだ開発に着手していない場所を提示したことが
判明していた。
政府関係者が8日、明らかにしたところによると、中国側は春暁・天外天周辺などの
ある海域を除く北側と南側の2カ所を共同開発の対象に提案。南側は尖閣諸島北方の日本の排他的経済水域に掛かっているという。ただ、領有権を主張する中国側は日本の排他的経済水域と認めていない。
中国側はこれまで、日中中間線から日本側の沖縄トラフまでの海域を共同開発の対象とするよう主張していた。今回の提案では、従来は拒否してきた中間線から中国側の共同開発に一部で応じる一方、尖閣諸島周辺を対象に含める「日本が受け入れられるはずがないクセ球」(外務省幹部)を投げてきた形だ。
(以下略)
ガス田開発:中国側の共同開発地域に尖閣諸島 日本側反発
(2006年3月8日 毎日新聞)
まったくもって誠意のカケラもない。相手を愚弄している。
これまでも何度も書いたが、こんな国を「友好国」と呼び、気を遣う連中が、野党だけではなく、与党内にもいることに、私は、まさに「怒り心頭に発する」状態だ!!!
二階俊博経済産業相は今年1月14日、この問題について、「国内には試掘をやったら
いいと、元気のよい発言をする人もいるが、私はその道は取らない。中国側と粘り強く交渉しなければならない」と、試掘に極めて慎重な姿勢を示した。
このとき二階経産相は、「(中国側と)いきなり衝突しようとしても、ことは解決しない。
双方がお互いのためになるように考えながら進めるのが話し合いの基本」などという、
「思いやり発言」も付け加えている。
「双方がお互いのためになるように考えながら進めるのが話し合いの基本」だって!!!
相手がこういう姿勢なのに、どうしたら「お互いのためになるように考えられる」のだ!!!
バカも休み休み言え!!!
二階経産相は、先月22、23の両日訪中し、温家宝首相とも会談した。その直後の協議だけに、中国側が柔軟な姿勢を見せるのではという期待感もあったらしい。
が、この淡い期待は完全に裏切られた。
当たり前である。中共は、そんなタマではない。
我が国政府も「中国は譲歩する意思はないことを明確に示した」(外務省筋)、「協議を継続しても時間稼ぎされるだけ」(政府関係者)と述べるなど、やっと現状を認識し始めた。
二階経産相も7日夜、、苦渋の表情を浮かべながら「受け入れられる提案ではない」と言明したそうだ。この二階経産相の発言に関する報道には、「親中派で知られる二階
俊博経済産業相でさえ」という、嫌味ともとれる枕詞が付いている(爆笑)
私は、去年の10月に第3次小泉改造内閣が発足した直後、この二階俊博氏を経産相に抜擢したことが、「この内閣の最大の欠点」とエントリーで書いた。
何しろこの政治家は、あの宮中晩餐会で天皇陛下を前にして無礼を働いた江沢民が、自筆で書いた「登高望遠睦隣友好」と言う文字を刻んだ記念碑(石碑)を全国に建立しようと画策した男なのである。
この政治家は、郵政民営化特別委員会の委員長を務めて、郵政民営化法案の衆院
通過に尽力。郵政解散による第44回衆議院議員総選挙では、総務局長として候補者擁立に奔走。自民党圧勝の功労者となった。
経産相就任は、このと総選挙における論功行賞人事である。
まあ、武部勤幹事長と並ぶ貢献をした功労者に報いるのは、ある程度仕方がない。が、よりによって経産相とは???小泉純一郎首相の最大のミスである。
安倍晋三官房長官は、8日午前の記者会見で、中国側の新提案について「わが国の
立場と相いれないと考えられ、受け入れられるものではない。中国側も東シナ海を友好の海とする認識に立って、よく考えてほしい」と不快感を示した。
また、日本側による試掘については「行わないということではなく、権利としては当然ある」と強調したという。
政府内では、主張がぶつかる中間線の境界画定協議は先送りして、海底資源を掘削する資金供与や技術提供などの共同開発論議を先行させようという秘策も練られているらしい。その理由は、「日中の対立が決定的にならないようにできる」(日中関係者)というものだ。
が、二階経産相の、省エネや環境対策の技術協力と引き換えに中国側の譲歩を引き出そうとする「太陽路線」は完全に破綻した。
実際に、二階経産相就任直後の昨年12月5日に、中国と我が国は、東京で2006年から2010年までの両国間の貿易往来の枠組みを定めた長期貿易協定に調印した。
この貿易協定の核心は、日本から中国への省エネと環境保全に関わる設備・技術の提供、及び中国から日本への石炭の輸出である。
二階経産相は、既に中国に、省エネと環境保全の技術と設備を提供することを約束している。つまり、中国から譲歩を引き出すためのカードを、先に相手に渡してしまったのだ。
要は、二階経産相は、誠意を見せたわけだ、中国の好意的な返礼を期待して。ところが、中国は「やらずぶったくり」だった、ということだ。
外交とは国益をいかに守るかであって、誠意も好意も、その目的を達成するために示されるものでしかない。それがまったく解っていない。本当に古いタイプのお粗末な政治家の典型。
今さら「海底資源を掘削する資金供与や技術提供などの共同開発論議を先行」させても、食い逃げされるのがオチである。
中国(中共)のような国に「太陽路線」でアプローチしても結果は見えている。なぜなら、産経新聞も指摘しているように、海洋権益は中国の「国家のプレゼンス増大に絡む
問題」(中国筋)であるからだ。
要は、中国にとっては「死活的問題」。
温家宝首相の言う「(東シナ海を)『平和の海』として係争を棚上げし協力する」という
言葉は、口先だけにすぎない。
そんなことは、とっくに解っていたことだ。政府(外務省・経産省)は甘すぎる。猛省するべきだ。
「(試掘は)権利としては当然ある」ではなく、「(試掘は)権利として当然行使する」と
言ってほしい、安倍官房長官!!!
この問題は、官邸主導で事を進め、二階のような媚中派は「蚊帳の外」に置いてほしい。
保守政治家としての真価が問われている!安倍晋三!!!
参照1:東シナ海ガス田 「試掘の道取らない」 経産相、中国側と協議推進
参照2:ガス田開発:安倍官房長官が「友好の海に…」と不快感
参照3:“及び腰外交”大きなツケ 境界画定棚上げ論も
参照4:中日両国、長期貿易協定に調印
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コメント
【鳥取人権擁護条例】部落解放同盟が日本海新聞社を恫喝し、反対派のチラシ折込を中止に追い込む
http://blog.livedoor.jp/mumur/archives/50409526.html
何と言うか・・・
これが今の部落解放同盟とやらの真実の姿なのですね。
改めてブログ主である板様が失望した理由が理解できました。
投稿: SAI | 2006/03/10 16:47
こんにちは
ブログのメンテナンス中でコメントが出来ませんでした。
共産中国は尖閣諸島を狙っています。
竹島のようになる前に尖閣諸島の周辺海域の開発を進めるべきです。
投稿: nasadon | 2006/03/10 17:59
「魚釣島は中国固有の領土であり議論の余地はない」とか「日本側の一方的な主張に過ぎない云々」の妄言もあったそうで。
これはチキンレースを仕掛けてるのか。
投稿: 煬帝 | 2006/03/10 18:07
親中派、媚中派の人はこれで中共の正体分ったろうね。スケートや野球なんかどうでもいいから、それより特集くんでほしい。
投稿: 学生 | 2006/03/10 18:13
最近出版された「チャイナハンズ」(草思社)のP170におもしろい記述があります。
「私が「客観的」アプローチと呼ぶ中国分析は、外国人が中国の歴史に果たした役割について罪の意識を持たないことでもある。列強が中国に加えた悪行について、一部の米国人が抱く罪悪コンプレックスを利用することに中国人は長けているのだ。(中略)私は、少年時代の体験から、中国人とは概して、外国人に酷い目にあった体験から傷つきやすく、ちょっとしたことで激高する性格を持ち、国際社会に訴える能力があり、人心操縦術が得意な人々であると考えるようになっている。」著者はジェームズ・R・リリーという元CIA工作員。
中共の連中にしてみれば、腰の低い日本人は一番攻めやすく、強請りやすい対象なんでしょうな。
投稿: duzhe | 2006/03/10 18:21
皆さん、コメントありがとうございます。
昨日から今日にかけて、ココログがメンテナンスとシステム障害で機能せず、参りました。
このエントリーも、昨日の13時にはでき上がっていたのに、アップ不可。
アップされたのは今日の未明で、私にもいつアップされたのか分りませんでした。
コメント、TB等でご迷惑をおかけしたことをお詫びいたします。
投稿: 坂 眞 | 2006/03/10 18:27
二階を経済相にしたのは明確な意図を持ってのことでしょう。小泉首相としてはバランスを取ったつもりだったのだと思います。すなわち外交では対立しても経済では友好を旨とするという。たぶん小泉首相には自分は右翼ではない中道なんだという思いがあるのだと思います。それが保守派から見れば「?」な行動に駆り立てているようです。ことごとく裏目に出ていますが…。
投稿: 蔵信芳樹 | 2006/03/10 19:07
東シナは重要かつ緊急の課題と成ってきましたね。
早急に二階経産相は首にして経済・技術協力の約束も白紙撤回を宣言したい。
あちら流に合せて「明らかな侵略行為があったので協力は不要となった」でつっぱね。
中国が折れてきたら環境技術から少しづつ出せば十分でしょう。
その間にアジア各国に工場立地の足がかりを設営し経済関係を分散、常任理事国も抱き合わせ、これも政府の仕事でしょう。
投稿: MultiSync | 2006/03/10 19:26
はじめまして、こんばんわ。
中国共産党もついに本音を出した感がありますね。
1970年に尖閣諸島の周辺海洋に石油埋蔵の可能性が報告されてから、突然の領有宣言と地図の書き換え。そして遂に『自国の近海』での共同開発と謀り日本に無理難題を突きつけました。尖閣諸島領有の既成事実化を狙っているのでしょう。
断固とした姿勢をとらねば「竹島」の二の舞になってしまうことは明らかです。早々に二階氏を罷免し、中国と渡り合える担当大臣を据えるべきと考えます。
投稿: 城戸玲士 | 2006/03/10 19:35
尖閣・領海は含まず、ガス田共同開発…中国の提案判明
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060310-00000007-yom-pol
読売もミスリードさせる朝日的な見出しはやめるべき。
内容は結局のところ中間線より日本側での共同開発でしかない。
中共の曲者ぶりを再確認しただけの意味の無さよ。
投稿: がーごいる | 2006/03/10 20:40
「duzhe」さんの
>中国人とは概して、外国人に酷い目にあった体験から傷つきやすく、
>ちょっとしたことで激高する性格を持ち、国際社会に訴える能力があり、
>人心操縦術が得意な人々
これ、朝鮮族と共通するところが多いかもしれないですね。
というのは、私の経験から得た、在日(の悪い人)観は、
「自分の利益のためにウソをつき、ばれると火病し、弱者・被害者の立場を取り、仲間を集めて徒党組んで、騒げるだけ騒ぐ」というものです。
投稿: miekun | 2006/03/10 22:35
中国側が時間稼ぎの為に、共同開発を提案しているのは、これまでの会談の通り明白です。それは小泉首相も分かっていた筈ですから、二階氏を経産大臣に任命した時点で、ガス田問題についてはやる気がないのかなと思いました。試掘の際の日本企業の安全の確保など、現行の法律では限界もあるのでしょうが、日本政府の対応はおそまつだなと思います。
投稿: なつなつ | 2006/03/11 11:20
暖かくなってまいりましたし、反日デモのリベンジでもやりたいものです。
>釣魚島とその付近の島嶼は中国の固有の領土であり、中国は争う余地のない主権を有している。
<2006年3月9日の中国外交部秦剛・報道官の定例記者会見>
http://www.china-embassy.or.jp/jpn/fyrth/t239525.htm
投稿: tsubamerailstar | 2006/03/11 17:34