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2006/03/23

日本に残る世界の珍種

共産党の志位委員長と社民党の福島党首が、22日夜、東京都内で会談し、今の憲法を変えることは認められないとして、幅広い護憲勢力の結集に向けて努力することで
一致しました。

会談は共産党が、憲法問題での共闘を、社民党に申し入れたことを受けて、開かれたものです。この中で共産党の志位委員長は、「憲法改悪を阻止するため、両党で広く
意見交換していきたい」と述べ、憲法問題での共闘をあらためて求めました。
これに対し、社民党の福島党首は、「今の憲法を守るため、さまざまな勢力との連携を模索しており、その一環として協力したい」と応じ、両党が国会への対応にとどまらず
連携を深め、幅広い護憲勢力の結集に向けて努力することで一致しました。

共産党によりますと、旧社会党時代も含め、社民党との間で党首会談を開くのは28年ぶりだということです。22日夜の会談は、与党側が、憲法改正の手続きを定める国民投票法案について、民主党の協力も得て、今の国会で成立を目指すなど、憲法改正論議が活発になっている中、憲法を守るべきだとする両党の存在感をアピールしたい狙いがあるものとみられます。

共産・社民 護憲で共闘へ (03/23 06:29 NHKニュース)

このニュースを聞いて、私は笑ってしまった。
「党首会談を開くのは28年ぶり」ということは、同じ左翼陣営にあっても、この両者は
極めて仲が悪いということの証明である。
それが、ここに来てくっついた。絶滅危惧種同士(笑)の危機感が、これまでの恩讐を
乗り越えさせたということであろう。

ここで、今回、手を取り合った絶滅危惧種の両者について簡単に説明しておこう。

過去のエントリーでも指摘したが、西欧諸国では左翼が強い勢力を持っている。とくに社民勢力は、政権党か最大野党かのいずれかである。
にもかかわらず、我が国の社民党は、まさに「風前の灯」。
なぜか?
これも、かつて指摘したことだが、我が国の社民党は社会民主主義政党ではないからである。西欧型の社民主義の伝統もなければ理念もない。
内実は、親中派、親北朝鮮派、反日共系共産主義者、元極左、フェミニスト(女権拡張主義者)などの寄せ集めである。

欧州の社民勢力の共通の敵は共産主義(旧・ソ連)だった。英国やフランスは核武装し、ほとんどの国がNATO(北大西洋条約機構)に加盟した。
ところが、日本の社会党(現・社民党)は、戦後一貫して親中共、親ソ連、親北朝鮮で、反米だった。もちろん、日米安保には大反対。
こんな、外国のお先棒を担ぎ、祖国を外国に売り渡すような政党が滅びる運命にあるのは当たり前である。

では、共産党はどうか。
共産党は、1970年代までは社会党(社民党)と並ぶ一大政治勢力だった。衆議院の
議席も30~40を確保していた。ところが、1980年代後半のソ連・東欧における社会主義体制の崩壊で大打撃を受けた。
共産党が支配する国家の悲劇的実態が次々と暴露されたからである。

日本共産党は「我々は、旧・ソ連や中国の共産党とは違う。民主主義を尊重する政党だ」と主張する。
が、これはウソである。
確かに、日本共産党はソ連や中共とは一線を画し、フランスやイタリアなどの西欧の
共産党と友好関係にあった。「プロレタリア独裁」は消えたし、「マルクスレーニン主義」も「科学的社会主義」に変わった。
政策も、社民党よりは現実的である。外交では中共の主張を鵜呑みにしないし、「拉致問題」においても、早い時点で北朝鮮を非難していた。日米安保と自衛隊には反対だが、自衛権と自衛のための軍備そのものは否定していない。

しかし、共産党はどこまで行っても独裁政党であり、マルクス・レーニン主義政党である。「民主主義的中央集権制(民主集中制・democratic centralism)」という組織原則を維持している限り、共産党はそこから逃れえない。
なぜなら、「民主集中制」は、「党は粛清によって強化される」というレーニン主義的原則そのものであり、民主主義とはもっとも縁遠いところに位置する考え方だからである。

日本共産党と友好関係にあったスペイン共産党は1991年、フランス共産党は1994年に「民主集中制」を規約から外した。イタリア共産党にいたっては、マルクス・レーニン主義そのものと決別し、中道左派政党(左翼民主党)に変身した。

フランス共産党が「民主集中制」を放棄した当時、フランスの左翼系日刊紙「ル・モンド」は、次のように解説した。
『民主集中制は細胞から支部、支部から県、県から中央委員会、中央委員会から政治局への各段階で次々に少数意見を排除し、書記長の示す決まりをピラミッドの頂上から底辺へ押しつけ、これと逆の方向をたどる複数主義を否定する』と。

現在、「民主集権制」という組織原則を維持しているのは、一定の政治的影響力を持っている政党でいえば、世界で6党のみである。社会主義国の中国、ベトナム、北朝鮮、キューバの各共産党(党)と、資本主義国の日本、ポルトガルの両共産党である(現在のロシア共産党は不明)。
1989年からの東欧革命とソ連崩壊で、10カ国の社会主義国が崩壊。イギリス、オランダ、ベルギーの各共産党は解党、または解党に近い状態にある。

社民党は「風前の灯」だが、共産党も長期低落傾向に歯止めがかからない。知人
(私は共産党員にも知人がいます-笑)によれば、とくに若者の共産党離れが著しく、党員の減少と高齢化が進んでいるという。
まあ、一種のカルト的団結力を誇る組織であるから、社民党のように消滅の危機に陥ることはないだろう。が、政治的影響力は、これからも減少の一途をたどるのは間違いない。

ところで、共産党は、「民主集権制」について以下のように正当化し、合理化している。
「方針決定にあたっては、徹底した民主的論議が保障される」
「日常的にも、党中央委員会あるいは各級機関への党員のさまざまな質問や意見の
提出は保障されているし、現にひんぱんに出されている」
「(民主的論議が保障される)それらのルール、規定を軽視したり、形式的実務的に
のみあつかう態度は官僚主義としてきびしい批判の対象となる」

確かに意見を出すことも論議をすることも許されている。
が、党中央の方針に「賛成」「支持」の立場からの発言は自由であるが、個々の決定、方針に「異論」の立場からの発言は問題視、異端視される。党大会決議案の討論でも同じである。
そして異端視されるにとどまらず、その異論に対して、上級機関、党中央は必ず以下の8項目に渡る報復的措置を状況に応じて使い分ける。

(1)地区、都道府県役員であれば、次期党会議で機関推薦リストにのせず、排除する。

(2)議員であれば、次回選挙で他の候補者といれかえて、排除する。

(3)党機関専従(地区、都道府県、中央)であれば、「党中央批判は、一般党員には
許されるが、党機関専従としては許されない」という幹部会論理にもとづいて専従を
解任する。

(4)党機関専従を定年退職した名誉役員、顧問の場合は、都道府県、中央への批判を出すか意見が対立したとたん、次期党会議で非推薦となる。そして同時に専従者の
一種の年金に該当する顧問手当の支給も打ち切られる。

(5)所属組織から隔離して「都道府県直属、中央直属点在党員」処置を強権的に
行い、一切の党員権を剥奪する場合もある。

(6)「除籍」通告をして、党内排除のみでなく、党外に排除する場合もある。

(7)さらに「離党届を保留扱いにしての除籍」がある。つまり、共産党に見切りをつけて離党届を出した場合、「届」の受理後に党批判を公然と行う恐れがある者については、離党届をいったん保留扱いにする。そして、批判的言動を確認した時点で離党届を不受理にし、「除籍処分=裏切り者」にするのである。

(8)党中央の「規律違反」=「意見のちがいによる組織的排除」を他の党員、他の支部に話せば、党規約第2条8項違反=「党内問題を党外(=他党員、他支部)にもちだした」として「除名」処分にし、「反党分子」として除名キャンペーンをくりひろげる。

以上、党中央批判に対しては、意見書提出や会議での発言という党内の正規ルートであれば、 (1)~(5)の党内排除を行い、他の党員や他支部に話す、あるいは党外出版物で発言すれば、(6)~(8)の党外排除を行うのである。
これが、共産党の「民主集中制」の運営実態である。

こんな非民主的な組織、政党が、日本の政治を左右するようにな存在になる可能性は限りなく低い。今後とも党員の高齢化が進み、衰退の道をたどるのは間違いない。
が、わずかながら、共産党が影響力を及ぼす状況になる可能性がある。それは民主党が自民党を上回り、反自公の数が過半数に達したときである。
このとき、民主党は必ず社民党に連立を持ちかける。そして、共産党には「閣外協力」を打診する。その可能性は排除できない。あるいは、共産党の「閣外協力」が浮上すれば、公明党が危機感を抱いて民主党と組む、つまり民・公・社の3党連立政権が成立する事態も十分に考えられる。

まあ、民主党はいずれ自壊するであろうし、社民党は限りなく小さくなる。共産党も長期低落傾向に歯止めがかからない。
そして、民主党自壊の混乱の中で、真の政界再編が起こる。
そうなると思うし、そうなってほしい。

なお、「風前の灯」とか「衰退の一途」と言ったが、昨年9月の衆議員選挙における得票数(比例代表)は、社民党370万票で共産党490万票。合計すると860万票で12.7%の得票率。
まだまだ油断はできません。

参照1:衆議院議員総選挙・最高裁判所裁判官国民審査結果調
参照2:民主集中制の放棄とフランス共産党
参照3:なぜ民主集中制の擁護か

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政治(国内)」カテゴリの記事

コメント

絶滅危惧種には笑わせて頂きましたが、未だこの種の周りに寄生する寄生虫が13%と云うのは「声」が大きいだけに注意は必要です。
しかし、朝日新聞の読者の約800万人が居るのですから重複していると考えると寄生虫の老化は有っても新生児に寄生するのは難しいのでは無いでしょうか?
後は日本の教育界を浄化していく、最近は日本の歴史も教えず修学旅行が観光旅行並になり中国、韓国に行く、日本国内での教師に対する安全教育をマスコミは云っても、中国、韓国での安全に対しはマスコミはダンマリ、父兄も安全に関する認識をマスコミ任せにせず自分の子供の安全に声を上げて欲しいものです。
これも珍種絶滅の一つの方法と思います。

投稿: 猪 | 2006/03/23 16:42

小泉自民党こそ「社共主義改革政党」だろう。(笑)

↑また来ましたよ、バカの見本みたいなコメント(笑)
削除しようかと思いましたが、典型例なので今回は残しておきます。
それにしても頭が悪いというか、何というか・・・
「社共主義」なんて「主義」は、世界中のどこを探してもありません(爆笑)
社会主義と共産主義を融合させた新しいイデオロギーが「社共主義」なのでしょうか???

それから、ハンドルネームの「マレクス」、「マルクス」をこういう風に発音する国の方ですかね。

まあ、左翼には、こんな無知蒙昧な輩はおりませんから、一応、本人は「右」だと思っているのでしょう(笑)
しかし、私だったら恥ずかしくて、人の目に触れるところには書けませんね、こんなコメント(爆笑!!!)

(追記)
この「マレクス・アウレリウス」と
「番場の忠太郎」と
「権兵衛」は同一人物です。
IPアドレスが、いずれも「59.133.19.51」
そして「権兵衛」は、しっかりと「御徒町子」のブログの宣伝をしている。
どうも「御徒町子」本人のようですね。
書き方が、以前からそっくりです。
つまりバカ。
なお、「権兵衛」のコメントだけは、宣伝工作なので削除しておきます。

坂 眞

投稿: マレクス・アウレリウス | 2006/03/23 16:50

そもそも、中国(北朝鮮)の核ミサイルは何故配備され、何処を向いているのか?アメリカは届かない(一部の西海岸だけ)、彼等に聞いてみたい素朴な?疑問。
もし、故意で有れ無かれ一発でも日本に来たら、多数の国民の命や財産が奪われるという事に疑いは無いと思う。国民を守る事が国の義務とすれば、憲法改正は至極当然の事。他人に凶器で脅され、金だけ取られてヘラヘラ穏便に「平和主義で話し合いで解決」などとの言う希少動物の様な人間の事を「バカ」と言う。
公明党も彼等と一緒に、消えて欲しい。

投稿: NZ life | 2006/03/23 17:44


 どこかのブログで

「共産党はマングースのようにハブ(公明党)をとってりゃいい」

 と書き込みがありました。どなたがが

「ハブをあまりとらず雑食性でせこく生きるところもマングースにそっくり」と返されていました。沖縄では天然記念物ヤンバルクイナにも噛み付いています。

 共産党が天皇制に噛み付くのも同じ習性でしょうか。

投稿: 普通の国民 | 2006/03/23 19:27

社民党、共産党は護憲政党を標榜しています。

でも、憲法96条で定められている憲法改正の手続きの国民投票の規定を定めることに反対するため党首会談をしたとは全く一般人には理解でいないです。

憲法は国会は国権の最高機関と位置づけています。
その国会が定めた国歌、国旗に反対する日教組等を、社共両党は憲法を守れと何故糾弾しないのでしょう。

ようはご都合護憲なのですね。

投稿: yuki | 2006/03/23 20:05

ラオスは?

投稿: 未定 | 2006/03/23 20:59

「幅広い護憲勢力の結集」って笑うところですか。

投稿: 煬帝 | 2006/03/23 21:13

今夜のNHKで放送した、クローズアップ現代は、新書販売戦略をテーマにしたものでしたが、番組の半分以上は、岩波新書の宣伝・紹介でした。

『世界共和国』だの『教養』だのの言葉を繰り返していました。『教養』とは言っても、”社共的教養”で、『まともな教養』では無いと思いますが。

NHKはこの様にして、せっせと”絶滅危惧種”に餌を運んでいる様です。『公平性』など、どこ吹く風ですね。

また、放送受信料の不払いが増えても知りませんよ。

投稿: 五橋仙人 | 2006/03/23 21:29

こんばんわ。

こちらのエントリーを拝読させて頂き、先週の事を思い出しました。

03/19(日)、時間は夕方くらいだったかな。
岩手県某市内で、社民党と日本共産党がてくてくデモっていたんですよ。えぇ、9条を守ろう!のデモですね。

このときは、「売国奴が雁首揃えて何やってんだ、こんな寒い時期に」くらいしか思うところはなく、ベランダから生暖かく見守っていたんですが。


なるほど、世界の珍種かぁ。
納得です(笑)。

投稿: nikki | 2006/03/23 21:55

 社共が共闘しなければと思うくらい、国民の改憲意欲が盛り上がってきているということであり、喜ばしいことだ。
 特に9条は特に改憲の必要性を感じる。また、外国人の参政権をどうするか、知る権利、プライバシーの保護、環境権、刑事事件被害者の問題、等々、改正の要点は多数ある。いつまでも憲法絶対の呪縛に囚われていたのでは実態と合わない矛盾が多く生じ、国政の運営にも支障をきたす。また、そのことは国民の不利益にもつながることである。せっかく憲法改正の機運が盛り上がっているのだから、この機会を生かさない手は無いと思う。

投稿: プライム | 2006/03/23 21:57

護憲派の方のブログを見ましたが、改めてその特異性を知らされました。
9条墨守を力説するなら、是非中国や朝鮮でしてもらいたいものですが、彼らは中朝に対して恐れ多くてそんな事は出来ませんね(笑)。
http://blog.livedoor.jp/haru_saku/

投稿: mugi | 2006/03/23 22:04

mugi さん、まあ、拝見。凄いですねぇ。
彼ら(コメントも含めて)の言う、個人の幸せというのは直訳すると「自分だけよければいい」ということですかね。
たかが、極東アジアの小さな鎖国の島国が西欧列強の侵略から対抗できたのは日本人が滅私奉公精神で一致団結したからです。国と国民は運命共同体ですから国のために戦うのは当然です。国が侵略されれば、個人の幸せもない。これを否定している彼らの目的は何でしょうかね。

投稿: 法大生 | 2006/03/23 22:41

坂さんこんにちは。
こちらのブログに出会って3ヶ月程になろうかと思います。最近では仕事の間があれば拝見する日々です。かぼそい声でありますが、ささやかながらブログランキングのほうで応援させて頂いてます。
毎日何度も見に来てなんのコメントも残さないのも気持ち悪いでしょうから、つたない足跡をのこさせて頂きました(笑)

投稿: 国家国民であることを自覚しはじめた田舎者 | 2006/03/23 23:17

中共が消えたら在日米軍も自衛隊も、大幅に縮小できるのに・・9条を改正しようが、残そうが、隣のアホ国家の出方次第なんですけどね・・志井さん福島さんとも、文句言うなら軍拡一辺倒の大陸であって、いざというとき、あんたらを日本人として守る自衛隊や政府を批判するのは天に唾する行為ですよね。

投稿: SAKAKI | 2006/03/23 23:54

絶滅危惧種は保護すべき対象ですが、社共:こればっかりは一日も早く消えて欲しい政党です。しかし、この連中がのさばるのも860万票という票があればこそです。しかし、これほどサヨク支持者がいるとは思えません。どんな組織にも箸にも棒にもかからぬ不満分子は居るもので、そういった連中のガス抜き用には有用ですが、せいぜい5%もあれば十分でしょう。大半は現在の日本があまりに対米従属であることからする不満が昂じての反米感情によるものと思います。米軍のグアム移転に費用負担など不合理の最たるものです。反語的ですが、9条改正、国防軍設立がなければ、自民党への不満表明としての社共支持は変わらないのではないでしょうか。

投稿: まつ | 2006/03/24 00:01

「絶滅希望種」でいいんじゃないの?本当に絶滅し方が日本のためだし、、、、

投稿: ざんぶろんぞ | 2006/03/24 01:39

正しい国家感を持った若い人が台頭してくると
思いますし、奴等に未来はありませんな(w
声だけはデカい様ですが半島本土人の類だと
思われますので現日本国民は相手にしないでしょう。

なんせ現代日本国民は論理を重んじますので。
いくら声だけデカくても論理矛盾じゃねえ┐(´ー`)┌
社共の様な連中はアホ極左であって間違っても
左翼ではないと。不勉強な連中のなれの果てですな。

投稿: abusan | 2006/03/24 07:49

60代前半で小企業経営していますが、新聞・テレビの報道はどうも?そんな時このページと出会い半年位になるでしょうか毎朝拝見勉強させていただいています。北の街からエールを送ります。

投稿: hituzi | 2006/03/24 08:06

共産党や左派の実態や動向が初めて解りました、これからもお願いします。

そういえば、街宣右翼の実態はほとんど在日で、保守・右翼へのネガティブキャンペーンだと聞きます。この資金も解明されると良いですが。

投稿: MultiSync | 2006/03/24 22:20

長くなりますが、4点ほどコメントします。
「サヨク」の数が900万票もあるとは思えないというコメントがありました。
いるんですよ。甘いのではないでしょうか。しかもこの間の「永田メール」問題での民主党の“自爆”で、公明党と共産・社民党の存在感が増しています。
民主党は本当に脇が甘い。「民主統一同盟」(=昔のML同盟→マル青同)という中共の手先の政治団体の講演会に呼ばれて嬉々として講演しています。しかも原口一博などの幹部議員が。
永田をなぜ辞めさせられないのか? もう前原・民主党は終わりです。というわけで、共産・社民の存在が前面に出てきてるように思います。しかも基礎票は相当あります。
マスコミは「サヨク」出身者が多いし、潜在的支持者です。
しかも「反小泉」とか「格差社会」とか言えば何か論じたような感じになるのかも知れません。マスコミの利害からいうと、再販制度・特殊指定を守りたい新聞社、ITやインターネット、ウェブ社会を心の底では憎んでいるテレビ局などは反小泉・竹中の旗の下に集まり、例えば福田康夫のような人を押し出そうとしています。しかも彼らは特定アジアを「偏愛」しています。
「サヨク」支持者は多いですよ。決して軽視していい勢力ではありません。

次に、社民党に関して。社民党には朝鮮総聯や在日韓国民主統一連合(韓統連)などの北朝鮮の工作組織との関係(過去と現在)について洗いざらい明らかにすべきです。
韓統連に関しては以下を:
http://www.korea-htr.com/jp/index-mj.html
1960年代後半、日本共産党と朝鮮労働党の関係が悪化して以後、いわゆる日朝友好運動を担ったのは日本社会党と総評でした。主に二つの系列が存在しました。協会派系(向坂・岩井・太田派)と非協会派系です。協会派系は朝鮮問題特別委員会(朝特委)が中心でした。非協会派系は日朝友好連帯国民会議などです。前者が圧倒的な影響力を保持していました。
また、総聯との関係とは別に韓国民団へ北の工作が浸透しました。それが韓統連や統一革命党日本委員会、あるいは在日韓国人政治犯救援運動などです。これらは根本を辿ると北のフロント組織・運動そのものでした。金大中事件は北の浸透・包摂工作の過程で韓国中央情報部(KCIA)によって引き起こされた事件です。
主体思想研究会系の運動はその後、鎌倉孝夫・尾上健一氏をイデオローグとして独自に結成されます。
社会党や総評は完全に北朝鮮・総聯にコントロールされていました。例えば、朝特委の資料は飯田橋の総聯系の印刷所で印刷されていたそうです。
(以上の話は私の記憶に基づくもので完全に正確なものではありません。その辺ご容赦を)
朝鮮総聯系知識人で総聯から「パージ」された知識人たちは『三千里』『青丘』などの雑誌を発行し、現在の「強制連行史観」のベースを形成しました。(金達寿・朴慶植・李進熙・姜在彦・金石範・金時鐘氏など)

第3に、共産党に関しては、社民党と違って、公明党=創価学会、部落解放同盟、朝鮮総聯に対する強力な批判勢力としてその存在感は無視できません。しかも地方議会に少数ですが必ず議員がいるので、特に解同の不法活動をチェックしています。鳥取で例の人権救済条例が一旦ストップされているのには弁護士会(共産党系)の強硬な反対が「寄与」しています。
北朝鮮との関係は戦前からのつながりがあり、戦後も公表できない様々な関係や因縁がありました。全ての資料や記憶は彼ら自身が握っていて、明らかにしていません。戦前はコミンテルン(スターリン)、戦後はコミンフォルムや中共の手先として動いていたわけですから、公表はできません。「対外盲従分子」とは共産党自身のことを指しているのです。彼らは自らの過去を本当には清算していません。
今私が住んでいる町の駅頭で夕方共産党が頻繁に宣伝活動をしています。ただ、ビラを配布している方は60歳以上の人が大半で年金生活者かなという人が目立ちます。この人たちは「民主集中制」のことや北朝鮮と共産党の関係を正しく知っているのでしょうか。
長年頑張ってきた萩原遼・兵本達吉さんなどの核心党員を排除するのに「民主集中制」は最も効率的です。高齢化の進行と、この「情報格差」はこの政党の未来の暗さを明示(暗示)しています。

最後に、一言。
共産党や社民党、「九条の会」やその他の「善意」で「愚かな」知識人やマスコミの意見に対し、日本は真逆の方向、政策を実行すべきだと思います。そのために日本の保守派や良心派は着実に準備を始めるべきです。憲法を改正し「最小限核抑止力」を持つように今すぐに決断すべきです。
平松茂雄・伊藤貫・兵頭二十八さんら各氏の論を読んでその意を強くしました。
そうしない限り、中朝韓の特定アジア、特に中共からの干渉を排除することはできないでしょう。
元寇=蒙古襲来や日清戦争の時代との厳然たる違いを認識すべきです。中共の軍事脅威(核やミサイル)はリアルな現実なのですから。

まとまらない冗長なコメント、失礼しました。

投稿: さぬきうどん | 2006/03/24 22:42

皆さん、こんばんわ。
コメントありがとうございます。

まず、教育基本法改正、次が憲法改正ですかね。
私は、社民党=売国は滅びてほしいですが、共産党には存在価値を認めます(笑)
けっこう、原則的ですよ、独りよがりですが(笑)
ただ、最高に嫌いです!!!この組織!!!

さぬきうどん、さん
貴重なコメントありがとうございます。

>昔のML同盟

民主党若手の後見人的存在である仙谷由人、元東大法学部闘争委員会のリーダーで、ML派かML派に近い存在だった。
東大全共闘は、私が所属したブント(共産主義者同盟)と、そこから分派したML派(毛沢東バンザイ)が主力でした。
したがって、

>「民主統一同盟」(=昔のML同盟→マル青同)という中共の手先の政治団体の講演会に呼ばれて嬉々として講演しています。しかも原口一博などの幹部議員が

は、当然と言えば当然。

>共産党に関しては、社民党と違って、公明党=創価学会、部落解放同盟、朝鮮総聯に対する強力な批判勢力としてその存在感は無視できません。しかも地方議会に少数ですが必ず議員がいるので、特に解同の不法活動をチェックしています。鳥取で例の人権救済条例が一旦ストップされているのには弁護士会(共産党系)の強硬な反対が「寄与」しています

これも事実ですね。
石原都知事が「共産党はスパイス(カラシ)としては必要」という意味の発言をテレビでしていた記憶がありますが、解同や学会と渡り合える組織が共産党しかないという現実には、慄然とするものがあります。

共産党は、社民党に共闘を申し入れましたが、新社会党からの申し入れは拒絶したと聞いています。
なぜなら、新社会党は解同とズブズブだからです。
やはり、社民党や新社会党よりは存在価値はあります、日本共産党。
別にほめている訳ではないよ(笑)

投稿: 坂 眞 | 2006/03/25 00:37

坂様
丁寧なコメント、ありがとうございます。
坂さまは、私より少し年長だとお見受けします。
私は北朝鮮問題は多少経験があります。主に在日韓国人政治犯救援運動と入管問題です。
よろしくお願いします。

投稿: さぬきうどん | 2006/03/25 00:49

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