やっぱり韓国、やっぱり盧武鉉くん
本日の19時の時点で「決裂」が確認された我が国による竹島近海の海洋調査問題が、わずか1時間後、急転直下「合意」に至った。
韓国側が姿勢を軟化させたためだ。
↓
【ソウル堀山明子】訪韓中の谷内正太郎外務次官は22日、ソウル市内のホテルで韓国外交通商省の柳明桓(ユミョンファン)第1次官と2日目の会談を断続的に行い、日韓
双方が領有権を主張する竹島(韓国名・独島)周辺での日本の海洋調査計画をめぐる外交交渉が妥結した。日本側が今回の調査を取りやめ、韓国側は6月の国際水路
機関(IHO)の国際会議で、竹島周辺の海底地形の韓国名を提起しないことにした。
島根県境港沖で待機している海上保安庁の測量船が竹島周辺海域で韓国警備艇と
摩擦を起こす事態は回避された。
交渉妥結後、谷内次官が記者団に明らかにしたところによると、韓国側はIHOに対する海底地形の韓国名提起を放棄したわけではなく、「今後、必要な準備を進めて適切な時期に推進する」との立場だという。韓国の柳次官は21日、韓国名の提起を「6月にすると発表したことはない」と語っており、譲歩ではないと主張できる形だ。
(後略)
竹島問題:日韓交渉妥結 海洋調査中止、韓国名提起せず
(2006年4月22日 毎日新聞)
結局、「6月にドイツで開かれる予定の国際水路機関(IHO)で、韓国が海底の地形に
韓国独自の名称を申請しなければ、調査を延期する」という我が国が最初に提案した線で妥協した。
一方的な勝者と敗者を作らないのが外交の要諦とすれば、今回の結論はまずまずではないか。
ただ、「国防責任者は命令さえあれば任務を完了する自信があると答えた」と臨戦態勢にあることを強調したのは誰だったのですかね、盧武鉉くん。
つい4日前のことですよ(笑)
戦争覚悟だったのではないの???
興奮して、キレたとしか思えない発言を連発する、こんな人物が大統領???
まったくもって、脅しにも何にもなっていない。
もっと自国の立場と力量を自覚してから発言したらどうだ!!!
今回の妥協に、韓国内の世論がどう反応するのか???すごく楽しみだ。
「韓国名の提起を6月にすると発表したことはない」というのも苦しい言い訳に聞こえる
けど(笑)
まさか、「盧武鉉、よくやった」とは言わないでしょうねえ(爆笑)
ただ、IHOで、韓国が竹島近海の海底の地形に韓国独自の名称を申請する可能性が100%なくなったわけではない。
何といっても、常識破りが売り物の盧武鉉くんが大統領なんだから(爆笑)
我が国は、海洋調査の態勢を今後とも解除するべきではない!!!
※なお、韓国が海底地名提案書を提出したからといって、希望通りの名称が確定する可能性は低いとされる。
海底地名はIHO内の海底地名小委員会(11人)の満場一致で決定するが、小委員会に日本人委員が1人含まれているためだ。(朝鮮日報)
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コメント
いつも素早い記事に感心しております。
さて今回の件ですが、
「株式日記と経済展望」というブログに
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu118.htm
に鋭い記事が掲載されておりますので、是非お読みいただければと思っております。マスコミもなかなか真実を伝えてくれないのでブログだけが頼りの現在ですから。
投稿: 無名太郎 | 2006/04/22 22:41
今回の件では日本の政治家と外務官僚のヘタレっぷりのみが目立っていたと思うのですが如何でしょうか?
日本側に譲歩すべき理由なぞ何処にも無く、むしろ韓国側が測量船を拿捕でもしてくれれば万々歳だったのでは?
どうも韓国側の大勝利に思え残念でなりません。
投稿: 7c | 2006/04/22 23:33
7cさん、初めまして。
政治はもっと奥深く読むべきだと思います。
我が国が測量を強行して韓国と物理的に対立する。
これは究極の選択肢であり、できれば避けたほうがよい。
これが国益でしょう。
北東アジア(特に中共や北朝鮮)の情勢を読めば、その方が賢明です。
私も、韓国が最後まで突っ張るのであれば、「測量強行やむなし」と思っていましたが、韓国はポーズだけで、会談決裂1時間後には態度を急変、妥協してきた。
しょせん、その程度の国なんです、韓国は!!!
私は、今回の一件で、韓国が我が国と衝突しても勝てる目途がないと悟った。
そして、米国も韓国の言い分をまったく支持していないことが分った。
という点で、けっして我が国の敗北とは思っておりません。
そもそも今回の測量の目的が、韓国がIHOに「海底の地形に韓国独自の名称を申請する」ことに対抗することでしたから。
外交というか政治というか、もっと高いところから見る必要もあるのではないでしょうか。
投稿: 坂 眞 | 2006/04/23 00:08
あーあ やっちゃいましたね。
連中に「約束」なんて概念はまったく無いのに。
そ知らぬ顔して提案するに決まってるっつーの。
http://fetia.blog34.fc2.com/blog-date-20060210.html
投稿: namibia | 2006/04/23 00:10
みなさん、ご立腹ですね。私も最初はめちゃめちゃむかつきましたが、気持ちが落ち着いてくるとまあ今回はこれでよしとしてもいいのではないかなと思います。
さて以下のサイトで大和魂をくすぐられる動画を発見しましたのでよかったら見てみてください。
http://www.youtube.com/
行き方はまず、検索に「zipang」と入力、その後上から4つ目の動画です。海自と帝国海軍のコラボでめちゃめちゃかっこいい動画ですよ!泣けます。
投稿: ズラタン | 2006/04/23 00:23
もっと思考は柔軟にすべきだと思う。
なんか盧武鉉や韓国の裏返しのようなコメントが続いていますね。
残念です。
IHOは、韓国が「日本海」の名称は日本帝国主義の残滓であるとして「東海」へ名称を変更するように要求した件でも、2002年9月に「技術的目的を越える問題に直面している」との談話を発表して、一旦決めた「呼称白紙化」を撤回しています。
つまり国際機関もバカではない。
国際水路機関における日本海呼称問題(外務省)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/nihonkai_k/suiro.html
また、海底地名はIHO内の海底地名小委員会(11人)の満場一致で決定するが、小委員会に日本人委員が1人含まれている、ということですから、韓国が申請しても通るとは思えません。
もっと、複眼的な見方をすべきです。
このブログを読んで、一面的な反応が返ってくることが不思議です。
ズラタンさんの感想が普通だと思いますが・・・
投稿: 坂 眞 | 2006/04/23 00:44
また日本がだまされることになると思いますね。何度もだまされる。そして次第に覚醒する。憲法前文の「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼してわれらの安全と生存を保持しようと決意した」という空疎で自殺的なイデオロギーを持っている限りどうしようもない。
投稿: まつ | 2006/04/23 00:59
ご不満も多々あろうかと思いますが、小泉政権になってはじめていろいろと注文をつける場面が出てきたわけです。
これまでの経緯、しがらみを一気に断ち切って、国際法に準拠というわけにも行きますまい。今回はこれで充分目的を達成したと思います。問題は、今後、東アジアのシナ朝鮮が無理押しをしたときに、もうそういう甘えは出来ませんよと釘をさす、その前段階があってしかるべきでしょう。
いかに、我が国に理があろうとも、河野洋平や村山富一が政治的なうんこを残してしまった以上、いきなりそれを無視ないがしろには出来ない、順序を踏みつつ、もう違うんだよと手順を踏む必要があるでしょう。あ~あ、まだるっこしい。
投稿: ジョン | 2006/04/23 01:21
まあまあ、六カ国協議絡みで考えても今日韓が決定的に対立するのは良くないでしょう。日米共に対韓不信が高まっているとはいえ民主主義国同士の関係がギクシャクしてしまえば中朝に付け入る隙を与えてしまうかもしれませんし。そこら辺は日韓の外交当局はよく分かっていたんじゃないですか。ただ大統領がアレですから(笑)、韓国の外交当局は苦労したんじゃないでしょうか。
仮に韓国が日本を騙したとして6月の会議で地名を提起したとしても、そんな形の提案では国際機関は首を縦に振らないでしょうし、日本は速やかに調査を開始するでしょうし、そもそも日本における韓国への信頼度は右左問わず地に落ちますし、メリットが全く無いように思われます。
今回は単なる竹島周辺の海底調査が韓国に対して思わね程の強力なカードになることが判明しましたし、そのカードを切らずして、「温存」の形で韓国を譲歩させたのですから、まずまずの成果だったのではないでしょうか。韓国の常軌を逸した反応のおかげでBBCでも報道され、国際的にも領土紛争地として認知されたでしょうし。船を少し動かして、事務次官を韓国に派遣するだけで地名提案を撤回させてわけですから、日本は労せずして実利を得たと考えれば、それ程怒りも沸かないのでは。
投稿: ささらい | 2006/04/23 01:39
結果がまずまずだったとしても、2009年までに測量が完了するのか???
6月の総会が終わったら、電撃調査開始しか道はあるまい。
投稿: 正成 | 2006/04/23 02:47
こんにちは
先日「削除してしまった」というページはこれでしょうか?
「ふざけるな!中共!!!」のキャッシュ
http://72.14.203.104/search?q=cache:-xOPpIQuXuoJ:http://banmakoto.air-nifty.com/blues/2006/04/post_751d.html+%A4%D5%A4%B6%A4%B1%A4%EB%A4%CA%C3%E6%B6%A6+%B2%AB%BA%BD&lr=lang_ja&hl=ja&ie=EUC-JP&output=html&client=nttx
投稿: 団塊Jr. | 2006/04/23 08:11
なんかまた問題が先送りされたなあって感じですね
テレビじゃ中津川の少女殺害のほうが大きな扱いみたいで悲しいです
死刑囚の死刑執行でさえなかなか行われない「生命最優先」信仰の日本 過去に日本を守るために死んだ人たちをまつった靖国神社さえ参拝すると問題になる「国際関係重視」盲信の日本 誰が海保の隊員に死んでこいと命令できるのだろう 相手は「不当な約束」は守らなくてよいと公式に主張する韓国 自然災害でも日本人が死ねば喜ぶお下劣な韓国です
今回はこれでよしとしても今後のために用意が必要と思います
政府も 国民も
投稿: ころ | 2006/04/23 08:48
こんにちは、はじめまして。いつも頷きながら読ませて貰っています。坂さんの、素早い物事の分析とストレートな物言いが読んでいてスカッと致します。
しかし、コメント欄や他の方か意見にも耳を寄せ、客観的に捉え、多様な考え方も受け入れ、議論する。その姿勢がとても素晴らしいと思います。
今回の日本の竹島海洋調査の延期ですが、私はこれで良かったと思います。もし、両国が物理的対抗をしていたら、韓国が即刻不利になります。問題は、その時に日本国内で【何か起きないか】という不安です。
国内には、反日勢力や、朝鮮に関わる犯罪組織が存在します。そして、今は韓国人のビザが免除されています。日本国民は、毎日あくせく懸命に働いて、外出し交通機関を使用する方が殆どです。
一時的にも、国民を最も危険な状態にさらす訳ですから、今回の政府の判断には賛成したいと思います。まずは国内の膿を出す事が懸命だと思うのです。
投稿: 直助 | 2006/04/23 09:43
事の成り行きによっては、物理的衝突にまで至るような今回の問題、いくら日本政府が変わってきたと言ってもここまで思い切った行動をとった(感情的にはまだまだ不満ですが。)裏にはアメリカの関わりがあるのではないかと思いました。
半島情勢への政策の一貫ではないかと思います。中国主席のアメリカ訪問など時期をあわせての一連の動きの一部なのではないでしょうか。
投稿: mm | 2006/04/23 10:17
>直助様
教えて下さい。ネットでは韓国に「ビザ不要」の待遇を与える危険性への言及にあふれ、大きな危機感を持っていましたが、外務省が強行しました。我々にはこれを中止させる力がありません。その結果東京を中心に韓国人武装強盗が活躍して大幅に被害が増えています。在日外国人に生活保護を与えるのは、おかしいですが1兆円の税金が44万人の韓国・北朝鮮人に毎年払われ貴族に与えられるような在日特権を与えられています。これも自治体が率先して行っています。すなわち、「国内の膿をだす」が日常の延長では非常に難しいのではないでしょうか。さて「韓流」とはなんでしょう。私には「韓国からの文化面からの侵略」だと思います。武力衝突は現場で起きますし、国内の犯罪組織が動くこともあるでしょう。残念ながら日本人の総意としてテロを起こされなければわからない、ということもあるかもしれません。
投稿: 普通の国民 | 2006/04/23 10:22
調査中止ですか。まあ想定の範囲内ですかw
私も韓国がお得意の約束破りで提案を強行するのではないかと危惧する方ですが、事情を伺うと韓国の提案が通ることもなさそうですね。
懸念は、今回はこれで良いとしても、今後の話し合いで適当な落とし所があるのかと言うことでしょう。国際司法裁判所に出て行けば韓国が負けるに決まっているし、それを見越して韓国は出てこず不法占拠を続けるだろうし、日本は実力行使には中々出られないし...
脳無や外相が国内向けにどんな言い訳をするか、生温かく見守りたいと思います。もし約束破りをしたら、今度こそ日本の韓国に対する態度は確定してしまいますよ。
それにしても、これだけやっておいて、また国連議長就任の応援をしろとか言わないでしょうね!?
投稿: るな | 2006/04/23 10:25
>るなさん
>それにしても、これだけやっておいて、また国連議長就任の応援をしろとか言わないでしょうね!?
いや~やつらのことやから平気な顔して言うんやないですか?そもそも日本もこの件に関しては呆れてますがそれは世界の国々もそうですからね。ただ国連なんてもんは貧乏な発展途上国代表への賄賂なんかがとてつもないです。それで買収そして1票獲得なんか日常茶飯事。韓国もがっつり買収工作やるんでしょうね。
日本は途上国分の分担金まで払ってやってるし、まったくとんでもない国際機関ですよ(笑)。
さて、今回の見た目には派手な衝突になりそうだった事態、国内での警視庁含めた警察の動きなどはどうだったのでしょうか?何らかの動きはしたんでしょうか?
投稿: ズラタン | 2006/04/23 12:15
今回の決定は無難な選択だったと思います、特に韓国にとっては振り上げた拳を日本のおかげで引っ込めることができて現実派の高官は安堵してるのではないかと思います。飲むひょんもいい加減ファンタジーの世界から戻ってきて欲しいものです。
そういえば今日の「サンデージャポン」でパクイルが電波飛ばしまくっていましたね、在日三世であれだから本場に行けばもっと凄いんだろうな・・・
投稿: よし | 2006/04/23 12:19
坂様
初めまして。
以前からブログ拝見させて戴いています。
このブログに限らず、国際政治関係のブログをかなり読みましたが、共通して引っ掛かかる点がありましたので、コメントさせていただきます。
こうしたブログの著者の意識に共通した点として、強い被害者意識がある様に感じます。
日本は、経済力こそある程度あるが、軍事、政治の弱小国であり、そうなった原因は政治家、マスコミ等の中にいる反日勢力や馬鹿な国民にある。そのため、中韓米といった国に良いようになめられ、やりたい放題.....。
と、大体こんな感じなのではないかと思います。
私が以前から疑問に思っているのは、この意識の根にある‘弱小国‘という認識です。
興味を持って色々調べてみたのですが、私自身の結論としては、日本が軍事、政治共に既に大国であり、現在もそれを増強するべく驀進しているということです(これ、日本以外のほとんどの国でのコンセンサスだと思うのですが)。
この傾向は、通称失われた10年に著しいものがあります。
政府、外務省は(小泉政権以前から)それなりにやるべきことはやっていますし、そうした蓄積の成果がここ10年程の躍進に繋がっていると思います。
ブログの著者はもとより、評論家、政治家にすらこうした事実を認識出来ていない方が多く、それが特に極東絡みのゴタゴタを正しく把握出来ない原因になっている様に感じています。
今回の、調査船派遣騒動ですが、韓国の反応は凄まじかったですよね。
‘政府が駄目でも、国民は最後の一人まで戦う‘、‘独島の領有権を主張することは、ソウルの領有権を主張することと同じ‘等々、「本土決戦ですか?」と突っ込みたくなる様な発言が続出しました。
多くのブログでは、これを‘韓国火病‘として笑いものにしたわけですが、本当に笑えるのでしょうか?
島根県が行った、竹島の日制定、教科書への指導、調査船の派遣、これら一連の行為は、大国が弱小国をいたぶる際のある種典型的な手法なんです。
例として、日露戦争開戦前の、日本に対するロシアの行動がそれでした(児玉譲 日露戦争の第一巻に詳しいです)。
何とはない行動から始めて、ジワジワと追い込んでいく。
大国側からすれば、‘つまるところ、どうにでも料理できる相手‘なわけですから、焦る必要はありません。建前を表に出しながら、あくまで自身を正当化しつつ相手をジワジワ追い詰めていけば良いわけです。
それに耐え切れず、相手が暴発すれば、‘止むを得ず応戦‘という建前で軍事的に潰してしまうだけですからね。
この、‘日本が怖い‘という感覚は、日本国内にいた場合、理解出来ないと思います。
中国が、‘日本の軍事的脅威‘を口にすると、「核を大量に保有する国が何を白々しく」と批判されることがほとんどですが、私は客観的に判断して、‘日本に対する恐怖感‘が存在することは事実だと考えています。
日本の政治力、軍事力(特に潜在的軍事力)は、非常に見えにくく(多分)意図的にカモフラージュされていますが、敵対する国からは良く見えるわけで、もし私が中韓(米も)であったら、強い恐怖感と危機感を感じます。
まわりくどい言い方になってしまいますが、軍事力、政治力共に、いかにも日本的な‘寝技‘で増強され続けています。
(例えば、‘日本は政治的弱小国で、本当に国連での発言力が無いのか‘等々詳しく調べてみると面白いです)。
このあたり、いずれ自分のブログでも作って詳しく記載したいと思っていますが、取り合えずコメントしておきたいのは、‘日本が大国であり、周辺国がそれによって多大なプレッシャーを与えられていること‘、‘大国であるが故に、国際社会からそれに相応しい態度を求められること‘です。
今回の対応に関して外務省に対する批判を多く拝見しますが、後者の理由からあれ以上の強硬な対応は無理だと思います。あれ以上強硬にやれば、(責任が韓国にあったとしても)‘大国の悪質な弱小国イジメ‘と国際社会の目に映りかねませんから。
要は、‘大人‘としての態度が要求されるわけです。
このあたり、政府も外務省も正しいバランス感覚を持って対応していると思います。
長くなりましたが、韓中等周辺国にとってあたり前の感覚が、当の日本人にほとんど理解されていない様なので、コメントさせていただきました。
坂さんがブログの記事を書かれる際、頭の片隅にでも置いておいていただければ幸いです。
投稿: 大都会 | 2006/04/23 12:47
こんにちは。
流石にニュースが早いですね。
今回の結果は玉虫色が強いようですが損得勘定はどうでしょう。またアメリカの存在が気になるところでもあります。
どうもいまだにTBがうまくいきません。
またこちらにリンクさせていただきますのでよろしくお願いします。
http://blog.goo.ne.jp/sakuragaokanogen/e/dc19d28aba5c1afbf61372e009ed3c9c
投稿: ヨン様 | 2006/04/23 15:13
既にご覧になられた方もいらっしゃるかもしれませんが、韓国社会の実態を紹介したサイトがあります。
http://3.csx.jp/peachy/data/korea/korea1.html
改めて隣国の実態が分かりますね。日本の天災人災くらい、韓国人が喜ぶニュースがないということを。原爆や阪神大震災、新潟中越地震、JR福知山脱線事故・・・日本人犠牲者に悪罵を浴びせるのが三度の飯より好きな民族性なのが分かるでしょう。
残念ながら領土問題はいざとなれば国際社会の目など当てに出来ません。領土紛争で助けてくれる国など何処にもないのです。
仮に日本の調査船が出て、韓国の攻撃で死傷者が出たとしても、他国には対岸の火事で表面はともかく内心は同情などしない。むしろ領土侵犯を許した国が笑われます。結局最終的にモノを言うのは武力なのです。“大人の対応”など、武力の行使できない国のお体裁゛ぶった遠吠えに過ぎません。
「(国際)連盟というものは大国に対する苦情には、見ざる、聞かざるで押し通すに決まっているのだ」と'30年代初めに言ったのはインド初代首相ネルーですが、現代の国連も全く同じ。そして西欧列強は植民地に“大人の対応”を言いながら、己はまず武力ありきのガキ大将の行為を繰り返していました。
投稿: mugi | 2006/04/23 15:34
こんにちは、坂眞さん。
今回の問題は、何とか平和裏に終わったようですね。
冷静に考えれば、坂眞さんの仰る通りだと思います。
(日本政府は名より実を取ったようにも思われます。)
しかし、他にコメントされている方がいらっしゃいますように、相手が相手だけに、簡単に反古にされるような気がしてなりません。
(まぁ、韓国が提案しても、日本人の委員も1人いますので、通らないでしょうね)
まぁ、かの人のことですから、このことで調子に乗るでしょうね。そして、いつもの勘違い(?)で「独島は我が領土」でマンセーするのではないでしょうか?
このIHOの会議が6月のドイツで開催されるとの事。
ちょうど、W杯もありますので、かのマンセー人によるドイツ人への迷惑も、相当かかりそうですね。
投稿: Mars | 2006/04/23 16:02
大韓民国は敵国。
投稿: 怒 | 2006/04/23 16:44
>mugiさん
>西欧列強は植民地に“大人の対応”を言いながら、己はまず武力ありきのガキ大将の行為を繰り返していました。
たしかに当時の帝国主義の時代はむしろそれが常識でした。ルールを守ろう守ろうとしていた当時の日本のほうがむしろ珍しかったくらいじゃないですか?まあしかし、あの時代はあの時代、今は今です。
現代はあのころとは違います。特に先の世界大戦で自国の国土・生命に対し甚大な被害を受けてしまった国はもう懲り懲りしてます。なんでもありの帝国主義の名残を残してしまっているのはほとんどが大して被害を受けなかった国です。
そういう意味では朝鮮戦争で半島があれだけボロボロになってしまったのに未だ戦争やる気満々の韓国。その気持ちは自らの後ろにある北朝鮮に向けるべきじゃないんですか?本来ひとつの国家が未だ分裂してるんだからさ。
やっぱり自分たちの力で独立したことがない、さらにその気概もなかった、しかも日韓併合では武力で制圧されたわけじゃなく彼らが望んでのことであった。ある意味民族が滅亡するかもしれないという物理的武力による恐怖を味わったことがないからあれだけ平然とでかい口叩けるんでしょうか?
先の大戦終結に伴いまたは強植民地支配終結に伴い、それまで欧米列強が好き勝手に引いた国境線がそのまま残ってしまいました(特に中東やアフリカ)。まったく欧米列強というやつはは余計な難題ばっかり残しますね、ほんと(笑)。
最後に。確かに中共、朝鮮半島などに注意しておかなければならないのは当然として、私はアメリカ(いやここではあえて米帝といいます)の動きにもう少し注目しなきゃならないんじゃないかなあと最近思うようになりました。これはアメリカ国民が怖いんじゃなくてあくまでアメリカの軍産複合体の実態に対してです。あれは怖いですよ~~。
投稿: ズラタン | 2006/04/23 16:46
私は坂様の意見に完全に同意します。
日本は当初の目的を達成しました。韓国側の海底名称申請を6月のIHOには提出させないというのが、調査船を出した理由であったはずです。であるならば、韓国側から譲歩を引き出して尚、日本がそれでも調査を実行するというのでれば、原則論として、竹島が日本領であり、その海域に日本が調査船を出すことは当然だという議論はあるにしても、今回の外交的観点からすれば、それは説得力のないものになってしまうと思われます。少なくとも、韓国に付け入る余計なすきを与えてしまうのではないかと私は考えます。
しかしながら、昨日から掲示板、また保守系のブログを拝見しますに、ネット空間での世論は明らかにそうではないようです。政府、ならびに外務省に対してのバッシングは凄まじいものがあります。私も、こと外務省には関しては一言発したいこともありますが、しかし、そうした批判の中には坂様もご指摘のとおり、韓国や盧武鉉の裏返しの如き目に余るものが多数存在しました。中には、ただ韓国と武力衝突がしたいだけなのではないかと疑われるものもありました。(それも決して少なくない数で)
私は韓国といたずらに対立するのは日本にとって、得策ではないと考えます。また、それはアメリカにとっても、そうだと思われます。アメリカは緊張状態にある日韓関係を歓迎しないと思います。一部には、アメリカがすでに韓国を見放しているという議論が存在することは承知しておりますが、私はそれを支持しません。したがって、手前味噌で恐縮ですが、私が思う今後の日本のとるべき道というのは、この件に拘泥し、いたずらに感情に任せて韓国懲罰論を振りかざすことではなく、冷静に東アジアのパワーバランスを考えながら、対北朝鮮、中国に対処していくことではないかと考えます。(盧武鉉のいうバランサー論ではもちろんありません)
投稿: YEAH!2 | 2006/04/23 16:59
日韓小競り合いの合間に、北朝鮮が南進することに1ウォン賭けていたんですが、ハズレでした。(笑
今回の合意は、EEZ境界確定の話し合いに引っ張り出すことが出来るということだし、海洋調査に関しては2~3ヶ月遅らせたというだけです。大事なことは、7月以降にすぐにでも調査することでしょう。これ以上長く放置していてもいいことが無い。
ところで、このテーマでは、国内のサヨクやらおかしな平和主義者はおとなしいですな。
ひょっとしたら学習して目覚める人々が激増中かも知れないんで、ちょくちょく海洋調査に出てくれることを期待します。
新聞の論調も安易に韓国善、日本悪というレッテル張りはできない様子。
海洋調査は、国内のお花畑平和主義者の駆逐カードです。(笑
竹島があの状況まで来てれば、もはや失うものが無い(攻めるだけ)というのがいいですなぁ。
他力本願ですが、韓国が騒いでくれれば新憲法制定が早まる予感・・・。
自虐的に、韓国ありがとう!!(と言っておくか。
投稿: 岩手の田舎人 | 2006/04/23 17:29
皆さん、こんばんわ。
コメントありがとうございます。
かなりお怒りの方もおられるようですが、政治(外交)はリアリズムですから今回の決着がもっとも現実的。
韓国が独自名称を申請しない、しっかりと文書化されているそうです。
今日のTVニュースによると。
要は一筆取ったわけです、韓国は信用できないから(笑)
大都会さん、ようこそ。
お書きになっておられること、頷ける点も多いですね。
例えば『失われた10年』とか。
私もこの時代は、『静かな革命』が進行していたときと思っています。
ただ、この『静かな革命』が開花したのは、小泉-竹中の構造改革です。
だからこそ経済界が圧倒的に支持する。
また、政治的・軍事的に国民が思っているよりも大国であることも確かです。
ただ、これも憲法を改正しなければ、『宙ぶらりん』の存在と言えるでしょう。
>こうしたブログの著者の意識に共通した点として、強い被害者意識がある様に感じます。
これは、誤解というか、読み込み不足ですね。
少なくとも私には、まったくそれはありません。
YEAH!2さん。
まったく同意です。
「大都会さん」の危惧も、そのようなネット世論を指してのことでしょう。
どうも、「にわか右翼」「にわか天皇主義者」「にわか民族主義者」が多すぎます。
少々ウンザリです。
団塊Jr.さん、ありがとう。
記事を復元しアップできました。
投稿: 坂 眞 | 2006/04/23 17:48
坂眞様
早速のご返答、有難うございます。
坂眞様の様に思うことが出来れば嬉しいのですが。
しかし現実とは違う様に思われてなりません。
>これは究極の選択肢であり、できれば避けたほうがよい。
>これが国益でしょう。
何故、避けた方がよいのでしょうか?
ここで対立を避ければ韓国による実効支配を認めた形になり最終的に竹島及び周辺海域を失う危険が増すと思われるのですが?
坂眞様に対しては釈迦に説法かも知れませんが、「国連海洋法条約では、沿岸国の200海里までの海底等を大陸棚とするとともに、地形・地質が一定条件を満たす場合、さらに延長することが可能。延長のためには、平成21年5月までに大陸棚の地形・地質に関するデータ等の大陸棚の限界延長に関する情報を国連に提出(申請)することが必要」
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu5/siryo/001/04041501/009.htm
つまり「2009年5月までに大陸棚の地形・地質に関する情報を国連に提出しなければEEZや大陸棚の境界確定において不利になる」のであり測量を行なうか、もしくは妨害によって測量が出来なかったという実績を造っておくことは日本の国益を守る上での必須条件であるように思えてなりません。
>韓国はポーズだけで、会談決裂1時間後には態度を急変、妥協してきた。
>しょせん、その程度の国なんです、韓国は!!!
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20060422it14.htm
>結局、韓国が6月の国際会議に名称提案しないことは「谷内氏が確認」することとし、日本側がそれを公表することについて、韓国側は「勝手にすればいい」と突き放す形で、協議はまとまった。
>韓国側は「6月の国際会議に韓国名の提案をしない」と明言しておらず~
この記事を読む限り、日本の海洋調査は中止(交渉の経緯から考えて当分の間、調査は出来ないでしょう)その一方で韓国は国際会議の場で韓国名を自由に提案する権利を得たように見えます。
この好条件なら誰だって態度を急変させるんじゃないでしょうか?
だって、「我々も譲歩した。」て主張できますから。
実際、本日(4/23)の「そこまで言って委員会」に出演していた大阪市立大学の在日教授は誇らしげに韓国政府の大人の対応を自慢していました。
>~日本側が要求していた「6月の国際会議で竹島周辺の海底地形の韓国名を提案しない」ことを合意に盛り込むかどうかだった。
>~谷内正太郎外務次官が安倍官房長官に経過報告をすると、安倍長官はこう指示した。
この指示を受けて結果が「海洋調査中止・韓国側はフリーハンド」と言う一方的譲歩な訳ですから、「韓国側大勝利」というかむしろ「日本害務省の自滅的敗北」という表現が妥当な気がしています。
投稿: 7c | 2006/04/23 18:27
申し訳ありません。
引用文が一部欠落しています。
これでは意味が分かりませんね。
追加・修正いたします。
追加部分は>>『「」』。
>~日本側が要求していた「6月の国際会議で竹島周辺の海底地形の韓国名を提案しない」ことを合意に盛り込むかどうかだった。
>>『「これは絶対に譲れない一線だ。これが入らないなら、席を立って日本に帰ってきていい」』
>~谷内正太郎外務次官が安倍官房長官に経過報告をすると、安倍長官はこう指示した。
この指示を受けて結果が「海洋調査中止・韓国側はフリーハンド」と言う一方的譲歩な訳ですから、「韓国側大勝利」というかむしろ「日本害務省の自滅的敗北」という表現が妥当な気がしています。
投稿: 7c | 2006/04/23 18:35
>普通の国民様
おっしゃるとおりです。無責任な書き方をしてしまったかもしれませんね。
今は憲法改正への国民投票法案を政府は進めておりますので、
着々と良い方向へと変わって来ていると思います。
教えてくださいとおっしゃられましたが、
国民全体に良い流れを作るのは、板さんや日本を心から想う
方々のブログをランキング投票で広めて、政府機関へメールを出したり、
周囲の方へ日本で起こっている事実を広める事です。
こつこつやっていくしか無いと思うのです。。
某巨大掲示板によれば、政治家の方々は
国民からのメールをきちんと読んでプリントアウトするそうです。。
確証は取れませんが、この事を信じたいです。
これしか思いつきません。。月並みな意見で申し訳ないです。
投稿: 直助 | 2006/04/23 20:37
沢山のRES有難う御座います。
幾つか勘違いを与えてしまう表現があったのと、7cさんの投稿に、ネット上の論者に多く見られる勘違いがありましたので、コメントさせていただきます。
1、外務省(害務省)に関する勘違い
これ、非常に多いです。
確かに、非常識で、自身の利益のみを考え、国益をおろそかにする外務官僚も存在します。
ただ、それは非常に少数であり、多くは使命感に燃えた真面目な方達です。
外務省が誤解され易いのは、その職務上、公に出来ないことが多く、また国際政治という極めてややこしい舞台で活動するため、一般の人間には何をやっているのか理解し難いからだと思います。
チャイナグループと呼ばれる、売国奴扱いされている親中派がいますが、彼らは彼らなりに国益を考え、中国との友好が国益に適うという判断のもと行動しているというのが私の印象です。
‘谷内カード‘という言葉をご存知でしょうか?
谷内氏は、外務省きっての切れ者、タフネゴシエータであり、外交の切り札的存在です。
そのため、谷内氏を任に当たらせることが、‘谷内カードを切る‘と呼ばれる様になったのです。
私は、当初、日本政府は今回のトラブルをそれほど重要視していないと考えていました。
それが、‘谷内カードを切った‘と聞いて、‘ああ、事態の平和的解決を強く望んでいるんだなぁ‘と初めて理解出来たくらいです。
上記記事は私も読みました。
ちょっと支離滅裂な点があって、理解しにくい内容ですが、‘今回の件とは関係なく、自主的に取り下げた、あるいは最初から提出するつもりはなかったという形にして、相手の面子を立ててやった‘といったところではないかと考えています(詳しいことは、谷内氏自身の説明を聞かなければ解りませんが)。
表面は温厚で、柔和な印象ですが、阿部さんの指示を無視し、一方的に韓国に都合の良い譲歩をしてスゴスゴ帰って来る様な生易しい方ではないです。
また、自身の利益のために国益を無視する方でもありません。
密室での外交交渉であり、詳しい経緯は公開されないと思いますが、‘韓国が提出見送り、日本が調査見送り‘という理解で問題無いはずです。
2、一般の韓国人の感覚
これもネット論客がよく勘違いする点です。
朝鮮日報や、TVニュースに登場する韓国人を見て、これが韓国人全体の姿なんだと思い込むことです。
韓国人が朝日新聞を読んで、これが日本人の総意であると理解したら、それが著しい誤解であることはお解りでしょう。また、TVが取り上げる韓国人は目立ったパフォーマンスをやっている連中であり、これが一般人と同じでないことは、自分達に照らしてみれば同様に理解出来るはずです。
大統領や、(特に韓国の)マスコミは、その職務上、簡単に日本に屈服してしまうわけにはいきません。
しかし、朝鮮日報等をリアルタイムに読んでいると、最初は威勢がよかったのですが、日本が本気だと解ると次第にトーンが下がり、平和的解決を望む声が強くなってきました。
以前の騒動の時の、個人的な印象ですが、多くの韓国人は、‘平和な生活が脅かされるくらいなら、独島なんかいらない‘という当たり前の感覚を持っていると思います。
また、以前、韓国からの留学生達と議論した時のことです。
「これからの韓国の防衛はいかにあるべきか?」という質問に対し、ほぼ全員が「周囲の大国(日、中、米、露)の顔色を伺いつつ、上手くバランスをとりながら、平和な生活を維持していく」といった内容の回答をしたのを聞いて、驚きました。
大言壮語はお家芸ですが、裏にあるのは、こうした脅えの感情で、やたら威勢の良い発言は彼らなりの保身方法です。
騒動の最中、アクセス数が上がった記事に、去年の
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/03/17/20050317000084.html
がありますが、日本が本気でカードを切れば、全く太刀打ち出来ないことは良く知っています(彼らとて馬鹿ではありません)。
威勢の良い発言は、それ以外に対抗する術がないからです。
この点は理解するべきだと思います。
3、大人の対応
この言葉で誤解を与えてしまった様です。
別に、大人なんだから、韓国が何をやっても我慢しろということではありません。
むしろ私が言いたいのは、‘大人の対応‘をしないことが日本の不利益になるということです。
同じく軍を動かし、最悪戦争になったとして、韓国と日本では世界の反応が全く違うからです。
韓国が軍を出しても、それはそれだけの話です。
特に害を受ける国も無いでしょうし、‘大変だね‘で終わりです。
しかし、日本が軍を出した場合、そうはいかず、アジアはもとより、おそらく国際的に大問題になります。
特にアメリカは過敏に反応するはずです。
これは、保有する軍事力(国力)が桁違いのためで、日本が軍を動かす、動かす国に転換するということは、世界中に多大な影響を与える一大事だからです。
解り易くするため、もっと極端な核武装について説明します。
以前、外務省の某官僚と話した時に話題になったのですが、‘日本は大国故、安易に核武装を語れない‘ということです。
理解しなければならないのは、北朝鮮やイランが核武装を標榜するのと、日本が核武装を語ることの間には、天と地ほどの開きがあるということです。
北朝鮮、イランが核武装を行ったとして、それは、核保有国が1、2ヵ国増えたにしか過ぎません。
しかし、日本が核武装するということは、極東に、米、露に並ぶ(国力、保有技術を考えると、他3カ国以上とし、このカテゴリに入れるのが適当)核超大国が出現し、世界の軍事バランスをひっくり返しかねないということなんです。
ネットで安易に核武装を説く方を見かけますが、日本が核武装をするということは、そこまで‘重い‘ことなんだという点は理解していただきたいと思います。
そうなるのは、良くも悪くも、日本が大国になってしまったからです。
世界に与える影響が大き過ぎる(そして、その反動は必ず自分に返ってきます)ため、安易な軍事力行使も、核武装を語ることも出来ない。
それが、日本の実情であることは御理解いただきたいと思います。
(余談ですが、その官僚が冗談混じりにこう言っていました。「佐藤総理の頃、核武装してくれれば良かったのにね。それだったら、‘核保有国が一つ増えた‘で済んだ」)。
長々と書いてしまいましたが、様々なブログを読んでいると、著しい勘違いをしている方、良く事情を理解されていない方等が多く、以前から、注意を呼びかけたいと思っていましたので、この機会を利用してすき放題書かせていただきました。
参考にしていただければ、幸いです。
投稿: 大都会 | 2006/04/23 21:02
大都会さん、参考にさせていただきました。
前回の『お書きになっておられること、頷ける点も多いですね』という私の受け止め方、今回も変わりません。
谷内事務次官、官邸の信頼も厚く、今回も安倍官房長官と密接に連絡を取り合い、連携した結果だと承っております。
私は、「政治(外交)はリアリズムである」と書きましたが、この辺の理解が浅く、感情的な『嫌韓』『反韓』に走る意見がネットに多く見られたのも事実です。
「多くの韓国人は、‘平和な生活が脅かされるくらいなら、独島なんかいらない’という当たり前の感覚を持っていると思います」という意見も事実かもしれません。
逆に言えば多くの日本人もそう。
ネットの意見は、ある種、突出しています。
が、政治はやはり理念が必要です。そこには、『国益』に対する『真摯な自覚』がなくてはなりません。
それが、余りにもなさすぎた、今まで。
経世会=金丸流の『融通無碍』です。
これは、外交では許されない!と私は思います。
それに対する反発・反動が『ネット右翼』と呼ばれるほどの世論を喚起しているのではないでしょうか???
投稿: 坂 眞 | 2006/04/23 21:43
大都会さん。
「誤解」の部分、かなりいい点を突いていると思います。
ただ
>2、一般の韓国人の感覚
これはどうかなぁ?
既に教育自体で「反日」を行っていることは色々な記事で書かれている通りです。
ならば、(何時頃から本格的な反日教育が行われているかは知りませんが)少なくとも将来に渡って何世代かは「反日」の人たちが主流となるのではないでしょうか。
今、下朝鮮でワールドカップ記念のTシャツを売っているそうです。表は「AGAIN2002」これはまぁいい(いや、本当は『ふざけるな!』ですが)ですが、その裏に竹島(いわゆる独島)の郵便番号が書かれているそうです。
こんな人たちの「一般的な感覚」、疑ってしかるべきではないでしょうか。
投稿: NIRA | 2006/04/23 22:24
EEZの拡張のため調査が必要というのはネット上の噂にすぎないのでしょうか。
無名太郎 さんの貼られたサイトの主張は私のような素人には説得力があります。
もし調査が必要でいつかは行わなければならないのなら先延ばしすることもなかったのでは?
調査が遅れ気味というのであればなおさら日本海などさっさと終わらせて東シナ海/太平洋に
取り掛かってもらいたいです。
今回、日本が譲歩したということは調査に支障がないということの証左だといいのですが。
それとも5月以降の調整で日本海のEEZ問題は解決できると踏んでいるのでしょうか。
投稿: ITATI | 2006/04/24 02:23
韓国の成分解析です。
韓国の73%は勢いで出来ています
韓国の9%は柳の樹皮で出来ています
韓国の9%は気の迷いで出来ています
韓国の9%はお菓子で出来ています
投稿: masa | 2006/04/24 06:55
他国の新聞記事を見ても、だいたい坂氏が言った通りのことを書いてますね。あの段階でこの分析、恐れ入りました。
投稿: mikage | 2006/04/24 09:38
>大都会様
丁寧なご回答をいただき、誠に有難う御座います。
私も大都会様の様に考える事が出来れば、大変気が楽になるのですが・・・・
非常に残念ながら、私にはその様に楽観的に考えることが出来ません。
大都会様は、政治家や官僚の事に大変お詳しいご様子ですのでもし宜しければ、お伺いしたい事があります。
>ただ、それは非常に少数であり、多くは使命感に燃えた真面目な方達です。
これは本当の事なのでしょうか?
私は政治家や官僚に知り合いは一人もおらず、情報は本やネット、新聞・雑誌等から仕入れるのみなのですが、ほとんど悪い話ばかりを耳にします。
例えば「海外旅行た留学で邦人がトラブルに巻き込まれた折、ほとんどの大使館が全く動こうとしない。」と言う話を、旅行者や元外務省の大使館員の著作等で複数、目にしています。
谷内次官に関しても、機密情報をオフレコと称して韓国に流し、米国の日本に対する心象を悪くしていますよね?
日本大使館は独自の情報収集活動をほとんど行なわず、現地に進出している日本企業の駐在員に協力を「お願い」するだけと、複数の日本大使館で勤務した経験のある医師の著作で読んだことがあります。
実際、ペルー日本大使館公邸占拠事件でも、事前に情報を全く掴んでいませんでしたよね?
これ以上、いちいち例を挙げることは致しませんが、元関係者達の証言は碌でも無い体験談ばかりです。
人間だれしも、友人や自分の後輩また自分を慕ってくれている人、の前では善人になるものです。
その人のために良かれと思って行動するものですし、またその人に自分を良く見せようとするでしょう。
私には現状では到底、日本の外交官が「多くは使命感に燃えた真面目な方達」だとは思えませんが、出来る事なら日本の外交官の能力や人格を信じたいものだと思っています。
大都会様の「多くは使命感に燃えた真面目な方達です。」と仰られる訳ですが、なにか具体的な根拠の様なものをお持ちなのでしょうか?
>詳しい経緯は公開されないと思いますが、‘韓国が提出見送り、日本が調査見送り‘という理解で問題無いはずです。
当該記事を読む限りではその様には受け取れないのですが、証拠は無いのですよね?
本当にそうであってくれれば、宜しいのですが。
ただ、仮に仰られる通りであったとしても私が前回書き込みました問題、つまり「2009年5月までに大陸棚の地形・地質に関する情報を国連に提出しなければEEZや大陸棚の境界確定において不利になる」は全く未解決であり、既に調査を終えている韓国は6月以外の時期に提案可能であり、調査を終えていない日本は調査が出来ないまま、期限を迎える危険がどんどん増大している事実にはなんの変化もありません。
私は軍事衝突をすべきだと言っているのではなく、国際法上合法な調査を行なうに当たって妥協すべきでは無いと申しております。
非武装の測量船が拿捕されるか妨害を受ければ、調査が完了していなくてもそれは韓国の責任であると主張できる上に、韓国の非常識を国際社会にアピールする機会にもなります。
>3、大人の対応
>同じく軍を動かし、最悪戦争になったとして、
前々回の書き込み、及び今回の書き込みをご覧いただければご理解願えるかと思うのですが、少なくとも私は「軍を動かすべき」とは考えておりません。
今回の日本政府の対応が拙劣もしくは売国的だったと思えてならないだけです。
>2、一般の韓国人の感覚
朝鮮日報は韓国の新聞としては理性的な方ではないでしょうか?
噂に聞くところでは、韓国内では売国的と言われて大衆受けが悪いとか。
>個人的な印象ですが、多くの韓国人は、~当たり前の感覚を持っていると思います。
この様に仰られるからには、大都会様も客観的なソースをお持ちと言う訳ではないのでしょうか?
最後に、朝日新聞と同列比較するのは幾らなんでも朝鮮日報に対して失礼な気がします。(笑)
投稿: 7c | 2006/04/24 21:23
今回の合意が実に玉虫色で実は、両国ともに国内向け発表をするような内容だったこと。韓国が合意を反故にしたわけではないことの記事かきましたので、トラックバックさせてください。
ところで、当ブログでは最近の韓国メディアの報道内容についても出しています。思いのほかメディアは冷静なようです。大統領の先走りという声も聞こえるぐらいです。
日本国内のほうは、品性がなくなったのか、今までの反動なのかわかりませんが、見下したような言い方をする人が多く、マスコミもそれに迎合する風潮は芳しくないと感じています。
投稿: ヒロ | 2006/04/28 21:36