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2006/05/31

安倍晋三総理に欠けているもの


ポスト小泉の有力候補、安倍氏と福田氏。支持率では、なお、安倍氏がダントツの1位で、福田氏との差が広がっていることがANNの世論調査で明らかになりました。

ANNの世論調査によると、まず、次の総理大臣に誰がふさわしいか聞いたところ、
「安倍氏」と答えた人が35.1%、次いで「福田氏」が16.1%で、前回の調査に比べ、2人とも支持率を上げているものの、その開きはダブルスコア以上になっています。
一方で、「外交」を重視した場合に、ふさわしい総理大臣は誰かという質問では、「安倍氏」が31.2%、「福田氏」が30.1%と、肩を並べています。また、次の総理大臣による
靖国神社参拝については、「続けるべきではない」と答えた人が52%と、初めて半数を超えました。さらに、小泉内閣の支持率は47.5%と、前回より1.5ポイント上昇し、なお、高い水準を維持しています。

"ポスト小泉"安倍長官が支持率1位 ANN世論調査
2006/05/29(11:20) ANNニュース

私は安倍晋三支持だし、このまま行けばおそらく安倍さんが総理総裁に選ばれると
思う。ただ、安倍さんには最近、気になるところも見受けられる。

それは、「再チャレンジ推進会議」なる組織を作ったことだ。この会の初会合で安倍さんは、「挫折からの再起」などを柱とする「安倍私案」を示したそうだ。
「安倍私案」では、倒産やリストラで職を失った人の再起業や再就職をはじめ、ニート・
フリーターの若者や定年が近づく「団塊の世代」の再挑戦も後押しするという。

『改革』の『陰』として『格差』が取り上げられるようになってきた。その世論対策として、このような構想を打ち出したのだろう。このアイデア自体は悪くはない。が、これはビジネスの現場を知らない人間の発想である。
私は経営者として1回、会社幹部として1回、合計2回企業倒産の当事者になった。ここで痛感したのは、日本的特殊性が再起を妨げるという現実だった。

日本的特殊性とは何か?それは銀行の特殊性である。
米国の銀行はビジネスのアイデアや経営者の能力を評価して融資する。だから、あまたのベンチャー企業を輩出したのだ。
ところが、日本の銀行は相変わらずの担保主義だ。アイデアよりも担保に重きを置く。
そして中小企業の場合、経営者の個人保証を求める。
これが挫折からの再起を拒む最大の癌なのである。私は最初の倒産のとき、億単位の借金を背負った。これで再起しろなんて言われても、はなから無理な話である。

今の我が国で求められるのは、銀行が担保だとか経営者の保証能力ではなく、その
人物のビジネスアイデアや経営能力に拠って融資を実行する方向に姿勢を転換させることである。
一部の金融機関では、そういう動きも出てきたが、金融機関にビジネスアイデアを評価できるだけの人材やシステムが育っていないのだからどうしようもない。

私は昨日のエントリーで、ある自民党衆院議員の勉強会に出席したと書いた。
この議員は『反安倍』なのだが、安倍氏に対する懸念として「取り巻きが経験不足で
軽すぎる」と言っていた。
この指摘は当たっている。安倍氏を支持する議員たちは、さっそく安倍氏が主宰する
政府の『再チャレンジ推進会議』を支える『再チャレンジ支援議員連盟』の発足を決めた。
私は、「バカじゃねえか!!!」と言いたい。迎合もいいところだ。
再チャレンジを可能にする社会など一朝一夕にはできない。それよりも、1990年代の
長期不況下で発生した『正社員に対する非正社員(派遣社員やパートタイマー)の比率増大』、そして『正社員と非正社員との間にある、待遇面での大きな格差』、この点こそ解消されなければならない重要な問題なのである。

正社員と非正社員の格差是正は、行政の力である程度可能である。安倍氏は、
『格差』は『改革』の結果ではないということを明確にし、長期不況下で拡大した格差の是正に取り組むという姿勢を明確にするべきである。
特に、国民の財布に直結するパートタイマーの待遇問題に焦点を当てれば、国民人気はもっと高まる。とくに女性層が沸騰するのは間違いない。

格差是正の第一は景気の更なる浮揚である。そして、非正社員(派遣社員やパートタイマー)に対する法令や行政指導による保護の強化。
これこそが、安倍内閣が目指すべき『格差是正策』であると思う。

もう一つ気になる点として、小泉首相に対する飯嶋秘書官のような存在が安倍さんにはないことである。安倍さんは確かに清潔で信念に忠実な方だが、政治家にはダーティな部分が必ず付いてくる。
その点、飯嶋秘書官は政治資金からメディア対策まで実にうまく仕切っていた。やはり、安倍さんに対するメダルの裏に相当する人物が必要なのではないか。

また、安倍さんは政策には弱いタイプと推察する。実は小泉首相も政策には弱かった。が、その代わり実に多くのブレーンを抱えていた。学者、財界人、評論家、これらの中から自分の意思と合い通じる意見や人物を登用していた。

総理大臣は、官僚ではないのだから政策に細かく精通している必要はない。政治哲学と信念と決断力と実行力、これさえ兼ね備えていればよいのである。後はブレーンに
任せればよい。
小泉首相も中曽根元首相もこれで成功した。

今の「経験不足で軽すぎる」取り巻きたちも支持者としては必要である。が、安倍カラーに合ったブレーンを早急に揃えること、メダルの裏として政治資金やメディアを仕切れる人物を登用することが安倍総理大臣にとっては欠くことのできない条件である。

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政治(国内)」カテゴリの記事

コメント

>「再チャレンジ推進会議」なる組織を作った
方向性は特に間違っているわけではないし、何もしないよりは良いかと。
まあ、私個人としては、‘甘やかし‘にしか感じませんが。

>日本的特殊性とは何か?それは銀行の特殊性である。
日本的特殊性というと、以前、Newsweekにのっていた某氏のコメントが印象に残っています。
「北米でのリストラはこたえなかった。あそこでは、誰もが辞めさせられ、再雇用される。動くのが当たり前だった。
日本の経営者は、辞めさせることしか考えない。
北米流を誤解している。」
大体こんな内容だったと記憶しています。

それにしても、こういう話を聞くたび、‘甘い!‘と思う俺はおかしいんだろうか?
生活保護を全部切る。
そうすりゃ、死に物狂いで働くだろう。
それで駄目な無能は逝ってよし!
無駄な人間がいなくなるのは、国益にかなっている。
無駄に国土を使い、国の資産を使っている人間がいなくなるのは実に結構!

マジにそう思うんですが、やっぱりヤバいんだろうなぁ、こういう考え方。

投稿: 大都会 | 2006/05/31 14:24

勝組負組の話にも通じるが、
敗者落伍者もまた消費者の一人である事を忘れてはいけないと思う。彼らを切り捨てれば資本主義経済が上手くいかない。

勝者・有能人物だけでは社会は成り立たない。
敗者を切り捨てても「2・6・2」の法則で新たな敗者が生まれるだけ。

投稿: melmel | 2006/05/31 15:05

大都会さんの言われるのは理解できます。戦後の時代生活保護なんて甘い?ものは有りませんでした、生きるか死ぬか、死線をさまよい食うものも無い時代と60年の差が有り、今では多分無理でしょう。
余りにも行政が人権を共産国の基準(名目~本来は働かざるもの食うべかざる)に表面上の見方で合せる、又勇気が無い行政官、議員が抗議に負けて無理やり抜け道を見つける事の出来る法案を通過させ係、課、部ばかりを増設させ大きくなるのは行政ばかりの形を築き上げた社会主義的構造。
法律の抜け穴を利用する生活保護者、法律を無くし、家族、家庭の原則を守らなければ疎外されても仕方が無い方向に、政治や教育が向かなければ何時までも人間は楽をする方向に行くのが考える頭をなまじ持った人間の性。
男女同権と男女同化の意味も理解できない政治家、学者が増殖した現在では乱暴な思考と言われそうですが、私は賛成です。
安倍氏のブレーン想像もつきませんが山本一太の態度を一渇する態度は必要です、飯島書記官煮ても焼いても食えない、何を考えているのかも判らない、こう云う人物も政治にはつき物なのでしょうね。しかし日本を先ず一番先に考える政治家を応援したいです。

投稿: 猪 | 2006/05/31 15:19

>大都会さま
 かんべむさしさんのSF小説に、防衛庁長官になった男が国民から無作為に数人抽出して特攻隊を編成し、他国を怖がらせる計画を立てる話がありました。抽選の結果、偶然この男が選ばれ、新特攻隊題一号として<パニックを起こして泣きながら>飛び立つ話でした。大都会さまは、不慮のケガ、内臓疾患で生活できないかもしれない将来の自分や親戚、知人にも同じことを言えるのなら、発言もかまいませんが。

 外国人への生活保護費用の支出は、違法性が高いわけです。しかし一兆円を超える税金が使われているそうです。これは保護をもらっている日本人全員分よりも多い支出ですね。もはや草加学会か在日の方でなければ、役所で申請書すらもらえません。門前払いで餓死者もあちこちで出始めています。結果的に大都会さんの言うようになっています。

 安部氏に関しては管理人さんの言うとおりだと思います。思い出すのは、あの民主党の前原さんでしょうか。人間どこに落とし穴があるかわかりません。ましてや特定アジアとの抗争、在日外国人の嫌がらせ、宗教政党とのかけひき等、普通の人間では立ち向かうことすらたいへんです。
 さてネットの世界では政治談議も大きなテーマの一つです。直接民主主義のようなものが成立し、素晴らしい意見や政策が述べられることは珍しくありません。官僚組織は無能なトップが欲しいので、看護婦さんが厚生大臣だったり、女優が議員をやるのが大好きです。従って安部氏が総理大臣になっても重要な情報ほど届かないでしょうし、議論もできないでしょう。できればネットにおける知恵を政治に取り入れてもらいたいと思いますね。「大衆は無知だが、真実を見抜く目を持つ」という マキャベリの言葉を思い出しています。

投稿: 普通の国民 | 2006/05/31 16:22

バブル時の不良債権処理を終えたのは大手銀行だけ。大中小の企業は結構倒産しましたからね。リストラされた社員はちゃんと再就職できているんでしょうか?
大企業の系列会社なんて派遣社員多いしね。雇用の構造を変えない限り少子化もなくならない思う。
中国に工場を作らないで国内に作って欲しい。中国のバブルがはじけたら、どうするんだろう。

投稿: 学生 | 2006/05/31 17:22

安倍さんに是非とも判って欲しいのは、マスメディアの論調が必ずしも国民の意思を体現していないと言うことです。
例えば格差問題は反自民のメディアが小泉政権を攻撃するために作り出した幻影であると見抜く目が必要です。

格差はいつの時代にも有った。
高度経済成長期の昭和30年代から40年代にも池田勇人の名言「貧乏人は麦を食え」だった。
昭和元禄といわれた時も時代を謳歌した人も居れば時流に乗り遅れた人も居た。
平成バブル期もそうだ。

再チャレンジということ自体は別に間違ってはいないが、マスメディアが格差社会と騒いでいるからというのであればそれは駄目である。

投稿: yuki | 2006/05/31 17:29

「拉致」のイメージが強すぎるため「再チャレンジ推進会議」などという柔らかなものを作ったんでしょうね 安部の天下になったら弱者が切り捨てられるみたいなイメージを持っている人もいますので でも、イメージを変えるにも謀臣をそろえるにも時間がなさそうに思います ここは無理をしないで準備を整えるために一回待つか もしくはたぶんそうなると思いますが小泉大御所の下で謀臣たちも受け継ぎ、時間をかけ自分にあった体制を作っていくというのがいいと思います。 大きな失敗さえしなければ総理の椅子は必ず安部さんのもとに来ますからあまり動かないのが上策です。

投稿: ころ | 2006/05/31 18:57

>また、安倍さんは政策には弱いタイプと推察する。

いつだか平日代休の際に国会中継見ておりましたら、カンナオト議員からプライマリーバランスの改善について突っ込まれてしどろもどろになってましたね。その後答弁に立った谷垣氏はまぁ、こういう分野は流石で、フォローも中々のものではありましたが。(汗)
ご指摘されている待遇格差の問題は「同一労働、同一賃金」という観点からもっと議論がなされてよいですよね。これに関してはオランダの労働政策が参考になろうかと思います。

投稿: tsubamerailstar | 2006/05/31 19:06

竹下→海部→宮澤→細川→羽田→村山→橋本
まあ平成になってから、たいした人が首相になってたわけでもない、だからといって日本が駄目になった、と感じた事もない。
歴代の首相の取り巻き達がいくら優秀でも、国を代表する人物が、ぐだぐだではどうしょうもない。
トップの立場に立てば、襟を正すし、又それを見て続く人もいる。 
庶民は、今、政治家官僚達に、この国の為に働け ! 不正は無くせと思っていると、私は思う。
その意味では、安部さんの支持率が高いのもうなずける。
ただ麻生さんに、と言う声がないのが不思議 ? やっぱり属してる派閥が悪いのかな。
私達の祖父母、親の時代に、明日が分からない時代を生きてここまでの社会を作れたんだから、大丈夫!!!
日本を信じろ!!!   私も信じる~ん~信じたい

投稿: ねねこ | 2006/05/31 19:20

>>大企業の系列会社なんて派遣社員多いしね。雇用の構造を変えない限り少子化もなくならない思う。

中小企業にチャンスを求めて就職すればすむ話だと思うんですがねぇ。。。
やる気さえあれば、就職するのにそんなに敷居は高くない。(労働条件は悪いデメリットはありますが)
それに起業に成功すれば、(もしくは、起業当時からのメンバーであれば)インセンティブなどで、巨利を得、財産を形成することは可能です。
そういった意味でも、銀行改革は必要ですね。
若い経営者がたくさん出て、その下にどんどん人が集まれば、再チャレンジ推進委員会などは必要なくなると思います。

投稿: takayuu | 2006/05/31 19:41

私も安倍氏には汚れ役のできる側近が必要だと思います。
但し官房長官秘書官にノンキャリの井上氏を抜擢したり、内閣情報官に警察庁外事部長の三谷氏をこれまた抜擢したり、着々と準備はしてるのかもしれません。

政治家だと外務副大臣にねじり込んだ塩崎氏ですが彼はエリートなのでひ弱さを感じます。
小泉総理の下で暗躍した中川秀直みたいな策士がいればいいのですが、それには安倍氏の当選回数が足りなすぎる。
ポイントは官僚を仕切る官房長官と党内を押さえる幹事長、野党対策の国対委員長に誰を起用するかですね。
それと経済のブレーンですね。

投稿: くろ | 2006/05/31 20:19

パートタイマーに対してどうにかして正社員扱いの社会保険料を毟り取ろうって動きは感じますね。
以前に比べて圧力が増してます。w
もっとも景気も上り気味なんだから、そろそろ正社員を増やしてもらって社会保険料を安定的に増やしたいって動きがあるのもわからんでもないですがね。

以前であれば社員になるってことは、雇われる側にもそれなりの覚悟があったでしょうが、最近の人の正社員ってのはアルバイトとたいして感覚的には変わりないようですね。簡単に辞めますし。それならバイトで十分だろ、と経営者は思うのですねぇ。社会保険庁は大弱りでしょうけどw

投稿: N | 2006/05/31 20:22

 日本の銀行が、ご指摘の体質である事は、以前から言われていました。だからアメリカ並みの起業家に対する投資市場(株?)を創ろうって話でしたよネ。それどうなりました?
 私としては、村社会の構造を打破し、人の能力に高い収入を与える社会の構築、良好な中間層の形成を目標とした政治家を求めます。

投稿: koubunnyuu | 2006/05/31 20:27

総理大臣は、官僚ではないのだから政策に細かく精通している必要はない。政治哲学と信念と決断力と実行力、これさえ兼ね備えていればよいのである。>
国のトップリーダーの資質として
金、女にはクリーンであること。
リスクマネジメントがしっかりしていること。
国民と対話ができるコミュニケーターであること。
なども必要であると思います。

リクルート事件で国民の支持が失墜した竹下首相。
女性スキャンダルで内閣退陣に追い込まれた宇野首相。
イラクがクェートを侵攻した際、のんびり休暇を取り続けた為、その後の対応にあたふたした海部首相。
真偽確認もせず、被害者だという人の話だけで従軍慰安婦を公式に謝罪した宮沢首相。
佐川急便との金銭スキャンダルで退陣した細川首相。
阪神大震災の際、後手に回った初動活動の遅れを問われ「何せ初めてなもんで」と言って顰蹙をかった村山首相。
政策通と言われながらコミュニケーション能力に欠けた橋本首相。
最後に、「えひめ丸沈没事故」の際、そのままゴルフを続けていたことが知られ国民から総スカンを喰らった森首相。

安倍さんなら大丈夫だと思いますが、是非ともりっぱな歴代の首相を反面教師として頂きたいと思います。

投稿: クルーソー | 2006/05/31 22:39

 政策的には小泉首相のやり方を踏襲すると思います。すなわち、首相が基本的政策を提示、諮問会議で基本政策に肉付け、法案化、国会上程というやり方になるでしょう。諮問会議の人選もこれまでどおりで問題ないと思う。ただ、党内調整、国会対策となると、内情が分らないので何とも言えない。

 「再チャレンジ推進会議」については、30日の日付で中間報告がなされています。PDFによる資料です。坂さんの指摘されている担保主義についての懸念も配慮されています。ざっとみただけですが、なかなか行き届いた目配りがされていて、好感が持てました。

投稿: プライム | 2006/06/01 00:50

安倍氏の件では、先のコメントでもあるとおり、自分の平衡感覚を保持した上で自分の意見に合致する知識人をブレーンとして雇えばいいのかと思う。代議士特に首相はあくまで国民から国政を委託されただけの人という考えにたち多少のぶれの修正をしつつも、国民意識と乖離しない行動を行うことが真の民主主義だと思うので、法理論よりも感覚を重視し足りないものは他者を利用する方法が一番よいと感じています。当然一般国民が知っている程度の常識を知らなければ論外だが。

再挑戦を阻害している件は、おっしゃるとおり銀行の担保主義が一番の原因だと思う。
思えば、これら銀行はバブル崩壊時には民間から徹底的に融資を引き上げて倒産に導き、自分たちの不良債権については繰り延べ税金資産を過剰に積みまし不正な会計処理を行ったうえ、莫大な公的資金をえて、最近の好景気でやっと経営基盤が安定し最大の利益をえているにもかかわらず、欠損金の繰越控除による税金を免除され、サービス向上など国民が望んでいる利益の還元など一切行わない。またあろうことかサラ金をグループ傘下に入れて逆に国民を自殺などに追い込んで国家を疲弊させている始末。
以上のような銀行体質は変わりようもないであろうから、外資かあるいは、投資分析のできるエキスパートを確保させた新生郵貯を利用して、直接金融を国家的に推進させるような政策が必要と考える。
それが成功すれば大企業への低金利融資、国債運用および住宅ローンにたよる経営がいかに低効率であるかが銀行は理解すると思う。

格差の件は、資本主義である以上当たり前であるが、まず、その原因を統計的に調査した上で議論すべきであり、単に格差が広がっているのは小泉改革によるものだという発言をしている政党やマスコミは言語道断だと思う。

そもそも、道路など公的資金支出の抑制、公益法人の改革など本来必要のないものが収入になっていた人の所得が減少したケースもあるし、高所得者の退職などもある。また、パートアルバイトの雇用や従業員給与・賞与のカットを含めた企業の徹底した経営努力により、主に大企業であるとはいえ空前の好決算が実現しているわけで、デメリットだけ論じても何もならない。

政治のやるべきことは、前述した企業家の育成の支援、障害者やむを得ず生活保護等の援助をうけている社会的弱者への最低限の保護、および、下請け問題やパートアルバイトの賃金問題のうち、労働市場の均衡を不当に阻害すると考えられる労働基準法違反や独占禁止法違反を徹底的に摘発することである。
また、パートアルバイトに比べて正社員の社会保険料の企業負担優遇については、社会保障全体の改革で行えばよく、格差うんぬんでひとまとめ議論すればまとまるものもまとまらないと思う。


投稿: freedom | 2006/06/01 02:43

意欲と能力のある者がたくさんの収入を得る。
当たり前のことです。
これを否定したら社会が崩壊する。
ただ、機会の不平等は是正されるべきです。
正社員とパートでは、スタートラインが違いすぎる。
また、社会的弱者は救済されるべきです。
これも必須。これがないと社会は崩壊します。
ただ、『エセ』弱者、これがけっこういるんですよ。
極めて政治的な存在ですがね。
これは絶対に許されない。

投稿: 坂 眞 | 2006/06/01 14:01

愛国者
安倍氏、総理に欠けている。
理由:過去の歴史に向き合わない。これ最低。
歴史に背を向けるものは、未来に責任を負わない。
これ名言なり。

投稿: 愛国者 | 2006/06/02 05:34

「エセ弱者」ですか(笑
こういった人たちの言動を見ると、宮沢賢治の「ツェねずみ」を思い出します。
「まどうてください、まどうてください」(弁償してください)
と誰彼に言ってまわり、誰にも相手にされなくなっていく、ねずみの話です。

機械でない人間には、強い弱いがある。これは仕方がない。弱いことは罪ではない。
私を含め、多くの人は、弱さを売り物にして、誇りのない行為をすることに対して、嫌悪感をいだくのだと思います。特定の韓国言論に対する嫌悪感も、まさにこれですね。

投稿: 加速度 | 2006/06/02 21:10

やっぱり安倍氏は総理に向かない!
安倍氏は、教育基本法を変える理由として、以下のことを述べている、あるいは安倍氏の会は主張している!

1.占領時代の残滓(ざんし=残りかす)を払拭(ふっしょく)することが必要です{「自由民主」(二〇〇五年一月四・十一日合併号)}
2.安倍氏も寄稿している清和政策研究会(自民党・森派)の『教育基本法改正へ5つの提言』では、「教育勅語が謳(うた)いあげている『目指すべき教育のあり方』が、けっして間違ったものではなかった


何故この発言が、安倍総理×なのか。
1.占領時代に安倍氏の祖父岸信介元総理は助けられた。これは占領時代の残滓ではないのか。自分の身内が占領政策の転換の中で、助けられていることをどう評価するのか。

2.教育勅語の核心点は、「天皇のために死ぬ」ことを臣民の最大の美徳と言っている。これが間違っていなかったとしているからです。

 

投稿: 愛国者 | 2006/06/04 08:13

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