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2006/07/18

抵抗政党から脱皮できない民主党

民主党が、政調会長名で、今回の国連安全保障理事会(安保理)の決議に対する
【談話】を発表している。

私は、この【談話】から、この党に「まともな部分」と「どうしようもない部分」が混在し、
両者の妥協の産物として、結局は国益を損ねる「抵抗野党」でしかありえないという
「限界」を感じる。

以下、政調会長談話を全文引用する。なお、タイトルをクリックすれば、原文にアクセスできる。

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2006年07月16日

【談話】対北朝鮮国連安保理決議の採択について

民主党政策調査会長
松本 剛明

本日、国連安全保障理事会で、北朝鮮の弾道ミサイル発射を非難し、北朝鮮へのミサイル関連物資・技術の移転阻止に必要な措置をとるよう加盟国に求める決議が、全会一致で採択された。安保理では過去、北朝鮮のミサイル発射に対し、1993年のノドン
ミサイル発射の際には何らの姿勢も示せず、98年のテポドン1号発射では記録にも
残らない報道声明を出すのみであったことに鑑みれば、理事国が一致協力して決議
採決を行ったことは、北朝鮮に対する強いメッセージを示したものと認識している。

北朝鮮は、この国際社会の意向を無視し、決議を全面的に拒否した。極めて遺憾なことである。北朝鮮は安保理決議に従い、地域の平和と安定を脅かす言動を直ちに止め、
6カ国協議への即時無条件復帰、拉致事件の早期解決、資金洗浄対策等への協力などを速やかに実施し、冷静な話し合いによって問題の解決を図るべきである。

決議では、政府が当初効果的として主張していた国連憲章第7条に基づく内容が削除された。今後の北朝鮮側の出方を含め、どのような影響を与えるのかも推移を見極めたい。

また、決議採択の過程からは交渉・妥結の実質を相当に米国に委ねていることが窺える。日本外交が、米国を通じてしか国際社会にアプローチできないことを、世界に露呈してしまった。

政府は、サンクトペテルブルグ・サミットでの協議も含め、国際社会と緊密な連携を図りつつ、北朝鮮に対し、6カ国協議への復帰を効果的に促す外交努力を推進し、あわせて小泉政権5年で破綻した近隣外交を立て直し、今夏のアセアン地域フォーラムなどの
場を通じ、朝鮮半島をはじめ北東アジアの平和と安定のために強力なリーダーシップを発揮するべきである。

以 上

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まず、今回の安保理決議を評価し、北朝鮮を非難した上で決議を履行するように促している点については異論はない。
特に、「1993年のノドンミサイル発射の際には何らの姿勢も示せず、98年のテポドン1号発射では記録にも残らない報道声明を出すのみであったことに鑑みれば、理事国が
一致協力して決議採決を行ったことは、北朝鮮に対する強いメッセージを示したものと認識している」というくだりは、高く評価できる。
この部分は、明らかに、我が国の過去の軟弱外交、特に中国に配慮した外交を批判しているとも読める。

ただ、前半が極めてまともであるのに、後半に移ると途端におかしくなる。
「決議採択の過程からは交渉・妥結の実質を相当に米国に委ねていることが窺える。日本外交が、米国を通じてしか国際社会にアプローチできないことを、世界に露呈してしまった」
何なんだ!これは!!!

これは、批判のための批判、言わば「難癖」でしかない。
安保理で、「北朝鮮制裁決議案」をめぐるせめぎ合いが、日・米対中・露の間で繰り
広げられていた時の世界情勢や米国の動きをまったく見ていない。
いや、意図的に無視しているのであろう。どうせウソをついても国民には分りはしないと・・・
本当に「国民を舐めるな!!!」と言いたい。

安保理でのせめぎ合いが最高潮に達していた13日夜(日本時間14日未明)、ブッシュ米大統領に同行してドイツ訪問中だったコンドリーザ・ライス国務長官とスティーブン・
ハドリー大統領補佐官(国家安全保障担当)は緊急記者会見を開いた。
「きわめて懸念すべき事態が起きた」、こう口火を切ったライス国務長官が30分間の
会見で言及したのは、イスラエルによるレバノン侵攻と、それに関連するイラン問題での米国の立場だった。
安保理での「北朝鮮制裁決議案」への言及は一切なく、記者団からの質問もなかった。

イスラエルによるレバノン侵攻は、レバノンを拠点とするイスラム教シーア派原理主義
組織・ヒズボラによるイスラエル攻撃とイスラエル兵の拉致に端を発している。
イスラエルは、パレスチナ政府のハマス(イスラム教スンニ派の原理主義組織)と戦闘状態にあった。ヒズボラはそのイスラエルを背後から攻撃したのである。つまり、米国が「防衛義務」を負うイスラエルが、二正面作戦を強いられる事態が発生したのだ。
しかも、大した武器を有していないハマスに比べ、イランの全面支援を受けるヒズボラは、射程距離70キロの旧ソ連製ロケット砲やイラン製ミサイルまで所有している。アラブの大国(イスラエルの隣国)シリアも、ヒズボラ全面支援の構えを見せている。

朝鮮半島とイスラエルでは、米国の関心度には天地の開きがある。この時点で、米国の関心は対ヒズボラ、対イランに移ったと言える。
しかも、北朝鮮問題の次に、安保理の関心がイランの核問題に移るのをそらすために、イランがヒズボラに「イスラエル攻撃命令を出した」となれば、ライス国務長官やハドリー大統領補佐官の意識が「イスラエルによるレバノン侵攻とイラン問題」に移ったのも無理はない。
我が国に「中国の拒否権行使を恐れない」という発言を任せたあたりから、米国の関心の半分以上を「イスラエルによるレバノン侵攻」が占めたと思われる。

にもかかわらず、民主党は「決議採択の過程からは交渉・妥結の実質を相当に米国に委ねていることが窺える」「日本外交が、米国を通じてしか国際社会にアプローチできないことを、世界に露呈してしまった」と言う。
これを「誹謗中傷」と世間は呼ぶ。

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「安保理決議」をめぐるせめぎ合いが続く中、小泉純一郎首相が中東~欧州へ出発する直前に、安倍、麻生両氏に発した指示はただ一つだった。
「最後まで突っ張れ。決して引くな!」

麻生太郎外相は外務官僚の手綱を緩めず、時には激しく叱責した。
「こちらが突っ張ったから、中露は議長声明から非難決議に譲歩したんだろ。あんたらは優秀かもしれないが、けんかの仕方を知らないんじゃないか。成功するまで報告は
いらない」と・・・
安保理理事国の外相や駐日大使とも、昼夜を問わず会談を行った。外国とは時間差があるため、各国外相との(電話)会談は未明になることも多い。おかげで曜日の感覚がなくなったという。

また安倍晋三官房長官も、小泉首相がG8サミットで不在のため、実質的なヘッドクォーターとして日本国の立場と方針を発信し続けた。
15日午後、英・仏両国が示した、「7章を削除した妥協案」に同意を求める国連代表部の北岡伸一次席大使に対しては、不快感を露わにして電話を切った。
そして「日本が降りるにしても最後の最後。ギリギリまで妥協に応じるそぶりすら見せては駄目なのに、なぜ分からない」とつぶやく・・・

16日未明、ハドリー大統領補佐官から電話がかかってきた。
「これなら全会一致で採択できる。日本の勝利だ」「十分に法的拘束力はある。米国は採決の際、拘束力があることを明言する考えだ」、ハドリー大統領補佐官は「7章を削除した決議案」への賛同を求めた。
ハドリー大統領補佐官との電話会談を終えた安倍官房長官は、即座に麻生外相に
連絡を取った。
そして、「厳しい選択ですが、よくここまでこられたとも言えます。最後は麻生さんの判断にお任せします」と…最終判断を託した。

小泉首相の指示に従い、「日本の国家としての意思を問われている。中国の拒否権
行使もいとわない」と考える「官邸の安倍-外務省の麻生」ラインが、国連安保理を引っ張ってきたと言ってもよい。そして、最後の最後、ギリギリのところで妥協した。
これが事実である。

確かに大島賢三国連大使が、ジョン・ボルトン米国連大使と密接に連携し、巧妙な役割分担を果たしていたのは間違いない。が、これをもってして、「交渉・妥結の実質を相当に米国に委ねていることが窺える」というのは的外れもいいところだ。
実際、麻生外相及び安倍官房長官の、それぞれのカウンターパートであるライス国務
長官とハドリー大統領補佐官は、そのころは欧州にいて、イスラエル問題で手一杯だったのだ。

むしろ、「日本の大島-米国のボルトン」ラインが連携して、我が国が振り上げたコブシの効果的な落としどころを探り、ハドリー大統領補佐官をして「これなら全会一致で採択できる。日本の勝利だ」と言わしめるところを用意したと見るのが適切ではないか。

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【談話】の最後の「小泉政権5年で破綻した近隣外交を立て直し、今夏のアセアン地域フォーラムなどの場を通じ、朝鮮半島をはじめ北東アジアの平和と安定のために強力なリーダーシップを発揮するべきである」という締めくくりもひどい。
「北東アジアの平和と安定のために強力なリーダーシップを発揮するべきである」と言うのはそのとおりである。が、「小泉政権5年で破綻した近隣外交を立て直し」は、その
ことの前提にはならない。
むしろ、今回の「安保理決議」は、「小泉政権5年で破綻した近隣外交」の賜物であろう。
中国におもねることなく、原則的で厳しい態度を崩さなかったからこそ、1998年のような、記録にも残らない「プレス(報道)声明」ではなく「安保理決議」にまで持ち込めたのだ。

民主党は、我が国政府をあげつらう前にやるべきことがある。
中国が最初は「プレス(報道)声明」を主張し、国際世論の予想外の反発に驚いてそれを「議長声明」に格上げした。そして最後は、国際的孤立を恐れて、自ら「国連憲章7章を削除した安保理決議案」を持ち出してきた。
この中国の行動をどう評価するのか???
「北東アジアの平和と安定のために強力なリーダーシップを発揮するべきである」などと、えらそうに言う前に、このことに対する見解を明らかにしろ!!!。
そうでなければ、民主党が政権を取っても、絶対に「北東アジアの平和と安定のために強力なリーダーシップを発揮する」ことなんかできない。
断言する。

まさか、日・米・中による「正三角形」の関係を構築することが、「北東アジアにおける
強力なリーダーシップ」と言うわけではないだろうな?
いや、きっとそうだろう。
が、「正三角形」論は韓国の盧武鉉大統領が唱えた「北東アジアのバランサー」論と
どこが違うのだ???

「北東アジアのバランサー」論は、韓米同盟は維持しつつ、対北朝鮮や対中国において自主自立の立場からアプローチし、韓国が、北朝鮮と米国、中国と米国の間のバランスを取る役割を果たすというものだった。
今回の【談話】にある、「日本外交が、米国を通じてしか国際社会にアプローチできないことを、世界に露呈してしまった」という主張と「北東アジアの平和と安定のために強力なリーダーシップを発揮するべきである」という締めくくりを併せ読むと、盧武鉉の「北東アジアのバランサー」論と寸歩も変わらないように思えるのは私だけか。

今回の北朝鮮の「暴走」を生み出した原因の一つが、盧武鉉の「北東アジアのバランサー」論だったことを考えれば、民主党の日・米・中による「正三角形」論が、傲慢な中国をさらに増長させ、日・米関係を危うくするのは間違いない。

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繰り返しになるが、中国におもねることなく、原則的で厳しい態度を崩さなかったから
こそ、1998年のような、記録にも残らない「プレス(報道)声明」ではなく「安保理決議」にまで持ち込めたのだ。
それこそ今回は、「非常任理事国であるにもかかわらず、我が国が強力なリーダーシップを発揮した」と言ってもよいのである。

やはり、選挙区事情で民主党に入らざるをえなかった「保守」と、社民党の看板では
選挙を戦えない「社会党崩れ」と、極左が尻尾にくっ付いている「リベラル」が同居している民主党では、政権政党にはなれないのである。
今回の政調会長【談話】の内容が、そのことを如実に示している。

日本の安全保障を確立するためにも、政界再編が早急に行われることを願う!

【追記】
※産経新聞の興味深い記事を見つけましたので、「7章を削除した決議案」を我が国が受け入れる過程を加筆しました。

参照1:[北ミサイル]ドキュメント=7月14日
     (2006/07/14 讀賣新聞)
参照2:対北決議採択10日間の攻防 中国譲歩させた日米の絆
     (2006/07/17 産経新聞)

【特記】
コメント及びTBを許可制にさせていただきました。
カキコやTBがすぐには表示されませんが、勘違いして何度も送信することのないよう
ご注意ください。

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政治(国内)」カテゴリの記事

コメント

 いつも拝見させていただいております。初めて書き込みさせていただきます。

 少し気になったのですが、民主党が主張したのは「正三角形」論ではなかったですか?「二等辺三角形」というのは麻生大臣の発言の中にあったものだと記憶しているのですが。

>まさか、日・米・中による「二等辺三角形」の関係を構築することが、「北東アジアにおける強力なリーダーシップ」と言うわけではないだろうな?

 文脈的に「正三角形」論を批判しているものと感じましたので、指摘させていただきました。

投稿: yasuchan | 2006/07/18 13:32

>日本外交が、米国を通じてしか国際社会にアプローチできないことを、世界に露呈してしまった」
何なんだ!これは!!!

当に「何なんだ!これは!!!」ですね・・・これが日本の野党第一党、あぁ、失礼!「政権準備政党」のコメントですか?まぁ、国連・安保理の動きに関連してマスコミで報道された小沢代表のコメントから十分に予測されたコメントですがね・・・さすが、政権・与党を叩くことしか考えない、「政権交代」を唯一の掛け声にして烏合の衆が集う「議員選挙互助会」の面目躍如たるコメントだと思います。国政の当事者意識が微塵も覗えないコメントであり、社民党なみのコメントですね・・・あぁ、このような言い方は社民党に失礼かな?

投稿: 疑問符 | 2006/07/18 14:04

カルロス・ゴーン氏の指導力の方法は
会社が進むべき方向を明確にする。
それから数年の目標を明確にする。
目標達成のために、やるべき仕事を個人レベルで考え、
一人一人の従業員がそれを実行すると会社に約束する、
ことから成り立っている。

民主党は日本がアジアの平和と安定のために
指導力を発揮すべきだという。

それならどうして民主党は国民に
日本国の進むべき方向を明確にしないのか。

民主党はこれまで特亜三国から献金を受け
反日侮日活動に貢献してきた。
実際党首がミサイル発射時に訪中していたではないか。
反日侮日が民主党の方針なのか。

民主党は、政冷の原因を「首相の靖国神社参拝」だとし、
中共が日本の民主政治を非難していることに気付かぬ振りをしている。
政冷の本質は、自由民主政治と共産党独裁政治の対立なのである。
自由民主政治を民主党は共産党独裁政治に替えたいのか。

民主党が提唱する日本国の進むべき方向が
中共に膝を屈し、独自外交を放棄し、自衛力を捨て、
中共の属国になることなのか。

こんな民主党を賢明な日本国民が支持するはずが無い。

投稿: docdoc | 2006/07/18 14:59

yasuchanさん、初めまして。
ご指摘、大変ありがとうございます。

小沢氏の最近の持論は「日米中関係は二等辺三角形」というのは、下記がソースです。

>小沢氏が「日米中関係は二等辺三角形でなければならない」と発言したことに、麻生外相は4日、「普遍的な価値を共有しているのは日米だ。三角形はありえない」と反論。安倍官房長官も、「日中関係は重要だが同盟関係ではない」と強調した。
(2006/07/05 讀賣新聞)

が、「外務大臣会見記録」(平成18年7月4日)を読むと、yasuchanさんのご指摘が正しいようです。
重要な部分なので、訂正させていただきます。


(問)小沢代表は民放番組などでの発言で、日米中は正三角形であり、そのうち米中はあるけれどもそこから日本は抜けていると、日本外交はなっていないところだと思うのですが、その辺についてはどうお考えですか。

(外務大臣)日米中を正三角形と考えたことはありません。基本的には普遍的な価値観を共有しているのは日米ということになろうと思いますので、二等辺三角形はあり得るかもしれませんが正三角形という感じはありません。

http://www.mofa.go.jp/mofaj/i/press/kaiken/gaisho/2006/07/04-2.html

ただ、小沢代表は「国際関係を日米中の正三角形あるいは二等辺三角形で仕切る」という表現もしているようです。


民主党の小沢代表は国際関係を日米中の正三角形あるいは二等辺三角形で仕切る構想を示しているが、目下のところ日本の安全を担保してくれているのは米国のみである。同盟関係で互いに信用できる条件は、ともに相手方を必要とする関係が歴史的に構築されているかどうかである。日本が中国を頼りにできた時代はあったのか、安保理の決議騒ぎでも明らかだろう。

平成18(2006)年7月12日 【正論】
http://www.sankei.co.jp/news/060712/morning/seiron.htm

投稿: 坂 眞 | 2006/07/18 15:22

昨晩もNHKとテロ朝が「中国様さすが!」「日本外交敗北!」と必死でプロパガンダを垂れ流しておりましたな。

日米中露間で「濃密な外交コミュニケーション」が交わされ、結果として中露の「北朝鮮への影響力」が看板倒れである事が露呈したにもかかわらず、「日本は中国ともっと話し合いをする必要がある」と絶叫する輩が掃いて捨てる程いるのは、なかなかの奇観でありますな。

日本のTVメディアはそんなにも現実を見たくないのでしょうか? まだしも韓国の大手新聞の情勢分析の方が安心して読めるくらいです(笑

しかし今回の小沢民主党執行部の対応は、党内に「代表に対する失望感」を蔓延させてしまったと思われます。小沢塾開講とかはしゃいでいる場合じゃないはずなのですがね。

しかしイランも愚かな・・・イスラエルを戦争モードにしておけば米の武力行使は無くなると踏んだのでしょうが、結果的に何処もイランを擁護する事が出来なくなってしまいました。
それはともかく、北朝鮮への対応で「安保理がバラバラで無力」である事を露呈してしまったならイランへの歯止め(というかその枠組み)が無くなり、とりわけ「イラク戦争の悪夢」に苛まれるフランスにとっては「意味の無い安保理声明ではイランを付け上がらせるので論外だが、かと言って武力行使へのお墨付きを米に与えたくない」という立場から中露への同調は「ありえない」ものでした。結果的に日米英仏の筋書きに中露とも乗らざるを得なかった、というのが正確な描写でしょう。

投稿: ぺパロニ | 2006/07/18 16:18

国の危機に際し、安倍さん麻生さんはライバルではありますが、さすがこれが政治家という姿勢を見せてくれました。本当にうれしかった。・・・・えっと・・民主は・・・・中国へ大事な時に行ってたんですよね・・・・帰ってこなかったらよかったのに。

投稿: ねねこ | 2006/07/18 17:37

>中国におもねることなく、原則的で厳しい態度を崩さなかった

 つまりこれは、東アジア外交は実に素晴らしく立て直されつつある、ということですね。やっと不羈独立の国家に立ち直りつつあるということですね。
 前回のコメントからの続きになりますが、今回のミサイル騒動についての報道の顛末を見ていると、どうにも日本のマスコミが信用できなくなってくる。日本の外交が国際的に支持され、中国が譲歩に譲歩を重ねた結果というのは、彼らにとってそんなに嫌なことなんだろうか?
 仮に北朝鮮のミサイルが飛んできて日本人が何十万人と死んでも、連中は日本政府の外交が悪いだの、日本の強硬姿勢が招いた結果だのと訳のわからないことをほざき続けるつもりなのだろうか?
 いったい何者なんだあいつらは?

投稿: duzhe | 2006/07/18 17:50

民主党にとって日本の国益は二の次なんでしょう。
旧社会党のような何でも反対が民主党の本性ですね。

投稿: yuki | 2006/07/18 18:24

”何でも反対党”でも支持するのが選挙民だと思うからこそでしょう。
惨めな現状を鑑みれば、世の中を変えてくれればと思うのも分からなくもない。
合理主義者が陥穽に陥るのは、誰もが合理的に振る舞うと仮定したときだとも。

投稿: 傍観子 | 2006/07/18 18:33

民主党の中には、トマホークを保有に理解を示す人、今回のことに喝采をあげさらなる制裁を言及する人、北の行動は批判されるに値するが、北に厳しすぎてはいけないという人、日米が締め上げたのが悪いという人などさまざまな意見をもつ議員さんがいます。
国家の役割でもっとも重要なものは「国防、治安維持、外交」だと思いますが、これに対しての考えが根本的に異なる人が同じ党に結集するというのは、いかがなものでしょうか。

残念ながら自民党においても、自衛権行使を目的した敵基地攻撃論を憲法違反とまでいう旧青嵐会議員もおられるようで、どこも似たり寄ったりかもしれませんが。

全く国民を愚弄するにも程がある。

投稿: freedom | 2006/07/18 19:53

自民党にも、おかしな連中はいますね。
古賀誠とか気味悪いです。
南京大虐殺記念館で「中国側の姿勢に心の豊かさを感じた」と述べた。らしいですね。
「あたまおかしいのとちゃいますか?」

投稿: bao | 2006/07/18 21:04

阿倍さん麻生さんはライバルでありながら、国の一大事に協力し合って戦後初めてといっていような国連外交を展開した。本当にこの国を憂いている政治家なら、自らの心情や立場を一時捨ててでも協力し合うのが当たり前。この二人には日本の武士道の精神が宿っていると感じられ感動した。
ここで政党を超えて小沢一郎も、国の一大事を聞いた瞬間に中国から飛んで帰り、安倍さん麻生さんに協力でもするようなことをすれば、大幅に民主党の株もあがったはず。それが出来なかった、いやあえてやらなかったこの人は本当に日本の為に政治家になったとは思えない。
まあ、そんなことやるわけないか・・・。もっと中国でゆっくりしてくればよかったのに。

投稿: shudo | 2006/07/18 21:40

経済評論家の山崎元氏が、北朝鮮ミサイル問題に関しブログで意見を展開されてます。
http://blog.goo.ne.jp/yamazaki_hajime/e/12a629bd6b2d3757ed58e6570ddb76bd

それにしても、経済評論家とやらはこのように考えるものですか。ハァ~
自ら本も出されているあるブロガーさんは、「評論家とは他人のフンドシで相撲を取る職業」と辛辣に書かれてましたが、いい得て妙だと思いました。
経済評論家がこの意見なら、本物の企業家などは輪をかけて利益優先でしょうね。

投稿: mugi | 2006/07/18 22:00

そういえば、かの山拓さんが、今回思ったような決議案にならなかったのは、総理が中国と仲悪いから~みたいなことを講演会で言ってたそうです。えっ?この人、制裁反対って言ってたんじゃないのか?と耳を疑ったのですが。。。

民主党、全員がおかしいわけじゃないと思うんですね。基本的なところでバラバラですから、一度壊れて作り直さないとだめだと思いますね。「反自民党」のみを党是としているようでは、将来は暗いです。

投稿: ゆみこ | 2006/07/18 22:10

ライブドアのWeb記事にこんなのがありました。
GJ!
鋭い論説を掲載するので、このPJという方を
個人的に注目しています。


批判のための批判、民主小沢党首の迷走
【PJニュース 07月18日】- 17日に民主党小沢党首が、自身の主宰する「政治塾」での講義にて、国連安全保障理事会の北朝鮮非難決議について「最初の勢いはどこへやら、制裁という7章の中身を削除せざるを得なくなった」と、今回の日本政府外交を批判するコメントを発しました。
 
 この小沢談話だけを読んだ人は、小沢氏が国連憲章7章に基づく北朝鮮の平和に対する脅威を決定し、勧告が行われる事を望んでいたと思われるでしょう。しかし北朝鮮ミサイル発射問題に関する小沢氏のコメントは中国、北朝鮮寄りの発言ばかりだったはず。確認してみましょう。

 中国訪問中の5日には記者団に小沢氏は「(北朝鮮への経済制裁発動を)そんな簡単にできるものではない」と牽制し、さらに「本気で言っているのかと問いたい。6カ国協議もあるのだから、話し合いのなかで解決させていくのが良い」と、まるで中国やロシアの代弁者のような意見を語っていました。

 それが、いざ非難決議採択後になると「7章の中身を削除せざるを得なくなった」と政府批判ですから、呆れると同時に、小沢氏の記憶力に重大な問題が無いのかと心配になります。小沢氏が本当に国連憲章7章の記載を貫くつもりだったのなら、中国に拒否権を使わせ国際社会で孤立させようとしていた事になります。数日前に訪中していた小沢氏の行動と真っ向から矛盾する発言なのではないでしょうか。

 与党には「常に反対」「何でも批判」の古い野党の様な事をしているから、こんな一貫性の無い発言をしてしまうのです。何より国民から選ばれた国会議員であるにもかかわらず、国益に反した行動を取るのは問題です。あの共産党や社民党でさえ北朝鮮に制裁を求めるのは止む無しという立場だったのですから。

 永田メール問題で辞任した前原代表のあとを受け、党勢回復期待の中、誕生した小沢代表でしたが、残念ながら自民党に更なる安定を与える事となりました。【了】

※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJニュースはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2211471/detail

投稿: K | 2006/07/18 22:21

民主党政調会長談話?
頭は正論で途中から電波にすり替える、この手法は(某総連系の)チョウニチ新聞のプロパガンダそっくりです。
北で習ってきたのでしょうか?

小沢は、安保理会議中の盧武鉉の如く、ドーナツの「穴」に成りたいのかな。
幾らなんでも「アレ」よりは賢いでしょうが、腹が据わっていない。
重要な案件では「蝙蝠」は誰も相手にしないですから。

投稿: MultiSync | 2006/07/18 22:23

 小沢さんは結局何が言いたくて何がやりたいのでしょうか?全然見えて来ません。
批判のための批判とか、反対のための反対ほど虚しいものはないのにね。

投稿: 中凶殲滅 | 2006/07/18 23:23

>また、決議採択の過程からは交渉・妥結の実質を相当に米国に委ねていることが窺える。

軍事が関わる外交は、米国を後ろ盾に展開しなければいけないことは、はじめから分かっていたはずです。今回は軍を持たない日本が出来る、最大限の外交が出来たと私は評価しています。

民主党は小沢発言も合わせて外交を語る資格はありませんね。

投稿: iwaya | 2006/07/19 07:02

最近の中国は雨が降りません。
中国情報NEWS
http://news.searchina.ne.jp/topic/x454.html

・水不足で北京市ピンチ、工事現場などを重点監視 2006/05/15(月)
・中国北部で干ばつ深刻化、ダム600カ所干上がる 2006/04/11(火)
・中国北部中心に干ばつ、水稲・小麦・畜産に影響 2006/04/06(木)
・気象災害による経済損失2000億元、4億人被害 2006/03/26(日)
・広東:効果抜群、人工降雨機は50万元なり 2005/03/05(土)
・広東:天の恵み待つ農民、干ばつ被害が深刻化 2004/11/05(金)
・広東など50年ぶりの干ばつ、368万人が水不足 2004/10/29(金)
・江蘇:史上3番目の干ばつ被害、南京などで被害 2004/10/21(木)
・広東:47万haで干ばつ被害、人工降雨で対応へ 2004/10/20(水)

 集中豪雨で亡くなった方もおり、旱魃よりも雨が降ったほうがよい、とは言えません。しかし中国側に立つと水に不自由しない国が隣にあるわけで、また一つ日本の魅力が増したのではないでしょうか。北京は10年後砂に埋もれると言われています。私は中国が力をつけて5年後に海軍力が世界一になったら、最初に400兆円分の原油が眠る尖閣諸島を支配されると思います。将来は米国民主党のヒラリー大統領?などと政治取引をされ、ヒトデが貝を飲み込むように中国が日本を摂取するのではないかと心配しています。「日本沈没」という映画があるようですが「中国、砂に沈没」は映画ではなく現実です。そのような背景で、小沢代表の国際感覚の無さは明らかです。すなわち日本民主党は中国人民軍の日本侵略時には足場となるわけです。もし中国共産党の立場ならチベット、東トルキスタンの次は台湾、朝鮮半島、そして雨の降るオアシスのような日本を摂取しようとするのは自然なことです。我々もそれを予想して国力を再構築する必要があり、そのためには愚かな政治家や、将来の侵略者と手を組むアホ政党を、選挙で駆逐する必要があります。次の記事は「歯を隠して笑うサメと談笑する小魚」の記事です。

 「胡主席が民主・小沢代表と会談、連携強化へ 」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2006&d=0705&f=politics_0705_002.shtml

投稿: 普通の国民 | 2006/07/19 09:20

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» 北朝鮮の被害者達 [三輪のレッドアラート]
今回のすったもんだの騒ぎを総括してみると、ミサイル発射は「問題が爆発する事を理解した上での北朝鮮の関係者全員に向けての瀬戸際外交」だった事がわかる。この件については後半で詳しく。↓ クリックで三輪が更...... [続きを読む]

受信: 2006/07/18 22:10

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