小泉首相、8月15日に靖国参拝
小泉純一郎首相が、公約どおり8月15日の靖国神社参拝を実行してくれた。
スーツ姿だった昨年とは違い、モーニング姿で本殿に上がり、「二拝二拍手一拝」の
神道形式はではなく一礼する形での参拝だった。
そして、玉串料の代わりに献花料3万円を私費で払い、「内閣総理大臣・小泉純一郎」と記帳した。
私は、参拝の様子を、朝のFNNの実況中継で視た。記者会見の模様は、ニッポン放送(ラジオ)のライブで聴いた。
記者会見を聴いていて、私は昨年の「郵政解散」に臨んだ時の小泉首相を思い浮かべていた。あの時と同じくらいの固い決意と信念が込められた会見だった。
ただ、後で映像を視ると、達成感というか満足感というか、あの時に比べれば幾分か
穏やかな表情に見えた。
以下に、参拝後の記者会見の内容を要約してお伝えする。
-------------------------------------------------------------------
▼
まず、小泉首相は、靖国神社を参拝する理由について次のように述べた。
私は二度と戦争を起こしてはならないという気持ちで参拝している。
今日の日本の平和と繁栄は、現在に生きている人たちだけによって成り立っているわけではない。戦争において尊い命を犠牲にされた方々の上に今がある。
私は、そういう、祖国のため、また家族のために命を投げ出さなければならなかった
犠牲者に対して、心からなる敬意と感謝の念をもって、靖国神社に参拝している。
▼
首相は続いて、我が国首相の靖国神社参拝に反対する側の理由として、次の三つを
上げ、それぞれに反論した。
①中国や韓国が不愉快な思いをする、反発をしているからやめるべきだという意見に
対する反論。
私は日中・日韓友好論者である。首相に就任して以来、日中・日韓の友好・交流は様々な分野で拡大している。しかし、どのような国でも、一つや二つの意見の違いや
対立はある。
中国や韓国が一つの問題で意見が対立しているから、不愉快なことがあるからといって、首脳会談を行わないというのは良いことなのかどうか。私は、靖国神社参拝をやめれば首脳会談を行ってもいいというのは、よろしくないことだと思う。
中国や韓国の言うことを聞けばアジア外交はうまく行くというが、必ずしもそうは思わない。一つや二つの意見の違いや対立を乗り越えて、未来志向で友好・交流進めていく
ことが大事である。
中国や韓国は、日本の国連安保理常任理事国入りに反対している。これは我が国に
とっては不愉快なことだ。しかし、これをもって私が「首脳会談を行わない」と言ったら、どちらが非難されるだろうか。
この件について我が国は不愉快な思いをしているが、私は、いつでも首脳会談を行うと言っている。拒否しているのは私ではない。
中には、小泉はブッシュ大統領から「参拝するな」と言われたら行かないだろうと言う人がいるが、そんなことはない。私はブッシュ大統領から反対されても参拝する。
②A級戦犯が合祀されているから行くなという意見に対する反論。
私は、特定の人に参拝しているのではない。苦しい辛い体験をせざるをえない時代に
生まれ、犠牲になられた多くの方々がいる。そういう方々に対して心から哀悼の念を
表する、これは日本の文化である。
私は、不特定の多くの戦没者の方々に対して哀悼の念をもって参拝しているのであって、A級戦犯のために参拝しているのではない。
③憲法に違反しているから反対であるという意見に対する反論。
私は、神道を奨励するために参拝しているのではない。過去の戦争を美化・正当化し、軍国主義を称揚しているわけではない。二度と戦争をしてはならない、過去の戦争に
おいて倒れた方々の思いを忘れてはならない、そういう気持で参拝している。
これは心の問題である。憲法第19条にあるように、思想、良心の自由は侵してはなら
ない。
日本の首相が日本の施設をお参りする、お祈りする、それを「外国が言っていることが
もっともだ」と言って小泉を批判する。このことをどう考えるのか。
私は毎年、伊勢神宮にも参拝している。このときは神道形式で参拝を行っている。しかし、憲法違反であるという批判を受けたことはない。
-------------------------------------------------------------------
▼
以上、首相の側から記者団に対して、参拝の理由と参拝反対論に対する批判が10分近く述べられた。
そして、記者団との質疑応答に移る。
①今年は8月15日に参拝した理由については?
最初、多くの方々から「8月15日だけはやめてくれ」と言われた。そういう人の意見も
聞かなければいかんなと思い15日を避けた。が、8月15日を避けても、いつ行っても
批判され反発される。変わらない。
何とかこの問題を取り上げよう、混乱させよう、国際問題にしようとする勢力が内外に
いる。
私は、自分の方から靖国参拝を持ち出したことはない。いつも、この問題にこだわって
いるのはマスコミと私に反対する勢力である。
ならば、今日が適切な日ではないかなと思う。これは、過去5年間の経験から学んだ
ことだ。
②今回は公的参拝か私的参拝か?
総理大臣である人間、小泉純一郎が参拝した。職務として参拝しているのではない。
-------------------------------------------------------------------
以上が、小泉首相の会見要旨である。全容は「小泉首相 靖国参拝の理由語る(16分03秒)」で聴くことができる。
特にコメントすることはない。
5年間に鬱積したものを吐き出したような会見内容だった。
ただ、一つだけ付け加えておくことがあるとすれば、「最初、多くの方々から『8月15日
だけはやめてくれ』と言われた」と述べているが、決定的だったのは福田康夫元官房長官の次の言葉だったという。
「8月15日の参拝でなければ中国は問題にしない。唐家璇とは話がついている」
が、実際はまったく違ったわけだ。
中・韓の反発は相変わらずだし、民主党を始めとする野党も「外国が言っていることが
もっともだ」と大合唱をしている。が、靖国参拝問題については、これである程度の決着がついたと思う。
きっと、次期首相も靖国神社を参拝するであろう。
※「中には、小泉はブッシュ大統領から「参拝するな」と言われたら行かないだろうと
言う人がいるが、そんなことはない。私はブッシュ大統領から反対されても参拝する」というのは余分だったような気もする(笑)
【追記】
読者の方のコメントにありましたが、「私はブッシュ大統領から反対されても参拝する」という言葉の後に、「もっともブッシュ大統領は、参拝をやめろなどと大人気ないことは
言わないと思う」というオチを付けたのは、確かに強烈な「皮肉」ですね。
ところで、あの河野洋平さん(衆院議長)は、同日の、全国戦没者追悼式の追悼の辞で、「戦争を主導した当時の指導者たちの責任をあいまいにしてはならない」と「追悼式のあいさつ」としては異例(常識外)の発言をしていますね。
小泉首相の前で・・・
民主党の鳩山由紀夫くん(幹事長)も、「辞める間際になって8月15日に行くのは欺瞞(ぎまん)。その責任は後の内閣に任せるという話で、たつ鳥、後を濁しに濁して行くということで、無責任極まりない愚行だ」と、まあ政治家としてのセンスを疑うに十分な
言葉を吐いています。
この人たちには、永遠に「国益」というのが何なのか解らないのでしょう。
本当に「頭が悪い」と思います。
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コメント
はじめまして。小泉首相の8月15日参拝とその後のコメントを
読んで、溜飲が下がる思いがしました。
相変わらずマスゴミは批判を垂れ流していますが、そろそろ自分
たちが時代遅れになっていることに気づくべきですね。
ブッシュ大統領の話では、そのあと「ブッシュ大統領は、参拝を
やめろなどと大人気ないことは言わないと思います」という発言
に、首相の皮肉が利いていて良かったと、私は思いました。
投稿: 功成 | 2006/08/15 23:24
怪しい富田メモの発表とその直後の世論調査、中韓始め様々な方面から参拝阻止運動が繰り広げられた中、小泉首相の8月15日参拝は正に適切で痛快なものでした。参拝後の首相の「三つの理由」スピーチも、とても分かり易かったと思います。できれば次の政権は、「中韓の首相参拝中止要求は内政干渉である」とはっきり主張し、両政府に抗議してもらいたいと思います。
NHKがまた「日本のこれから」と言う番組をやっていましたが、「中国のこれから」(中国はこれからどういう国になっていくべきか)といった番組を作る方が有意義なのではないかと思いました。
投稿: masa | 2006/08/15 23:30
「8月15日の参拝でなければ中国は問題にしない。唐家センと は話がついている by 福田康夫」
↓
小泉首相:中国共産党に配慮して8月15日を避けて参拝
↓
中共が約束を破って15日以外の靖国参拝を非難
↓
小泉首相:「8月15日を避けても、いつ行っても批判され反発される。変わらない。何とかこの問題を取り上げよう、混乱させよう、国際問題にしようとする勢力が内外にいる。」
なるほど、こういう流れだったのですね。
福田氏が総裁選に立候補しなかったのは、中共に約束を裏切られたことで、不信感が芽生えていたせいかもしれませんね。
投稿: 本当に有難うございました | 2006/08/16 00:03
ビデオを見ましたが、いつになく激しい口調で理路整然と思いのたけをぶつけているのを見て感動すら覚えました。
テレビでは一部分のみであったのでそういった印象を持ちませんでした。恐らく時間の関係で短くなったのだとは思いますが、これだけ各テレビ局は大きな枠をこの問題にさいているにもかかわらず、くだらないコメンテーターの発言やアナウンサーの主観などを流しており、十分流せる時間はあったのではと不満も残ります。
新聞には当然全文が掲載されるのでしょうが、今回の会見での小泉首相のマスコミや国内外へ反対勢力への強い憤りを果たして活字であらわすことができるかどうかを考えると、ますますインターネットの力を感じた次第です。
投稿: freedom | 2006/08/16 00:04
mumurさんによると
「大統領が「靖国参拝するな」と言っても参拝する。もっとも彼はそんな大人気ないことは言わないが。」
だそうです、とっても左翼を刺激しています。麻生バリの釣りエサかも(^O^)
去年はやや緊張感があって、今回は神妙の表情でしたね。
投稿: MultiSync | 2006/08/16 00:05
こんばんわ
所用で参拝の様子を詳しく知ることが出来なかったのですが、シンプルにまとめていただいたこの記事で、だいたいのことが見えました
いつもながら素晴らしいまとめです
小泉首相のおっしゃることはいちいちごもっともで、わきでぎゃあぎゃあ騒いでいるマスゴミの方こそ、脳の中を一度解剖してみたい物です
どこまで中韓の虫が沸いているのやら
余談ですが
自分の所にも記事を書きました。あまり深い内容ではないですが
とりあえず最近は、この手の問題で親との認識の差が目立ってきて、無駄に口論が絶えません(苦笑)
投稿: あるす | 2006/08/16 00:12
靖国神社も人が管理している以上、不備もある。
間違って生存者を祭ったこともある。しかしそれを非難して英霊に統一性があることを非難する人もいる。
まぁ、馬鹿馬鹿しい話である。
神が何なのかしらない方々が多い。
神とは人々が尊敬したり、畏敬したり、畏怖したりする存在であり、その対象の善悪を問わないのである。故に邪神や祟り神、貧乏神、守り神などがいる。いい神もいれば悪い神もいる。また怨霊信仰として現世で無念な死に方をした方を神に祭り、冥界で大きな顔をして貰おうという側面(これが慰霊の本来の意味の一つでもある)がある。これには
犯罪者も糞もない。平将門公などは天皇制を打破しようとしたが一方で関東の守り神としても扱われている。
A級戦犯に戦争責任はあろうが刑の執行を終えた以上、犯罪者として扱うのが正統だと思うのだろうか?不起訴された岸などは首相になっているし、生贄的な意味合いが強い。なのにいつまでも問題視すべきではない。
また魂を取り戻すといって訴訟している方々もいるがそれもおかしい。神社は神殿であって神の顕現の場所に過ぎない。普段からいるわけではないのである。牢獄でもない。宗教観がないにもほどがある。
小泉内閣総理大臣が本日、参拝されたことは歓迎すべきであり、公約を守ったことも評価すべきである。戦没者追悼式で「指導者の戦争責任」に言及した河野衆院議長をさっさと辞任させて頂きたい。 いまさら明確にしてどうするんだい?そんなことよりさっさと内政問題をクリアしろよ、と言いたい。
内政をよくして日本の国力を高め、軍事力を挙げ、アジアの真のリーダーたる国家になることを何よりも希望する。
投稿: ちなみつ | 2006/08/16 00:20
再度投稿失礼します。
中国の世論調査:「分祀でも半数が容認せず」
▲ソース:NEWS@Nifty/共同通信 2006..8.3
人民日報: 「首相の靖国参拝、停止こそ民意」
(A級だけでなくB級C級戦犯にも言及)8月11日付記事
ttp://www.people.ne.jp/2006/08/11/jp20060811_62149.html
江沢民:「日本に対しては歴史問題を常に強調すべきだ。永遠に言い続けなければならない」
98年の演説で。 (ソース:2006/08/11 朝日新聞)
以上の記事で、たとえ日本政府が靖国への参拝を停止しても、形式を変えても、中国政府は日本の歴史問題を永久に非難するつもりだということが明らかになりましたね。
今後の日本の外交戦術は、これらをふまえたものでなければならないと思います。
投稿: 本当に(以下略 | 2006/08/16 00:41
いつもご慧眼に感服しつつ興味深く拝読させていただいております。
この一件で、NHKはじめ多くのメディア企業の露骨なまでの醜い偏向ぶりがいよいよ露わになり、楽しくなってきましたねvv
我国の駐支大使も中共外交部長の見当違いな妄抗議を拒否した様ですし、特亜外交も漸く当局のレベルでも正常化へのテンポを早めつつあるのかな、と少し嬉しくなってしまいました。
投稿: tilili | 2006/08/16 01:28
あなたこそ「国益」の使い方を間違えていませんか?
国民のナショナリズムを満たすことは国益ではありません。
領土問題などではナショナリズムと国益のベクトルが一致することがありますが、「国益」とはかなり現実的な経済的利益のことを意味します。
使うのでえれば「国民の気持ち」とかもっとベタな言葉でいいはずです。
もっとも国民という言葉を使うほど、首相の靖国参拝を望む気持ちがマジョリティな訳ではありませんが。
投稿: kechack | 2006/08/16 03:28
<「国益」とはかなり現実的な経済的利益のことを意味します。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
国益(こくえき、英 national interest)とは、対外関係においての国家の利益のこと。外交において、自国にとって最も利益が得られる様に計算していく。近年の外交の文脈においては、相手国との妥協や、理念を諦め現実的解決の優先することを、意味することが多い。国益には、軍事力、経済力、資源、技術、文化、遺産の維持、情報の透明性など、さまざまなカテゴリーがあり、主に安全保障の面で語られる。
現実的な経済的利益を指すの?誰が言ったの?
首相の参拝でナショナリズムが満足できる?どこの右翼ですか?靖国参拝しないといったいどういう経済利益があるの?
具体的に示して貰えないですか?
投稿: ちなみつ | 2006/08/16 10:18
江沢民ですが、ベトナムの歴史教科書にクレームをつけた人物でもありますね。
歴代中華帝国が何度もベトナムに侵攻しましたが、その歴史を書くな、反中感情を煽る、との理由で。
「我が国は他国を侵略した事など一度もない」と政府要人が妄言を吐き、アイリス・チャン(「レイプ・オブ・南京」の著者)のようなアメリカ三世でも「ウイグル・チベットは中国古来の領土」と公言する中華思想は永遠に不滅です。
中共幹部と一般民衆を分けて考えるべきだ、とは中国を擁護したがる方の典型的意見ですが、「上の行うところ、下これに倣う」は中国の諺です。
投稿: mugi | 2006/08/16 10:22
おはようございます。
とうとう公約を実現させましたね。あのシンキロウも「絶賛?」しておったようですが、内心は煮えくり返っていることとは存じます…。
マスコミにも腹が立ちますが、それ以上にあの河野の発言は何なのでしょうか。余計なことを言うな!と言いたいですね。
またリンクさせて頂きます。
http://blog.goo.ne.jp/sakuragaokanogen/e/892a6408cb0ccf9ec3dd4584bf6b61ce
投稿: ヨン様 | 2006/08/16 10:50
貴方のブログは真を得ている面もあります
が、なぜ朝鮮は存続できたのか なぜ朝鮮は分断されたのか もっと史実を公表して論戦を張ってください。
日本が朝鮮存続に果たした役割や日本の政治思想の根幹を説明していないように思います。
他のブログよりは良いと感じていますが、各タイトルが弱く見えてしまうのはその辺が影響しているのでしょう。
日本は日本の国益を追求しています、
が、自分本位の国益追求では無かったと思います。
歴史を捏造し間違った歴史感を植え込み、政権維持だけに奮闘する隣国が3国も隣に有るのです。
日本からもっと真の史実を発信するべきだと思うのです。
100年前位からの極東アジアの状態と世界秩序の偏篇を朝鮮や中国の人にも分かりやすく説くべきなのです。
それでも中国、韓国の理解は得られないでしょうが
日本の歴史観と思想を強く発信する事こそが日本を守る最善の策のように思います。
一度、この構想に挑戦されることを熱望します。
投稿: yattoko | 2006/08/16 12:59
>中共幹部と一般民衆を分けて考えるべきだ、とは中国を擁護したがる方の典型的意見ですが、「上の行うところ、下これに倣う」は中国の諺です。
日本の一般大衆もちょっと前までは、「権威の言うこと」に盲従していたことを忘れちゃいけない。権威とはすなわち左傾マスコミのことである。中国にもそういう権威はあるし、韓国にもある。日本はそのワダチから今ようやく抜け出ようとしているところだが、中国人・韓国人の場合はまだその「自覚」がやってくるのはだいぶ後になるよ。
日本人の場合、今となってはテレビに映ったくらいで勲章をもらったような気分になる子どもは皆無だろうが、ちょっと前の世代までは自分の姿がテレビにちらっとでも映るだけで、それはもう天にも昇るような気分だった時代があったことを忘れちゃいけない。それらは「大人にとっても子どもにとっても〈権威〉だった」のである、戦後の日本の庶民たちにとって。
「〈権威〉から聞かされる理屈(政治文言)」が「限られている」ということに気がつかない国民は不幸である。中国人の不幸とは「そのこと」である。中国の利口な若者は「今次体制の権威に寄り添って100点を取って教師から頭をなでられ思い上がり、そいつらがまた共産党に入って活動する」。そんな悪循環に延々とからめとられ続ける。簡単に権威的文言、教科書的文言に寄り添える人間、つまり「利口な人間=勉強馬鹿」こそが、国家を害しているのである。日本のマスコミの言語空間を支配しているのも、大方はそういう「子ども時代の偏差値の高かった教科書的権威盲従系勉強馬鹿」が主体だ。だが彼らには「真実を感じる心」がない。「オレって勉強できてアタマいい」と思う、その自分の特別製な(と思い込んでいる)自我を「狭い(と気がつかない)世界」で慰撫するのみである。そういう利己的な自我をもった利口な人間が支配する世紀は、もうそろそろ中国大陸からも一掃してしまう時期だよ。日本ではぼちぼち「それ」が始まっているようにね。
投稿: ムーンライダース | 2006/08/16 13:19
>中共幹部と一般民衆を分けて考えるべきだ、とは中国を擁護したがる方の典型的意見です
先日放映されたNHKの番組の中で散々強調されていた、日本軍国主義者と日本国民とを分けて考えるべきだという中共の対日観と平行関係にあるのが何とも・・・。
投稿: 中凶殲滅 | 2006/08/16 15:10
首相の靖国神社参拝はマスゴミの影響力の低下、権威の失墜を意味する。
マスゴミはさぞ落胆しているに違いない。
小泉発言に日本の未来がある。
日本は自己主張していく。話し合いに応じる。首脳会談は拒否しない。
しかし話し合いが成り立つ相手国には条件がある。
相手国が条約を遵守する国であること。
過去の共産主義国では、共産革命のためには
相手国を騙してもよいと考えられていた。
こんな国と話し合っても無意味である。
現在信じられている話し合い可能な相手国の条件は、
言論の自由が保障されている国である。
民主政治が機能している国である。
法治国家である。
中共、半島、露はその条件を満たしていない。
話し合いで国家間の取り決めをすることは不可能である。
これらの国々に対しては残念ながら
武力のみが現実的対話手段である。
これらの国々に対しては軍事力増強が
最も有効な切り札であることを為政者は忘れてはならない。
投稿: docdoc | 2006/08/16 16:28
小泉さんは特亜の外交カードを1枚もぎ取った。
以降の総理も「外交カードにはさせない」という気持ちだけであっても参拝すべき。
まさに発つ鳥、後を濁さず!バトンは引き継がれた。
天晴れ!
投稿: bao | 2006/08/16 17:27
人民日報から、首相の靖国参拝「停止こそ民意」と言われると返す言葉がありませんえね、「民意」の意味がお分かりなのでしょうかね。
漢字の本家も近代語に成ると殆ど日本語の「亜流」理解はできないのでしょうね、中共の指導者は民意で選ばれたと思ってるんでしょうか。~毛沢東の後継者は「民意」を束ねて居る、民意は「中国人民」の総意で有る。
中国の「民意」が怒っている、後継者は日本の指導者と民意は区別している、指導者が行かなければ中国民意は収まる~。
難しいですね中共様は、人民日報日本支社も大変なんでしょうが、一寸は隙を作ってやりゃ良いのにと思います。
日本でも日本支社「特殊民意」をお持ちのマスコミが煽る事、煽られた現自民党衆議院議長、河野洋平議長、TPOも弁えず乗りましたね「戦争責任者を罰せよ」、おいおい慰安婦や教科書で責任も取れない奴が、死を持って敗戦の責を自ら受容された人を裁く権利が何処に有る?
唯一自民党総裁で首相に成れず、よりにも選って社会党党首を首相にして仕舞った以降の日本外交、優秀な外交官のお陰も有り、無茶苦茶以降20年、ようやく政治主導と呼べるものが目を出して来た、この時期に又横路に入ろうとする、自民党も引退を勧告すべきですね。
投稿: 猪 | 2006/08/16 18:36
皆さん、こんばんわ。
コメント、ありがとうございます。
久々にスッキリした気分ですね。
「嬉しい」と言うより「ホットした」気分です。
後は、次期首相を見守りましょう。
kechackさん
>あなたこそ「国益」の使い方を間違えていませんか?
大上段に構えた割には、「国益」の理解が浅いですね(笑)
>「国益」とはかなり現実的な経済的利益のことを意味します。
はあ???
そんな解釈、初耳ですね(笑)
もう、まともに反論する気力さえ失せそうになりますが、少しだけ述べておきましょう。
「国益」とは、読んで字の如し、対外関係における「国家の利益」のことです。
民主主義国家においては「国民の利益」と置き換えても良いのではないかと思います。
「国民の利益」を具体的に言うと、「その生命と財産」及び「社会の平和と安全」を守り、さらに発展させることと言えるでしょう。
したがって、「国益」とは何か?と言えば、「経済的利益」という、一面的な限られたものではなく、「安全保障の問題」と言えます。
「国家の安全保障」なくして「経済的利益」など、見せ掛けの「利益」「風前の灯火」にすぎません。
つまり、「国益」を守り、さらに発展させるためには、経済力はもちろんですが、外交力、軍事力、科学力、情報力などの、総合的国力が求められるのです。
まさに、今の中国がそうです。
自国の「国益」を守り、さらに発展させるために、経済力のみならず、外交力、軍事力、科学力、情報力などの、総合的国力を強化しています。
その当面の狙いは、南シナ海と東シナ海における覇権の確立と、北東アジアにおける米国の影響力の排除です。
そして次の段階が、東アジア全体(北東アジア+ASEAN)における覇権の確立と米国の排除。
今の日中は、経済的相互依存関係が強まり、双方が利益を享受している状態です。
が、政治・軍事的には、その利益は相反する関係にあります。
ICBM(大陸間弾道ミサイル)や、SLBMを装備した潜水艦を有し、空母を建造しようとしている国。
歴史をねつ造し、その上で小学校から「反日教育」を行っている国。
こういう国と「真」の「友好関係」になれると思いますか?
日・米・中の関係を「正三角形」にする(民主党)などという主張が正しいと思いますか?
「経済的相互依存関係」を永遠に続けられると思いますか?
「国益」とは「経済的利益」だけではなく、「国家の安全保障」全体の中で考えるべき問題です。
そのためには、今の中国の実情、国際的な政治的・軍事的関係などを考察しなければなりません。
kechackさん、あなたは、「第一列島線」及び「第二列島線」という、中国の軍事戦略上の概念を知っていますか?
もし知っていれば、「あなたこそ『国益』の使い方を間違えていませんか?」などという「大口」はたたけないと思うのですが。
投稿: 坂 眞 | 2006/08/16 20:57
皆様およしなさい(笑
唯物論者に「国益」を説いたとて理解できますまい。
何しろ「中国は貧しいから言論や政治的自由は無理だ」とかフカす連中ですからね。
およそ国益というやつは抽象的で融通無碍な所があります。経済面(市場アクセスや採掘権等)の事もあれば安全保障面(軍事的パリティや同盟関係等)の事もありますが、さらに抽象的な「国際的影響力」や「国際的地位」果ては「尊敬を得られるかかどうか」まで及びます。
で、まともな有権者はそれらを総合的に判断するのですが、唯物論者は銭金物質以外を理解出来ないのです。例を上げましょうか。湾岸戦争の折にフセニンの虜となった日本人は「祖国が節を曲げてフセインの不当に屈服するくらいなら、黙って殺されてやろう」と決意したそうです。しかしマスゴミはフセインを非難するどころか、全てを日本政府の責任だとわめき続けました。文学者も評論家も一緒にね(^^;
まぁ「中国すばらしい論者」と話せばすぐわかります。
「中国って凄いの?」>「経済成長率が凄いんです!」
「中国って大国ですか?」>「核兵器持っているから凄いんです!」
まぁ・・・こんな程度の理屈ですわ。
投稿: ペパロニ | 2006/08/16 21:57
はじめまして。お邪魔します。
1951年。吉田茂から戦後の靖国神社への首相参拝が事実上再開されました。この事実は世界に発信されたはずです。
中国、韓国も当然知っていたでしょう。
その後、中国と韓国は「靖国神社問題解決」を外交関係樹立の前提条件にしていましたか?
55年も経過して、国交が機能している今、両国国内で『靖国神社は軍国主義のシンボルだ!』はないでしょう。
A級戦犯に反発するならA級戦犯のことだけ言えばいいのであって、靖国神社を特に問題視していることは、A級戦犯を仮に分祀したとしても、やはり抗議が続くような気がします。
投稿: taku | 2006/08/17 14:01
江の傭兵は、自分が挨拶した「戦没者追悼式」にA級戦犯も合祀されているのを知っているのだろうか。知らなかったらバカですね。
投稿: sam | 2006/08/17 16:54