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2006/08/30

加藤邸放火も靖国参拝のせい

終戦記念日の15日に、加藤紘一・自民党元幹事長の実家兼事務所が全焼した事件で、容疑者がやっと逮捕された。
29日に逮捕されたのは、現場で割腹自殺をはかって倒れていた東京都内の右翼団体幹部・堀米正広容疑者(65歳・東京都新宿区歌舞伎町2丁目)。容疑事実は、現住建造物等放火と住居侵入の疑い。
事件当時、堀米は意識不明の重体で、その後、集中治療室で手当を受けていたが、
快方に向かっているので逮捕に踏み切ったと言う。

堀米は、東京都内の右翼団体「忠孝塾愛国連盟」の常任参与と、その下部団体「大日本同胞社」の相談役を兼ねている。
「忠孝塾愛国連盟」は、指定暴力団・住吉会総裁の西口茂男氏が最高顧問を務める「日本青年社」と同系列である。「日本青年社」は、尖閣諸島へ何度も上陸を繰り返し、灯台を建設したことで有名だが、この尖閣諸島への上陸には「大日本同胞社」のメンバーも参加している。

Horigome











そもそも「日本青年社」は、当時の住吉連合・住吉一家・小林会初代会長の小林楠扶氏が1961年に創設した右翼団体がルーツであり、現在は住吉会総裁が最高顧問を
務めていることと併せて考えれば、両者の関係はメダルの裏表であると言ってもよい。
が、「日本青年社」のホームページを見ると、それなりの主義主張や活動は行っている。したがって、「日本青年社」=100%暴力団とは言いがたい面もある。
まあ、もっともふさわしい表現は、「指定暴力団・住吉会系の行動右翼」というところではないか。

参照;日本青年社

ところで、疑わしい人間が意識不明の重体で集中治療室に入っている状況では、逮捕状の執行もできないし、氏名や写真の公表もできない。だから、このことをめぐってあれこれと憶測を飛ばすのはどうかと思う(笑)
まあ、今の時点で断言はできないが、今回の放火事件に関する限り、政治的・思想的に組織的な関与はなかったと思われる。

それよりも、北朝鮮と覚醒剤を通じて関係が深い住吉会の系列である「日本青年社」の大幹部・水野孝吉氏(総本部時局対策局長)が、「新潟救う会」の幹事を務めていることの方が気にかかる。
何か、うさん臭いものを感じるからだ。

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さて、ここからが、今日の本題である。


自民党の加藤紘一元幹事長の実家などが15日に全焼した事件で右翼団体幹部が
逮捕されたが、重大な政治テロにもかかわらず政界の反応はなお鈍い。小泉首相は
29日、外遊先のタシケント市で記者団に「言論の自由を封殺するようなことは厳に慎まなければならない」と語ったが、これも質問に答えてのこと。反応の遅さを問われると
「私はいつも聞かれたことに答えている。この問題も、(28日まで)聞かれなかったから答えなかった」と述べた。

容疑者の供述は明らかになっていないが、加藤氏が首相の靖国神社参拝を批判して
きたことが事件と関係していると見られている。こうした首相の反応に、外相などを歴任したベテランはこう語る。「首相もようやく発言したが、ただ『けしからん』というのでなく、再び起きないように何をするのか、真剣に考えなくてはならない」

一方、被害を受けた加藤氏は29日、外国特派員協会での講演で語った。

「私や母、支持者が受けた被害は大きいが、発言を変えたら被害はもっと大きくなる。
国のために思うことは今まで通り発言し続けなければならない」。加藤氏は容疑者の
狙いが「言論封殺」とさらにはっきりすれば、より毅然(き・ぜん)とした態度をとる構えでいる。

河野洋平衆院議長は29日の福岡市での講演で「国際的なテロに毅然としなければならない、という日本は、国内のテロにも毅然と対応してほしいと願っている」と訴えた。

このほか、自民党の片山虎之助参院幹事長は同日の記者会見で「放火で言論を封殺するのはよくない」と語ってはいる。だが、多くの政治家が言論を標的にしたテロへの
危機感を共有しているとは言い難いのが実情だ。

民主党の小沢代表は記者団に対し、事件への与党の反応は「非常に鈍感」と述べ、「郵政民営化に反対するのは悪いやつだ、靖国神社(参拝)で何が悪いんだという手法や考え方が、日本の社会に危険な結果をもたらす」と語った。

政界、薄い危機感 加藤氏実家の放火容疑者逮捕
(2006年8月30日 朝日新聞)

朝日新聞は「重大な政治テロにもかかわらず政界の反応はなお鈍い」と書いているが、鈍いのは政界だけではない。世論もメディアもその反応は鈍い。

ということは何を意味しているか?

政界も世論もメディアも「重大な」政治テロとは受け取っていないということである。
確かに放火は重罪であるし、言論を標的にした政治テロであることに間違いはないと
思う。屋内が無人であることを確認したうえで犯行に及んだからといって、その罪が軽くなるわけではない。
が、政界も世論もメディアも盛り上がらない。

なぜか???

まず、今の日本社会が、一昔前と違い、暴力によって言論を封殺するような風潮では
ないからだ。
1980年代前半までの方が、左右を問わず、言論に対して暴力で応えるという傾向が
はるかに強かった。そして、これに対する国民の反発も大きかった。

実際に、行政はもちろん新聞、テレビを始めとするメディアまでもが同和暴力による言論封殺に屈服していたではないか!そして、警察も、それを見て見ぬ振りをしていた。
それからすれば、日本の民主主義は成長している。カネと暴力にまみれた同和タブーは、次々に暴き出されている。
今回も、堀米容疑者を擁護する声はほとんど聞こえないし、このような、跳ねあがりの「政治テロ」が続出するとも思えない。

そういう意味では、「国際的なテロに毅然としなければならない、という日本は、国内のテロにも毅然と対応してほしいと願っている」という河野衆院議長の発言はピントがボケている。
米国の反体制ミリシア (Militia) =民兵組織などと比べれば、日本の行動右翼なんて
程度が知れている。公安警察の掌中で泳がされているだけだ。
で、ときどき、今回のような「勘違い野郎」が出てくる。
それよりも警戒しなければならないのは、国内に潜んでいると思われる北朝鮮工作員によるテロである。これは、起こった時は、警察力だけでは対応できない可能性もある。

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行動右翼に対する監視・規制を強めることには大賛成だが、今回の事件を逆手にとって政権批判につなげるのも問題である。ことの本質をゆがめることになるからだ。
その典型が、民主党の小沢代表のような、「郵政民営化に反対するのは悪いやつだ、
靖国神社(参拝)で何が悪いんだという手法や考え方が、日本の社会に危険な結果を
もたらす」と、この事件を逆利用しようとする連中だ。
朝日新聞の言いたいことは、この小沢発言と同じなのではないか。

このような見方に対して、小泉首相は次のように応じている。


首相の靖国神社参拝がナショナリズムをあおっているのではないか、との質問には
「まったくそれはないと思う。あおりたがる勢力があるのは事実だ。マスコミもなぜこんなに靖国問題を取り上げるか。よその国からあおり立てられ、よその国をあおり立てるような報道は戒めた方がいい」と反論した。(2006/08/28 毎日新聞

この小泉首相の見方の方が、本質を正確に捉えていると思う。

なお、朝日新聞は、「反応の遅さを問われると『私はいつも聞かれたことに答えている。この問題も、(28日まで)聞かれなかったから答えなかった』と述べた」と書いているが、これも作為的な悪意の込められた報道である。
毎日新聞は、同じニュースを報じる記事で「(首相周辺は)2週間沈黙していたことに
ついては『聞かれれば答えるが、事件が不確定な中で政府として正式なコメントは出せ ない』と語った」と書いている。
犯人が集中治療室に入っていて、逮捕状も執行できていないのに、総理大臣に何を
語れと言うのだ!

なんでもかんでも「小泉政権が悪い」「首相の靖国参拝が偏狭なナショナリズムを煽り立てている」という立場で記事を書くのはいい加減にやめたらどうだ!
朝日新聞!!!

中共による言論に対するテロを報じる、解同による過去の糾弾を検証する、「言論の
自由を擁護する」と言うのであれば、それくらいはやってもよいのではないか!
朝日新聞!!!

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朝日新聞・偏向メディア」カテゴリの記事

コメント

坂さん、こんばんは。
この朝日の記事読みましたよ。何をか況やであります。
坂さんが仰るように「重大」なテロとは誰も見ていないのです。特に朝日がこのような皮肉たっぷりな記事を書くことによって益々白けムードになるのがオチですね。
また加藤紘一はもう政治家としては終わった人間であり、アジアビジョン研究会などは所詮「吹き溜まり」の集団であると思っています。
ではでは。

投稿: ヨン様 | 2006/08/30 20:55

今回の加藤だけでなく、言論をしたものに対する脅迫などはここ数年でもかなりの数が事件になってます。

それらは明らかに犯罪であり、日本国家の秩序を乱し、
さらに言論に対して言論で立ち向かうというルールを知らないガキの行為です。

そのようなガキを国家としてどうするか、政治家はキチンと考えるばべきでしょう。

そしてそれは、子供への教育にも当然関連します。

投稿: あ | 2006/08/30 21:59

暴力に拠る言論封殺は、相手がマスコミだから成り立った。

マスコミの言論偏向が暴かれる今は、暴力も虱潰しに使わねば言論封殺は効果が無い、実質不可能に近くなっています。

マスコミの物量に拠る言論誘導や、共産政権による言論封殺こそ、現在の大問題です。

投稿: MultiSync | 2006/08/30 22:36

利用してますね~今回の事件。

児玉誉夫の自宅に飛行機が突っ込んだ事件、覚えてますか?

確か売れない映画俳優さん(特攻隊の役などをやっていた)だったような。

こういう事件って時々あるんですよね。小さいものだとマスコミが取り上げないだけでもっとあると思います。でも大きな政治的意図というより個々人の意志によるものが殆どだと思います。

投稿: おれんじ | 2006/08/30 23:56

組織的なFAX爆弾や集中抗議TELは言論弾圧とは言わないのでしょうか?公共の費用をむやみに消耗させる理不尽な訴訟をテロとは言わないのでしょうか?私はそれを報じないマスコミこそ言論の自由を抑圧するものに屈していると思っています。
一部の宗教団体や総連・民団。プロ市民のNGO。ピンボケ右翼の単独犯罪行為なんて怖くないから1面で糾弾できるんですよね、朝日新聞。

投稿: chonchon | 2006/08/31 01:42

戦後史で暴力が言論を封殺した例といえば学園紛争があります。国立大学の右派教授は暴力によって追放され、文系学部特に法学・社会学系における左派支配は現在でも続いていす。しかし、こちらの方は全然問題視されてないですね。

こういう状況じゃ、学園紛争の言論封殺で恩恵を蒙った側の人々が「言論封殺コワイ!」と煽り立てたところでシラケるのは当然でしょう。

投稿: 神戸牛 | 2006/08/31 09:11

記者クラブや番記者が消えたいま、マスコミの小泉さんへの恨みは凄いものがあると思います。手軽な情報源がないのですから、手っ取り早いのは政権批判。しかしあまりにも盲目的で、結局は景気回復してしまった・・手軽な情報源なら中韓の方が取材してラクでしょうからね。アメリカなんか複雑怪奇で逆に話題にならない・・マスコミの力不足です。

投稿: SAKAKI | 2006/08/31 09:13

日本のマスゴミの大勢は「言論弾圧OK!」ですよ。
但しその前提があって「敵方言論の」が付加されます(笑

これは彼らの行動が明らかに示すものです。
また言論の自由が「地球上で普遍の価値がある」とも思っていませんね。
何時ぞや中国の外相が「日本のマスコミは中国の悪い部分だけをクローズアップして報道する」と発言した際の日本の国内メディアの反応は
「日本では憲法で言論報道の自由が保障されている」という実に矮小なものでしたな。1社くらい「地球上普遍の権利だ!」くらい噛み付いてみろ、と思いました。

蛇足ですが、最近表メディア(主要キー局や大新聞)での中国関連報道がやたらに少なくなっている気がします。とりわけダーティーなものが。

加藤については「この人、本当に何も知らないんだな」という感想しか持ちえません。何を言っても浅薄な印象です。まともな政策論も聞いた事がありません。こんなのが「プリンス」だったのですから、自由民主党が長期低落面に陥ったのも当然でしょう。

投稿: ぺパロニ | 2006/08/31 10:43

1972年著名教授の講演会に出席中
教授が話の中で部落の言葉を使ったところ、
学生の一人が立ち上がり、延々と演説を始め、
講演は中止に追い込まれた。
堂々と暴力が言論を封殺していた。

当時国立大右派教授は暴力によって追放され、
文系学部特に法学・社会学系は左派に支配された。

行政・新聞・テレビは同和暴力による言論封殺に屈服し
警察も、それを見て見ぬ振りをしていた。

しかし利権政治からの決別で今や、
カネと暴力にまみれた同和タブーが、
次々に暴き出されている。

ネット上では左翼の居場所を探すのさえ難しいのに
大学や言論界は未だに左翼が力を持っているように見える。

言論界が言論封殺コワイと煽り立てても最早世論は動かない。

当ブログ氏ご指摘のように
新種の警戒すべき暴力装置は国内に潜伏する北鮮工作員だ。
しかし彼らによる暴力が発動されたとき
国民は真の敵に気付きこの国は激変するに違いない。


投稿: docdoc | 2006/08/31 11:58

今回の加藤氏の事件、馬鹿馬鹿しいですね。鶏が卵を産まなくなると、強制換羽をして生産ませる方法があります。餌を与えず、羽を強制的に抜け替わらせる方法です。新しい羽が生えると、再び卵を産みます、しかし短期で生まなくなり、鶏の寿命を短くします。大陸からの資金提供と、その関係者からの資金でどうにか首の繋がっている加藤氏、今回の強制放火で、寿命は、早くにつきるぞ!!

投稿: からす | 2006/08/31 12:38

世論、政界、マスコミが「重大」な政治テロと受け取っていない事~いつもスコーンと愉快に成ります。
それに対する「ご本人」コメントは~「発言を変えたらもっと被害が大きくなる(意味不明?)、中国?の為にも思う事は云わなければならない」~一方容疑者も65歳、もうヨレヨレ右翼団体幹部と言われても、「山口乙矢」の刺殺現場を知る人間に取っては、一人住まいを承知で、灯油で燃やし、腹を切り、熱くて飛び出してきた人間を捕まえて「重大テロ犯」と記事に成っても実感が沸かない、擦り切れた「軍靴」を何時までも履いている「朝日新聞」の方が執念深く怖いですね。
しかし、最近の「加藤氏」の目も怖いです、空虚と言うのか遥か彼方を眺めるような目線の先には何が有るのでしょう?
バラバラにされた親分、泣きの子分が総裁選に出る、どんな心境なんでしょうね。

投稿: 猪 | 2006/08/31 16:55

加藤紘一議員も河野洋平議員も自分が日本国民にどれだけ害をなし、どれほどの恥をかかせているのかという自覚はないのか。加藤氏は実家を全焼する被害を受けたが、政治活動に制約を課せられているわけではない。ただ、日本国民は加藤氏の主張も河野氏の主張もまともに受け止めることを止めてしまっただけだ。小泉・安倍執行部の方がいくらかましだと判断する日本世論は健全である。別に小泉政権が暴力や権力を行使して、世論を操作しているわけではないことは、反小泉を標榜してきた大手マスコミ自身が認めるだろう。もし小泉政権が危険な思想に染まっていたら、大手マスコミはとっくの昔に潰されていたことだろう。全体主義の総本山中共に阿る日本人政治家はすぐに日本から立ち去るべきだ。それがお互いのためである。

投稿: 朝日将軍 | 2006/08/31 18:13

皆さん、こんばんわ。
コメント、ありがとうございます。

この容疑者、どうやら個人的に「義憤」に駆られたようですが、何となく滑稽ですよね。
「重大な政治テロ」と言われてもピンときません。

確かに、最近は同和がらみのスキャンダルは摘発・報道されるようになって来ましたが、学会のスキャンダルは依然としてタブーですね。
いわゆる「鶴タブー」。
これも、典型的な「言論封殺」の一つです。

「解同タブー」「同和タブー」が崩れつつあるのは、背後にいた人間が権力中枢から排除された、あるいは、共産党の勢力が衰退し、反日共としての存在価値が薄くなった等々が関係していると思います。
が、「鶴タブー」は、公明党が与党である限り続くことでしょう。

しかし、創価学会をやめて「反池田」になった人への嫌がらせ、罵詈雑言、すさまじいものがありますね。
あれこそ反対言論に対する威力的封殺だと思いますけど…

朝日新聞を始めとする日本の主要メディアは、今でも「鶴」に対しては沈黙したままです。
これで「言論の自由」云々と言われても「アホか!」と思われるだけです。

投稿: 坂 眞 | 2006/09/01 00:11

以前、加藤紘一の提言で小泉が参拝日をずらしたという話

上坂「中国から言われたんでしょ?」
加藤「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
上坂「中国から言われたんでしょ?」
加藤「・・・・・・15日だけはやめて欲しい、国内が押さえきれなくなっちゃうというのもありました」
(ここでテレ朝、助け舟(?)のコマーシャル)

加藤紘一、中国エージェントであることをポロリ 
http://www.youtube.com/watch?v=DMkAuRGfyvE&mode=related&search=テレ朝不自然なCM入り

投稿: はる | 2006/10/29 12:44

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