「総聯と同胞」排除は人権侵害ではない
社会的差別(差別)が「良いか悪いか?」と訊けば、ほとんどの人が「悪い」と答えるだろう。
では、「差別」とは何か?
それは、理不尽な理由による区別、排除、抑圧のことである。
つまり肌の色が違うとか、貧困であるとか、心身に障害があるとか、本人の責に起因しない理由により不当に低く取り扱うことを「差別」という。
これは「悪である」と私も思う。だから、これまでのエントリーで何度も書いているように「韓国・朝鮮人である」ことをもって「差別」する人間を私は受け付けない。
私は、戦前・戦中の米国における日本人差別の記録を読むと、激しい怒りがこみ上げてくる。だから民族や人種の違いによって「差別」することが許せないのだ。
が、だからといって「差別」がすべて間違っているとも思わない。例えば、奈良市の「5年間で8日しか出勤せずに給料を満額受け取っていた職員」、このような人間は社会から排除されて当然だろう。しかも、この職員は威嚇と暴力によって市の幹部に無理難題を押し付けていた。
これを弾劾し、その隠れ蓑になっていた部落解放同盟を糾弾するのは当然である。
要は、民主的手続きによって定められた社会的ルールを踏みにじり、国民の生命と財産に脅威や危害を及ぼす人間や勢力を社会から区別し、排除し、抑圧するのは我々の当然の権利である。
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そういう意味では、朝鮮総連と、それが運営する朝鮮学校に通う生徒が「差別」されるのは当たり前であって、彼らがそれを非難するのは居直りであり、これを許すことはできない。
北朝鮮は、わが国に対して「経済制裁は宣戦布告である」と主張している国である。わが国の無辜の民を何十人も拉致した上、「拉致問題は解決済み」と言い張る国である。逆に「朝鮮人を何百万人も強制連行して殺した」と言いがかりを付け、わが国を非難する国である。
朝鮮総連はその北朝鮮と表裏一体。朝鮮学校は「北朝鮮の金正日を崇め」「北朝鮮の体制を賛美する」教育を行っている学校である。
こんな北朝鮮の出先機関が非難され、その下(もと)でチュチェ(主体)思想教育を受けている生徒が社会から排除されるのに何の問題があるのだ。
これは差別でも迫害でもない。暴力団追放運動と同じレベルの問題である。
朝鮮総連が、最近、どういう主張をしているのか以下に転載する。
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Q:朝鮮および総聯を取り巻く状況については、どういう認識が示されたのか。
A: 報告は現在、朝鮮には強盛大国の黎明(夜明け)が訪れているという金正日総書記の指摘を引用し、「朝鮮人民は強盛大国建設に向かって世紀的変革の新たな突破口を切り開いている」「わが国は、苦難が去り幸福が訪れる運命的な新たな歴史的段階に差しかかった」と強調した。
そして去年2月の核保有宣言に続いて、今年7月5日の自衛的国防力強化のためのミサイル発射訓練、10月3日の核実験予告と9日の実施成功、10月末の6者会談再開合意に至る過程は、米国の朝鮮孤立圧殺と制裁包囲網拡大策略が挫折していることを物語っていると指摘した。
反面、総聯を取り巻く状況については「結成以来なかった厳しい情勢」だと分析。総聯事業と在日同胞の生活は、総聯と同胞を制裁騒動の対象にしながら行われている日本当局と右翼反動勢力の民族的迫害と人権侵害、卑劣なテロ脅迫と危険な反朝鮮人風潮の中で、ひどく脅かされていると強調した。
Q: 来年開催される21全大会については、どのように位置づけられたのか。
A: 21全大会は来年5月、東京朝鮮文化会館(東京都北区)で2000人規模の参加のもとに開催されることが決まった。
その位置づけは、「20全大会決定を執行した成果に基づき、今日の情勢発展と在日同胞社会の新たな状況に対応した主動的な方針を展望性をもって明示することによって、新しい世紀の総聯事業と在日朝鮮人運動への前進を宣言」し、「総聯の団結と力を誇示する勝利者の大会」「総聯組織を守り抜き、在日朝鮮人運動の新たな高い段階への里程標を立てる歴史的大会」というものだ。
Q: 「6カ月運動」の具体的な内容はどういうものなのか。
A: 会議では従来、設定されてきた「課題」ではなく「目標」として大きく以下の5項目を掲げた。
▼総聯活動に対する信念と確信、熱い同胞愛で固く団結し、愛族愛国運動を繰り広げる
▼民族教育文化と同胞生活奉仕、福祉の2大中心柱事業の目標を達成して、総聯を同胞から愛され支持を受けられる真の同胞組織としてさらに強化発展させる
▼大衆運動と対外事業を強力に推し進め在日同胞の生活と権利を守る
▼朝青など新世代の活動家と同胞を積極的に押し立て、運動の確固とした継承者として育成する事業に大きな力を注ぐ
▼広範な同胞らの力を集結して運動の財政問題を解決する
そこが知りたいQ&A-総聯中央委員会で何が決まった? より抜粋
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つまり朝鮮総連は、北朝鮮が「強盛大国建設に向かって世紀的変革の新たな突破口を切り開いている」「苦難が去り幸福が訪れる運命的な新たな歴史的段階に差しかかった」と主張しているのである。
そしてその根拠は、「去年2月の核保有宣言、今年7月5日の自衛的国防力強化のためのミサイル発射訓練、10月3日の核実験予告と9日の実施成功、10月末の6者会談再開合意」である。
一方で、「日本当局と右翼反動勢力の民族的迫害と人権侵害、卑劣なテロ脅迫と危険な反朝鮮人風潮の中で、ひどく脅かされている」と口を極めて非難している。
これを「盗人猛猛しい」という。
まあ、被害者の人権には沈黙し、極悪犯の人権を声高に叫ぶ「人権派」という名の理解不能な連中もわが国には存在するから、このような組織の人間たちを衆議院の議員会館内に導きいれ、抗議集会を開かせる国会議員がいても不思議ではない。
が、我々は北朝鮮のような「犯罪者国家」を「強盛大国建設に向かって世紀的変革の新たな突破口を切り開いている」「苦難が去り幸福が訪れる運命的な新たな歴史的段階に差しかかった」などとほめ称える組織の存在を許してはならないし、「民族教育文化=朝鮮学校を強化発展させ」「運動の確固とした継承者として育成する事業」など行わせてはならない。
朝鮮総連は反社会的・反国家的団体であり、朝鮮学校はその構成員を養成する教育機関である。
朝鮮総連は解散せよ!!!
朝鮮学校は閉鎖せよ!!!
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