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2006/12/20

つねに「闘う政治家」であれ!

安倍政権がぱっとしない。
教育基本法の改正や防衛庁の「省」昇格など、やるべきことはきちんとこなしているのだが、今一つ迫力が足りないというか消化不良というか―なんとなく欲求不満である。

原因は何か?
それは、やはり国民の方に目が向いていないということではないかと思う。古い自民党、いわゆる「永田町の論理」でまた政治が動いている―そんな印象がしてならないのだ。

もちろん、政党である限り「党の事情」が優先されることもあるだろう。が、そのことと世論の乖離を埋めるだけの情報発信力がないし、説得力にも欠ける。
要するに舞台回しが下手というか、有能な黒衣がいないというか、とにかく稚拙で軽すぎる。若くてはつらつとしている感じも受けない。

郵政造反組の復党問題がその典型だろう。あのときメディアに露出したのは片山虎之助参院幹事長や森喜朗元首相だった。その対抗馬が中川秀直幹事長ではいかにも弱いというか、役者が古すぎる。
あの場面では、安倍晋三首相が一度は前面に出て主役を張るべきだった。ところが、それを進言する側近がいない。

いま問題になっている本間正明政府税調会長の件もしかりである。本間会長の愛人は関西財界人御用達の高級クラブのママで、周囲はみんな知っていたという。もし、有能な黒衣がいれば、最初の段階で注意を促したはずである。

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時代も体制もとっくに変わっているのだ。
小選挙区制になってからは、選挙は実質的な総理大臣選びになった。もう「永田町の論理」だけで政治を動かせる時代ではない。政局をリードする上で世論の支持が欠かせない。

もちろん世論に迎合する必要はない。が、世論をうまく活用しなければ政権が浮揚力をなくし失速してしまう。そのことを安倍政権はわかっていないのではないか?
そう思えてならないこのごろなのだ。

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大手銀行による政治献金再開問題は、もう目を覆いたくなるような無様さだった。

全国銀行協会の畔柳信雄会長(三菱東京UFJ銀行頭取)は19日、「議会制民主主義の維持のため、総合的バランスの中で考えていく」などと述べ、政治献金を再開する意向を明らかにした。
これに対して中川幹事長は、19日午前の記者会見で、「一般論としては企業にも政治活動の自由は認められている」とし、銀行について「法人税の支払いの有無によって、寄付を制限する規定は関係法令にはない」と言い、献金受け入れに積極的な姿勢を見せた。

確かに大手銀行は公的資金を完済したが、税務上の繰り越し欠損金(赤字)があれば法人税を最大7年間免除される恩恵を受けている。つまり大手銀行は、税金で助けてもらった上に、大もうけしている今現在も税金を払わなくてよい境遇にあるのだ。
こんな銀行が政治献金を再開すると言ったら世論がどう受け止めるか、火を見るよりも明らかである。

銀行は税金で助けられただけではない。
日本銀行の白川方明理事は今年2月の参院財政金融委員会で、バブル崩壊後の低金利政策で家計が受け取る利子収入がどれだけ減ったかについて、「(高金利だった)1991年の受取利子額38.9兆円が2004年まで継続したと仮定して、現実の金利収入と比較すると、304兆円が失われたことになる」との試算を示した。
つまり、銀行を救うために国民の財布も巨額の負担を強いられているのだ。

したがって、「自民党に献金する余裕があるのなら国民に還元するのが先決だろう!!!」という声が噴出するのは当然である。
しかも、自民党の平成17年の政治資金収支報告書によると、大手各銀行からの融資残高は同年末で計80億円に上っている。「献金は事実上の負債免除につながる」との批判が出ることも考えられるし、このような批判を回避するすべもない。

中川幹事長が言うような「企業にも政治活動の自由は認められている」とか「法人税の支払いの有無によって、寄付を制限する規定は関係法令にはない」とかいう問題ではないのだ。
まさに「世間の常識」レベルの問題なのである。

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安倍首相は19日、首相官邸に中川幹事長を呼び、銀行からの献金受け取りを引き続き自粛するよう指示したという。
が、世間は「世論の反発を恐れて自粛した」としか受け取らないであろう。

世論調査の結果に一喜一憂する必要はない。
しかし、国民の気持ちに鈍感なままでは安倍政権に未来はない。

安倍首相にはもう少しリーダーシップを発揮してもらいたい。そして、もっと「賢い」スタッフを身近に置くべきである。

つねに「闘う政治家」であれ!安倍晋三!!!

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参照1:首相、大手銀行からの献金自粛を指示 (産経新聞)
参照2:三菱とみずほ、再開で最終調整 判断の是非は? (毎日新聞)

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政治(国内)」カテゴリの記事

コメント

政治献金に関しては、必要悪のような側面があると思います。
政治家は公平であらねばならないが、金がなければにっちもさっちもいきません。
昔のように金持ちが政治家になり、大義の為に「井戸塀」(金を政治につぎ込んで井戸と塀しか残らなくなる)となっても良しとするような時代でもありませんしね。
公明党のように学会員の「お布施」や、民主のように日教組や自治労がバックというのもいただけません。
この「政治資金」をどう明瞭なものにしていくかが、これからの大きな問題だと思います。
たとえば、「政治基金」のようなものを設立して、国民がネットを通じて小額づつ寄付するようなやり方などを検討していくのはどうでしょうか?
ただし国民もその為には目覚めなければなりませんが・・・

投稿: 6月5日の月 | 2006/12/20 18:09

とても黙っていられないので、
初カキコさせていただきます。

貴方の本の表紙は…最高でございます。

投稿: フンヌ | 2006/12/20 19:26

確かに後手に回っている印象がありますね。また、「法人税の支払いが無い」ということを理由にしてしまうと、じゃああの業界は?あの企業は?とか言うことになって、さらにくびが回らなくならないか心配です。

献金といえば、外資系企業の政治献金も解禁になるとか、それも気になるんですけど。安倍さんをみててなんか漠然とした不安を感じてしまうのはなぜなんでしょうか。前任者の方が勢いありすぎたからでしょうか(笑)。実が伴わないのに、根拠も無く安心するのも問題ではありますが。

投稿: ゆみこ | 2006/12/20 19:38

 銀行は今、投資信託を販売しようとして老人への説得に必死です。小額の投資信託は「ゴミ」、そして窓口で数万円の小額を扱う客は銀行員に「どぶ」と呼ばれているそうですね。米国では24時間無料でATMは稼動しています。いつまで時間外の105円の手数料を徴収するのでしょうか。
 さてネット掲示板では安倍首相の評判は、深い失望感と共にかなり悪いものです。「11人を復党させたら参院戦で負ける。」と言ったのは小泉氏でした。複雑な思いを持つ国民の前で「おかえりなさい」はないでしょう。安倍氏の敵をつくらない気配りと育ちのよさが言わせたのかもしれませんが、それは失点のように思えます。またガソリン価格の半分は税金と言われていますが、「一般財源」化する前に元の税金に戻すのがあたりまえです。現在多くの若者は車を買えず維持もできないのですから。
 真剣勝負は身を捨てたものが勝ちます。党や長老の政治家に気を配り中国と韓国に気を取られては、よい勝負師にはなれません。自民党員だけで選挙をするわけではなく、安倍氏を黙して見つめる「どぶ」「ゴミ」と金貸し屋にさえ蔑まれる大衆が票を投じるわけです。いっそ管理人さんにブレーンになってもらったほうが良いかも。まだ時間はありますので、安部氏のよき変身を期待します。ついでに言えば奥様の韓国への傾倒、韓国語を学び韓国俳優にあこがれる姿勢は、韓国を熟知し、好きではない数百万人のネット住人に嫌悪を抱かせています。これは選挙に影響し自民党敗北の遠因になる可能性があります。韓国で楽しむ姿はカメラの前では謹んだほうが良いかもしれません。
 でも安倍夫婦ってホントに韓国大好きでしたっけ?

投稿: 普通の国民 | 2006/12/20 20:35

 安倍政権が成功するか否かは、拉致被害者(未帰還者・特定失踪者)の奪還如何になるかと思います。
 政治はシビアでリアリズムに基づいた結果主義であり、「よく頑張ったね。」では済まされないものです。
 道路や郵政といったテクニカルな問題に取り組むにあたっては有識者の参加は不可避であり、彼らブレーンにその大きな役割が与えられ得るでしょうが、国家主権などの「大きな決断」は首相自らの毅然としたリーダーシップが問われる所でしょう。
 支持率がまだ48%前後なら御の字です。(ノ・ムヒョンなんて…)

投稿: くまがわ直貴 | 2006/12/20 21:37

>国民の気持ちに鈍感なままでは安倍政権に未来はない。

 何となく最初から期待できないんですよ。いやっ、期待はしたいんですけどね。ある種の“毒”が無いというか何というか、所謂“よい子”が大人になりました、っていう雰囲気にムズムズするんです。

 いや、まだ二ヶ月ほどですから、そんなこと言っちゃいけませんね。頑張ってもらわないと。なにせ周囲の中国人がなめたことを言うようになりましたから。“阿倍は絶対靖国へは行かない。中国が大人の対応をしたんだから阿倍も大人の対応をしなければならない。”なんてね。

 ・・・やっぱり思いますね。自民党内にはこういう難しい時代を先頭切って突き進んでいける人材が他にいないのだろうか?と。

投稿: duzhe | 2006/12/20 21:47

>ある種の“毒”が無いというか何というか、
>所謂“よい子”が大人になりました、っていう雰囲気にムズムズするんです。

それに関しては、かなりの割合でマスコミに原因があるように思う。少し前までは小泉改革を散々批判し、行き過ぎたところを是正しようとしたらまた批判。税調の件でも、今でこそ本間の前の石を「報酬も受け取らず清廉潔白・・・」(byフジ「とくダネ」)と言ってるが、少し前までは「鬼!サラリーマンの敵!」などと散々批判していた。日本の政治というのは、小泉時代の9割方を除けばマスコミの機嫌を伺って行うようなものですからねぇ。だったら、マスコミが日本の政治経済等々を取り仕切ればよいのではないかと。

>国民の気持ちに鈍感なままでは

ここでの「国民」の範疇は、世間一般的に解釈されている範囲だと心得ますが、日本に仇をなすような「国民」の気持ちまでは汲まなくてもいいとは思うんですよ。

投稿: ミロ | 2006/12/21 08:23

*国民の気持ちに鈍感なままでは安倍政権に未来はない*

河野洋平の従軍慰安婦と中国に埋められている化学兵器の2つの問題に,どう対応するのか,これが安倍政権のリトマス試験紙になる.
現在の所,ダメです.今までの政権と同じです.
闘う政治家などと言ってほしくない状況です.
多くの皆様もさめた目で眺めているのではないでしょうか.
野党の方々にも全然期待できませんし,困った日本です.

投稿: ガセネタ | 2006/12/21 11:21

同じくパッと、凛とした雰囲気を感じられない阿部政権に失望しそうなんですが、、、政権を取る前に言っていたこと、これらが目的とするとグダグダ感のある政策やら言葉が手段なわけで、、、良くも悪くも戦後を形作ってきた史観も含めて変えようと思っているわけだから急展開は難しいんだろうなと思えるんですよ。小泉さんより数段上、っというより政治家として一番難しい事をしようとしていると思うんです。その中で政治献金はプライオリティが低いのではないのでしょうか???

投稿: mahito | 2006/12/21 12:49

安倍さんは、親父の晋太郎氏と母方の祖父岸信介氏の両方のDNAを受け継いでいます。

総理総裁ですから、二人の長所を前面に押し出せばいいのですが、ちょっと中途半端ですね。年齢から来る遠慮があるのでしょう。

政界は海千山千の化け物、失礼大物揃いですから、遠慮はトップリーダーの命取りになりかねません。坂さんの仰有るとおり、千万人と言えども我行かん、「断固闘うのみ」です。運は向こうから転がり込んできます。

投稿: H.H生 | 2006/12/21 13:21

昨日の書き込みで、「安倍首相よ、断固闘うのみ」と書きましたが、闘う相手は日教組、自治労を想定していました。

今日になって、霞ヶ関に巣くう既得権固守派(政官双方とも)と闘うことも、むしろ労組よりも先に撃滅すべきと言う気になりました。

大衆に迎合する必要は全くありません。成すべきことをきちんと成す、それで心ある国民は理解します。

投稿: H.H生 | 2006/12/22 07:44

世論が間違わないという保障は一切無いのですがね。
そのへんのとこわかってらっしゃいますか。

投稿: jk | 2006/12/26 14:59

とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。

投稿: 添え状の書き方 | 2012/07/06 12:08

とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。

投稿: ビジネスマナー | 2012/08/26 15:03

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