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2006/12/27

日本外交の大きな武器―省エネ

現代世界のエネルギー事情を「共産党宣言」風に表現すれば、「パラノイアが世界を徘徊している、中国という名の資源パラノイアが」という感じになるのだろうか。

すべてではないにせよ、原油を始めとする資源価格の高騰は、めざましい経済成長でエネルギー不足に陥った中国が、世界中の資源を猛烈な勢いで呑み込んでいることが原因である。
中国は産油国であり、石炭の産出量は世界一。にもかかわらず、資源がほとんどないわが国に次いで、今では世界第3位の石油輸入大国(消費量は米国に次いで第2位)。

中国は今、「資源パラノイア」と呼ばれるほど世界中の資源を漁っている。
GDP(国内総生産)はわが国の38%、米国の15%(2005年)しかないのになぜか?
それは、信じられないほどの資源の浪費体質にある。
1GDPあたりに要するエネルギーは、なんと日本の9倍。わが国の約4割のGDPで、約3.5倍のエネルギーを消費していることになる。

この中国の体質が、世界的な資源の逼迫と価格の高騰をもたらし、安全保障にも暗い影を落としている。1990年代、ロシアは破綻の危機に瀕していたのに、今ではすっかり「超大国」気分に浸っている。イランやベネズエラなどの反米国家も意気軒昂である。

26日付の読売新聞によると、もし中国のエネルギー効率を日本並みに引き上げることができれば、標準炭換算で22億トンほどある中国のエネルギー総需要は、同じ経済規模を保ちながら3億トン以下に下げられるという。
つまり、年間1億トンを軽く超える中国の原油輸入がゼロになってエネルギー不足は見事に解消……ということが夢ではなくなるのである。

日本の省エネ・環境技術は世界の最高レベルにある。このわが国の技術を中国が導入すれば、世界のエネルギー事情は激変する。
つまり、わが国の省エネ・環境技術は世界の原油市場を動かすだけの潜在能力を秘めているということである。

中国が、小泉政権時代にわが国を口を極めて非難しながらも、一方において様々なチャンネルを通して「ラブコール」を発信し続けてきたのも、このような事情が背景にあるのである。

もちろん、話はそう簡単にはいかない。
まず、何よりも中国には「知的財産権」に対する保護がなきに等しいという事情がある。わが国の高度な技術に対する見返りをどうするのかという問題をクリアーするのは至難の業である。
独裁体制を維持するために煽っている排外的なナショナリズム、特に「反日教育」をどうするのかという問題もある。
尖閣諸島を含む東シナ海における覇権主義的行動も、折り合いをつけなければならない。

「省エネ」を外交カードとしていかに活用していくのか、安倍政権だけではなく、日本の将来をも左右する重要な課題である。

07年は、原則的外交を断固として貫いてもらいたい。

参照:激変 エネルギー事情 (2006/12/26 読売新聞)

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政治(国際)」カテゴリの記事

コメント

うー永久機関が作れれば石油なんて頼らなくていいのにー!

投稿: 大介 | 2006/12/27 18:04

日本の省エネ技術は世界最高レベルであることは間違いありません。
しかし、これを簡単にシナに移植することは難しいでしょう。

 なぜなら、省エネ技術は「方法」と「設備」の組み合わせです。方法には沢山のノウハウが含まれており、これを無償で提供するとしても設備の運営については指導が必要です。さらに、設備については費用がかかります。日本の企業は省エネ設備へ多額の投資をし、これを長期間で回収しています。シナ人がこのように投資を長期間で回収するようなマインドを持っているかどうか疑問です。

 如何に日本政府がバカだと言っても、省エネ用と称してシナに新たなODAを提供するなんて考えたくないものです。これは公共インフラのように言っていますが、実際には生産設備投資なのです。敵国の生産設備に出すような余った金があるなら日本の国内の投資や政府の赤字削減に使って欲しいものです。

投稿: むうさん | 2006/12/27 18:10

政府はその「省エネ」をくれてやろうとしてるようですが・・・

投稿: take | 2006/12/27 18:10

なんだかんだ言っても、省資源・省エネ・環境技術については、シナは喉から手が出るほど欲しい。    が、面子にこだわってダイレクトには言えない。         屈中議員やらアカヒ新聞などを使って、ただでの入手の模索はやっていようが、イデオロギーは通じても、事高度な技術的解説については、全くのド素人の悲しさ、右往左往するだけで頼りに為らず。                                    拉致被害者の救出と北の核問題をセットにして、環境技術とのバーター取引などいかが?。   其の後で省エネ・省資源のノウハウを反日教育、核弾頭ミサイルの廃棄をセットにしてバーターしよう。                               オリンピックの時に、世界中の選手や観客がスモッグや、砂塵、飲むに適さない飲料水、ボート競技も出来ない汚染された川や海、全部曝け出されるが、本当にどうするのかね。


投稿: takasktt | 2006/12/27 18:34

依存症の独り言さま

最近の中国は世界の資源国との関係強化に猛烈に動き回っているようですが、おっしゃる様に日本の省エネ技術を活用すれば地球温暖化のためにもいいでしょうが・・・私個人の意見は今はそんな事に日本が関わらなくともいいと思います。

何故なら、法律があっても中国に都合よく解釈され、すぐコピー製品を作り、利用されるだけのように思われ、もう少し国際ルールが浸透しないと、ただ親中派に利するだけと思うからです。

最近ODAが減ったと思っていたら、名目は戦時中の兵器の撤去用とがで相当額がまたまた出て行くようですし・・ウンザリです。

投稿: 容子 | 2006/12/27 19:11

http://newscience.air-nifty.com/blog/2004/06/post_6.html
このサイトに空間からエネルギーを取り出す「テスラコイル」だとか「効率300%」のコイルだとか、5倍の出力を得られる発電機だとか、水で走る(水素と酸素で走る)自動車だとかが紹介されています。これらの技術を応用すれば、石油に依存しない、新しいエネルギーとして賞賛されるのではないでしょうか。アメリカ人とオーストラリア人の開発した水で走る自動車は電気分解で水素と酸素に分けるのですが、「直流」を「パルス状」にすることによって入力以上の電気分解が行われるだと記述してありました。また水を電気分解してエネルギーを取り出せるということは、分解された水素と酸素を使って、潜水艦・水上艦のモーターやジェットエンジンや戦車のエンジンに使えるということになって軍備面での応用も利くと思います。そうすると、石油の為のシーレーンの確保が必要なくなって、日本の本土に軍備を集中できるわけですが、電気分解によって入力以上の出力が得られるなんて、すごいと思いませんか。なんだか空間から未知のエネルギーが流入しているので出力が大きくなるのでしょうが、石油が水にかわるなんてことがあれば、「革命的」以外のなにものでもないと思います。でも先進大国がこのようなフリーエネルギーを使わない(使えない?)というのはまだ時期が早いからでしょうか。それとも、既存のエネルギー市場を壊したくないという思いからなのでしょうか。いずれにせよシナには原子力発電所を建造していますが、これがアメリカの企業を潤す形になっていますが、これが達成されたらフリーエネルギーが出てくるのでしょうか。気になります。

投稿: JFS | 2006/12/27 20:56

>http://newscience.air-nifty.com/blog/2004/06/post_6.html

こういう似非科学のサイトって,書いてる人はおもしろ半分で書いているんだろうけど,結構罪深いよね。えらいこっちゃ。

投稿: ほれほれ | 2006/12/28 03:52

省エネは確かに外交カードにはなりえますが、軍事力などに比べればとても小さいと思います 中国の指導部が省エネとか温暖化、地球の環境に興味を持っているとは思えません。 石油がなければどこからか買ってくればいいし、買う金は日本にたかればいいし、軍事力で脅して他国の資源を奪えばいい 世界が地球の環境をそれほど心配しているのならタダで貰えるだろう そんなことより自分の財産を増やすことの方が大事 本音がこうであれば省エネ技術で中国を動かせるとは思えません 動かせてもちょこっとでしょう 費用対効果が低すぎて省エネになりません。

投稿: ころ | 2006/12/28 09:08

小生も「容子」氏の意見がもっともと思います。日本の技術必要としているところは世界にはゴマンと存在しています、何も「見返り」どころか害毒しか日本に与えない様に見える「処」に態々擦り寄る必要は無いと考えています。
どうしても必要なら、相手に対価を与えるのが商売、共産党商法じゃ日本も危なくてやってられない、泣きが入るまで放置すべき。

投稿: 猪 | 2006/12/28 11:42

ほれほれさん、こんなものもあるので、かなり興味深くならざるを得ません。見てください。↓

「3倍以上の出力が得られる磁力回転装置」
 湊弘平氏の発明した磁力回転装置は、入力の3倍以上の出力が得られている。湊氏は1990年頃に磁力回転装置を開発し、それから全世界で特許を出願している。これまでに51カ国で特許を取得している。装置の開発と特許の取得に12億円かかったそうだ。
 当初開発した装置は、二つの円盤を向かい合わせ、円周に永久磁石を斜めに複数個取り付けてある。常に反発力が生じ、一度回転が始まると円盤の回転は止まらない。永久磁石を取り付ける角度が重要で、回り続けるための適切な角度があるらしい。
次に、片方の円盤を固定の永久磁石にしたところ、回転し続けることが分かった。次に、固定の永久磁石を電磁石に変え、回転や停止のコントロールができるようにした。更に、パワーを増やすために、円盤を二段にした。

入力と出力の実測値は、以下のようになっている。
入力(電磁石の消費電力)  2.94V 0.15A 0.441W
出力(発生電力)        7.14V 0.22A 1.571W
出力/入力           1.571W/0.441W=3.56倍

1999年2月9日からの「第五回ニュービジネスメッセ」で展示され、大きな反響があった。 1999年2月10日の夕刊フジによると、シルバー精工など日本企業数社と契約が成立し、米国の某企業からはライセンス料だけで百億円規模のオファーがあったり、NASA研究所から見学に来たり、米国政府関係者が、今後の研究やその利用に関する話し合いを進めているということだ。
 1999年11月29日の日刊工業新聞によると、世紀の大発明として、96年に米CNNニュースで紹介されるなど国内外のマスコミが取り上げたとのこと。
http://newscience.air-nifty.com/blog/2004/07/3.html 

投稿: JFS | 2006/12/28 11:55

一日も早く、無公害・無尽蔵のエネルギーが開発されるのを祈るが、
そういう『夢のエネルギー』が実現するにも、膨大な時間とコストがかかるよね。
で、その前に中共との資源戦争で、日本はやられちゃうんじゃないかな?
日本人の多くが、マスゴミの作り上げた『きれいごと』『贖罪意識』に洗脳されてる間にさ!

投稿: アサピー嫌い | 2006/12/28 15:03

「反日教育などというものは無い!」と堂々と嘘をつく厚黒の中国に対して、日本の省エネ・環境技術など、外交カードにすべきではないと思います。むしろ、日本の側から反日教育を交渉のカードに使う狡猾さこそ、政府・外務省に望みたいですね。 SAPIOの記事(by石平氏)をよれば、まだ幼い小学生の頃から徹底した洗脳が実にテクニカルに行われてるそうです。教師は授業で日本軍の残虐行為を涙ながらに、まるで芝居のごとくに語り、感極まって生徒の目の前で泣き崩れて見せる。壮絶な話に興奮した生徒たちは泣き叫び、教科書を黒板に叩きつけ、机をひっくり返し、集団ヒステリー状態に陥る・・・そして、それが収まった後には、教室中に恍惚とした一体感と、日本に対する激しい憎悪が生まれる・・・ってな仕組みだそうで。 読んでて、絶望的な気分になってしまいました。こんな洗脳を、幼い頃から繰り返し受け続け、反日マシーンと化した中国人が相手では、どんな交渉も誠意も通じないハズだわ。 

投稿: 茗荷 | 2006/12/28 18:38

やはり一刻も早く日本が無尽蔵・無公害の代替エネルギーを開発することが最大の課題ではないでしょうか。

石油を巡って他国の思惑に振り回されるのはもう沢山です。日本が毅然とした態度を持ち続けるためにも世界に先駆けて新しいエネルギーを開発することを望みます。

中国は何するか分からんから、まあ省エネ技術ぐらいは教えてやって…。

投稿: おれんじ | 2006/12/28 22:47

坂さん、おはようございます。
単行本早速注文させて頂きました。
不肖の稚拙なブログも復活させましたのでまたよろしくお願いします。

中国は海軍力を増強するとのことですが、これには当然「東シナ海ガス田」も念頭に置いている事は間違いないでしょうね。エネルギー問題を解決するのに日本の省エネ技術は必要不可欠だとは思いますが、盗作大国の中国のことでありコピーが続々と作られる可能性がありますね。
中国共産党指導者は見てみぬフリをすることでしょう。
ではでは。

投稿: ヨン様 | 2006/12/29 09:12

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