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2007/08/12

「同一個世界 同一個夢想」

北京五輪のスローガンをご存知だろうか?
「同一個世界 同一個夢想」
英語では"One World, One Dream"
日本語訳は「一つの世界、一つの夢」

新華社電によると、これは「全人類は同じ世界にあって、ともに素晴らしい夢を追求する」という意味らしい。

んっ?
このスローガンを聞いて、絶句するのは私だけではあるまい。
「全人類は同じ世界にあって、ともに素晴らしい夢を追求する」だって???
「ふざけるんじゃねえ!!!」と叫びたくなるのではないか、普通の人は。

人権を抑圧し、時には蹂躙(じゅうりん)することも厭わない国と同じ世界にはいたくない。ともに素晴らしい夢を見ようとも思わない。
まさに、中国(中共)といっしょに見れるとしたら、それは“悪夢”でしかない。
まっぴらゴメン、相手にしたくない。

10日付のワシントンポスト紙は「'One World, One Dream' Counting down to the 2008 Beijing Olympics」と題した社説の中で、アムネスティインターナショナルなど3つの人権団体の、次のような指摘を紹介している。

「中国政府は五輪開催をきっかけに人権を改善すると約束したにもかかわらず、今回の五輪は、反体制派を押しつぶし、都合の悪いニュースを握りつぶすための口実として利用されている」

They are not, however, consistent with government practice. The one-year countdown to the Olympics also elicited new international reports about the worsening human rights situation in China. This week, at least three human rights organizations -- Human Rights Watch, Amnesty International and the Committee to Protect Journalists -- released studies detailing destruction of life and liberty. They all noted that, despite promises from the Chinese government that giving China the Olympics would promote human rights, the upcoming Olympics have been used as an excuse, or in many cases an incentive, to squash political dissidents and quash embarrassing news.

そして最後に、中国と北京五輪を悪評から救うには人権政策を変えることが必要と指摘し、その第一歩は、北京五輪のスローガン「一つの世界、一つの夢」を「一つの世界、一つの夢、普遍的な人権」に変えることかもしれない、と皮肉っている。

In cracking down on journalists, activists, petitioners and Internet users, China is tarnishing the Olympics. It could begin to salvage the reputation of the sporting event, and of itself, by responding to these brave letter writers not with punishment but with a change in policy. A good first step might be changing the 2008 Olympics motto, as the signatories suggested, from "One World, One Dream" to "One World, One Dream, Universal Human Rights."

そのとおり。
一つの世界も一つの夢も、人間が人間として扱われる社会ではじめて可能になる。
人を「虫けら」のように扱い、「人命よりカネが大事」という社会に「共通の世界」も「共通の夢」もない。
まったく「悪い冗談」としか言いようがない。

まさに厚顔無恥、偽善のかたまり、“悪の帝国”中共!!!
やはり、こんな国でオリンピックなんて開くべきではない。

※TBいただいたRed Foxさんの「中国の人権活動家への弾圧がオリンピックを汚している」で、ワシントンポスト紙の社説全訳が読めます。

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中国(社会)」カテゴリの記事

コメント

まったく坂さんに共感いたします。だいたい法律もルールもマナーも公の秩序も守れない輩が中国には山ほどいる・・・。人権弾圧、言論統制、チベット、ウイグル、内モンゴル自地区、スプラトリー諸島、アクサイチン地方等(上げたらきりがない)を侵略・占領している国と同じ夢を見ろと……、本当にバカ言うな!

投稿: | 2007/08/12 13:26

 賛成です!自国の政治不信を反日教育で誤魔化しその結果、日本人であることを知られると怖くで町も歩けない今の中国へ、国の宝であるアスリートや国民を行かせるのは日本人として如何なものか?

投稿: ねんG | 2007/08/12 13:41

いつものことですが
「中共の、中共による、中共の為の」ですね。
それが政治というものなんでしょうが、ハキケガスル

投稿: ism | 2007/08/12 22:38

坂さんこんばんわ!

これ、あながち妄想ともいえないところがあると思います。
普通「天下」と「国家」は別のものと分けて考えますが、中国では天下と国家を同一に考えるのだそうです。

つまり天下(世界)= 国家(国すなわち中国)。
世界が全て中国の下に統一される。そのとき千年間の至福の時が訪れる、という理想があるそうです。

…と黄文雄さんがおっしゃってました。

他の国々にとっては迷惑千万な話ですが!

投稿: おれんじ | 2007/08/12 23:23

おれんじ さんが上で述べてられるとおり、これって究極の中華思想なんじゃないですかね?
「同一個世界 同一個夢想」のあとに「その中心 中国」とか続くのでは?

あ~、やだやだ。
世界最大の人権蹂躙国家。
リアルタイムで毒物を輸出し続け、それを指摘されれば改めるどころか「悪意ある報道」だのなんだのと難癖を付け、さらには他国の食品に対しての意味のない報復報道。

なにより許せないのは、奴らの片棒をかつぐ日本のマスコミ&エセ人権団体ども!
貴様のせいで日本が人権弾圧支援国家になってるんだよ!

投稿: Nagatsuki | 2007/08/13 12:40

トラックバックと、エントリーのご紹介有り難うございました。宜しくお願い致します。m(_ _)m

このスローガンの「一つの世界、一つの夢」とは、一見高い理念に見えますが、「中華」と言うフィルターを通すと、「一つの柵封中華、共産党の下に一つのアジア」と妙にうさん臭くなってしまいますね。

私はアメリカ在住ですが、この10年はアジアブームが盛んで、特に映画『グリーンデスティニー』の成功辺りから、中国ブームがあったりなど、やたらと中国を賛美するような風潮が強かったのですが、アメリカの限界と言うのは、「悪いのは共産党であって中国人民はその被害者」と言う固定観念が強過ぎる点ですね。ただ昨今は毒製品の問題なども注目されつつあるので、良い流れにはなって来てはいます。

まあいずれにしても、今回のカウントダウンセレモニーをきっかけに、欧米のメディアが一斉に中国の人権問題(特にチベット)を取り上げてますし、米下院のボイコット決議案など、この問題への世界の注目は高いと思えます。

投稿: 文太 (Red Fox) | 2007/08/13 17:00

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