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2007/08/09

米民主党はほんとうに親中か?

民主党の大統領が実現すると、米国は親中国に舵を切り、わが国が取り残されるという懸念を示される方がけっこういる。
が、私は、こういう見方はあまりにもステレオタイプにすぎると思う。民主党=リベラル=左派=親中国という捉え方だろうが、そんな単純なものではない。

民主党は、まず、国民の生活レベルの安全を重視する。だから銃規制や環境保護に熱心である。次に、労組が支持基盤なだけに、産業の空洞化による失業の増大に危機感を抱いている。そして、何より、伝統的に人権にうるさい。

こんな特徴を有した政党が、ほんとうに親中国になるだろうか?

有害な食品を輸出する中国。廉価な製品の輸出攻勢で対米貿易黒字を膨張させる中国(つまり米国産業の空洞化を促進する中国)。チベットや法輪功に対して平然と人権侵害を行なう中国。
すべてが民主党の理念に反している。

もともと「自由と民主主義」の普遍化に熱心なのは民主党だった。第2次大戦のルーズベルト、朝鮮戦争のトルーマン、ベトナム戦争のケネディ、「自由と民主主義の防衛」という大義を掲げた大統領はみんな民主党だ。
(逆に、わが国の頭越しに対中関係改善に乗り出したのが共和党のニクソン政権)
現在のブッシュは共和党だが、「自由と民主主義」の普遍化を掲げている。が、本来が民主党だったネオコンが、第1期ブッシュ政権の中枢を占めたことの影響が大きい。

やはり、「自由と民主主義」の普遍化、国内産業(=者)の保護、人権の擁護という点では民主党が本家なのである。

実際のところ、民主党の最有力の大統領候補であるヒラリー・クリントン上院議員は、民主党候補討論会で以下のような発言をしている。


Clinton









【ワシントン=貞広貴志】「私は中国製の劣悪な食品は食べないし、子供を病気にするようなおもちゃは買わない」――。

7日に開かれた米大統領選の民主党候補討論会で、ヒラリー・クリントン上院議員が、中国からの輸入品に重大な懸念を投げかける発言を行い、会場を埋めた組合員から喝采(かっさい)を浴びた。

司会者は「中国は同盟国か、敵国か」と質問。これに対して、クリントン氏は「中国の為替操作に対処する必要がある」と、中国の通貨当局が人民元安を誘導していると決めつけた。その上で、「中国からの輸入品にも厳しい基準を設けねばならない」と述べ、中国製の安全性の低い食品やおもちゃを“ボイコット”する意向を示した。

中国に関しては、他候補からも「為替操作を続けるなら、(米国の対中)債務を帳消しにするよう求める」(オバマ上院議員)、「中国では大変な人権侵害が続いている」(エドワーズ元上院議員)などと厳しい批判が相次ぎ、さながら「中国バッシング」の様相を呈した。

「中国製の劣悪な食品は食べない」クリントン議員が宣言 (讀賣新聞)

クリントン上院議員だけではない。オバマ上院議員やエドワーズ元上院議員という、他の有力候補も中共率いる中国に否定的なのだ。

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米民主党は、昨年の中間選挙で歴史的な大勝を収めた。で、下院の議長を務めるのがナンシー・ペロシ氏。
彼女はどういう人物か?


Pelosi_3














1987年に初当選した民主党リベラル派のペロシ議員は89年の天安門事件のころから中国共産党政権の民主主義弾圧や国民の自由抑圧を激しく非難し、議員事務所に民主派が天安門広場に作った「自由の女神」像のレプリカや中国人の民主活動家たちの写真を飾っていることで知られる。

91年9月に訪中したペロシ議員は天安門広場で中国の民主化を訴える横断幕を広げようとして警官に阻止され、中国政府から「反中の茶番」と断じられる一方、チベットの現状を「中国による占領」と呼んで、ダライ・ラマや台湾への支持さえ表明してきた。

同議員は以来、中国政府首脳を「北京の殺戮(さつりく)者たち」とまで呼び、先代ブッシュ大統領が92年に当時の李鵬首相と会談した際は「米国大統領がなぜ殺戮者と握手するのか」と糾弾した。同議員は民主党のクリントン大統領に対しても97年10月の江沢民国家主席(当時)をホワイトハウスに招いての国賓ディナー開催に抗議して、「国無しディナー」を主催し、「ブッシュ大統領は独裁者を甘やかせたが、クリントン大統領はその宣伝に努めた」と批判した。

この間、ペロシ議員は下院の審議では中国の世界貿易機関(WTO)加盟の前提となる最恵国待遇付与の法案への反対や北京五輪の開催への反対など、中国糾弾の立場を一貫して保ってきた。

「最も過激な反中」ペロシ新議長誕生に中国も懸念より抜粋

政権に大きな影響力を持つ下院議長にしてこの調子なのだ。
たとえ民主党の大統領が誕生しても、米国が親中に走るとは単純には考えられない。
むしろ貿易赤字と、それに絡む為替問題、それから人権問題などで、逆に民主党政権は中国にとって逆風になるのではないか!

フランス社会党の女性大統領候補が北京オリンピックのボイコットを主張したように、今の中共率いる中国は、リベラル派や左派の敵なのだ。
わが国のリベラル派や左派が親中国(中共)だからといって、それと同じように欧米のリベラル派や左派を判断してはならない。

私は、対中国に関する限り、ヒラリー・クリントン大統領―ナンシー・ペロシ下院議長の民主党コンビは大歓迎である。

【追記】
昨日の讀賣新聞に、米国でNGOによる北京オリンピックボイコット運動が広がりを見せており、中国が神経質になっているという記事が載っていました。
ボイコットの理由は、中国内の人権弾圧とスーダン・ダルフール地方での民族浄化を中国が支持している(反対していない)ためだそうです。
NGOはオリンピック開催中の北京に乗り込むことも計画しているとか。
で、これらのNGOは米民主党の強力な支持団体。

民主党は、やはり「親」中国とはいかないでしょうね。

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政治(国際)」カテゴリの記事

コメント

米国の民主党はそうなのですか。

米国人や日本人の価値観ですと、普通には親中にはなれないでしょう
特段に親中になる人は何か特殊事情があると言えるのではないでしょうか
ペロシ議長といえば、たしか慰安婦決議を人道問題として張り切って推進しましたね

投稿: SS | 2007/08/09 15:28

歴史は200年そこそこですがアメリカはアメリカなのですね。
それが東洋を知らないで居た原因、今でも日本が歴史をアメリカ人に語る事が少ないから理解されていないのが現状、あの戦争を通じて本当は言い合える筈なのですが、之はアメリカ人から見ると不気味な民族に見られます。

沈黙を守り、平伏している様で、裏では第二の経済大国・アメリカの土地・企業まで手を伸ばして買い捲る。その裏で一言の相談も無く「東洋の大市場」?を再び手にしようと日・中平和条約を結び、防衛をしてやってる?のに勝手なマネをする日本を敵視するのは当りまえの事と思います。

それが高じて反感が、対日要求、一度アジを占めるともう、困った時は日本叩きをすれば国債でも何でも言いなり、当の相手は「非核三原則」「軍備縮小」「平和国家建設」「9条維持」こんあ便利な国が有る訳が有りません。

共和党にしろ、民主党にしろ、ホントの友人なのか、見せ掛けの友人なのか、自分を考えれば友人を選ぶのに嫌いな不気味な奴を選ぶか?お互い意見を言い合える人間を選ぶか?中学生ともなれば理解できるのでしょうが政治家・官僚と成れば判らなくなるのでしょうか。

日本の敵は独裁共産主義が敵なのですが、基本的に黄色人種で漢字で事を運んでいる、中国の歴史に畏敬の念を持っている、と有ろう筈が無いものを有り難がる悪い癖、「過ちは2度と繰り返しません」は対中共対策の「標語」にして欲しいと思います。

*政治家はこんな言葉を使うといけません、叩かれますからwの世界。

投稿: 猪 | 2007/08/09 16:52

民主党の理念は確かにそうなのだろうが、
戦前からこの党は親支那であり、
現在に至っては、
民主党の大統領からして金を貰っている。
つい先ごろは支那の手先の下院議員がいもしない慰安婦謝罪決議案なんぞ、
同盟国の我が国に浴びせたのはどこの党の発案であったというのか。

民主党という集まりは、理念なんぞ銭に比べれば
誠に順位が低いというのだろう。

程度が悪すぎる。

投稿: 佐衛門 | 2007/08/09 17:03

民主党が最も危険な点は、「人権」を強調するあまり、
「従軍慰安婦」についても、彼女たちの訴えばかり尊重する点です。
今までも、ヒラリーは夫のクリントンと同じく、日本に対してはあまり好意的とはいえなかった。
彼女は、客観的証拠を検証することなく、「被害者の証言」をやみくもに信じてしまうところがあります。
これはアメリカ人の多くにありがちなんですが、一旦そうした『証言』の類がインプットされてしまうと、感情的になって、同情したほうに肩入れしてしまう傾向があるように思われます。

投稿: お笑いお花畑 | 2007/08/09 17:17

米民主党の言っていることはもっともなのですが、
何故か「上海全盛期を懐かしがっている一派の北京閥叩き」説を
心の隅で完全に否定できない私がいる。
現在「一つの中共」ではないのは明らかですし、片側のみに賭けている人が
いても不思議でないので。

この場合胡主席との「戦略的互助関係」は必要かなあ。

投稿: izu | 2007/08/09 17:36

ペロシ氏については全くその通りなのですが、ヒラリーはどうでしょう。
中国との利権にどっぷり浸かっている、という話をあちこちで聞きますが。
私も不勉強なのでもっと彼女については調べてみようと思います。

投稿: おれんじ | 2007/08/09 18:24

民主党が「自由と民主主義」「人権擁護」を本気で目標にしている正義の味方なのであればアメリカという国自体とっくに違ったものになっている。アメリカという国の国益追及上の看板の問題に過ぎないでしょう。広島・長崎の日本人の人権は平気で踏みにじり、未だに正当化し続ける国の正義を、どこまで本気にしてつきあってればいいんですかね?

投稿: | 2007/08/09 20:23

"馬鹿と鋏は使い様"、という言葉が浮かびました。 確かに、人権や安全な食品など、民主党と中共は摩擦を起こし、それは時間の問題だと思います。しかし、同時に民主党と中共の癒着。人権など綺麗ごとに弱く、盲目となって暴走する専門馬鹿としての愚劣さ、その挙句に対外紛争を辞さず、共和党の大統領がしり拭いする醜態。 日本にとって、民主党は米中が噛み合うこと以外に期待すると馬鹿を見る、と思います。 逆に、民主党がその理念を錦の御旗として、アジア諸国と全面衝突し、その中で日本の価値を米国に理解実感せしめる様に、安倍政権が外交を考慮して欲しいものですが、麻生外相が退任となると、良き夢を見た、という回想譚になるばかりでしょうか。

投稿: アル中やもめ | 2007/08/09 21:29

 管理人さま、最近特に感じますが、「歴史は繰り返す」という言葉は本当ではないでしょうか。たとえば
 
・クリントン(夫)が北朝鮮と核凍結を約束し、軽水炉の提供を約束。

 これは、今リアルタイムに同じことが起きようとしています。あのKEDOの頓挫はいったい何だったのでしょう。約400億円くらいだったと思いますが、日本はカネをKEDOの工事費用として韓国企業に支払いました。それはムダ金になりました。北朝鮮がどのような約束をしようとも、核兵器しか切り札が無いわけで、再度米国がだまされるのは明らかです。クリントン(妻)が夫とまったく同じことをするのでしょうか。

 あと最近の日本を取り巻く国の動きと、いわれなき日本バッシングの状況は第二次世界大戦で日本が参戦せざるを得ない雰囲気になったのと似ている感じがします。歴史に詳しくないので、この程度しか言えませんが..。このうえは韓国の経済破綻、北朝鮮の独裁者の失脚、中国の大混乱、米国が防衛を本土に限定しさらにエゴイストぶりを主張、ロシアの帝政復活と勢力拡大(北極圏まで)、日本国の足を引っ張り合う政治的混乱などが続くのでしょうか。

 昔と異なる点は核兵器の存在かもしれませんが..。三発目の核兵器も日本に撃たれる可能性は大きいかもしれません。それは政府や我々国民が日本への誤った憎しみを放置しているからです。

 このように日本に激動の時代が来るにもかかわらず、最低の烏合の衆政党である民主党が参院で勢力を握ったことは、とりかえしのつかない結果になりそうです。しかし民主党の愚かしさが明るみに出て国民全体の共通認識になれば、衆議院議員選挙で大勝できなくなるかもしれません。米国のアジア戦略も気になる今、日本民主党の失脚を毎日先祖に祈るばかりです。

投稿: 普通の国民 | 2007/08/09 21:37

米民主は親中と言うより自分が大事、自分さえ良ければ同盟国をも裏切る考え無しだと思いますが?

投稿: take | 2007/08/09 22:02

ヒラリーのこの一言をもってして、彼女が中共に否定的だと捉えるのは早計だと思うのですが…

1995年、北京で開かれた「国連世界女性会議」に米国代表として出席し、「女性の権利とは人権である」との演説を行ないました。
中国政府の人権侵害を問題視している人権擁護団体や、他の議員が出席に反対している中にです。

そもそも、ヒラリー氏ほどの身分にもなって、中国産の食物を進んで口にする事などあるでしょうか?
アメリカの世論、すなわち、中国産の食物等は危険だ。との風潮に乗っているだけの発言ではないでしょうか?
私には、体のいいパフォーマンスに思えてなりません。

投稿: どく | 2007/08/09 22:06

アメリカ民主党は、いえ今後は共和党であっても、親中ですよ。
「自由と民主主義」がアメリカの看板ですから、人権弾圧などの面では、建前上、中国を非難しますよ、当然。
けれど、13億人の市場ですからね。
13億人がいっぺんに豊かにならずとも、たとえば2割が豊かになったとしても2億6千万人の市場。
日本の2倍以上です。
そこへアメリカ産の農産物を売り込めるんですよ。

それに、民主党支持層は、現在の中国はたまたま中共の政策の失敗で、アホなことばかりしでかしているが、本来は偉大で優秀な民族の国家である、日本なんぞと比較にはならない、という思い込みがあります。

一方、中国はアメリカにとって最大の軍事的脅威となりつつあります。

批判しつつも、粗末には扱えない、あの手この手で共存共栄を図るほかない相手というわけです。

アメリカは日本を、都合のいいキャッシュディスペンサーとしか考えていません。
下院で慰安婦決議が採択された以上、いいかげんで日本人も認識を改めませんか。
ナンシー・ペロシが反中国?
1年のうち半年は反中国なのかもしれませんが、半年は親中・反日なのでしょう(笑)。
あの慰安婦決議、ペロシも採択がすんなり行くように段取りしてますよ。

投稿: 宇治金時 | 2007/08/10 00:30

知り合いの中国人とも話したのですが、米民主党政権が誕生したら、「人権問題などで中国に対するバッシングが強くなる」という結論でした。

問題なのは、中国と繋がりの深い民主党員が多いってことと、対日戦争を行っただけに反日的だってことです。

投稿: understanding | 2007/08/10 00:33

米民主党は親支那というより、新共産主義なの
ではいでしょうか?

投稿: げぱー | 2007/08/10 00:47

米民主は親中国というより、親共産主義なのでは?

投稿: げぱー | 2007/08/10 00:48

ヒラリーは江沢民のとりなしで、大統領執務室を不倫の場とした夫を離婚することなく、容認した。

この一事でヒラリーは「共産主義と寝た女」に堕した。

投稿: のらくろ | 2007/08/10 01:53

久し振りに書きます。
参院選が終わり、民主党は山が動いたと喜び、前のめりに改悪を進めようとしています。今日の日本をどう見るかは大事で歴史に照らして見るべきと思います。

中国では、孫文は広東政府の腐敗に匙を投げ、『連ソ容共』で事態を打開しようとしました。改革を急いだのです。一方、小沢さんは民主党代表に就任したとき、私は変わると宣言しました。『連華容共』に変わったのです。

アフガン問題も国連が承認しない案件には協力しないと宣言しました。国連常任理事会で承認される案件とは同理事会に提案された案件のうち中国がお墨付きを与えた案件のみを意味します。したがって、民主党は中国と同調してのみ自衛隊の海外活動を行うということです。

短気な日本世論は、貧富の差を解決するため、軍国主義を招き入れた愚を小沢軍団を招き入れることで繰り返そうとしています。格差は一遍にはなくならない。民主主義は短気は損気。


投稿: toki | 2007/08/10 06:28

 そもそもアメリカは親中にも反中にもなる必要がないのではないでしょうか? 腐っても“超大国”です。国益の追求が第一で、それが日本から見て親中に見えたり反中に見えたりするだけでは。
 フィンランドも独ソ不可侵条約が結ばれた時はショックだったと思いますが、ソ連と手を結んだ連合国からの支援がないと言う現実を前にナチとの関係を維持します。連中は冷静ですよ。今の日本はそこまで追いつめられてはいません。
 日本はアメリカを代表とする自由民主主義諸国の一員としてフラフラしないことです。幸いアメリカはナチではありません。それに仮にアメリカが親中だとしても、中国は明確に反米です。反日同様、中共一党独裁の存続のためにそれが必要なんです。

投稿: ddzggcd | 2007/08/10 09:22

 反中=親日ではない。反中=反日なのだ。要するに連中の頭の中では、日本も中国も根は一緒、どこまでも同質的な存在なのである。
 
 そして、その時その時で、日中どちらの振る舞いが、より目障りに映っているかで、両国への対応が決まるにすぎない。

 連中からすれば、日中いずれも、所詮は文化的に相容れず、価値も規範も根本的に異なる「地球の裏側」の存在にすぎないのだ。

 日本人からすれば、肌の色や容貌がシナ人と近いばかりに、とんだとばっちりものだが、この馬鹿げた誤解こそが、歴史的に日本が国際社会において幾度となく窮地に立たされてきた大きな原因の一つであることは疑いようのない事実。日本がバッシングされるときには、多かれ少なかれ、シナへのネガティブなイメージが無意識的に重ね合わされているのだ。

 日本は、シナチョンとは文化的にも思想的にも全く異なり、歴史の生成過程すら、およそ似ても似つかぬ経過を経て成り立っている国家であるということを、ことあるごとにアピールしていくことこそが、すべての外交戦略の第一歩である。

投稿: 封建制を経験したのは日本と西欧のみ | 2007/08/10 13:20

中国の軍拡を助けるブッシュ:伊藤貫、ジェームズ・マン対談
(Voice7月号)より

伊藤:
ご存知のようにクリントン夫妻は1980年代から96年まで、中国共産党と人民解放軍のスパイ組織から繰り返し収賄していました。そしてクリントン夫妻の外交政策は、露骨なまでに親中嫌日的でした。とくにヒラリーは、FBIの捜査官が「人民解放軍スパイ機関のエージェントであった」と正式に認定したジョン・ホアンやジョニー・チャンから数十回も収賄している。(中略)中国のスパイ組織から収賄してきた女性が米国大統領になるというのは、対米依存主義の外交を行ってきた日本にとって大変に危険な状況です。

マン:
そのような過去の違法資金問題は、ヒラリーの外交政策に影響を与えないと思います。あれはもう、10年も前の事件です。クリントン夫妻は、以前の同僚を裏切ったり、部下や友人たちを平気で見捨てたりする連中です。10年前に彼らが中国といかなる関係にあったとしても、それによってヒラリーのアジア政策が影響を受けるとは思えません。

伊藤:
うーん、そうでしょうか。人民解放軍のスパイ機関は「クリントン夫妻がいつ、どこで、どのような方法によって中国のエージェントからカネを受け取ったか」という証拠を保存しているはずです。"ヒラリー大統領"はつねに、「私は中国政府に証拠を握られている」ということを意識せざるをえないでしょう。自主防衛能力を欠く日本にとって、これは大変危険なことです。

(引用終)

投稿: esper | 2007/08/10 20:27

早速ですが、貴ブログ、8/6付けの広島市長「平和宣言」に関する文章を近日発信予定の「縄文塾通信」臨時号-2に掲載させて下さい。私なりに長崎市長の宣言と対比し、そのおかしさを指摘したく。

 なお、上記URLの、縄文時評で、私の原爆感を確認下されば幸甚です。

投稿: 中村 忠之 | 2007/08/16 11:30

中村 忠之さん

「縄文時評」拝見いたしました。
掲載、ご自由に、お任せします。

投稿: 坂 眞 | 2007/08/16 20:33

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受信: 2007/08/10 05:30

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