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2007年9月

2007/09/26

う~ん・・・もう・・・

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       中国はジャーナリストにとって世界最大の監獄   国境なき記者団

虎、今日も負けたね。
7連敗か!

でも、仕方ないんだよな。
逆に言えば「よくやったよ!」今まで。

打線は金本一人。
先発の軸はなし。JFKと江草&渡辺などの中継ぎ陣だけが頼り。

やっぱ巨人戦が「いっぱいいっぱい」だったね。
球児は中5日開けても速球勝負ができないと言う。
もう疲労困憊。
でも、ようやったよ岡田阪神!ここまで。

そもそも、得点が499で失点が533のチームが優勝するのがおかしい、よな。
が、戦力補強がなかったんだから、これも当然だ。

しかし、6月までの劣勢からよう巻き返した。
感動する試合が多かったね、今年の後半は。

トラキチとしては感謝してますよ、岡田監督!
あんたより年季の入った虎ファンが言っているのだから、納得してください。

最後まで頑張れ!
われらが猛虎!!!

【追記】
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2007/09/25

朝鮮日報も認めた「ウトロ」のウソ

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       中国はジャーナリストにとって世界最大の監獄   国境なき記者団

京都府宇治市の「ウトロ地区強制立ち退き問題」について、朝鮮日報が真実を報じている。「やっとウソと認めたか」、これが朝鮮日報の記事を読んだ後の正直な感想である。

私は、この問題に、2005年9月6日付のエントリ「不法占拠を政府が補償?」で詳しく言及した。
以下は、そのエントリからの引用である。

戦時中、日本政府はこの地域に軍用飛行場を建設していた。この工事に、当時日本人だった韓国・朝鮮人が数多く従事していた。
飛行場の建設そのものは、敗戦によって頓挫する。仕事がなくなったので、日本人者はもちろん、大半の韓国・朝鮮人もこの地を去った。ところが、一部の韓国・朝鮮人が飯場だった建物を不法占拠し、そのまま居座ったのである。

飛行場用地の所有権を引き継いだのが日産車体である。同社は、1986年にウトロの住民に土地の売却を打診した。1987年3月 に、ウトロ町内会の会長(韓国・朝鮮人)がこの申し入れを受け入れ、土地約20000㎡を3億円で日産車体から購入した。
この町内会長は、1987年8月に、この土地を4億4千500万円で地上げ業者に転売した。わずか5ヶ月で、1億4千500万円もの転売益を手にしたのである。
この土地の購入と転売がウトロ地区の住民の総意に基づくものかどうか、転売益がどのように分配されたのかは定かではない。しかし、これまでに、半数近くの住民がウトロを去っている。

土地が地上げ業者に転売されたにもかかわらず、かなりの数の住民が退去を拒んだ。そのために地上げ業者は、ウトロ住民の強制立ち退きを求めて京都地裁に提訴した。
京都地裁の判決は、「住民は家屋を撤去して地区から立ち退くように」というものだった。大阪高裁の判決も同様だった。1999年6月には最高裁が住民側の上告を棄却し、2000年には住民側の敗訴が確定した。
危機感を抱いた住民たちは、韓国国内で行動を起こす。これで問題が一気に拡大した。韓国政府要人や国会議員らがウトロを訪問、韓国メディアもこの問題を大々的に報じるようになった。

で、韓国メディアの反応は「強制連行された在日韓国人ら、今度は強制退去の危機」(2004/09/16 朝鮮日報)というものだった。
朝鮮日報は記事中で
「日本植民地時代の時に連行され、荒れ野原を開墾したのに、今になって身ひとつで帰れというのです」
というウトロ地区の住民の声を紹介している。

そして、こういう問題が持ち上がると、必ず在日韓国・朝鮮人や韓国メディアに呼応するのが日本のメディアである。
2005年9月2日付の毎日新聞は、「戦後60年と『ウトロ地区』」というタイトルで、お決まりの記事を掲載した。

当該記事はリンクが切れているので、私のエントリから記事の概要を引用したい。

毎日新聞の記事には、「未清算の過去」「植民地支配と戦争を背景にした問題」「日本側の謝罪と補償」「植民地支配という暴力の歴史」という、読むに耐えない文句が冒頭から連発されている。
毎日新聞は、周辺地価の約7分の1で土地が売却されたと非難している。しかし、日産車体が土地を売却した相手は、ウトロ町内会の会長(韓国・朝鮮人)なのである。日産車体としては、ウトロ地区住民のために破格の安値で土地を売却したのだ。
この間の経緯は、住民側に立った「ウトロを守る会」のサイトでも確認できる。この事実を見落としたのであれば、はなはだしい取材不足といえるし、隠したのであれば、極めて悪質な意図を感じる。

つまり毎日新聞は、「在日韓国・朝鮮人が同胞である在日韓国・朝鮮人を騙した」という構図には目をつむり、「ウトロの問題」は「植民地支配という暴力の歴史」が原因であり、「未清算の過去」に対して「日本側の謝罪と補償」が必要であると断じているのである。

「未清算の過去」「日本側の謝罪と補償」「植民地支配という暴力の歴史」
ほんとうに日本のメディアは自国を攻撃することが好きだ。
が、ここに来て、冒頭で書いたように朝鮮日報が真実を報じた。やはり、ウソはいつまでも隠し切れないのだ。

朝鮮日報は、まずウトロの住民が「強制連行の被害者」であることを否定する。

ウトロを強制徴用と関係付ける見方が多い。日本政府による徴用令により1941年から始まった韓国人強制の犠牲者、またはその子孫だというのだ。ウトロ地区の形成は、戦時中に軍の飛行場建設者たちが不毛の地だったこの地域に仮住まいを始めたことがきっかけだった。飛行場の建設が始まったのは1941年。こうして強制徴用とウトロを関連付ける先入観が生じた。

しかし、この地で働いていた韓国人者1300人は、当時の徴用令により連れて来られたわけではない。ウトロ国際対策会議ホームページには「いくつかの誤解について明らかにする。(ウトロ地区の韓国人者たちは)銃剣による直接の武力により移住したわけではなかったとしても、故郷で生活ができなくなった植民地の国民が、経済的問題などさまざまな理由により、自らの思いとは関係なく植民地宗主国へと移住したケース」と説明している。

韓国の国務総理傘下「日帝強占下での強制動員被害者の真相究明委員会」も昨年末の報告書で、「強制徴用者ではなく、日本に居住していた朝鮮人がほとんど」と明らかにした。1930年代末、さまざまな理由で植民地朝鮮の経済的貧困を避けるために日本に渡った人たちだったということだ。

「日本植民地時代の時に連行され、荒れ野原を開墾したのに、今になって身ひとつで帰れというのです」という「住民の声」を紹介した前出の記事には完全にほお被りしている。
が、今回は「ウトロの問題」が「在日韓国・朝鮮人が同胞である在日韓国・朝鮮人を騙した」という構図は明らかにしている。

しかし、この過程で恥ずべきことが起こった。日産車体からウトロ地区の土地を買い取って西日本殖産に転売した個人とは、ウトロに住む在日韓国人、A氏だったのだ。売却金は3億円。A氏に資金を融資したのも在日韓国人団体である在日本大韓民国民団(民団)の幹部B氏であり、そのB氏がウトロ地区を買い取るために急きょ設立したのが西日本殖産だった。A氏は日産からウトロ地区の土地を買い入れた直後、「土地を4億円で買い取った」と主張し、西日本殖産(B氏)から4億4500万円を受け取り転売した。このように同胞をだまして巨額を手にしたA氏は夜逃げし、B氏もまた西日本殖産を1988年に日本の企業に売却、ウトロから手を引いた。当時B氏がいくらで西日本殖産(ウトロ地区)を売ったのかは明らかではない。

また別の同胞もいる。2004年、ウトロ地区の所有権は一時西日本殖産から井上正美という個人に移った。井上氏は05年5月、韓国のマスコミとのインタビューで自らを在日3世と主張し、韓国政府にウトロ地区を5億5000万円で買い取るよう要求、韓国政府による買い上げ論議に火をつけた人物だ。当時の潘基文(パン・ギムン)外交通商部長官が国会で政府による支援について言及したのもその年の11月だった。

ここでは、過去の私のエントリで明らかにされていなかったことも報じられている。

なんと、ウトロに住む在日韓国人・A氏(町内会長)に土地購入資金を融資し、A氏からその土地の転売を受けたのは、在日本大韓民国民団(民団)の幹部B氏だったのだ。
で、さらに在日3世の井上正美なる人物が「韓国政府にウトロ地区を5億5000万円で買い取るよう要求」した。
民団は「在日韓国人の生活と権利を擁護するのが目的」の団体ではなかったのか?
まったく、(一部とはいえ)在日韓国・朝鮮人の卑しさ、そのずるさには呆れる。
何が「日本植民地時代の時に連行され、荒れ野原を開墾したのに、今になって身ひとつで帰れというのです」だ!!!

ここまで真相が明らかにされると、さすがの朝鮮日報も次のように書かざるをえなくなった。

現実的な解決方法は、韓国が買い入れることしかない。「韓国」とは、
ウトロ地区に住む在日韓国人、韓国政府、韓国国民すべてが含まれる。韓国では過去3年の募金活動により約5億円が集められた。またウトロ地区の住民たちも自ら約3億円を準備している。ウトロ地区の住民たちは、土地の相場を7億円ほどとみている。残りは韓国政府に負担してほしいというのが住民たちの願いだ。もちろん、交渉で決まった最終額によりそれぞれの負担額がさらに増える可能性もある。

朝鮮日報が言うように、「現実的な解決方法は、韓国が買い入れることしかない」だろう。
が、「朝鮮人が朝鮮人に騙された尻拭い」を韓国がしようがしまいが、そんなことはどうでもよい。
「日本に強制連行された」「強制させられた」「自分たちは被害者だ」という、ウソで塗り固められた主張は、もうやめてもらいたい。ウソで同情を買い、日本の税金を食い物にしようとする姿勢は断じて許されない。
そして、そのウソに同調し、同情を煽る日本のメディア、これは断固として粉砕されなければならない。

朝鮮日報でさえ認めざるをえなかった「在日韓国・朝鮮人」のウソ、その卑しさ、ずるさには、もう腹が立つというより、哀れみさえ感じる。
そのウソを信じ、同情を寄せる日本人は軽蔑したくなる。

参照記事1:京都ウトロ地区問題:住民たちは追い出されてしまうのか(上)
参照記事2:京都ウトロ地区問題:住民たちは追い出されてしまうのか(中)
参照記事3:京都ウトロ地区問題:住民たちは追い出されてしまうのか(下)

【追記】
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2007/09/24

最近の讀賣・日テレグループは狂っている

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読者の方に教えていただいたのだが、最近の讀賣・日テレグループ、もう狂っているね。

讀賣新聞は、どこで誰を対象に調べたのかわからないが、総裁選告示後に「最も首相にふさわしい国会議員」は麻生22%に対し福田57%という世論調査結果を大々的に発表した。
この調査結果は、前にも批判したが、どう見てもおかしい。実際、自民党の一般党員投票では「麻生支持」の方がわずかながら多かった。野党の支持者や無党派層の大半が「福田氏が最も首相にふさわしい」と答えたのなら別だが、常識的に考えてそんなことはありえない。
設問が「麻生氏と福田氏のどちらに好感を持つか」というものならまだわかる。が、讀賣の設問だったら野党の支持者は、それぞれの党首を「最も首相にふさわしい国会議員」に挙げるだろう。無党派層だって相当数は小沢一郎氏を挙げるはずだ。

こうまでして世論誘導を行った讀賣新聞。今度は、その兄弟分の日本テレビがとんでもない愚行をしでかした。

Nihontv

上の画像は、日本テレビの番組「真相報道 バンキシャ!」の一場面だ。なんと、自民党総裁選での杉村太蔵衆院議員の投票用紙を盗撮している。
何のためにこんなことをやるのだろう。自民党総裁選は無記名が原則である。それは、政治家に自由な政治活動を保障するためだ。

もちろん、親分の武部勤氏とケンカした杉村氏が誰に投票するかは、ワイドショー的な
ニュース価値はある。が、その投票用紙を盗撮するなんて、もう日テレのモラルは「地に落ちた」と言ってもよい。
「法律に違反していなければ何をやってもよい」ってか???
「ふざけるな」と言うしかない。

思い上がりもはなはだしい。

日テレを糾弾せよ!!!

「真相報道 バンキシャ!」は下記のアドレスで意見や要望を募集している。

http://www.ntv.co.jp/bankisha/index.html

私は以下の「意見」を送った。

先日の自民党総裁選で、杉村太蔵衆院議員の投票用紙を盗撮し、それを報道していたが、これはメディアとしての倫理に反するのではないか。
自民党総裁選は「無記名」が原則である。それは、個別議員の投票行動が明らかにされると、その議員の政治活動に支障をきたす場合があるからだ。
貴番組の行った行為は、政治家の自由な政治活動を妨害するものと言える。
公職選挙法違反には当たらないが、法律に違反しなければ何をやってもよい、というものではない。
まったくもって、国民のメディアに対する信頼を失墜させるものだ。
「ふざけるな!」と言いたい。

皆さんも、ぜひ声を上げてほしい。

なお、私は自民党にも適切な対処を行うよう意見を送付した。

自民党の「ご意見」募集は下記から。

http://www.jimin.jp/jimin/goiken/index.html

“小泉チルドレンの敵”(笑)麻生氏に1票を投じた杉村氏への激励メールはココ↓

t.ai.zou@docomo.ne.jp

「麻生クーデター」説をテレビで流し、いつも福田康夫氏の横にいた片山さつき氏より、ず~っとマシだ。

【追記1】
産経新聞が、今回の「福田擁立劇」のフィクサーとして「“メディア界のドン”といわれる男」と指摘している。
これは、渡邉恒雄・読売新聞グループ本社代表取締役会長のことである、と私は読む(おそらく間違いないだろう)。

私の以下のエントリをお読みいただければ、それがよくわかる。↓

赤に先祖返りした讀賣のナベツネ

【追記2】
杉村氏の投票が「山田太郎」で、これが無効の1票ではないか、とのコメントがありましたので、下記の画像を掲載しておきます。

Asoutarou_2

私には「麻生太郎」と読めます。
最初の文字は「山」ではない。画数が多く複雑。

【追記3】
今日の報道によると、無効票は「白紙」だったそうです。

【追記4】
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2007/09/23

197票は麻生氏の政治的勝利

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       中国はジャーナリストにとって世界最大の監獄   国境なき記者団

今日の午後に開かれた自民党の両院議員総会で、福田康夫元官房長官は330票を獲得した。一方、麻生太郎幹事長は苦戦が伝えられる中、197票を獲得。

この現実を、どう受け止めるか。

以下は朝日新聞の見出し。
自民党新総裁に福田康夫氏 330票で麻生氏に大差
讀賣新聞の見出しは次のとおり。
自民新総裁に福田康夫・元官房長官を選出…麻生氏に大勝

朝日、讀賣のどちらも、福田氏が“大差”あるいは“大勝”と書いている。
まあ、総裁選期間中の世論調査で、朝日も讀賣も「世論は圧倒的に福田氏支持」とぶち上げていたのだから、こういう見出しになるのも無理はない。
が、ほんとうに福田氏の“大勝(大差)”なのだろうか。

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麻生氏の票数が読み上げられると、会場は一瞬どよめいたそうだ。
なぜか?
麻生197票は「ありえない数字」だったからだ。

永田町やメディアが焦点にしていたのは、昨年の総裁選の麻生票136を麻生氏が超えられるかどうかだった。これを超えることができなければ「麻生氏の政治生命は終わり」という見方が強かった。
一方、麻生陣営は200票を目標にしていた。200票を獲得できれば「選挙に負けても政治的には麻生氏の勝利」とも言えるからだ。
で、現実は“限りなく200に近い票”を麻生氏が獲得した。
だから会場が“どよめいた”のだ。

なぜ200票を獲得できれば「選挙に負けても政治的には麻生氏の勝利」なのか。

今回、都道府県票の内訳は、福田氏が76票、麻生氏が65票だった。自民党所属の国会議員は387人いる。無効が1票あったため有効投票数386になる。
つまり、386票のうち福田氏が獲得したのは254、麻生氏は132。要は、麻生氏は国会議員票だけで前回に近い票を獲得しているのだ。

これが、会場がどよめいた理由の一つである。

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次に、両者の派閥レベルの基礎票を見てみよう。

福田氏は所属する町村派(80人)だけでなく、▽津島派(67人)▽古賀派(46人)▽山崎派(38人)▽伊吹派(25人)▽二階派(16人)▽高村派(15人)▽谷垣派(15人)―が支持を決定。8派を合わせると302人の基礎票に達していた。
一方の麻生氏支持は、自らが率いる麻生派(16人)だけ。
町村、二階、谷垣の3派は「福田支持」でガチだったようだから、今回の総裁選は残り5派と無派閥(69人)を足した260人をめぐる鬩(せめ)ぎ合いだったと見ることができる。
この260という数だけを見ると、麻生氏は116票も獲得しているのだ。福田氏は143票。
つまり、ガチの「福田支持派」と「麻生支持派」を除けば、各派が「福田支持」を決定したにもかかわらず、両者の票はそれほど変わらなかったということだ。

しかも、福田氏の143票が派閥の意向やポスト獲得の思惑に影響されたものが多いと思われるのに対し、麻生氏の116票は派閥や論功行賞を無視した純粋な「麻生支持票」と捉えて間違いない。
要は、選挙後の“冷や飯”を覚悟してまで、麻生氏の信条やリーダーシップにかけた政治家が麻生派以外に116人もいた―これが「会場がどよめいた」もう一つの、そして最大の理由なのである。

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8派対1派、基礎票で302対16だったのに、麻生氏支持の国会議員票が132票もあった。こうなると福田氏も麻生氏を無視できない。
福田氏は安倍路線を転換するだろうが、麻生氏とその支持勢力が反対する政策(たとえば「人権擁護法案」や「夫婦別姓法案」)などは棚上げせざるをえないだろう。
そして、麻生氏はポスト福田の最有力候補になった。しかも自力で。
だから、「選挙に負けても政治的には麻生氏の勝利」と言えるのだ。

そういう意味では、自民党はギリギリのところで踏ん張ったといえる。
もし、福田氏が民主党との協調路線に舵を切れば(とはいっても、民主党が同調するかどうかはわからないが)、確実に自民党は分裂する。
かといって、麻生氏の側に対する配慮が過ぎれば、今度は民主党が猛反発する。
もう、これからの政局がどうなるのかは何とも読めない。

ひょっとしたら“政界ビッグバン”が起こるかもしれない。

それは、私の望むところである。

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2007/09/22

福田首相と政界再編

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(文中・敬称略)

■新5人組

もう自民党なんてぶっ壊れてしまえばいい。
今回の福田康夫総理・総裁の流れを作った面子(めんつ)を見てくれ。
森喜朗と青木幹雄が端緒を作り、古賀誠がその流れを加速させた。

私のもっとも嫌う連中が舞台回しをやっている。
森は町村信孝を押さえ込み、青木は額賀福志郎を封じ込んだ。そして古賀は、派内で「麻生支持」の中核だった丹羽雄哉を孤立させた。

この3人に、山崎拓と中川秀直を加えると「あの時」を思い出す。
小渕後継に森を担いだ“5人組”だ。
あの時の“5人組”は青木、森、野中広務、 亀井静香、村上正邦。今回の“5人組”の胡散(うさん)臭さ、まったく同じである。

さすがに、この連中は謀略に長(た)けている。
まず流したのが“麻生クーデター”説。これは麻生太郎が与謝野馨と組んで安倍晋三を引きずり下ろしたというものだ。その基にあるのが、麻生が安倍改造内閣を仕切り、しかも「2日前に安倍の辞意を聞いていながら何の手立ても講じなかった」という批判だ。
が、中川だって安倍が辞任を表明する前日(11日)に官邸で安倍と会っている。与謝野は「中川も聞いていたはずだ」と強く示唆している。第一、安倍からの禅譲を期待し、A(安倍)-A(麻生)ラインで政局を乗り切る(少なくともテロ対策特措法までは)腹づもりだった麻生にとって、今の時点での安倍辞任はマイナスはあってもメリットはない。

しかし、この“麻生クーデター”説、メガトン級の威力を放った。安倍と国家観や政治信条が近い政治家たち、つまり本来なら「麻生支持」に回るべき政治家の多くが「福田支持」に走る口実になった。
町村は福田とそりが合わないし、中山成彬(町村派事務総長)に至っては「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」の会長だ。本来ならば「福田支持」はありえない。にもかかわらず「同じ町村派」ということで「福田支持」に回った。
高村派会長の高村正彦も同様だ。高村の“小泉改革”に対するスタンスや対北朝鮮政策は麻生に近い。が、これも「福田支持」だ。

対北朝鮮強硬派の町村や中山、高村が、対北朝鮮宥和派で朝鮮総連の関係者から政治献金を受け取っていた福田を支持するか???
“麻生クーデター”説は謀略であり、「同じ町村派」というのは言い訳にすぎない。「福田の次は町村」というのが彼らの本音だ。高村も「麻生首相では次の目がなくなる」というのが理由だろう。
やはり、普段えらそうなことを言っていても、しょせんこの連中は“政治屋”だったということだ。

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■“自分党”に回帰した自民党

私は自民党員ではないし、根っからの自民党支持者でもない。何度も書いたが、1990年代の私は小沢一郎の熱烈な支持者だった。
理由は簡単。
彼が自民党をぶっ壊してくれると思ったからだ。

が、小沢は変節した。で、小泉純一郎が「自民党をぶっ壊す」と言って登場した。
だから私は小泉内閣を熱烈に支持した。

しかし、今回の自民党内の動きを見ていると、自民党はぶっ壊れていなかった(改革されていなかった)ということだ。政策や政治信条ではなく、政治的思惑を優先させて総理・総裁を選ぼうとしている。国益より“個利個略”が軸になっている。
もう完全に“古い自民党”、山拓が言うところの“自分党”に回帰している。

こんな自民党なら、ぶっ壊れてしまえばいい。

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■麻生の方がず~っとマシ

私は麻生の積極的な支持者ではない。
特に、平沼赳夫や落選した郵政造反組の復党にまで積極的な姿勢を見せる麻生は肯定できない。
が、福田より「ず~っとマシ」だと思っている。
特に「「日本には、強くて信頼できるリーダーが必要だ。霞が関の機械ではなく、自分のビジョンを実現させるリーダーが必要だ」という信念には共感できる。
「私は小泉前首相のようなリーダーシップを発揮できるとは思わない」と、外国特派員協会の記者会見で公言する福田ごときを選んだら、歴史の後退である。

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■メディアまで巻き込む謀略集団

“麻生クーデター”説という謀略を仕掛けた集団。
連中はメディアを使って世論操作までやった。

安倍が退陣表明する直前の世論調査(9月8~9日)では、最も首相にふさわしい国会議員は麻生15%、福田6%だった。それが、9月15~16日の調査では麻生22%に対し福田57%。
まさに劇的な大逆転だ。
これは、讀賣新聞の調査だが、同時期に行われた朝日新聞の調査でも、ほぼ同じ結果だった(麻生21%、福田53%)。
つまり、わが国の2大紙が「世論は圧倒的に福田支持」と報じたわけだ。で、当初は「麻生絶対有利」と言われた地方票も「福田有利」に転換(とメディアが報じている)。

こんなことって「あり」か???
私の周りには「麻生は知っているが福田は知らない」という人たちがけっこういる。おじさんやおばさん、若者を問わずにだ。「福田の名前は知っていても、どういう政治家か知らない」という人も多い。
にもかかわらず、讀賣や朝日が調査すると過半数が「福田支持」。

ほんとうに「信じられない」よ!

讀賣新聞は

わずかの間に状況が一変したのは、実際に福田氏が立候補して麻生氏との一騎打ちとなったうえ、福田氏優勢の情勢がマスコミ等で広く伝えられていることが、国民意識にも強く反映されたものと見られる。(2007/09/17)

と書いているが、マスコミが「福田優勢」と報じたら、国民も「勝ち馬に乗る」ってか(笑)

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■小泉の思惑は何処に

小泉は、郵政造反組の復党に積極的な麻生を支持することはないと思っていた。が、30年以上にわたって秘書を務めた飯島勲と仲たがいしてまで「福田支持」を打ち出すとは思わなかった。

飯島は安倍と近く、福田とは犬猿の仲だったわけだが、小泉は飯島ではなく福田を選んだ。
なぜか?
これは憶測の域を出ないが、小泉は自民党が「もうもたない」と思っているのではないか。
麻生を選んでも福田を選んでも、小泉の目指したものとはある面で逆行する政権ができる。小泉は麻生と国家観が違う。福田とは外交姿勢が違う。そして麻生も福田も“古い自民党”と縒(よ)りを戻そうとしているところがある。
連立与党の公明党も、2011年度にプライマリーバランス(基礎的財政収支)を黒字化させる政府目標にケチをつけ、高齢者の医療費の負担軽減を要求し始めている。
つまり、今の政権与党は参院選挙の敗北を受けて、借金を増やしてでも国民受けのする政治路線に転換しようとしているわけだ。

要は、与党も野党も、借金を増やしてそれをばら撒き、票とカネを手に入れる“古い日本の政治”に回帰しようとしている。

であれば、自民党が延命できる可能性が高い麻生より、敗北し下野する可能性が高い福田の方がいい―小泉がそう思ったとしても不思議ではない。

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■再編のキーワードは“自立”

私は、消極的な麻生支持者だが、本音は政界再編である。
一刻も早く宗教政党を政権から排除してもらいたい。そして独立国にふさわしい安全保障体制を確立し、家族を愛し、社会を愛し、国を愛する人間を育てる教育に改革してほしい。

再編のキーワードは“自立”である。そして次が“共生”だ。
この二つは対等ではない。まず“自立”がなければ“共生”もない。個人として自立する、組織として自立する、国家として自立する―そうすることによって家族に感謝し、社会に感謝し、国に感謝し、外国に感謝できるようになる。

国の仕事はその“自立”をサポートすることであり、国に“依存”させることではない。“依存”は“共生”ではなく“寄生”である。
国際関係も同様だ。他国に安全保障を“依存”することは“従属”であって“独立”ではない。そこでは真の友好関係なんて成立しない。

個人も組織も国家も“自立”する。それによって社会的にも国際的にも“共生”の基礎が生まれる。

こういう政治を志向する政党が出現することを私は激しく期待する。

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■メディアの狙いは既得権益の死守

この国の人たちは、国の責任、社会の責任、学校の責任などなど、周りの責任を追及することが好きだ。特にメディアにその傾向が強い。そして、そこでは“自己責任”がすっぽりと抜け落ちていることが多い。
メディアなんてひどいものだ。テレビ放送業界は免許制で守られ、新聞業界は再販制度に保護されている。テレビ放送業界は下請け制作会社の犠牲の上に、新聞業界は販売店(販売員)の犠牲の上に成り立っている。
まさに既得権益者であり、格差を生産している業界だ。

その、国に依存し国に保護されているメディアが、下請けや販売員を犠牲にしているメディアが“格差”を言い募り、国の責任を追及し、政治を操ろうとしている。
「天に唾する」とは、まさにこのことだ。
主要メディアの狙いは与野党間の政権交代であることは間違いない。もし、メディアの力で政権交代が実現すれば、テレビ放送業界の免許制も新聞業界の再販制度も永遠に安泰である。

が、そううまくは行かない。国家の基本である安全保障でさえ「水と油」が同居する民主党が政権をうまく担当できるわけがない。労組の支持を受ける民主党が既得権益に斬り込めるはずもない。
早晩、有権者に見放され“民主党政権”は崩壊する。そして分裂―政界再編となる。

------------------------------------------------------------------

■政界再編を激しく期待する!

小泉も首相になるまでは自公連立に否定的だった。安倍も幹事長として選挙を経験するまでは同様だった。が、どちらも結局は創価学会・公明党に頭を下げた。
おそらく麻生が総理・総裁になっても結果は同じだろう。
であれば、もう福田に任せて自民党大敗北―下野―政界再編しかないのではないか。

結集軸は改憲か護憲か、親米か親中か、小さな政府か大きな政府か、解放同盟や朝鮮総連のような反社会的組織を許すのか否か、だ。
そして最後は“自立”か“依存”かである。

政界再編を激しく期待する!

【追記】
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2007/09/21

もう理解できない@-^¥^-

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       中国はジャーナリストにとって世界最大の監獄   国境なき記者団

「この裁判の弁護ほど胸を張って弁護できたことは今までありませんでした」
(元少年の弁護団 今村今枝仁弁護士 TBSNewsi 2007 09/20 19:49:49)

で、記者会見で今枝弁護士が号泣(笑)

う~ん???
もう、言葉がないな???
バカじゃねえか!!!

寺本ますみ弁護士は、どう思うのかな???

今村今枝仁弁護士のブログ

コイツはバカだな!!!

今枝!!!
泣きたいのはオマエじゃねえよ!
やっぱり、理解できない!
今枝!!!

【追記】
読者の方から

お気持ちは分かりますが、その書き方はいかがでしょうか。
最低限、なぜそう思われるのか述べられるべきじゃないでしょうか。

というご指摘がありましたので、書いておきます。

今枝弁護士は、自身のブログ(前出)で以下のように述べています。

私は、刑事弁護人としての自分の能力と精神力の限界に、多くの刑事弁護人の臆病と行動力のなさに、絶望しつつもある。

すべての刑事弁護人よ、今こそ立ち上がれ。

刑事弁護の再生のために、刑事弁護人よ、立ち上がれ。

つまり今枝氏は、この事件と他の事件を同列視し、刑事事件として一般化している。
この事件の弁護人に対する社会的非難を刑事弁護に対する非難にすり替えているわけです。その根底には、「国民は刑事弁護をわかっていない」という鼻持ちならない思い上がりがあります。

憲法は、被告人に対して、弁護人(弁護士)をつける権利を認め、自らこれができないときには国が付けると定めています(37条3項)。弁護人は、被告人の利益・権利のために誠実に、献身的に最善を尽くさなくてはなりません(誠実義務)。

おそらく、大多数の国民はこのことを知っています。
にもかかわらず、今回の弁護人に対して「許せない!」と思っている。
その「なぜ?」が、今枝氏にはわかっていない。それは、人間としての何かが欠落しているからです。

だから、私は「コイツはバカだな!!!」と書いたのです。

【追記2】
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2007/09/20

光市・母子殺害事件 本村洋さん意見陳述要旨

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以下は、私が執拗なまでに言及してきた「光市・母子殺害事件」の差し戻し審における夫・本村洋さんの意見陳述。

この裁判で意見陳述を行うのは2回目となります。その時(1回目)から5年以上の歳月が流れ、死刑判決が下される可能性が高まり、弁護人が代わり、そして君(被告)は主張を一変させた。

私は、なぜ弁護人が最高裁弁論期日のわずか2週間前に交代したのか理解に苦しみます。加えて、最高裁の公判を欠席するなど許されない行為だと思っています。そして、弁護人が代わった途端に君の主張が大きく変わったことが、私を今最も苦しめています。

最近では、被告人の主張が一変したことについて、弁護団の方々がインターネット上で裁判に関する資料を公開し、弁護団と君の新たな主張として、社会へ向けて発信しています。

インターネット上で妻が絞殺されたときの状況を図解した画像などが無作為に流布され、私の家族の殺され方などが議論されている状況を決して快く思っていません。殺されている状況が図解されている妻の悔しさを思うと涙があふれてきます。怒りなのか、むなしさなのか、この感情をどのような言葉で表せばよいのか分かりません。ただ、家族の命をもてあそばれているような気持ちになるのは確かだと思います。

しかし、このような事態になったのは、これまで認めてきた犯行事実を根底から大きく一変させ、私たち遺族だけでなく、事件に関心を寄せていただいていた世間の皆様もこの新しい主張が理解し難いことばかりであったことが原因だと考えています。

遺族としては、弁護人が代わることで、ここまで被告人の主張が変わってしまうことが非常に不可解でなりません。私たち遺族は、一体何を信じればよいのでしょうか。

A(被告実名)君、私は君に問いたい。

君がこれまで、検察側の起訴事実を大筋で認め、反省しているとして情状酌量を求めていたが、それはすべてうそだと思っていいのですか。

本当に、本法廷で君が述べていることが事実であると、私は理解していいのですか。

しかし、私はどうしても納得できない。私は、ずっとこの裁判を傍聴し続けてきたが、どうしても君が心の底から真実を話しているように思えない。君の言葉は、全く心に入ってこない。

たとえ、この裁判で君の新たな主張が認められず、裁判が終結したとしても、私には疑心が残ると思う。

事件の真相は、君しか知らない。

君が謝罪の言葉を述べようともその言葉は信じられないし、君が謝罪の手紙を何枚つづろうとも読むに値しないと思っている。少なくとも、この裁判が終結するまでは君の言葉は信じられない。

そして、もし、ここでの発言が真実だとすれば、私は君に絶望する。君はこの罪に対し、生涯反省できないと思うからだ。

君は殺意もなく、偶発的に人の家に上がり込み、2人の人間を殺したことになる。こんな恐ろしい人間がいるだろうか。

私は、君が反省するには、妻と娘の最期の姿を毎日でも思い浮かべるしかないと思っていた。しかし、君は殺意もなく、生きたいと思い最後の力を振り絞って抵抗したであろう妻と娘の最期が記憶にないのだから、反省のしようがないと思っている。

A君。私が君に言葉をかけることは、これが最後だと思う。

最後に、私が事件後に知った言葉を君に伝えます。中国、春秋戦国時代の老子の言葉です。

《天網恢々、疎にして漏らさず》

意味が分からなければ、自分で調べてもらえればと思う。そして、この言葉の意味をよく考えてほしい。

君が、裁判で発言できる機会は残り少ないと思う。自分がこの裁判で何を裁かれているのか、己の犯した罪が何なのか、自分が何を成さなければならないのかをよく考え、発言をしてほしい。

そして、君の犯した罪は、万死に値する。君は自らの命をもって罪を償わなければならない。

私は、事件当初のように心が怒りや憎しみだけで満たされるわけではありません。しかし、冷静になればなるほど、やはり妻と娘の命を殺めた罪は命をもって償うしかないという思いを深くしています。

そして、私が年を重ねるごとに多くの素晴らしい出会いがあり、感動があり、学ぶことがあり、人生の素晴らしさを噛み締めています。私が人生の素晴らしさを感じるたびに、妻と娘にも本当は素晴らしい人生が用意されていたはずだと思い、早すぎる家族の死がかわいそうでなりません。

私たち家族が共に暮らせるようになるまでは、決して順風満帆な道のりではありませんでした。

妻にはいつも迷惑ばかり掛けてしまい、何のぜいたくもさせてあげることができませんでした。娘には、自分の名前の由来すら教えてあげることができませんでした。

しかし、妻は、どんなに辛い時もいつも前向きで、明るい笑顔で私を迎えてくれました。本当に美しく尊敬できる人でした。娘はよく笑う愛嬌(あいきょう)のいい、おとなしいかわいい子でした。

私たち家族の未来を奪った被告の行為に対し、私は怒りを禁じえません。

人の命を身勝手にも奪ったものは、その命をもって償うしかないと思っています。それが、私の正義感であり、私の思う社会正義です。そして、司法は社会正義を実現し、社会の健全化に寄与しなければ存在意義はないと思っています。

私は、妻と娘の命を奪った被告に対し、死刑を望みます。

そして、正義を実現するために、司法には死刑を科していただきたくお願い申し上げます。

光市・母子殺害事件 本村洋さん意見陳述要旨

私がこれ以上、コメントすることはない。

私の主張は、以下の関連エントリをご覧下さい。

関連エントリ1:弁護士の独善と思い上がりを許すな! 2007/09/09
関連エントリ2:鬼畜の弁護士が損害賠償請求だと(笑) 2007/09/06
関連エントリ3:早く鬼畜に“死刑”判決を! 2007/06/28
関連エントリ4:人権派を糾弾しなければならない!!! 2007/05/26
関連エントリ5:「少年法」を抜本的に改正せよ!!!(再) 2007/05/23

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2007/09/19

星野仙一 吠える!

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以下は、読者の方が紹介してくれた「星野仙一のオンラインレポート」からの引用である。

民意、民意というけれど、今の日本の「民意」というのはメディア、特にテレビが作っているものじゃあないのか。10年ちょっと前に民放の報道局長が「政局はわれわれテレビ局の人間が作っている」というような発言をしてクビになったことがあるけれど、テレビが繰り返して流すものによって無定見な大衆が誘動されるという今の時代。民意というものはなんなのかと、いつもそう思ってテレビのニュースを見ている。

民意というなら訊いてもらいたいと思う。なにひとつ落ち度や欠点のない精廉潔白な人に大臣や首相をやってもらえばいいのか。それとも多少の失敗やキズ、弱点があってもきちんと結果を出してくれるような有能な人、職責に身命を賭けて努力してくれる人がいいのか。普通の大人なら、政治家にだって精廉潔白な人なんて滅多にいないことを知っている。誰しも一個の人生を築いて、それなりの力を発揮するところまで行く過程の中でなんの波風もない、ひとつの過ちや落ち度も犯さないような人間なんて、まずひとりもいないことを、普通の大人なら知っている。出てくれば自分たちで持ち上げて、押し出しておきながら、すぐにマイナス面、うまくいっていない面ばかり強調して、叩いて潰していくという最近の政界人事の繰り返しに、大きな失望感を味わっている。

若い安倍総理もあれだけ期待され、国民にも支持されながら、1年足らずのうちに、今度は決断力がないとか、人を見る目がないとか坊ちゃん気質だとか、ひとりで全責任を負った上バカ者扱いをされて、あっという間にボロボロになって辞めさせられていく。自分から辞めたという形ではあるけれど、心身ともに余程追いつめられていたのだろう。タイミングが悪い、無責任だというが、本人は命懸けでやっていただろうと思う。この間まで日本人の「武士道」や日本人の「品格」についての本がベストセラーになって、多少は武士の情けや人間の品位を問い直す風潮が出てくるのかなと、淡い期待ながらそんな思いでいたのだが、寄ってたかって魔女狩りみたいな、弱い者いじめの世界ばかり見せられている。

「出る杭は打たれる」は昔のことで、今は「出る杭は抜かれる」時代だ。倒れた者になおのしかかって、パンチを浴びせ、ひねりワザまでかけるようなマスコミの報道の偏りに、世間の態度に、わたしもテレビに出ている人間だが胸くそが悪くてたまらない。

正体がすぐに揺れ動く、すぐに風向きが変わる民意とやらを、テレビが一斉に拡大し強調して、そうして世の中が動いていくのだとすると、日本は「勝手主義」の時代になったとしかいうほかない。

日本は「勝手主義」の時代になった
2007/09/14 星野仙一

さすがは“男”、星野仙一!

皆さんは、この主張をどう思いますか???

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2007/09/18

人生は音楽とともに

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私が16歳(高校2年)のころショックを受けた歌は、ローリング・ストーンズのPaint It Black(邦題「黒く塗れ」)だった。
それまで、ビートルズのファンだった私にとって、この歌は衝撃だった。
が、さらに強い衝撃を受けたのは「Let's spend the night together」である。この歌は「夜をぶっ飛ばせ」という邦題だったが、原語の歌詞は、「Let's spend the night together Now I need you more than ever・・・」
つまり「もっともっと欲しいんだ、今お前が!夜を一緒に過ごそうぜ!」というものだった。

まあ、歌詞は私の古い記憶なので間違っているかもしれないが、甘い愛やロマンを語るばかりの当時の日本のグループサウンズ(GS)からすれば、あからさまに“SEX”を歌う英国のロックバンドには、激しいカルチャアショックを感じた。

このあと、私はローリング・ストーンズからエリック・クラプトンを経てブルース、特にB.B.キングに到達するのだが、やはり、人生において音楽の占める比重は高いと思う。
そこには、セックスとかドラッグの問題が絡むのだが、私は音楽(芸術)と日常生活とは別物だと思っている。

もちろん、好きな芸術は、本人の人生観を反映するのは間違いないが。

-------------------------------------------------------------------

では、ここで、ローリングストーンズやエリッククラプトン、あるいはブルース(特にB.B.キング)以外の私のメモリアルミュージックを紹介しておこう。

私が17歳のころ好きだった歌(1969年)

私達の望むものは

岡林信康 作詞/作曲


私達の望むものは生きる苦しみではなく
私達の望むものは生きる喜びなのだ

私達の望むものは社会のための私ではなく
私達の望むものは私達のための社会なのだ

私達の望むものは与えられるではなく
私達の望むものは奪い取ることなのだ

私達の望むものはあなたを殺すことではなく
私達の望むものはあなたと生きることなのだ

今ある不幸にとどまってはならない
まだ見ぬ幸せに今飛び立つのだ

私達の望むものはくりかえすことではなく
私達の望むものはたえず変わってゆくことなのだ

私達の望むものは決して私達ではなく
私達の望むものは私でありつづけることなのだ

今ある不幸にとどまってはならない
まだ見ぬ幸せに今飛び立つのだ

私達の望むものは生きる喜びではなく
私達の望むものは生きる苦しみなのだ

私達の望むものはあなたと生きることではなく
私達の望むものはあなたを殺すことなのだ

今ある不幸にとどまってはならない
まだ見ぬ幸せに今飛び立つのだ

私達の望むものは
私達の望むものは・・・・・・

-----------------------------------------------------------------

私が20歳のころ、心の中で歌っていた歌(1972年)

春だったね

作詞:田口淑子 作曲:吉田拓郎

僕を忘れた頃に
君を忘れられない
そんな僕の手紙がつく

くもりガラスの窓をたたいて
君の時計を止めてみたい
ああ 僕の時計はあの時のまま
風に吹き上げられたほこりの中
二人の声も消えてしまった
ああ あれは春だったね

僕が思い出になる頃に
君を思い出にできない
そんな僕の手紙がつく

風に揺れるタンポポそえて
君の涙を拭いてあげたい
ああ 僕の涙はあの時のまま
広い河原の土手の上を
振り返りながら走った
ああ あれは春だったね

僕を忘れた頃に
君を忘れられない
そんな僕の手紙がつく

くもりガラスの窓をたたいて
君の時計を止めてみたい
ああ 僕の時計はあの時のまま
風に吹き上げられたほこりの中
二人の声も消えてしまった
ああ あれは春だったんだね

-----------------------------------------------------------------

で、40代以降、歌っている歌。

いとしのエリー(桑田の歌は日本のブルース)

私はピアノ

浪花恋しぐれ(これ、俺の人生そのままやし)

悲しい色やね(キー坊は良く知っているからね)

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やっぱり、俺は左翼なんかなあ???

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2007/09/16

福田支持の本質は「反麻生」

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笹川尭衆院議院運営委員長(津島派)は「政局は怖い。後継総裁は麻生氏の流れだったのに、ひと晩でがーっと情勢が変わった」と語ったそうだ。
正直、私も「次は麻生太郎で決まり」と思っていたし、メディアの反応もおおむねそういう感じだった。それが、笹川氏が言うように「ひと晩でがーっと情勢が変わった」。
なぜか?
それにはいくつかの要因がある。

まず、参院選惨敗直後から、実力者の間で「安倍の後継は福田」という動きが進められていたことである。
森喜朗元首相は、青木幹雄前参院議員会長、中川秀直前幹事長と参院選惨敗当日の7月29日に3者会談を開き、「安倍首相退陣―後継福田氏」を模索し始めた。
安倍早期退陣が現実味を帯びだした8月29日夜、福田康夫氏に誘われて会食した伊吹派の閣僚経験者が、政権の先行きを危ぶみ、「総裁選は早まる」と覚悟を促すと、福田氏は「今度チャンスがあれば出る」と秘めた決意を明かしたそうだ。
つまり、森-青木-中川秀の3実力者が秘かに仕掛けた「次期総理・総裁に福田擁立」という動きが伏流水として流れており、福田氏もその流れに乗るつもりでいたわけだ。

次に、このような動きを軽く見た麻生氏の、今思えば軽率ともいえる言動である。
森氏は13日、麻生氏の後見人である河野洋平衆院議長に「麻生氏も、最後の最後で詰めが甘くて勇み足をしましたね」と語ったという。
“勇み足”の一つは、麻生氏が安倍首相の辞意を、正式に表明する2日前に知っていたという事実を明らかにしたことだ。これが「なんで慰留できなかったのか!」「どうしてあんな辞め方をさせたのか!」という、最大派閥・町村派の怒りを買った。
結果、町村派内では、町村信孝元外相が降りて「福田氏で1本化」が決まる。
麻生氏は安倍首相に対し「このタイミングで辞めるのはいかがなものか。テロ特(テロ対策特別措置法の延長の成否)は、まだまだこれからの話だ」と慰留したと言うが、こんなことをしゃべるべきではなかった。

もう一つの、麻生氏の大きな失敗は、平沼復党問題への対応である。
平沼赳夫元経済産業相は、自民党復党にあたって「郵政造反組」の落選議員までも処遇するよう求めている。これに対する麻生氏の回答は、「望んでいる方に復党してもらうことは基本的には全然まちがっていない」(8月31日 NHK)「私の場合は人物本位。紙に書いてどうのこうのは興味ない」「基本的には次の選挙は勝てる候補者を選ぶ。それをどうやって選ぶか、いろいろ考える」(同 テレビ朝日)というものだった。
これが、いわゆる“小泉チルドレン”から猛反発を喰らった。
チルドレンだけではない。武部勤元幹事長は同日夜、チルドレンを前にして「われわれみんなが結束すれば、次の総裁選に候補者を出せるだけの力を持っているんだ!」 と強調した(9月2日 産経新聞)。
中川前幹事長も、自らのやり方を頭から否定されて反発。棚橋泰文元科学技術相や小池百合子前防衛相などの小泉支持派も同様である。で、武部、中川秀、棚橋、小池氏らは、ポスト安倍で“小泉再登板”に動き始める。

結局、“小泉再登板”は100%ないことになったのだが、確実に30名以上の「反麻生勢力」が生まれることになり、それが、森氏主導の伏流水に合流した。
おそらく、渡辺喜美金融担当相や石原伸晃政調会長らも「福田支持」だろう。そのほかの安倍晋三首相の“お友だち”の何人かも同様だ。それは、第2次安倍内閣が、実質的に“麻生-与謝野政権”になったことによる。

このように、町村派が「福田擁立」で1本化した上、小泉支持派(若手-中堅)もその流れに合流した。そこに、もともと「反麻生」である谷垣、山崎、古賀3派の「福田擁立」大合唱。
津島派の実力者・青木前参院議員会長も1枚噛んでいるのだから額賀福志郎財務相など出る幕もない。

ここに、「福田擁立派閥大連合」、逆に言えば「反麻生・大包囲網」が完成されることになる。

「福田擁立派閥大連合」も「反麻生・大包囲網」も、福田支持で結集しているわけではない。「反麻生」あるいは「勝ち馬に乗れ=ポストほしさ」でつながっているにすぎない。
これは「選挙に勝てそう」「勝ち馬に乗れ=ポストほしさ」で集まった安倍政権誕生時と同様である。

つまり、福田支持層は同床異夢なのである。こういう政権は、求心力が弱い分、落ち目になったときには崩壊が早い。それは安倍政権を見ればよくわかる。

麻生氏に次が回ってくるのは案外と早いかもしれない。
次は“勇み足”をしないことだ。

参照:自民総裁選告示 「福田支持」シナリオ再び 参院選前から準備 (讀賣新聞)

【追記】
今日の「北朝鮮の核問題をめぐる6者協議」についての発言を見る限り、石原伸晃政調会長は麻生支持だと思います。
訂正します。
朝日新聞によると「小泉、安倍両首相が(道筋を)つけた問題が忘れ去られることは、絶対にあってはならない」とも強調した、そうです。

【追記2】
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2007/09/14

福田首相?と政界再編

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今度の自民党総裁選だが、なんと党内の9派閥のうち7つが福田康夫氏支持。残っているのは、麻生太郎氏率いる麻生派と高村派(検討中)だけだ。
今回は党員投票がないので、福田氏が圧倒的に有利な立場に立ったと見てよいだろう。国民的人気は麻生氏の方が高いのだが、党内基盤が弱いだけに今回は非常にむつかしいと思う。

ただ、麻生氏にとっても、今回は福田氏でよいのではないか。今の自民党はおそらく沈没する。早晩、解散総選挙に追い込まれ、敗北する可能性が高い。
こんな自民党のトップになっても傷つくだけだ。
それより、麻生氏にとって重要なことは、圧倒的に不利な状況の中で、どれだけの票を獲得できるかである。それなりの得票ができれば、ポスト福田が見えてくる。

-------------------------------------------------------------------

各派閥の長は、福田氏に「地方の再生」「生活の重視」「アジア外交の重視」などの基本政策を提言した。これに対し福田氏は「ほとんど同感できる。これからもみなさんと相談しながらやっていきたい」と語ったうえで推薦を依頼した。
つまり、国内的には改革の減速(後退)、外交的には親中共と北朝鮮との“宥和”ということだ。
これは、次期政権が、安倍内閣の対極に位置することを意味している。

派閥の思惑・利害によって生まれる政権、こんなもの「クソ喰らえ」だ!!!

-------------------------------------------------------------------

小泉純一郎前首相が再登板を拒み、福田氏支持を打ち出したのは、政局に対する鋭い“勘”が働いているからだと思う。
小泉氏は、ほんとうに自民党をぶっ壊そうとしている。
そう思う。

その先にあるのは、民主党の改革派、憲法改正肯定派を巻き込んだ“政界再編”。
小泉氏が台風の目になる可能性が高くなった。
麻生氏は、そこまで読んで戦略を立てるべきである。

小泉氏と福田氏は、“改革”という点で、政治家としての色合いがまったく違う。むしろ民主党の前原誠司前代表グループの方が小泉氏に近い。

安倍辞任は、「終わりの始まり」ではなく「始まりの(ための)終わり」だと認識したい。

【追記】
「アジア外交の重視」とは親中共と北朝鮮との“宥和”ということだが、「地方の再生」は生産性が低く過剰な土木建設業界(旧来の自民党支持基盤)の救済と裏表。
「生活の重視」、これは当たり前のことだ。生活を重視しない政権なんてありえない。が、非正規雇用者の問題などは、グローバリゼーションの影響が強い。
行政ができることは限られている。

“ばらまき”を復活させれば別だが、財源はない。

【追記2】
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2007/09/13

臥薪嘗胆して次の機会を待つしかない

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安倍首相が入院した。
あれこれ憶測が飛び交ったが、結局、弱かったということだ。

昨日、テレビを見ていて、何人かの評論家が「安倍首相は誠実で実直な方だ」とコメントするのを聞いた。一方で、このところはお粥しか喉を通らない状態が続き、毎日点滴を打っていたというニュースも流れた。

要は、「若すぎた」というより「実直すぎた」、そして神経が政治の修羅場をくぐり抜けるには「繊細すぎた」ということだ。

私は、人相やしゃべり方を見れば、その人間のおおよそのところがわかる。安倍首相は、確かに「誠実で実直な方だ」と思う。高い理想と強い意志も持っていたと思う。が、やはり「苦労知らず」であり、権力闘争を自ら闘ったことがないという未熟さがモロに出た。
今の総理大臣という座も、闘い、そして奪い取ったというものではなく、どちらかと言えば「祭り上げられた」という印象が強い。
やはり政治は、裏から見ると“権力闘争”であり、政策や理念とは別物の“したたかさ、ずるさ、冷酷さ”が欠かせないということだ。
で、安倍首相はその能力に欠けていた。

小泉前首相は、よく「理念に欠ける」と言われた。「政策より政局が好き」とも言われていた。が、「ぶれない」ことでも有名だった。
今朝のラジオで 竹中平蔵氏が語っていた。野党や金融業界のみならず、与党からも袋叩きの状態にあったとき、小泉氏から「私が任命したのだから、自信を持って思い通りにやれ」と言われた。だから不良債権の強制処理という荒療治ができたと語っていた。

小泉氏は、“反経世会”“反小沢一郎”で山崎拓氏、加藤紘一氏と盟友関係(YKK)を築いた。が、“加藤の乱”では加藤、山崎両氏の前に壁のごとく立ちはだかった。
で、小泉内閣が発足すると山崎氏を幹事長に起用。外務省の不祥事では小泉政権の“産みの母”である田中真紀子氏を斬った。
まさに、「昨日の友は今日の敵」「今日の友は昨日の敵」を地で行ったのだ。
そのくらい権力闘争では非妥協的で、正念場では迷うことなく“したたかさ、ずるさ、冷酷さ”を露わにした。だから、長らく政治の傍流に身を置き、一匹オオカミを貫きながらも、最終的に小沢一郎氏に勝った。

それからすれば、安倍首相はスマートすぎた。それも温室育ちのスマートさだ。
やはり、もう少し政治的経験を積み、修羅場をくぐり抜けてから首相になるべきだったのかもしれない。

「戦後レジームからの脱却」という、野党だけではなく、メディアや官僚までも敵に回しかねない“旗”を掲げるのは、今の安倍氏にとっては「少々荷が重すぎた」、そんな気がしてならない。

安倍氏の首相就任を祝福した者として誠に残念だが、今は臥薪嘗胆して次の機会を待つしかないと思う。

政界は「一寸先は闇」の世界。
もっと地力をつけるべき時、だと思う。

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2007/09/12

安倍首相が辞任!なぜ、今???

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安倍晋三首相が辞意を表明した。
所信表明をした直後の辞任はあまり例がないのではないか?

?マークがいっぱいある。

もう少し事態の推移を見ないと適当なコメントができないが、
皆さんはどう思われますか?

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2007/09/10

“政治的選択”としての“親米”はどこまで?

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各種報道によると、安倍首相は昨日、11月1日に期限を迎えるテロ対策特別措置法の延長問題で、「民主党はじめ野党の皆様のご理解をいただくため、私は最大限の努力を払わねばならないと考えている。そのために全力を尽くし、職を賭(と)していく考えで理解を得ていく」と述べたそうだ。
これは、APEC首脳会議後の記者会見での質問に答えたのものだが、この発言のあとに「そこで私の職責にしがみつくということはない」と強調した。
この首相の発言は、永田町では、インド洋における海上自衛隊の給油活動が継続できなくなった場合、内閣総辞職もあり得るとの考えを示唆したものと受けとめられている。

アフガンでの対テロ作戦(不朽の自由作戦=OEF)に参加している国は以下のとおり。

アフガン本土に部隊・将校等を派遣している国
米、英、仏、加、韓、モンゴル、NZ、ポーランド、ルーマニア、トルコ等20カ国
「海上阻止活動」(OEF-MIO)に従事している国
米、英、仏、独、パキスタン、加、NZ、日本(8カ国)
米国によれば、「不朽の自由作戦」に対して何らかの協力を行っている国は約75カ国である。

このような状況下で、わが国だけが「一抜けた」というわけにはいかない、これは国際公約であり、一国の総理大臣として政治生命をかける、というのもわからぬではない。
まあ、発言のタイミングの問題はあるだろうが、それくらい重要な問題であるということだ。

ただ、今日は、この件に関してこれ以上言及しない。
それより、この問題の根底にある“日米同盟”及び“日米関係”について、思うところを書いてみたい。

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わが国の政治の主流は“親米”保守であるとされている。歴代自民党政権もそうだった。が、心の底から“親米”というのは案外と少ないのではないかと思う。
まあ、小泉首相は「心の底から“親米”」だった可能性はあるが、大半の保守政治家は“政治的選択”として“親米”を選んでいるような気がする。

なぜなら、日米同盟なくして日本の安全保障は維持できないからだ。
安全保障というのは、政治・経済・軍事のすべてを包括的に捉えなければならない。政治的安定、経済的繁栄、軍事的裏付がなければ、国民の安全と国家の平和を守ることはできない。で、そのためには米国という傘が必要―そういうことだと思う。

私も、そういう意味で“親米”である。

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ただ、米国と真の同盟国になれるか、“東アジアの英国”になれるか、というと、それは大いに疑問だ。
米国人の実に68パーセントが、悪魔がいることを信じているとの統計がある。ダーウィンの進化論を信じている人は、わずか28パーセントにすぎない。
「神様が、聖書に書いてあるとおり、1週間で宇宙を創造した。われわれ人間はサルから進化したのではない。最初から特別な存在として神様が創造したのだ」と信じている人の方がはるかに多く、48パーセントにも達する。
このような米国人の宗教気質(かたぎ)が、米国内でキリスト教右派(原理主義)を伸張させる背景になっている。
こういう宗教国家と「真の同盟国になれる」とは私は思わない。

キリスト教右派(原理主義)が伸張する理由は、悪化する治安、退廃した道徳、伝統的家族の価値の崩壊、カネがすべてという風潮―にたいする反発と危機感、古き良き時代の米国への回帰である。
このような問題意識はわが国の保守的国民と似ているのだが、それがキリスト教右派(原理主義)にたどり着くところがいかにも米国らしい。

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米国を嫌っている国(国民)は多い。もっと正確に言うと、米ブッシュ政権を嫌っている国(国民)は多い、とするべきか。反米意識の強いアルゼンチンだけではなく、同盟国(隣国)のカナダでも、そして今、APECが開催されているオーストラリア(同盟国)でも、反米(反ブッシュ)デモが起きた。

なぜ、今の米国は嫌われるのか?

原因の一つに、米国内でのキリスト教右派(原理主義)の台頭がある。キリスト教右派(原理主義)は、政治的にはネオコン(Neo Conservative)と結びついている。
キリスト教右派(原理主義)は極めて道徳的で、妊娠中絶、同性婚、マイノリティー優遇、ジェンダーフリー、セックスの自由、違法移民、これらはすべて「悪」である。
このあたりの道徳性の厳格さはネオコンも同様だ。
で、何よりも「聖書に書いてある」ことを信じるキリスト教右派(原理主義)は、パレスチナはユダヤ人の土地と思っており、中東(ユーフラテス川からナイル川までの「約束の地」)はユダヤ人が支配すべきと思っている。
このあたりの考え方もネオコンと同じ。

ネオコンは、米国は世界に「自由と民主主義」を広げるために神によって「選ばれた国」だと考えている。だから神により選ばれし米国が、「自由と民主主義」を神に代わって世界に広げていくことは、神からの「使命」だと思っている。

で、彼らはイラク戦争を始めた。
その根底にあった考え方は
①米国型の民主主義を世界に強制すること
②イスラエルの中東支配を成就させること(その手伝いをアメリカにさせること)
③そのためには「先手必勝」の先制攻撃をかけること
である。

まったく乱暴な考え方だが、こういう勢力が宗教的背景を持ってそれなりの力を持っているというところが怖い。

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米ブッシュ政権の第1期目は、文字どおりの「ネオコン政権」だった。
ブッシュ米大統領は、就任後の2002年9月、「米国は、最強の軍事力と政治、経済的な影響力を自国のためのみに用いるのではなく、テロリストや独裁者の脅威から平和を守り、大国間の良好な関係を築き、自由で開かれた社会をすべての大陸に奨励することで、この平和を保ち、拡大させる」というブッシュドクトリンを打ち出した。
これは、まさに“ネオコンの論理”そのままである。
このネオコン流の「自由と民主主義」の“奨励”は、その背後に軍事力があるのだから、他国から見れば“強制”である。こんな姿勢を取る米国(ブッシュ政権)が他国から傲慢と受けとめられるのは、ある意味「当然」でもある。
だから嫌われる。

ネオコン流の、米国式「自由と民主主義」を軍事力と政治、経済的な影響力によって世界に普及させようという考え方は、もはや「価値観」を超えて「イデオロギー」の域に達している。共産主義を暴力(武力)によって世界に普及させるというマルクス主義に通じるところさえある。
まあ、ネオコンのルーツは、東欧出身のユダヤ系トロツキスト(共産主義者)という説もあるので、ネオコンというのはその“裏返し”なのかもしれない。

ネオコンから“転向”したジョンズ・ホプキンス大学教授のフランシス・フクヤマ氏によると、米国(ネオコン)は、イラクのフセイン独裁政権を倒しさえすれば再建(民主化)は容易にできると考えていたそうだ。第2次大戦後の日本が民主化されたように。
これも乱暴な考え方だが、ネオコン流の「自由と民主主義」がイデオロギーであると考えれば納得がいく。

2期目のブッシュ政権は、ネオコンの影響力が低下し、国際協調路線に転換したと言われているが、ブッシュ大統領は最近も、日本の民主化を例に挙げてイラクの民主化が可能であるかのような発言をしている。
まだ、ネオコンの影響力は残っていると見るべきなのだろう、フクヤマ氏が言うように。

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見方を変えると、イラク戦争やアルカーイダ(テロ)との戦いも、「イスラム教原理主義とキリスト教原理主義の戦い」なのだ。
世界を「善悪二元論」で捉え、米国は常に「善」であり、「正義」であるとする。だから、イスラム原理主義者が米国のみならず、米国民であるというだけで敵視するわけだ(けっして肯定しているわけではない、念のため)。

まあ、キリスト教右派(原理主義)が敵視する民主党(リベラル派)が大統領選で勝利すれば、いくらかは変わるのだろう。が、民主党もリベラル票だけでは大統領選に勝てない。で、右派に気を遣うことになる。
つまり、中東(ユーフラテス川からナイル川までの「約束の地」)はユダヤ人が支配すべきと考える人たちが、国民のかなりを占めている限り、テロとの戦いが終わることはないし、世界から「米国の絡む紛争」がなくなることもないということだ。

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韓国の盧武鉉政権は、「韓国の戦略的価値は終わった」「韓国が米国側の要求を受け入れない場合、駐韓米軍を撤退させる状況が来ることもあり得る」とブッシュ-ネオコン政権から恫喝された。
ブッシュ-ネオコン政権が終わっても、米国のこの基本的スタンスは変わらないと思う。わが国が盧武鉉政権のように“反米”に走った場合、「日本の戦略的価値は終わった」と恫喝されることもあり得ないことではない。

西に中国という膨張国家が控えている今のわが国には“米国”という選択肢しかない。それが、世界を「善悪二元論」で捉え、自国は常に「善」であり、「正義」であるとする国であってもだ。
沖縄近海(沖縄トラフ)までを自国領と主張し、現に海底資源の開発を行っている中国。この国と米国を対等に扱い、日・米・中の正三角形を作るという民主党の主張など幻想でしかない。
が、常に「自国の絡む紛争」を地球上に抱える米国と“地球規模”の“運命共同体”にはなれない―私はそう思う。

わが国が米国と利害を共有するのは、東アジアと「中東までのシーレーン」であり、日米が“運命共同体”たりえるのはこの範囲だと思う。

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米国に「日本の戦略的価値は終わった」などと言わせない(つまり“反米”には走らない)。かといって、すべてが米国の言いなりにはならない。わが国の意志を通しつつ日米同盟を堅持する―これが最良なのだろうが、米国との距離の取り方はむつかしい。

やはり、憲法を改正し、自衛のための軍事力及び集団的自衛権とその行使を認める―これが最低条件だろう!で、東アジアにおけるわが国のプレゼンスを軍事的にも高める。
この、わが国の東アジアにおける軍事的プレゼンスの拡大は、極東における兵力を中東までのチョークポイントである南アジアにシフトしようとしている米国の戦略にもかなっている。
逆に言えば、これができなければ、わが国が日米同盟の中で「自らの意思を通す」状況を作るなんて永遠にできない。どこまで行っても「米国の傘」頼みの従属的同盟関係しかありえない。
そういうことだ。

ただ、わが国の政治は、憲法改正が遠のいた状況にある。当面は“政治的選択”としての“親米”を、いびつな形(従属的な形)で進めざるをえない、ということだ。

※データ等の出所は、過去のエントリを参照しています。

関連エントリ1:草の根のキリスト教右派
関連エントリ2:ネオコンとブッシュ外交
関連エントリ3:ネオコン対アルカーイダ
関連エントリ4:ネオコンの影響力は低下したのか?

【追記】
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ありがとう!トラ!!!

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やったぜ!!!
もう夜の11時過ぎ。
延長10回、5時間の、まさに死闘!

初回から6回まで視て、あとは所要で視れず。

下柳と高橋尚じゃあ、今日は負けかな、と思っていたけれど、負けても“実質”首位なので余裕の観戦。
が、下柳が相変わらず最初からふらふら。やはり何やってんだ!と思ってしまう。
でも、高橋尚も同じくらいダメなんだなあ、これが。
下柳は実力だが、高橋尚はきっと「負けられない」というプレッシャーにやられたんだね。

で、6回まで5対5

10時50分ごろ、結果を調べようとYahoo!を見たらまだやっている。
あわててCTVをかけたら10回裏・9対8。
で、ランナー1・2塁で1打サヨナラ負けのピンチ!
最後は巨人は二岡、阪神は守護神・藤川、で、あと一人。

やったあ!
三球三振、最後は空振り。

首位攻防戦3連勝。
通産10連勝。
6月29日には12ゲームも離されていたのに(確か5位かな)、文字どおりの“ミラクル”ですよ。

でも、見ごたえのある3連戦でしたね。
お互いに死力を尽くした。
で、わずかにトラに勢いがあった。
それが3試合連続1点差というゲームになって表れた。

トラは実力どおりの自信を持っていたのに、巨人は実力以下の自信しか持てず、迫力もなかった。
ほんと、トラ戦士は「負ける気がしない」という感じでしたね。だから第1戦に続き、あの上原を打ち崩せた。
それからすれば、巨人は「追いつめられた」という悲壮感さえ漂っていた。

これが、どん底から這い上がってきたチームと、独走態勢に入れなかった(つまり勢いがなくなった)チームの差かな。

こんなに面白くて、手に汗握った阪神・巨人3連戦も久しぶりですね。
もう、記憶がありません。
岡田監督、トラ戦士だけではなく、原監督及び巨人の選手にも感謝します。

中日も勝ちました。
最後まで油断せずに目の前の1戦を勝ち抜いていってほしいと思います。

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2007/09/09

弁護士の独善と思い上がりを許すな!

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       中国はジャーナリストにとって世界最大の監獄   国境なき記者団

寺本ますみ弁護士のブログ「弁護士のため息」に、橋下徹弁護士を訴えた今枝仁弁護士の心情、考え方を吐露したエントリが掲載されています。
この寺本氏のブログ、私は何度か拝見しています。で、彼女、鬼畜弁護団を擁護する姿勢に対する批判に対して「刑事弁護について一般の方々に理解を求めるのは本当に大変です。(私はギブアップしそうです。)」と書いています(Because It's Thereのコメント欄)。
私は、この寺本氏の「私はギブアップしそうです」という心情、よく理解できます。弁護士としての原則的立場と、一般国民(のかなりの部分)とのギャップ、意識の乖離に「ギブアップしそう」になっているわけです。
これは、法律論としてはともかく、一般論としては国民の怒りも理解できるところがある、というか法律論だけでは切り捨てることができない―そういう自己の心理面における矛盾・葛藤が「私はギブアップしそうです」という“ため息”になって表れているのだと思います。
私は彼女はまっとうだと思いますね、“誠実”という意味で(主張が「まっとう」と言っているわけではありません、念のため)。

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それからすれば、「Because It's There」の春霞を名乗る弁護士(だと思う?)は幼稚で矮小ですね。
「木を見て森を見ず」という類かな。
もちろん弁護士は「法に忠実」でなければならなりません。が、「弁護士である前に人間である」ことも忘れてはならない。
その「人間である」ことを傍らに置いて法律論を振りかざすから、この人物のブログにコメントする人たちとの議論が噛み合わないんです。

まあ、「相手にするな」という読者の方もおられますが、その低俗ぶりは弁護士の信用と信頼を貶めるだけなので、あえて言及します。

さっそく、春霞氏のエントリ(コメント欄)における発言を見てみましょう。

①コメントする方たちは、弁護士に法律問題を相談したら、本来、弁護料を払う必要があることをご存じないのでしょう(^^ゞ
②弁護士の訴訟活動上、必要であれば、他人の名誉を毀損するような事実を主張することについては、正当な業務行為として違法性が阻却されるというのが通説判例です。
③被害者遺族個人が「愚弄している」と憤慨するのは心情的に理解できます。しかし、テレビ番組のアナウンサーなどまで堂々と「被害者を愚弄」とか言っているので、頭がくらくらしてしまいます。こんなにも裁判制度、刑事弁護についての理解がなく、それを臆面もなく言って咎められないのですから。
④市民の側に、ここまで理解がないとは思っても見ませんでした。中学の「公民」で刑事裁判について学ぶ際にでも、十分に教えておく必要があります。
裁判員制度・被害者参加制度の実施を考えたら、政府あげて大々的に教育活動をしないと間に合いません。……間に合……わないかもしれませんが…。
⑤記者会見は、報道機関に事実を正しく報道してもらうために行っているとのことです。報道機関は、すべてを知っているので、本当は一般市民と意識が違うのですが、市民レベルに合わせて報道しているようです。
⑥弁護士にものをいう場合(=懲戒請求)をするなら、「法律を勉強して同等もしくは、それ以上の人に成らない」と難しいですね。
⑦日本は、制度は形式的には立派であっても、事実上、コロンビア以下の「司法」のようです。

一読してわかるのは、この人物の鼻持ちならないまでの“思い上がり”と品格の下劣さですね。

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「弁護士の訴訟活動上、必要であれば、他人の名誉を毀損するような事実を主張することについては、正当な業務行為として違法性が阻却される」
荒唐無稽な主張をテレビカメラの前で、しかもイラストまで用いて繰り広げることが「弁護士の訴訟活動上、必要ですか???(もちろん「荒唐無稽」というのは私の主観で、それをどう判断するかは裁判所の仕事ですが)

「こんなにも裁判制度、刑事弁護についての理解がなく、それを臆面もなく言って咎められないのですから」
メディアも国民も、そんなにバカではありません。
何様のつもりですかね、この春霞と言う人物。
憲法は、被告人に対して、弁護人(弁護士)をつける権利を認め、自らこれができないときには国が付けると定めています(37条3項)。弁護人は、被告人の利益・権利のために誠実に、献身的に最善を尽くさなくてはなりません(誠実義務)。
こんな基本的なことを知らずにメディアや国民が、この鬼畜の弁護団を批判しているとでも思っているのでしょうか???
逆です。被告人の利益・権利のために働くことが弁護士の使命とわかっていて、なおかつ批判している―この「なぜ」をまったく理解しようとせず「メディアや国民はバカだ」で片づけている。

「市民の側に、ここまで理解がないとは思っても見ませんでした。中学の「公民」で刑事裁判について学ぶ際にでも、十分に教えておく必要があります」
この発言に至っては、もう言葉がありません。
国民を愚弄していますね。上でも述べましたが、国民の多くは刑事裁判のあり方も弁護士の役割も知っています。なのに、ここまで書く。
「木を見て森を見ず」と書きましたが、常識ある社会人としての何かが欠けています、この人物には。
それから「国民」を、あえて「市民」と書く。ここにも、この人物の思想性が如実に示されています。この場合、明らかに「国民」と表記すべきでしょう。

「記者会見は、報道機関に事実を正しく報道してもらうために行っているとのことです」
これも違いますね。
正しく報道してもらうためなら、主張を詳細に記した文書を報道機関に送付するだけで十分です。質疑応答も、口頭でやるより文書でやる方が誤解なく行えます。
テレビカメラの前でやったということは、明らかにテレビの向こうの、何百万、何千万の国民を意識していたからです。
つまり、世論に訴えようとした。で、世論から猛反発を喰らった。
鬼畜の弁護団を擁護している人たちは、このことがわかっていない。

「弁護士にものをいう場合(=懲戒請求)をするなら、「法律を勉強して同等もしくは、それ以上の人に成らない」と難しいですね」
これも、自ら弁護士法を否定しています。まさに傲岸不遜。
弁護士法第58条1項は「何人も、弁護士又は弁護士法人について懲戒の事由があると思料するときは、その事由の説明を添えて、その弁護士又は弁護士法人の所属弁護士会にこれを懲戒することを求めることができる」と定めています。
ただ、乱用を防ぐために最高裁は「懲戒請求が事実上又は法律上の根拠を欠く場合において、請求者が、そのことを知りながら又は通常人であれば普通の注意を払うことによりそのことを知り得たのに、あえて懲戒を請求するなど、懲戒請求が弁護士懲戒制度の趣旨目的に照らし相当性を欠くと認められるときには、違法な懲戒請求として不法行為を構成すると解するのが相当である(平成19年4月24日 最高裁判決)」という判断を示しています。
つまり、①懲戒請求者が「事実上又は法律上の根拠を欠く」と知りながら、あるいは②「通常人であれば普通の注意を払うことによりそのことを知り得たのに、あえて懲戒を請求」しない限り不法行為にならないわけです。
「通常人であれば普通の注意を払うことにより」が、春霞氏にかかると「(弁護士と)同等もしくは、それ以上の人に成らないと難しいですね」になる(笑)
これって、「何人も懲戒することを求めることができる」という弁護士法の精神の自己否定ですよね。

「日本は、制度は形式的には立派であっても、事実上、コロンビア以下の「司法」のようです」
わはは!!!
これサイコーですね、いやサイテーか(笑)
私、コロンビアの左翼ゲリラとコカ・マフィアと「解放の神学」の相関関係に興味があってずいぶん勉強しましたけど、春霞氏、コロンビアを知っているんですかね。
この手の人は、日本や日本人を貶めるのが好きだから、こういう主張にすぐに飛びつく。

弁護士の懲戒事由は、弁護士法違反、会則違反、所属弁護士会の秩序・信用の侵害、品位を失うべき非行という4つがあります(第56条)。
私は、今回の鬼畜の弁護団の一連の言動は「所属弁護士会の秩序・信用の侵害」に当たると思います。春霞氏自身が「市民の側に、ここまで理解がないとは思っても見ませんでした」と嘆き憤るほど国民は怒っているのです。つまり、所属弁護士会の信用は間違いなく毀損されていますよね。
「通常人であれば普通の注意を払うことにより」そう思うわけです。

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私は、鬼畜の弁護団が、「母親に甘えるつもりで抱きついた」「チョウチョ結びをしたら死んじゃった」「死姦は蘇生の儀式」「押し入れに入れれば、ドラえもんが何とかしてくれると思った」などという、聞くに堪えない主張を法廷で行ったのであれば、国民もここまで怒らなかったと思います。
私は、これらの主張を「荒唐無稽」と言いましたが、この是非を判断するのはあくまでも裁判所です。が、おそらくこれを聞いた国民の多くは「ひどすぎる」と思ったのではないでしょうか。
犯罪犠牲者の母子の夫であり父親である本村洋さんは、裁判を傍聴した後、怒りを通り越したコメントを発していました。限られた空間である法廷で聞いてさえ突き上げる怒りを抑え切れないのに、同じような主張がテレビを通じて全国に放映された―この時、本村さんがどういう気持になったか。
私は、国民が、鬼畜の弁護団に激しい怒りを表明するのは至極健全だと思います。国民は、だからといって、判決が世論に動かされることはないと知っています。日本の司法は「事実上、コロンビア以下の司法」ではないからです。

-------------------------------------------------------------------

最後に、今枝弁護士のコメントのエッセンスの部分を紹介しておきましょう。

職務の過程で、もし自分や家族がこういう被害に遭ったらどう思うだろうか、同じような被害に遭って果たして加害者の死刑を求めないだろうか、という自問自答は、それこそ毎日のように私の心を襲います。そしてときには苦しみ、ときには悩み、日々の職務を遂行してきました。正直に言いますが、自責の念にとらわれて煩悶することも、ありました。

しかし、対立当事者間の主張・立証を戦わせて裁判官が判断する当事者主義訴訟構造の中での刑事弁護人の役割は、被告人の利益を擁護することが絶対の最優先です。

むやみやたらに被害者・遺族を傷つけるような行為は自粛すべきものの、被告人の権利を擁護する結果、被害者・ご遺族に申し訳ない訴訟活動となることは、ときには避けられません。
そういう衝突状況で、被害者・ご遺族を傷つけることを回避しようとするばかりに、もしも被告人に不利益が生じた場合は、刑事弁護人の職責は果たしていないことになってしまいます。

今枝弁護士の話ーその7

「母親に甘えるつもりで抱きついた」「チョウチョ結びをしたら死んじゃった」「死姦は蘇生の儀式」「押し入れに入れれば、ドラえもんが何とかしてくれると思った」などという主張をイラスト付きでテレビカメラの前で展開する。
これが「被告人の権利を擁護する結果」避けられない訴訟活動ですかね。逆でしょう!世論の反発を招いて訴訟活動に支障をきたしているのではありませんか。

活動が理解されず、逆に批判されているのは国民を舐めていたからです。

読者の方が「そうとう謙虚な人みたいだけど」と今枝弁護士を擁護していますが、私はそうは思いません。
ただ、今枝氏は「最高裁段階で弁護人ではなく、よって欠席などもしておりません」ので、「最高裁の弁論を日本弁護士連合会の模擬裁判のリハーサルという理由で欠席した」という理由で彼を非難するのは間違っています。

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2007/09/08

いや、すごかった昨日の試合

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これは、やっぱり書かずにはおれません。
昨日の阪神・巨人戦です。

9月に伝統のTG戦が首位決戦となるのは、トラが日本一になった1985年以来ですから燃えないわけにはいきません。

最初、両方とも先発ピッチャーが不安定でしたね。ボーグルソンもパウエルもいつもは安定しているのに、この日はなぜかおかしかった。
で、ボーグルソンは、4回までに巨人打線に4本もホームランを打たれて1対4。が、5回表、今度はパウエルが乱れて阪神が一挙4点。
5対4になって、これはいける!と思いました。

ところが、ここからがドラマなんですね。

5回裏、なんと高橋由伸が逆転2ラン(この日2本目)、で、5対6。
6回からはテレビ(地上波~CTV)で観戦することになりましたが、私はトラの勝利を確信していました。

それは中継陣が阪神の方が圧倒的に優れているからです。

と、案の定、7回、 山口鉄也が制球が定まらず、四球2つで桜井がヒット。この時の赤星の走塁、すごかったです。捕手の阿部がボールを落としてしまいました。
この回、阪神は2点を追加して7対6と再逆転。あとはもう、JFKでいただき!ますますトラの勝利を確信。
で、最初のジェフは、三振、三振、内野ゴロで3者凡退。ジェフは53試合投げて防御率0.15ですからね、すごいですよ。

ところが、8回表に1点追加して8対6で登板した次の久保田。 李承ヨプと二岡に連続ホームランを打たれて、あっという間に同点。巨人、これで7本目のホームランですよ。
いやマイッタね。
76試合も登板して、この日も3連投―やっぱり疲れていたのかなあ、久保田。速球が140キロ台だったもんな。

巨人の最終回は上原だもんなあ、こりゃ難儀だわ、と不安に駆られ始めた私。
ところがですよ、ところが。代打の桧山進次郎がなんと、なんとホームラン。
いやあ、しびれました。
上原、46試合を投げて、この試合まで被本塁打わずか2本ですよ。
その上原からホームランですからね、大したもんです。
で、試合後のインタビューでは「甲子園だったらホームランにならなかった」と控えめ。
まじめで、努力家で、謙虚で、しかし内面に秘めた闘志はものすごい。金本のアニキとタイプは違いますが、この桧山も「在日の鏡」ですね。

結局、最後は神様・仏様・球児様が3者凡退に抑えて、トラは巨人に0.5差に迫るわけですが、負け数が3つ少ない分、実質的にはトラが首位と言ってもよいでしょう。
あとは、今日と明日の試合次第ですが、トラは1勝1敗で十分。 それにしても、7本もホームランを放って8得点しかできない巨人。やはりチーム構成がいびつです。13安打+1ホームランで9点の我がトラは「素晴らしい」の一語。

巨人は本塁打170、打率 .279、防御率3.58 。で、得点が595で失点が483。
トラは本塁打94、打率 .261、防御率3.34。で、得点が450で失点が447。
巨人は本塁打、打率、得点ともにリーグ1位です。
トラは、本塁打は最下位、打率は同率5位、得点も5位で、しかも得点が失点を3つしか上回っていない。にもかかわらず、首位争いを演じている。
いかにJ(ジェフ)F(藤川)K(久保田)の存在が大きいかがわかります。1~2点差のゲームをしっかりとモノにしているということです。

やはり野球は守りから。

ちなみにパリーグ首位の日本ハム。このチームの成績もトラと似ていますね。やはり小差を逃げ切るタイプなのでしょう。

ここまできたら“優勝”だあ!!!

【追記2】
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2007/09/07

人権派弁護士“春霞”が私にケンカを売ってきた(笑)

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       中国はジャーナリストにとって世界最大の監獄   国境なき記者団

人権派弁護士“春霞”が私にケンカを売ってきました。

何か急に、批判的コメント者の知的レベルが下がってしまい、ちょっとがっかりです。電波系ウヨクと評価されることが多い「依存症の独り言」さんがリンクしたから、そこからきたのでしょうけど(苦笑)
↓ 「鬼畜の弁護士が損害賠償請求だと(笑)」 http://banmakoto.air-nifty.com/blues/2007/09/post_3ab6.html 2007/09/07(金) 19:58:41 | URL | 春霞(追記しました) #ExKs7N9I[ 編集]

で、コイツは当該コメントをすべて削除!!!
サイテーだね!!!
私が「電波系ウヨク」???(爆笑)

皆さんのコメント、「知的レベルが下がってしまい」だって(笑or怒???)

コイツだけは許せない!!!
コイツだけはつぶそう!!!
で、コイツが私を訴えるのを希望する(笑)

【記】品がないので消しました。↑

コイツのブログはココ↓

Because It's There

なぜ、私のエントリに反論しない???
知的レベルが低いからか???

【追記】
私は「人気ブログ」???になったおかげで、あちこちで批判されています。
「坂のヤツ」などというケンカ腰のカキコもありますね。
これはネットだから仕方がない。

で、“春霞”は、それさえ知らない。
まさに、専門バカだと思います。

「謙虚さが必要だが、弁護団に一切ない」という国民感情というか、人間として当たり前の感情から乖離した弁護士が多いことに、「怒り」と言うより「情けない」と思います。

【追記2】
エントリの一部をdeleteしました。
やはり「品」がない。
それに、弁護士は「頭のよくない者がけっこういる」ということを思い出したからです。
確かに法律の知識はありますが、必ずしも論理的思考に優れているわけではありません。それに社会常識に疎く、専門分野以外の知識にとぼしい者も多い。
だから、紋切り型の受け答えしかできないわけです、“春霞”なる人物も。そのくせ本人は論破したつもりで、鼻が天狗になっている(笑)
もちろん、有能な弁護士もたくさんいますけどね。でも、社会人として見た場合、片輪な人間が多いです―特に政治的に偏っている人ほど。

まともな弁護士だったら、今回の鬼畜弁護団のような主張は絶対にしません。

【追記3】
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2007/09/06

鬼畜の弁護士が損害賠償請求だと(笑)

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山口県光市で起きた母子殺害事件の弁護士4人が、橋下(はしもと)徹弁護士に対して損害賠償請求訴訟を起こしたようだ。

以下は毎日新聞の記事。

山口県光市の母子殺害事件の被告弁護団(22人)に加わっている広島県の弁護士4人から、テレビ番組での発言を巡って損害賠償請求訴訟を起こされた橋下(はしもと)徹弁護士(38)=大阪弁護士会所属=が5日、東京都内で会見し「法律家として責任をもって発言した。違法性はないと確信している」と反論、全面的に争う姿勢を示した。

橋下弁護士は「差し戻し審でなぜ大きく主張を変えたのか、被害者や社会に分かるように説明すべきだ」と弁護団を批判した。

原告4人が3日に広島地裁に出した訴状によると、橋下弁護士は5月27日に出演した関西の民放テレビ番組で、弁護団について「もし許せないって思うんだったら、一斉に弁護士会に対して懲戒請求をかけてもらいたい」と発言。この後に4人は各約300件の懲戒請求を受け、対応に追われて業務に支障が出たと主張、1人当たり300万円の賠償を求めている。

同事件で殺人罪などに問われている被告の元少年(26)は1、2審で無期懲役判決を受けたが、最高裁は昨年6月に破棄。広島高裁での差し戻し控訴審で、弁護団は強姦(ごうかん)目的や殺意を否認している。

原告4人を含む弁護団22人への懲戒請求は、全国で3900件に上っている。【高倉友彰】

橋下弁護士:母子殺害弁護団からの賠償訴訟で反論会見 (毎日新聞)

弁護士法第158条は、“何人(なんびと)でも”弁護士に対する懲戒請求を認めている。で、橋下弁護士も「もし許せないって思うんだったら、一斉に弁護士会に対して懲戒請求をかけてもらいたい」とテレビで発言した。
結果は「全国で3900件に上る」鬼畜の弁護団に対する懲戒請求。

ただ、請求権が認められているとはいえ、濫用してよいことにはならない。懲戒を請求された弁護士にとっては、このための弁明を余儀なくされ、懲戒請求によって名誉・信用を毀損されるおそれがあるからだ。
最高裁は、この点について、次のような判断を示している。

懲戒請求が事実上又は法律上の根拠を欠く場合において、請求者が、そのことを知りながら又は通常人であれば普通の注意を払うことによりそのことを知り得たのに、あえて懲戒を請求するなど、懲戒請求が弁護士懲戒制度の趣旨目的に照らし相当性を欠くと認められるときには、違法な懲戒請求として不法行為を構成すると解するのが相当である。
平成19年4月24日 最高裁判決・一部抜粋)

つまり、懲戒請求者が「事実上又は法律上の根拠を欠く」ことを「知りながら又は通常人であれば普通の注意を払うことによりそのことを知り得たのに」「あえて懲戒を請求するなど」した場合は“不法行為責任”を認めるということだ。

橋下弁護士の発言は、当時、弁護士仲間(特に人権派)から激しい非難を浴びた。理由は、橋下氏が「事実上又は法律上の根拠を欠く」懲戒請求が不法行為に当たるという説明をしていない―という点だった。
で、色んな(人権派)弁護士がネット上で、「橋下弁護士の口車に乗って懲戒請求するのは不法行為に該当する」という警告を発信した。
が、3900件に上る懲戒請求は不法行為にはならない。なぜなら、懲戒請求者は「懲戒請求が事実上又は法律上の根拠を欠く」とは思っていないからだ。「通常人であれば普通の注意を払うことによりそのことを知り得たのに、あえて懲戒を請求」したわけでもない。
懲戒請求をした良識ある国民は、鬼畜の弁護団は「意図的に裁判を遅らせている」、あるいは「被害者を愚弄している」と思っているはずだ。
私は、「意図的に裁判を遅らせている」とまでは思わない(根拠が薄弱)が、彼らが「被害者を愚弄し、その精神を深く傷つけた」のは間違いないと思っている。

鬼畜の弁護士4人が、懲戒請求者ではなく橋下弁護士を訴えたのは、懲戒請求者の“不法行為責任”を問うのはむつかしいと判断したからだろう。
が、橋下氏を訴えても結論は同じだと私は思う。橋下氏が言うように、鬼畜の弁護団は「差し戻し審でなぜ大きく主張を変えたのか、被害者や社会に分かるように説明すべき」なのだ。それをせずに、第1審、2審で鬼畜(被告人)が認めていたことを全否定し、「母親に甘えるつもりで抱きついた」「チョウチョ結びをしたら死んじゃった」「死姦は蘇生の儀式」「押し入れに入れれば、ドラえもんが何とかしてくれると思った」などという、聞くに堪えない主張を展開する。

弁護人は、被告人の利益・権利のために誠実に、献身的に最善を尽くさくてはならない(誠実義務)というのは分かる。荒唐無稽な言い分であっても、死刑を回避するには“殺人”ではなく“傷害致死”にもっていかなければならないというのも分かる。
が、記者会見を開き、テレビカメラの前でイラストまで用いて被害者を愚弄し、その精神を深く傷つけるような行為は“何人(なんびと)でも”許されない。

確かに「言論の自由」は憲法で保障されている。が、「言論の自由」は当然のことながら責任を伴う。公序良俗に反する、あるいは公共の福祉に反する言論は批判されても当然だ。
橋下弁護士が「懲戒請求をかけてもらいたい」と発言したのは、法廷においての鬼畜とその弁護団の主張が許せないと思ったからではないと思う。懲戒請求をした3900人の国民も同様だ。

彼らが、メディアを利用して「被害者を愚弄し、その精神を深く傷つけるような行為」を犯したから皆が怒ったのだ!!!

鬼畜の弁護士が懲戒請求されるのは当たり前だ!!!

【追記】
橋下弁護士の発言(抜粋)

懲戒請求を呼びかけたのは、弁護団の活動が、所属弁護士会の信用を侵害し、弁護士の品位を損なう非行に当たると判断したため。弁護団は世間が何に憤っているのかを全くわかっていない。

弁護団は、1、2審では争わなかった犯行態様について、差し戻し審で新しい主張を始めた。しかし、主張を変えた理由を遺族や社会に説明していない。
さらに弁護団は、最高裁の弁論を日本弁護士連合会の模擬裁判のリハーサルという理由で欠席したが、被害者ら関係者への謝罪という当たり前のことさえしていない。

弁護人が被告人のために全力を尽くすのは当たり前。しかし今回は、十分な説明をしない弁護団に対し、世間は「刑事弁護なら何をやってもいいのか」と憤っている。弁護士の信用を失わせ、品位をおとしめており、十分に懲戒事由にあたる。

そして、最後はこう締めくくっている。

刑事裁判を行う上で、世論によって刑事罰が左右されるのは認めないが、遺族のことは頭に入れておくべきだ。謙虚さが必要だが、弁護団に一切ないのが理解できない。

まさに、そのとおり。
よく言った!!!

参照:橋下弁護士「違法性ないと確信」争う (産経新聞)

ギブアップしない人権派弁護士のブログ↓
Because It's There

コイツの偽善だけは許せない!!!

【追記2】
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2007/09/05

安倍内閣と小泉内閣の差は側近の違い

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小泉内閣では閣僚の不祥事がなかったのに、なぜ安倍内閣では、こんなにも「政治とカネ」に絡む問題が続出するのか。
これについて、「秘書官の差だ」という声をよく聞く。つまり、30年以上にわたり政界で生きてきた飯島勲氏と、安倍首相の秘書官である井上義行氏との違いだ。

井上氏は高校卒業後、旧・国鉄に入社。国鉄民営化に伴う人員整理の煽りを受けて総理府(現・内閣府)に移籍。その後、安倍氏の知遇を得て、2005年10月、安倍氏が内閣官房長官に就任すると、ノンキャリア官僚でありながら内閣官房長官秘書官になった。

そして、今や首相の主席秘書官というわけだが、キャリアを見る限りいかにも頼りない。で、第1次安倍内閣の閣僚の身体検査は、この井上氏が中心になってやった。あの赤城徳彦氏が農水相に就任する時もしかり。
その結果は、皆さんご存知のとおり。

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昨日の讀賣新聞紙上で、いわゆる「身体検査」についての飯島氏の考え方が述べられていた。率直に言って「やっぱりモノが違うなあ」という感じ。
霞ヶ関の官僚から小ばかにされる井上秘書官や、何でも「総理!いかがいたしましょう?」と問題を首相にふる塩崎恭久官房長官とは雲泥の差だ。

与野党でチェック機関
飯島勲・前首相秘書官

「身体検査」という言葉が注目されているが、その意味が、政治資金を外部監査で調べるとか、女性問題を調べるということだと受け止められているのであれば、私の感覚とはちょっと違う。もっと多面的に、政治家の活動、交友関係まで考察するべきものだ。

資金管理団体、政党支部について法令上、何ら問題はなくても、例えば、ある法案の作成に携わった議員が、法案の成立直後に法案に関係する団体や企業から献金を受けた場合は、私から見たら入閣に不同意ということになる。

また、所属政党を渡り歩いているような議員が、過去の人間関係がおかしくなっているというような状況もある。親子2代の与党政治家に長年仕えていた秘書が辞めて、野党側で働いているような場合にも、問題点があるかもしれない。そうした推察や想定ということが大事だ。その結果、法令上良くても結論として不合格ということもある。

これは時の首相が決めることで、首相が閣僚候補の適否を総合的に推察できるような判断材料をそろえることが「身体検査」であって、政治資金の外部監査の結果で一喜一憂するのはナンセンスだ。

国民の視線が大変に厳しくなっているのは事実だ。それには応えなければならない。例えば、選挙は公費負担も含む法定費用の範囲内でやるが、余剰金が出た場合、それをどうするか、法律上の規定がない。次の選挙まで保管するケースや、自分の資金管理団体に寄付するようなケースもあるようだ。余剰金の扱いも、法的に速やかにきちんとすべき時代に入っている。

ただ、「身体検査」の場合、あらゆる事態を想定しても、100%はありえない。たいしたことのない収支報告の錯誤が即、政治家として不合格だと言われるようなムードがあるのは危険だ。国民にとって有効な人が、秘書や事務所のちょっとした不手際で不合格になってしまうことは回避すべきだ。

失点探しではなく、最低限、こうあるべきだということを、与野党で決めないとおかしくなる。民主党も政権交代があれば、同じような問題に直面するのだから、今から話し合って、ルールや規範を決めておくべきだ。例えば、チェック機関を国会や政府に設け、その調査をクリアすれば、それ以上は求めないというようなシステムづくりが必要だ。(聞き手 望月公一)

(2007/09/04 讀賣新聞)

会社の経営もそうだが、やはり部下、特に側近の優劣が大きく影響する。安倍首相の場合は主席秘書官と官房長官の能力だろう。
幸い、今回の与謝野馨官房長官は有能で政治的経験も豊か。後は井上秘書官だが、これはもう雑用係になってもらうしかない。何しろ、永田町でも霞ヶ関でも評判が悪いのだ。

「民主党も政権交代があれば、同じような問題に直面する」
この飯島氏の言葉は、そのとおりだろう。
一度、民主党に政権を取らせるのも手かもしれない。
きっと、細川連立政権と一緒で、すぐに崩壊するだろう。で、自民党は今より浄化されて政権復帰。

案外、この方が良いのかもしれない。

【追記】
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2007/09/03

改革か既得権益者との妥協か―安倍内閣の命運が決まる

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       中国はジャーナリストにとって世界最大の監獄   国境なき記者団

安倍改造内閣の遠藤武彦農水大臣が辞任した。改造内閣発足から、わずか1週間である。
まあ、無報酬の名誉職だったとはいえ、自らが長を務める農業共済組合が、国から補助金を不正受給していたのだから、その責任は逃れ得まい。

ただ、私が不思議に思うのは、なぜ「今」なのか?ということだ。
この不正は、3年前の04年に会計検査院の検査で発覚した。検査院は山形県に指摘し、組合は課長(当時)2人を厳重注意処分にした。ところが、その後も不正受給した補助金は国に返還されず、今年5月に検査院から、不正受給分が未返還になっていることを再び指摘された。
この問題に関する関係者の釈明は、「悠長な対応になってしまった。急いで手続きをとるべきだった」(農水省保険課)、「調査に時間がかかっているうちに3年が経過してしまった」(山形県経営安定対策課)などというものだ。
実際に不正受給した額が約50万円(残りは国が保管)だったので、農水省も山形県も「大したことではない」と問題を放っておいたのだろう。
が、それが今になって、大臣の辞任という大問題になった。

発覚した2004年に問題にならず、再指摘された今年5月にも問題にならなかったこの「50万円の不正」が、なぜ「今」問題になるのか?
それは「安倍政権は官僚を敵に回した形になっている」(自民党議員)からだ。だから役所の情報が十分に上がってこず、逆に外部にリークされる。
安倍首相の「天下りの大幅規制による官製談合の防止」、あるいは「公務員定数の大幅削減(民営化)による経費の節減」という方針は間違っていないと思う。が、官僚からすれば、これは既得権益を剥奪されることを意味する。で、当然、陰に日向に抵抗することになる。
この、官僚組織の抵抗を見誤ったところに安倍首相の甘さがある。

小泉前首相は、伏魔殿・外務省に田中真紀子氏を送り込んだ。そして、田中氏の天敵で、外務省に君臨していた鈴木宗男氏と大バトルを展開させ、外務省の不正を暴いた上で田中氏をクビにした。で、次には鈴木氏をも失脚させた(逮捕)。
まあ、結果論という見方もあるだろうが、小泉氏はケンカがうまい。鈴木氏を追放したあとは、あの悪名高い「チャイナスクール」の弱体化にも成功している。
それからすれば、安倍首相はケンカのやり方を知らない。

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メディアは、今回の農水相辞任を安倍内閣にとって「大打撃」と書いている。が、ほんとうにその程度の問題だろうか?
私は、それは一面的な見方にすぎると思う。
確かに、上向き始めた内閣支持率はまた下がるかもしれないが、今回の出来事はそんな「安倍内閣うんぬん」を超えたところのものだと思う。
安倍内閣発足から続いた不祥事の数々、結果としての参院選敗北、そして今回の問題発覚。政治の深部で何か大きな地殻変動が起きている―そんな気がしてならないのだ。

思えば、バブル崩壊後の「失われた10年」で経済も社会もずいぶんと変わった。その10年間で、行政と経済・社会の関係は「事前規制型から事後チェック型」へと変化した。金融機関も含め、産業界は競争力と革新力をより強く求められるようになった。競争力と革新力に欠ける企業は淘汰される、それは者個人も例外ではなくなった。
今や、生産性が低く、競争力に欠けるのは、農業と土木・建設業界くらいだろう(従来は生産性が低いとされた流通業の革新もめざましい)。

ところが、政治はまだ変わっていない。
小泉政権が誕生し、自民党は半分ぶっ壊された。官僚機構も郵政3事業や道路公団の民営化に見られるように、いくらかは変革された。利権の温床だった特殊法人も、独立行政法人化や民間法人化が進んでいる。
が、これらはまだまだ不十分であり、改革の途上にある。防衛施設庁や緑資源機構に見られるように、官製談合もまだまだ“健在”である。
このような改革途上において抵抗勢力(既得権益勢力)の反撃が始まった。
これが、先の参院選挙であり、今回の農水相辞任ではないのか?
つまり、改革に対する反動が起きている。
で、抵抗勢力の一角を占めている官僚が、これまた既得権益者であるメディアとつるんで安倍内閣を攻撃している。

私は、今回の参院選は政界流動化の始まりではないかと受けとめている。自民党は敗北の原因の一端を小泉改革に求め、「改革の負の部分に対する配慮や手当てが必要だ」(麻生幹事長)と旧来的手法への回帰を始めている。
まあ、政党は選挙に勝つのが大前提だから、今、こういう方向を志向するのはわからぬではない。が、「地方の活性化」とは「地方の競争力や革新力の強化」であって、農業や地場の中小企業を“保護”することではない。
弱者対策も同様だ。意欲や能力がありながら、満足に働く場を得られない人たちを支援することであって、安易に公的扶助を増やすことではない。

麻生氏は、発言の後段で「それは経済成長と両立しないわけではない」と述べているから、発言の真意は「旧来的手法への回帰」だけではないと思う。
確かに「地方の競争力や革新力の強化」は一朝一夕にはいかないし、地方で新たな雇用を創出することも容易ではない。したがって、改革の継続とともに“激変緩和措置”も必要だと私も思う。
が、自民党の牙城だった1人区で惨敗したからといって、古い自民党にもどってはならない。むしろ、候補者の多くが守旧派の津島派だったということを反省するべきである。

幹事長の片山虎之助氏が落選し、参院のドン・青木幹雄氏の地元で敗北する一方で、世耕弘成氏や山本一太氏が当選したことをもっと深く考える必要があると思う。

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下部構造の経済・社会が大きく変わったのに、上部構造の政治は変わっていない。その「ねじれ」が今回の参院選の結果に表れたと思う。
安倍内閣に不祥事がなければ、今回の参院選で、ここまでの惨敗を喫することはなかったかもしれない。が、いずれ次回の衆院選で敗北しただろう。
なぜか?
参院を中心に、自民党は相変わらず特定の業界・団体に支えられているからだ。今回の参院選は、その特定の業界・団体が十分に働いてくれなかった上に、不祥事の連続で無党派層まで逃してしまった。
「業界・団体が十分に働いてくれなかった」象徴が医師会代表の武見敬三氏の落選である。が、だからといって業界・団体にすり寄ってはならない。

それより旗幟を鮮明にし、国民にアッピールすることだ。ぶれずに改革を進め、闘い抜くことだ。組織票欲しさに業界・団体に色目を使う、あるいは参院で野党が多数を占めているからといって中途半端に妥協する―そんなことを続ければ、それこそ安倍内閣は野垂れ死にすることになる。
官僚も既に敵に回したわけだから、始めたケンカは決着がつくまで続けるしかない。

改革を進めれば、既得権益勢力は離れていく。小泉氏の改革によって特定の業界・団体が離れていったのなら、それを呼び戻すのではなく、新たな支持層を獲得する努力をすることだ。
真の改革は成長を呼ぶ。その成長を国民が実感できるような社会政策を実行する―ここが重要なのである。

たとえば、今日、次のようなニュースがあった。
国土交通省は、一部地方のタクシー運賃の値上げを認めるとともに、増収分の一定割合を人件費に充当するよう求めたという。
が、これはおかしい。
規制緩和でタクシードライバーの収入は激減し、逆に時間は延びた。で、運賃が下がるのではなく上がるのだという。次には東京地区の値上げも控えている。
こんなのは改革ではない。ごく一部の経営者が利益を得ているだけで、者はもちろん、肝腎の消費者もメリットを享受できない。鉄道やバスの空白を埋めていた地方のタクシー会社の廃業も相次いでいるという。
こんなマイナスだけの規制緩和は、即刻やめる―これも改革なのだ。

-------------------------------------------------------------------

今、自民党は郵政民営化反対組の象徴とも言える平沼赳夫氏を復党させようとしている。これが安倍首相の意向なのか、それとも麻生幹事長との合意なのかはわからない。
が、平沼赳夫氏は亀井静香氏の盟友であり、古い自民党を代表する政治家の一人でもある(まあ、亀井氏ほど「真っ黒」ではないし、小泉氏とも、言われているほど仲が悪くはない)。

いずれにしても、「改革」なのか「守旧」なのか、の旗幟を鮮明にしなければ安倍内閣に明日はない。それは自民党に明日がないこととイコールである

改革の継続を掲げ、抵抗勢力・既得権益勢力の反撃の矢面に立たされている安倍内閣。
ここで、抵抗勢力・既得権益勢力と妥協し、彼らを抱き込もうとすれば安倍政権は敗北する。

で、自民党は守旧派と改革派に分裂するだろう。

石原慎太郎都知事は、保守を掲げながら反面、改革者でもある。傲慢なところが欠点だが、それが逆に積極果断なプラス面になっている。米国の居丈高な要求には「No!」だが、「官による支配」には反対で郵政民営化に賛成。
だから、民主党議員時代、郵政民営化で小泉氏を全面的に支援していた松沢成文神奈川県知事や上田清司埼玉県知事とスクラムが組める。
だから国民的人気がある。

安倍氏には、保守を掲げながら反面、改革者でもある、そんな首相になってほしい。

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2007/09/02

反共の砦・グダニスク造船所がつぶれる?

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       中国はジャーナリストにとって世界最大の監獄   国境なき記者団

「者のための国家」が「者の反乱」によって崩壊する。それがソ連型共産主義の末路だった。で、「者の反乱」の象徴がポーランドのグダニスク造船所の自主管理労組「連帯」。

この造船所が今、存亡の危機にさらされている。往時1万7000人いた者は、既に3000人にまで減った。が、それでも先行きの目途が立たない。
ポーランド政府は、EU加盟(04年)後も計5100万ユーロ(約81億円)もの援助を行っている。が、EUの競争政策では、政府が企業に援助する場合、同時に効果的な再建策を提出する義務がある。このため造船所側は8月下旬、EUに再建策を出したが、不十分として却下された。
EUの内閣・欧州委員会は、3造船台のうち二つの閉鎖など大規模なリストラを求めているという。

暗黒の共産主義体制から脱却したら、今度はグローバリズムの荒波。やはり、どんな体制になっても「者に安住の地はない」ということか。

------------------------------------------------------------------

ポーランドの造船業が苦境に立たされている直接の原因は中国の台頭にある。
今年1~6月の中国の船舶建造量は前年同期比43%増の755万トンに上り、手持ち受注量はなんと107%の大幅増で1億540万トンに達した。
船舶建造量の世界シェアは19%。1999年のシェアは2.3%だったから、もう台頭というレベルのものではない。まさに世界市場を“席巻”しているというべきだろう。

ポーランドの造船所がいくら頑張っても、中国に勝てるわけがない。中国の国民1人あたりのGDPは1,700ドル(2005年・外務省)。対するポーランドは7,946ドル(2005年・外務省)。つまりポーランドは中国の4倍以上。

では、ポーランドはグローバリズムの恩恵を受けていないかというと、そうではない。2006年の外国からの直接投資は100億ドル(約1兆1,500億円)を超えている。順番は米国、ドイツ、日本の順。
特にドイツでは、投資が旧東独地域を通り越して、一つ先のポーランドに向かうことが問題になっている。ここでは、旧東独地域がポーランドの犠牲になっているのだ。

------------------------------------------------------------------

この、中国・ポーランド・ドイツの関係がグローバリズムの本質をよく表している。資本は常に利益を求めて移動することを考えれば、造船が中国に流れ、ドイツの製造業がポーランドに流れることは理にかなっている。
結果、ドイツの国内向け投資が減速する。で、旧東独地域の西との格差はなかなか埋まらない。

要は、グローバリゼーションが進行する世界では、生産性の低い産業、競争力の劣る産業は淘汰される。そのような産業構造の変化が地球的規模で起こる―それは先進国であれ途上国であれ同じことだ。
で、その生産性の高低、競争力の有無は者個人も無縁ではいられない。
そこにおいて、グダニスク造船所のような生産性の低い産業、競争力の劣る産業を国家が援助することは間違っている。そこに求められるのは、企業自らの体質改善であり、技術の高度化である。それを国が支援するのは正しいと思う。
個人の場合は多少違う。
企業と違い、やむを得ない事由で生活に困難をきたしている個人に公的扶助を与えるのは、現代社会では当然だろう。が、個人も、まず求められるのは自助自立の精神、心構えである。

かつて「連帯」を率いたワレサ元大統領は、同造船所の存続を求めて活動しているらしい。が、国家が資金援助しなければ延命できない企業など存続させてはならない。
公的資金を投入する時は、再建できるという目途が立たなければならない。それが国家の責任である。

------------------------------------------------------------------

最後に、強く指摘しておかなければならないことがある。それは、国と国有銀行と企業が三位一体となって世界市場を席巻する中国の存在である。
しかも、人民元の相場は実態と乖離しており、者の賃金は極端に安い。
このような不公正な国の存在が、グローバリゼーションの弊害をますます強めている。

わが国のデフレも、非正規雇用者の増大も、中国にその一因があることを忘れてはならない。

人民元の早急かつ完全なる変動相場制移行を強く求める。

参照1:ポーランド:「連帯」発祥の造船所が閉鎖の危機
参照2:15ポイント上昇、中国造船世界シェア[製造]

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2007/09/01

参院議長と元大蔵財務官は極左仲間

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       中国はジャーナリストにとって世界最大の監獄   国境なき記者団

昨日の朝日新聞によると、民主党(出身)の江田五月参院議長が次のような発言をしたそうだ。

「参院を強力にして戦後レジーム(体制)を発展させるという選択を国民はした」

これは、30日の日本記者クラブで記者会見した時のものである。江田氏が言いたいのは、野党が過半数を占めた参院選の結果は「憲法第9条を守れというのが民意」ということだ。
もう強引というか、論理の飛躍というか。
安倍晋三首相は、確かに当初は憲法改正を争点にしようとしたが、結局、年金問題と大臣の失言・スキャンダルが選挙の帰趨を決めた。つまり、民主党が支持されたのではなく、政府・自民党がコケたのだ。
これは選挙後の各種世論調査を見てもはっきりしている。
それを、強引に「民意は憲法改正を否定」に持っていくのだから、さすがは「元極左」。

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江田氏は日本社会党書記長、副委員長を歴任した江田三郎氏の長男である。東大の教養学部自治会委員長時代には、大学管理制度改革に反対して他の学部とともに全学ストを実行、校舎を占拠した。で、逮捕された江田氏は退学処分となる(後復学)。
このとき一緒に退学になったのが、後(のち)の東大全共闘の顔だったML派幹部・今井澄氏(元民主党参院議員・故人)。

江田氏はその後、運動から身を引き、司法試験に合格、裁判官となる。今ならきっと裁判官として採用されることはなかったと思うが、1960年代までの最高裁はリベラル色が強かったから江田氏のような経歴の持ち主でも採用されたのだろう。

江田氏が政治家になったのは、父三郎氏が急死したためだ。が、本人によると裁判官の職が気に入っており、政治家に転身する気はなかったという。
で、そんな江田氏を説得し、選挙に出馬させたのが、なんと元大蔵省(現・財務省)財務官の榊原英資氏(現早稲田大教授)。
榊原氏は東大時代、江田氏の仲間で親友だったという。で、渋る江田氏を口説いた文句が「そんなこと言ったって、日本の官僚もダメになっているんだぞ」。
これを聞いた江田氏は「日本は政治はダメだが、官僚がしっかりしているから、何とかなるとの考えがあった。しかし、官僚もダメ、政治もダメならどうしようもないなあ」と思い、出馬を決意することになる。
(このあたりは、毎日新聞の「岩見隆夫 近聞遠見」に詳しい)

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このころの榊原氏は、官僚でありなが官僚や自民党を公然と批判していた。で、埼玉大学教養学部助教授に左遷され、最後は財政金融研究所所長で終わるはずだった。ところが、新党さきがけ代表(当時)の武村正義氏が蔵相の時、榊原氏を大抜擢する。
この榊原氏、2003年総選挙では民主党の「閣僚名簿」において財務大臣になる。

で、
「小泉政権のもとで日本のアジア外交が八方塞がりになり、日本のアジアでの孤立が極端にひどいものになってきている点だ。しばしば靖国問題がらみで日中、日韓関係の悪化が話題になるが、実は、東南アジアでも日本に対する外交姿勢に対する懸念は強まっている」
「総理大臣の靖国神社参拝に抵抗があるのは決して中国と韓国だけではない。シンガポールやフィリピンも、さらに比較的親日的なマレーシアやインドネシアでも何とかならないかという雰囲気が強い」
と中韓の立場から小泉首相の靖国参拝をを大批判。
今でも、ことあるごとに中国(中共)を擁護している。

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ちなみに、榊原氏の官僚時代の役職である「財務官」というのは、次官級の職位である。財務官の英語名を直訳すると「国際担当財務事務次官」。
つまり榊原氏は、政府の一員であり、それも権力の中枢に位置していたのである。

自社さ政権においては、榊原氏のような人物でも「官僚の中の官僚」と言われる大蔵省(現・財務省)のトップに就任することができた。
民主党政権になれば、こういう官僚が続々と上位を占めることになるだろう。
それにしても、自民党も「保守」を標榜しながら、こういう官僚を跋扈させる甘さがあったということだ。

やはり、政権が変われば、官僚のトップも政権の意にそう人材に変える―この米国式のやり方が真の政治主導だと思う。
小池防衛相と守屋事務次官の一件を見る限り、この国はまだまだ「官主導」と言わざるを得ない。

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