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2007/09/01

参院議長と元大蔵財務官は極左仲間

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       中国はジャーナリストにとって世界最大の監獄   国境なき記者団

昨日の朝日新聞によると、民主党(出身)の江田五月参院議長が次のような発言をしたそうだ。

「参院を強力にして戦後レジーム(体制)を発展させるという選択を国民はした」

これは、30日の日本記者クラブで記者会見した時のものである。江田氏が言いたいのは、野党が過半数を占めた参院選の結果は「憲法第9条を守れというのが民意」ということだ。
もう強引というか、論理の飛躍というか。
安倍晋三首相は、確かに当初は憲法改正を争点にしようとしたが、結局、年金問題と大臣の失言・スキャンダルが選挙の帰趨を決めた。つまり、民主党が支持されたのではなく、政府・自民党がコケたのだ。
これは選挙後の各種世論調査を見てもはっきりしている。
それを、強引に「民意は憲法改正を否定」に持っていくのだから、さすがは「元極左」。

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江田氏は日本社会党書記長、副委員長を歴任した江田三郎氏の長男である。東大の教養学部自治会委員長時代には、大学管理制度改革に反対して他の学部とともに全学ストを実行、校舎を占拠した。で、逮捕された江田氏は退学処分となる(後復学)。
このとき一緒に退学になったのが、後(のち)の東大全共闘の顔だったML派幹部・今井澄氏(元民主党参院議員・故人)。

江田氏はその後、運動から身を引き、司法試験に合格、裁判官となる。今ならきっと裁判官として採用されることはなかったと思うが、1960年代までの最高裁はリベラル色が強かったから江田氏のような経歴の持ち主でも採用されたのだろう。

江田氏が政治家になったのは、父三郎氏が急死したためだ。が、本人によると裁判官の職が気に入っており、政治家に転身する気はなかったという。
で、そんな江田氏を説得し、選挙に出馬させたのが、なんと元大蔵省(現・財務省)財務官の榊原英資氏(現早稲田大教授)。
榊原氏は東大時代、江田氏の仲間で親友だったという。で、渋る江田氏を口説いた文句が「そんなこと言ったって、日本の官僚もダメになっているんだぞ」。
これを聞いた江田氏は「日本は政治はダメだが、官僚がしっかりしているから、何とかなるとの考えがあった。しかし、官僚もダメ、政治もダメならどうしようもないなあ」と思い、出馬を決意することになる。
(このあたりは、毎日新聞の「岩見隆夫 近聞遠見」に詳しい)

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このころの榊原氏は、官僚でありなが官僚や自民党を公然と批判していた。で、埼玉大学教養学部助教授に左遷され、最後は財政金融研究所所長で終わるはずだった。ところが、新党さきがけ代表(当時)の武村正義氏が蔵相の時、榊原氏を大抜擢する。
この榊原氏、2003年総選挙では民主党の「閣僚名簿」において財務大臣になる。

で、
「小泉政権のもとで日本のアジア外交が八方塞がりになり、日本のアジアでの孤立が極端にひどいものになってきている点だ。しばしば靖国問題がらみで日中、日韓関係の悪化が話題になるが、実は、東南アジアでも日本に対する外交姿勢に対する懸念は強まっている」
「総理大臣の靖国神社参拝に抵抗があるのは決して中国と韓国だけではない。シンガポールやフィリピンも、さらに比較的親日的なマレーシアやインドネシアでも何とかならないかという雰囲気が強い」
と中韓の立場から小泉首相の靖国参拝をを大批判。
今でも、ことあるごとに中国(中共)を擁護している。

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ちなみに、榊原氏の官僚時代の役職である「財務官」というのは、次官級の職位である。財務官の英語名を直訳すると「国際担当財務事務次官」。
つまり榊原氏は、政府の一員であり、それも権力の中枢に位置していたのである。

自社さ政権においては、榊原氏のような人物でも「官僚の中の官僚」と言われる大蔵省(現・財務省)のトップに就任することができた。
民主党政権になれば、こういう官僚が続々と上位を占めることになるだろう。
それにしても、自民党も「保守」を標榜しながら、こういう官僚を跋扈させる甘さがあったということだ。

やはり、政権が変われば、官僚のトップも政権の意にそう人材に変える―この米国式のやり方が真の政治主導だと思う。
小池防衛相と守屋事務次官の一件を見る限り、この国はまだまだ「官主導」と言わざるを得ない。

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コメント

江田参院議長のロジックが正しいとすると、護憲を前面に出した社民・共産・9条の会の敗因をどう説明するのでしょうか。突っ込んだ記者はいなかったのかね。いつまでこんなカビの生えた寝言を聞かされればいいのでしょうか。

投稿: 純国産 | 2007/09/02 01:16

 つまり、20世紀の保守体制、構造の裏返しが、彼等サヨクの依り代だったと言うことでしょう。

 処が世紀末のバブル崩壊で、その陽の当たる方が崩壊し始め底に隠れていた、半島との結び付きのネットワークに、社会党も、共産党も参加していた事がばれてしまった、つまり、日本と半島の政治体制に張り巡らされた地下茎から遡上れば、日本の政治家に革新も保守も存在しなかったと言う事が明かとなったワケです。

 保守の方にこういう改革のアラシが先に来て、小泉さんが登場して、正にブッ壊しを始めた、角栄さんが造った票田組織を郵政民営化で解体して、組織そのものが無くなった、それでは、次からの選挙が大変だと思っていたら、案の定の惨敗、特に強かった地方での負けが堪えた、角栄さんの票田組織が如何に有効に働いていたかが解った。

 保守は未だ、こういう改革のアラシの真っ最中で、党内の格差が如実に鮮明に成りつつあり、、加藤、山崎、二階、古賀、野田・・・の旧中二階の連中は、今や、何故自民党に在籍しているのかさえ疑問だ、それに、守旧派も次第に自立を求められる方向に有る様に思います。

 そう言う変革が、民主党を始めとする野党側に全く起こらないのは、自分達の活動がバラバラで、改善すべき現実への提言には程遠く、大きな乖離が存在する事への認識が無い、随って反省も疑問も生まれ様が無い証拠でしょう、それで、江田さんのこういう化石のような発言になる、彼の存在って、なんか、博物館で骨格模型くらいにしかならない、飾りに過ぎない参院議長に任命したのは当を得ているのかも知れない。

 「日本は、有史以来の、幕末に匹敵する程の未曾有の国難に瀕している」のですが、そういう認識が国民の間に全く希薄です、それは「防衛と年金を同じ天秤に載せて疑わない」と言うレベルです、本当なら大きな緊張を以て臨まねばならないのに、マスコミの不作為と誘導の所為で、国民は犬の平和を貪り続けている状態、国が無くなった時に悔やんでも悔やみきれない、大変重要な時間を、今無為に過ごしているのかも知れない。

投稿: ナポレオン・ソロ | 2007/09/02 10:08

>この国はまだまだ「官主導」と言わざるを得ない


 この国の官僚はすでに死んでますよ。政治家に逆らえる役人なんか存在しません( 出世を捨てているか、よほどの変わり者以外 )。官僚を大きく見せているのは権力に便乗したマスコミです。マスコミも現状を分かっているはずなんですがあえて権力に便乗した報道しかしていません。
 確かに昔は官僚もそれなりに政治家に対して意見を言っていたでしょうが今はその力関係は政治家が圧倒的に有利な状況です。国会議員の力はすごいですよ。所詮官僚だけでは何も仕事が進みません、味方となる議員がいないとまともな企画さえも通りません。

『官主導』なんか今や幻影です。日本を軍国主義だと非難する状況とよく似てます。

投稿: 太郎 | 2007/09/02 14:53

趣旨に賛同します。元極左だった人の多くは、中国について現実を見ようとしないというか、あえて無視している。

中国との関係は、経済面では協調体制が整っているかに見えるが、こと政治問題に限っては対立する局面が多くある。最近でも中国軍の船や飛行機の領海侵犯は多発している。この一事だけみても日本の安全は脅かされていることに気づくはず。

憲法改正の問題は、世界のなかにおいて日本の存在をどう示し、どのような役目を果たしていけばいいのかという日本の将来的な在り方にかかわる重要な問題です。にもかかわらず、あいもかわらず「平和憲法護持」というお題目を唱えているだけの党なり政治家は信用できない。

投稿: トマソン | 2007/09/02 17:05

>『官主導』なんか今や幻影です。日本を軍国主義だと非難する状況とよく似てます。

とかなんとか言っちゃって、裏では天下り先の確保にこそこそ動いているんじゃないの?と思うくらい未だに天下り先は多いよね。

ほんとうに官僚が大人しくなっているかどうかは、天下り規制強化に対してどういう動きをしてくるかを見ていればいづれ分かるだろう。

投稿: トマソン | 2007/09/02 18:17

天下りと『官主導』はあまり関係ないですよ。
確かに規制強化に対しては抵抗があるでしょうが、どこまで抵抗できるか疑問ですね。所詮議員の力がないと何もできませんので。

投稿: 太郎 | 2007/09/03 00:11

太郎さんへ

>天下りと『官主導』はあまり関係ないですよ。

分かっています。その上で言っているのです。官僚の力を卑小なものであるかのような発言には、ちょっとひっかかるものを感じました。そのため、あえて筋違いともいえる天下りの問題に話をすりかえました。

ご存知のとおり、議会は立法府であり、そこで作られた法律の運用は官僚がしています。確かに立法に関する官僚の影響力は減ったかもしれないが、国民を直接統制するのは官僚です。官僚は国民に多大な影響力を有しています。

法律以外にも各省庁独自の「通達」などにより国民をコントロールできるのだからその権力は絶大といっても過言ではないと思います。官僚の力は今でも大きいものです。自己のそのパワーを自覚して仕事をしてもらいたいと思います。

投稿: トマソン | 2007/09/03 15:53

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