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2008/01/25

革命が起こったわけでもないのに・・・ 盧武鉉くん

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       中国はジャーナリストにとって世界最大の監獄   国境なき記者団

最近、韓国に関するエントリが減ったのには理由があります。
それは、盧武鉉くんの時代が実質的に終わったからです。
信じがたいほど無能で、扇情的で、無自覚な盧武鉉くん。そのくせ、うぬぼれと思い込みだけは人一倍強い。
まるで「ガキ」ですが、彼の一挙手一投足は、そのまま記事にするだけの価値、面白みがありましたね。
おかげで、韓国及び韓国民の本質を、別の角度から知ることができました。

が、李明博(イ・ミョンバク)氏が次期大統領に決定してからは、ほんとオモロイ話題がありません。
あの、盧武鉉くんには「ボロクソ」だった朝鮮日報も、やたら李明博氏をヨイショしていますしね。

で、盧武鉉くん、最後にやってくれた、
「イタチの最後っ屁」かな(笑)

盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は22日、青瓦台(大統領府)で行われた国務会議(日本の閣議に相当)で、政権引き継ぎ委員会が進めている政府組織の再編について、「革命が起こったわけでもないのに・・・」と述べ、政府組織法の改正案が国会で可決されたとしても、拒否権を行使する可能性があることを示唆した。政府の組織を現行の18部4処から13部2処に減らすという内容の政府組織法改正案は、今月21日に国会へ提出された。

青瓦台の千皓宣(チョン・ホソン)報道官はこの日の記者会見で、政権引き継ぎ委員会による政府組織の再編案について「今後の状況によっては、(国会で)再議の是非について議論する可能性も排除できないと思う」と語った。もし、政府組織法改正案が国会で可決された後、盧大統領が再議を求めた場合、国会では全議員(298人)の過半数(150人)が出席した上で、出席議員の3分の2以上が賛成して初めて、改正案が成立することになる。

千報道官によると、盧大統領はこの日の国務会議で、「引き継ぎ委員会による政府組織の再編は、その手続き自体が著しく不合理かつ非民主的で、あまりにも拙速に進められてきた。内容にも問題が多く、あまりにも異常なもので、相当な副作用が起きるのは明らかだ」と語ったという。

盧大統領「革命が起こったわけでもないのに・・・」 (朝鮮日報)

「革命が起こったわけでもないのに・・・」(笑)
革命を起こしたのはあんただよ!盧武鉉くん。
まあ、言うなれば、今の状況は「正常化」。が、君と君の仲間に言わせれば「反革命」かもしれないね。
でも、もうすぐやめていく人が、新しく政権を担おうとする人の決めたことに「再議」を求め、出端をくじこうとするのは、政治倫理にもとりますよ。
盧武鉉くんは、ほんとうに最後まで「狂っている」

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韓国の政権引き継ぎ委員会は16日、政府組職の再編案を発表し、14の過去史真相糾明委員会(過去史委)を廃止することを明らかにしました。
法的に期間が設けられている五つの委員会については期限が終了した時点で廃止することにし、残りの期限のない九つの委員会については“真実・和解のための過去史整理委員会”に統合する方向で進めていくとのことです。

期限が終了した時点で廃止される委員会。

▲親日反民族行為(2008年7月)▲日帝時代の強制連行(08年11月)▲軍の疑問死(09年1月)▲真実・和解(10年4月)▲親日反民族行為者の財産調査(10年7月)

過去史整理委員会”に統合される委員会。

▲民主化運動関連者▲居昌事件▲済州4・3事件▲老近里事件▲三清教育隊▲特殊任務遂行者▲東学農民革命▲5・18民主化運動関連者▲特殊作戦功労者―に関する委員会

これを見ると、盧武鉉くんの政権が、いかに“革命的”であったのかが解ります。
「親日反民族」「日帝時代」「軍」「民主化運動」
委員会の名前に、その偏向ぶりが見て取れます。
もう、日本と朴正煕が憎くて仕方がない。

まあ、盧武鉉くんは戦後の反日教育を徹底して受けた世代ですから、同じ左派でも日本の統治時代を経験している金大中氏とは拠って立つ位置が違うんですね。
「全国の農土の約40%が略奪された」
「慰安婦数十万、強制連行 6百万」
こんなことが堂々と教科書に書かれている。
で、「歴史教科書」のみは、100%完璧に同じ本で、同じ進度で勉強し、入試試験でも同じ比重を占めていたのだ。それも必須科目として」なのだから、盧武鉉くんが狂気の「反日」を振りかざすのも解ります。

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この盧武鉉くん、韓国を完全に分裂させましたね。
「親北朝鮮か反北朝鮮か」「反米か親米か」「朴正煕を否定するか評価するか」、これが韓国民を二つに分けるキーワードです。
で、前者には「北朝鮮とは未だ戦争状態にある」「米国がいなければ今の韓国は日本海の藻屑となっていた」「朴政権時代がなければ今の韓国の繁栄はない」という、歴史の客観的認識が欠落しています。
「反日」は、もう「欠落」ではなく完全な「歪曲」ですが。

それにしても、60年以上前にさかのぼって、当時の「親日派(の子孫)」からその財産を没収するという法律には驚き、というより呆れましたね。
これって、仮にも民主主義を標榜している国ではあってはならないことです。
左派系の中小新聞を援護し、盧武鉉くんに批判的な3大紙に規制の網をかける「新聞法」もビックリでしたが。

盧武鉉くんを支えた「386世代」というのは、我が国でいえば「全共闘世代」です。だから認識が偏向している。そして韓国民は、その偏向した「理念」に惹きつけられた―それが盧武鉉大統領の誕生です。
そこにあるのは、既得権益層に対する妬みと憎悪ですね。
「全共闘世代」も日本人でありながら「反日」を煽りましたが、さすがに我が国民はそれに乗せられなかった。社民党や共産党の現状を見れば、それがよく解ります。
やはり、我が国民の方が韓国民より政治的成熟度が数段上ということです、当たり前のことですが。

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韓国民も少しは懲りたようですね。
対立を煽りやすい「理念」より「実利」を優先する人物を次期大統領に選びました。

李明博次期大統領やその兄(李相得・国会副議長)は、日本で生まれ、幼少期を日本で過ごしました。日本語も達者です。
こういう人たちは、「強制連行」とか「従軍慰安婦」という韓国人の被害妄想に対する違和感が強い。だから、盧武鉉くんのような「狂気」じみた言動は取らないと思います。

李次期大統領は、17日に次のように語っています。
「さらに成熟した韓日関係を作り上げるために(日本に対して)謝罪せよ、反省せよといった言葉は言いたくない」
「日本は形式的であるにせよ、謝罪や反省はすでに行っている。その謝罪を通じて韓国国民に感動を与えることはできなかったかもしれないが、日本はそのようなことを要求しなくても、成熟した外交を行ってくれるものと信じている」(朝鮮日報)
この言葉は、信じてもよいのではないでしょうか。

まあ、あの韓国だから、予告なしに豹変することもあり、ですが、盧武鉉くんよりはマシだと思います。

いずれにしても、貿易黒字の大半を対日貿易で吐き出さざるをえない国。
安全保障は米国なしではやっていけない国。
つまり「反米・反日」では生きていけないんですね、韓国は。

李次期大統領は、そのことは解っているようです。
が、国民レベルではその自覚が薄い。
逆に、韓国が日本に後れを取っているのは「日帝が韓国(朝鮮半島)の歴史・文化を破壊し、韓国の人・モノ・カネを略奪したからだ」と思い込んでいる。
要は「逆恨み」「憎悪」「妬み」「嫉妬」ですね、その「しこり」を溶くことができない。
その“象徴”が盧武鉉くんだったと思います。

「反米・反日」なんて狂っている、それを自覚するべきです、この国も国民も。

参照:中央省庁再編:過去史委、大幅縮小へ (朝鮮日報)

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コメント

ノムさんの様に「反日」狂ではないでしょうが、韓国自体が日本「病」ですから歴史認識は変らないと思いますが、日本に擦り寄らないと韓国は生きていけない事は事業家として頭の中には刷り込まれています。

中共の真似もやります、表面上はスリスリ裏では蹴飛ばし海外同胞を扇動する、道具として使う、商売人ですから必ずやるでしょう、比べて日本の政治家は温室育ち、2・3世が苦労もなく出てきた人、日本が嫌いな人が多い、野党を見れば心細い状況です。

「反日・反米」は狂気の沙汰と思いますが「侮日」が「反日」の終着駅、これは修正は不可能と思います、「侮日」が「否定」される問題に成れば国家総動員令が敷かれる様な国に成っていますから難しいですね。

「朝鮮日報」の成熟した外交?何を成熟させるのか一寸判りません、自尊心の高い民族ですから言葉にはしませんが、日本に成熟した技術・経済を韓国に与える様に上手く運んで欲しい、と要望しているんではないでしょうか。

まあ日本の外貨収入にも韓国は「貢献」していますから「無視」は出来ませんがお隣に有る外国として日本は淡々とお付き合いをして欲しいものです。

投稿: 猪 | 2008/01/25 13:25

坂様、ご無沙汰しております。
何日かぶりにランキングに来てみると、なつかしいブログタイトルが目に入りました。
坂様のランキング復帰を歓迎致します。

韓国が反日教育をやめない限り、現実であろう「親日派大統領」やバランス感覚のある大統領は生まれないでしょう。「苦しいときの反日頼み」が恒常化している韓国に未来はありません。方向転換がうまくなされることを願っておりますが、無理だろうとの思いが強いです。

投稿: ナルト | 2008/01/25 14:21

>「人気ブログランキング」に復帰しました。

とても嬉しいです。きっと多くの方が喜んでいらっしゃると思います。でも、どうか ご無理なさいませんように。

投稿: 時々通行人 | 2008/01/25 14:48

復活おめでとうございます。

ご自身の経験に基く、「左派」分析は大変参考になり、まさに目から鱗でした。
恐らく、中・高年であっても、左派経験の無い人や、若い世代は全く知らない事ばかりだったでしょう。
民主党内部に極左がいる事など知らない人が殆どだと思います。

私は、ノムヒョン氏の今後の人生が心配です(苦笑)
例によって逮捕されてしまうのでしょうか…

投稿: mu- | 2008/01/25 18:28

実のところ、李明博次期韓国大統領は真新しいことはなにもできず5年間終わってしまうのではないか、と思います。
盧武斌時代のツケのため、凍結した坂道をスリップした自動車が滑り落ちるような韓国の低落を食い止めるようと足掻いてるうちに任期終わってしまうのではないでしょうか。

投稿: sdi | 2008/01/25 18:36

サムソンがらみでノムさんの身辺にも調査が及ぶのでは、と言うニュースがありましたね。政権交代後の逮捕はもう確定なのでは?

投稿: よし | 2008/01/26 22:47

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