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2008/10/12

なぜ、日本の左派は「反日」なのか?

昨日のエントリに対し、読者の方から次のようなコメントをいただいた。

なぜ、日本の左派は「反日」なのか?以前からずっと疑問だったのですが、最近、山本七平の本「『常識』の非常識」の一節を読んで何となくその理由がわかったような気がします。

なぜ日本の野党は「反国家」なのか?~占領軍の検閲が残した影響とは~

ブログを拝見して、大変参考になったので、まずはお礼申し上げたい。
で、今日は、この「なぜ、日本の左派は『反日』なのか?」について、私なりの見解を述べてみたい。この疑問を解き明かすのは、元極左である私にとって、ふさわしい作業であると思うからだ。

昨日のエントリでも書いたが、欧米の左派は、国益を害する国家に共鳴したり同情したりしない。自国の安全保障をないがしろにするような主張をしない。
米国の左派はリベラルだが、星条旗に忠誠を誓う。フランス社会党も英国党もドイツ社民党も同様である。もともとは共産党を母体とするイタリアの左翼民主党(現・民主党)ですらそうだった。

ところが、日本の左派は違う。昨日のエントリでも指摘したが、民主党の「リベラルの会」ごときは、「金正日マンセー」の議員が代表世話人を務めている。社民党は「北朝鮮による拉致事件はデッチアゲ」と長い間主張していた。共産党も北朝鮮には批判的だが、靖国神社参拝問題や従軍慰安婦問題では中国や韓国と歩調をそろえる。

日本の左派は、日中友好、あるいは日韓友好を唱える。が、東シナ海のガス田問題では中国に対して沈黙し、竹島領有権問題では韓国に対して沈黙する。
いずれも国家主権と領土に絡む問題なのに、日本の左派はこれらの問題に極めて冷淡なのだ。こんなことは、他の国では考えられないことである。

なぜ、日本の左派はわが国の国益に対して冷淡で、逆に外国の日本批判に同調するのか?それは、山本七平氏も書いているが、日本の左派が「反政府」ではなく「反国家」だからである。そう認識すれば、左派が、わが国の国益を害する国家に共鳴したり同情したりすることも、自国の安全保障をないがしろにするような主張をすることも理解できる。

私も、日本の左派が「反政府」、つまり政府の政策を批判する―のではなく、国家のあり方そのものを否定するような「反国家」になったのは、山本七平氏が指摘するように戦後の米国による占領政策が大きく影響していると思う。
米国は、戦前の日本を、民主主義とは無縁の全体主義国家として捉えていた。そして、その全体主義体制を支えていたのが「狂信的右翼的超国家思想(山本氏)」であると考えていた。そこで、米国は、この超国家思想と超国家主義者を一掃することが日本の民主化のためには不可欠と考えたのだ。
で、米国が最初にやったことは、超国家思想の対極にある日本共産党の利用である。

当時、共産党は米占領軍を「解放軍」と規定していた。米占領軍も、日本の民主化のためには運動が欠かせないと考え、共産党にその役割を期待した。つまり、米占領軍と共産党は蜜月関係にあったのである。
結果、終戦翌年の1946年には国鉄労組が50万名、全逓信労組が40万名、民間の労組は合計70万名に達した。同年9月には全官公労が結成され、11月には260万人に膨れ上がった。そして、この多くが共産党とその指導下にあった産別会議の影響下におかれた。

わが国に、反国家思想が本格的に浸透したのはこの時期である。が、共産党と米占領軍の蜜月関係は長くは続かなかった。
共産党と産別会議は、1947年2月にゼネラル・ストライキ(ゼネスト)の実施を計画した。が、これが米占領軍の強制力によって中止に追い込まれるのである。理由は、ゼネストにより社会不安が高まることを恐れたためである。が、それは表向きで、実際は、冷戦の兆しを感じていた米国が、日本をアジアにおける共産化の防波堤にしようと考え始めていた事の方が大きい。
つまり、これ以上、共産党の影響力が拡大することを脅威に感じたのである。

1949年に中華人民共和国が成立すると、マッカーサー総司令官は共産党の非合法化を示唆するようになった。そして、5月に皇居前広場において起きた人民広場事件を契機に、徳田球一共産党書記長以下の幹部多数を公職追放し、機関紙「アカハタ」を停刊処分にした。
こうした流れのなかで、7月以降、官公庁や民間企業において、共産党員とその支持者とみなされた人びとが次々に退職させられたのである。その数は1万人を超えた(いわゆるレッド・パージ)。

米占領軍が行なったのは、それだけではない。共産党主導下の産別会議の中に、反共産党の産別民主化同盟(民同)を結成させ、レッド・パージなどで弱体化した共産党勢力から運動の主導権を奪取させたのである。
この民同が、日本組合総評議会(総評)の結成につながった。
が、米占領軍は、ここで大きな勘違いを起こしていた。民同と、その後継者である総評の中にも、そして総評が全面的に支えていた日本社会党の中にも共産主義者がいたのである。

以前のエントリでも書いたが、戦前の共産主義には2つの潮流があった。講座派と労農派である。で、この講座派と労農派は激しく対立した。
講座派と労農派の違いは、講座派がブルジョワ民主主義革命の後に社会主義革命が起こる(2段階革命論)としたのに対し、労農派は来るべき革命は社会主義革命であるとした点にある。そして、講座派は後の日本共産党であり、労農派は社会主義協会のルーツになった。
共産党は国際共産主義運動の一翼を担い、暴力革命を目指した。一方、社会主義協会は国際共産主義運動と距離をおき、議会を通じた平和革命を目指した。そして、社会主義協会のメンバーは日本社会党に入党し、その主流派になった(社会党の綱領的文書とされた「日本における社会主義への道」は社会主義協会の影響が大きい)。
つまり、米占領軍と日本政府は、共産党を排除し、その力を殺いだつもりになっていたが、実は野党第一党の主流派に、あるいは産別会議に取って代わった総評の中核に反日本共産党(反日共)の共産主義者が浸透していることを見逃していたのだ(いや、分かっていて、あえてそうしたのかもしれないが)。

米占領軍は、戦前の日本を全否定することに全力をあげた。大東亜戦争を「悪」と規定し、戦争指導者を罪人として裁いた。米国がもたらした民主主義の素晴らしさが強調される一方で、戦前の体制、価値観はことごとく否定された。
これに、有史以来、初めて敗戦し、外国の軍隊に国土を占領されて茫然自失の状態だった国民は、なすすべもなく洗脳されていく。

米占領軍の指令で結成された教員組合は、またたく間に共産党の支配下におかれる。そして教師たちは、米占領軍公認の下(もと)に、戦前の体制や価値観を否定することに励んだ。いったんはレッド・パージで共産党勢力が排除されたが、その跡を反日共の共産主義者が襲ったのであるから偏向教育は改められることはなかった。

米占領軍が終戦直後に共産党を重用した結果、日本社会に「反国家」「反体制」派が急増した。で、冷戦の兆候に危機感を抱いた米占領軍は、今度は逆に共産党排除に乗り出した。が、共産党排除のために後押しした民同=総評及び社会党の中核部分に反日共の共産主義者がいたのだ。
しかも、米占領軍が行なった「戦前の日本の否定」を教育現場で共産党が、共産党が衰退した後は、反日共の共産主義者たちが、さらに徹底して実践した。
その結果、日本人の3分の1近くが「反国家」「反体制」の社会党を支持するようになった。

ここにおいて、日本の左派(野党)は、「反政府」ではなく「反国家」がその主流になってしまったのである。
「反国家」「反体制」、つまり革命を目指しているのであるから「国益」なんて関係ない。国家の安全保障なんて何の意味も持たない。むしろ、国家を攻撃する勢力が頼もしい味方である。
だから日本の左派は、わが国の国益を害する国家に共鳴したり同情したりする。自国の安全保障をないがしろにするような主張を平然とする。

結局、日本の左派は、戦後一貫して共産党と反日共の共産主義者が主流だったのである。これは米占領軍が最初は共産党に、その後は反日共の共産主義者に肩入れしたことが大きく影響している。
結果、わが国では健全な左派=社会民主主義が育たなかった。おかげで、本来は保守であるべき自民党の中に社会民主主義的体質を持つ政治勢力が生まれるという現象も起きた。そして、この自民党内の社会民主主義的体質を持つ政治勢力も、また、米占領軍による洗脳から逃れられないでいるのである。
今の日本政治の混沌は、突き詰めればここにある。

戦後日本政治が、保守を中心とする勢力と、「反国家」「反体制」を標榜する政治勢力の対峙でしかなかったことは、わが国にとって大きな不幸だったと思う。

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左翼&共産主義」カテゴリの記事

コメント

趣旨から外れますが、日本は英語で言うところの
nation,state,country
の使い分けが全然出来ていない。
全部、国の一言で片付けている。
多くの識者が指摘して嘆いています。
成る程、そう言われてみればそうだなと思います。
こんな所から改めていけば国家意識も変わるのかなと思う次第です。

投稿: 読者 | 2008/10/12 20:24

ただ物事の因果から見れば反日という言わば敗戦に因って齎された洗脳は敗戦に因ってのみ解かれるとも考えられますね。
これは生活者としての素朴な皮膚感覚ですがバブル崩壊という言わば経済的な第二の敗戦以降、日本の空気は戦前と戦後という二つに分断された歴史を繋ごうとしているように感じられます。
まだ少し時間は掛かるでしょうが我が国の抱えてしまった大きな不幸というのもそう遠くない将来、解消されるのではないでしょうか?

投稿: ニートネスニート | 2008/10/13 05:09

 要点をついた的確な分析に「目から鱗が落ちる」でした。
 戦後の日本人の意識に加えられたこのような操作を、冷静に、しかし徹底的に洗い落としていかないと、「自虐史観」への反動から(もうウンザリしている人が増えています)、また「右翼的狂信的国家主義」へと極端に振れるのが恐ろしい。
 

投稿: だから | 2008/10/13 07:36

思い出せる事ばかりです。
当時の新聞では「徳田球一」がヒーローの様に記事にして居ました、封書検閲祖父に来る手紙は全部開封されセロハン油紙(ネズミ色)の封をして有りました。

召集前に「大政翼賛会」の地区会長の職に有った父えの封書も全部開封、蔵書・刀剣類は日本人がMPと一緒に没収、其の侭です。

共産党が朝鮮人を利用したのか朝鮮人が共産党を利用したのが?我々が住む場所は大変でした、良心的な教員は全部パージ、訳の分らない人達が湧き出てきた感じでしたね。

このネットの交流で若い人達が気が付き始めた様な気がして居ます、世界の中の日本の位置が非常に大きい位置を占めている、自信を取り戻して呉れれば回復は見えます。

それが世界、特に中国・韓国にとっては「恐怖」として残って居るのを現状では隠しきれなく成って来ているので「人権擁護」「参政権」「国連」の名を使い日本崩し同時にに共産主義生き残りがあがいていると見えます。

日本人は「右翼的狂信的」な性格を有して居ません。マスコミに左右されない国を愛する心を養うだけで戦前の正常な国民になれます。戦前が悪い?狂信的教育も受けても居ません、本当の歴史を教わり生徒は国を愛せただけの話です。

投稿: 猪 | 2008/10/13 10:28

戦後、リベラル(を標榜する連中)は何を言ってきたのか?
それを検証すれば連中が言ってたことがいかに破綻してたのかというのは容易に分かることなんですけどね。

ほんとはソビエト崩壊時に連中が大好きな”総括”をするべきだったんですが生き残りの為に彼らは反日に大きく舵を切ってしまった。
かつて反日は連中にとっては手段に過ぎなかったのが教義にまでなってしまった。
もはやカルト化してるといってもいいでしょう。

投稿: ようかん | 2008/10/13 11:08

日本の左翼って「国家破壊主義者」にしか見えないなあと思ったら、そういうことだったんですねえ。
今更言ってもしょうがないとは思いますが、アメリカに一言、言ってやりたいですね。「戦後の日本を腐らせた事について責任取れ」と。

投稿: 宇賀渓 | 2008/10/13 12:10

坂眞さん、こんばんは。
このたびは、拙記事を取り上げていただきまして、本当にありがとうございました。

まさか新しいエントリーで取り上げていただくとは思いませんでしたので、びっくりするやら嬉しいやら。取り上げていただいただけでこんなに閲覧数が増えるとは…。人気ブロガーさんの影響力の大きさを改めて感じた次第です。

また、私の記事は、単なる山本七平の紹介にすぎず、お礼を言っていただくほどのものではありませんので大変恐縮しております。とりあえずお礼まで。

投稿: 一知半解 | 2008/10/13 18:52

素朴に言えば、反国家の自縛から逃れるには素朴に歴史を学ぶ他ないのではないかと思います。色つきの解釈でなく、縄文から現代まで、何時、何があって、どうなった、だけの歴史読本が欲しい。それが済んだら、日本の詩歌を学ぶ。
それだけで日本人は落ち着きます。「科学的~主義」だなんて、自然科学でもないものを硬直させて教え込む必要はないと思います。

投稿: NEVER | 2008/10/13 21:47

>ここにおいて、日本の左派(野党)は、「反政府」ではなく「反国家」がその主流になってしまったのである。

日本の左派はどんな国をめざしているのでしょう?

旧ソ連?それとも中国?はたまた北朝鮮?

どの国もごめんこうむりたい国ばかりなんですけど┐(´-`)┌

支持者がいることが不思議だ。

左派はいっぺん解体して出直すべし、と思います。

投稿: クロー | 2008/10/14 00:05

はじめまして。
私をはじめ、最近の若者は特亜には敏感ですが、米国の占領政策に関してはややアンテナが弱い気がします。

そういう意味でも今回のエントリー、大変参考になりました。
日本で特亜人がのさばっているのは、GHQ指導下における自虐史観・反国家史観がもとになっているのだとすれば、なるほど、不自然なほどに優遇保護される彼らの異常な存在も理解できるような気がします。

問題の源泉は、洗脳教育から遡って愚民化政策、戦中の右傾体質だということになりますね。もはやこれは一部の人間の悪意というより、不可抗力なのかもしれません。

我々日本人が本来の自浄作用をもって自分を取り戻すには、まだまだ時間がかかりそうです。

投稿: 雪国 | 2008/10/15 00:00

実は日本の「反日リベラル」はアメリカ奴隷です(笑)
横須賀あたりで「米兵が怖くて街を安心して歩けません」とかアジっている女性教員でも、何故か進駐当時の被害(つまりレイプの)については見ないフリです。

沖縄なんぞもそうで、琉球タイムズなんぞは米情報機関が立ち上げたものです。だから記事を読むと日本政府は罵倒しまくっても、実は米兵に対する非難は実にやんわりしたものです。

実は彼ら「反日リベラル」は実に伝統的な日本のインテリゲンチャンの後継者です。すなわち無前提に「日本人=劣等で生きる値打ちも無い」という決め付けを行い、そこを起点に物を考えるのです。
そして「日本人には参政権も自由も平等も必要無い、絶滅あるのみ」という残虐非道な精神状態に到達するのも当然ですね。今朝もTVが毒インゲンについて麻生総理が中国に抗議したことをテレコメ屋がこぞって非難してました(笑

投稿: ペパロニ | 2008/10/16 16:55

なるほどなるほど。
目から鱗がボロボロ落ちました。
なるほどなー、合点がいきました。

投稿: | 2008/10/16 17:22

私も、ネットで洗脳が解けた者のひとりです。
まるで日本が、国際社会の中での凶悪殺人者であるかのように教えられてきましたが、その見方はおかしいと気づけました。

だってそうでしょう、誰だって社会の中の一人なのです、たった独りで生きているわけではない。
国だってそうです。周辺諸国との関わりの中で、関係性の中で生きている。
それまでのいろいろな経緯があって、結果としての行動に結びつくわけで、

皆さんは以下の記事をご存知でしたか?
『ローマ・カトリック教会による日本人奴隷売買・貿易』
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/729/1170293751/1-22

わが国は戦国時代以降、黒船が来航するまで一部の港を除き鎖国をしていましたが、鎖国をして諸外国との関わりを断ったからといって、世界の時間の流れは止まっていたわけではない。
世界は、わが国が独自の世界観の中で生き続けていくことを望んでいたにも関わらず、放っておいてはくれずに否応なしに巻き込んで、そして今があるわけです。
日本が諸外国との友好的な関係を勝手に打ち破り、独断で諸外国に対して暴虐を働いたみたいな、そんな一方的な歴史観て、おかしいじゃないですか!

加害者・被害者の二択で見たら、被害者はむしろわが国の方でしょう。
平和に暮らしている家に暴漢が押し入ってきた、だから撃退しようとした。それだけの話じゃないですか。
もうホントに腹が立って、悔しくて、情けないですよ!

投稿: まるまろ | 2008/10/17 13:22

す、すみません、書いてたら熱くなってしまいました・・・。

反国家な左派は、世界の流れや諸外国からの干渉といった、全体の中の日本という視点をみごとなまでに外しており、それは「全体の中でのわが国」の歴史(=世界史)を学ばれてしまうと、自ずと明らかになるものが多いからなのではなかろうか。などと邪推してしまいます。

げんに私は学校(小・中・高等学校すべて公立)でそう教わりました。
世界史は世界史、日本史は日本史と、全く別の動きとして教わりましたし、肝心な内容や核心に触れるようなことは、今思えば注意深く除外したうえ、年号の暗記に終始していました。
そして高校の公民では(もう二十年以上前ですが)、ニコヨンがどうの、蟹工船がどうのと、今おもえばド真ん中ストレートの問題教育にさらされて、自国に対する絶望と怒りを育てられてきてしまいました。

自分のことばかり長々と書いてしまいました、お読み下さった皆様すみません。
しかし実際に、自分の受けた歴史教育を振り返っただけでも、日本人に日本を嫌いにさせる仕掛けがいかに多くあるか。
日本人に知られると都合の悪い事実や思惑が、いかに巧妙に隠されているか。
これらを鑑みると、欧米列強のうしろめたさや、恐怖感、羞恥心、それ故にどうしても押し隠さねばならないという動機が、逆にくっきりと浮かび上がってくるようではありませんか。皮肉なものですね。

投稿: まるまろ | 2008/10/17 15:03

私は常々日本の共産主義は人の体に例えれば「癌」だと思っています。会社などの組織を破壊して無産者・シンパを増やし、最後には労働者政権を建てるのが、彼らの狙いです。
日本で彼らが成功しなかった理由としては下記が考えられます:
1。肝心のお手本であるソ連が崩壊したこと。
2。高度成長で無産者が勢いを持たなくなったこと。とくに小地主 (持家サラリーマン、小農家) 政策が社会の安定化に功を奏したこと。(フリーターが大勢力となれば今後は分かりませんが)
しかし社会は矛盾に満ちていますから、「癌」は社会の矛盾をついて自己増殖を続けられます。政治がもたつけばいつかは一大勢力になるかも知れません。むろん過去の敗戦は格好の攻撃材料です。
今、自由世界の矛盾に対して疑問を持ち、とけ込もうとしない新興勢力の代表は中国やロシアです。それらの国のメンタリティーには日本の「癌」の意識とどこか繋がるところがあります。北朝鮮も組織破壊のための大事な駒であり得るのかも知れません。
「癌」は完治は無理です。「癌」に対抗するには基本的には健康の維持しかありません。
なお、欧州の左派勢力が日本のような「癌」でない一つの理由は、基本的には自由の恩恵を肌で感じて来た国々が多いからではないかと思います。覇権国体験でしょうか。

投稿: KappNets | 2008/10/18 10:04

それは簡単です。日本が間違った考えだからです。だから結果として反日になるのです。日本は日本の立場が正しいと考えていますが、客観的に見てどう考えても日本の言い分は正しくないからです

投稿: | 2010/07/24 17:45

7年前の記事なのに現状の情勢と無矛盾の主張
正鵠を得ている論という証明でしょうか
デマに踊らされたデモなど全くこの通りで
ある種の予言のように思える一方で7年たっても全く成長してない証拠のようです

「日本が間違った考え」などという間違った日本語を使うおかしなコメントが未熟さの実例にもなってますね
1つの説明も無く「どう考えても」と言い繕うのは実に非論理的で
反日に執着しすぎるあまり論理破綻に気づかない滑稽さが憐れです

矛盾を孕む主義主張は自己批判や反省ができていない結果なので残念ながら当然でしょうけど、自身も破滅に向かっていることに気がついて欲しいですね
他からすれば迷惑千万ですし

投稿: | 2015/12/09 00:05

>「反国家」「反体制」、つまり革命を目指しているのであるから「国益」なんて関係ない。国家の安全保障なんて何の意味も持たない。むしろ、国家を攻撃する勢力が頼もしい味方である。
だから日本の左派は、わが国の国益を害する国家に共鳴したり同情したりする。自国の安全保障をないがしろにするような主張を平然とする。

日本の左翼の主張は、

レーニンの「敗戦革命論」
http://shibayan1954.blog101.fc2.com/blog-entry-279.html

に飲み込まれることになりますね。
自衛隊の強化や核武装に反対、
つまり日本の防衛力強化に反対して日本の弱体化に努め、
かつてはソ連軍、今では中共軍など外国の軍隊を引き入れ、
傀儡政権を打ち立てて、その政府高官に居座ることをもくろむ「売国奴」であるとしか考えられません。

日本の左翼は、「国民のための左翼」ではありません。
その自覚がないのだから、もはや浮き上がれないでしょう。
左翼利権の中心は、敗戦利得者です。
敗戦利得者の一刻も早い撲滅を願うばかりです。

投稿: 道灌山 | 2015/12/12 02:05

そもそもメディアなどで左翼を気取っている連中はそもそも左翼ですらなく、彼らの敵視する者も右翼ですらないのが現状で。
離してみると口から出るのは日本への悪口雑言と執拗なまでの中韓への媚びであり、右翼左翼と無関係で、リベラルですらない。
主導してるのは所詮密入国した朝鮮人であり、左翼気取りの連中は反日、反国家の点で向きが同じだからと原発や安保などでも反日朝鮮人に利用されてるだけという有様。
当然テレビ局もすべて朝鮮ありきで思想も何もない乞食でしかないですね。

投稿: うーn | 2017/10/03 00:10

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