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2009年12月

2009/12/19

民主党政権で日本は滅ぶ

皆さん、お久しぶりです。
書きたい!という意欲はあるのですが、なにせ心身ともに余裕がなくて・・・やっぱりブログは時間と体力が必要です、自身で納得のいくエントリーを書くには。

ところで、今日も余裕はないのですが、発足して3ヶ月になる鳩山民主党政権の危険な迷走ぶりに我慢ができなくなりました。
一言で言うと、鳩山政権は蜃気楼です。姿は見える、その姿もけっこう立派なのだけれど、実体がない、足下が見えません。

トップの鳩山由紀夫首相は、信じられないくらいの夢想主義者、“友愛”が基本理念???何なのそれ???って感じですね。外交も内政も八方美人、あちこちにいい顔をするから何の結論も出せない。
オバマ大統領に「私を信じてくれ」と言い、もう一方の口で「沖縄県民の気持を尊重したい」、「社民党との連立も大事」
これでは普天間の基地問題は解決不能!結果として同盟国米国との信頼関係は地に落ち、世界一危険な空港=普天間は永遠に現状固定化。反米・反資本主義・親中共・親北朝鮮の社民党に“友愛”を示すからこうなるのです。

日米両政府だけではなく、沖縄県知事も名護市長も移設を容認するという「惑星大直列」、この千載一遇のチャンスを逃したら普天間問題の解決はない、こんなことも解らない、そして安全保障と内政を同列で考える、いや国家の安全保障よりも内政を優先する、ほんとうに信じられないくらいのノー天気、無知蒙昧。
内閣の要・平野博文官房長官もひどすぎます。しょせん労組の幹部でしかない。日中友好、沖縄の負担軽減、弱者への配慮、これはこれでけっこうなのですが、そこには世界に対する基本戦略が完全に欠落している。内政でも国民の目線というか人気取りしか眼中にない。
まさに、究極のポピュリズム政権、小泉内閣もポピュリズムとの批判を受けましたが、本質がまったく違います。小泉純一郎は、評価はさて置き、国民の支持を背景に信念を遂行しました。鳩山政権は国民の目線を臆病に窺っているだけ。

小沢一郎幹事長も予想通りのひどさ、ですね。まるで自身が民主党No.1。なんですか?あの大訪中団?胡錦濤とのツーショットで嬉々としている民主党の大議員団を見ていたら、日本の政治家の劣化、幼稚化を痛感しました。
で、その見返りが習近平国家副主席と天皇陛下との慣例を無視した強硬会見。「中国は大事な国だから」って???これって、中国=中共への配慮以外の何ものでもないでしょ。まさに、天皇の政治利用、憲法違反ですよ。にもかかわらず、小沢氏は外国要人との会見は天皇の国事行為で、内閣の指示に従うべきと強弁。
さすがに、共産党の志位和夫委員長も「『日本国憲法をよく読め』ということを小沢さんはいっていたが、日本国憲法を読むと、そこには国事行為として厳格に定められている項目がある。そのなかには外国の賓客との会見は入っていない。国事行為以外の公的行為なのです。そういう行為にたいして、政治的性格を与えてはいけないというのが日本国憲法のさだめなのです。小沢さんこそ憲法をよく読んでほしいと思いますね」と批判しています。
まさに小沢天皇!!!

彼には選挙=国家権力しか頭にない。西松建設の違法献金問題で秘書が起訴されましたが、小沢氏の政治体質は、まさに小泉元首相が唾棄すべき対象とした 旧経世会=田中角栄そのもの。数=カネ=権力。
鳩山氏の“友愛”とは真逆の存在、だから「コンクリートから人へ」と民主党がマニュフェストで掲げたのに、平気で来年度予算に「高速道路の整備」を党として要求する。それに鳩山首相が難色を示すと、与党首脳会議の欠席を示唆。まさに傲岸不遜、小沢一郎ここにありですよ。
さらに「在日外国人参政権法案」を韓国で約束する。これって???ですね。首相は誰???しかも、鳩山首相が元社会党=元極左の千葉景子氏を法務大臣に任命したものだから、人権擁護法案=解同の糾弾権の法制化も実現しそうです。

この内閣は、まさに、反米・親中国=中共・親解同の政権です。だから、山岡賢次国対委員長は元自民党の政治家なのに「日米関係は基地問題で若干ぎくしゃくしているのは事実だ。そのためにもまず日中関係を強固にし、正三角形が築けるよう米国の問題を解決していくのが現実的プロセスだと思っている」などという信じがたい発言が飛び出す。
日本国にとって何が脅威か???何も考えていない。尖閣諸島の領有権問題や東シナ海のガス田開発をめぐって日中は対立している。米国と国家の主権をめぐって何かもめていますか???
東アジアの覇権を目指している中国と、日本の安全保障を担っている米国がなんで正三角形の関係なの???

石原慎太郎東京都知事によると小沢一郎氏は湾岸戦争のころ“米国べったり”でした。で、今は中国や韓国に媚を売っている。これは、国内の権力を対外関係をテコにして確立しようとする小沢氏の政治手法そのものです。これに無知蒙昧=解りやすく言えば“バカ”の鳩山由紀夫が輪をかけている。
これが鳩山政権の実像です。

さらに見逃せないのが参院民主党ですね。参院議員会長の輿石東氏は元日教組。彼が幹事長代行で、小沢氏の盟友。来年の参院選挙で過半数を制したい、これが小沢氏の狙いなのでしょうが、元祖社会党とも言うべき輿石氏を右腕として重用する、これは日本国民にとっては悲劇以外の何ものでもありません。

鳩山・平野・小沢・山岡・輿石・・・もう絶望です。岡田克也外相や前原誠司国交相が素晴らしく思えてきました、今日この頃・・・(笑)

それでは皆様、また来年お会いしましょう!

【追記】
仙谷由人行政刷新相、見直しました。元東大全共闘。退学して司法試験に合格。いや、さすがに優秀。しかも政治的に左翼を脱却している。
民主党内では前原氏に近いようですが、久しぶりに「政治家」を見た感じがします。

件の“事業仕分け”の評価は別ですが・・・

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