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2010/06/29

JR不採用の和解を糾弾する!

以前から関心を持っていた争いに一応の決着がついた。
以下は、朝日新聞からの引用である。

1987年の国鉄分割・民営化に反対した国鉄組合(国労)の組合員ら1047人のJR不採用問題で、組合員側が国鉄清算事業団の業務を引き継いだ独立行政法人に損害賠償などを求めていた関連訴訟5件の一括和解が28日、最高裁で成立した。組合員904人分の解決金として総額約199億円、平均約2200万円が支払われる。

民主党など4党の合意に基づいて政府が示した政治解決案に沿った内容で、所属組合による採用差別が問われた23年に及ぶ争いに、ようやく司法上の区切りがついた。

(抜粋)

JR不採用、23年の訴訟に幕 国労側と機構の和解成立 (朝日新聞)

この「金銭による和解」という結果について、私の意見を率直に書こう。
結論から言えば、この和解は間違っている。
これは、政治的(党略的)判断以外の何ものでもない。
民主党は、参院選における社民党(と国労)の応援を期待しているのだ。

朝日新聞は「所属組合による採用差別が問われた」と書いているが、これは事実ではない。
確かに、JRに採用されなかった者の大半は国労や全動労に所属していた。
が、彼らは「国鉄分割・民営化」に反対していた者たちである。
民間会社として新たに出発したJR各社が、会社に反対する人間を採用しない、これは当たり前のことではないか。

実際、国労からは20万人以上の組合員が「分割・民営化」に賛成して脱退している(その後「鉄産労連」を結成)。
そして、その者たちの大半は採用されている。
つまり、破産寸前の国鉄を「分割・民営化」によって再生させる、この政府の、そして大半の国民が支持した方針に最後まで反対した者たちが不採用になったのである。

彼らは、ほとんどが社会主義協会(社会党最左派)や社会党革命同志会(解放派)、共産党、そして中核派に所属しているか、そのシンパであった者たちである。
しかも、彼らはJRが求めた「社外派遣や広域異動」にも同意しなかった。
それは、朝日新聞の「原告は大半が北海道と九州在住」という文が証明している。
彼らは、人員余剰の北海道と九州からの広域異動(転勤)を拒んだのである。

国鉄が破産状態になった原因は、政治家の「我田引鉄」=不採算路線の建設と左翼活動家によるサボタージュの扇動にあった。
それは、反マル生運動、遵法闘争、スト権スト、ヤミ専従、ヤミ休暇、ヤミ超勤など枚挙にいとまがない。
政府が「分割・民営化」によって不採算路線を廃止し、併せて左翼活動家も排除しようとしたのはけだし当然である。

そのような者たちを税金で救済する。
総額約199億円もの巨額である。
このようなことが許されてはならない。

なお、国鉄内左翼の中で、革マル派だけは方針転換し、積極的に「分割・民営化」に賛成した。それが現在のJR総連であり、この時の「国鉄内左翼の分断」「国労の無力化」に貢献大として、今でもJR内、特に東日本において大きな影響力を有している。
そして、そのJR革マル派の幹部が、今回の参院選に民主党公認で出馬している。

【追記】
「分割・民営化」当時、国労に居残った者の4割以上がJRに採用されている。
また、国労は、今も1万人以上の現役組合員を擁している。
政治的には社民党や新社会党を支持しているが、JRに採用されなかった者たち=国労闘争団とは必ずしも一体ではない。
このことこそが、「JRに採用されなかった者たち」=「所属組合による採用差別」ではなかったことを明確に示している。

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コメント

驚きますね。民間では考えられない事、自業自得。国鉄のストでは大きな迷惑を被りました。未だサラリーマンとして勤務して居た関係で会社に泊り込んで仕事をこなした事も何回も有りました。

遠くから来る人もバスを乗り継ぎ、会社が手配したトラックで通勤した人達も居ましたが反省も無くやりたい放題、ストをやる為に普通の組合員も迷惑するので国鉄の職員でもこぼしていたのも居ました、組合費が全部ストの為に使われるのですから、彼等も被害者。

彼らの「我儘」を司法が認めてしまった。選挙の票の為には「悪」で有ろうと「非法」で有ろうと「被害者」として許されるのは「おかしい」としか言えません。
日本も「無法地帯」に近い様な感じ、政治もこれを認めて税金を220億円投入?何が「生活安心」なものか、不要な税金を垂れ流す民主党何としても「叩き落とす」事にしましょう。

投稿: 猪 | 2010/06/29 20:54

はい、昔国鉄のストで国民が大変困りました。あの頃の国鉄はストをよくやって多くの国民にヒンシュクをかいました。
ミンスもやりたい放題。支持率がもっと下がるのを願うばかりです。

投稿: 主婦 | 2010/06/29 21:38

実態を知らないから無関心、ニュースが報道されてもそんな事があったのかと深く関心を寄せる事がない。これが政治に無関心な多数の一般人の関心度ではないでしょうか。

しかし実態を知れば知るほど出鱈目さに驚かされます。まるで寄生虫そのものです。民間企業ではありえない。寄生虫が保身のために日本を覆いつくすほどのネットワークを作り政治に影響力を及ぼしている現状。政治家の中にも寄生虫の代理人が多数派を作り、とうとう政権を握ってしまった。これが今の日本ですね。

寄生虫をたくさん身中に飼いながら景気回復などありえない。寄生虫の代理人が日本を動かしている現状に早く気づいて欲しいと願うばかり。

投稿: 隆介 | 2010/06/29 23:22

関連性のある事件を関連性のあるように報道すれば容易に歴史の事実が知れてしまう場合、

マスコミは、それらを偶発的な個々の事件として扱う傾向にあるそうです。

大部分の国民は、それを偶発的な事件として忘れ、結果、坂さんたちが連続した歴史として記憶していることを、国民の記憶としては忘却の方向に導こうとしています。

中共のやり方そのもののような気がします・・・

それでも、自分のような頭の悪い人間にとっては、まとめてくれるヒトがいないと、それを有機的に連続した事象としてみることができない・・・結構有効なのですよねぇ・・・(いや、自分だけかもしれませんが・・)

投稿: みらい | 2010/06/30 01:13

当時のJRに移籍した方々の苦労を私はよく知っています。彼等は、親方日の丸の体質から拔け出そうと民間会社のあちこちに研修生として行ったようです。    私の勤務していたフエリー会社の船にも、客室係として乗船して耒ました 四十代、五十代?の彼等が十代、二十代の女性乗組員に交じり汗を流していました。     それに比べゴネ得だけで何仟万も貰えるとは、こんな理不尽な世の中でいいのでしょうか。

投稿: gun | 2010/06/30 03:19

これが自民政権下で行われたなら、マスコミは自民叩きをしたでしょうね?

投稿: ホワイトニフ | 2010/07/03 10:22

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今日は最近の個人的に話題のJRについて語ります。私の周りではJRについて話す機会が多く、皆さんそれなりのマニアになっています。そんなことで私もインターネットでJRについて調査してみることにしました。JR不採用の和解を糾弾する!: 依存症の独り言1987年の国鉄分割・民営化に反対した国鉄労働組合(国労)の組合員ら1047人のJR不採用問題で、組合員側が国鉄清算事業団の業務を引き継いだ独立行政法人に損害賠償などを求めていた関連訴訟5件の一括和解が28日、最高裁で成立した。組合員904人分の解決金....... [続きを読む]

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