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2011/09/07

「動員」を「強制連行」と偽る左翼知識人と反日メディア

先の戦争中に朝鮮半島から動員された軍人・軍属26万人の全配属部隊と配置先が、浜松市在住の近代史研究家の調査で明らかになった、と毎日新聞が報じている。
記事によると陸軍は、▽朝鮮半島約6万2000人▽中国(旧満州、台湾含む)約4万3000人▽日本約2万人▽南方戦線約1万4000人▽航空軍・船舶軍約2万人(旧満州1万5548人、フィリピン3926人、ビルマ4061人など)。
海軍は、鎮海(朝鮮半島南部の軍港)軍人約2万1000人▽横須賀・呉・佐世保・舞鶴・大湊などの軍属約8万人など。
陸海軍で計約26万人になる。

この調査は、それなりに価値がある。
戦時に動員された朝鮮人(当時)がどこに配属されたかが明確に分かるからだ。
内訳を見れば分かるように、軍人・軍属の配置先で圧倒的に多いのは朝鮮半島と日本本土である。
陸軍で8万2000人、海軍で10万1000人、計18万3000人が半島と本土に配属されている。
つまり、動員された朝鮮人の7割は、前線ではなく後方支援の要員だったということだ。
激戦が繰り広げられた南方戦線やフィリピン、ビルマに配属されたのは約2万2000人に過ぎない。

Houyou食料増産のため、静岡県に「陸軍農耕勤務隊」として動員された朝鮮半島出身兵士の名簿。本籍や氏名、所属先などが記録されている。

ところで、この調査結果は、強制動員真相究明全国研究集会の冊子「日本の朝鮮植民地支配と強制連行」に収録されたという。
私は、「この調査は、それなりに価値がある」と書いたが、結局、「強制連行=軍国主義の犠牲になった朝鮮人」という構図を証明するために利用されたわけだ。

毎日新聞は
―太平洋戦争末期の1944年、日本の植民地だった朝鮮半島でも徴兵制と国民徴用令が施行され、「軍人・軍属」が動員された―
と記事中で書いている。
今回の調査を行った浜松市在住の研究家も、
―この部隊(ニューギニアに派遣された歩兵第20師団)は、日本への忠誠を示そうと志願した兵士が多い。それを激戦地に派遣し、歩兵部隊だけで1000人以上が戦死した―
と説明している。

つまり、徴兵制と国民徴用令によって動員された朝鮮人がほとんどで、南方戦線などの激戦地に派遣された者は、忠誠心の厚い志願兵だったのだ。
徴兵制と国民徴用令は日本本土でも実施されていた。
特別に朝鮮半島に限って実行されたわけではない。
そして、当時の軍幹部である将官や士官にも多数の朝鮮人がいた。
要するに、当時は日本国民だった朝鮮人の一部にも、日本人と同じ義務を課したということだ。
これのどこが「強制連行」なのだ?

また、今回の調査では、「未払い給与の記載」も判明したという。
浜松市在住の研究家は、この事実を「日韓国交回復時の日韓条約で解決済みとされた個人補償問題にも影響するだろう」と述べているが、それは違う。
この記録は、敗戦により結果的に一部未払いとなったが、当時の軍や企業が動員された朝鮮人に給与を支払っていたことの証明である。
この事実からも、「動員≠強制連行」であることが明確に分かる。
にもかかわらず、「日本の朝鮮植民地支配と強制連行」という冊子に載せて「強制連行26万人」と煽り立てようとするのだから偏向知識人は手に負えない。

------------------------------------------------------------------

この研究家のお先棒を担ぐ毎日新聞は相変わらずだ。
今の在日韓国・朝鮮人が、強制連行された者やその子孫ではないことは何度も書いた。
この事実は、既に実証レベルでは争う余地がない。
にもかかわらず毎日新聞は、京都府宇治市伊勢田町のウトロ地区に住む住民について次のように書きたてた。

2005年9月2日付の毎日新聞は、「戦後60年と『ウトロ地区』」というタイトルで、「未清算の過去」「植民地支配と戦争を背景にした問題」「日本側の謝罪と補償」「植民地支配という暴力の歴史」と、読むに耐えない文句を記事中で連発した(この記事は在日の記者が書いた)。
結局、ウトロ地区の立ち退き問題は、「在日(民潭幹部)が在日を騙した結果」であるということがすぐに判明。
また、住民は強制連行されたと言い張っていたが、民間企業の募集に応じてウトロ地区に住み着くようになったことが支援者によって明らかにされた。
つまり、当時の記事は明らかなるウソなのだが、毎日新聞は釈明さえしていない。

左翼の狡猾で矮小なところは、史実を捏造して反日を煽るところである。
その典型が“従軍”慰安婦だが、さすがに最近はその手法を使うことは少なくなった。
“従軍”慰安婦をでっち上げた朝日新聞も、最近は単に「慰安婦」と表記するようになっっている。
しかし、代わりに使うようになったのが、上記のような事実を調べあげた上で結論を歪曲する手口である。

徴兵制も国民徴用令も当時の我が国の法制度であって、それによる動員は違法でもなんでもない。
強制連行というのは、非合法な強制力によって人民を連行することであって、法に基づいて国民を動員することとは天地の開きがある。
今回の26万人も、明らかに「動員」であって「強制連行」ではない。
それを分かっていながら、「動員」を「強制連行」にすり替える。

今はインターネット社会である。
「日本の朝鮮植民地支配と強制連行」という冊子に載せても、このように、その正体がすぐに暴露される。
もう、捏造や歪曲は通用しないのだ。

左翼知識人と反日メディアの妄動を糾弾する。

参照:太平洋戦争:朝鮮半島出身動員26万人 配属先の全容判明

関連記事:在日のウトロ ウソが転んでやっと解決

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朝日新聞・偏向メディア」カテゴリの記事

コメント

強制か否かについてはそれほど興味はありませんが、次の「論法」についていささか疑問があります。
----------------------------------
強制連行というのは、非合法な強制力によって人民を連行することであって、法に基づいて国民を動員することとは天地の開きがある。
----------------------------------
朝鮮半島が日本の領土であった頃、韓国人がそれを心から歓迎していたかどうかについては‘かなり疑問’と言わざるを得ないでしょう。

さてこの「日本-韓国」の関係を現在の「中国-チベット(あるいはモンゴル)」に置き換えてみましょう。
中国によればチベットは「自国の」領土です。しかしチベット人はそれを不満に思っています。
しかしあなたのような論理で中国がチベット人を‘合法的に’搾取したり、場合によっては徴用や追放を行っても、それは非合法ではない、と中国当局は言うでしょう。

上記のように、ある主張は別の場所でも通用する普遍性を持たなければなりません。
坂さんの議論には疑問があります。

投稿: ii1920 | 2011/09/07 16:40


>投稿: ii1920 | 2011/09/07 16:40様


>朝鮮半島が日本の領土であった頃、韓国人がそれを心から歓迎していたかどうかについては‘かなり疑問’と言わざるを得ないでしょう。

これは良く反論に使われる論法ですね。喩え、日本が当時莫大な資本を半島に投下し、教育水準を上げ、文字を普及し、人口を倍増させ、人権意識をもたらし、貨幣経済を作り上げ、産業を興し、生産性を劇的に上昇させ、半島産の製品はきちんと対価を支払って購入し、半島出身者も分け隔て無く能力に応じて採用し、国民の命を守る軍隊に置いて多くの朝鮮出身者が朝鮮名のまま償還異常に出世している事実があっても、もちろん前の方が良かった日本は嫌いだという韓国人は大勢居るでしょう。既得権を奪われて両班などはそうでしょうね。

だから、彼らがそう思うから日本人と同様の動員が朝鮮人だけが強制連行であったとか、自ら高給目当てに応募した職業売春婦が性奴隷となるわけではありません。

個人の感情は個人のもの。その論理を国家行為に結びつけるのは無理ですね。

あくまで国家として行ったことは当時の国際法からもいささかの異議も出なかった当然の行為であり、それを今否定することは単なる屁理屈、言いがかりです。

>さてこの「日本-韓国」の関係を現在の「中国-チベット(あるいはモンゴル)」に置き換えてみましょう。
>中国によればチベットは「自国の」領土です。しかしチベット人はそれを不満に思っています。

置き換えるのは無理です。当時の日韓併合は、両国の合意に従い、国際法でも、また当時の国際情勢でもまったく矛盾のない併合であり、一方的に収奪する植民地支配ではありません。それはあの時期の半島の発展、さらに戦後の発展がどのようなものであったからも明白です。

世界で日本が併合した地域のみが戦後他地域に先駆けて発展し工業化に成功しています。

欧米の植民地とは大きく違います。

中国の一方的侵略と同列に語ることは無理以上にこじつけです。

>しかしあなたのような論理で中国がチベット人を‘合法的に’搾取したり、場合によっては徴用や追放を行っても、それは非合法ではない、と中国当局は言うでしょう。

合法とはだれがそのように認定したのでしょうかね。当時の日韓併合は、両国の合意と国際社会の承認の元、極めて合法的になされています。

チベットやウィグルが同じ過程で併合されていますか?

>上記のように、ある主張は別の場所でも通用する普遍性を持たなければなりません。
>坂さんの議論には疑問があります。

坂さんの主張は、極めて普遍的に通用する主張ですよ。言いがかりやこじつけはどこにでも付きますがね。金目当ての売春婦や親に売られた娘が、日本軍による強制連行で性奴隷にされたと言いがかりを付けるのもその類です。

投稿: たかおじさん | 2011/09/07 17:35

済みません、上記の投稿で、誤字を訂正したはずなのに、訂正していないものが投稿されてしまいました。

謹んで訂正させていただきます。

「国民の命を守る軍隊に置いて多くの朝鮮出身者が朝鮮名のまま償還異常に出世している事実があっても、もちろん前の方が良かった日本は嫌いだという韓国人は大勢居るでしょう。既得権を奪われて両班などはそうでしょうね。」

「国民の命を守る軍隊に於いて多くの朝鮮出身者が朝鮮名のまま将官以上に出世している事実があっても、もちろん前の方が良かった日本は嫌いだという韓国人は大勢居るでしょう。既得権を奪われて両班などはそうでしょうね。」

以後気を付けます。


投稿: | 2011/09/07 17:58

日本の朝鮮併合と支那のチベット併合を
混同している点で、既に事実誤認というか
事実を歪曲していることをまず指摘しておこう。
日本の朝鮮併合は大日本帝国と大韓帝国の政府同士が
調印を交わして成立した。
当時の国際社会も、それを合法と見なしている。
チベットは支那共産党の人民解放軍が軍事力をもって
問答無用に制圧したものであり、まったくの別物。
それを同列に論じるのは乱暴極まりなく
明らかに牽強付会のすり替え論法である。

>朝鮮半島が日本の領土であった頃、韓国人がそれを心から歓迎していたかどうかについては‘かなり疑問’と言わざるを得ないでしょう。

これについても心から歓迎していた大韓帝国国民が100%
でないにしても、歓迎していなかった者が大多数だったということにはならない。
だが、併合されたことにより、朝鮮半島が近代化され、人口が大幅に増えたことは揺るぎない事実。
それまでの支配階級で、人民を奴隷のように扱ってきた
両班たちは日帝をさぞ憎んだことでしょう。
そんな国を蝕む吸血鬼のような連中の視点で
普遍性をうんぬんしても、説得力を全く感じません。

投稿: やす | 2011/09/07 18:11

日本韓国の関係を今の中国チベットに置き換える?
何故、置き換えられるの?

動員を強制連行と表現するのは、表現の自由ではなく歴史の捏造。国家侮辱罪とかで裁いてあげたい。事実は明らかになる、嘘は続かない、という今日の記事に元気をもらいました。これからも張りきって学校では教えてくれなかった日本の歴史を学び続けようと思います。しかし、バッサリ切ってくれる政治家はいないでしょうか。

投稿: sn | 2011/09/07 18:16

ii1920 さん

トンデモ理論爆走中ですねw
シナによるチベット侵略と同列にするなんて、話にならない具説。どこぞのプロ市民ですか?

投稿: アイスワラ | 2011/09/07 18:52

ランキングのボタンがないですよ!

( ̄ー+ ̄)

投稿: 弱気な大将 | 2011/09/07 21:46

ii1920さんへ。

韓国人(!・・朝鮮人だろ。)が併合を心から歓迎していたか疑問だ。→どうして疑問なんですか?その裏付けになる何か文献か、記事か、それともアンケートなんぞでも残っているのですか?・・・ないですよね。って事は貴方の主観だね。
もう、この時点で×。貴方の論拠は崩れているのです。わかりますか?

「歴史検証のいろは」は客観的な実証の積み重ねって事は、少なくともこのブログ内では常識なのですよ。

その上で、日本ー韓国、中国ーチベットを置き換える事は極めて乱暴。イルカとサメを比べるようなもの。この点の詳細は、たかおじさんのコメントを参照してくださいね。

今回のエントリも客観的な資料を元に成り立っているのですよ。反論するならば、もっと具体的にお願いします。

投稿: ナショナリスト | 2011/09/07 22:16

たかおじさん(すでに「さん」が付いているので、さんは省略)、

「日韓併合」が非合法であるなどとは全く思いません。近代化に乗り遅れた朝鮮がロシアや清の‘属国’になっては日本の安全が脅かされる、そういう時代にあって韓国を併合したのはやむを得ない処置であり、また当時の国際情勢でもやむを得ないとみなされていました。

しかし自国の事情がどうであれ外国に併合されることを心から歓迎する国、国民はいません。たとえどんなに貧乏でも、どんなに腐敗していても「独立」を尊いことだと思うのは当然です。
-------------------------------------------------------
強制連行というのは、非合法な強制力によって人民を連行することであって、法に基づいて国民を動員することとは天地の開きがある。
-------------------------------------------------------
との坂さんのご意見はそういう観点を忘れているのではないか、と指摘したのです。

合法的に併合し日本の一部になった⇒だから国内法が適用される⇒その国内法に基づいて「動員」された⇒だから合法

これは日本人の‘論理’。しかし韓国人は理屈や法律論はともかく、感情的には強制的と受け取っていたとしても不思議ではないでしょう。

また日本が韓国を併合する前には日本による軍事行動がありました。尤もこれは韓国(人)ではなく、直接的には清やロシアのせいです。しかし韓国人にとっては併合が日本の軍事力を背景にして行われたことは明らかでしょう。

中国は1950年(でしたか)チベットを侵略しました。これもチベットを「解放」するという口実でした。客観的にはともかく、多くのチベット人は「解放」どころか「占領」されたと思っていす。しかし中国にとっては「合法」なのです(いわゆる「17条協定」をタテにして)。

1910年当時の日本は韓国に対し「強者」であり、1950年当時の中国はチベットに対し同様「強者」でした。強者は武力を行使、または背景にして弱者を従わせます。そして常に「合法」を主張します。

但し・・・(今の時点で)強制連行だったから補償せよ、という要求に対しては応える必要はありません。もちろん韓国人が要求するのは自由です。
問題なのは日本人がそういう主張をすることです。

それこそ法的に対応すべきです。すなわち「日韓基本条約」ですべて解決済みなのです。どうしてもというならそういう条約を結んだ当時の韓国政府を批判するなり、現政権に補償を要求するのが筋です。

投稿: ii1920 | 2011/09/07 22:32

どうしても日韓併合とチベット侵略を同レベルで解釈するのは無理があります。たとえが悪いですよ。あなたの論法はエホバの証人が
血液を口で食べようが輸血しようが、結局は体内に入れることだから同じだとの主張とそっくりなように私には思えます。
「ウサギは白い」「雪も白い」ゆえにウサギと雪は同じものである、、みたいな。

投稿: 転びバテレン | 2011/09/08 02:02

凄く久しぶりにコメントさせて戴きます。
坂さんの論にも、またii1920さんの論にも一理あるとは思いますが、「強制」「連行」「動員」の各言葉の組み合わせによって、お互いの仰りたいことに齟齬が生じている気がします。別に朝鮮半島出身者でなく内地に元から住んでいた日本人だって、表向きはの言動は兎も角、内心では「死にたくない」「戦争に行くのは嫌だ」と思っていた人は多い筈です。日本という国の法に則った国家の行為ですから当然「強制力」はあった訳で、前述の様な人達から見れば自らの意思にはそぐわぬ「強制・動員」なのは明らかで、その点については日本人も朝鮮人も違いは無い筈です。ただ戦後朝鮮が日本の施政下から外れたので、日本人の軍人や軍属には恩給などが支給されたのに対して、朝鮮人にはその恩典制度が適用されなかった違いがあるだけのこと。
また「連行」という言葉自体が「本人の意思にかかわらずに連れて行く」という意味ですので、「強制連行」となると「本人が嫌がるのを無理やり連れて行く」という意味になろうかと思うのですが、「連行」は「動員」に比べて(頭に「強制」が付く付かないに拘らず)物理的な外力によるものであることを強く想起させる言葉ですので、「強制連行」となると「本人が拒むのを無理やり引き摺ってでも連れて行く」みたいなイメージです。従って当時の徴兵や徴用の殆どが(内地・半島を問わず)「連行」ではなく、法による強制力も帯びた「動員」であったであろうことは明白で、もし「強制連行」などと云うものが朝鮮半島で頻発していたならば、日本の軍や官吏はその「連行」と反発によって起る暴動の「鎮圧」に人員を浪費して戦争どころではなかった筈です(笑)。
くだらない「言葉遊び」の様ですが、その辺を上手く弄してイメージに訴えるのが情報操作に長けたマスコミ、特に左翼系の得意とするところですね。

投稿: 靖彦 | 2011/09/08 02:12

>合法的に併合し『日本』の一部になった⇒だから国内法が適用される⇒その国内法に基づいて「動員」された⇒だから合法

これは日本人の‘論理’なんぞではなく、世界的に普遍の法治主義なんですがね、理解できませんか?
それに当時半島で、「国民」や「国民意識」が存在していたが如き書き込みも全く根拠がありません。
教育の全く無い農奴が、新たな支配者に対してだけ反旗を翻したとでも?
李氏朝鮮下の半島住民を、当時影も形も無かった『韓国人』と形容すること自体、歴史に対する誠実さが爪の先ほども無いことがバレバレですね。

投稿: サンダー | 2011/09/08 02:20

連投で申し訳ありません。ついでに朝鮮併合とチベットやウィグルの件についても申し上げるなら、他の皆さんがご指摘のとおり、①併合当時の当該国やそれを取り巻く状況 ②併合に至る手段や過程 ③併合後の遇し方 に大きな違いはあると思います。
ただ(当時の朝鮮半島の人民の大多数が本当に怒りに燃えていたかは判りませんが、彼等の独立後の言を聞く限り)、
④多くの人民が、他民族の統治下に置かれていることに怒りや屈辱を感じている ⑤中共政府もチベットの開発には巨額の資金を投じている ⑥侵攻当時は兎も角、現在では多くの国が中国の侵略を黙認という形で合法化しつつある
という3点に関しては共通性があるので、我々の意見に反対の立場をとるもの(中共や漢民族、朝鮮民族など)は、「嘗て同じことをやった日本が偉そうなことを言うな!」と言うでしょうから留意しなくてはならず、ii1920さんのご意見はそういったことに警鐘を鳴らす意味でも有意義なコメントだと思いますよ。
ただ、一番大きな違いというか問題は、当時の日本も半島や満州に移住し事業を起こした人もいましたけど、中国の場合は人口の規模が違うのでその点が一番脅威というか、併合扱いされている国にとっては被害甚大な点だと思います。まぁ、それはヨーロッパやアフリカ・中東から我が日本なども含めて中共の統治下になくても世界全体に広がってる厄害なんですが。

投稿: 靖彦 | 2011/09/08 02:47


>投稿: ii1920 | 2011/09/07 22:32さん

>たかおじさん(すでに「さん」が付いているので、さんは省略)、

私の”さん”はアグネス・チャンの”ちゃん”と同類です。

>しかし自国の事情がどうであれ外国に併合されることを心から歓迎する国、国民はいません。たとえどんなに貧乏でも、どんなに腐敗していても「独立」を尊いことだと思うのは当然です。

当然かどうかはともかくそのような韓国人が居ること自体は私も否定していません。

>との坂さんのご意見はそういう観点を忘れているのではないか、と指摘したのです。

坂さんが仰っているのは国家行為です。国家同士の決めごとに対する個人の関係はここでは関係がありません。

個人的感情は無論国家が介入できることでもなく、従って切り離すのは当たり前ですね。

ただし、今の韓国人の感情には、極めて恣意的な勧告による歴史捏造、また反日教育が大きく影響しており、つまり国家が歴史を捏造して、個人感情を形成するという悪例ですが、日本の側には誤った自虐史観が影響を与えています。これは国家による消極的な個人感情形成、つまり介入でしょうかね。

したがって、あなたの仰る個人感情も極めて国家によって形成された意図的なものが、特に現代の両国民に於いては大半であり、それをこの場に持ち込むこと自体が間違いです。それはそれとして論じなければならず、私も正しい歴史教育が両国民に対して行われるべきだと考えていますよ。但し、韓国に於いてはそれは不可能でしょうね。

>これは日本人の‘論理’。しかし韓国人は理屈や法律論はともかく、感情的には強制的と受け取っていたとしても不思議ではないでしょう。

不思議ではないですが、国家行為の評価には関係のないことです。

>また日本が韓国を併合する前には日本による軍事行動がありました。尤もこれは韓国(人)ではなく、直接的には清やロシアのせいです。しかし韓国人にとっては併合が日本の軍事力を背景にして行われたことは明らかでしょう。

当然ですよ。が、それを誘発した大きな要因は、当時の半島には自力で国家経営が不可能だったという現実です。個人的な韓国人の感情をここに持ち出すことは不当です。

>中国は1950年(でしたか)チベットを侵略しました。これもチベットを「解放」するという口実でした。客観的にはともかく、多くのチベット人は「解放」どころか「占領」されたと思っていす。しかし中国にとっては「合法」なのです(いわゆる「17条協定」をタテにして)。
>
>1910年当時の日本は韓国に対し「強者」であり、1950年当時の中国はチベットに対し同様「強者」でした。強者は武力を行使、または背景にして弱者を従わせます。そして常に「合法」を主張します。

ご自分で、ご自分の主張の中の大きな矛盾に気がつきませんか?国際的な合意を得て、また日韓の合意を経て併合に至った経緯と、一方的な中国の法的解釈を同列に論ずることに整合性がありますか?

>但し・・・(今の時点で)強制連行だったから補償せよ、という要求に対しては応える必要はありません。もちろん韓国人が要求するのは自由です。

個人が何を感じようと思おうと、そう言う人間が居るというだけのこと。

>問題なのは日本人がそういう主張をすることです。

そうですね。だから、坂さんの言っていることは間違ってますか?そのような主張をする日本人が間違っているのは言うまでもないことですよ。

>それこそ法的に対応すべきです。すなわち「日韓基本条約」ですべて解決済みなのです。どうしてもというならそういう条約を結んだ当時の韓国政府を批判するなり、現政権に補償を要求するのが筋です。

ほう、あなたの当初の御主張からずいぶんトーンが変わりましたね。なぜ最初にそれを仰らなかったんですか。そうすれば、韓国人の個人的感情云々や、坂さんがそれを無視しているなどと言い出す理由もなかったはずですよ。

投稿: たかおじさん | 2011/09/08 08:47

>これは日本人の‘論理’。しかし韓国人は理屈や法律論はともかく、感情的には強制的と受け取っていたとしても不思議ではないでしょう。

>しかし韓国人にとっては併合が日本の軍事力を背景にして行われたことは明らかでしょう。

当時の朝鮮人がそう思っていたなんてことをなんで言い切ってるの?
当時の朝鮮人に直接取材でもしたの?
当時の国対国の約束にたいして国民一人一人の感情を、
なんであなたが現在の常識で判断してるの?

投稿: とおりすがり | 2011/09/08 09:20

志願兵(Volunteer:ボランティア)
徴兵(draft:ドラフト)

をハッキリ分けて説明しないと駄目だと思いますよ。

朝鮮人は、終戦直前まで、徴兵されておらず、全て志願兵です。

よって、朝鮮人日本兵の動員は、強制連行とは違います。そして、徴兵されたものも、前線へは出ていない。訓練途中であったと・・・

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E4%BA%BA%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%85%B5

投稿: | 2011/09/08 10:43


何人かの方から反論を頂きました。

まず、1910年当時の「日本―韓国(朝鮮半島)」と1950年以降の「中国―チベット(あるいはモンゴル)」を同一視するな、とのご意見ですが、
------------------------------------------------------------
我々の意見に反対の立場をとるもの(中共や漢民族、朝鮮民族など)は、「嘗て同じことをやった日本が偉そうなことを言うな!」と言うでしょうから留意しなくてはならず、ii1920さんのご意見はそういったことに警鐘を鳴らす意味でも有意義なコメントだと思いますよ。
------------------------------------------------------------
と靖彦さん( 2011/09/08 02:47)がうまくまとめてくれました。
私は、『強制連行というのは、非合法な強制力によって人民を連行することであって、法に基づいて国民を動員することとは天地の開きがある。』という坂さんの意見は、中国などに逆用される恐れがあり、気をつけなければならないということを云いたかったわけです。

付け加えれば、『法に基づいて国民を動員する』という点について。
『愛国心教育から真の善隣友好外交が始まる。』で坂さんは
-------------------------------------------------------------
(反日日本人は)戦前の日本は犯罪を犯した、戦前の国家指導者たちは戦争犯罪人である、彼らの歴史認識の根底にあるのはこれだ。
だから韓国や中国の立場に立って我が日本を攻撃するのだ。
-------------------------------------------------------------
と述べているところから判断すれば、彼は先の戦争を肯定的にとらえ「犯罪」とは見做していないように思われます(違っていたら御免なさい)。

あの戦争の是非(の判断)を棚に上げ「戦争に必要な法律に基づいて徴兵や動員があった、それに従うのは当然」という場合は、事実上あの戦争を肯定していることになります。

しかしポツダム宣言を受諾した時点で、(捕虜虐待以外の)戦争犯罪を認めている訳ですから、これに沿った解釈が最も相応しく、否定することは「法の精神」に反するわけです。

歴史の動きを見れば、ポ宣言受諾⇒敗戦⇒極東軍事裁判⇒サ条約でそれを受諾・講和⇒国連加盟(国際社会に復帰)。
さらに日韓基本条約(1965年)はいろいろな側面があるものの、根本には1910年以降の韓国併合に対する日本の償いがあります。
「日韓併合」も先の戦争も「日本が悪かった(日本の軍国主義者が悪かった)」ということを世界に公表することで過去がチャラ(それ以上の追及をしない)になったのです。

連行ではなく動員だ、という議論の裏に歴史を逆行させる意図が垣間見れます。

投稿: ii1920 | 2011/09/08 12:26

吉田所長「大きな失敗」…復水器停止知らず
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110908-OYT1T00268.htm

3月12日早朝に前総理韓直人の福島第一原発視察に備えて気象状況や風向などベント
に関わるシュミレーションを行なっていた。
 又、自民党・小泉政権時代に、福島第一原発の2~6号機のECCSのひとつ、蒸発系の
冷却システムを撤去されている事を部門の責任者は知っていたはずだし、
http://c3plamo.slyip.com/blog/archives/2011/06/post_2095.html
ICの停止を吉田所長が知らなかったとは信用出来ない。
非常用復水器(IC)の作動や停止は全電源喪失の話と矛盾する、電源が無ければ作動も出来ない。

【東日本関東大震災の真相は!の掲示板】
http://www.aixin.jp/axbbs/kzsj/kzsj13.cgi
証拠記事を集めた簡約版はこちらをカッチとね

投稿: 愛信 | 2011/09/08 14:34

> 坂様、ii1920殿、コンニチハ

今回のテーマもなかなか難しい問題ですが、本質的な考察が欠けたままではないかと思われ、残念です。

坂様の 「 左翼知識人と反日メディアの妄動を糾弾する 」 には大賛成ですが、彼らの 愚 か さ への突っ込みは今三歩であり、不充分な糾弾に終わっていると思います。

ii1920殿の 「 ...坂さんのご意見はそういう観点を忘れているのではないか、と指摘 」 についても概ね同意致します。
そして、此処に来られる幾人かの方々が「...日本は間違っていない」とか「...事実歪曲だ」とか言って、日本国の対外政策を 過 剰 に 美 化 しがちな態度を省みさせる、極めて大切な指摘と考えます。

但し、
> ...自国の事情がどうであれ外国に併合されることを心から歓迎する国、国民はいません。たとえどんなに貧乏でも、どんなに腐敗していても「独立」を尊いことだと思うのは当然です。

については、如何なものかと。日本に当てはまるのでしょうか? 隣国の愚かな人々はどうでしょうか?

→ 大変悲しい現実ですが、日本には日本の独立を売り渡すような「左翼知識人」と「反日」メディアが存在しますし、九条を守って他国の支配下になってもやむを得ないと主張する愚かな人々も居ります。 また、隣国には自国の歴史と向き合えず、精神的自立が出来ない方々が多く居ると。

では、順を追って小生の考えを述べさせていただきたいと。

先ず、「強制連行」という言葉の使用はその一般的な使われ方から、明らかに間違っています。連行というのは、犯罪者やその疑いのあるものを連れて行く事の表現が主で、日本で作業させる為に連れて行く事には当てはまりません。これは、徴用に拠る動員と記すのが適切な表現でしょう。

その上で、日本による併合を望まなかったのに徴用され日本に連れて来られ、労働を強要された朝鮮の方々にとっては、日本から酷い仕打ちを受けたと恨むのは当然でしょう。しかしながら、それが不法な仕打ちか、謝罪すべき政策なのかは、日本国と朝鮮国との関係に関わって決められるべき事柄であるのは当然です。
日本国側は日韓併合条約に基き、国内法の適用に拠り合法との立場。未払分他の日本国に関係する負債は戦後の請求権協定で解決済との立場。
韓国側は日韓併合条約が強制されたもので、調印の手続きも完了しておらず、無効である。徴用の補償については、戦後の請求権協定で解決済との立場。

つまり、補償問題は国家間で解決済となっているため、徴用の適法性については、基となる条約の成立についての議論が最初に決着されなければなりません。左翼知識人と反日メディアに対しては、真っ先にそれを無視している態度が糾弾されるべきです。

次に、彼らがその日韓併合条約の調印が大韓帝国の総意ではないと主張するのであれば、国民の総意という曖昧なものを元に調印の有効性が決まるものではない現実、大韓帝国の外務大臣が調印したものを無効という愚かさを糾弾すべきです。

※その当時の記録には、大韓帝国の改革派?による「韓日合邦を要求する声明書」が有ったり、君主である皇帝のハーグ密使事件が有ったりして、自身で独立を確保する政治体制や経済力を持てなかったのは明らかでしょう。これは、その当時の列強各国も同じ見解だったとの事。(資料、多数有り)

最後に、そのような政府しか持てなかった朝鮮の歴史に向き合わず、全てを日本のせいと主張する盲目さが韓国の進歩を阻害している事に気づかず、それを助長している左翼知識人と反日メディアのマヌケさはともかく、
日本に併合された大韓帝国の一部知識人と同様の 「亡 国 の主張や振舞い」 をする日本の左翼知識人と反日メディアする愚かさは、徹底的に糾弾されるべきです。

長くなったので、続きは別途に。

投稿: ムフフ | 2011/09/08 14:41

結局、彼らは嘘・捏造がばれても一切釈明も訂正もせず尚も歪曲、偏向を入れつつ情などに訴える活動をしてますので、坂さんなどのこういった指摘に対する反論のようなことが、嘘・捏造の経緯を知らない人や、全くそれを意識してない人相手には通ってまうことがあるのですよね。

それこそ、記事タイトルを拝借して付け加えますと『強制連行の嘘がばれたので「動員」を「強制連行」と偽る左翼知識人と反日メディア」くらいに書いておかないといけないのかもしれません。これでは、坂さんのブログの雰囲気と違ってきてしまいますが。

「従軍慰安婦」も最初は「(従軍慰安婦の)強制連行」ということで騒いでました。嘘・捏造が広く知られるようになると、ご存知の通りです。

そして件の「強制連行」はまさに「強制連行=非合法な強制力によって人民を連行する」。いやいや、言葉では形容しがたいもっとひどい印象を受ける宣伝がなされてました。

「歴史問題」発端である彼らの嘘・捏造を知っている人、あるいは当時それを「真実」として熱心に聞いていた人と、全くそうではない人とで、この記事などの指摘について認識の差が著しく生じる状況にあると思います。

ただ、大きな流れの中では、これも一時的なことでしかないのかもしれませんが。

投稿: あーる | 2011/09/08 19:47

>しかしポツダム宣言を受諾した時点で、(捕虜虐待以外の)戦争犯罪を認めている訳ですから、これに沿った解釈が最も相応しく、否定することは「法の精神」に反するわけです。

どうして、反日サヨク系はこんな白々しい嘘を書き込むのだろう。もう、いつでもポツダム宣言の原文を読める時代なのだよ。

以下が該当すると思われる部分の原文である。

十、吾等ハ日本人ヲ民族トシテ奴隷化セントシ又ハ国民トシテ滅亡セシメントスルノ意図ヲ有スルモノニ非サルモ吾等ノ俘虜ヲ虐待セル者ヲ含ム一切ノ戦争犯罪人ニ対シテハ厳重ナル処罰加ヘラルヘシ 日本国政府ハ日本国国民ノ間ニ於ケル民主主義的傾向ノ復活強化ニ対スル一切ノ障礙ヲ除去スヘシ 言論、宗教及思想ノ自由並ニ基本的人権ノ尊重ハ確立セラルヘシ

これをどう読めば
「ポツダム宣言を受諾した時点で、(捕虜虐待以外の)戦争犯罪を認めている訳ですから」
という捻じ曲がった理解が成立するのだろう。
「捕虜虐待を含むすべての戦争犯罪人に対しては厳重な処罰を与える」としか理解しようがない。日本が行った戦争は犯罪と認めたとは一言一句も書かれていない。

この第10条以外に「戦争犯罪」の文字は
ポツダム宣言のどこにも登場しないのだがね。

投稿: やす | 2011/09/08 23:33

> 坂様、ii1920殿、もう少し続けます。

※次のエントリで新たな論争?が起きている様ですが続きなのでコチラに。

さて、左翼知識人と反日メディアの「亡国の主張や振舞い」は、何処から来るのでしょうか?

「日本国の政策(過去と未来の)に責任を持つ日本人としての過去の反省と償いを促し、未来を誤らない為」と書けば、まぁ、最大公約数的な回答でしょうか。

とすれば、同胞である日本人が不法に強制徴用され、あまつさえ酷寒の地で多数の命を落とす事となったソ連の暴挙を何故、糾弾しないのでしょうか? 韓国での活動と同様にソ連国内で賠償の訴えを起こす活動を何故しなかったのでしょうか? また、有史上、最多数の非戦闘員の命を奪った東京大空襲から原爆投下に対して糾弾、米国への賠償請求の声を上げないのでしょうか? もちろん日本国が行った重慶爆撃や武漢爆撃も同列に扱うべきで、日本民間人虐殺の通州事件(中国の謝罪は無い)も忘れずにと。

ところが、現実に行っているのは、事実を歪曲して日本政府にのみ声を上げ、追及していると。

つまり、彼らは弱者の味方でもなく、過去の反省と償いを進める訳でもなく、自己の利益を図る為に安全な場所から騒ぎを起こしているのが見て取れる事です。...その騒ぎが亡国の振る舞いと解ってか、解らずかは、別途の議論として。

投稿: ムフフ | 2011/09/09 10:21

>強制連行というのは、非合法な強制力によって人民を連行すること

「強制連行」の定義がやや甘いのではないか。次のような定義にしたほうが、説得的ではないか。『』が追加部分。

「強制連行というのは、非合法な強制力によって人民を連行すること、『または、合法的であっても、特定の階層、特定の地域・思想等の属性を限定して、その意に反して強制力をもって連行することをいう。」

この定義によっても、朝鮮からの動員が「強制連行」に当たらないことは自明である。

投稿: | 2011/09/09 14:17

> ii1920殿、

一昨日のエントリに対するコメント、切り口と基本的な論旨については大切と思いますので、こちらにもう少し続けます。

私も、「中国のチベット侵略・奪取と日韓併合は基本的には同じ」というのは、圧力を加えた下でという意味では論理的整合は有るものと考えます。

もし、中国のチベット侵略・奪取が 1910年頃にされているのであれば、かなり?マークがつきますが合法として扱われたでしょう。(注:合法であるとするには無理があるので、外交における取り扱い上は)
逆に、日本の韓国併合が 2000年頃に進んだとしたら、合法としては扱われなかったでしょう。

決定的な差を生んでいるのは、時代の違い、国際社会のコンセンサス形成の変遷と言ったところでしょうか。それは、独立国の主権に対する考え方(タテマエ)と主要国の利害状況(ホンネ)が変わったと言う事です。

では、日韓併合の合法性について言えばどうでしょうか?
手続き上では大韓帝国の首相が調印しており、皇帝の署名や批准がされていなかった事に拠り無効とはならないとの見解が一般的です。 更に、それ以上に重要な国際社会がどう受止めたかについては、ソ連を含む主要国から異議が出されなかった事をもって合法と見做されたとするのが妥当でしょう。

もちろん、その当時の国際社会は今よりも露骨な力(戦力)を背景とした外交の場でしたから、合法性に関わらず自国に都合の悪い条約については異議が申し立てられたものですが。満州国の独立なんかはその例です。

次に中国のチベット侵略・奪取については、どうでしょうか?
根拠となる協定の締結においてチベット政府の協議者(代表権は無い)を脅して署名させ、その後にチベットの首都に 進 軍 し た 上 で協定を承認させたと。 これは、調印者に直接、軍事的圧力を加えての調印ですから国際法(慣習法)上では効力どころか手続き自体が無効とされるものです。
当然、チベット政府は国連に提訴して中共は主要国からの非難を浴びた訳ですが、中京は国連に未加盟で、チベット政府主権回復への軍事力を行使する国が無かった為、そのままと。以降、中共の加盟・台湾の離脱以降は、実質的には黙認状態。

まぁ、日本の外交上の圧力に拠る締結と中国の直接の脅迫から進軍にて圧力を加えた締結とはかなりの違いがあります。
しかし、国際社会のコンセンサスは上に述べた通り、主要国の利害状況を下敷きとした独立国主権への解釈ですから、ダブル・スタンダードとならざるを得ず、合法性の判断も相対的で曖昧なものと捉えるべきでしょう。 

例えば、米国のハワイ王国侵略・奪取はクリントン大統領が謝罪したものの、独立国への回復は無く、まともな政府がもてないソマリアやスワジランド等は国民の為には主要国の保護国となった方が良いと思われますが、その様な負担はどの国も引き受けません。
また、同様のアフガニスタン等は、主要国の利害が大きく絡むのでどこかの国の保護国とはなれないと。

以上、述べた通り、日韓併合が正しくて間違っていないとか、あらゆる人々から非難される言われは無いと云うことは無く、その時々の日本国政府の国際的立ち位置に左右されると言って良いでしょう。


だからこそ、対外的に日本政府を貶める、左翼や反日マスゴミや似非市民活動家や似非人権弁護士は問題なのです。獅子身中の虫どころではありません。 国を失ったチベット人、国を形成できないパレスチナ人に思いを馳せ、私的利益の為に国を貶める輩を駆逐して行くべきと。

その為には、過去の国策の過剰な美化は無用であり排すべきで、冷徹に現実を直視した上で、その様な輩を糾弾するのが大人の義務と考えます。
もし、日韓併合についてコメントを求められたら、合法性を力説するのではなくサラリと「大韓帝国を造った(日清条約で独立を進めた)日本の朝鮮の保護国化は国際社会に受容れられたもの」と返すのが適切でしょう。

投稿: ムフフ | 2011/09/09 14:41

ご自分のHNを出さない人から「姑息だ」(投稿09/10 21:49)と言われるのもどうかと思うのですが、それはともかく、なぜテーマを変えたかと言えば、皆さんの書き込みの「前提」が著しく違うからです。

例えば、ムフフさん(: 2011/09/09 16:19 )のご意見はよくわかるのですが、全く次元が違うのですね。
「戦犯裁判」については現在は「ハーグ戦犯法廷」というのがあり、多少は客観的な審議を期待は出来るとは思うのですが、大切なことは「誰かが提訴しなければ裁判は始まらない」という簡単な前提です。

だから例えば「原爆投下」についてこの法廷に提訴すれば・・・多分提訴する国はなく、受理もされないでしょうが・・・何か出てくるかもしれません。私は反対ではないですよ。

法廷開催、提訴などの手続きがなされていない(事実上不可能)わけですから「アレは戦争犯罪だ。何故有罪にならないのか」などと言っても仕方がないのです。
開かれるのは原告側と被告側とに圧倒的力の差がある、という場合だけです。

ポツダム宣言で日本は「罪」を認めたのか、という点について。
『世界征服ノ挙ニ出ツルノ過誤ヲ犯サシメタル者』との表現がありますが、これを受諾したということはそういう人(勢力など)がいることを事実上認めたことになる、と私は解釈します。

・・・しかしこういう議論はこのスレッドの範囲を逸脱している、と考えたから方向を変えただけです。
-----------------------------------------

サンダーさん、私は「真珠湾攻撃は国際ルールを守っていない」と言っただけです。
私はルールに限定せず、もっと広い立場から考えようとしたのです。

坂さんの『保守とは何か』というテーマについて、彼はいくつかの要素で定義しました。
しかもこの「定義」は現在や未来に通用するだけでなく、過去にも適用できなければおかしい。
ならば1930年代の日本や軍部についてはこういう観点からどうなるか、という問題提起です。

『「保守」の名の下に永遠普遍のルールが在るという前提』などと誰が云いましたか。
坂さんが言っているのは「保守のあるべき姿・心構え」です。「ルール」はその一部に過ぎません。

私は『中国大陸における日本軍の行動は「高い規範意識、ルールを守る、卑怯なまねはしない」などの観点から合格点を与えることが出来るでしょうか。』という問題提起をしただけです。

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バテレンさんのご忠告ですが、テーマ別にみると「従軍慰安婦、靖国、南京虐殺」などという論争点だけで、あの戦争全体を俯瞰したご意見は見当たりませんでした。

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そろそろ引揚げる時期かな、と思います。

1937年の盧溝橋事件、上海事変からはじまるいわゆる「支那事変」、太平洋戦争(大東亜戦争)の最大の問題は「大義」がなかったということです。
「大義」というのは日本にとって(いいですか、この前提が大切です)「何のための戦争だったか」ということ、すなわち「戦争目的」です。

とりわけ支那事変の戦略目的は当時の帝国議会においても説明できなかった。
そしてずるずると戦線を拡大し、手に負えなくなって対米英戦争に突入した。
敗戦の結果何を得ましたか?

ここでは「戦犯」が問題になっていますが、軍隊が消滅したことこそ、我々日本人にとって一番問題視しなければならないことです。
戦争は「結果がすべて」です。
軍隊の消滅という結果であの戦争は何の意味があったのか、考えてみる必要があります。

トンデモ史観などには対応しませんが、有力はご意見が出ればまたお目にかかるかもしれません。

投稿: ii1920 | 2011/09/11 12:14

> ii1920
当時の米国は支那大陸に進出したかったのだが
列強が全部分割していて不可能・・・
そこで米国は
支那の門戸開放・機会均等を唱える「九ヶ国条約」を結ばせる。
しかし当時の支那は軍閥の群雄割拠する無法地帯!
主権国家などではなかった。
隣国の日本にまで被害が及ぶ状況であるのに(米国の中南米のごとく) 日本の行動は制限されるようになった。
 
さらに日本は
アメリカの圧力で「日英同盟を廃棄」させられる。
(日本の国際的孤立 支那の政局も混乱 共産勢力の浸透)
ドイツから受け継いだ山東省の権益も支那に返還する。

ワシントン会議で対華21カ条も事実上廃棄となる。
支那における日本の立場を認める「石井・ランシング協定」も廃棄させられる。
 
しかし
五・四運動で火がついた反日機運がやむことはなく・・・
阿片戦争以後 支那が列強から受けた屈辱をすべて日本に向けられて排日・侮日運動となる。 

どうだ! ii1920
当時の日本はこれほどまでに我慢し譲歩したんだぞ!
それともお前は まだ
「山賊どもの中でも淑女たれ!」
とでも言うつもりか!

投稿: 柳生大佐 | 2011/09/11 14:56

> 柳生大佐 殿

やはり、柳生大佐殿らしくなく、チョッと気になりましたので、コメントさせてください。

感情的な表現が多く見られるのは、どうした事でしょう? 

> 日本はこれほどまでに我慢し譲歩したんだぞ!

とか、国際交渉の結果に対する評としては如何なものかと思います。まるで、健さんの任侠?映画の出だしみたいなもの言いです。 この後に続くのは、耐えて耐えて、それでも耐えたのに相手が一線を越えたので、止むを得ず武力行使で成敗を...となりそうな。

国際交渉では、相手側が 山賊 や 海賊(昔の英国海軍) と同列であるのは当たり前(特にその当時は、)で、もし、日本が淑女を気取ったとしたら全くの愚か者と。

何せ、ワシントン会議なんか、相手の手札を盗み見しながらシレッとして勝負するポーカーみたいなものだったでしょうから。
それでも日本は交渉の妥結に同意したのですから、その結果は引き受けざるを得ないのは致し方ないでしょう。

もし、米国が力に任せて不利益を押し付けたのが悪いとの理屈を容認するとしたら、今の韓国国民と同じレベルのメンタリティーになってしまいます。

力の無かった日本 or 外交交渉に劣った(利を確保できなかった)日本と反省し、捲土重来を期すべきでしょう。

投稿: ムフフ | 2011/09/13 16:06

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