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2011/09/13

国民政党に脱皮した左翼・リベラル政党の登場を強く望む

今日も左翼について書きましょう。
先日書いた左翼に関する記事は、日本の左翼の変態ぶりを明らかにするものであり、左翼そのものについての説明は不十分でした。
だから今日は、現代左翼の本質について語りたいのです。

私は、左翼勢力というのは、社会の安定と成長のために必要な存在だと思っています。
先日も書きましたが、左翼の本質は自由と平等と寛容です。
一方、私の考える保守は、規律と競争と伝統的価値観の重視です。
世の中、自由と平等と寛容ばかりでは困りますが、規律と競争と伝統的価値観がすべてでも息苦しく感じるに違いありません。
やはり自由と規律、平等と競争、寛容と伝統的価値観、これらの共存と互いの切磋琢磨が大事だと思います。
つまり、右と左の両勢力が競い合う、これが健全な民主主義社会だということです。

------------------------------------------------------------------

左翼と言えば、1980年代までは共産主義者のことでした。
が、ソ連の崩壊と中国や北朝鮮の変質により共産主義の破綻が明らかになると、その後はもっぱら社会民主主義者(社民主義者)を指すようになりました。
今、欧州で「左翼」と呼ばれるのは社民主義者です。

では、社民主義とは何か?
社民主義は、19世紀においてはマルクス主義や共産主義と同意語でした。
ところが、第1次世界大戦を機に国益重視派(右派)と階級闘争重視派(左派)に分裂し、左派が共産党を名乗るに連れて右派が社民党の正統となりました。
つまり現代社民主義の源流は、最初から反共産主義なのです。

初期の社民主義は、資本主義の分析や歴史観はマルクスを継承しながら、暴力と独裁によって社会を変革するのではなく、議会で多数派を形成し、資本主義の欠陥を段階的に改良していくというものでした。
ただ、当初は、将来的には社会主義社会を目指し、西欧列強による植民地支配も否定していました。
が、その後、「社会主義的植民地政策」を宣言し、植民地領有を公然と認めるに至ります。
そして、1959年のバート・ゴーデスベルク綱領や1962年のオスロ宣言によってマルクス主義と絶縁し、中道左派の国民政党へと脱皮するのです。
以降は、資本主義を前提とした体制内での改革・改良に重きを置くようになります。

つまり、社民主義者は、共産主義者のように国家を否定し資本主義を打倒するのではなく、国家の存在と資本主義体制を肯定した上での公正と平等を希求するようになったのです。
その国際主義も、国家を基本にした国際協調主義であり、共産主義者のような者階級の国境を越えた連帯とはまったく違います。
また、核にあるのは、その歴史的経緯から明確な反共産主義です。

【注】フランス社会党がマルクス主義と決別したのは1971年のエピネ宣言です。

------------------------------------------------------------------

元々がマルクス主義とは無縁な英国党が過去の植民地主義を反省しないのは解ります。
が、ドイツやフランス、オランダなどの社民主義者が自らの植民地主義を謝罪しないのは不思議に思えます。
なぜなら彼らは、暴力と独裁による社会変革、つまり革命を否定しながらも、将来的には社会主義社会を目指していたからです。
つまり、当時の社民主義者たちは依然としてマルクス主義の影響を受けていたのです。
にもかかわらず、彼らは植民地領有を公然と擁護していました。
それは、文明国による植民地支配は生産力を発展させ、植民地の文明化を促進すると考えていたからです。
要は、韓国の李栄薫ソウル大教授が唱える「植民地近代化論」に近い考え方を当時の社民主義者たちは持っていたということです。
だから植民地主義を反省しないし謝罪もしない。

ここまで書いてくると、西欧左翼と日本の左翼との違いが皆さんにもお解りいただけたと思います。
日本の左翼は反省と謝罪一辺倒ですからね。
ほんとうに、もうバカじゃないの?と言いたいくらい。
が、日本で社民主義を名乗る社民党のルーツを見ると「さもありなん」と思います。

Sakisaka                 日本の社民主義を歪曲した向坂逸郎

日本の社民党の前身は日本社会党です。
この社会党、まさに雑煮のような政党でね。
キリスト教左派や戦前の革新官僚、組合主義者、農民運動の指導者、共産主義者、部落解放同盟の利益代弁者、リベラリストなどによって構成されていました。
その中で、もっとも強い影響力を持ったのが共産主義者です。

共産主義者といっても日本共産党とは無縁です。
実は、戦前の共産主義には講座派と労農派という二つの流れがあって、共産党は講座派の流れを汲み、労農派は戦後、社会主義協会として日本社会党の中核を担うことになったのです。
つまり社会党の土台は、反日本共産党の共産主義者たちだった、ということです。
それは、1964年から1986年まで社会党の綱領的文書とされた「日本における社会主義への道」が社会主義協会主導で作成されたことからも分かります。

「日本における社会主義への道」の「外交路線と国際連帯」の項には以下のように書かれています。

日本社会党の外交路線は、積極中立である。当面の課題は、日米安保条約を解消し、自衛隊を国民警察隊、平和国土建設隊に改組し、アジア太平洋地域の非核武装地帯の設定をめざす。
日本社会党は、資本主義国の社会主義政党・社会主義インター、インドなど非同盟諸国、ソ連中国など社会主義諸国との国際連帯をめざす。

日本社会党が、西欧の社民主義者とは異質な、「共産主義者もどき」の集まりであったことが上記の文章を読んだだけでよく解ります。
国益よりも反米・容共・階級闘争優先、これが社会党でした。
だから、国家を攻撃し中共や北朝鮮と一体となって日本を非難したのです。

この反日政党の嫡男である社民党には、絶滅危惧種ではなく絶滅種になってほしい、と強く思います。

------------------------------------------------------------------

競争と格差こそ人間と社会が成長・発展する原動力であると考えている私には、社民主義的平等は受け容れられません。
平等というのは「権利と義務の平等」であって、男と女が同じとか、弱者や少数者を優遇する(機会の平等)ということではありません。
自由も同様です。
規律や規則の裏付けがない自由は、単なる身勝手であり我が儘に過ぎません。
寛容は、個人としてはそうありたいと思いますが、国家としては限度があると思います。
西欧を見れば分かりますが、自国の文化や生活様式に同化しない人たちの受け容れは、治安の悪化と社会的混乱を招くだけであり、絶対に反対です。

とは言え、一方にそういう勢力が存在することも必要であると私は思います。
それが民主主義社会だと思うからです。
が、大前提は、西欧の左翼がそうであるように国益と国民益の優先です。
日本を憎悪し、体制を攻撃することしか能がない売国・反日左翼にはさっさと退場してもらいたい。

階級政党、あるいは反体制政党ではなく、国民政党に脱皮した左翼・リベラル政党の登場を強く望むところです。

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政治(国内)」カテゴリの記事

コメント

いつも楽しく拝読させていただいております。

左翼がリベラルであるだけなら、問題は少ないないのですが、現在の民主党、社民党、共産党、公明党などは反日がバックボーンにある。
これを私は絶対に認めません。
自民党の大部分も、積極的反日とは言えぬまでも、国体の維持に無関心な輩で占められていることに大いなる危機感を持っています。

また中曽根大勲位のことを尊敬されているようですが、私はナベツネと同様、老害の典型だと思っています。
彼が靖國神社を中国に切り札として譲渡したことは、絶対に許されない悪行であり、筆舌に尽くし難い国益を損ねたことは明白です。

投稿: tbsasahinhk | 2011/09/13 19:09

tbsasahinhkさん
はじめまして。

>また中曽根大勲位のことを尊敬されているようですが

よく理解できません。
私が?
何を読んでそういうことを書くのか?
実際は、私のブログを読んでいない!
ということがバレバレですよ。

>私はナベツネと同様、老害の典型だと思っています。

ほぼ同意ですが…

落書はやめてほしい!
ですね。

投稿: 坂 眞 | 2011/09/13 19:22

申し訳ありません。
”中韓を知りすぎた男”に書いてあったことが頭にあったことで、とんだ失礼を致しました。

投稿: tbsasahinhk | 2011/09/13 19:37

博覧強記に敬意を表します。
頷きながら拝読しておりました。

ただ、最後の2行

「階級政党、あるいは反体制政党ではなく、国民政党に脱皮した左翼・リベラル政党の登場を強く望むところです。」

ここで少し混乱しました。

階級政党は実質的に消滅しており、論ずる必要は既にないのですが、「国民政党に脱皮した左翼・リベラル政党」の把握がうまくできません。

国民政党が階級政党の対置語なら、国民各層の支持に依拠する政党ということになりましょう。
問題は、「リベラル」の概念なのです。
「政治的に穏健な革新を目指す立場」が一般的な理解だという前提で言えば、敢えて左翼の必要があるのかということです。
左翼の本質が自由・平等・寛容というご指摘は理解できます。でも、左翼ならずとも自由・平等・寛容であることは可能ではないのでしょうか。

そのような疑問を持っております。
勿論、浅学ゆえの疑問ではありますが、いつの機会にか、ご示唆をいただければと思い、厚かましくも申し上げました。

いつもながら、考える機会を与えていただいたことに感謝しております。

投稿: Ethos | 2011/09/13 19:49

正に坂眞さんの主張がここに現れているエントリー
と言えます(^o^)

国家観には本来右翼も左翼も無いものでして
国家観を否定する日本のサヨクが如何に異常分子
かって事ですな(^_^メ)

国家観が無いから菅も辻元も「屑」なんですな。
こ奴らは社会主義者ですら無いと。

日本に健全な左翼が少ないのが民衆の不幸だと
言わざるを得ませんな(--;) ウ

投稿: abusan | 2011/09/13 19:56

申し訳ありませんが、ii1920です。

坂さんの「左翼論」、興味深く読みました。
前のスレッドでは直接関係ないことを書き、ご迷惑をおかけしましたが、ここでは彼の意見に賛成する方向で、彼らの考えの「根本」について私の意見を述べます。

---------------------------------

現在いわゆる「左翼」の話を聞いていると、やはり根本にマルクス主義があるようです。

1.「疎外」、「搾取」という概念。つまり労働者は資本主義社会で搾取され疎外されており、本来の人間性を奪われている、という考え方です。

2.天皇制への嫌悪感。これは(講座派が重視していた)「32年テーゼ」を受け継いでいます。共産党には賛成できないが、天皇制も同様受け入れられない、という立場です。
ご承知のようにこのテーゼの結論は(戦争の前夜であった1932年当時)「日本において共産主義者の最大に敵は天皇(制)である」というものです。

3.先の戦争では殆どの人が戦争に協力し、旗振りをしました。唯一共産党だけが戦争反対でした。戦争に賛成・協力した社会主義者はこういう共産党に「負い目」を感じており、それが今なお尾を引いている、と思います。

さて・・・
1.の疎外論からは「社会主義社会しかない」という結論が導き出されますが、その社会主義は実はとんでもないことが判明し、これは「目標ではありえない」と彼らは悟ったわけです。
社会主義もダメ、といって資本主義を認めるものけったくそ悪い・・・そこで向かったのが「人権」とか「環境」、「平和」などで、いわば「阻害・搾取」論のはけ口になっています。

2.天皇制については今なお「君が代反対」を唱える教師(共産党員とは限らない)がいることで分かります。

3.の戦争協力への負い目が、多分、護憲すなわち「第9条を守れ」という運動などに繋がっています。1960年代でしたか、安保闘争で「日本帝国(軍国だったかも?)主義復活阻止」と叫んでいたことを思い出しました。つまり日本が‘公式に’軍隊を持てば軍国主義に繋がる、という主張です。

以上多少うがった見方ではありますが、現在の「左翼」をうまく説明できると思います。

------------------------------------------

今では「左翼」は存在しない、という人もいますが、実はかなりの力を持っており、例えば教育現場で天皇を素直に敬愛できないという教師は非常に多いと思います。(私自身教育に携わっていましたのでよく分かります)。また護憲勢力は侮れない数です。もしごく少数なら改憲なんかすぐ出来るはずです。

私がこれまで先の戦争に拘っているのは3.を意識するからです。
前のスレッドでレッドバロンさんが『今現在の日本が1930年代に戻らないようにってのは、杞憂以外の何物でもありません。』と述べています。

私もその通りと思うのですが、先の戦争を美化したり「日本が法と正義を守った(他国よりも)と自慢」(ムンフさん)することは、護憲勢力に「やはり、日本が軍隊を持てば昔の軍隊と同じになる」という主張に口実を与えることになり、改憲は遠ざかることになります。

投稿: ii1920 | 2011/09/13 22:04

今日のアクセス急増記事 URL
【前航空幕僚長の国防問題の掲示板】
http://www.aixin.jp/axbbs/kzsj/kzsj10.cgi
【愛信情報市場逆アクセス・ランキング】
http://aixin.jp/garnk.cgi

【今が旬、愛信情報】
http://www.aixin.jp/AJI17.cgi

9月14日13:00~
本会議審議中継を見ています,国務大臣所信表明演説
URL 未定

【動画ニュース掲示板】最新版
http://www.aixin.jp/axbbs/kzsj/kzsj6.cgi
【動画ニュース最新版タイトル一覧】はこちらをクリックして下さい。

投稿: 愛信 | 2011/09/14 00:03

re:今日のアクセス急増記事 URL
ps:
関東大震災と不逞朝鮮人の暴虐 1
http://satehate.exblog.jp/16848508/

関東大震災と不逞朝鮮人の暴虐 2
http://satehate.exblog.jp/16848525/

投稿: 愛信 | 2011/09/14 00:30

お久しぶりです。

>日本を憎悪し、体制を攻撃することしか能がない売国・反日左翼

彼らがこのような性向を抱くようになったのは、やはり心の底にどこか満たされないものを抱えていたからでしょうね。「左翼は恵まれた生活を送りながら、なぜ日本を貶めるのか」とはよく言われることですが、人間というものは、いかなる境遇に置かれても何かしら不満やストレスは感じるものです。もちろん、その「不満」とは人それぞれで、中には本当に不幸なケースも少なくないでしょうが。
「ブ左翼思想にはまるのは高学歴で社会的地位も高い人の方が多い」ということもよく言われますが、あえてうがった見方をすれば、彼らは表向きは「いい子」「優等生」で通ってきたけれども、心の底では屈折したものを抱えていたのかもしれません。左翼系のブログを見ていると、「この人はいったい何をそんなにカリカリしているんだろう、パソコンにかじりついてばかりいないでどこか遊びにでも行けばいいのに」と思うことがしょっちゅうありますが、彼らは根がまじめなだけに、ストレスを心の中に溜め込んだまま暴発させてしまうのでしょうね。
いずれにせよ、こういう人間の心の中の不満を食い物にするあたりが、ブ左翼思想のカルトたる所以でしょうが。

投稿: 南溟 | 2011/09/14 07:40

>>平等というのは「権利と義務の平等」であって、男と女が同じとか、弱者や少数者を優遇する(機会の平等)ということではありません。

すみません、カッコの中はもしかして「結果の平等」となるのではないでしょうか?
「機会の平等」であれば好ましいことだと思うのですが……
違っていたらごめんなさい。

投稿: | 2011/09/14 11:10

こんにちは
私は学のないすっとこどこっこいですが、日本の左翼のだらしなさを見るに耐えません。ドイツの左翼の人を知っているのですが彼は反ナチス、そして愛国という確固たる信念を持っていました。日本では左翼=非愛国という図式がありますが、他の国ではそうではないのだな。と思わされました。日本にもドイツの様な愛国左翼政党が出来ないでしょうか? 

投稿: shinzei | 2011/09/14 14:38

オンラインネット署名で、新着プロジェクト発見! 〃民主党不信任案〃に署名して民主党解散に追い込みましょう。ちなみに、人権侵害救済法案、外国人参政権法案に反対の署名は、9月26日が期限になっています。日本を取り戻したい方、これらの署名をどうぞ宜しくお願い致します。

投稿: ナナシ | 2011/09/14 16:09

>申し訳ありませんが、ii1920です。

この書き出しに、この者の卑屈な考え方が
よく表れている。自らの主張を正々堂々と開陳するときに
「申し訳ない」はなかろう。

自分がきちんと反論できないことは
「トンデモ歴史観」とレッテルを貼り、

>先の戦争を美化したり「日本が法と正義を守った(他国よりも)と自慢」(ムンフさん)することは、護憲勢力に「やはり、日本が軍隊を持てば昔の軍隊と同じになる」という主張に口実を与えることになり、改憲は遠ざかることになります。

と歴史の正当な評価を「戦争美化」にすり替え、
あたかも「改憲」を望むようなふりをして
自衛隊の国軍化を否定する。
「改憲」(自主憲法制定が最も望ましいが)の
大きな目的の一つは日本の安全保障体制の明文化
すなわち自衛隊の国軍化であることは疑う余地がない。
手足を縛られた自衛隊ではなく
正規軍として機能する軍隊を持たずして何が「改憲」か。

それとも軍隊保持の是非を除外して「改憲」論議が
可能とでも妄想しているのだろうか?

価値観や戦闘行為そのものが大きく様変わりしているのに、
「昔の軍隊と同じになる」という莫迦げた
口実が通用するとも思い込んでいるようだが、
アサヒるがよく用いる「軍靴の響き」と同様に
過去と現代をごちゃまぜに論じる
時代錯誤の妄言にほかならない。

この論者のように、
違法な東京裁判とGHQ占領政策に軸足を置いた
卑屈な考えこそが「改憲」論議を遠ざけているのだ。

投稿: やす | 2011/09/15 13:42

> ii1920殿、やす殿、

すみませんが、ムンフではありません、ムフフです。
其処のところ、宜しくお願い致します。

さて、ii1920殿の御指摘である「護憲勢力に...という主張に口実を与えることになり、改憲は遠ざかる」につきましては、私もそのように思いますが、それより重要な心配が抜けていないかと心配するものです。

それは、先の戦争の美化が、先の戦争に至った経緯の全肯定につながり、過去の誤りや失敗の反省を受止められないままになってしまうという心配です。

そして、その様な方々が増えますと、いつか来た道を再び辿ってしまうか と恐れるものです。

現に、大東亜戦争に至った経緯の研究は多く有り、出版や放送されたりしていて、一定の理解はされていると思いますが、何が誤りで何が失敗であったかのコンセンサスが広く取られているとは思えません。

→ 自存自衛の戦いだったと肯定しながら、自衛はできなかったので自尊にだけすがりつく輩、はたまた、平和への責任として一億総懺悔から総禊ぎを唱え、謝罪して金を払って終わらないので、ひたすら他国に隷属する輩と。

どちらも自国の歴史を直視できない韓国人と同類といえましょう。

次に、やす殿の御指摘である「価値観や戦闘行為そのものが大きく様変わりしているのに、...莫迦げた口実」という通り、無条件な過去の美化の影響は、果たして杞憂なのでしょうか?

やす殿の「歴史の正当な評価」が、満州事変や日米開戦の支持(避けられなかった戦争)となってしまわないのでしょうか?
そして、それは天皇の統帥権を口実とした軍の暴走との過去の研究をどの様に捉えているのでしょうか?

ですから、「戦力を持たず」とか「集団的自衛権の行使はできない」とかの非現実的な憲法の条項やその基となる前文は改定(全面削除)されなければならず、日本国軍とそのシビリアン・コントロールと緊急時の指揮について、すべき事(無為無策であってはならない)と規制(暴走してはならない)をキチンと明文化するべきなのです。

いずれにせよ、国際社会の現実を直視して、冷徹に戦略を練った上での国策遂行につなげてゆくべきと考えます。

→ イラク戦争、アフガン戦争、独立できないパレスチナ、侵略されたチベット、台湾独立への威嚇等々、国際社会の現実は、大東亜戦争の時代から大きく進歩しているとはとても言えないのではないでしょうか。

投稿: ムフフ | 2011/09/15 17:59

欧州の社民政権と植民地の関係興味深く拝読しました。文明という、いかにも欧州らしい基準に反論できるのはガンジーぐらいなものでしょうか。統治体験が長きに渡る、あちらの左翼はパレットの上に沢山の色を持っています。

もともとフランス革命後に召集された国民議会の議場・左側に陣取ってたのが元祖・左翼の諸君でした。共和国防衛に燃え、文字通り火のごとき愛国心を持っていたのは彼らの方であります。

右側に座っていたのが穏健派ですが、果たしてあれを保守といって良いのか? フランスの支配勢力であった貴族層とカトリックは亡命、或いは財産没収されて追放されており、王党派はすでに議場の外にしかおりませんでした。

フランスの国歌「ラ・マルセイユース」は革命防衛の意気に燃え、パリへと向かうマルセイユの義勇兵が歌った軍歌でありました。詞の内容はご承知の通り、勇壮を越えて凄惨、オリンピックのような平和の祭典では、いかがなものかと物議を醸す激越な愛国の歌です。

フランスの王党派の流れを汲む人達は 今でもあの歌は、少なくも積極的には歌いませんね。公職にある人達が起立しないなんて、そんな無様な真似はしませんが。7月14日には国旗に黒いリボンを付ける慣わしがあるようです。上品な嫌がらせをする日教組が右にいる按配でしょうか。

フランスが左翼国家たる所以です。その後はナポレオンの登場を見、帝政、王政、共和制の間を揺れ続け、体制転換の繰り返し。フランス共産党はモスクワと近かったため、第2次大戦前、戦中の反共勢力はナチスと結ぶ混迷ぶり。

坂さんのご文は 逆にフランスにとって保守とは何か、を考える機縁になりました。エドモンド・パークに始まる英国の保守主義は、フランス革命に当初は同情し、しだいに警戒し、やがて嫌悪と拒否感を持つに至りますが、フランスの場合、最終的にはドゴールの登場を待たざるを得ないでしょう。

超越的価値としてのフランスを、ドゴールは説明も注釈も加えておりませんが、フランスは世俗国家の右代表ですし、ジャンヌ・ダルクじゃあるまいし、神のお告げという訳にはいかないですが。右も左もない、王党派から左翼まで内包する、汎神論のごときフランス。しかし、ドゴールから言わせれば、超越的でないものなど国家の名に値しないのです。

幕末以来の迷走、未だし。左翼が左翼でないのは近現代だけの問題ではありません。敢えて言えば、春闘=馴れ合い百姓一揆の集団です。世界一悪い奴は近場の代官や庄屋で、或いは社長か校長で、外国は聖人の国か西方浄土に近い所と思っている。その場所を乗っ取って、自ら統治する発想さえないのでは?

お願いですから、ちゃんと左翼らしい左翼が育って欲しいものです。

投稿: レッドバロン | 2011/09/15 21:19

ムフフ殿

>すみませんが、ムンフではありません、ムフフです。
其処のところ、宜しくお願い致します。

失礼、反論するときは相手の主張に手を加えぬよう当該箇所をコピペするので誤記がそのままになってしまいました。真摯なお尋ねに対して当方なりの考えを申し上げます。

重ねて申し上げるが、歴史の正当な評価と戦争美化は別物だと考えます。当時の日本人の価値観を物差しにして当時の国際情勢を分析することは戦争美化でしょうか。そしてそれがなぜ、「全肯定」につながるのか理解に苦しみます。
日本は負けたのです。敗れたがゆえに今日のような腑抜けぞろいの国になってしまった。
いつか来た道を再び辿りたいなどと思う訳がありません。
また負けてさらに腑抜けになったら、日本という国そして愛すべき日本文明は地球上から消滅します。生き残った日系○○人が日本文明を継承できるはずもなく、いずれアステカやマヤのような伝説上の文明と化すでしょう。

それは解決を先送りし続ける「見せかけの平和」という現状を保っていても同じことです。自らの安全保障を他国に預けたままで日本文明が生き永らえるでしょうか。
戦勝国が指図した通り、言論を統制し、軍事活動を制限し・
平和を愛する諸国民に自国の安全を半世紀以上もゆだね続けてきたのに、核兵器を保有した周辺国家に今なお敵視され続ける日本人のままでいいのなら、お好きにどうぞです。
用心棒の米国が元気なうちは、まあいいでしょう。
でもいつまで元気でいられるでしょうか。
在日米軍の存在は気になるなら、出て行ってもらいましょう。自分で自分を守れるようにしてからね。

先の戦争では自分で自分を守ろうとしたが、守れなかった。なら、守れるようにするにはどうすればいいか考えなければなりません。だから「軍部の暴走」などという安直なGHQのシナリオに依拠せず、虚心坦懐に歴史を正当に評価したいと考えているのです。

現代日本に「あと2年で石油備蓄が枯渇する」という事態が絶対に起こらないという保証はどこにもありません。原発再稼働がほぼ不可能になり、その危機は一段と大きくなっています。日本はそのような国難をどう乗り切ればいいのか、色眼鏡なしで分析した歴史がヒントを与えてくれるはずです。

逆に一つムフフ殿に質問します。
貴君は大東亜戦争を「避けることができた」と考えているようですが、当時の日本人の価値観に立ってどう避けることができたのかぜひ教えていただきたい。

投稿: やす | 2011/09/16 23:34

> 坂様、

小生のコメントに、やす殿が御質問(...の形での意見表明?)とのことですので、再度、書込みさせてください。

> やす殿、

先ず、小生が考えます事を適切に理解いただくため、前回のコメントで言葉が足りませんでした部分を少し補って申し述べます。

私も 言葉そのものの意味では、歴史の正当な評価 と 戦争美化 は別物だと考えます。 また、何故そのような歴史に至ったかについて、当時の価値観に基いた国際情勢の分析も必要な事柄で、それがそのまま 戦争美化 になるものではないと考えます。 もちろん、その分析自体が「全肯定」になる訳でも有りません。

私が指摘しましたのは、やす殿が

「...莫迦げた...」と述べた程、「昔の軍隊と同じになってしまう危険」は無いのか?

という点であり、そこを危惧しているものです。その理由は、将にやす殿が憂えている現行憲法の不完全さ(不健全さ?)です。それは、理想(空想か?)に基いて現実を直視していない為、国の政策に誤った影響(ミス・リード)を与えていると捉えております。

自衛の戦力(軍備・軍隊)を保有し、国防においては必要十分な行動(集団的自衛権の行使、先制攻撃)が出来、シビリアン・コントロールを明確に確立させる為に改憲が必要と考えます。(解釈改憲等は、不完全さを助長するもの)

上に述べた中で、シビリアン・コントロールが効かなくなるという点を捉え、「昔の軍隊と同じになってしまう危険」の可能性を考えている訳です。

→ まぁ、現大臣のシビリアン・コントロールに対する発言から統制する側の危うさ、現役幕僚長の懸賞論文事件からは統制される側の危うさの存在は認識できる事と思います。
もちろん、自衛隊派遣時の現実に合わない火器制限や抗戦対応制限などは、シビリアン・コントロールを危うくする元になると考えます。

それでは、御質問に対する私の考えですが、貴殿の前提条件を厳密に受止めて論理的に導きますと、

「避けることはできない」 としか答えられませんでしょう。

この様な問い掛けには、タラ・レバ で幾つか条件を付けたとしましても、確定的 or 断定的に答える事はできないものです。→ 米国から宣戦布告を受けるケースだって有り得ることです。

まぁ、この手の話の進め方としては、「その当時の日本人全ての価値観が変わらずに」と云う前提条件を外した上で、「...避け得る可能性は有ったか?」と問い掛けから始める事でしょう。
その意味で、日本国民がマスゴミの煽動に踊らされず個々に自立してモノを考え、国全体を考えて政治に責任を持つ姿勢が大事と思います。

→ その様な姿勢から、日米交渉引き延ばし、英国や蘭国との個別交渉とか満州国の共同統治とか色々な代替策が検討されるものと思います。

最後に、開戦に至った経緯の詳細が明らかになりつつある今では、「軍部の暴走」はGHQのシナリオと言うのは矛盾した言い方ではないでしょうか? もし、計画的に世界支配を企んだ共同謀議なんてのが有ったら「暴走」ではないでしょうし、逆に陸軍も海軍も望まなかった対米戦を止める事が出来ず進んでしまったのは暴走と言わずして何と言えましょう。

投稿: ムフフ | 2011/09/19 13:12

私は現在、不熱心な社民党員です。2003年から民主党、社民党の政党支部職員、国会議員秘書を生業にしておりましたが、先の総選挙で失職しました。出自は高校時代に民青に入り、後に毛沢東分派入り。ML同盟系を経て、現在は反中国反北朝鮮の親米リベラルを自認しています。
現在、民主党に代わるリベラル政党の結成を期待しています。

投稿: ささりんどう | 2014/01/14 19:03

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» 右翼の敵と左翼の敵~仮想敵の設定を変える必要性~ [異常な日々の異常な雑記]
右翼と左翼はいつの時代も喧嘩しているわけですが、いずれの側にしても、仮想敵がフランス革命の頃とはえらく様変わりしたなあ、という印象があります。 本来なら革命を急進的に進めるのが左翼、漸進的に進め...... [続きを読む]

受信: 2011/09/13 21:33

» 討論 野田内閣と日本の行方 [風林火山]
保守のイメージを装っていた野田首相であるが、組閣人事で明らかなになったように、閣僚の大半は中韓びいきの超がつくほどの売国奴であり、これは事実上、小沢傀儡内閣である。 [続きを読む]

受信: 2011/09/14 00:21

» 893のピンハネを黙認する東電が原発作業員の食事無償提供を打ち切り ネットから怒りの声 [政治経済ニュース・今私の気になる事]
現在もいっこうに収束の気配を見せない、福島原発事故問題。復旧の度合いのみならず現場で必死に復旧活動をされている作業員の方たちの健康も心配されるが、目を疑うような報道が本日発売の東京新聞に掲載されていた。 なんと、福島原発作業員へ東京電力から無償で配…... [続きを読む]

受信: 2011/09/14 06:37

» 医師の世界の不思議 [普通のおっさんの溜め息]
 少し古くなりましたが、5日のテレ朝で「長引く治らない症状ありませんか?そんなあなたにぴったり!本当の原因をもう一度探る名医のセカンドオピニオンSP第三弾!これであなたの悩みを解消します。」というキャッチコピーの「たけしの健康エンターテインメント!みんなの...... [続きを読む]

受信: 2011/09/14 13:15

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