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2011/10/25

中国の道徳崩壊は毛沢東の神格化にあり

しかし酷いニュースだった。
私は中国ウォッチャーで、人民網や博訊新聞網、Searchina、Record Chinaなどをよく読んでいる。
すると、ビックリするような情報によく出くわす。
中には「今の時代にこんなことってあり?」と考え込んでしまうような無残極まりないものもある。
が、今回の事件はさすがに酷すぎる。

今月13日、広東省仏山市で、2歳の少女・悦悦ちゃんがひき逃げ事故の犠牲になった。
事故を起こした車は、悦悦ちゃんにぶつかったことに気がつきながらそのまま走り去った。
で、その際、後輪で再び少女を轢いた。

その後、7分間に18人もの通行人が通り過ぎたが、誰も少女を助けようとはしなかった。
その間に別の車がもう一度、悦悦ちゃんを轢いた。
事故後、悦悦ちゃんは集中治療室(ICU)で治療を受けたが、死亡した。

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この事件は日本のメディアでも大々的に取り上げられた。
超大国への道を驀進する現代中国の負の部分を象徴する事件として。
もちろん事件は中国国内でも大きな注目を集めた。
そして、ネットの調査によると、中国人の80%が「中国社会の道徳は大きく後退した」と感じていることが明らかとなった。

「礼儀の国」中国でなぜ道徳が失われてしまったのか?
ネットでは、「拝金主義の蔓延が原因」との回答が44%を集め、最多となった。
続いて32%の「刑罰が軽すぎる」が2位となっている。

「礼儀の国」中国―というネット調査の前置きは噴飯ものだが、この事件はさすがに衝撃だったようだ。
下の映像を見れば、それも納得がいく。
よちよち歩きの幼子を車で轢き、いったん停止しながら、何食わぬ風で走り去る車。
血を流しながらもがいている子に、一瞥もくれずに、あるいは覗き込みながら通り過ぎる人たち。
そして転がったゴミでも轢くようにして走り去る2台目の車。
もう狂った社会としか言いようがない。

中国では、防犯カメラに映った人々のあまりの「無関心ぶり」に衝撃が走っている。

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正直、私は衝撃を受けた。
人々の冷たさにではない。
2歳の幼子の命が、こういう形でいとも簡単に奪われる光景に対してだ。
これは何なのか?
日本では絶対にありえないことが当たり前のように目の前に広がっている。

それは「拝金主義の蔓延」のせいではない。
「刑罰が軽すぎる」はもっと違う。
おそらく、人の命は羽毛より軽いとされる中国人の価値観が影響している。
そして、他人にかかわるとロクなことがないという中国社会の現実を反映している。

日本では、助けてくれた人を加害者呼ばわりして警察に突き出したり、慰謝料を請求したりすることはまずないが、中国ではそういうことが間々ある。
転んだ老婆を助けた若者が、その老婆に「突き飛ばされた」と訴えられて損害賠償を払わされたという信じられない事件も起きている。
他人の善意を逆手にとって自らが利益を得ようとする輩が、かなりの割合でいるのだ。
それを可能にしているのが、正義とは無縁の警察と公正という言葉が存在しない司法である。

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中国は有史以来、法治の経験がない。
人治の連続である。
日本は、少なくとも100年以上の法治を積み重ねてきた。
だから、たとえ総理大臣の子どもであっても犯罪を犯せば逮捕され裁判で裁かれる。
が、中国はそうではない。

昨年、中国のネットをもっとも騒がせた名前は何か?
それは「李剛」である。
河北省保定市で起こった「李剛事件」。
高級外車を運転する若者が河北大学構内で女性2人を撥ねた。
1人は死亡、もう1人は重傷。
にもかかわらず若者は、平然と走り去ろうとした。
しかし、居合わせた河北大学の学生や警備員に取り囲まれて逃走を断念。
そこで若者が発した言葉が、「できるものなら訴えてみろ!オレの親父は李剛だぞ!」である。

「俺の親父・李剛」は保定市の公安局副局長。
公安局は警察に相当する。
つまり若者の父親「李剛」は、保定市警察のNo.2だったのだ。

李啓銘(22歳)。
下された判決は懲役6年。
前途有為な女子大生1人を死なせ、1人に重傷を負わせた。
しかも李啓銘は飲酒運転だった。
それでもたった懲役6年。
数年前までドロボーでも死刑が適用される国だったのに。

李啓銘はこれまでも、おそらく「オレの親父は李剛だぞ!」で数多くの無法行為を見逃されてきたに違いない。
それだけ警察は、正義とは無縁なのだ。
そして懲役6年に、公正さに欠ける司法の実態が透けて見える。
なお、親父の李剛は保定市内に5軒もの家を所有しているという。

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Maosihei

皆さんは、日本人には想像もできない中国人の自己中心ぶりと、その人命軽視について、それが中国の歴史であり伝統である、と思うかもしれない。
が、文化大革命(文革)を経験した人の話を読んでいると、その歴史と伝統が毛沢東の時代にさらに酷くなったと感じる。

文革では「反革命分子」を摘発するために密告が奨励された。
あるときは誤解で、あるいは妬みと嫉みで告発される。
告発されたら市中引き回しの上、よくて矯正所送り、処刑されることも珍しくなかった。

いつ、誰から密告されるか分からない社会、それは隣人かも知れない、同僚かも知れない、そう思ったら他人など一切信用できなくなる。
そういう時代が10年以上続いた。
いや、もっと前の大躍進の時代からそうだった。

だから中国人は本当のことを言わなくなった。
ウソと分かっていても、自己防衛のためにそれに追随した。
そして他人を信用しない、他人と深く付き合わない。
この毛沢東の支配下で確立された風土が清算されないまま今に至っているのだ。

文革で死んだ中国人は400万人とも1000万人と言われ、いまだにはっきりしない。
中共当局が文革と毛沢東をタブーにしているからだ。
つまり中国社会は市場経済に転換したものの、政治的には毛沢東時代の体制が基本的に継続されているということだ。
本当のことを言ってはならない社会、他人を信用してはならない社会。

毛沢東は1950年代の大躍進で2000万人を死に追いやった。
文革と合わせれば2400万~3000万人になる。
通常であれば、弟子であったカンボジアのポルポトのように大虐殺の首謀者として断罪されるのが当たり前である。
ところが天安門広場には未だに毛沢東の巨大な肖像画が掲げられている。
人民元も毛沢東だ。

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今の中国は虚構の上に成り立っている。
中国共産党が中国を解放したという神話、毛沢東は革命と解放の父であるという神話、中国は常に東アジアの超大国であったという神話。
巨大なウソの上に成り立っている国家と、それに依拠する支配層。
不正と腐敗が社会の隅々にまで蔓延るのも無理はない。

私は、中国社会の道徳崩壊は毛沢東の神格化と中共による支配が根本にある、と思っている。

参照:80%が「中国社会の道徳は後退した」と回答=少女ひき逃げ放置事件

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中国(社会)」カテゴリの記事

コメント

そして我々日本人としては、かつてそうした毛沢東を、サルトルやパール・バックやエドガー・スノーやジャン・リュック・ゴダールなどの欧米の知識人や文化人が大変に持ち上げ、毛思想なるものを大宣伝していた事を忘れてはならないですな。
欧米のインテリが毛沢東を持ち上げていた頃、2000万人~3000万人程の餓死者や虐待死者が当の毛沢東によって出現していた事を忘れてはなりません。
欧米で認められたものを直ちに有り難がって真実視するのは考えモンだ、という実例のような気もします。

投稿: ブルー | 2011/10/25 18:52

民主主義社会を実現する事は本当に難しいことなんですね。

投稿: | 2011/10/25 19:16

どうでもいいことですが、私は北海道民です。
で、北海道で圧倒的なシェアを持っているのが「北海道新聞」なのですが、
先日、「素通り」と題して、このような社説が発表されました。
以下はその抜粋です。
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素通り

学校で習った漢文の中で、かろうじて覚えている成句のひとつが、
<人皆(みな)人ニ忍ビザルノ心有リ> 
(以下漢文の説明が続く)
中国広東省の問屋街で、2歳の女の子がワゴン車にひき逃げされた。
なんと18人もが、倒れて苦しむ女児の脇を見て見ぬふりをして素通りした。
一部始終を防犯ビデオが捉えていた。映像は地元テレビやネットで流れ、
人心荒廃を嘆く声が広がっているという。
ネット上の映像を見た。人々は、なぜこれほどの無関心を装うのか。
いったい何を恐れているのだろう。ザラリと重い不快感がぬぐえない。
それは、似たようなことが日本でも、
他の国でも起こりうるかもしれないという不吉な予感か-。
2011・10・20
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/fourseasons/326420.html
------------------------------------------------------------

私は呆れてしまいました。
どうして「似たようなことが日本でも起こりうる」になるのでしょう??
こんなことは、日本のどの場所でも、絶対に起こりえませんね。

以前あったエントリーのように、中国の独特な問題点を
「日本だって同じさ」と言い換えるのが、サヨクの論陣のやり口です。
そこには、中国や半島の問題点を直視しようとせず、
ひたすら美化して押し付けようとする、意図的な誘導があります。
中国と半島の問題点を直視することなく真の友好はありえない。
ダメなものをダメだと言わない友情など、欺瞞にすぎません。

北海道新聞は、かつて朝日を「右翼的だ」と評したことさえある新聞です。
大手他紙はだいたい中国の道徳的退廃を嘆くような
記事を書いているのですが、「さすが」道新です。
一部で「北の人民日報」とまで揶揄されているのはダテじゃありません。

北海道は、国辱・ルーピー鳩山総理を輩出してしまった土地であります。
昨日のエントリーとも重なってきますが、北海道では本当に、
この道新のシェアが圧倒的なのです。
新聞のみならず、ローカル番組や催し物まで道新の意向が反映されます。
知らず知らずのうちに、道民はサヨク的なプロパガンダのシャワーを
受けざるを得ない環境にあります。
よく「北海道は民主党王国」などといわれますが、本当は、
「北海道はサヨクマスコミ王国」と言うのが正しい。
そうした洗脳の集大成こそが、北海道発・ルーピー総理なわけです。
私は道民が愚かだとは思いません。 まさに、マスコミの情報誘導が
大衆を誤った方向に進ませるという実例がここにあるのです。
そして、独裁政府と、独裁政府に都合の良い報道しかしない報道機関が
つくりあげた社会の完成形こそ、被害者もろとも客車を埋め、
苦しむ2歳児をほったらかしにする、中国の姿ではないでしょうか。

道新の言う「不吉な予感」というのが、「日本の政府とマスコミが
中国のそれのようになるかもしれない」という意味であるなら
その場合に限っては、なるほど前出の社説は理解できることです。
道新みたいな新聞こそまさにその尖兵であることはさておくとしても。

投稿: 鳩槃荼 | 2011/10/25 19:16

中国共産党の実態は、井崗山(せいこうざん)の山賊上がりであり、毛沢東達が山賊の巣窟を乗っ取って武力を身につけた。

対抗者を殺すことで勢力を拡大してきたのであり、その伝統は未だに続いている。味方も利用できなくなれば殺す。これが彼らの権力保持の政策である。

投稿: たかおじさん | 2011/10/25 20:08

毛沢東率いる共産党が東アジアの歴代の王朝の中で最も多数の人民を殺戮した王朝である、というのは石平氏の持論ですね。
ということは、最も多く人間を食料にした王朝なのかもしれません。
明代末期の石臼隊がどれだけ死体をミンチにしたと言っても、戦闘で死んだ兵士をミンチにしただけですから、たかが知れています。大躍進時代に食べられた人はもっと多かったとしても不思議ではありません。
とにかく、道徳が後退したのではなく、初めから道徳なんてないのですよ。
だからこそ、中華文明は一度絶滅していると言われている訳です。
その時期は、石臼隊の出現時期ではないかと考えるのは、妥当だと思いますけどね。
論語が隅々まで普及していれば、人を食べるはずがないのです。結局、論語は東アジアでは普及しなかったのです。日本にだけ普及したのです。
だからこそ、古代中華文明の真の後継者は日本であるという考え方も成り立つのです。

投稿: 縄文人 | 2011/10/25 21:55

 かって亡くなった父が言っていましたが、日本軍の軍用犬でさえ、敗戦時のロシア兵からエサをもらうようになると、彼らの言うことをきいて日本兵に向かって吠えてきた、とか。

「日中記者協定」を結び、産経新聞を除く新聞社は中国での取材を許されますが、彼らに不利な記事を書けなくなりました。一般的に新聞やテレビ放送の会社はジャーナリストではなく、カネや利益をもらって「韓流」のように知らせて欲しい記事を売り、あるいはスポンサーが日本国民に知らせて欲しくない事実(たとえば中国の不動産価格の下落や拝金主義)を報道しない、日本に不要な報道機関です。


 昔、関口宏の「知ってるつもり」という番組で毛沢東の特集を放送していました。すでに20年以上は経過したでしょうか。今の日本では千万人単位で餓死者を出した毛沢東の真実を放送するテレビ局はありません。

 不況、円高放置で国民の生活は苦しくなりました。それはよくあることです。しかし許せないのは、苦しさに立ち向かう国民の生活に傷口に塩をすり込むようなマスコミの中国に配慮する捏造報道、あるいはカネのために韓国を持ち上げる姿です。まさに、この連中は中国人並みに「道徳崩壊」を起こしてるようです。

 対抗するにはネットの政治ブログしかないわけで、管理人様のブログの重要性は、昔より上がっていると思います。

投稿: 普通の国民 | 2011/10/25 22:15

中曽根康弘は、東アジア共同体評議会の議長で推進派です。
http://www.ceac.jp/j/

このことについて解釈して頂けないでしょうか。よろしくお願い致します。

投稿: LM | 2011/10/26 01:15

2年程前だったか、日本でも関西でとんでもないひき逃げ事件が実際にありTVで警察の事件簿のような番組で放送していたのを覚えています。
60ぐらいの主婦Aの自家用車運転中の信じられないシーンです。
前方の信号が赤なのに平気で信号無視してその先のスーパーまで一気に直進した。その信号無視した歩道には横断中の自転車の人がいて10mくらい前にはちゃんと主婦Aの視界に横断中の自転車の人がいるのが目に入ってたはずなのに平然と信号を無視し自転車の人をひいてしまった。(その後死亡)
そのままひき逃げして何食わぬ顔でそのAはスーパーで買い物を済ませ帰宅した。その後ひき逃げ事件として捜索が始まった。タイヤの痕跡などでやっと主婦Aが犯人であろうことが判明した。
番組の最後に何故前方の自転車がきてるのを知りながら赤信号でも直進したのか?と警察に問われるとそのひき逃げ犯はこのように言った。
主婦A「だってブレーキ踏むと早くスーパーに行けないから遅くなっちゃうからそのまま直進した。」

※これは本当なのです。後日友人とこれを話題にして「信じられないね」と話した記憶があります。日本にも信じられない人物が意外と居るんです。

投稿: yさん | 2011/10/26 02:06

論語の本家本元が、民主化に絶対不可欠なものが人間性であり人権の無い我が国に根付くはずもないと認識出来ないのが滑稽。これも長期間愚民化で栄枯盛衰をやって来た歴史に現れてる。以前、上海の小学校高学年アンケートで「誠実」等重要とは思わないという4割以上の結果に驚いたがこのニュースを見るとさもありなんと言う感じ。
未だ中共の子供世代は民主化などという夢を持ってるのかな?

投稿: 通行人 | 2011/10/26 06:31

このブログのブログ主さんと
書き込み者さんたちの見識の
高さに感心し、共感するもの
を強く感じました。
文化大革命での悲劇を描いた
ワイルドスワンという小説を
読んだことがあります。
あの時代を今だに引きずって
いるわけですね。
形を変えながらも長い年月を
かけて人々の心に根付いてし
まった荒廃を取り除くには、
どのようにしたらいいのか、
考え込んでしまいました。

投稿: セイタ | 2011/10/26 13:25

> 坂様、

中国の道徳が壊れかかっている、および原因は毛沢東の神格化にあるとの御意見、私はチョッと違う見方なんです。

元々、中国には社会一般に通じる「道徳」と言うようなものは無かったと考えます。身を処す基本とされて来た「義」とか「孝」とか「忠」が通じるのは主従・師弟関係、宗族や家族の間柄のみに通用するもので、赤の他人には当てはまらないものです。

それでも、農村のような狭いコミュニティーの中では、同郷の助け合いが機能していました。ところが、都市化で多数の人が集まると、他人を騙したりしても痛痒も感じないどころか、他者を踏み台にして金儲けを考えるような輩が増えて行ったとみます。

もちろん、中国人も多くの方々は他者に対する善意を持っており、私も中国で暮らしていた折には、多くの親切をいただきました。しかし、それは道徳のように、何々すべきだ...とか何々するのが有るべき道...と云うような自己を縛るものではないのです。

そこが、キリスト教やイスラム教、はたまた日本教?で言う「道徳=規範」とは違います。(異教徒への扱いは置いといて)
→ 主従、宗族、家族の間では、その様な縛りがあります。

で、毛沢東がブッ壊したのは、その宗族・家族間の信頼関係です。親戚のみならず親・兄弟までもが密告せざるを得ないように追い込んだり、地位や処遇で釣ったりして、ズタズタにしたのです。

そして、道徳ではなく庶民の普通の善意まで消したのは、共産党独裁に拠る行政府や司法処の腐敗です。

以前は、政治的な争いに巻き込まれなければ、常識的な行政措置や司法の裁定に期待できたものが、党幹部と役人の腐敗が進み確かなツテやコネが無い限り、どのような措置や採決が下るか全く判らなくなったのです。善意で助けたつもりが訴えられて処罰された例が新聞の事件どころか身近に多々有る状況なんです。

ですから、殆どの人は行政や司法を当てにせず、自己救済のため色々と行っています。役人や党幹部に知り合いを作るどころか、宴会に招待したり金を積んだり便宜を図ったりして、自己防衛をしているのです。イザとなったら、自分と職場や家族・宗族のツテとコネしか頼るものはないのですから。...将にこれが、法治を経験していない中国社会の有様でしょう。

投稿: ムフフ | 2011/10/26 17:00

>>yさん
日本に、他人の命を何とも思わない人が、
「いる」か「いない」かと問うたなら、それはもちろん沢山いるでしょう。

しかし、この動画のようなことは、日本では起こりえません。
お解りになりますか?
中国のことを認識する上で、そこに重要なポイントがあると思います。

投稿: 鳩槃荼 | 2011/10/26 17:44

BSジャパン 池上彰の現代史講義 ~歴史を知ればニュースがわかる~
http://www.bs-j.co.jp/gendaishi/lineup.html

大変勉強になりました

DVD にもなるそうです

投稿: ラスク | 2011/10/26 18:34

魯迅は「中国人は人間を人間とも思わない」と中国人の国民性を喝破
拓植大学日本文化研究所客員教授 黄文雄
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
中国人は古来、近隣国を蔑視してきた。この蔑視観は、文化の違う人々を人間と見なさないほどまでに強い。その優越意識はアパルトヘイト以上である。その証拠に華人以外
はみな禽獣として、民族名称には獣へんや虫へんのついた漢字を用いて書いた。
盛唐時代の代表的な知識人である韓愈は、著書「原人」で、夷狄のことを「半人半獣」とし、獣より進化したと評した。
作家の魯迅は「中国人は人間を人間とも思わない」と中国人の国民性を批判している。

この中国人の人種差別意識に対抗しようとしたため、日本人は中国人からずいぶんと嫌われてきた。一八九八年の戊戌維新のとき、伊藤博文は維新派の康有為らに政治顧問と
して北京に招聘されたことがあった。明治維新の成果を清国維新派が評価して、維新の秘訣を徴されたのである。そのとき伊藤はこう忠告している。
「まず、外国人を夷狄と呼ばないことだ」。

西欧諸国が清国に対して通商要求をするときに、どうしても耐えられなかったのはあの屈辱的な「三脆九叩」の礼をさせられることである。アヘン戦争終結後の一八四二年、
外国人を夷狄あつかいする清国に対し、イギリスは南京条約第一七条でわざわざ英国を「英夷」と呼ばないように規定した。
それでも中国が守らないので、一八五八年、アロー号事件後の天津条約の締結のさいに「夷狄」呼ばわりしないことを再度明文化させている。
清末に中国人と接した外国人のほとんどがその傲慢さに苛立ち、イギリス通商特使として北京に派遣されたマカートニーは逆に中国人を「半野蛮人」と呼んだ。
イギリス公使兼香港総督J・F・デビスは中国文明を「半文明」とみなし、初代総税務司のN・レイに至っては「アジアの野蛮人」と呼んで軽蔑した。

投稿: | 2011/10/26 21:23

私も ムフフさんの意見に近いです。

と言うのは70年代、まだ日中国交正常化がなる前に、私の同級生が中国語の勉強のため台湾に留学しておりました。国民党独裁の時代です。

夏休みは日本に帰省するため(当時の台湾は万年戒厳令下ゆえ)出国願いを早々と出していたにもかかわらず、一向に証明書が降りない。どうしたことかとやきもきしていると、現地の人から「持って行ったか?」という問い…最初、彼は意味が解らなかったのですが、要するに袖の下を持って行ったかという事ですね。
特別な便宜を計ってもらう訳ではない、そこは証明書一枚貰うのに 賄賂の要る世界でした。彼はずい分早くから中国語をやっていたけど、中国とは何なのか、初めて知ったのです。

官匪という言葉は 日本語にはありません。しかし、あの世界では官吏が同時に匪賊なのです。

警察署長、消防署長、保健所長等の家族・親族は飲食店などでカネを払わないのが当たり前。理由は説明の要がないと思われますが、忘れがたい話があります。都内の喫茶店でレジ係に若い女性がいるのを見て、帰国中の彼が、台北ではあり得ない光景と言ったこと。

パトロール中の警官が、あの子を貸せ、とデートを強要するから、中華民国(台湾)では絶対に若い女の子をレジには置かないそうです。

これは、日本の昔話で、二足の草鞋を履く親分がいたとか、暴力団が警察を兼ねているとか、そんなレベルではありません。

台湾の人達は 警察官や軍人や官吏と言えば、日本のそれしか知らなかった訳ですから、蝗の大群のごとき国民党軍が進駐して来た時の、恐怖と絶望と落胆はいかばかりであったでしょう。絶望的な蜂起事件も起こるはずです。皆、殺されましたが。

その辺りの水準は 共産党も国民党も変わることはありません。

大陸時代の蒋介石は、軍隊、とくに民衆と接点の多い憲兵の腐敗ぶりに頭を悩ませ、一時、憲兵を全部少年兵にしてしまったことがあります。子供なら悪い事しないだろう、と言うことですな。
民衆はとにかく公安部門と接点を持つこと自体を極端に恐れます。

台湾は李登輝総統以降は状況が一変しました。
(彼は日本語で寝言を言う人です)半世紀ぶりに台湾に文明が帰って来た感じでしょうか。

文革は、確かに、それでなくとも砂粒のごとき中国人の中で、かろうじてネットワークを張り巡らしていた血縁集団や郷党、秘密結社的なものまでことごとく破壊し尽くしました。毛沢東は中国人というものを知りながら、確信犯的にこれをやった。

革命原理はもうないので、相変わらず ちゃっちい反日で国を纏める積もりでしょうか。暗鬱なる大国です。
(あれが国と呼べるかどうかは、まったく自信がありませんが)

投稿: レッドバロン | 2011/10/27 03:49

よく巷で「子供は国の宝」と言われるが、中共世間ではその宝物を傷つけてまで己の金儲けのため利用する。命を軽視する理由は私利私欲のため。
そんな世間が民主化と叫んでも実現など出来る訳もない。ニュースでダンプが子供に接触。ケガで終われば良いのに再度轢き殺したそう。放置された事についてインタビューで20代の男性が逆ギレ。こんな中共や親の保身である偽歴史で子供を洗脳し国際社会で恥をかかす属国に尻尾を振る民主諸君の気が知れん。子供は政治の世界へ入るもんじゃない。

投稿: 通行人 | 2011/10/27 09:12

★警察に怒り大規模暴動、示しがつくのか飲酒パトカー5人死なせる、中国
  ↓
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111031-00000060-jij-int

公務員でありながら飲酒パトカーが5人はねて現場検証せずに証拠隠滅だなんて新幹線の事故同様とても信じられない~。 日本の離島に入って行って日本の漁船員をモリで○いた(?)のもやっぱり人命軽視と言えるのではないでしょうか?
それでいて国連・常任理事国っておかしくないですか?GDP2位なのに日本からODAの借金が沢山あるというのも不明です。反日なら金貸してくれということは普通恥ずかしくて言えないのだが....。

投稿: yさん | 2011/11/06 15:23

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