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2011/11/02

反日左翼は反抗期の甘やかされた子供

1週間ほど更新が滞りました。
ご心配なく、元気ですよ!と言いたいところですが、残念ながら頚椎の調子がイマイチで、エントリをアップするだけの気力が湧いてきませんでした。
それに、政治の現状も「なんだかなぁ」という感じでモノを言う気になれません。
まあ、大阪の市長・府知事の同時選挙に関しては、少々書きたいことがありますが、もうちょっと情勢を見てからにしたいと思います。

ところで、前回のエントリに以下のような書き込みがありました。

「革マル派」のゼッケンを付けたおっさんが映っている冒頭の写真を見て人生の悲哀を感じるのは私だけでしょうか。「中核」も「革マル」も、その他諸々の新左翼も、とっくの昔に死滅したと思っていたのですが、まだこんなものにしがみついている人々がいるのですね。そして「~を闘おう」という、これまで何万回使ったかわからない、古色蒼然とした安っぽいスローガン。尾羽うち枯らした食いつめ浪人が安酒場で荒れている時代劇の一風景より、もっと物悲しい、というか痛々しく切ない。

~中略~

私は、成田空港反対闘争に参加していたとか、いわゆるドヤ街に住み着いて革命のアジ演説をしていたとかいう人々と酒を呑んだことがありますが、彼らは総じて無教養で視野が狭く、世間一般の常識や他人への礼儀にも疎く、酔うと一方的に意味不明のことをしゃべりまくる軽度のアスペルガー症患者だと思います。

人は加齢とともに成長してこそ人であるという明快な真理を、この写真は雄弁に物語っていると思いますよ。

耳の痛いご指摘ですね。
私も「成田空港反対闘争」に参加していましたから。
「彼らは総じて無教養で視野が狭く、世間一般の常識や他人への礼儀にも疎く、酔うと一方的に意味不明のことをしゃべりまくる」
う~ん、そのとおりかもしれません。
ただ、おそらく彼らは高学歴者のはずです。
ところが、長年にわたり単一の価値観に心身とも拘束され、物事を客観的、且つ多面的に見るという知識人本来の姿を忘却しているが故に「無教養で視野が狭く」なってしまったのです。
「世間一般の常識や他人への礼儀にも疎く」というのも、もともとそれらを否定しているわけですから当然です。

先月20日に行われた小沢一郎民主党元代表の記者会見における「自由報道協会」暫定代表の上杉隆氏や岩上安身氏の態度にも、程度の差はあれ同じような体質を感じます。
「んだらぁ。なめてんのか、この野郎。ガキ」
「この野郎、なめんなよこの野郎。ガキァア」
これが上杉氏の読売新聞記者に対する言動です。
別に読売の記者を擁護しようとは思いませんが、まさに「無教養で視野が狭く、世間一般の常識や他人への礼儀にも疎く」の典型です。
さすがは小沢信者の熱烈な支持を集めるだけのことはあります。
まっ、上杉氏に限らずネット上でデマを飛ばす人間は皆、似たようなものですが。
「日本には米国と結託する“悪”がいる、オレ達は“悪”と闘う正義の聖戦士!」
極左の脳構造にそっくりです。

もう一つ、別の方の書き込みですが、これはさらに耳に堪えるご意見でした。

日本のサヨクは自分たちは反国家主義者じゃなければいけない、といったような思い込みがあると思いますね。
サヨクとはそういうものだっていう。
しかし例えばフランコ政権下のアナルコサンディカリストが置かれた状況なんかを考えてみると現代日本の社会主義者が置かれてる状況は日遥かに温いと思うんですよね。
資金力を伴った国際的なコミンテルン活動があったという以前に、社会主義者が反国家主義者でもある必然性が当時のスペインにはあったんじゃないかと思います。
ひるがえって戦後の日本はどうかと言えば「雉も鳴かずば撃たれまい」という調子でデモに出なきゃ機動隊に叩かれる事もないし、内ゲバさえやらなきゃ警察公安部につつかれる事もないし、欧州の独裁国家とは違ってエグい秘密警察制度がある訳じゃなし、就職差別がある、と連中が騒ぐ割には結構いいところに就職してるシンパも居るしって感じですね。
フランコ政権下のスペインのサンディカリストは国家転覆か死か、ってのが非常にリアルなものだったと思います。そういう目で日本のサヨクを見てると、自分たちの活動をある程度保護し保証している体制をわざわざ転覆しようとしてるように見える。
反抗期の甘やかされた子供に見えますね。

「反抗期の甘やかされた子供」
そのとおりでしょう。
食うに困らず、着るに困らず、住むに困らず、たまには人並みに贅沢もできる、ごく少数のカルト左翼を除けば、ほとんどがこういう生活を送っています。
50~60歳になっても、相変わらず貧相な風体で「基地を撤去しろ!」とか「原発を廃止しろ!」とか叫んでいる中核派や革マル派の活動家たち。
彼らは、今さら社会復帰するわけにもいかないので、組織にしがみついている、本音はそうだと思います。
組織にいる限り、少なくともメシの食いっぱぐれはありませんから。
もし、ほんとうに彼らが「世界革命が実現する」と思っているとすれば、それはもう「信仰の世界」です。

フランコ政権下のスペインのサンディカリストは国家転覆か死か、ってのが非常にリアルなものだったと思います。そういう目で日本のサヨクを見てると、自分たちの活動をある程度保護し保証している体制をわざわざ転覆しようとしてるように見える―
この指摘がいちばん堪えました。
左翼学生運動≒全共闘運動に参加した者で、「死」を現実に考えたのはブント赤軍派の連中くらいでしょう。
が、彼らも「国家転覆」の確たる戦略があったわけではなく、まるで劇画の世界だったと思います。
私も「死ぬことができるか?」と自問した時、答えは「できない」でしたから。
「逮捕-懲役」と「死」の間には超えがたい壁があります。
「社会主義者が反国家主義者でもある必然性が当時のスペインにはあった」
そうでしょうね。
戦わなくても国家に抹殺される、「国家転覆か死か、ってのが非常にリアルなものだった」でしょう。

「就職差別がある、と連中が騒ぐ割には結構いいところに就職してるシンパも居るしって感じですね」
公務員や教師に多いですね。
民間企業ほど調べませんからスルーしてしまうのです。
かく言う私も公務員でした。
それから弁護士や医師もけっこう多いし、中には大学教授になった者もいます。
ある県の知事選に同姓同名で年齢も一致する無所属候補がいました。
その時の肩書は某有名国立大の教授でしたが、写真を見ると、間違いなく私の所属したグループのリーダーでした。
確か実刑を喰らったはずなのに、と不思議でなりませんでしたが、私たちが活動家だった時代の大学は左翼の巣窟でしたから彼は大学院に復帰できたのだと思います。

昭和天皇を“戦犯”として裁いた“リンチ裁判”の首謀者・松井やより氏は朝日新聞の論説委員でした。
そして、その模様をNHKで放送しようと画策した池田恵理子氏はNHK・EP21のチーフプロデューサー。
おそらく二人とも千万単位の年収があり、退職金は数千万円にのぼったことは間違いありません。
福島瑞穂社民党党首は預貯金が1億円を超えているし、インドネシアや韓国で従軍慰安婦を募集して回った高木健一弁護士もリッチマンです。
まさに「日本のサヨクを見てると、自分たちの活動をある程度保護し保証している体制をわざわざ転覆しようとしてるように見える」のです。

なぜそうなのか?
それは日本左翼に独特の“血債の思想”であり、東京裁判史観に基づく教育のせいです。

ただ、歓迎すべき動きも出てきています。
以下の記事を読むと、いくらか希望が持てます。

文部科学省は1日、来年度から国公私立の中学校で使われる教科書の需要数を公表した。前回2010年度分の採択時に比べ、「新しい歴史教科書をつくる会」の元会長らが執筆の育鵬社がシェアを伸ばした。採択で混乱が続く沖縄県八重山地区の公民教科書の需要数は含まれない。

育鵬社(前回は扶桑社)は歴史4万7812冊(占有率3.7%)、公民4万8569冊(同4%)。それぞれ前回の6.6倍、11.6倍になり、順位は前回はともに最下位だったのが今回は7社中5位に上がった。同会系の自由社は歴史830冊、公民654冊で、占有率0.1%にとどまった。

首位は前回と同じ東京書籍で、歴史67万9038冊(同52.8%)、公民68万6738冊(同57%)と、いずれも半分以上を占めた。

「つくる会」系の育鵬社、シェア拡大 文科省発表
(2011/11/02 朝日新聞)

Kyoukasyo

左翼偏向教科書である東京書籍版が5割を超えているのは「悔しい」の一言ですが、育鵬社版がそれぞれ4%前後のシェアを占めたのは画期的、と思います。
特に、シェアには含まれていませんが、沖縄県の八重山地区協議会が育鵬社版の採択を答申したことに時代の変化を痛感します。
八重山地区の竹富町教委は地区協議会の答申に反して東京書籍版を採択するそうですが、左翼がいくら姑息な動きを強めても、時代の流れは変えられない、そう思います。

なぜ東京書籍版が5割を超えているのか?
それは教師、正確に言えば“教組”が教科書の採択を左右しているからです。
「竹島は韓国の領土」と公言する北海道教職員組合や東京都教職員組合が採択に関与すれば、当然ながら左巻きの教科書が採択されます。
ただ、東京都は石原慎太郎知事が都教組と一線を画していますから都立校では育鵬社版が採択されています。
が、区立や市町村立校ではまだ育鵬社版は少数派です。
義務教育は税金でまかなわれているのであり、公的な機関が公平・公正の見地からその採否を決定するべきです。
学校現場の運営を円滑に進めたいという理由から一労組に過ぎない教組に遠慮し、その意向を尊重する、これは民主主義でもなんでもない、一種の独裁です。

ところで、八重山地区協議会が採択した育鵬社版教科書は公民だけであって歴史は帝国書院版でした。
公民には「集団自決」についての記述はありません。
にもかかわらず、八重山地区に属する竹富町の慶田盛(けだもり)安三教育長は、沖縄タイムスの質問に、「つくる会系」の自由社や育鵬社の教科書は「『集団自決』の実相を正しく伝えていない」とし、「こういう教科書は絶対に子どもの手に触れさせてはならない」と語っています。
つまり、書かれていないことを慶田盛氏は不採択の理由に挙げているわけです。
それは、育鵬社版の公民に―在日米軍基地の沖縄集中に触れつつ「戦後の日本の平和は米軍の抑止力に負うところも大きい」と紹介(朝日新聞)―されていたからです。

では、実際の歴史教科書はどうか?
■育鵬社 「米軍の猛攻で逃げ場を失い、集団自決する人もいました」
■自由社 「米軍が上陸する中で、追いつめられた住民が、家族ぐるみで集団自決」
■東京書籍 「日本軍によって集団自決に追いこまれた住民もいました」
■帝国書院 「人々は集団死に追いこまれたり、禁止されていた琉球方言を使用した住民が日本兵に殺害されたりもしました」
狼魔人日記

狼魔人日記 さんは、歴史教科書について

沖縄でも八重山地区で一番多かった戦時中のマラリヤ罹患についての記述があるのは帝国書院版のみだったことを考慮すると、歴史教科書に帝国書院版が選定されたことは次善の選択だったと思う

と書いています。

そして、彼は

八重山地区の快挙が沖縄県下の他地域の教科書選定に投げかけた一石の影響ははかり知れない。
沖教組が独占し閉塞していた沖縄の教育界に大きな風穴が開いたことになるのだ

と結論付けています。

「育鵬社の“歴史”教科書は『集団自決』の実相を正しく伝えていない」として、同社の
“公民”教科書を拒否する慶田盛氏の姿勢は、もう独善と思い込みで何でも決めてしまう左翼そのものです。
育鵬社の公民教科書に書かれている「戦後の日本の平和は米軍の抑止力に負うところも大きい」というのは事実ですし、東京書籍の歴史教科書にある「日本軍によって集団自決に追いこまれた」という記述は、「事実ではない」という声が当の沖縄県民からも上がっています。
何より法律(無償措置法第13条4項)は、「採択地区が二以上の市町村の区域を合わせた地域であるときは、(中略)当該採択地区内の市町村の教育委員会は、協議して種目ごとに同一の教科用図書を採択しなければならない」と定めています。
つまり竹富町のやろうとしていることは法に違反しているのです。
自分たちの主義主張に合わないものは法を犯すことになっても受け付けない―
こういう左翼の横暴に屈してはならない、そう強く思います。

長年にわたり単一の価値観に心身とも拘束され、物事を客観的、且つ多面的に見るという知識人本来の姿を忘却しているが故に「無教養で視野が狭く」なってしまった左翼。

自分たちの活動をある程度保護し保証してくれている体制をわざわざ転覆しようとしてるように見える左翼。

まさに「反抗期の甘やかされた子供」

ほんとうに国益を第一に考える左翼の登場を心の底から願う次第です。

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【追記】
上杉氏について―まさに「無教養で視野が狭く、世間一般の常識や他人への礼儀にも疎く」の典型―と書きましたが、きっと「世間一般の常識や他人への礼儀にも疎い」のは読売新聞の記者だ!―という反論があると思います(爆)
上杉氏の支持者は読解力に欠ける、そう思うからです(笑)

makotoban

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左翼&共産主義」カテゴリの記事

コメント

坂様こんばんは。疲れが大分たまっているご様子ですね。あまり無理をなさらないでくださいね。

さて、上杉隆って、もしかして鳩山邦夫の元秘書の方のことでしょうか?あの厚顔無恥な鳩山邦夫に仕えることが出来る人間は、「無教養で視野が狭い」人物でないと務まらないでしょうね。
その鳩山邦夫は田中角栄の秘書だったんですから、政界には「無教養で視野が狭い」人間がゴロゴロしているってことでしょうか。

ところで、いつも不思議に思うのですが、左翼は沖縄の集団自決のことや、米軍基地には激しく攻撃するのですが、日本との不戦条約を破り、日本人女性をレイプし、男女問わず虐殺し、強奪、シベリアへ強制連行をし、いまだに北方領土に居座っているロシアに対して批判をしませんね。また、ソ連軍と一緒になってレイプや虐殺、強奪を働いた、中国共産党に対しても全く批判をしません。

ロシアや中国の領海侵犯や北朝鮮の日本人拉致についても、口を噤んだままです。
左翼の人達は、自分たちがいかに偏っているのか気がつかないのでしょうか?
こういう、馬鹿サヨが中韓の出鱈目歴史、反日思想を支えているわけですね。


投稿: ちゃお | 2011/11/02 21:56

記事を拝見させて頂きました。
反日左翼についての見解、感心させられました。
日本の左翼は反抗期のガキであるばかりでなく、
只の傲慢気質なだけでもありますね。
言う事は全て借り物の綺麗事で誤魔化すだけ。
単に、楽して相手より優位に立ちたいだけですよ。
結局、日本に左翼思考なんてもともと
必要の無いもので、外国の思想だからかぶれて
いい気になってたんじゃないか、と思えてなりません。

投稿: りっく | 2011/11/02 22:48

いつも拝読させていただいております。

育鵬社版教科書が採択される地域が増えるのは喜ばしい版面、心配もあります。
娘の学校(公立一貫校)では以前より扶桑社版が採択されておりますが、もっぱら教師の作成した自主プリントで授業が進められ、その内容たるや東京書籍版よりも偏向した内容。おまけに、いちいち「この教科書に記載されていない真実を…」といった注釈を加えた授業のようです。
採択したことが逆にアリバイ作りにもなるわけで、「どのような内容をどのように教えているか」についても調べていく必要があると思うのですが。

更新を楽しみにしておりますが、くれぐれもご自愛のほどを。

投稿: Barney | 2011/11/02 23:12

坂眞さんの様な左派がまだまだ少数派なのは残念なことです。
本来、愛国者に右派も左派も有りませんが、左派の多数は
「サヨク」と呼ばれる反逆者に過ぎない、これが日本社会
を蝕んでいると言えます。健全な左派の土壌が有るのにも
関わらず日本と日本人を貶めたい輩の何と多いことよ(激怒)

恐らくサヨクの背景にはスターリンと毛沢東、金日成的な
思想があり、厚顔無恥かつ慇懃無礼で極端な話、サヨクは
金正日的であるとも言えます(怒り) 特にこの傾向は
反日韓国人に多く見られます。

間違ったサヨク思想は自らの身を滅ぼすものでしか無い、
自虐的な輩に未来なんぞ無いのです。

投稿: abusan | 2011/11/03 06:44

岐阜県民です。岐阜県は全県東京書籍です。
なぜかというと、以前は日本書籍など東書より左のものが多く、東書はまだましと思われて採択されていました。(岐阜は超保守県です。)
それが扶桑社とか育鵬社が出てきたら、なぜかは分かりませんが、東書が左に急カーブを切ったのです。
しかし県は急には止まらないですから、惰性で東書が採択され続けているのです。

県会議員に陳情してみます。

投稿: 八目山人 | 2011/11/03 09:40

【日本終了】日韓新時代共同研究プロジェクト
http://nippon-end.jugem.jp/?eid=2337
【関連情報】
日本の先端技術情報が韓国を経てデンマークへ筒抜け
韓国ベンチャー、日本政府機関のプロジェクト受注
韓国とデンマーク、「グリーン成長同盟」を締結

野田内閣は反日売国民主党が着々と進めている日本人社会の破壊活動を進めてています。
この事を反日売国テレビ局・マスコミは報道を隠蔽しているので貴方に知らされていないのです。
 あの虚言妄言の鳩山や日本乗っ取りを「諦めない」で首相辞めないでガンバルねの韓直人と同様に
野田は偽装保守で日本人はまだ騙せると考えています。
この国日本を守るためには, 今すぐに衆議院を解散させて総選挙を行い反日売国民主党議員を淘汰
して殲滅させなければ成りません。

【マスコミ隠蔽の掲示板】最新版
http://www.aixin.jp/axbbs/kzsj/kzsj4.cgi
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投稿: 愛信 | 2011/11/03 10:30

「国益を第一に考える左翼の登場を願う」
全くですね。
「竹島は韓国の領土」など騒ぐのは言葉の本来の意味の左翼とは全然関係のない事です。
太平洋戦争における日本の敗戦のあと、米国はナチスドイツと同盟して戦った日本を世界平和の敵と弾じ、GHQ部内のニューディーラーに作らせた憲法を押し付け、日本の軍需産業を解体しました。
ところが日本が去ったあとのアジア大陸では急激な赤化が始まって中華人民共和国と朝鮮人民共和国が誕生してしまい、米国はアジア赤化のために戦ったような不本意な結果になってしまった。
これに米国は恐慌に陥り(終戦直後の米国は脳天気にも図に乗っていて、二次大戦後は英軍も含め世界の軍隊を解体し、米軍だけを世界唯一の軍隊に出来るなどと考えていた。つまり冷戦という事態は米国の想定外の出来事だった。)1950年代以降には急激に反共政策を取り始め(GHQ部内のニューディーラーも急激に更迭され、民生局のリベラルなマーカット少将からG2の反ソ反共たるウィロビー少将に実務の実権が移る)、アジア地域での有力な軍事的パートナーを早急に求める気持ちから戦後日本に再軍備を求めました。
米国のこの身勝手さに当時の日本の国内の保守派も左翼も怒った。
これが日本の反米の起源です。
だからって現在の反米が正しいとは言いませんよ。
ただ戦後日本で反米思想をふんだんに盛り込んだ左翼運動が一般にもある程度支持された背景には、このような「米国よ、身勝手もいい加減にしろ。」といった気持ちが間違いなくあった。(保守の吉田茂でさえ日本軍備解体後の再軍備要請という米国の身勝手さには怒ってますからね。)
左翼運動も国民感情と一致した一時期は確かにあったと思います。
そうした経緯があってなお米国の意向を忠実に政治に反映する親米政党の政府自民党が采配する日本だから、そういう日本の政策だから反対するという、そうしたスタンスであるから左翼の反国家主義はかつては支持されていたし、左翼運動の方もそういう気持ちはあったんじゃないかと思う。
毒餃子事件以降は日本国内では全く成立しない話ですが。

投稿: ブルー | 2011/11/03 15:50

>反日左翼は反抗期の甘やかされた子供・・・・
 

・・・というわけではないんですよ。
 

たとえば
「怒り」という感情は
心の中から自然に湧きあがってくるわけではなくて
親などが怒っているところを見て 幼児が「怒りという感情」を自己同一化して獲得するのです。
 

つまり左翼は
「如何に理不尽でも非科学的なことでも
強引に社会に定着させれば
それが真実になる」
と考えているのです。
(もちろん このような理論は間違いですが・・・)
 

しかし
単純に”甘やかされた子供”と考えるのは油断大敵ですよ。
トンデモ理論でも騙される人はいるでしょうからね。

投稿: 柳生大佐 | 2011/11/03 23:04

柳生大佐殿

>「如何に理不尽でも非科学的なことでも
強引に社会に定着させれば
それが真実になる」

日教組や青なんとかいうHNの族の主張がこれに当たるでしょう。
しかし、事実を自分で確認できるネット社会では
ねつ造・歪曲はもはや通用しません。
支那のように国家を挙げてアクセス規制して
情報統制すれば別ですがね。

ただ、坂さんが指摘しているのは
反日サヨクが主張に沿った日本社会が実現すると
東アジアや国際社会がどう変化するか
ほとんど考えていないという点で子供じみている
ということではないかと思います。

例えば、核兵器を保有していない日本政府に「核廃絶」を
訴える反日サヨクは、
現に保有している支那やロシアの大使館、朝鮮総連などに
決してデモをかけることはありません。
これ一つとっても、連中の言動は実にお子ちゃまチックです。

投稿: くるみ | 2011/11/05 23:28

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