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2011年11月

2011/11/28

大阪ダブル選挙の勝利を政界再編へつなげよう

予想通りの結果が出たのに衝撃を受ける出来事なんて滅多にない。
今回の大阪ダブル選挙がまさにそうだった。
心地よい衝撃に感謝するとともに、橋下徹、松井一郎の両氏には、改めて「おめでとう」と言いたい。

Hashimotomatsui2

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私が橋下徹氏を断固として支持するのは、日本一の腐敗都市=大阪を変革してくれる、という期待があるからだ。
私が幼い頃の大阪は輝いていた。
政治の都・東京、商業の都・大阪と並び称され、にぎやかで活気のあるイメージにあふれていた。
それが、高度成長の時代を経て、いつの間にか単なるローカル都市と化してしまった。

これは、時代が東京一極集中の流れを加速させたことが大きいと思う。
が、それだけではない。
大阪は、自ら国際都市へと脱皮する努力を怠ったと言うことができる。
その象徴は、歴代市長が市役所内部の出身者だったことである。
なんと、今回落選した平松邦夫氏が戦後初めての民間出身市長だったのだ。

市役所内部出身の市長。
考えることは、まず自己保身である。
市長になれたのは談合の結果だから、これも当然のことだ。
職員を敵に回したくない。
市会議員とうまくやりたい。
解同には屈服するのがいちばん。
そこにあるのは馴れ合いと癒着である。

これが生活保護者数(と率)は政令市でダントツの1位、市民一人当たりの職員数も政令市でダントツの1位という現実を生み出してきた。
そして、民間出身の市長とはいえ、摩擦を避けるタイプの平松氏ではこれを変えることができなかった。
橋下市長誕生の意義がここにある。

もちろん、それだけではない。
今回の大阪ダブル選挙の結果は、国民の多くが望む政界再編に向けての大きなうねりを呼ぶ可能性がある。
実際、民主党大阪府連の幹部は次のように語っている。
「大阪で国会議員は維新と手を握らんと選挙を戦えんようになった。民自公3党内で維新との連携を目指す動きが強まるだろう。こうした動きが全国的に広まれば既成政党の枠組みは崩れ、政界再編につながりかねない」(毎日新聞)

テレビ(NHK)と新聞(毎日)の出口調査の結果を見たが、民主、自民の支持者の約半数が橋下氏に投票した。
平松氏に投票した割合が高かったのは公明(6割)、共産(8割)、社民(9割)の支持者。
無党派は圧倒的に橋下支持。
年代別でも20~60代は橋下氏が圧倒。
平松氏が互角だったのは70代だけだった。

これは、強い発信力と改革の高い志があれば既成政党を乗り越えることも可能であるということだ。
今回のダブル選挙の結果が政界再編へと向かうことを願ってやまない。

石原慎太郎東京都知事 殿
これからも橋下市長の全面的バックアップをお願いします。

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2011/11/27

橋下徹 完勝! いざ大阪維新へ

橋下 徹 大阪市長 当確

松井 一郎 大阪府知事 当確

11月27日(日)20時1分

開票開始後、わずか1分。

おめでとう!

Hashimotomatsui

昨日のエントリに対して次のようなコメントがありました。

独裁者もさることながら、熱狂的に応援している人たちがとても怖い。
ナチが出てくる前夜のようなムードを感じてしまいます。

これって反橋下派の限界を露呈していますね。
今の日本で独裁などできるわけがない。
橋下徹氏を鹿児島県阿久根市の前市長になぞらえる向きもあるようですが、あらゆる点で比較対象になりません。
首長としての資質、自治体の規模、その土地の政治風土、政治の力関係、すべてが違いすぎます。
結局、橋下氏に対抗できないからレッテル貼りに終始しているだけ。

出自が被差別部落民、父親が暴力団、従兄弟が殺人犯、こんなことを書きたてるしか対抗手段がない守旧派。
もう断末魔の叫びにしか聞こえません。
むしろ、こういう環境にありながら今の地位にたどり着いた点を高く評価するべきではないでしょうか。
同和出身、母子家庭という逆境にありながら大阪の名門・府立北野高校に進み、なんとラグビーのレギュラー(WTB)として花園出場を果たしています、しかも高校日本代表候補。

元ラグビー高校日本代表候補にして弁護士、部落民とか暴力団員の息子という評価よりこちらの方が人を測る物差しとしてふさわしいと思います。

改革に痛みは付き物。
そしてぬるま湯に浸かっている者ほどその痛みは大きい。
だから右から左までが足並みをそろえ、声をそろえて反橋下を叫び、ハシズム=独裁と騒ぎ立てる。
そこには、沈み行く大阪を何とかするという処方箋はまったくなし。
大阪を食い尽くしても自分たちがおいしい思いをすればそれでいい、そんなヤツらに負けてたまるか!

そもそも大阪市長になること自体が目的の人と、大阪を変える手段として市長を目指している人が競争しても競争になりません。
そのモチベーションの違い、志の開きには天地の差があります。

石原慎太郎氏は日本を変えるために東京都知事になりました。
が、その夢は未だかなっておりません。
橋本氏には石原都知事の意志を引き継いでもらいたいと思います。

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2011/11/26

最強の助っ人 石原登場 橋下がトリプルスコアで勝利か

2ちゃんねる風に言えば「キタァァ――――」という感じかな。
石原慎太郎都知事が橋下徹大阪市長選候補の応援に駆けつけた。

「なんでマスコミは橋下君をあんなにいじめるんだろうね。助けにいくんだよ」
「彼に対するメディアのバッシングに腹立っているんだよ。いったい何のために出自を踏まえて橋下をいじめるんだ。こっちは判官びいきにならざるを得ない。友情から義憤を感じてます。彼の人材は評価してる」
「(維新の会が掲げる特別区構想について)大賛成。彼はやることやってきたし、これからもやるだろう。大阪は今のままでは困る。大阪にとっても日本にとっても困る。もっと存在感がある街になってもらわないと」

以上が橋下氏の応援に駆けつけることになった石原都知事の心情です。
私もまったく同感。
と言うか、この日を待っていたと言う方が私の真情に近い。
石原都知事はもう年だし、早い段階で橋下氏とタッグを組んでほしいと念願していました。
既成政党の枠に収まりきらない両者の連携に期待したい、と思います。

Hashimotoishihara

大阪市長選に立候補している前大阪府知事の橋下徹氏(42)は26日午前、府知事選候補とともに、大阪・ミナミの南海難波駅前で街頭演説。東京都の石原慎太郎知事が応援に駆けつけるなか「東京とともに日本を引っ張る大阪に変えましょう」と呼びかけた。

橋下氏らと選挙カーの上で握手した石原都知事は「だれもが選挙になると改革、改革というが、橋下さんは4年足らずの知事の間に立派な改革をした。その先生は私です」と述べ、「橋下さんは『独裁も必要と』たまに乱暴なことを言うが、独裁ではなくトップダウン。発想力のある人が物事を決めていけば変えることができる」と訴えた。

また、「大阪がもっとしっかりしてくれないと困る。東京と大阪は右と左の目玉で、片方がだめになれば日本は滅びる。だから大阪に橋下さんのような強力なリーダーが必要だ」と呼びかけた。

一方、橋下氏は「(投票日の)明日は大阪だけでなく、日本を救えるか判断する日になる。東京一つで日本は支えられない。だから大阪がもう一つのエンジンにならなければいけない」と力説。さらに「難波の現状は世界から見ればど田舎。それをここでビジネスがしたいと思わせるような大大阪にしたい。政治に夢は必要、夢があるから先に進める。国に頼らず大阪の底力を見せましょう」と支援を求めた。

「東京とももに日本を引っ張る大阪に」橋下氏、石原都知事らと演説

民主党
自民党
共産党
部落解放同盟
大阪市職労(&市労連)
自治労
大阪市教組
日教組

対立候補である平松邦夫氏の支持団体です。
呉越同舟と言うか既得権益者の集合体と言うか……

私は6年前、「日本一の腐敗都市-大阪市」というエントリを書きましたが、大阪市の本質は当時と変わっていません。
労組や解放同盟が牛耳る人事。
政令市の中でダントツに多い市民一人当たりの職員数。
生活保護受給者数も政令市の中でダントツの一位。
商業も工業も地盤沈下が続き、名古屋圏に追い抜かれそう。

こんな大阪を変えるには強力なリーダーシップが欠かせない、そんなことサルでも解る。
「大阪は今のままでは困る。大阪にとっても日本にとっても困る。もっと存在感がある街になってもらわないと」
まさに石原都知事のおっしゃるとおりです。

トリプルスコアでの橋下氏の勝利を確信します。
府知事選もね。

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【追記】
約3週間ぶりの更新になります。
これだけ開くと「ご無沙汰でした」という言葉がピッタリですね。
もう首が痛くて、左が良くなりつつあると思ったら今度は右。
ほんと、集中力をなくします。

この間の政治、もうコメントするのもバカらしくて傍観状態。
TPP……政治もみっともなかったけれどネットの言論も「なんだかなぁ…」という感じ。
プロパガンダが横行して本質が翳んでいる。
仕掛け人がミエミエなんですよね、バカらし。

ネットの限界かなぁ…なんて思うのは悲観しすぎか?
もうブルーというか鬱陶しい日々が続きました。
ホンマ、首痛と痺れ、早く治ってくれよ、お願い(笑)

政界再編が起きないとアカンね、政治は。
民主も自民も蹴っ飛ばせ!
もちろん亀井静香はダメです。
人柄は好きだけど、言ってることが前時代的。

「明日という字は明るい日と書くのね」なんだけど(爆)

【追記2】
野中広務
佐高信
香山リカ
山口二郎
辻元清美

平松氏の応援に駆けつけた人たちの一部です。
私は嫌悪感をもよおします。

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2011/11/07

Occupy Wall Streetに共感を覚える。くたばれ茶会運動!

少し前のことだが、「ウォール街占拠デモをどう思うか?」という書き込みがあった。
今日は、その問いに答えよう。
なお、以下において、このデモとその参加者を「Occupy Wall Street」=「OWS」と呼ぶ。

率直に言って私は、OWSに“ある種”の共感を覚える。
実は、先月の5日に、このOWSに関わるエントリをアップする予定だったのだが、“ある種”の説明が面倒くさくなってやめた。
「We are the 99%」と叫ぶ人たちに、競争と格差を是認する私がなぜ共感を覚えるのか?
それは、“ある種”であってもなかなか難しいことなのだ。

「OWS」と叫ぶ人たちは負け組である。
が、彼らを見ていると、「負け組」と単純に切り捨てるわけにはいかない。
競争と格差を是認する前提には、努力する者、勤勉な者が報われる社会の存在がある。
額に汗し努力した人は少なくとも人並みの生活ができる、こういう社会でなければ平和も安定もない。

Ny_demo

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OWSは、もう1か月以上続いている。
根底にあるのは、極端な経済格差や高い失業率に対する抗議の意思である。
デモはニューヨークだけではなく、シカゴやサンフランシスコなど、全米各地に飛び火している。
リーダーを置かず、ネットで支持層を拡大している点で、「アラブの春」に類似した面もある。
アラブでは、極端な経済格差や高い失業率に加えて、「反独裁」「民主化」も抗議デモの大きな原動力になった。
が、米国は「民主主義の守護者」を任じている。
その民主主義のお膝元・米国で、アラブに似たデモが起きた。
やはり「何故?」と思わずにはいられない。

デモの映像を見る限り、参加者は白人の若者が多いが、黒人やラティーノもいるし、中高年の姿も珍しくない。
参加者のほとんどが白人中間層だった反オバマ政権の茶会運動(Tea Party movement )とは対照的である。
茶会運動は財政支出の拡大や福祉の充実に真っ向から反対する。
しかし、今年8月の雇用統計によると、アフリカ系(黒人)の失業率は16.7%に達し、白人の失業率も8%に及んでいる(全国平均9.1%)。
UNDPの「人間開発報告書2009」によると、米国の格差(富裕層上位10%の所得を貧困層下位10%の所得で割った倍率)は15.9倍で、先進国では最も高い。
ちなみに日本の失業率は今年8月現在で4.3%(総務省力調査)、格差は8倍(人間開発報告書2009)である。
つまり今の米国は、格差、失業率ともに日本の約2倍に達しているのだ。

米民間世論調査機関ピュー・リサーチ・センターが7月26日に発表した調査結果では、米国の全世帯の2割に当たる約6200万人が、09年時点で、資産ゼロか債務超過になっている。
フードスタンプ(低所得者層向けの食料配給券)受給者も依然として増え続けており、今年5月時点での受給者数は全米で約4580万人と、前年同月比で12.1%増を記録した。

こういう状況下で、「財政支出が雇用を破壊する」「連邦政府が財政支出を大幅に削減すれば、雇用は急増するはずである」という茶会運動の主張を私は受け入れられない。
私は、プリンストン大教授のアラン・ブラインダー氏の「そのような考えに基づいて政策を行なえば、今でさえ不安定で雇用創出も決して十分ではない米国経済を危険にさらすことになる」という批判に同意する。
確かに安易で無規律な財政出動はモラルハザードを招き、経済や社会を堕落させる。
ギリシャがそのよい例だ。
が、物事には限度というものがある。

社会はすべてが相対的であり、「絶対」などありえないのだ。
私は、競争と格差こそ人間と社会が成長・発展する原動力であると考えているので、弱者や少数者を優遇する社民主義的平等は受け容れられない。
しかし、平和で豊かな社会を実現する鍵は、分厚い中間層の存在にある。
食うに困らず、住むに困らず、着るに困らず、たまには人並みに贅沢もできる、こういう人たちが大多数を占めないと民主主義社会は成り立たない。
そして、そういう中間層を維持するには、時には財政出動を求められることもあるし、増税が避けられない場合もある。
「債務上限を上げるな、赤字を減らせ、財政支出をこれ以上増やすな、増税なんかとんでもない」という茶会運動の主張は極論というより暴論であり、社会の矛盾や混乱を増長させるだけだ。
茶会運動を「草の根保守」と呼び称賛する向きもあるが、冗談ではない。
彼らは「保守」ではなく「原理主義者」である。

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以下は、9月14日付の米CNNの記事である。

ニューヨーク(CNNMoney) 米国の人口に占める貧困者の割合が2010年の統計で15.1%に上昇し、1993年以来最悪となった。13日に発表された国勢調査結果で明らかになった。

米政府は、家族4人で年収2万2314ドル(約171万円)以下、単身で1万1139ドル(約85万円)以下の層を貧困と定義している。景気低迷が続く影響で、10年の貧困者数は約4620万人と、09年より260万人増加した。09年の貧困者の割合は14.3%だった。

中間層の世帯年収は4万9445ドルで、09年の4万9777ドルに比べて微減となった。中間層の世帯年収は過去30年の間ほとんど変化がなく、インフレ調整後の数字で比較すると、10年の年収は1980年に比べて11%しか増えていない。これに対して人口の5%を占める富裕層の年収は42%増えた。

年齢別にみると、18歳以下の子どもに占める貧困者の割合は22%に増え、米国の子どもの5人に1人が貧困状態に陥っている。18~64歳の貧困率も13.7%に上昇、65歳以上は9%と横ばいだった。

景気低迷の影響で両親から独立して暮らす若者も減少した。両親と同居している25~34歳は景気後退前は470万人だったが、10年の統計では590万人に増えた。

健康保険に加入していない人も、09年の4900万人から10年は4990万人へと増加した。人口に占める割合は約16.3%で統計的には横ばいとなっている。

米国で貧困者の割合が増加、1993年以来最悪に

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貧困層が15.1%を占める社会は健全な競争社会とは言えない。
年収が4人家族で約171万円、単身者で約85万円というのは、日本であれば生活保護の対象になる。
そういう層が15.1%もいるのは日本社会では考えられない。
生活保護の受給者が全国最多とされる大阪市でも受給率は5.63%、全国平均は1.57%に過ぎない。

全人口の約15%が食料配給券で糊口をしのいでいる。
同じく約16%が無保険で、病気になっても医者にかかれない(診療を拒否される)。
にもかかわらず、共和党や茶会運動はオバマ大統領が提起した医療保険改革法案に猛反発した。
こういう社会は先進国としては異常だし、日本がこういう国になってはならない。

経済の基盤は産業なのに、アングロサクソン流資本主義は産業、つまり「モノづくり」を軽視し、マネーがマネーを生む金融詐術によって世界を支配しようとしてきた。
しかし、「価値の源泉は」という根本を忘れた経済が長続きするわけがない。
根太が腐った家は、外観がいかに豪華でも、いずれ崩壊する。
それを象徴する出来事がリーマンショックだった。

マネーは、しょせん価値の交換手段に過ぎないのだ。
したがって、そのマネーに支配される社会はゆがんでいると言ってよい。
そのゆがんだ社会に対する反発がOWSであり茶会運動である、と私は思う。
茶会運動は白人保守中間層の体制に対する抵抗であり、OWSはマネーから疎外された若者や非白人たちの抗議である。

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以上のように書くと、「経済協力開発機構(OECD)に加盟する国のなかで比較すると、日本の相対貧困率は世界2位」と反論する者が必ずいる。
つまり「日本だって貧困率が高い」と言いたいわけだ。
が、これは相対貧困率である。
年収の中央値を基準に貧困層を判断するこの方法では、所得格差が小さい日本のような国では、どうしても貧困率が高くなってしまう。

日本の貧困層に分類される人の収入は、欧米などの貧困層と比べれば、ずっと裕福だ。
もっとも貧しい下位10%に分類される人々の年間所得を平均した統計によると、日本の貧困層の年収は1万2894ドルである。
これは、ルクセンブルク、ノルウェーに次ぐ世界3位の豊かさである、と言われている。

このような日本では、茶会運動のような保守の側からのムーブメントも、OWSのようなリベラルの立場に立つプロテストも起こりえない、と言うか大衆的支持が広がらない、と思う。

日本は、欧米のように、階層や人種によって住むところも食べるところも違う、という社会ではない。

ただ、怒りを覚えれば抗議の意思を表明するのは悪いことではない、とは思う。

堂々とデモをやればよい。

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【追記】
TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)で国民皆保険制度が崩壊する、という主張がある。
が、TPPは経済連携協定であって、自由内政干渉協定ではない。
経済連携協定は、国境を跨ぐことによる経済障壁(例:関税、過度の国内企業保護、煩雑な輸入手続)をなくすための協定であり、各国の政策の都合による経済障壁(例:消費税、公的医療保険)をなくすための協定ではない。

もちろん政策の都合を口実にして海外企業を排除する行為には歯止めが必要である。
なぜなら、それを許すと協定が形骸化してしまうからだ。
が、日本の公的医療保険制度は、日本の医療・福祉政策の都合で導入された制度であって、国境を跨ぐことによる経済障壁ではない。
しかも、国内企業も海外企業も完全に対等だから、内国民待遇(相手国の国民や企業を自国民と対等に扱うこと)の原則にも反しない。
つまり、国内産業に特別な有利をもたらす仕組みではないのだから、政策の都合を口実にした協定の抜け道には該当しない。
したがって、TPPにおいて日本の国民皆保険制度の廃止を求めたり、混合診療の解禁を求めたりするのは経済連携協定の趣旨に反する。
要求が趣旨を逸脱したものであれば、断固拒否すればよい。

医療分野で真に警戒を要するのは、TPPではなく医療の自由化圧力(要求)である。
そしてTPPでもっとも危険なのは、経団連の求める移民の促進である。

参照1:消えゆくアメリカンドリーム―加速する“超格差”の実態
参照2:「生活保護の年収300万円」は果たして「弱者に厳しい国」だろうか
参照3:国民皆保険崩壊?混合診療解禁?TPPお化け

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2011/11/06

TPP(米国)には反対するのに中国の不公正を見逃す連中

TPP交渉参加問題、
もう勝負あった、という感じ。

下の画像を見てくれ。
川内博史、小林興起、三宅 雪子…
こんな連中が先頭に立つようじゃなぁ~

Tppdemo

「日本農業を守れ!」と言う連中のオツムが理解できない。
いくら守っても日本農業は衰退の一途ですよ、このままでは。
どうして「日本農業を強化せよ!」にならないのか不思議。
農協の解体なくして日本農業の再生はない!ですよ。

デフレが進む?
デフレの元凶は中国だろうに。
開発費もロイヤルティもゼロ、つまりパクリだから安く売れるよな。
おまけに中国は為替操作をやってる。

真の脅威は中国じゃないのか?
米国の脅威を強調する暇があったら現代のナチスとも言うべき中国をもっと非難しろ!
と言いたいな。
米国がらみになると、条件反射で「米国の陰謀」
もう爆笑もんだ。

国家資金を背景にわがもの顔の中国国営企業。
英エコノミスト紙は人民元を「レッドバック」(赤いドル)と評したが、このままでは円は人民元にやられる。
間違いない。
不公正で不透明な中国が、「WTO協定上の市場経済国」としての認定を求める動きを活発化させている。
こちらの方がよほど怖い。

債務危機に揺れるEUは、中国の金融支援を期待して「市場経済国」に認定する動きを見せている。
そればかりではない。
対中武器禁輸措置を解除することも検討している。
これに明確に反対しているのが米国である。

米国の脅威を強調する連中には、より差し迫った中国の脅威・危険性に目を向けるよう警告したい。

ちなみに、私は今のところ「TPPに反対!」である。

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2011/11/03

カダフィの死に思う そして毛沢東は…

ムアンマル・カダフィが殺害されたのは10月20日のことだ。
時間の問題だとは思っていたが、その最後は衝撃的だった。

イラクの独裁者だったサダム・フセインは米軍特殊部隊により拘束され、その後、「人道に対する罪」でイラク暫定政府によって絞首刑に処された。
これに対してカダフィは、反カダフィ派の民兵に拘束され、激しい暴行を受けた後、その場で射殺された。
このカダフィの末路があまりにも無残で、私はエントリを書けなかった。

自国民を容赦なく殺害してきた人物が、復讐心に燃える民衆に即刻処刑されるのは当たり前だと思いつつ、一方で弁明の機会すら与えられなかったことに、どこか引っかかるものがあった。

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以下の画像を私は映像で何度も見た。

Gaddafi_4
拘束直後のカダフィとみられる写真 (画像上)

Gaddafi_2_3
カダフィが潜んでいたという下水排水口 (画像下)

「撃つな、撃つな」
「息子たちよ、殺さないでくれ」
画像(下)にある下水排水口で発見された時にカダフィが発した言葉である。

その後、カダフィは反カダフィ派の若い民兵たちに引きずられるようにして車両のボンネットに載せられた。
その間、民兵たちから激しい暴行を受けた。
シャツは破かれ上半身は半裸の状態だった。
それが画像(上)である。

そしてカダフィは、民兵に髪をつかまれて車両のボンネットから引きおろされ、どこかに連行された。
「一体どうした?何が起きている?」と不安げに訊くカダフィ。
周囲から「生かしておくんだ!生かしておくんだ!」との声がかかる。

銃声が聞こえた。
次に見た映像は、額と胸部を撃ち抜かれたカダフィが救急車で救命措置を受けている様子だった。

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カダフィは1942年、リビアの砂漠地帯に住むベドウィン(アラブ系の遊牧民)の子として生まれた。
エジプト革命の指導者にしてアラブの英雄でもあったガマール・ナセル(元エジプト大統領)に魅せられ、アラブの統一による西洋、特にキリスト教圏への対抗を志す。

1969年9月1日、カダフィは同志の将校たちと共に首都トリポリでクーデターを起こし、政権を掌握した。
カダフィは国王を廃位し、共和政を宣言して国号を「リビア・アラブ共和国」とした。
このときカダフィは27歳。
以後、今年まで42年間もの長きに渡って独裁者として君臨した。

カダフィは1973年に「文化革命」を開始し、イスラムとアラブ民族主義と社会主義とを融合した彼独特の「ジャマーヒリーヤ(直接民主制)」という国家体制の建設を推進していった。
その根底にあるのは、アラブ民族主義であり、反キリスト教文明であり、反共産主義であった。

一説によると、彼は明治天皇を尊敬し、明治維新を手本に国づくりを目指していたという。
アジアの小国でありながら、西欧列強の一角を占めるロシアを破り、日本を世界に冠たる国にした―これがカダフィが明治天皇や明治維新にあこがれた理由だろう。

つまり、「良い独裁者」による国家の成長と発展、そして民の幸福の実現―善意に解釈すれば、カダフィはこうありたいと願っていたのだろう。
が、ナセルも明治天皇も絶対的な独裁者ではなかった。
利害の異なる勢力のバランスの上に君臨していた。
自らが権力を独占することも、反対者を粛清することもなかった。
ところがカダフィは違った。

どちらかと言えば、カダフィは毛沢東的な独裁者である。
主観的には国家の発展と民の幸福を願望しながら、実際にやったことは国家の破壊と民の抑圧。
そして最後には、願望と現実の見境がつかなくなり、国家のため、国民のために良かれと思ったことが、国家を疲弊させ国民を窮乏させた。

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Power tends to corrupt, and absolute power corrupts absolutely.(権力は腐敗する、専制的権力は徹底的に腐敗する)という言葉がある。
これは19世紀に生きた英国の政治家ジョン・アクトン卿の名言である。

人間は本能と理性の微妙なバランスの上に成り立っている。
そして常に欲望に負けそうになる。
だから強制力を伴った規範が人間社会には必要なのである。

崇高な理想を掲げ、素晴らしい仁徳を有していても、人間はしょせん人間であって“神”
ではない。
人間は自力では人間を超えることはできない、つまり超人などこの世には存在しないのだ。
しかし、絶対的な独裁者は自らを“万能”と錯覚してしまう。
なぜなら強制力を伴った規範が彼には適用されないからである。

そこでは独裁者が目的を定め、目的のためにはあらゆる手段が正当化される。
要するに独裁者の好き勝手がまかり通るのだ。
そして仁徳は欲望にまみれる。
だから絶対的な独裁者(専制的権力)は徹底的に腐敗するのである。

カダフィはその典型である。
フセインもそうだ。
そして毛沢東はもっと酷かった。

カダフィは民兵に虐殺された。
フセインは反対派に処刑された。
しかし毛沢東は未だに神格化されたままである。

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makotoban

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2011/11/02

反日左翼は反抗期の甘やかされた子供

1週間ほど更新が滞りました。
ご心配なく、元気ですよ!と言いたいところですが、残念ながら頚椎の調子がイマイチで、エントリをアップするだけの気力が湧いてきませんでした。
それに、政治の現状も「なんだかなぁ」という感じでモノを言う気になれません。
まあ、大阪の市長・府知事の同時選挙に関しては、少々書きたいことがありますが、もうちょっと情勢を見てからにしたいと思います。

ところで、前回のエントリに以下のような書き込みがありました。

「革マル派」のゼッケンを付けたおっさんが映っている冒頭の写真を見て人生の悲哀を感じるのは私だけでしょうか。「中核」も「革マル」も、その他諸々の新左翼も、とっくの昔に死滅したと思っていたのですが、まだこんなものにしがみついている人々がいるのですね。そして「~を闘おう」という、これまで何万回使ったかわからない、古色蒼然とした安っぽいスローガン。尾羽うち枯らした食いつめ浪人が安酒場で荒れている時代劇の一風景より、もっと物悲しい、というか痛々しく切ない。

~中略~

私は、成田空港反対闘争に参加していたとか、いわゆるドヤ街に住み着いて革命のアジ演説をしていたとかいう人々と酒を呑んだことがありますが、彼らは総じて無教養で視野が狭く、世間一般の常識や他人への礼儀にも疎く、酔うと一方的に意味不明のことをしゃべりまくる軽度のアスペルガー症患者だと思います。

人は加齢とともに成長してこそ人であるという明快な真理を、この写真は雄弁に物語っていると思いますよ。

耳の痛いご指摘ですね。
私も「成田空港反対闘争」に参加していましたから。
「彼らは総じて無教養で視野が狭く、世間一般の常識や他人への礼儀にも疎く、酔うと一方的に意味不明のことをしゃべりまくる」
う~ん、そのとおりかもしれません。
ただ、おそらく彼らは高学歴者のはずです。
ところが、長年にわたり単一の価値観に心身とも拘束され、物事を客観的、且つ多面的に見るという知識人本来の姿を忘却しているが故に「無教養で視野が狭く」なってしまったのです。
「世間一般の常識や他人への礼儀にも疎く」というのも、もともとそれらを否定しているわけですから当然です。

先月20日に行われた小沢一郎民主党元代表の記者会見における「自由報道協会」暫定代表の上杉隆氏や岩上安身氏の態度にも、程度の差はあれ同じような体質を感じます。
「んだらぁ。なめてんのか、この野郎。ガキ」
「この野郎、なめんなよこの野郎。ガキァア」
これが上杉氏の読売新聞記者に対する言動です。
別に読売の記者を擁護しようとは思いませんが、まさに「無教養で視野が狭く、世間一般の常識や他人への礼儀にも疎く」の典型です。
さすがは小沢信者の熱烈な支持を集めるだけのことはあります。
まっ、上杉氏に限らずネット上でデマを飛ばす人間は皆、似たようなものですが。
「日本には米国と結託する“悪”がいる、オレ達は“悪”と闘う正義の聖戦士!」
極左の脳構造にそっくりです。

もう一つ、別の方の書き込みですが、これはさらに耳に堪えるご意見でした。

日本のサヨクは自分たちは反国家主義者じゃなければいけない、といったような思い込みがあると思いますね。
サヨクとはそういうものだっていう。
しかし例えばフランコ政権下のアナルコサンディカリストが置かれた状況なんかを考えてみると現代日本の社会主義者が置かれてる状況は日遥かに温いと思うんですよね。
資金力を伴った国際的なコミンテルン活動があったという以前に、社会主義者が反国家主義者でもある必然性が当時のスペインにはあったんじゃないかと思います。
ひるがえって戦後の日本はどうかと言えば「雉も鳴かずば撃たれまい」という調子でデモに出なきゃ機動隊に叩かれる事もないし、内ゲバさえやらなきゃ警察公安部につつかれる事もないし、欧州の独裁国家とは違ってエグい秘密警察制度がある訳じゃなし、就職差別がある、と連中が騒ぐ割には結構いいところに就職してるシンパも居るしって感じですね。
フランコ政権下のスペインのサンディカリストは国家転覆か死か、ってのが非常にリアルなものだったと思います。そういう目で日本のサヨクを見てると、自分たちの活動をある程度保護し保証している体制をわざわざ転覆しようとしてるように見える。
反抗期の甘やかされた子供に見えますね。

「反抗期の甘やかされた子供」
そのとおりでしょう。
食うに困らず、着るに困らず、住むに困らず、たまには人並みに贅沢もできる、ごく少数のカルト左翼を除けば、ほとんどがこういう生活を送っています。
50~60歳になっても、相変わらず貧相な風体で「基地を撤去しろ!」とか「原発を廃止しろ!」とか叫んでいる中核派や革マル派の活動家たち。
彼らは、今さら社会復帰するわけにもいかないので、組織にしがみついている、本音はそうだと思います。
組織にいる限り、少なくともメシの食いっぱぐれはありませんから。
もし、ほんとうに彼らが「世界革命が実現する」と思っているとすれば、それはもう「信仰の世界」です。

フランコ政権下のスペインのサンディカリストは国家転覆か死か、ってのが非常にリアルなものだったと思います。そういう目で日本のサヨクを見てると、自分たちの活動をある程度保護し保証している体制をわざわざ転覆しようとしてるように見える―
この指摘がいちばん堪えました。
左翼学生運動≒全共闘運動に参加した者で、「死」を現実に考えたのはブント赤軍派の連中くらいでしょう。
が、彼らも「国家転覆」の確たる戦略があったわけではなく、まるで劇画の世界だったと思います。
私も「死ぬことができるか?」と自問した時、答えは「できない」でしたから。
「逮捕-懲役」と「死」の間には超えがたい壁があります。
「社会主義者が反国家主義者でもある必然性が当時のスペインにはあった」
そうでしょうね。
戦わなくても国家に抹殺される、「国家転覆か死か、ってのが非常にリアルなものだった」でしょう。

「就職差別がある、と連中が騒ぐ割には結構いいところに就職してるシンパも居るしって感じですね」
公務員や教師に多いですね。
民間企業ほど調べませんからスルーしてしまうのです。
かく言う私も公務員でした。
それから弁護士や医師もけっこう多いし、中には大学教授になった者もいます。
ある県の知事選に同姓同名で年齢も一致する無所属候補がいました。
その時の肩書は某有名国立大の教授でしたが、写真を見ると、間違いなく私の所属したグループのリーダーでした。
確か実刑を喰らったはずなのに、と不思議でなりませんでしたが、私たちが活動家だった時代の大学は左翼の巣窟でしたから彼は大学院に復帰できたのだと思います。

昭和天皇を“戦犯”として裁いた“リンチ裁判”の首謀者・松井やより氏は朝日新聞の論説委員でした。
そして、その模様をNHKで放送しようと画策した池田恵理子氏はNHK・EP21のチーフプロデューサー。
おそらく二人とも千万単位の年収があり、退職金は数千万円にのぼったことは間違いありません。
福島瑞穂社民党党首は預貯金が1億円を超えているし、インドネシアや韓国で従軍慰安婦を募集して回った高木健一弁護士もリッチマンです。
まさに「日本のサヨクを見てると、自分たちの活動をある程度保護し保証している体制をわざわざ転覆しようとしてるように見える」のです。

なぜそうなのか?
それは日本左翼に独特の“血債の思想”であり、東京裁判史観に基づく教育のせいです。

ただ、歓迎すべき動きも出てきています。
以下の記事を読むと、いくらか希望が持てます。

文部科学省は1日、来年度から国公私立の中学校で使われる教科書の需要数を公表した。前回2010年度分の採択時に比べ、「新しい歴史教科書をつくる会」の元会長らが執筆の育鵬社がシェアを伸ばした。採択で混乱が続く沖縄県八重山地区の公民教科書の需要数は含まれない。

育鵬社(前回は扶桑社)は歴史4万7812冊(占有率3.7%)、公民4万8569冊(同4%)。それぞれ前回の6.6倍、11.6倍になり、順位は前回はともに最下位だったのが今回は7社中5位に上がった。同会系の自由社は歴史830冊、公民654冊で、占有率0.1%にとどまった。

首位は前回と同じ東京書籍で、歴史67万9038冊(同52.8%)、公民68万6738冊(同57%)と、いずれも半分以上を占めた。

「つくる会」系の育鵬社、シェア拡大 文科省発表
(2011/11/02 朝日新聞)

Kyoukasyo

左翼偏向教科書である東京書籍版が5割を超えているのは「悔しい」の一言ですが、育鵬社版がそれぞれ4%前後のシェアを占めたのは画期的、と思います。
特に、シェアには含まれていませんが、沖縄県の八重山地区協議会が育鵬社版の採択を答申したことに時代の変化を痛感します。
八重山地区の竹富町教委は地区協議会の答申に反して東京書籍版を採択するそうですが、左翼がいくら姑息な動きを強めても、時代の流れは変えられない、そう思います。

なぜ東京書籍版が5割を超えているのか?
それは教師、正確に言えば“教組”が教科書の採択を左右しているからです。
「竹島は韓国の領土」と公言する北海道教職員組合や東京都教職員組合が採択に関与すれば、当然ながら左巻きの教科書が採択されます。
ただ、東京都は石原慎太郎知事が都教組と一線を画していますから都立校では育鵬社版が採択されています。
が、区立や市町村立校ではまだ育鵬社版は少数派です。
義務教育は税金でまかなわれているのであり、公的な機関が公平・公正の見地からその採否を決定するべきです。
学校現場の運営を円滑に進めたいという理由から一労組に過ぎない教組に遠慮し、その意向を尊重する、これは民主主義でもなんでもない、一種の独裁です。

ところで、八重山地区協議会が採択した育鵬社版教科書は公民だけであって歴史は帝国書院版でした。
公民には「集団自決」についての記述はありません。
にもかかわらず、八重山地区に属する竹富町の慶田盛(けだもり)安三教育長は、沖縄タイムスの質問に、「つくる会系」の自由社や育鵬社の教科書は「『集団自決』の実相を正しく伝えていない」とし、「こういう教科書は絶対に子どもの手に触れさせてはならない」と語っています。
つまり、書かれていないことを慶田盛氏は不採択の理由に挙げているわけです。
それは、育鵬社版の公民に―在日米軍基地の沖縄集中に触れつつ「戦後の日本の平和は米軍の抑止力に負うところも大きい」と紹介(朝日新聞)―されていたからです。

では、実際の歴史教科書はどうか?
■育鵬社 「米軍の猛攻で逃げ場を失い、集団自決する人もいました」
■自由社 「米軍が上陸する中で、追いつめられた住民が、家族ぐるみで集団自決」
■東京書籍 「日本軍によって集団自決に追いこまれた住民もいました」
■帝国書院 「人々は集団死に追いこまれたり、禁止されていた琉球方言を使用した住民が日本兵に殺害されたりもしました」
狼魔人日記

狼魔人日記 さんは、歴史教科書について

沖縄でも八重山地区で一番多かった戦時中のマラリヤ罹患についての記述があるのは帝国書院版のみだったことを考慮すると、歴史教科書に帝国書院版が選定されたことは次善の選択だったと思う

と書いています。

そして、彼は

八重山地区の快挙が沖縄県下の他地域の教科書選定に投げかけた一石の影響ははかり知れない。
沖教組が独占し閉塞していた沖縄の教育界に大きな風穴が開いたことになるのだ

と結論付けています。

「育鵬社の“歴史”教科書は『集団自決』の実相を正しく伝えていない」として、同社の
“公民”教科書を拒否する慶田盛氏の姿勢は、もう独善と思い込みで何でも決めてしまう左翼そのものです。
育鵬社の公民教科書に書かれている「戦後の日本の平和は米軍の抑止力に負うところも大きい」というのは事実ですし、東京書籍の歴史教科書にある「日本軍によって集団自決に追いこまれた」という記述は、「事実ではない」という声が当の沖縄県民からも上がっています。
何より法律(無償措置法第13条4項)は、「採択地区が二以上の市町村の区域を合わせた地域であるときは、(中略)当該採択地区内の市町村の教育委員会は、協議して種目ごとに同一の教科用図書を採択しなければならない」と定めています。
つまり竹富町のやろうとしていることは法に違反しているのです。
自分たちの主義主張に合わないものは法を犯すことになっても受け付けない―
こういう左翼の横暴に屈してはならない、そう強く思います。

長年にわたり単一の価値観に心身とも拘束され、物事を客観的、且つ多面的に見るという知識人本来の姿を忘却しているが故に「無教養で視野が狭く」なってしまった左翼。

自分たちの活動をある程度保護し保証してくれている体制をわざわざ転覆しようとしてるように見える左翼。

まさに「反抗期の甘やかされた子供」

ほんとうに国益を第一に考える左翼の登場を心の底から願う次第です。

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【追記】
上杉氏について―まさに「無教養で視野が狭く、世間一般の常識や他人への礼儀にも疎く」の典型―と書きましたが、きっと「世間一般の常識や他人への礼儀にも疎い」のは読売新聞の記者だ!―という反論があると思います(爆)
上杉氏の支持者は読解力に欠ける、そう思うからです(笑)

makotoban

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