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2011年12月

2011/12/31

政治の無能を解消せよ! 来年は破壊的創造を!

いよいよ今年も今日で終わり。
明日から新しい1年が始まります。
この1年、年初に心したことができたか、というと達成率は60%くらいですかね、個人的には。
体調の回復がまず第一の目標でしたが、症状は大きく改善したものの完治には程遠い状況です。
ただ、仕事は以前と変わらないくらいまでこなせるようになってきましたから、ストレスはかなり減りました。
が、無理が続くと体調が悪化する、そういう意味では思いっきり仕事をした、という達成感はありません。
来年こそ、やるべきことをバリバリやり、会社と家族に貢献したいと考えております。

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ところで、日本の政治、何とかならないものでしょか?
野田政権が掲げる「税と社会保障の一体改革」、昨日ようやく素案が固まったようです。
が、うまくいかないでしょうね、足下の民主党の半数近くが反対。
野田佳彦首相に、これを突破するだけのリーダーシップと突破力があるとは思えません。
小泉純一郎元首相が、党内外に充満する反対論を押し切って郵政民営化を実現できたのは、「殺されてもいい」という覚悟と迫力があったからです。
それに国民の支持も高かった。
野田氏が首相に就任したころ、石原慎太郎東京都知事は彼を高く評価していました。
が、先日の橋下徹大阪市長との対談では、一転してボロクソにけなしていました。
理由は、野田首相が自分の言葉で国民に語りかけることができないからです。

石原氏が野田氏を評価した理由は二つあります。
一つは、「野田君は自分の言葉を持っている」という点。
もう一つは「野田君はたったひとりだけ増税とはっきり口にした」と言う点。
だから石原氏は「私は大いに期待します」と語ったわけです。
が、石原氏はこの時、次の言葉も付け加えています。
「あとはやってみないと分からない。運動選手と同じで、走ると思った人間が走れなかったりするから」
現実の野田氏は、石原氏が危惧した「走ると思った人間が走れなかった」状況にあるわけです。
だから石原氏の評価は、一気に低下し、真逆になったのです。

石原氏は当時、「消費税を上げないと、このままではこの国はどうにもならない。『奥さん方、家計簿をつけているけれど、国と同じことやっていれば保ちませんよ』ということを、分かりやすく、国民が納得するように言えばいい」と語っていましたが、野田氏には国民が納得するような発信力がありません。
党組織の分裂を恐れるあまり安全運転に徹しています。
安全運転で、国論を二分する「税と社会保障の一体改革」などできるはずがありません。
この国をほんとうに変えようと思うのなら、政権にこだわる、与党にこだわる、といった矮小な気持ちはすっぱりと捨て去るべきです。
民主党の分裂も辞さない、解散も恐れない、自らが野垂れ死にしても構わない、これくらいの覚悟がないと国を変えるなんて絶対にできません。

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「消費税を上げないと、このままではこの国はどうにもならない」という石原氏の発言に同調する国民は多いと思います。
世論調査を見る限りは賛成と反対が拮抗していますが、何が何でも増税に反対!と言うのは少数派です、間違いありません。
政治や行政や政治家個人に真摯な姿勢が見えない、自らの身分や既得権益にこだわるばかりでこの国の将来を真剣に考えているとは思えない、だから「増税なんてふざけてる」となるわけです。
消費税は10年後には20%にならざるを得ない、今の福祉や医療水準を維持するためには、と私は思っています。
政府の債務残高がGDPの2倍を超えている、なんてどう考えても異常です。
わが国は世界でも有数の金持ちですから今日明日に財政危機や金融危機を迎えるとは思えませんが、借金をこのまま放置していいわけがない、と言うのは猿でも解ることです。

橋下徹大阪市長を見習うべきです。
地方と国政は違いますが、政治の基本的姿勢は変わらないはず。
既得権益に大胆に切り込み、無駄を省くべきです。
その上での増税なら国民の不満も粗方解消されると思います。
やるべきことをやらず、負担増だけを求めるから国民の反発を招くのです。
これは自民党も同じ。
自民党も、党利党略よりもっと国益を考えないと支持率は上がりません。

まず、参院を廃止したらどうですか?
参院なんてほんとうに必要でしょうか?
それから衆院の小選挙区+比例代表制を廃止し、定数400人の中選挙区制にする。
これだけで322人の国会議員が減ります。
それが、どれだけ経費の節減になるか計算するだけの時間的余裕はありませんが、政党交付金も含めれば相当な額が節減できるはずです。
何より政治の覚悟を国民に示すことができます。
また、公務員の数を減らすことに重点を置くのではなく、その経費を減らすことを重視するべきです。
公務員給与の2割削減、それと天下りの禁止。
あとは絶対的身分保障の廃止と競争原理の導入。

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縦割り行政の是正も急務です。
そもそも省庁ごとに公務員を採用する今のシステムがおかしい。
財務省に入ればずっと財務官僚、国交省に入ればずっと国交官僚、これは絶対おかしい。
予算を握る省と予算を使う省がまったく別の会社のよう。
これでは国益よりも省益を優先するのは当たり前です。
人事は人事院が一括管理し、最初、財務省に入省したら4年後には国交省に、さらにその4年後は郵政省へ異動、こうすれば予算を管理する側も執行する側も、その実情がよく解るようになるし、予算のぶんどり合戦や縄張り意識は極めて限定的になる、と思います。
要は「財務官僚」や「国交官僚」ではなく、全員が「日本国の官僚」になるように公務員制度を改める、これが急務です。

政治家は無傷、官僚も無傷、で、税金だけは上げる、こんなバカなこと誰も受け入れません。
ふざけるな!と誰もが思うでしょう。
しかも、今のテイノーとしか思えない国会議員を見ていたら、国民は爆発しますよ、増税で。

増税の前に行政改革と大胆な歳出削減、国会議員の定数半減を求めます。
参院を廃止せよ!
衆院は中選挙区制に戻せ!
私はそう強く主張する次第です。

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消費税を上げたら景気がさらに悪くなる、この主張には一理あります。
が、消費税を据え置いても景気はよくなりません。
要は将来が見通せない、将来が不安だから国民の支出が縮小している、これがデフレの一因でしょう。
しかも少子高齢化が進み、それが消費の不振に輪をかけている。
高度成長なんて、もうありえない、国民の皆がそう思っている、これは間違いありません。
それより安心できる未来像を設計する、それが政治の責任ではないですか?
にもかかわらず、パーみたいな政治家が離党だ新党結成だと騒ぎ立てている、もう絶望です。

増税は否定しません。
が、やるべきことをやらないと国民は納得しません。
老後は、少なくとも現役時代の半分の収入が保障される、こうなるのなら増税も「是」とされると思います。
それを、何を血迷ったのか、年金の支給年齢を70歳に引き上げるなどというバカなことを厚労相が公言する。
もう国民をバカにしきっています。
自分たちはリッチだから国民の現実なんて無頓着。
逆に高齢者の窓口負担100円増は早々に引っ込める。
窓口負担を100円引き上げたからといって誰が困るんですか?

まず65歳まで働ける環境を作り上げること。
次に、月に最低20万円の年金を受け取れる体制を確立すること。
であれば、増税もやむなし、となるに違いありません。
年金がもらえるかどうか分からない、景気の行く末も五里霧中、政治家や官僚は痛みを共有しない、これで増税なんて狂気の沙汰です。

あと、女性が働きやすい環境を作ることにどうして注力しないのか、不思議です。
「国民の生活が第一」なら高速道路無料化や子ども手当より公的保育所の増設、充実が第一でしょう。
そうすれば、少子高齢化によるマイナスもカバーできるはず。
それを選挙の公約としては地味だから避けて通る。
もうサイテーです。

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今年、最後のエントリも現状批判のオンパレード。
厳しい内容になりましたが、ほんとうに政治家には、現状をシビアに見つめ、安心できる未来を考えるだけの資質を求めたいと思います。
もうパーを選んではならない。
税金と時間の膨大なロス。
これを取り返すことは容易ではありません。

来年こそは、政治と行政の「破壊的創造の年」になることを祈ってやみません。

それでは、皆様、良いお年を!

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2011/12/30

徒然なるままに語る

今年もあと1日を残すのみ。
東日本大震災を筆頭に大災害に見舞われた1年でした。
あの日、3月11日、20キロ以上を歩いて帰る破目になった日を忘れることはできません。
膝が痛いとか、そういうレベルではなく家族とも連絡が取れない、我が人生で最も不安を抱いた1日でした。
が、帰宅した直後にテレビで見た大震災の惨状。
もう絶句でしたね。
画面から流れてくる映像、ほんとうに起きた現実とは思えませんでした。
それだけ当事者になった方々は大変だった、と思います。
いや、今も大変、と言うより深刻かもしれません。
私は、自身も含めて家族全員で義捐金を送ることしかできませんでした。
今は、一刻も早く立ち直ってほしい、そう願うばかりです。

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ところで、ブログの更新が途切れ途切れの状態にもかかわらず、人気ランキングの20位以内に位置していることに感謝の気持ちでいっぱいです。
12月に書いたエントリは、これで10本目ですから、ほぼ3日に1本のペースです。
にもかかわらず、このブログのアクセス数はユニーク数で4500、ページビュー数で8000を超えています毎日。
それだけ「物言わぬ読者」、「無言の支持者」が多いということでしょう。
これは、ほんとうに心強いことですし、うれしい、の一言です。
心より感謝いたします。

年があけると、このブログは7年目を迎えます。
ブログを開設したとき高一だった次女が、もうすぐ22歳になりますから感慨深いものがあります。
子育ての大変さを思い知った時間と重なるのです、この期間が。
おかげさまで、子供たちは年に3回(誕生日・父の日・結婚記念日)、私にプレゼントをくれるようになりました。
一時は悩みましたけどね、俺が間違っていたのか、と……
が、今は正解だったと思っています、私の子供に接する態度は。
ただ、カミさんのおかげが半分以上ですけどね、うちのカミさん曰く「うちには子供が3人いる」、これが口癖でしたから。
3人?
実はカミさんから見れば私も子供だったわけです。
娘のピアノ発表会の日に朝帰り、これでは嫌われます、当然。

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年が明けるとすぐに60歳です。
還暦なんですよね。
思い出すに、私の爺様(祖父)は、記憶にある限り、縁側で日向ぼっこをしている人でした。
昔は60歳で家督を長男に譲り隠居する、これが定番だったのでしょう、よくわかりませんが。
父親も60歳で定年退職しましたから、この歳が一つの区切りなんですね、男にとって。
が、実感がまったく湧きません。
私は現役バリバリですし、隠居なんて夢にも出てきません。
首痛いし、腰痛いし、たまには温泉に行きたい、と痛切に思いますけど(爆)

頸椎ヘルニアが悪化し、3年前に取締役を辞任しました。
が、やってることは基本的に同じ。
今も毎日、経営のことを考えています。
仕事は実務に(つまり平社員に)変わり、収入も4割がた減りましたが、いかに利益を上げるか、それしか考えておりません。
カミさんは、毎日、10時にしか帰宅しない私に不満げですが。
でも私は言うんです。
毎週2日、休めるようになっただけ恵まれていると、昔より。
年収500万円、感謝しないと!と…

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もともと私は金儲けが嫌いなんです。
私が儲かるということは、誰かが損をするということ。
それが嫌なのです。
ただ、それでも30年、営業をやってきましたから不思議です。
父親が言っていました。
「お前は公務員か教師が向いている」と。
今、思い返せば苦笑せざるを得ません、父は私を見通していたのです。
で、望み通り公務員になったのですが、5年足らずで辞めてしまいました。
きっと父はガッカリし、且つ心配したことでしょう。

私は、おカネに興味がないだけではなくブランド物にも関心がありません。
高級車に乗りたいとも思わないし豪邸に住みたいとも思わない。
結婚したころ、10年前と言うか学生時代と言うか、そのころのジーンズやジャンパーを着ていてカミさんに呆れられました。
でも、十分に着れるわけですから捨てる人の気持ちが解らない、と言うか、もったいないですよね。
おしゃれは否定しませんが、着飾っても中身がなければ見苦しいだけでしょう、と思いますが……

ブランド物、最近はburberryをけっこう身に着けていますが、これは娘が買ってくれたもので、私はまったくこだわりがありません。
今日もジャージーに革ジャン、スニーカーというヘンテコ?な姿で年賀状を出すために郵便局に行きました。
どうも、それが娘には気に入らないみたいです。
「いい年して恥ずかしくないの?」
と、しばしば言われますが、自分で服を買ったことがない、靴も下着もスーツもカミさんが選んだものをそのまま身に着けているだけですから、そう言われても困るんですよ。

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私は身長が179cm、体重が64kgですから肥満とは無縁です。
おまけに髪がふさふさで白髪も稀なので、歳より10歳近く若く見られることも再々です。
で、娘たちはそれが自慢だったみたいで、かっこいい昔のままでいてほしい、という気持ちが強いようです。
が、私もカミさんも外見にまったく関心がなくて、娘たちといつも衝突しています。
でも、歳を経るにつれて、人間は中身が外見に表れるもの、衣装や化粧で取り繕っても化けの皮はすぐに剥がれる、と痛感しています。
ブランド物を身に纏っても、中身がブランドでなければ、それはちんどん屋です。
それが解らないみたい、娘たちは未だ。
ちんどん屋さん、ごめんなさい。

ほんとうにブランド物を身に纏っても中身はちんどん屋、そういう政治家が多いですね。
特に民主党。
今回の離党組、選挙を意識してのことみたいですが、絶対に再選はあり得ません。
中身がみえみえですから。
国民をバカにしてはあかんぜよ!
経験も未熟、知識も乏しい、人格もイマイチ、君らが国会議員になれたことが異常であって、TPPも消費税も君らの当落に影響しません。

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今日は正月休みの初日で少々飲みすぎてしまいました。
心地よい気持ちで徒然に、と言うか気儘にエントリを書いています。
このブログを応援してくれている皆様に感謝感謝です。

世の中は辛いことばかり、人生はうまくいかないことばかり、時には爆発したくなる。
爆発してください、たまには。
ただ、限度はわきまえる、これは当然のこと。
私は、都度、爆発してきました。
今は違いますが。
若いときは爆発もいいもんだ!
と思います。

今後もよろしくお願いいたします。

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2011/12/27

破壊的創造こそがこの国を救う 石原と橋下が目指す革命

久しぶりに面白い対談を見た。
石原慎太郎東京都知事と橋下徹大阪市長のそれである。
テレビでは、そのエッセンスの部分だけを放映していたが、それでもインパクトは十分だった。
で、もっと全体が知りたいと思い、対談を主催した産経新聞の記事、石原知事×橋下市長 教育の破壊的改革を追求を読んでみた。

Ishiharahashimoto

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共感できる公務員制度改革

石原、橋下両氏は、まず公務員が多すぎるという。
が、私は単純にそうは思わない。
確かに大阪市は、他の政令指定都市に比べて市民一人当たりの職員数が多すぎる。
これは早急に是正されるべきだろう。
ただ東京都については、石原知事の努力もあって少ないとは言わないが多すぎるとも思わない。
国と地方を合わせた公務員の数も、日本の場合、力人口に占める割合は公的企業の社員を含めても7.0%である。
OECD加盟26カ国の平均は14.3%であり、主要国を見ると英国15.8%、ドイツ14.4%、小さな政府が声高に叫ばれる米国は14.8%である。
フランスはなんと25.2%で、力人口の4人に1人は公務員か公的企業の社員。
これらと比較すると、日本の公務員の数は多すぎるとは言えない。

参照:OECD諸国の公務員数(2005年)

が、ほんとうに多すぎるとは言えないのか?
ほんとうに米・英・独の、あるいはOECD平均の半分以下なのか?
こう問われると、私は単純に「Yes」とは言えない。
日本の場合、国と地方を問わず、行政府の補助金に頼っている組織・団体が多い。
また、行政府の庇護下にある企業・団体、いわゆる「天下り先」も数多い。
公務員の数が「米・英・独の、先進国(OECD)平均の半分以下」と言われてもピンと来ないのはそのせいだろう。
私は、公務員とその関連の人たちを合算すると米・英・独と変わらないか、それ以上だと思う。

石原、橋下両氏は、現代の公務員制度の根本的問題は絶対的身分保障にあるとみなしている。
「遅れず、休まず、働かず」これが公務員の基本である。
もちろん中には粉骨砕身して働いている公務員もいる。
が、「遅れず、休まず、働かず」が圧倒的で、これさえ守っていれば首になることはない。
なぜ、それで通用するのか?
それは、民間のように利益や成果を上げる必要がないからである。
業績を上げなくても、与えられたことさえそつなくこなしていれば、ある程度は出世を期待できる。
そもそも成果そのものが求められていない。
しかも賃金は完全に年功序列型だから、なおさら「遅れず、休まず、働かず」が基本になるのだ。

私は、石原、橋下両氏が主張する「公務員から絶対的身分保障を外す」という意見に賛成である。
そして、会計制度を複式簿記に変える、これにも大賛成である。
今の単式簿記では資金の出入りや収支の結果はわかっても、費用対効果や資産状況の詳細はわからない。
複式簿記にすれば、損益計算書や貸借対照表が作成されるので、収支の結果だけではなく行政が行っている施策の費用対効果や全体の資産状況が把握できる。
そして、これに基づいて事業の改善や取捨選択を実行すれば、あるいは財政状況の健全化を進めれば、少なくとも今の日本よりはよくなる。
その結果、ダメな公務員、意欲に欠ける公務員は淘汰されていく。
そのためには「公務員から絶対的身分保障を外す」必要があるのだ。

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縦割り組織と予算のあり方を改善せよ

私が公務員だったころ、事務分掌というものがあった。
まず「局」のやるべき仕事があって、それがその下の「部」に割り振られる、そして「部」の仕事は「課」に、「課」の仕事は「係」に段階を追って割り振られていき、最後は「吏員」一人一人の事務分掌が決められる。
そこにおいては、頂点にある「局」から末端に位置する「吏員」まで、決められたこと、与えられたこと以外はやってはならないことになっている。
行政の縦割り、部局による権限や予算のぶんどり合戦は、この公務員組織の性質が大きく影響している。
そこでは無駄を省き、事業を効率化することよりも、より多くの予算を獲得し、一円残らず使い切ることが奨励される。
縄張り意識と事なかれ主義、自己保身、この官僚的体質に依存していることが日本の政治が停滞している大きな原因だと私は思う。

石原氏は予算の無駄遣いの典型として本四架橋が3本も作られたことを挙げている。
これこそ当時の建設官僚と建設・土木業界と利益誘導型政治家と地元行政の四者が癒着し、生み出した無駄な投資の代表例である。
本四架橋が採算に合わないのは初めからわかっていた。
3本も橋はいらない、1本あれば十分、これも常識だった。
にもかかわらず、橋は3本でき、今も赤字を垂れ流している。
そこには事業の効率化や費用対効果といった視点はまったくない。
この狭い日本に100近い空港が建設され、そのほとんどが赤字、という現状も、同じ構図が生み出した結果だと言ってよい。

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待ったなしの教育改革

日本の公教育は妙な平等主義に支配されてきた。
高校は小さな学区に分割され、義務教育の小中学校は決められた学校にしか行けない。
今は高校こそ大学区に変わりつつあるが、小中学校の学区改正の動きは鈍い。
私の今住んでいる市は、数年前、市長が変わった時から市内であれば好きな中学校を選べるようになった。
教職員組合は、「公立中学校間の格差が広がる」と反対だったようだが、各校が競争によって魅力ある学校づくりに励むようになれば、これは正解である。
ところが、いまだに多くの中学校や小学校が決められた学校にしか行けないところが多い。
こんな平等主義という妖怪は早く退治すべきである。

教育のあり方もおかしいことだらけだ。
まず、教科書の選択に教職員組合がかかわるということそのものがおかしい。
教育の内容を現場の教師が決める、こんなことは許されない。
日教組は、かつて「教師は者」と主張していたが、この考えからすれば、現場の業務内容(教科書と教育)を経営者ではなく者が決めていることになる。
それでも教職員組合がまともならまだ許せるが、国旗や国歌を否定する連中に教科書を選択する権利などない。

橋下氏は教育基本条例を制定し、教育の主導権を教職員組合から取り戻そうとしている。
そして国旗や国歌を否定する教師を排除しようとしている。
石原氏も、この方針に大賛成のようだ。
一刻も早く教育と教育現場の正常化を実現してほいい、と思う。
愛国心を否定する教育なんて亡国の所業である。

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石原氏と橋下氏が目指しているのは「革命」

橋下氏は「破壊的創造」を主張している。
政党も行政も教育も、いったん破壊して作り直さなければダメだ!と言っている。
これには石原氏も同調しているし、私も大賛成である。
今あるもの、今ある組織や決まり事や価値観を尊重して、その中で改革を進めようとしてもこの国は変わらない。
ほころんだところにツギハギをあてる、これは対症療法にすぎず、腐り始めたこの国を建てなおすことはできない。
症状を治すのではなく、その原因になっているものを取り除く根本療法が今、求められているのだ。
その原因の一つが変革を拒む官僚主導政治であり、既得権益者の集団である。

民主党はもう終わっている。
戦後政治の延長線上にいる20世紀型政党には退場願わなければならない。
それは自民党も例外ではない。
この20年で世界も変わった、日本も変わった。
変わらないのは政党と行政だけだ。

今、求められているのは政治のリーダーシップである。
橋下氏はそれを「独裁」と表現し、石原氏は「独断」と修正している。
いずれにしても旧・経世会(田中‐竹下-金丸‐小沢)的談合政治や利益誘導型政治とは無縁の、真の国益と国民益を追求する政治が必要なのだ今こそ。

私は石原、橋下の両氏に期待する。
振り返れば、石原氏の親友で、且つ同志は亀井静香氏だけだった。
二人は元左翼で反米の国士だが、手法があまりにも違いすぎる。
片や改革派、他方は守旧派。
これでは同じ思考も同じ志向も共有できない。
そういう意味では石原氏は、自らの後継者(橋下氏)をやっと見出した、と言えるのではないか。

今こそ平成維新を!

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前回は長男(孫)のMochaでしたが、今日は次男のLatteです。

Latte_2

元気で明るくて、私を癒してくれます。

makotoban

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2011/12/23

再び全共闘運動を語ろう

2012年まであとわずか。
早いもので、私が左翼運動に身を投じてから43年が経過しようとしている。
そのころ生まれた人がもう43歳。
時の流れはほんとうに早い。
左翼運動と完全に縁を切ったのは29歳の時だから、それから数えても30年以上が過ぎている。

心情的に左翼と絶縁したのは、もう少し後になる。
35歳の時、成田から米国に向けて初めて旅立った時だ。
まだ三里塚の新空港反対運動は続いていた。
その昔、反対運動の隊列にいた私を何とも説明しがたい感情が襲った。
単なる後ろめたさではない。
もういいだろう、という自分もそこにはいた。
そして、ジョン・F・ケネディ空港に降り立った時、そういう気持は完全にふっ切れた。

革命闘争、部落解放運動、労組活動、その時々で私の立ち位置と思想はかなり異なったが、左翼であり続けたことだけは変わりがない。
極左の学生、被差別部落の講師、公務員労組の末端活動家、ここまではまったくの左翼だったし、革命を完全にあきらめていたわけではない。
が、海と言えば関門海峡しか渡ったことのなかった私が、いきなりたった一人で太平洋を越えることになったころには、もう革命の「か」の字も心の中には存在しなかった。
もっと言えば、革命なんてぜったいに、ぜった~いに起こりえない、と思っていた。
が、やはり左翼の、特に過激派の動向は常に気になっていた。
三里塚の新空港反対運動もその一つだった。

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私が自らを「元極左だった」と語るのは、もちろん自慢するためではない。
そんなこと知られずに済むなら、それに越したことはない。
今ではもう時効だが、犯罪行為(当時は革命的行為)を犯したことは間違いない。
それでも「元極左」を名乗り、過去を語るのは当時を知ってほしいからである。
学生の集団的政治活動としては近代史において最大で、且つもっとも過激だった全共闘運動。
1960年代半ばから70年代初頭にかけて隆盛を極めた極左の運動が、再びこの国で起きることはないだろう。
そういう意味では空前絶後の出来事だった。

当時、全国的課題では東京の中央集会に2万人以上が結集した。
地方での動員数を合算すれば、その数は4~5万人に達していたと思う。
集会やデモには参加しないが、心情的に全共闘支持だった学生も数多く、間違いなく学生においては多数派だった。
1969年には、全国の大学で紛争校165校、うち封鎖・占拠されたものが140校を占めた。
今で言う「偏差値の比較的高い大学」のほとんどが封鎖・占拠された、と言っても過言ではないだろう。
当時のメディアでも「紛争のない大学は大学ではない」などという差別用語?が紹介されたりしたものだ。

では、なぜ、そんなに全共闘運動は盛り上がったのか?
学生の支持を集めたのか?
私は全共闘世代の最末尾である。
全共闘運動には助手や大学院生も参加していたから最年長は1944年生まれあたりだと思う。
つまり来年68歳になる人たちから60歳になる人たち(1952年早生まれ=私)が全共闘世代である。
私の学年は高校時代に全共闘運動の洗礼を受けた。

この1944年~1952年早生まれには共通するものがある。
一つは戦後の貧しさを知っているということだ。
今日のメシにも困る人がいる、それを体験的に知っている。
次に戦争への恐怖が現実にあった。
大人になる過程が東西冷戦の真っ只中と重なる。
また、戦後の民主主義教育を受けた世代であり、テレビドラマや音楽、ファッションで米国的豊かさや自由に憧れた世代でもある。
そんな世代にとって、教師を含めた大人たちは権威主義的で古い道徳観の塊に見えた。

貧困、戦争、権威主義、古い道徳観、これらが若者たちを反体制に走らせた大きな原因であることは間違いない。
反貧困、反戦、反権威、反道徳、これらが全共闘世代の共通項である。
ただ、これだけが全共闘運動の隆盛をもたらした原因ではない。
それまでは、学生運動の中心は学生自治会の連合体である全学連だった。
が、全共闘は学生自治会とは違う。
学生自治会は、ほぼ党派(セクト)とイコールだった。
日本共産党系か反日本共産党系か、そのいずれかであり、全学連の運動は党派の運動だった。

が、全共闘は全学連と違い、その圧倒的多数は無党派だった。
つまり組織に規則らしい規則はなく参加するのも離脱するのも自由。
党派的縛りがないから気楽と言えば気楽、だから麻雀の代わりにデモに参加する者もいれば、党派より過激な行動を取る者たちもいた。
「別個に立って共に撃つ」という言葉がそれを象徴している。
そして、これが空前絶後の反体制運動を生み出したとも言える。

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思い返せば私たちの学生生活は貧乏と言うか質素と言うか。
冷蔵庫や洗濯機はもちろんテレビもない。
4畳半に共同トイレ、風呂なし、これが当たり前、まさに「神田川」の世界だった。
大学の授業以外はサークル活動に精を出すか、麻雀をするか、喫茶店で議論の花を咲かせるか、アルバイトをやるか、それくらいしかない。
外で飲むだけのカネもないから、誰かの部屋に集まって生ぬるいサントリー・ホワイトをチビチビ呑む。
そこは、まさに「口角泡を飛ばす」空間。
こういう環境だと、本をよく読むようになる。
そして読む本と言えば、吉本隆明、高橋和巳、大江健三郎、柴田翔、羽仁五郎、井上光晴、倉橋由美子などなど。
左翼運動をやる条件がそろいすぎている。

それと比べれば、今の若者は恵まれている。
私に言わせれば恵まれすぎ。
世の中にも、食うに困る人間っていないだろう?周りに。
住む家がない者もほとんどいない。
ホームレスなんてわがまま、と言うしかない、私から見れば。
それだけ日本は豊かで格差の少ない国、社会になったのだ。

1970年代後半になって明らかに社会も学生も変わった。
それは1980年代後半のバブルで決定的になった。
当時の日本は世界一豊かな国だったのだから。
失われた20年と一口に言うが、当時の豊かさの名残は今も随所にある。
徐々に崩れかけてはいるけれど。

-------------------------------------------------------------------

全米規模で「ウォール街を占拠せよ(OWS)」運動が続いている。
運動は欧州にも波及している。
が、わが国では呼応する動きがあったもののさっぱり盛り上がらない。
1968年に全共闘運動が、フランス五月革命に触発される形で全国の大学に燎原の火のごとく広がったのと好対照である。
それだけ日本は平和で安全で、格差の少ない豊かな国と言うことだ。

この国の左翼は、おそらく先が長くない。
復活するとしたら、借金まみれの財政をこの先も一向に改善できず、むしろ悪化させて経済危機に陥った時だろう。
が、私は、日本も日本人もそれほどバカではない、と信じている。

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Mocha               何を夢見ているのか?私の孫で、兄のMochaです。

【追記】
私が共産主義に疑問を抱くようになったのは上の記事に書いてある「左翼と縁を切った時」よりずっと前です。
1972年の連合赤軍事件はショックでした。
彼らの一部に私と同じブント(共産同)出身の活動家がいたからなおさらです。
もう絶望的な気分になりましたね。
72年5月の「御茶の水解放区闘争」の後、私はブントを離脱しました。
多くの仲間が検挙されたあとで辛い決断でしたが、もう限界でした。

私より後の学年から急激に学生運動の熱気が失せたのも、やはり連赤事件が大いに影響していると思います。
なぜ彼らが、ああいう風になってしまったのか?
ismの持つ必然とはいえ、いまだに総括できません、完全には。

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2011/12/20

金正日が死亡しても北朝鮮と妥協してはならない

Kim_jyoniru金正日が急死しました。
哀悼の意を表するに値する人物ではないが、死者を鞭打つ気にもなれません。
ただ、2代目の自分とその一族を守る以外に何もできなかった独裁者―
であることは疑う余地がないと思います。
自らを守るために変化を拒み、時代から取り残されてしまいました。
父親の金日成から経済の低迷と国民の困窮という負債を引き継ぎ、困難に直面して前に進む勇気が出てこなかったのでしょうが、その結果は経済の破綻と国民の飢餓でした。

金正日については面白い逸話を聞いたことがあります。
前にも書いたことですが、彼は若いころ日本に密入国し、東京赤坂の韓国クラブや大阪北新地で豪遊していたそうです。
最初は、まさか!と思いましたが、長男の金正男が2001年、家族を連れ、東京ディズニーランドを訪問しようとして成田空港で摘発されたとき、私は金正日の日本豪遊伝説が真実であると確信したのです。
金正男は、摘発される以前にも何度も日本に密入国し、東京赤坂にある韓国クラブに出入りしていたそうですから金正日がそうすることはいとも簡単だったと思います。

実際、金正日は日本の料理が好きで、専属の料理人を日本から招き寄せていました。
また、その日本人料理人の話などを聞くと、金正日は欧米や日本の映画が大好きだったようです。
インターネットにも熱心で世界の事情にも通じていたと言われています。
つまり金正日は、個人としては「時代遅れの独裁者」ではなく、日本の現状を熟知し、欧米の情報にも精通していたのです。
自らの子供たちを西欧に留学させていたという事実も、それを裏付けています。
が、彼は日本や西欧に憧れながらも、実際の政治はそれと逆行する超独裁の先軍政治でした。
これは、彼が国家よりも自己保身を優先したこと、そのためには軍部を中心とした専制政治を断行せざるを得なかったことを示しています。

------------------------------------------------------------------

Kim_jyonun_2後継者とされる三男の金正恩は海外暮らしが長く、スイスの学校に留学していたくらいですから父親の金正日よりさらに現代文明や民主主義を体感していると思われます。
が、彼はまだ20代ですし、北朝鮮内における実績もないので、より以上に軍部依存を強めざるを得ないでしょう。
それに、中国は政治的、経済的、軍事的に北朝鮮を核心的に重要な国と位置付けていますから、今の北朝鮮体制の劇的変化は望まず、積極的に支援していくと思います。
要するに、金正日が死亡しても、短期間に北朝鮮が変化することはないと言うことです。
ただ、脱北者によると、テレビでは金正日の死を嘆き悲しむ国民の姿が繰り返し放映されていますが、その死を歓迎する者も少なくないようです。
また、北朝鮮内には中国製の携帯電話が70万台も普及しており、これによって国民の間に真実の情報が共有され、体制に対する脅威になるとの見方もあります。

北朝鮮の国民が近代文化に触れたのは日帝36年間だけで、その前は李氏朝鮮の前近代的社会、その後は朝鮮党(共産党)による徹底した愚民化教育でしたから、北朝鮮の国民自身が自ら立ち上がるとは思えません、私には。
ただ、北朝鮮の食糧不足はより深刻化しており、餓死するよりは…と国民が決起する可能性はゼロではありません。
それに、外貨稼ぎのために石炭などの鉱産資源を大量に中国に輸出しており、おかげで国内の電力事情は著しく悪化、これが経済や国民生活をさらに疲弊させるという悪循環に陥っています。
つまり北朝鮮は、もう自力では生き延びていくだけの力がないのです。
中国は必死で支えようとするでしょうが、それにも限界があります。
そこで出てくるのが国際的支援です。
国連食糧農業機関(FAO)などは、北朝鮮は主食となる穀物など41万4千トンが不足すると予測し、食糧支援が必要と訴えています。

もちろんわが国は、こんな支援要請を安易に受け入れてはなりません。
わが国は1995年、50万トンの米を北朝鮮に送りました。
2000年にはさらに10万トン。
この見返りが拉致被害者問題の解決というのならまだ解りますが、実際は北朝鮮によるミサイルの発射でした。
この二度にわたる北朝鮮支援のうち、1回目を主導したのが加藤紘一(当時自民党幹事長)と野中広務(当時自治相)、そして2回目は当時最高実力者と呼ばれていた野中広務。
加藤と野中、今の民主党とよく似た性質の政治家です。
したがって、民主党政権がFAOの要請に応えて食糧(米)支援に乗り出す可能性は大いにあると思います。
野田佳彦は微妙ですが、鳩山由紀夫だったら間違いなく「友愛」とかを唱えて米を送るでしょう。

最高指導者の交代によって、北朝鮮はより強硬になるのか、それとも近代化を目指すために柔軟になるのか、まだ分かりません。
わが国はその動向を注意深く見つめ、政治的、経済的、軍事的圧力を米国と共同して強めていくべきです。
拉致問題の解決のためにはそれしかありません。

------------------------------------------------------------------

Kim_iruson最後に、金正日の逸話を書いたついでに金日成の逸話も書いておきましょう。
金正日の逸話は深刻ながらも少々笑えるところもありますが、金日成のそれは、もう驚愕です。
金日成将軍様、実はまったく別の人物だったのです。

当時の朝鮮半島の民族派(独立派)の間には「金日成将軍」伝説というものがありました。
元日本陸軍の将校で、その後、脱走し沿海州やシベリア、満ソ国境で反日独立運動を指導していた白馬に跨った将軍。
この金将軍は民族派朝鮮人の間では伝説的な英雄でした。

伝説の金将軍は実在しました。
金擎天(1888年6月5日 - 1942年1月2日)、本名は金光瑞。
1909年、日本の陸軍士官学校に留学して大日本帝国陸軍騎兵中尉となり、現職時に脱走して独立運動に挺身しました。
大正年間、主にシベリアで活躍し、後にソ連国籍となりましたが、スターリンの大粛清で獄死しています。
金擎天は白馬に乗って独立闘争をしていました。
まさに伝説の「金日成将軍」そのものです。

一方、私たちが知っている金日成。
本名は金成柱(または金聖柱)で1912年4月15日生まれです。
金成柱は1932年~33年ごろ中国共産党に入党し、満州で中国共産党が指導する抗日パルチザン組織・東北人民革命軍に参加しています。
もちろん元日本陸軍の将校でもなければ白馬に跨っていたわけでもありません。
そして、終戦当時は38歳で年齢的にも伝説と違います。
金日成が初めて北朝鮮の民衆の前に姿を現したとき、「若すぎる」という声があがったのも当然でしょう。
つまり、私たちが知っている「金日成」は、ソ連軍に担がれて北朝鮮入りする際に、伝説の英雄「金日成」の名をそのまま借用した偽物なのです。

元韓国空軍大佐で韓国保守派の崔三然は次のように語っています。
「金正日の父親の金日成は戦前、満州人として育ったのです。本名は金聖柱、朝鮮語よりも中国語の方が堪能で、匪賊として荒らしまわっていた。1945年に朝鮮北部を占領したソ連軍によって、すでに抗日の英雄として伝説になっていた金日成将軍に仕立て上げられたのです。つまり偽金日成です。本当の金日成将軍は私たちが少年時代に朝鮮北部でうわさを耳にした人物ですが、当時38歳の若造だった金聖柱のはずはない。本当の金日成は日本の陸軍士官学校を21期で卒業して後に独立運動に転身した金光瑞だといわれています」

金聖柱(金成柱)の母は、中国人の警察隊隊長の妾で、本人は後に中国共産党系の馬賊の一員となり、一星(イルソン)を名乗ったという有力な説もありますから、崔三然の話もあながちウソとは言えないでしょう。

要するに、北朝鮮を支配している金王朝の出自と、その正統性そのものが疑わしい、と言うことです。

~文中敬称略~

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2011/12/18

元極左が反日日本人の左翼脳について語る

昨日のエントリに以下のような書き込みがありました。

>私が理解できないのは、このような韓国と同じ歴史認識を持つ
>日本人が少なからずいることである

お言葉ですが、共産主義運動にかつて身を置いた坂さんのお言葉
とは思えません(^◇^;) 坂さんが一番原因をご存じなのでは??

一本取られましたね。
確かに私は元、極のつく左翼でした。
戦前の日本は天皇を頂点とした侵略国家であり、アジアの民を蹂躙していた-
戦後の日本も帝国主義国家で、米国に追随してアジアを侵略している-
そして沖縄は、日米共同の侵略・反革命前線基地である-
などと当時の私は主張していました。
ベトナム戦争は米帝国主義という侵略者と民族解放を掲げる共産主義者との戦い-
これがベトナム反戦の理由でしたし、学生運動も米国と同盟する日本帝国主義打倒が目的でした。
日米安保反対も米軍基地撤去の運動も理由は同じです。

こんな過去を持つ私が反日左翼を理解できない?
そんなことないでしょう?
と思う方がいるのも当然ですね。

日本の左翼が反日なのは、まず国家観にあると思います。
左翼は、国家は支配者階級による統治機構であり、その本質は暴力装置と考えます。
以下は、ある左翼がレーニンの著した「国家と革命」を解説したものですが、彼らの国家観をよく表しています。

国家はなにかしら神秘的な民族の共同体といったものではなく、永久不変にその性格が変らぬというものではない。国家とは、その社会において経済的に支配的な一階級が、自己の利害を全社会に押しつけ、自らの支配のための「秩序」を防衛し、かくして政治的支配をおしひろげるための機構である。
古代奴隷制国家は奴隷所有者の、封建国家は封建貴族のそしてブルジョア国家は、ブルジョアジーの階級的利害を社会に強制するためのものであった。そこにおいては、自らの特殊な利害を全社会に共通な利害として主張するための、「武装した人間の特殊な部隊」を不可欠とする。
警察、監獄、軍隊などの暴力装置が国家権力の本質的な機能を果すものである。そうした特殊な暴力装置の存在こそは、国家が、諸階級の対立を調停したりする、階級対立から独立した機関ではなく、支配階級が、被支配階級を抑圧するためのものであることを証明している。まさに国家こそは、搾取階級が被搾取階級をしぼりとするための道具としての位置をもっているのである。
資本主義の帝国主義段階への推転とともに、階級対立に決定的な段階にまで進展し、国家権力の暴力装置は肥大化し、官僚的軍事的統治機構という寄生物が発達する。国家権力の暴力的寄生的性格はかつてなかったほどに強化されるのである。

つまり今の国家は、資本家階級が者階級を搾取するための道具と言うわけです。
そして警察や軍隊は被支配者階級を抑圧するための暴力装置です。
程度の差はあれ、左翼の国家観はこういうものではないですか。
私がそうでしたから。
社民党政審会長の阿部知子は、阪神・淡路大震災時の自衛隊を評して「軍隊は国民を守らない」と公式サイトに書きましたが、ここに左翼の本質がよく示されています。
仙谷由人元官房長官が「自衛隊は暴力装置」と発言したのも同じ線上にあります。
阿部は東大医学部、仙谷は東大法学部、医師と弁護士、知識人の典型ですよね。
が、二人とも極左のフロント(社会主義同盟)に属していた東大闘争時代の洗脳がいまだに解けていないのです。
そして、元慰安婦を募集して回り、韓国から国家勲章を授けられた高木健一弁護士は仙谷の盟友です。
なお、上記に書かれた「ブルジョアジー」とは「資本家階級」のことです。

私は沖縄戦で「日本軍が住民に集団自決を強要した」という主張も、上記の国家観、軍隊観が影響していると思います。
住民たちは生活が苦しい中で、国からの補償がほしいために便宜上そう主張したのでしょうが、左翼がそれを後押しして虚構が事実になってしまいました。
左翼は今でも「軍隊は国民を守らない」例として沖縄戦をよく挙げます。
が、「日本軍が住民に集団自決を強要した」というのはウソだ、という証言が当の沖縄県民からいくつも出ています。
それでもプロパガンダですから「日本軍が住民に集団自決を強要した」という虚構が引っ込められることはありません。

日本の左翼が反日である理由のもう一つは国家の転覆が目的だからです。
社民党や新社会党のルーツである日本社会党左派に大きな影響力を有していた向坂逸郎(元九州帝大教授)の持論は「戦争や恐慌がなければ革命は出来ない」というものでした。
つまり国民が困窮し国家が混乱するほうが革命のためには良いことだ、これが左翼の本音です。
国家は者階級を搾取し抑圧する資本家階級のためのものですから転覆させるのが当然、というわけです。
そのためには国家を疲弊させ国民を困窮させるのがいちばん。
国家が混乱するのは大歓迎なのです。
沖縄の普天間基地問題を見ればそれが如実に解ります。
今のままでは世界一危険と言われる米軍基地は半永久的に固定化されます。
それは、基地周辺に住む住民が半永久的に危険にさらされ続けるということでもあります。
が、左翼にとってはそのほうが良いのです。
反米・反基地運動を半永久的に続けられるからです。

レーニンは第一次世界大戦をロシア革命成就のための最大のテコとして利用しました。
まさに「帝国主義戦争を内乱へ」の実践です。
自国が帝国主義戦争を起こすに至ったら、者は自国の戦争での勝利のために闘うのではなく、戦争に乗じて階級闘争を激化させ現体制を打倒するために闘うべきだ―
ロシア革命ではこの考え方が成功しました。
ただ、大衆を組織するための直接のスローガンは「内乱へ」ではなく「パン・土地・平和」でした。
よく似ていますよね、沖縄の反基地運動と。
普天間基地撤去運動の基本は「住民の安全と平和」ですが、その実態は反米・反日米安保であり、中国や北朝鮮に対する武装解除です。
要するに米軍の存在が東アジアの抑止力として働いていることが許せないのです。
が、それをあからさまに言うと支持者が減るから「住民の安全と平和」を唱えるのです。

従軍慰安婦や強制連行、あるいは南京大虐殺も同じ構図です。
従軍慰安婦、強制連行、南京大虐殺の否定=戦前の歴史の肯定。
そのほかにも憲法改正、第9条の見直し、集団的自衛権の承認は戦争への道。
教育基本法の改正、愛国心の奨励、教育現場における日の丸・君が代の義務化は軍国主義への回帰。
もうことごとく現体制を弱体化させ、中国(中共)にひれ伏すためのプロパガンダです。

左翼は、現体制は国民のためのものではなく資本家階級(ブルジョアジー)を中心とした支配階級のためのものと認識しています。
だから現体制≒現国家を攻撃するためには売国も歓迎されることであっても否定されることではありません。
韓国に行き慰安婦とともに日本大使館に押し掛けるのも、南京大屠殺祈念館に資金援助するのも、中国に出かけて日本の首相の靖国参拝反対を煽るのも、すべては世の中を変えるため、より良くするため、という左翼なりの大義があるのです。

私は転向したのではなくコペルニクス的転回を果たして今があるわけですから、以上に書いた左翼の考え方、その行為、その立場をすべて否定します。

あと、米国GHQによる戦後支配も大きく影響していると思います。
ドイツではナチスが裁かれましたが、その伝統や文化が否定されたわけではありません。
ところが日本では戦争指導者が裁かれただけではなく、伝統や文化まで否定されました。
柔道や剣道まで禁止される、まさに日本の全否定です。
そして、メディアを使って日本の戦前を否定する情報を流し続ける。
これによって左翼だけではなく、保守であるべき自民党の中にも従軍慰安婦や強制連行に謝罪する輩が生まれたのです。
まあ、野中広務は元共産党員で北朝鮮のエージェントのような人物ですから別格です。
ただ、こんな男が一時的とはいえ自民党の最高実力者でした。
コイツを引退に追い込んだだけでも小泉純一郎の価値はある、と思いますけど。
それから野中の舎弟格の鈴木宗男。
ロシア利権と同和利権にまみれたこの政治家の仮釈放に、民主党だけではなく自民党の国会議員まで駆けつけた。
反日の根は深いです。

~文中敬称略~

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               兄のMocha(右)と弟のLatte(左)です。もうすぐ6歳と5歳半P1010001      昔は前回掲載したようにもっと可愛かったのですが、すっかり大人になりました。

makotoban

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2011/12/17

反日日本人の歴史認識は韓国・朝鮮のカーボンコピー

韓国・朝鮮人がウソをつくのはまだ理解できる。
プライドだけは人一倍高い、と言うのが朝鮮人気質の一つだからだ。
そんな彼らにとって、日本に支配される以前の朝鮮が怠惰を美徳とする国家であり、近代文明とは無縁だったなど認めたくないことに違いない。
戦後、世界の最貧国だった韓国が、日本による巨額の資金援助や技術供与によって先進工業国に脱皮できたという事実も同様である。
韓国人にとって先進国クラブと呼ばれるOECDに加盟できたのは、朝鮮民族自身の優秀さの賜物なのだ。

だから朝鮮が、わずか36年間とはいえ“日帝”に支配されたことが我慢できない。
そこにおいては、なぜ朝鮮半島が“日帝”に支配される破目に陥ったのかという検証はない。
自ら近代国家として自立できるだけの国力もなく意識も体制もない。
あるのは清(中国)やロシアや日本に事大し、醜い権力争いを繰り広げるばかりで、国の行く末を憂える能力もない。
そんな地域だったにもかかわらず、“日帝”36年の間に農業生産高は飛躍的に伸び、人口も急増し、義務教育も普及した。

冒頭で、韓国・朝鮮人がウソをつくのはまだ理解できる、と書いた。
理由は、韓国・朝鮮人のプライドが史実をありのままに受け入れることを許さないからだ。
だから歴史教育においても、歴史的事実より歴史に関わる「物語」に重きが置かれる。
2007年に始まった韓国と北朝鮮による歴史の共同研究は次のような結論に至った。
「あまりにも違いがないので、研究した意味がないのでは」
(韓国側リーダーの鄭泰憲・高麗大教授)。
要するに韓国の歴史認識は北朝鮮とまったく同じなのだ。

私が理解できないのは、このような韓国と同じ歴史認識を持つ日本人が少なからずいることである。
韓国と同じということは北朝鮮とも同じということだ。
従軍慰安婦、強制連行、食糧や土地の強奪、何ら疑うことなくすべてを史実として受け入れている。
それなりの収入があり、且つ高学歴であってもこういう思考から抜け出すことができない人たち。
まさに思考が停止していると言うしかない。
このような人たちは韓国・朝鮮人と同じで、「史実」より「物語」が好きなのだろう。

日本人でありながら日本を貶める歴史の捏造に加担する人たち。
この者たちは明らかに人間性にゆがみがある。
左翼的偏向によって脳の構造がいびつになっているのだ。
少し考えれば解るだろう?
いずれの主張が事実であるか。
前回のエントリで読者の方も書いていた。
妻や娘を強制的に連行され、性奴隷にされたりすれば、夫や父が黙っていないでしょう、と…
大暴動が発生するはずです、というご指摘もそのとおりだと思う。

Baikoku2                   韓国国会人権賞を受け取る高木健一弁護士

朝鮮総督府の警察官の過半数は朝鮮人だった。
総督府の官吏も同様である。
また、1938年から1943年までの間、延べ802,147人が日本軍に志願し、17,364人が兵士として選抜されている。
日本軍の将校を養成する陸軍士官学校や陸軍幼年学校も朝鮮人へ門戸を開放しており、数多くの将官や佐官、尉官がいた。
ちなみに旧日本軍の朝鮮人軍人は志願兵も含めて110,116人。
このような状況下で何十万、何百万という強制連行などありえるだろうか?
朝鮮人の警察官や官吏や軍人は、同胞が有無を言わさず連行されていく姿を、じっと指をくわえて傍観していた、と言うのか?

朴正煕元韓国大統領は次のように語っている。
「我が半万年の歴史は、一言で言って退嬰と粗雑と沈滞の連鎖史であった」
「姑息、怠惰、安逸、日和見主義に示される小児病的な封建社会の一つの縮図に過ぎない」
「わが民族史を考察してみると情けないというほかない」
「われわれが真に一大民族の中興を期するなら、まずどんなことがあっても、この歴史を改新しなければならない。このあらゆる悪の倉庫のようなわが歴史は、むしろ燃やして然るべきである」
(国家と革命と私)

朴元大統領は満州国軍軍官予科を首席で卒業し、1942年に日本陸軍士官学校に編入(57期相当)した。
そして1944年、日本陸軍士官学校を3位の成績で卒業している。
彼は戦後、兄の影響もあって共産主義のシンパになった。
国防警備隊の大尉に任官していたが、1948年の粛軍運動で逮捕される。
その後、転向し、やがて1961年5月16日に5.16軍事クーデターを起こし最高権力者になった。

韓国が最貧国からOECDに加盟するまでに急成長できたのは彼のおかげであるということを、今では韓国人もその多くが認めている。
その朴氏は典型的な開発独裁を実行した。
つまり彼は最初は共産主義でしか、そして共産主義を捨てた後は独裁によってしか韓国を近代化できない、と思ったのだろう。
そして、それは結果的に正解だった。
そんな彼を韓国と同じ歴史認識を持つ日本人たちは極悪非道の犯罪者のように糾弾する。

歴史の真実から目を背け、物事を極めて限られた一面からしか見ない民族=韓国・朝鮮人。
その生き写しが日本を貶めることが正義と信じ込んでいる反日日本人たちである。
今回の「元慰安婦を象徴する碑」の建立騒ぎを見て、それを痛感した次第である。

反日日本人の歴史認識は韓国・朝鮮のカーボンコピーであり、その性根も彼らと変わらない、そう思う。

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2011/12/15

神話になった慰安婦伝説と反日カルト国家・韓国

韓国の狂気が来るところまで来てしまった、と強く思う。
昨日(14日)、元慰安婦を象徴する碑がソウル市鍾路(チョンノ)区にある在韓日本大使館前の路上に建立され、除幕式が行われたのだ。
日本大使館前には約1000人が集結し、鉦(かね)や太鼓を打ち鳴らし、大型スピーカーを使って日本政府を糾弾したそうだ。
参加者は与野党の国会議員から高校生にまで及んでいる。

これは日本に対する国家的侮辱であり、武藤正敏駐韓大使が韓国外交通商省を訪れ「外交公館の尊厳にかかわる」と抗議し、碑の撤去を求めたのは当然のことだ。
にもかかわらず日本政府の対応はほんとうにぬるい。

「建設が強行されたのは誠に残念だ」
藤村修官房長官は14日の記者会見でこう述べたが、今週末に来日する李明博大統領との会談でこの問題を取り上げることはないという。
日本政府は繰り返し建設を認めないよう韓国側に要求してきた。
が、その要求は無視され、反日記念碑が在韓日本大使館の前に建立された。
官房長官は、首脳会談では「大きな(テーマの)話をする」と言うが、野田佳彦首相は李大統領の面前で早期撤去を求めるべきである。
それが最低限の仕事だと思う。

Ianfu

韓国では歴史的事実よりも、歴史に関わる「物語」に重きが置かれている。そこでは、「民族」の価値が強調され、近代史でも、如何に韓国人が日本に抵抗したかが、重視される―
と喝破したのは日韓歴史共同研究委員会に参加した木村幹神戸大教授だが、まさに“従軍”慰安婦にまつわる歴史は「物語」の象徴である。
いや、もう「神話」の域に達しているのかも知れない。
そして慰安婦たちは独立運動の象徴であり英雄になった。

「(韓国には)絶対無二の歴史観」が存在し、それ以外の歴史は、事実の如何に拘らず「誤り」だ、という認識が存在する―
これも木村教授の指摘だが、「絶対無二の歴史観」というのは共産主義者や原理主義者のそれと同じであって、もうカルトに近いと言ってもよい。
そんなカルト的歴史教育が行われている国との友好などありえない。
日本も日本人も、「韓国は自由と民主主義という共通の価値観を有する国」という幻想を一刻も早く捨て去るべきである。
はっきりと言えば、韓国は反日カルト国家なのだ。

日本大使館前で行われた集会には日本人も数十人が参加していたという。
日本大使館前でバツ印を付けた日の丸を掲げ、慰安婦とともに日本を糾弾した岡崎トミ子(菅内閣の国家公安委員長)の弟子たちだろう。
しかし、反日カルト国家もどうしようもないが、岡崎のような反日日本人はもっと罪が重い。
“従軍”慰安婦は朝日新聞と反日日本人がでっち上げたもので、弁護士の高木健一ごときは元慰安婦の募集まで行っていた。
そして韓国から国民勲章を授与され、(韓国)国会人権賞まで贈呈されている。

Tomiko

慰安所の経営者の半数は朝鮮人だった。
慰安婦の半数は日本人だった。
この事実は何を意味しているのか?
朝鮮人慰安婦を雇っていたのは朝鮮人自身だったということだ。
慰安婦は性奴隷だったというが、性奴隷の半数は日本人だったということだ。
そして日本人の彼女らは、政府に補償しろなどとはまったく言わず、沈黙したままこの世を去っている。
それは、慰安婦の大半がカネのために家族や知人によって身売りされた女たちだったからだ。
もちろん、中には誘拐まがいの行いがあった可能性はある。
が、稀にそういう例があったとしても、日本政府や日本軍が強制連行したという事実は0%である。

東京の政治中枢である永田町では「なでしこアクション2011 慰安婦の嘘を許すな!」(主催・従軍慰安婦の嘘を許さない女性の会)と題する集会が開かれたそうだ。
私は直接行動に参加できる環境にはないが、彼ら彼女らには熱い連帯の意を表したい。

従軍慰安婦の嘘を許すな!

反日カルト国家・韓国を糾弾せよ!

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2011/12/13

柔軟で知的なブログでありたい、と思うこのごろ

みなさん、お元気ですか?
早いもので、今年もあと18日を残すのみ。
もうすぐ2012年です。

年が明けると、すぐに私は60歳になります。
まあ、一般的には定年。
リタイアして老後を迎えるわけです。
ただ私にはリタイアはあり得ませんし、まだ老後だなんて思ってもいません。
実感がないんですよね。
老人?
俺が?
何かの間違いだろう?
そんな感じ。

しかし歳を取るのは早い、つくづく思います。
20代、30代、40代、まるで昨日のようです。
山あり谷あり、というより山、谷、谷、山、谷、谷、山、そういう感じですかね、わが人生は。
いい時もあれば辛い時もある。
が、辛い時のほうが多い、そんなもんだよ人生は、と思います。

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ところでエントリの更新が滞りがちなのはいろんな理由があります。
一つは体調、次が仕事のストレス、あとは酒の飲みすぎ。
他にもあります。
わが愛する阪神タイガースの無様さ、浦和レッズの体たらく、魁皇の引退、もう野球もJリーグも大相撲も見なくなりました。
勝敗に一喜一憂することもなくなり、ストレスは減りましたが、なんか盛り上がりに欠けるんですよね精神的に。
謂わば心身ともに負の状態、というところでしょうか、現状は。

政治の現状も影響が大きいです。
野田内閣の不支持率が世論調査で軒並み支持率を上回りましたが、これは当然のこと。
しょせん民主党政権、驚くに値しません。
かといって期待できる政治勢力が他にあるわけでもなく、政治に対する絶望感は深まるばかり。
派閥的体質まる出しの参院自民党の執行部人事。
TPPに対する対応も責任政党とは思えません。
賛成なのか反対なのか党としての意思統一もできない。
大阪ダブル選挙の時の姿勢なんてもうサイテーでした。

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ネット言論の劣化も激しいですね。
ネットが国民を動かすだけの力を持ちえないのはそのせいでしょう。
世の中から遊離した仮想空間に成り果てています。
小沢一郎の支持が多いというのはその一例です。
なんか被害者意識と妄想に凝り固まった世界を見ているようで、なんとなく不気味です。
小沢は典型的な既得権益者の代表であり、その政治手法は利益誘導型です。
それを既得権益から排除された(と思われる)人たちが熱狂的に支持するのですから異常というしかありません。

左翼の一部が小沢支持なのも常軌を逸しています。
小沢は根っからの市場経済論者であり、自由貿易論者であり、憲法改正論者です。
小沢の知恵袋である平野貞夫は、自由党時代、小沢の主張する市場経済は小泉―竹中のそれとは違うと言っていましたが本質的には同じです。
平野に言わせると、小沢流市場経済は「健全な市場経済」であって小泉―竹中のそれは「不健全」だそうです。
が、「福祉と環境保護と教育は国が責任を持つ」というのは私の持論でもあり、小泉―竹中だってそれを否定しているわけではありません。
いずれにしても小沢は左翼とは水と油であり、ネット上に小沢支持の左翼が跋扈している現実はいびつです。

既得権益者の代表にして市場経済論者と言うのも矛盾しているようですが、小沢的にはそうではありません。
「政治は数、数は力、力は金」、あるいは「選挙が第一」というのが小沢の根底にありますから小沢の中ではちっとも矛盾していないのです。
要は理念と現実の使い分けです。
綺麗ごとを言っても政治は動かない、という思いを募らせているうちに小沢は理念から隔絶された“黒い政治家”になっちまったんです。
臨終!

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“ネトウヨ”は低学歴で低収入らしいですね。
小林よしのりは年収200万円以下の30~40代と発言していましたが、私にはそうは思えません。
中には500万円以上の者もいれば高学歴も少なくないと思います。
そもそも“ネトウヨ”という言葉自体が極めて政治的な要素の強いものであり、敵対する側のプロパガンダだと思っています。
中共や韓国を批判し、ねつ造された歴史や自虐的な史観を否定する人たちを貶め切り捨てるための政治的レッテルにすぎません。

ただ、私のブログに書き込まれるコメントを見ていると、ある種の思考停止状態にあり知性が欠乏しているとしか思えない人たちが存在するのは事実です。
典型なのは、ある人物の主張を鵜呑みにし、それを繰り返し書き込んでくる人たちです。
そして私の意見がその人物の主張と異なると「もっと勉強しろ」とか書く。
ばかばかしいので、こういうコメントの大半は削除しています。
で、この人たちの多くは自分は保守であり愛国者だと思っている。

こういう傾向は左右を問いません。
たとえば“従軍慰安婦”や“強制連行”の問題。
そこにおける左翼の主張には、歴史を実証的に検証するという視点が欠落しています。
戦前の日本は加害者であり“悪”だった、韓国・朝鮮は被害者であり悲惨な目にあわされた、という固定観念に囚われているのです。
こういう連中は、戦後の日本の平和は憲法第9条のおかげだと思っています。
日米安保条約がソ連や中共に対する抑止力になったという現実には盲目です。

小沢支持者にも同じ傾向が見て取れます。
私のエントリ、特に小沢批判は他の掲示板などでも取り上げられることが間々あるようですが、そこに書き込まれたコメントを読むと失笑するしかないものがほとんどです。
小沢の過去~現在をほとんど検証していないし、あとは私の意見の全否定と罵詈雑言。
こういう人たちも低学歴で低収入なんですかね?
それなりの収入があり、且つ高学歴であっても、ある種の思考停止状態にあり知性が欠乏しているとしか思えない人は少なからずいるわけで、右の一部も左翼も小沢支持者もこのあたりは共通しています。
つまり「同じ層」なのです。

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なぜある種の思考停止状態にあり知性が欠乏しているのか?
それは今の日本を肯定的に捉えることができないからです。
治安の良さ、豊かな自然、強い経済力、少ない格差、低い失業率、高い教育水準、平等な医療制度(国民皆保険)、平均寿命の長さ、個人資産の大きさ、等々この国は世界のトップクラスに位置しています。
明治維新以降の近代化と、近代化の過程で確立された勤勉で謙虚で自己犠牲を厭わない国民性は今も変わっていません。
東日本大震災時の被災者の秩序正しさと譲り合いの精神が世界から称賛されました。
自衛隊の献身的な救援・救助活動は80%の国民が高く評価しています。
これこそ日本の底力なのです。

しかし、そのような日本を肯定的に受け入れられない人たちがいる。
日本は格差社会だ!
日本は法治国家じゃない!
確かに相対的貧困率は高いですが、逆に言えばそれだけ格差が少ないということ。
日本の貧困層の所得は左翼が称賛する北欧諸国のそれと較べて遜色ないのです。
権力の暴走も時にはあります。
郵便不正事件における検察などそのよい例でしょう。
が、汚職や不正は極めて少ない。
特定の政治的意図に基づいて権力が工作しているのは対日本共産党と極左くらいではないですか?

物事に絶対はない、真理もない、と私は思っています。
常に相対的であり懐疑的であること、これが大事です。
そうすれば思考停止に陥ることはありません。
知性が欠乏することもない。

ネットでは既成メディアを“マスゴミ”と蔑みますが、逆に見れば貴重な存在です。
ネットよりもその情報量は圧倒的に多いし多様でもあります。
私は新聞をよく読みますし、共産党の「しんぶん赤旗」も例外ではありません。
そこで得た情報、知識の中から本質を読み取る、これが重要なのです。
既成メディアの記事にまぶされた特定の意図、これを浄化し隠された事実を知る、この作業を怠ると情報弱者になってしまいます。
既成メディアには懐疑的に接し、ネットに書かれていることを鵜呑みにすることもしない。
そして事実だけを積み重ねて行けば、物事の実相が見えてきます。

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私は日本と日本人に強い誇りと自信を抱いています。
今だけではなく、その歴史を含めてです。
ただ政治は3流だと思います。
今のままの政治では10年後、20年後は大丈夫なのか?
と不安に襲われることもしばしばです。
このブログを続けている動機もそのあたりにあるような気がしています。

特に安全保障。
日本人は、平和であることが当たり前だ、と思っているような気がしてなりません。
いわゆる“平和ボケ”です。
国が軍隊を持てない。
交戦権もない。
集団的自衛権も行使できない。
こんなことって「あり」でしょうか?
「日本の常識は世界の非常識」の典型でしょう。
そういう意味では憲法の改正、第9条の削除が喫緊の課題だと私は思っています。

心身ともに困難は抱えていますが、今後ともこのブログを継続していくと固く決意しています。
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        私の孫です(実はそっくり写真)。もう一人(一匹)孫がいます。同じくチワワです。Chounan_2

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2011/12/08

中国援助の橋 崩壊! 原発は大丈夫か?

最初、以下の記事を読んだ時、インドネシアも中国と同じかぁ…と思った。
先月27日のことだ。

ロイター通信などによると、インドネシアの東カリマンタン州で26日、長さ約700メートルの橋が崩落、少なくとも4人が死亡、数十人が負傷した。当局は27日も救助活動を継続、崩落の原因を調査している。

ロイターなどによると、死者の中には6カ月の乳児も含まれているという。これまでに約40人が救助された。

目撃者は「みんな叫んでいた。パニックになりながらも、岸まで泳いで助かった人がいる」と証言。バスやバイクも川に転落したという。(共同)

橋が崩落4人死亡 インドネシアで数十人負傷

Houraku

橋が古かったのか?
メンテナンスを怠っていたのか?
等々考えたが、しょせん途上国、こんなもんだろう、くらいに受け止めた。

ところが、数日前、思わぬところで真実を知った。
「インドネシア 橋 崩落」で検索したところ次の記事に出会ったのだ。

【11月28日 AFP】(一部更新)インドネシア・東カリマンタン(East Kalimantan)州サマリンダ(Samarinda)で26日、同国内最長のクタイ・カルタネガラ(Kutai Kartanegara)橋が崩落する事故があり、当局者がAFPに語ったところによると、これまでに少なくとも10人の死亡が確認された。33人以上が行方不明という。

マハカム(Mahakam)川にかかる全長720メートルのクタイ・カルタネガラ橋は、インドネシア国内最長の橋で、2002年に中国の支援を受けて建設された。米サンフランシスコ(San Francisco)のゴールデンゲートブリッジ(Golden Gate Bridge)を模したデザインとなっている。

目撃者の話によると、橋は大きな衝撃音とともに崩れ始め、上を走行していた車両や路線バス、オートバイなどが川に投げ出された。必死で川岸まで泳ぎ着いた生存者もいるが、水中で崩壊したがれきの下敷きになったままの人々もいるとみられる。

スシロ・バンバン・ユドヨノ(Susilo Bambang Yudhoyono)大統領は、事故原因の調査を命じた。崩壊原因は現時点では不明だが、事故当時は鋼鉄ケーブルの修理中で、災害管理当局によるとこのケーブルが切れたことが事故に関連している可能性があるという。

マハカム川は同州で最長の河川で、州内のテンガロン(Tenggarong)とテンガロン・セベラン(Tenggarong Seberang)を結ぶ交通路でもある。(c)AFP

720メートルの橋崩落、死者・行方不明者40人超 インドネシア

Houraku2

なんと崩落した橋は中国が建設していたのだ。
あぁやっぱり。
すごく納得するとともに怒りがこみ上げてきた。
築9年の橋でケーブルが切れるか?
サンフランシスコのゴールデンゲートブリッジを模しているというから、見栄えだけは立派なのだが中身はスカスカという、まさに中国が造った橋にふさわしい出来栄えだ。

設計に欠陥があったとも思えるが、おそらく手抜きか建設資材の不良が原因だろう。
しかし、欠陥品を海外にまで持ち込んでほしくないよな。
完成間近の橋が突然崩落する、同じく高級高層マンションが土台ごとひっくり返る、1000億円かけた高速道路が半年で走行不能、中国で何があろうと驚かないし、それで中国国民に被害が出ても同情する気も失せてきた。
新幹線をぱくった高速鉄道の事故も同じだ。
が、今回は海外にまでそれを持ち込んだ、という点で改めて怒りを感じる。

フィナンシャル・タイムズによると、中国の2009~10年の途上国向け融資額は少なくとも1100億ドルで、なんと世界銀行の1003億ドルを上回ったという。
つい最近まで中国は自らを途上国と称し、世界銀行やアジア開発銀行から巨額の低利融資を受けていた。
1日1ドル以下で生活している自国民が1億人以上いる、というのがその理由だった。

世界銀行もアジア開発銀行も、つまり欧米も日本も甘いよな、ほんとうに。
中国は援助を受けながら、逆に自らはアフリカや南アジアを中心に巨額の援助を実行し、資源をかき集めてきた。
有人宇宙船を飛ばしながら、どこが「途上国」というのだ。
にもかかわらず世界銀行は、今後5年間の中国向け融資規模を年間15億ドルに維持するという。
2011年6月30日現在、世界銀行の中国向けの融資約束は491.5億ドルにのぼり、融資先のプロジェクトは337件、実行中は73件。(朝日新聞
日本は世界銀行の第2位の出資国である。
もう少し中国向け融資を考え直してほしいものだ。

ところで、中国では13基(総設備容量は1080万kW)の原子炉が稼働中で、建設中、あるいは計画中のものは計70基にのぼる。
そして2050年までに230基(3億2400万kW)まで増やし、世界最大の原発大国となる計画だという。
この事実、読者の皆さんは怖くないだろうか?
私は恐怖を覚える。
架橋後間もない橋や完成間近の高層マンションが崩壊する、高速道路や高速鉄道が欠陥工事で使用不能になる、これはまだ被害が少ない。
が、原発事故はそうはいかない。

Genpatu

中国内でも「人材不足」と「品質問題」を危惧する声があがっているという。
原子炉はお得意のパクリである。
私は近い将来、中国で深刻な原発事故が起きるに違いない、と憂慮している。

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2011/12/07

TPP反対と東アジア共同体推進を唱える輩は中共の走狗

ギリシャの財政危機はイタリアやスペインに飛火し、EU全体が金融危機に揺れている。
おそらくこの問題はもっと長引くだろう。
EUの機関車的立場にあるドイツの世論が、ギリシャなどの救済に圧倒的に反対しているためだ。
が、これが世界的危機にまで拡大するかというと、私はそれは回避できると思う。
ギリシャだけならつぶせるが、EU自体の存続を危うくするという選択肢はないからだ。
ただ、これを「希望的観測」と言われれば、反論しない。

このEUの危機はわが国にも既に波及しており、これを対岸の火事視することはできない。
ただ、安直に協力するべきではない。
まずEU自体が、金融危機を克服するためのコンセンサスを確立することが先決である。
現状において、今以上のEFSF債の追加購入など実行してはならない。
紙屑になる可能性を排除できない債券を大量に買いためてどうする?
あくまでも当事者はEUなのだ。

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ところで、今回のEUの危機を見ていると、他国との共同体構想など安易に掲げるべきではないと痛感する。
EUの基本は民主主義と自由経済である。
そして本音の部分には白人とキリスト教がある。
トルコが何十年も前から加盟申請しているのに、一向に許される気配がないのはそのためだ。
つまりEUは、政治的、経済的、人種的、文化的に共通項がある国々によって構成されているのである。
それでも今回のような破たん危機に直面した。

破綻危機の元凶となっているギリシャを見てみよう。
国際機関(ILO)の推定によると、ギリシャのGDPに占める地下経済の割合は3割以上に上るとされている。
OECDが取りまとめたデータ(2005年)では、力人口に占める公務員の割合は14.1%だが、最近の報道では25%以上が公務員とされる(日本は公的企業を含めても6%に過ぎない)。
また年金は58歳から受給でき、しかも支給額は定年退職以前の給与の96%が保障される(最近80%に引き下げられたというニュースがあった)。
つまり、納税とは無縁の経済が30%以上を占める上に、税金に依存して暮らす人が圧倒的に多い、これがギリシャなのだ。
勤勉で真面目なドイツ人からすれば、こんな国を助けるなんてとんでもない、と思うのは当然だろう。

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民主主義、自由経済、白人、キリスト教、これだけ共通項があっても国民性の相違は克服できない。
欧州人に詳しい日本人の次のコメントを見て笑ってしまった。

イタリア人。
本当に陽気な人たちですね。
昼休みに2時間かけてワインを空けたと思ったら、午後4時過ぎには退社して女の子をナンパしてます。

また、次のようなニュースもあった。(抜粋)

【ブリュッセル斎藤義彦】昨年6月の総選挙以来、連立協議が難航し、1年半もの間、政権が不在だったベルギーで5日、南部・フランス語圏社会党のディ・ルポ党首(60)率いる新政府の樹立が決まる。北部・オランダ語圏の独立を求める最大政党を除いた6党の連立となり、仏語圏の首相は32年ぶり。オランダ語圏と仏語圏の対立は解消されないままで、ルポ党首は不安定な政権運営を強いられる。

毎日新聞 2011年12月5日

EUで「インナー6」と呼ばれている原加盟国(フランス、西ドイツ、イタリア、ベルギー、オランダ、ルクセンブルク)の一角を占めるベルギーでさえオランダ系とフランス系に分裂して国家の体をなしていない。
EEC(欧州経済共同体)発足から54年を経てこの様である。
それほど民族、言語、文化、歴史を異にする国家の統合はむつかしいのだ。

かつてフランスの大統領が次のように語った記憶がある。
確かジスカール・デスタン氏だったように思う。
EUに加盟する資格があるのは、ルネサンス、宗教改革、産業革命、市民革命を経験した国であると…
この条件からすれば、もっともふさわしいのはフランスであり、次がドイツとオランダ、そして英国、最後がイタリアといったところか。
つまり、ギリシャを含むバルカン半島諸国など、上の条件からすればそもそもEU加盟の資格がないのである。
ましてやロシアなんて論外、トルコ以下、西欧から見れば。

Photo

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ところで、我が日本にはこんなバカもいる。(抜粋)

民主党の鳩山由紀夫元首相は14日夜、環太平洋連携協定(TPP)交渉参加問題について、「もっと慎重に議論しないといけない。性急にやって大きく国益を損なうと(国民に)申し訳ない」と述べ、来月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議前の方針決定を目指す野田内閣の対応を批判した。福島県郡山市で記者団に語った。

時事通信 2011/10/14

そして、このバカはこんなことも言っている。

【ソウル聯合ニュース】ソウルで開かれる国際学術大会出席のため来韓中の日本の鳩山由紀夫元首相は19 日、首相時代に提唱した東アジア共同体構想について、「歴史の必然」だとした上で、各国の国民レベルで同構想に向けた動きが始まったと主張した。学術大会の事前配布資料で分かった。

~中略~

鳩山元首相は、3カ国の連携が東アジア共同体の構築に決定的で重要な役割を果たすことになるとの考えを示した。東アジア地域を基本的な生活空間として受け入れ、同地域に安定した経済協力と安全保障の枠組みをつくるための努力を続けなければならないと述べた。

聯合ニュース 2011年10月19日

こういう輩がいるからTPP反対に同調できないのだ。
「TPPに反対」、返す刀で「日中韓3カ国の連携が東アジア共同体の構築に決定的で重要」
東アジア共同体なんて夢想!というより妄想!に近い。
にもかかわらず元首相が性懲りもなく言う、「歴史の必然」だと(爆)
この発言が、いかに中国を利するか解らないのだろうか?
連中のTPP反対も同じ。
自国を核にしてASEANを取り込もうという戦略の中国にとってTPPは百害あって一利くらいしかない。
中国は為替操作国であるとともにWTOの協定上、「市場経済国」として認定されていない。
つまり自由経済の国ではなく、現状ではTPPにもっとも不向きな国なのだ。

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中国の狙いは「大中華圏の再現」である。
つまり東アジア+ASEANと東シナ海・南シナ海・西太平洋における覇権の確立だ。
だからインドやベトナムのみならずオーストラリアまでも警戒心を強めている。
インドとベトナムは経済のみならず軍事的にも接近しようとしている。
オーストラリアはリベラルの党政権なのに米海兵隊の新規駐留を受け入れた。
どの国も安全保障を第一に考える。
その立場に立てば東アジア共同体など「夢想」であっても受け入れられない。
それは中国(中共)の走狗に他ならない。

TPPに反対する言論人?を見てくれ!
植草一秀、森永卓郎、勝谷誠彦、リチャード・コシミズ、小林よしのり、梶川ゆきこ、上杉隆、岩上安身、ベンジャミン・フルフォード 、中野剛志、森田実…
もう悪寒がしてくる。
私は現時点ではTPPに反対だが、こんな連中と同じ隊列に属することは絶対にない。

私は「反米」だが「反米主義者」ではない。
安倍晋三、麻生太郎、櫻井よしこ、この3氏はTPP参加に賛成である。
私とは少し考えが違うようだ。
が、安倍氏の言う「自由な貿易環境が日本にとって利益になる。これは、国民的コンセンサスだろう」という主張には同意できる。

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EUのような共同体など東アジアではありえない。
EU自身が今、その幻想が破れて大揺れしている。
我が日本が選ぶべき道は、自由経済と民主主義を国是とする国の中で、アジアや太平洋における利益を共有できる国との同盟である。
それは「仮想敵国を中国」と考える国でもある。

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【追記】
コメントの中の

>国内の環境の悪化を招きますよ…

には、ほぼ同意です。
これが私のTPPに反対する最大の理由。

ところで“ミスター円”って榊原英資のことですか?
コイツは東大時代、極左でした。
今でも江田五月の盟友ですよ。
反米左翼の元大蔵官僚!

もっとも忌避すべき人物です。

それからウソは書かないでほしい。
安倍晋三氏も麻生太郎氏もTPPに賛成です。
これは事実だし悪いこととは思わない、ご両人とも国益を考えてのことだから。
「安倍も麻生もTPPに反対」というような虚偽のカキコは削除させてもらいます。

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makotoban

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