ああ疲れた…が、正論を曲げるつもりはまったくありません!
ネットの主流に反する記事を書くと猛反発を食らう、今回の消費税引き上げ容認もやはりそうでした。
リーマンショックの時も同じ。
私は、リーマンショックを契機として、実体経済から乖離した異常な金融資本主義は終焉に向かう―
そしてわが国は、欧米とは違いバブルではなく、金融システムも安定しているからそれほど影響を受けない―
と主張しました。
つまり「米国のバブル崩壊は、むしろ歓迎すべき」と書いたのです。
そしたら来るわ来るわ反論が。
「あなたは経済の素人」
「CDSの仕組みも知らないで」
「アメリカの金融崩壊は、間違いなく数ヵ月後に大恐慌となって世界中を襲います」
「このままいけば米国債暴落、ドル暴落などで、日本もメチャクチャな事態になります」
等々。
現実はどうですかね?
TPPもそう。
「米国のためのTPP」とか「輸出は伸びない」とか「皆保険制度が崩壊するとか」
はなはだしきは「関税自主権の放棄、米国の属国化」とまで書く。
戦後の自由貿易、開かれた世界市場で最も恩恵を受けたのは日本、という視点が欠けているのです。
しかも裏に反米主義が隠れている。
TPPで最大の問題は「人の移動の自由」です。
経団連は「移民の促進」を掲げていますからね。
異文化の集団が大量に流入してくる、シンガポールの二の舞は避けられません。
だから私はTPPに反対なのですが、これに触れる者は皆無に近い。
なぜなら、どこかの誰かさんが言及していないからです。
今回の消費税引き上げ問題もTPPほどではありませんでしたが、反論が多かったですね。
中には参考になるご意見もありましたが、「またかよ」という感じのものもけっこうありました。
どこかの誰かさんの受け売りです。
ただ、TPPの時ほどひどくはなかったので、前回のように投稿制限を加えることはしませんでした。
が、やはり罵詈雑言が多くてね。
「やっぱり依存症はアカだった。自分がアカのお仲間から捨てられた仕返しに保守層を利用しようったって無駄だよ。もう保守から見るとあんたは痛いだけの存在なんだわ!」
「相変わらずくだらない爺だな お前みたいなゴキブリ爺はさっさと死ねばいいのに」
「依存症は頭が回らないので(爆) と逃げる。支離滅裂ですね」
「ほんとにあなた日本人?いやマジで。日本人じゃないならちゃんと出自を明らかにしてからブログを公開すべきですね」
「根本的におかしいよ。あなた頭の病気じゃないですか?」
「つまらない議論をしていますね。今の状況で「増税」をするとどうなるか分からないとは。馬鹿ばっかりというか、経験にすら学べない人ばかりですね」
「あなたはまったく世の中の仕組みを理解していない」
「気色悪い爺だな お前病気なんじゃないの?お前ら糞爺がさっさと死んでくれることが日本のためなんじゃねーの(笑)」
もっとありますが、これくらいにしておきます。
いや、さすがはネットです。
どういう人がこういうことを書くのですかね?
ほとんどビョーキとしか思えません(爆)
-------------------------------------------------------------------
民主党との「社会保障と税の一体改革」への協議に参加するべきと主張したのは、いくつか理由があります。
まず、民主党の素案では後期高齢者医療制度の廃止を掲げています。
基礎年金部分を税金で全額まかなう「最低保障年金」も問題ですが、さらに保険料未納者までもその対象にするとしています。
外来患者から別途100円を徴収する案も引っ込めたまま。
ばらまき4Kも撤回する風には見えません。
国家公務員給与も平均7.8%削減するだけで人事院勧告は無視。
私は、これらの問題を協議で徹底的に追及するべきだと考えます。
で、民主党が拒否すれば席を蹴ればよい。
自民党は、公約で「消費税率10%への引き上げ」を掲げており、「ばらまき4K」撤回を求めていながら、増税法案だけを「公約違反」と批判するのはスジが通りません。
増税を掲げながら、相変わらずばらまき体質が色濃く残っている民主党を徹底的に追い込めば、協議が決裂しても自民党が信頼をなくすことにはなりません。
その際は、堂々と反対を掲げ、衆院解散に追い込めばよいのです。
たとえ衆院選で勝利しても、参院では自公は少数派です。
つまり、選挙後は今の民主党政権の立場が自民党に代わるだけなのです。
しかも、衆院選ではみんなの党が躍進する可能性が高い。
そうなれば、日本の政治はますます混迷し、停滞します。
増税反対派は歓迎でしょうが、私はそうなってはならないと思います。
目先を見るのではなく、その先にあるものを見据えて行動する、それが責任ある政治家ではないですか?
もう一つの理由は民主党の分裂です。
小沢一郎元代表が消費増税反対を掲げて新党結成に動けば、「小沢抜き政界再編」の機運が民主、自民双方に高まる可能性が大いにあります。
みんなの党が小沢氏と組むことはありえないし、仮に石原・橋下新党ができても小沢氏と手を結ぶことは絶対にありません。
つまり、消費税引き上げ問題が政界再編に向かい、小沢一派や民主党内の左派を排除した政治勢力が結集する可能性もあるのです。
私はそこまで考えています。
-------------------------------------------------------------------
そもそも私が増税に賛成するのは自己矛盾です。
それは自覚しています。
自立自尊と公平な競争、これが私の持論ですから。
この立場からすれば、増税よりも医療や福祉も含めた歳出全体の大幅削減を求めるのがスジです。
が、今の日本で医療や福祉の削減を主張するのは机上の空論にすぎません。
それこそ国民から袋叩きにされるでしょう。
つまり現実的ではないのです。
では、どうするのか?
先日のエントリで「上げ潮派」の高橋洋一氏を批判しましたが、本来なら私の立場は彼に近いはずなのです。
増税を否定し、経済成長によって財政再建は可能、こう高橋氏は主張しています。
私も安倍内閣のころまでは同じ立場でした。
が、一向に高成長は実現せず、逆に借金は増えていくばかり。
そこで私は考えたのです。
借金が多いから経済が成長しないのではないかと。
わが国の平成23年度一般会計予算(補正後)は94兆7155億円です。
歳出のうち国債費が21.5兆円、実に全体の約23%を占めています。
他に社会保障関係費が26.4兆円で約28%、地方交付税交付金等が17.4兆円で約18%、つまりこれら三大経費で全体の約7割を占めているのです。
あとは教育・科学振興費が6.1%、防衛費が5.2%で、公共事業費は6.5%にすぎません。
残りはその他経費13.1%。
一方で、歳入の46.8%が公債収入、つまり借金です。
これでは国(政府)は身動きが取れない、と私は思うのです。
何しろ収入の半分近くが借金で、しかも支出の4分の1近くが借金の返済と利払い。
-------------------------------------------------------------------
少子高齢化の進展に伴い、個人の金融資産の増加が見込めない中、今のままのペースで政府の債務残高が増加すれば、企業の国内市場における資金調達が圧迫される可能性があります。
そうなれば、設備投資などの企業活動が鈍化し、経済成長を阻害しかねません。
債務残高の累増は、今の世代が負うべき負担を将来の世代に先送りしていることを意味します。
少子高齢化の進展により、1965年には20歳から64歳の9.1人で65歳以上の高齢者1人を支えていたのが、2011年現在、20 歳から64 歳の2.5人で65歳以上の高齢者1人を支えている状況にあります。
さらに、2050年には20歳から64歳の1.2人で65歳以上の高齢者1人を支える状況になると思われます。
このような状況で、負担の先送りなど許されるでしょうか?
現在の世代が負うべき負担まで将来世代に負わせれば、現在の世代と将来の世代の間に著しい不公平を生み出します。
そういう状況下では、もはや現在の社会保障など制度自体が立ち行かなくなります。
このような将来に対する懸念、不安は、家計の消費を抑制して貯蓄を増加させるという行動につながり、その結果、消費が伸びない、萎縮するという状況を生み出すのです。
経済が成長すれば税収が増加する、これは当たり前です。
では1%の名目経済成長に対して税収がどの程度増加するのでしょうか?
ここで重要なのは税収弾性値です。
財務省は1.1という数値を使っています。
税収弾性値をみると、実績で4.04、税制改正なしでは3.13という数字もある―
これが高橋洋一氏の名目成長が4%になれば増税なしで財政再建は達成できるという根拠なのですが、
これは
―2000年度から2009年度までの毎年の税収弾性値を単純平均した数値をもって税収弾性値を4とする主張があるが、この分析は「単年度の税収の増減は、その年の経済成長率だけですべて説明できる」という成り立ち得ない仮定に基づくものであり、学術的には信頼できないものである―
と財政制度等審議会によって完全に否定されています。
ちなみに財政制度等審議会が割り出したは税収弾性値0.8程度です。
まあ、財政制度等審議会は政府寄りですから全面的には信用できないとは思いますが、0.8と4のどちらが信頼できるかといえば、0.8でしょう。
ちなみに財務省と対立することがままある内閣府の研究会の報告書では、単年度で見た場合、弾性値は0.5 程度をやや下回るとのことです。
-------------------------------------------------------------------
第一生命経済研究所の永浜利広主席エコノミストの試算では、最初の消費増税前の13年度は、駆け込み需要が実質国内総生産(GDP)を0.5%押し上げるものの、増税後は買い控えが生じ、14年度のGDPを1%圧迫。15年度で0.6%、16年度も0.3%程度GDPを押し下げる―
内閣府の経済見通しでは、復興需要が本格化する12年度でも、実質GDPは前年度比2.2%増にとどまる―
とされています。
今のわが国のGDPは実質より名目の方が小さいという逆転現象にありますから、税収の基本になる名目GDPに与える影響はもう少し大きいと思います。
確かに増税は経済成長を押し下げる、これは間違いありません。
が、かと言って税収が増えないなどということは絶対にありえません。
私は消費税引き上げは譲れない!
と強く思っています。
人気取りのために無責任な言論を流すことには怒りすら覚えます。
民主党のダメさ、いい加減さ、とこの問題はまったく別です。
本来は増税主義者なのに選挙のために「反対!」と呼号する小沢一郎氏とどこが違うのでしょうか?
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コメント
とんだご苦労がおありとは・・・。
悲しくなります。
半可通の自信家ほど鬱陶しいものはありますまい。
ネット上で、顔が見えないことをいいことにした罵詈雑言は卑怯というものです。
書いている本人は悦に入っているのでしょうが、文章表記や言葉の使い方を見れば、どの程度のレベルか大方、想像できます。
極端にすぎるものは、機械的に削除されて構わないのではないでしょうか。
なぜなら、あなたのブログなのですから。
鬱陶しさを増幅するばかりなものも多いでしょうが、このブログに期待し、考えを巡らしている方も多いと思います。私も、その一人のつもりです。
私どもは勝手に期待ばかりしておりますが、どうぞ、マイペースでお続けになりますよう。
自戒を込めながらの、お願いとして申しあげました。
投稿: Ethos | 2012/01/13 22:49
結局、日本も自由に言いたいことが言えない国なんですよね。
一介のブログを読んで気に入らないことがあれば、そのまま黙って立ち去ればよいだけのことなのに。
罵詈雑言を浴びせるということは、即ち「俺らの溜飲が下がるように、こういう風に書け!」と強制しているも同然なんですよね。
世の中の人々は十人十色、色々な考え方、視点があって然るべきだと思うのに、それを容認できない人が多いんですね。
日本も心が狭く残念な人間が多い国になったものですね。
己の価値観と異なるからと悪態をつく以前に、先ずはこれだけ中身の充実したブログを読ませて貰えることに対して感謝すべきだと思いますよ。
投稿: 読者 | 2012/01/13 22:56
ネットは単純な人たちが多いですよね。
意見が一つでも違うと猛バッシング。
工作員だ、さすが元左翼だ、
産経主張で櫻井よしこさんがTPP推進、武器輸出緩和等について野田政権に対して評価すると書かれていました。
するとチャンネル桜という番組で「化けの皮が剥がれた」「これが戦後保守の正体だ」などと叩かれてます。
なんだかなぁと思いますね。
なんか過激派?原理主義?みたいで・・
投稿: 51 | 2012/01/13 22:57
はじめて政治関係のブログを拝見いたしました。面白い内容がいっぱい載っていて、嬉しいです。周りの人がほとんど政治に無関心で、これからの日本、大丈夫かな~と心配。民主主義国の民衆が政治に無関心であれな、最悪じゃないですか?
ブログ、応援します~
投稿: 風言 | 2012/01/13 23:02
わたしは、消費税引き上げには反対するつもりはありません。
日本の財政状況を鑑みればしょうがないでしょう。
だがしかし、この政策を今の民主党政権が断行する資格があるでしょうか。
不退転の決意でやるというのなら、セットにしてやるべきことをやれといいたい。
公務員改革、議員定数削減等々公約した優先事項を反故にしてなぜ増税だけが突出して不退転なのかが理解出来ない。
野田という男の腹黒さが垣間見えてくるような気がしてならない。
これらの意味において現政権による増税は断固反対である!
投稿: ain | 2012/01/13 23:19
高度成長の時代はもはや来ない
ということでしょう。
80年代の「IT革命」
これは生産者と消費者との間の”在庫調整”をPCで予想できるようになって最少なまでに縮小できるようになったことです。
もちろんPCが自治体などに導入されたことも含みます。
しかし波及効果が少なかったことが災いして長続きしませんでした。
そこで波及効果が大きい住宅関連・・・
つまりサブプライムローンへの期待が高まったのです。
住宅が売れれば家具やカーテンなども付随して売れるからです。
しかし2000万円ほどの中古住宅をカード破産者にまで売り付け、その危険性をローン化して金融工学で米国債などとマゼコゼにしたためリーマンショックを招来して世界同時金融危機となってしまいました!
つまり
もはや先進国ではバブルを興すような売れ筋商品は開発できない
と言うことでしょう。
無理をするとサブプラ破綻のようになってしまいますから・・・
現代の最先端商品も
iPhoneなどは2万円~7万円ですし
50インチの薄型TVも20万円台で買えてしまいます。
(私は部屋が狭いので持っていませんが・・・)
これではバブルも起きようがないですね。
投稿: 柳生大佐 | 2012/01/13 23:32
残念ながら消費税は上げざるを得ませんね。賛成です。でもその分所得税を下げて欲しいです。昔から思ってましたのは、サラリーマンだけ税金天引き。有無を言わせません。それに引き替え、いわゆる自営業の方、特にベンツなどを乗り回している方を見ると、「おまえ税金払って無いだろ!」と勘ぐってしまうのです。また、中小企業はワザと赤字にして税金を逃れるという噂を聞きます(経営が厳しいことは分かりますが)。
それら税金の不公平感を無くすために消費税は是非上げて、所得税を下げて欲しいと思ってます。
投稿: モノ言うサラリーマン | 2012/01/13 23:42
>私は消費税引き上げは譲れない!
>民主党のダメさ、いい加減さ、とこの問題はまったく別です。
それはわかるんですが、坂さんは現状において
民主党と自民党に何を訴えよとおっしゃるのですか?
>その際は、堂々と反対を掲げ、衆院解散に追い込めばよいのです。
とおっしゃいますが、民主党が増税をマニフェストの柱にすえて
解散にふみきるとお考えですか?
野田総理は、「消費増税の実施前には信を問う」と言ったそうですが、
http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C9381949EE3E1E296E78DE3E1E2E3E0E2E3E0E2E2E2E2E2E2
これは、当たり前です。 次回の衆院選の期限は2013年。
民主党の消費税増税案での実施時期は2014年と2015年なのですから。
このような言い方で逃げるということは、逆に言うと
法案の成立をかけて解散する気はないように感じられるのです。
かといって、自民党が法案賛成の条件にしている議員・公務員改革等も、
民主党政権がするとは思えません・・・・
>たとえ衆院選で勝利しても、参院では自公は少数派です。
>つまり、選挙後は今の民主党政権の立場が自民党に代わるだけなのです。
>しかも、衆院選ではみんなの党が躍進する可能性が高い。
>そうなれば、日本の政治はますます混迷し、停滞します。
民主党は「政局ではなく大義で消費税増税をすすめたい」はずですよね?
だったら、与野党の立場が逆転しても民主党は増税に賛成するはずであり、
こと消費税増税に関しては心配する必要はないことになります(笑)
民主党が下野したら消費税増税に反対するとお考えですか?
あるいは、みんなの党が法案決定を牛耳るほどの議席を獲得すると?
だから、消費税増税法案の可決が遠のくかもしれないから、
今の民主党政権で、耐え難きを耐えて法案に賛成しろと???
小沢は、どうせ橋下から良い返事をもらえない限り、
民主党から出ないでしょう?
私が望むのは、民主党が予想通り与党の椅子に無意味にしがみつき、
ほぼ2年たつ間に、橋下の国政への影響力が増すことです。
増税が日本経済にどのような効能があるかは、ファクターが多すぎて、
やってみないとわかりませんが、要は景気が回転すれば良いのですよね?
乱暴な言い方で恐縮ですが。
大阪では、今までいた市の職員が退職を希望するかわりに、
若い人達がぞくぞくと採用に応募してくるそうです。
投票に行きたくなるような魅力的な選挙、そして若者が活気付く街。
グラフ資料を出せなくて恐縮ですが、私は、そういうことが結局、
ひいては経済の活性化に結びつくと思いますね。
この2年の間に消費税増税法案を通さなければ、
日本が滅びるのだという絶対的ボーダーラインがあるとは思いません。
民主党政権で消費税増税法案を通すことは、容認できません。
どうしてもと言うなら、民意の再確認は必須です。
野田総理に代わったから、鳩山・菅時代は忘れてくれなどと、
そんなご都合主義は断じて許されません。
投稿: 鳩槃荼 | 2012/01/13 23:53
神津島と磨製石器
http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-date-20120113.html
【関連情報】
神津島-ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E6%B4%A5%E5%B3%B6
日本民族と日本発祥の秘密を読み解いて下さい。
神津島から伊豆の三島に移り富士山を鎮めているのが三島大社です。
伊豆の三島大社は日本最初の鎌倉幕府を開いた源頼朝が建立した鎌倉鶴岡八幡宮の原典です。
真実を知るのは貴方の責務であります。
日本民族は地球上で一番く発生した人類の根源なのです。
【マスコミ隠蔽の掲示板】最新版
http://www.aixin.jp/axbbs/kzsj/kzsj4.cgi
【マスコミ隠蔽のタイトル一覧】最新版はこちらをクリックして下さい。
投稿: 愛信 | 2012/01/13 23:56
お嘆きは尤もです。たしかに、ある種の発言に対し罵詈雑言が集中することはあるでしょうが、こちらにコメントをされている方々はそうではないでしょう。むろん、一部のコメントは反論批判でも掲載してくださいますが、多くの誹謗中傷があるのだとは思います。
それは無視するしかありませんよ。
世論と違うことを書くから攻撃を受けるとひとくくりにされるのではなく、そのような輩もいるだろうけれど、真剣に坂様の主張に対して喩え反論になろうと批判になろうと敢えて書き込む人も多いはず。大切なのはそのような人たちではないのですか?
むろん、それは十分認識されておられるから批判反論でも掲載されるのでしょうが、今回のような発言では、世論と違う主張だから批判されるとひとくくりにされているように感じられますが。
1)増税は必要であればしても良いでしょうし、今の経済状態だと可能でしょう。が、今の政府では無理です。税金は納めても良いと国民が感じなければ納得しません。無理に税金を上げても税収が増えることはほとんど無いと思われます。
なぜなら、明らかなばら撒きを止めないからです。社会保障の縮小はやたらには出来ないし、前回も年金を一律カットする、医療の個人負担も一律に上げる、そうすれば増税はしなくとも良いという過激な書き込みがありましたが、これは論外です。社会保障は必要です。が、民主のようなばら撒き、しかも三党合意を反古にしてまでしがみつく姿勢、天下りの増加などなどが政府に対する信用を無くしています。この状況下で増税は無理だと言っているのです。
2)理由は繰り返しませんが消費税は究極の不公平税制です。また消費税が加算された商品を消費者が以前よりも買うとは思えません。つまり購買意欲が低下し、ますます物が売れなくなります。
3)エコポイント、エコ住宅補助などは、ある程度は良いでしょうが、限度があります。エコカーやエコ住宅を買う余裕のない低所得者が補助金という形でそれらを購入する高所得者のために負担を強いられるという、極めて不公平な状態が生ずるからです。
4)公共事業を全て悪と見なしていないことは分かりました。公共事業の目的の多くの部分は社会保障です。なぜなら低所得者でも好況の財産を利用することで快適な生活が出来るからです。また、効果的なインフラ整備は、確実に社会のパイを大きくします。つまり、富の創出手段です。
まずパイを大きくすることを第一に考えないで、どうして増税が先なのですか?
5)公共事業の財源は、国債でまかない、それによってパイが大きくなったら償還すればよい。償却期間が過ぎる間は償還を先送りすればよい。それが出来るだけの体力は日本にはあります。他国とは全く違います。むろん、金融緩和や通貨量の増加なども必要ですね。
ただ、日本のデフレは物が行き渡り誰も必要性を感じないのと、円高のために輸入品が安いからです。物あまりでデフレになる状態と同じ対策は取れません。
上記のパイを大きくする公共事業、それから購買意欲を誘う新しい製品の開発のための支援などが要ると思います。なぜ、日本でiPhoneが作れないのですか?かつてウォークマンで世界を席巻したのに。
なぜ、低価格低燃費の電気自動車を、国を挙げて開発しないのですか?エコポイントで買わせるより国費で開発を進めさせ、後で回収すれば不公平を押しつけられる低所得者も出ないと思いますが。
6)ついでに、アメリカのバブル崩壊はよいとして、もしアメリカが破綻したら安全保障がどうなるかを考えられましたか?
実際にアメリカは緊縮財政のために、世界二面体制を、一面体制に組み直しました。今回はたまたまアジアに軸足を置いていますが、それがいつまで続くとの確信がありますか?
バブル崩壊はともかく、アメリカ経済は日本の生存のためにも支えなければならないでしょう。好き嫌いの問題ではないはずです。
それとも、借金で成り立っているアメリカが経済破綻にいたらずバブル崩壊と考えますか。リーマンショックはバブル崩壊ではありません。あれがアメリカ経済の実態です。
あれだけで済むと考えますか?アメリカが破綻しないまでも継続的な縮小が進むなら、日米安保は機能しなくなりますので、日本は急速に重武装する必要があるでしょう。それもと、中ロが指をくわえてみていると信じられる根拠がありますか?
最後に、私は世論とは真反対の日本核武装論、原発推進論を主張していますが、幸い目立たない小ブログなので、あまり荒らしも罵詈雑言も来ません。むしろ、こちらがうらやましいですよ(^o^)
投稿: たかおじさん | 2012/01/14 00:35
借金は、政府の借金のことですか、それとも日本国全体の借金ですか?
確かに政府の借金は増えていますが、日本国全体の借金は5000兆円くらいで横ばいだったと思いますが。
あと、外国から借りているのかそうでないのかで全然性質が違ってきますし、それと資産についても言及するべきでは。
問題は政府の借金が大きいことではなく、GDPが伸びないこと、資産効率が落ちていることではないか思いますが、いかがでしょうか。
消費税の増税については私に言わせれば論外、デフレスパイラルを余計進める可能性が高いと思います。
投稿: 2012号 | 2012/01/14 01:54
いつもお国の為にご苦労様です。
消費税をあげるも地獄あげない選択も地獄のような意見ばかりですね。
こういう時こそ俯瞰的に世界を見てみたいですね。
GDPとエネルギーの関係をみてみるとエネルギー消費とGDPの推移には明らかな相関関係があります。それではGDPが増加するからエネルギー消費が増加すると見るのか?私などはエネルギーを大量に消費するからGDPが増加するのでは無いのか?と考えます。
昭和初期の頃は、ご飯は薪などで釜炊きしたり、タライを使って手で洗濯するなど、重労働でした。しかし、電気や石油製品などのエネルギーを使う製品が普及し、くらしがとても便利になり、ゆとりが生まれるようになりました。特に、1950年代からの「高度経済成長」の時期には、1950年代の「三種の神器」と呼ばれた(テレビ、洗濯機、冷蔵庫)や1960年代の「3C」と呼ばれた(カラーテレビ、自動車、クーラー)などが普及しました。
これらは全てエネルギーが無ければ動かないものばかりです。テレビゲームなども電気などのエネルギーがなければ出来ません。
現在の私たちの生活は、大量のエネルギーに支えられているのです。
何を言いたいのか?というとGDPを拡大させるためにはエネルギーを効率よく大量に消費する社会をめざせばGDPはかってに拡大していくのでは無いか?
世界を見渡すと今後エネルギー価格の高止まりはさけられません。であるなら今あるエネルギー資源を効率よく効率よくしかも今より便利になるためにエネルギーを消費すればGDPは拡大していくと思われます。
こういった見方から我々が進むべき方向性を模索してみるというのはどうでしょうか。
投稿: ななしの経営者 | 2012/01/14 02:55
>私も安倍内閣のころまでは同じ立場でした。
>が、一向に高成長は実現せず、逆に借金は増えていくばかり。
私が勉強不足のせいか、安倍政権後、はっきりとした円高デフレ対策や景気対策をやっていた記憶がないのですが。
その後、景気対策を前面に押し出していた麻生政権もサブプライムや意味不明の猛反発にあい短命でしたし、当然民主党は論外でしょうし。
こういった流れを見ていると、やらずに景気が低迷しているのを、いくらやっても景気低迷から抜け出せないと、何処かの誰かが摩り替えているようにしか私には感じられないのです。
もし、そうならば、消費税増税は単に逃げの増税になる。
こうも長い不況であえぐならば、机上の空論で無理だ危険だなどと恐れ忌避せず、上げ潮だろうが高潮だろうがなんでも活用すべきだと私は考えます。
成長を難しいと後回しにして増税に走るよりも、それが例え大きなミスであっても皆が知恵を出し合い成長を模索する方が、私は、断然生産的だと思います。
国民が反対する中、国際公約を悪用してまで増税をする事はできて、何故、今までと違うアプローチで経済政策を進める事ができないのか。
この国には、チャレンジできる大人も、責任を取れるまともな大人もいなくなくなったのではないかと、空しくなります。
投稿: hng | 2012/01/14 05:17
はじめまして
陰ながら応援しているブログなので頑張って頂きたい。(コメントは初めてです)
坂さんの支持される橋下氏や石原氏を私は好きではありませんが、人にはそれぞれ好き嫌いがありますので別段とやかく言うつもりもありません。
又、口汚く罵るコメントなども私にとってさえ大変不愉快で、それらは自らの愚劣な人間性を顕しているだけのものです。個人のブログなのですからいちいち「クレーム処理」をされなくても好いと思います。はっきり言って鬱陶しいでしょう?(笑)
少なくとも私はあなたに敬意を持っています。仕事が終わった後、更新されているかどうか毎日楽しみにデスクのパソコンに向かいます。ですからこれからもご自身の意見を遠慮せずに述べて下さい。応援しています。
投稿: 小芸術家 | 2012/01/14 06:33
>「自民党は、公約で「消費税率10%への引き上げ」を掲げており、「ばらまき4K」撤回を求めていながら、増税法案だけを「公約違反」と批判するのはスジが通りません。」
いいえ、スジは通ります。「現時点で与野党協議に応じない自民党が悪い」、「なんでもかんでも自民党が悪い」との論調をまたぞろマスコミが作り出そうとしていますが、与野党協議などということは何がなんでも増税したい民主党のアリバイ作りにすぎません。自民党の立場から見れば、あれほど「増税しない」と強調し、それを政権公約にもかかげて有権者を欺き、政権与党となりながら、今頃増税の議論をしだし、それに一枚かんでくれなどというのは虫がよすぎる以外の何物でもありません。
「増税を掲げながら、相変わらずばらまき体質が色濃く残っている民主党を徹底的に追い込めば、協議が決裂しても自民党が信頼をなくすことにはなりません。
その際は、堂々と反対を掲げ、衆院解散に追い込めばよいのです。」
残念ながら日本の有権者はそれほど質がよくありません。当たり前のことですが増税されたい納税者などいません。ここで民主党のアリバイ作りに加担してしまえば、民主党のばらまき体質を糾弾するよりも先に、「増税の責任はすべて自民党にあり」などということにされてしまうでしょう。
投稿: 大阪人 | 2012/01/14 07:24
はじめまして。長年愛読していますがコメントをお送りするのはこれが最初です。
「消費税引上げについて猛反発を浴びられた」とのことでしたので「消費税引上げ賛成」のサイレントマジョリティの一人としてキーボードを叩きました。コメントですので短くポイントだけを書きます。
サイレントマジョリティと書きましたが、これは私の期待というよりは、長年アメリカに暮らしていて感じる日本文化と日本人、つまり日本という国に対する誇りと信頼です。
消費税引上げは自民党政権の時にすでに実現しておくべきものでした。それを先送りしたのは現政権の民主党も含めすべての日本の政党でした。そしてそれぞれの政党を支持した国民のすべてでした。その意味では野田首相や野田政権はいままでの政党とすべての政治家の責任を背負ってこの課題に取り組もうとしていると言えますし、国会で消費税引上げに賛成するか反対するかはどのような矜持を個々の政治家が持っているかの目安となると考えています。この後に及んでクドクドした説明や理屈はいらない、「はい」か「いいえ」の二つに一つです。人にはすべての言訳や説明をすることなく決断することが必要な時期があります。今、がその時です。
野田首相は民主党内で消費財引上げに反対する議員がいるが、との記者の質問に応えて、「...多いですか、本当に多いですか。」と逆に質問したと報道されています。この質問は民主党内の議員についてのものでした。しかし、野田首相の胸によぎっていたのは日本、そして日本国民一人ひとりに対する問いかけではなかったかと感じています。そして、「否、多くはいない」との野田首相の無言の回答は、日本国民に対する彼の信頼であるに違いないと思っています。
消費税に賛成か反対か、そして議員や公務員数の削減を「あなた」はやるのかやらないのかの決断を、たとえ民主党を割っても、自民党を分裂させても、一部国民の批判を浴びても、野田首相はせまろうとしているのではないか、いや、突きつけてくれるだろうと考えています。真のリーダーとはそのようなものですから。
余談ですが、もし、この機会を逃せばアメリカも含め西欧文明が示すことができない新しい文明の未来を政治・経済の世界では日本もまた世界に示すことができないことになります。しかし、日本は阪神・淡路大震災、そして昨年の東日本大震災でその道筋の片鱗を世界に示しました。個と全体(個人と社会)の対立とその止揚ではない別の文明の可能性を。
野田首相には、たとえ議決後に総辞職しようとも政界再編成に向かおうとも、行財政改革を成し遂げ、記者会見では「声なき声に支えられて」という「名言」を日本のそして世界の歴史的転換として語ってもらいたいと願っています。
投稿: ジン@シアトル | 2012/01/14 08:34
消費税を上げてはいけません。
経済成長を押し下げるのではなく、経済規模が縮小します。
「国の生産力」を中心に考えないから、解らないのです。
国家財政などどうでもいいんです。雇用問題の解決こそ大事な問題なのです。
経済規模の縮小は雇用問題の悪化を招き、国民がさらに苦しむ事になるでしょう。
デフレの最大の問題は雇用です。
最近、アメリカの経済が復調してきたみたいです。ドル安が原因だとささやかれています。ドルの供給量を大幅に増やしたから。
どうして日本は通貨供給量を増やさず、ドル買いばかりしているんでしょうか。官僚のアメリカ留学の成果が出てきたんでしょうか。
ところで日本は、過去に国債をチャラにしたことがあるんです。終戦です。現在でもインフレにすれば国債をチャラにできます。しかし、戦後の混乱は、インフレも含めて生産力の極端な低下がもたらしたものです。日本の生産力を破壊することがアメリカの目的だったのですから、当然そうなります。
重要なのは国の生産力です。財を造る仕組みです。この仕組みさえ温存できれば良いのです。この仕組みを用いて完全雇用を達成するのです。
日本人が日本人に借りたカネを返済しなければ、仕組みが壊れるとすれば大変なことですが、私が時の権力者であれば、カネを貸した日本人を皆殺しにしてしまいますね。それで借金はチャラだ。国債を買ってる日本人なんて少数ですし、法人ならなおさら殺しやすいや。長銀だって簡単に殺せたんだから。生き残った日本人は全員借金をした側ですから、絶対文句を言いません。借金を返す事で国民が不幸になるのなら、借金を踏み倒せばいいんです。アメリカの金融資本をフェイクと言うなら、日本政府の借金だってフェイクですよ。いや、政府そのものがフェイクなんですよ。
相続税を上げることは、すなわち個人が死んだら財産を没収するということに近いです。班田収授法の精神ですな。ならば負の資産も没収すれば良いはず。いや借金の分は控除されると言う声が聞こえてきそうですが、政府の借金は子孫が支払うんじゃないですか。これは正の資産はチャラで負の資産はチャラじゃないのと同じですよ。政府の借金であっても、日本人の日本人に対する借金です。
戦後に日本経済は急成長しました。しかし、戦争による政府の負債は莫大なものになっていたはずです。なのに復興できました。日本人なら、この復興でだれも損をしなかった。アメリカ軍による破壊は、東北地震より凄まじかったはず。莫大な借金があったはずなのに(実際外国への賠償金は莫大なものだったはず)、なぜ逆に裕福になってしまったんですか。国の国民への借金はどうしたんですか。死なないはずの法人も亡くなってしまったか。債権者はみな死んでしまったか。何処いったんだよ。
相続税は、個人の資産はフェイクであると言っています。ならば政府の借金、いや政府そのものもフェイクだろう。この思想こそがマクロ経済学の根幹だろうと思っています。
投稿: 縄文人 | 2012/01/14 08:48
いつも思うのですが、日本の歳入・歳出のグラフは嫌になるほど見せ付けられるのですが、外国はどうなっているのですか?
スエーデンやアメリカやは参考になりませんが、英、仏、独の歳入と歳出の中身を分析すれば、日本の参考になると思いますが。
明治もヨーロッパ先進国を参考に国づくりをしてきました。
日本人は自分で考えるのが苦手な民族です。あるいは論理的に考えることが出来ないとか。そうでなければオレオレ詐欺などありえない。
投稿: 八目山人 | 2012/01/14 09:21
あまりに酷いものは問答無用で削除すればいいと思います。
ネットは便利だけど難しいですよね!
昔、一人の人間で販売と客(桜)を演じているのを発見したことがありますよ。(爆)
数人で組むともっと強力な工作ができますよね。
だから、ネットで情報を得るのに最低でも自分の頭で考えて取捨選択できる能力が絶対的に必要になります。 (既存メディアの情報も同じですが)
無批判に刷り込まれてしまうと本人が気付かないまま’信者’になります。
最近は本当に○○信者が多いですよね!
原理主義というのはあんなのだろうな?
連合赤軍も原理主義的になってあんな結末になったのかな?
しかし、他国の政治家からみとる日本国民は素晴らしい国民に見えるのではないですかね?
消費税増税の賛否が拮抗してますよね。
たぶん反対の側にいても条件が揃えば賛成にまわる人が多いのではないかな?
「国民の生活が第一ではなく 自分の再選が第一」の政治屋どもが多いなか
真っ向から消費税アップを掲げるのにはそれなりの評価をします。
が、詐欺フェストの民主党がどの面さげて消費税アップを主張するんだ
との反発のほうが大きいですが!!
投稿: 電気は湧いてこない | 2012/01/14 09:32
消費税は遅かれ早かれ税率をアップせざるを得ないでしょう。
しかし、私はそれと同時にあるいは先行して社会保障の「適正化」をしてもらいたい。
このままでは消費税アップ以上に社会保障関係費がアップします。
私も坂さんと同年ですから社会保障をもらう立場になりつつありますが、私だけもっと下げても構いませんよとは言えない。
でも、みんなが同様に下がるのなら許容できます。
老い先短い老人に今より厚いケアをする必要は感じないし、働く気のない怠け者にお金を渡す必要もありません。
ましてや一度も年金積み立てをしていない日本国民でない人に年金、生活保護ともに支払う義務は全くありません。
それより、若年者に夢を与えよう。
投稿: Rascal | 2012/01/14 10:42
今回の増税について、一番の問題はプロセスだと思います。
増税の是非そのものよりも、増税の議論すらしないと言って政権を取った党がその言葉を反故にするのですから、まずは解散総選挙が筋でしょう。
それなしでは、民主党は増税について議論する資格すらないと考えています。
投稿: | 2012/01/14 10:42
デフレ傾向なので、とはいっても野菜など高くなっているものもありますが、消費税を上げるのにそれほど反対ではありません。
ただ食品、医療などは据え置いてほしいところです。
ただこれからは貿易経済ではなく、地産地消経済に移行していくのではないかと思っています。
原油を輸入するのではなく、自給できるエネルギーを使うことになると思います。
間伐材を利用した木材ペレットとか、メタンハイドレートとか、その他ですね。
食品輸入も安全性や、天候不順という問題もあるので、今後は貿易経済というものは最小限になってゆくだろうと予測しています。
投稿: 与作 | 2012/01/14 11:23
人気があると反発も大きいということではないでしょうか?
橋下市長にしたって、賛同の意見は多いけれど、左右の方からあんなにバッシングをうけてるんですから。
誰も目にとめなかったら、こんなに反発されませんよ。多数の人に注目をうけてる証拠ですよ。
私は高卒で経済学はあんまり分かりませんが、お金のある人がもっと消費しやすい税制に変えるべきだと思うんです。家を建てたり、新車を買ったら税金を控除するとか。
政治家も官僚も税金を徴収して、自分らの支持層や関連団体にバラまくのが仕事だから、硬直した予算案しか考えられないような気がします。
神の見えざる手では、自分らの存在意義を見せつけられないですからね。
全ての意見に賛同するワケではないですが(坂さんも信者を募ってるワケでもないと思いますし)、極端じゃないまっとうなブログとして、これからも期待してます。
投稿: | 2012/01/14 11:37
正論は堂々と吐きましょう。ついでにですが、
患者本位の混合診療を考える会
http://kongoshinryo.jpn.org/
このURLを禁止キーワードにしているブログがランキング上位にありましたので、ここのTPP分析は結構いいかもしれません。
消費税もTPPも正論はこのブログと池田信夫と太陽の帝国だけです。他は陰謀論ばかりです。
私は 移民抜きならTPP賛成という立場や改革一体の消費税増税は賛成です。ロン・ポールのように所得税廃止も。
投稿: amotoyamatotake | 2012/01/14 11:49
こんにちは。
小学生のころ、巨人vs阪神を観るため仙台から上京した叔父が、後楽園に連れてってくれました。
そのあと叔父は上機嫌でビールがぶ飲み、ほろ酔い状態で新宿へ。そして、盛り上がりながら入った居酒屋が、熱烈虎応援の店でした。(視線が・・痛かった、子供にもわかる空気・・・)
坂さんのコメントでそん時の事を思い出しました。
違う、と思いますけど。
投稿: だめこ | 2012/01/14 12:12
これは投稿ではありません。メールをお送りする手段がないのでこちらから送信します。
コメントを採用していただいてありがとうございました。これからは時折書かせていただきます。
その内にお話する機会もあればと思いますが、坂さんの学生時代からのご経歴は私のそれと似ているように感じています。
おつけいただいた「大阪人」という投稿者名、多分本名が出るとまずいかもとご配慮いただいたのだと思います。ありがとうございます。ですが、できれば、「日本人」、せめて「関西人」として頂ければと思います。私は「神戸人」でして大阪人と名乗るにはこだわりがあります。これは関西人の特色かもしれません(笑)。
投稿: 大阪人ことジン@シアトル | 2012/01/14 12:32
RE:神津島と磨製石器
【関連情報】
神津島-ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E6%B4%A5%E5%B3%B6
伊豆箱根鉄道沿線ぶらり歴史の旅
http://www.ab.auone-net.jp/~nut/jpmokuji.html
伊豆箱根鉄道沿線ぶらり歴史の旅(英文)
http://www.ab.auone-net.jp/~nut/egmokuji.html
投稿: 愛信 | 2012/01/14 13:11
坂さま
こんばんは。
あまりに非常識なコメントは無視されればいいと思います。
社会人としての常識がない人なのでしょう。
匿名だからといって、情けない思いです。
いろいろな意見があるからこそ、日本は健全なのだと思います。
それぞれ考え方に違いがあるのは当たり前です。
国の経営が会社や家庭と大きく違うとは思えません。
収入の何倍もの支出を続けていいわけはないでしょう。
支出を抑え、税収を増やさなければなりません。
個人が少しづつ我慢して、財政を立ち直らせるべきです。
私は消費増税はやむをえないと考えます。
ただ現政権ではなく、解散した後の新政権で行ってほしいと思います。
投稿: はやぶさ | 2012/01/14 13:27
坂様、
今気づいたのですが、
投稿: 大阪人 | 2012/01/14 07:24
が私(ジン@シアトル)の投稿で、
投稿: ジン@シアトル | 2012/01/14 08:34
は他の方のものです。
申し訳ないですが、ご修正ください。
ジン
投稿: ジン@シアトル | 2012/01/14 13:28
初めてコメントさせて頂きます。
坂様のブログでいつも勉強させて頂いております。
ネット言論はどうもカテゴライズしたがります。
保守なら当然A、左翼なら当然Bというように勝手に色分けされてしまいます。
人間ですから多様な考えがあって当然ですし、そんな人間は単純なもので無いと思います。
ですから坂様の増税賛成にはまったく理解できないのでしょう。
くだらない罵詈雑言吐いている方々は、正義の味方きどりなのでしょう。もっと仕事しろと言いたいですね(笑
私は坂様節が好きで拝読させて頂いていますし、
ですから今後も坂様節を期待しております。
投稿: ヨシツネ | 2012/01/14 14:10
菅直人の”日本経済つぶし”への妄念は、尋常ではなかった件
http://nippon-end.jugem.jp/?eid=2562
反日売国奴韓直人内閣の東北大震災と津波被害及び福島第一原発爆発当時に被災地救援活動では
様々な不審な行動があったにも関わらず、反日売国テレビ局・マスコミが報道を隠蔽し日本国民には
実情が知らされなかった。 その後10ケ月後の今日至る間に上記ブログに掲載されている通り。
天網恢恢疎にして洩らさず、反日売国民主党政権の日本民族に対する犯罪行為が露呈し始めた。
反日売国テレビ局・マスコミはこの事件に関する真実を決して報道する事はないし、隠蔽して来た
手前報道する事も出来ない。 この情報戦争は我々愛国系国民がインターネットによる戦いで偽装情報
や捏造情報の害毒を垂れ流す支那人朝鮮人に支配された売国テレビ局・マスコミを打ち負かし、
情報戦争に勝利して日本国民の真の安全安心を確保しよう。
【東日本関東大震災の真相は!の掲示板】
http://www.aixin.jp/axbbs/kzsj/kzsj13.cgi
証拠記事を集めた簡約版はこちらをカッチとね
投稿: 愛信 | 2012/01/14 15:26
ジン@シアトル 様
>今気づいたのですが、
>投稿: 大阪人 | 2012/01/14 07:24
>が私(ジン@シアトル)の投稿で、
>投稿: ジン@シアトル | 2012/01/14 08:34
>は他の方のものです。
>申し訳ないですが、ご修正ください。
>ジン
ココログは他のブログと違い、投稿者名がコメントの最下段に表示されます。
したがって、ジン@シアトルというHNの上に表示されているのがご本人様の投稿になります。
けっして間違って表示されているのではありませんのでご理解ください。
読者の皆様へ
ココログにはスパムを自動認識する機能があります。
ところがアク禁にしていないのに、常連様のコメントやTBがスパムとされる場合が時々あります。
理由は分りませんが、今日も1件ありました。
気づき次第スパム解除し、公開しておりますが、時間が遅れる場合があります。
ご了承願います。
投稿: 坂 眞 | 2012/01/14 15:30
TPPについては不平等条約そのもので日本が開国してからそれを撤廃するのにどれだけ苦労したかを考えると絶対に反対すべきものだと思います。
増税についてはこれをやるべきだとは思いません。
民主党は非国益的で反日的ですらあります。マニフェストも守らずTPPと増税にひた走ります。この時点で怪しさ満載です。日本にとってその二つは致命的ダメージになるのでしょう。
経済のことは詳しくはわかりませんがどうも多くの方の意見を聞くとデフレ期に増税は自殺行為のように思えます。
マニフェストはすべてスルーして復興に積極的でない民主党。日本の国益になることを一つとして行わない民主党が増税賛成ならもう太鼓判を押して良いと思います。今の日本で増税は自殺行為だと。
投稿: 通りすがり | 2012/01/14 15:43
陶淵明の「松菊猶存す」
六朝の時代、世が乱れに乱れても、志操高きものはなお存することを称えた成句ですが、坂様のご意見は正にそれかな。
増税も景気対策も、準備から実行に至るまでのタイムラグあります。政局論も含めて、中期的には解らないことの連続でしょう。しかし、仮にも保守を自認する人々が、かくも長期に渡る財政規律の弛緩と放棄を黙認してきた、それで恥ずかしくないのか、というのが坂様の正義のお怒りと拝察致しました。
日本にはもう高度成長する力は無いのか、ブログ主に証明してみよ、という暴論?がありました。逆に 需要家がいつまでも日本の国債を消化してくれる証拠がどこにあるのか?これ、逆証明できる訳がありません。
根本的な勘違いがあるのではないでしょうか。個人の金融資産千四百兆と言ったって 所詮は人様の預貯金。国のものではないです。人のものを自分が使えるものだと錯覚する、郵政騒ぎの時にもそれがありました。何百兆の貯金を民間資金として使えると公言しておりましたが、それは毎日の預金と払い戻し業務の差額が+勘定で残る場合にニュー・マネーが生じるもの。既に国債の購入や財投に回っている資金を回収して民間に振り向けるという意味なのか?
経済学の知識とかいう以前の問題です。社会経験を積んだ大人なら分かりそうなものなのに、経済政策の話になると、ねずみ講式・大衆操作レベルの議論が横行しています。法学部出身の方のご指摘の通り、ほとんどの議論が前提事実と自分の意見(信念)がごっちゃになっているように思えてなりません。
消費税は公平な税制です。サラリーマンの方のご指摘の通り、クロヨン(9対6対4)と言われる所得把握の不公平感を払拭できますし、外形課税ゆえに人の懐具合を忖度する必要もなくなる。これで納税者と当局とのまことに非生産的な攻防を相当程度に回避できます。其方に携わった者の一人として、世の中にこんなに無駄なエネルギーはないと思っております。
規制社会は政商を生み、直接(所得)税中心の社会は節税の天才を生みます。昔、某新興財閥の持ち株会社なんて、毎日そんな業務ばっかりやってました。ある意味、天才的な集団でありますが、国民道徳の面からも健全とは思えませんね。
世界中を瞬時にマネーが駆け巡り、安全・有利な投資先を探し求め、或いは直ちにリスク回避の手段を講じる時代に、余りに膨大な国債残高と特異な税制を抱えていること自体、危険極まりないです。一カ所に大きな歪みが生じた時に、それを撃つのが金融取引の鉄則でありますし。
週の始め、ドイツ国債が史上初めてマイナス金利となりました。投資家が額面を越えて応札したということですね。6ヶ月物の短期債ですが、半年ならドイツ国家に保管料を払っても預かって欲しいという動きです。
資金運用者はいかなる発言もしませんので、手口を注視する他はありませんが、おカネというものが 少しでも危険を感じれば、かくも臆病な本質を呈するものであることを、ご理解の上、議論を進めて頂きたいと存じます。
国債は 定期預金ではありません。債券は譲渡(売買)が可能であり、毎日マーケットが立っております。私達は国債は大変なリスク商品と教えられて育ちました。結果オーライで、今や運用する側もそれを忘れてしまっている。経験則上はこれをバブルと呼ぶのですが。
投稿: レッドバロン | 2012/01/14 17:49
>投稿: レッドバロン | 2012/01/14 17:49様
>国債は 定期預金ではありません。債券は譲渡(売買)が可能であり、毎日マーケットが立っております。私達は国債は大変なリスク商品と教えられて育ちました。結果オーライで、今や運用する側もそれを忘れてしまっている。経験則上はこれをバブルと呼ぶのですが。
不景気とは金が動かないことです。日本から金がなくなったわけではなく、貯金として死蔵されているわけですが、この金を有効に使おうと言うだけのことです。
国民の金は国の金ではない。で、国の金ってなんですか?税金が使われるのは国民のためであり、日本国内で使われる金は全て国民の金ですよ。そうでない場合は汚職、横領であり、犯罪です。
但し、誰がどのように管理するかが違うだけです。
勝手に家族の貯金に手を付けて道楽に使う道楽親父の話をしているのではなく、家族に十分説明し、後で利子を付けて返すが、この金で息子に良い教育を受けさせればいずれ息子は十分に収入を得ることが出来る。あるいは、自分に資格を取らせてくれればやがて今までの倍も三倍も稼ぐことが出来る、だからこの金を使わせてくれと言うのを、道楽親父の博打三昧と同じに考えることは出来ません。
IMFから融資を受けて新幹線を作ったことを間違ったと思いますか?今はIMFのお世話にならなくても済むのだし、動かない金を動かして富を作ることに何か問題があるのでしょうか。問題があるのは、富の創出を全く無視して、たとえば100もの空港や、車の通らない高速道路を造ること、政治家の地元土建屋へのプレゼントに使うための国債でしょう。
国債は大変なリスク。たしかに。しかし国債で新しくパイを大きくできるなら、リスクを冒す価値はあります。そして、確実に最小のリスクで投資できる先があるのですから。銀行からの借金ではなく家族の借金はそれが可能です。それも習えば良かったと思いますよ。
国債を無制限に発行しろといっていません。展望のない政府に国債を発行させるなど、泥棒に金を預けるような物ですから。
税金は取りっぱなし。家が豊かになっても家族の貯金に戻るわけでは無いけれど、国債はいずれ家族の預金口座に利子付きで振り込まれるものです。
バブルというのは実態価値のない物に投資した結果です。オランダのチューリップバブルや日本の土地バブル、中国の不動産バブルは、投資が目的の投資だったから破綻したんですが。
すべての国債がその対象だと信じ込んでいませんか?
投稿: たかおじさん | 2012/01/14 20:12
>たかおじさん様
>国債はリスク商品
投資の側、即ち国民の側から見て当たり前のことです。相場は上下し、法人は評価損益を計上しています。この十年余り、低金利にさらに次ぐ低金利で、買えば利益が乗るという状況が続きました。超長期に渡る債券部門の好調と、しかし最近、時折起こる短期金利の反転傾向。べらぼうな国債・債券を抱え込んだ金融法人が風の音にも「国債バブル」の終わりかと、おののく光景も又当たり前のことでしょう。
国が金利を付けて 元本を返済することが出来る、それは個人的信念としてお持ちになるのは自由ですが、この体たらくで、15年後の日本の財政状況を誰が保証出来るのでしょうか?私も残存期間が半年、一年物なら買ってもいいですが、極端に品薄です。みんな良く解っておりまして。平たく申せば、日本国家の安心・安全は今のところ、そんなものです。
子ども貯金の説明を学童達にしているのではありません。経費の節減もしなければ、増収の道筋さえつけられない相手に誰が融資をしますか?見れば、元本の返済どころか、利払いさえ借金で賄っている。銀行なら絶対に貸しません。高利貸しさえ二の足を踏みます。
勿論、国家は企業よりも信用があります。しかし、それも無限ではありません。ファイナンサーの立場からすれば、実は日本国家より信用のある企業は幾らでもあります。
日本国債の格付けが実態より高止まりしているのは、消費税の増税余地があることを既に織り込んでいるためで、増税が出来なければ大変な事になるでしょうね。
もはや日本には財政の自由もなければ、為替や金利政策の自由もない。
インフレ政策を取ると言ったって、金融市場が真っ先に反応するため、金利の反転は瞬時に債券市場の暴落を引き起す。山のように国債を抱え込んでいる金融法人はひとたまりもないでしょう。
八方塞がりなのは、財務省が一番よく解っていることです。
最近、たかおじさん様等々のご意見を拝して、民主主義が必然的に官僚主導になる理由が、よおく飲み込めました。
投稿: レッドバロン | 2012/01/15 03:30
坂様、私の早とちりで大変ご迷惑をかけました。ご教示ありがとうございました。北岡
投稿: ジン@シアトル | 2012/01/15 14:40
> レッドバロン | 2012/01/15 03:30様
ご回答を頂きありがとうございました。
>>国債はリスク商品
>
>投資の側、即ち国民の側から見て当たり前のことです。
むろん当たり前です。だからリスクを冒す価値があると書いたのですが。
>相場は上下し、法人は評価損益を計上しています。
>おののく光景も又当たり前のことでしょう。
国債を金融商品ととらえると、今の低金利ではメリットが少ないのは事実ですが、ではこれだけ投資意欲が衰えている今、箪笥の中にいれらたままの札束を眺めているだけで増えるのでしょうか。
>国が金利を付けて 元本を返済することが出来る、それは個人的信念としてお持ちになるのは自由ですが、この体たらくで、15年後の日本の財政状況を誰が保証出来るのでしょうか?
国債利子は喩え赤字でも強制的に支払われることが義務づけられており、国家が存続する限り支払いが続きます。ある面、これほど信用のある投資はないのでは?
15年後?私は国家の寿命は無限であり、100年、200年に渡って償還すればよいと言っているはずですが。財政状態を補償できるのかとのことですが、日本という国家がデフォルトし海外からの資金で生き延びる状態になれば別です。今それが懸念されますか?
当然ながら、個人に対する償還は、借り換えという形で伸ばすわけで、国家が存在する限り、即ち無限に行えるわけです。問題は、その間の利子の累乗的な上昇をどうするのか、そして国債の発行が増え続けたらどうするのか、がリスクになります。
利子の問題は、インフレにより緩和されるし、今の利率では、デフレが解消されれれば特に問題はないはず。
国債の発行額が一方的に増えるのは、国債による投資以上の利益が生み出されないからです。つまり、本来の目的から外れているからですよ。私は本来の目的に添った国債を発行すべきと言っているのであり、金融商品とするために発行しろ等とは言ってませんが。
私が言う国債の発行とは、本来その投資により十分に償却し、さらに利益を生み出す分野に限るべきであり、そのように再三言ってきたはず。そのような展望のない政府に国債を発行させるなどは愚の骨頂ですよ。
>私も残存期間が半年、一年物なら買ってもいいですが、極端に品薄です。みんな良く解っておりまして。平たく申せば、日本国家の安心・安全は今のところ、そんなものです。
はい、あなたがどのような国債をお買いになろうと、それはあなたがお決めになること、誰も税金のように強制的に取り立てはしません。あなたは、ドブに捨てられることが明らかなのに、強制的に取られる方が納得できますか?
>子ども貯金の説明を学童達にしているのではありません。経費の節減もしなければ、増収の道筋さえつけられない相手に誰が融資をしますか?見れば、元本の返済どころか、利払いさえ借金で賄っている。銀行なら絶対に貸しません。高利貸しさえ二の足を踏みます。
今の政府の体たらくに就いてのご感想は、全く同感です。だから、あなたが金融機関から国債を買おうと買うまいと、金融機関は投資先がない以上、国債を買います。
あなたが買う買わない、金融商品としての価値がどうこうと判断するのに対し私は何の意見もアドアイスも持っておりませんし、意味もないと思っております。あなたが、金融機関に国債を買うな、と命令できる立場の方であれば、話は別ですが。
>勿論、国家は企業よりも信用があります。しかし、それも無限ではありません。ファイナンサーの立場からすれば、実は日本国家より信用のある企業は幾らでもあります。
ええ、日本がデフォルトする可能性が今あるのであれば仰るとおりです。また、企業の信用は、サブプライムローンの様なことが絶対にないのであれば仰るとおり世界の存続よりも確実なのでしょう。それはあなたがご判断されること。
>日本国債の格付けが実態より高止まりしているのは、消費税の増税余地があることを既に織り込んでいるためで、増税が出来なければ大変な事になるでしょうね。
格付けですか。無意味とは言いませんが、まああのリーマンショックがなければもうすこし格付けにも説得力はありますね。
つまるところ、S&Pやムーディーズなどは広告会社であり、リーマンショックの際彼らが責任を問われたのに対し、あくまで参考データであり、信用する方の責任だと言いのけたと記憶してますが。むろん、彼らのデータを信用されるのはあなたの信念なのでしょう。
>もはや日本には財政の自由もなければ、為替や金利政策の自由もない。
もしかして、アメリカポチ論?
>インフレ政策を取ると言ったって、金融市場が真っ先に反応するため、金利の反転は瞬時に債券市場の暴落を引き起す。山のように国債を抱え込んでいる金融法人はひとたまりもないでしょう。
そのインフレ政策がどのような物か、何故今デフレなのかなどの分析、説明や展望がありますか?
>八方塞がりなのは、財務省が一番よく解っていることです。
財務省が分かっているのかどうかは私には分かりませんが、財務省といえども政府が信用できなければ勝手になんでもかんでも出来ないでしょう。財務省が本当に国家的視野で判断できているとは私も思っていませんよ。
それに、私が財務省ファンだということではないので、
>最近、たかおじさん様等々のご意見を拝して、民主主義が必然的に官僚主導になる理由が、よおく飲み込めました。
飲み込んでも消化不良を起こされないように。
投稿: たかおじさん | 2012/01/15 15:09
>たかおじさん様
何を仰ってるのかさっぱり判りません。
十分な投資収益が期待出来るものなら、民間部門でやればよろしいのではないですか?
別に私が銀行に国債を買うなと命令出来る立場ではありませんが、ネット取引で有名な松井証券は日本国債をハイ・リスク商品として、すでに一切取り扱っておりません。たかおじさん様のは信念、松井のは見識と申すべきでしょうね。
一時代前は(曖昧な定義ではありますが)一応、投資目的のものを「建設国債」その他のものを「赤字国債」といって、大蔵省は後者の発行を忌み嫌ってましたが、現状では誰も言わないな。建設国債に限るなど、今のバランスでは不可能だからです。
国債は入札によって行われてますが、日本の金融機関が無限に国債を買い続ける根拠は? それこそ人様の投資行動を何故予見できるのでしょう。日本の銀行・保険等は国際銀行基準などの規制によって、自ずと資産配分が決まります。今までの所は、国債の保有を増加させ、貸付を圧縮する方向に動いてきました。不景気だから…ばかりではありません。
幸田真音さんの「日本国債」は憂国のトレーダー達が結託して国債の入札を未達に終わらせる話でした。政財官・恐怖の持たれ合い状況を暴き、国民に警鐘を鳴らそうとした、あれは2003年の作品です。
国債市場の緊張は、その頃からすでに小説になるほど一般化した話ですがね。
>国家は永遠
最高です。ここでするより、こわごわ買ってる市場関係者に話してやって下さい。さぞや受けると思いますよ、きっと。
投稿: レッドバロン | 2012/01/15 23:57
「増税したら経済がどうたらこうたら…」とかいった話は別にしても、貴殿の主張はおかしいと思います。
貴殿は、ネット世論の主流が増税反対であっても、「消費税増税の必要性がある」という意見を曲げる気はないと仰っている。にもかかわらず、なぜ世論の主流が福祉削減反対であるという理由で、「国家福祉を削減せよ」という意見を曲げるのでしょうか?
「福祉を削減するな」という世論に抗って「福祉を削減せよ、国民の自主自立を基調とした政策を実施せよ」という主張を貫き通すこともしないで、「消費税を増税するな」というネット世論に対してだけ、「正論を曲げるつもりは全くありません」というのは、ダブルスタンダードもいいところです。もしかして、ネット世論に対する偏見・侮蔑の念がそこにありませんか?
投稿: 凍え馬 | 2012/01/16 00:49
>レッドバロン | 2012/01/15 23:57様
>何を仰ってるのかさっぱり判りません。
それはあなたが国債を個人の投資対象として見ているからであり、国民全体として見ていないからでしょうね。
あなたご自身の蓄財についてのご高説は折があったらうかがうとして、
>十分な投資収益が期待出来るものなら、民間部門でやればよろしいのではないですか?
国家の計画には何度も繰り返しているように極めて長期の回収機関が必要なもの、また巨大な額が必要な物が多々あります。一民間企業で出来ますか?やるとしても多数の民間企業が合同でやることになる、そこに主導権争いや利害かのもつれなどが起きることを想定は出来ませんか?
また、どのような有利な投資であろうと、あまりに巨大で長期に渡る物を民間企業の判断にゆだねることが、国民全体の合意(文字通り一人残らず賛成するという意味ではありませんので、揚げ足を取られる前に)とは無関係に行われることに問題はないのでしょうか。
国家事業にする意味をご理解いただければと思いますね。軍隊は用いように依っては、極めて効率よく利益を生み出す組織です。なにしろ、段平振り回して金をむしり取ることも可能であり事実巨大な民間組織が軍隊を有して有効に使っている国はたくさんあります。
つまり巨大事業の理念が問われるわけですが、それも民間任せに出来るわけですか?
あなたの仰る投資には、理念という概念がないことはよく分かりました。私の言っていることが分からないのも尤もですが、もうすこしお話しさせてください。
>別に私が銀行に国債を買うなと命令出来る立場ではありませんが、ネット取引で有名な松井証券は日本国債をハイ・リスク商品として、すでに一切取り扱っておりません。たかおじさん様のは信念、松井のは見識と申すべきでしょうね。
はい、民間企業が国債を扱うかどうかも金融機関の方針であり、あなたが左右できる物ではないと言ったはずなのですが、そうはとられなかったんですね。松井証券がこれはまずい証券だと思ったかどうかはともかく、未だに国債が完売し、利子が低いままなのは、売れるからですよ。預かった金を金庫の中で腐らせるよりは、赤字が累積しようが強制的に元本、利息を補償をしてくれる国債を買うとの選択をする金融機関が多いからじゃないんでしょうか。
>一時代前は(曖昧な定義ではありますが)一応、投資目的のものを「建設国債」その他のものを「赤字国債」といって、大蔵省は後者の発行を忌み嫌ってましたが、現状では誰も言わないな。建設国債に限るなど、今のバランスでは不可能だからです。
今の制度が腐っているから、それを正す必要があるのは全くその通りです。
かつて日露戦争に際して、日本には金がなかったから、世界中から戦費を集めようと、政府は躍起だったようです。しかし、東洋の小国が世界の軍事大国に勝てるはずがないと、何処も相手をしてくれなかったのが、英国の銀行家が口を利いてアメリカから融資を受けることが出来、それで戦費の調達が出来たと記憶しています。その結果はご存知の通り。
単に投資効率が悪いからと融資元も日本も諦めていたら世界の歴史が変わっていたでしょうね。当時の日本の制度が今のように腐っていたら別の歴史が進行していたわけです。あなたのお好きな英国が未だに世界大国であり続け、日本は蹂躙される東洋の植民地であり続けた可能性も大きいですよ。
政治が腐っているから国債がもってのほかなら、なぜ本来の国債の運用が出来る政府を目指さないのですか?ご自分が国債を買おうと思われないのは国の運用方法が悪いからであり、それを正すことが前提なのですが。
>国債は入札によって行われてますが、日本の金融機関が無限に国債を買い続ける根拠は? それこそ人様の投資行動を何故予見できるのでしょう。日本の銀行・保険等は国際銀行基準などの規制によって、自ずと資産配分が決まります。今までの所は、国債の保有を増加させ、貸付を圧縮する方向に動いてきました。不景気だから…ばかりではありません。
無限に国債を買い続けるとはどのような状況を仰るのでしょうか。私は展望のない国債を無制限に発行させるべきではないと言っていますが。
>幸田真音さんの「日本国債」は憂国のトレーダー達が結託して国債の入札を未達に終わらせる話でした。政財官・恐怖の持たれ合い状況を暴き、国民に警鐘を鳴らそうとした、あれは2003年の作品です。
なるほど。いずれ読んでみたいですが、同じような主張をする方は大勢居ます。計画無き増税による政財官・恐怖の持たれ合い状況を暴く小説を誰かが書けば売れるのではないでしょうか。
>国債市場の緊張は、その頃からすでに小説になるほど一般化した話ですがね。
増税でも国内は緊張しておりますよ。まあ、小説になれば一般化しているとのご認識はあり得ない設定の小説を書く小説家には耳の痛い物かもしれません。小説は小説ですよ。報道ではありません。
>>国家は永遠
>
>最高です。ここでするより、こわごわ買ってる市場関係者に話してやって下さい。さぞや受けると思いますよ、きっと。
はい、事実上永遠に存在した国家はないと仰るのであれば、その通りでしょうね。あなたのお好きな英国も没落しましたしね。国家が有限との前提で観ている人は、都合により何処の国籍でも取る人ばかりだと思っておりましたが。
市場関係者についてはそれこそ市場原理で動く彼らに、国家とは永遠であるとは、巨人軍は永遠に不滅ですというのと同じでしょうね。知ったことか、俺は儲かるかどうかだけが問題だというと思いますが。顧客にもそう説明しますよ、きっと。今は国債を買うしか選択肢がないんですよ、レッドバロン様、とね。
その市場関係者も、商売を離れれば、概念上、国家は不滅であり、日本国が何年後に終焉するとの想定はしていないと思いますが、甘すぎますかね。でも、私も、多くの人もそうだと思いますよ。こちらのブログ主様もそうだろうとお見受けしていますが。
投稿: たかおじさん | 2012/01/16 14:47
>たかおじさん様
国債を一個人の立場で考えるているから怪しからんと?…私は、国債の購入を勧められる一個人ですが。
民間部門の立場で考えると、あんたに国債を購入しろとかするなとか、そんな命令を出す権限は無い、意見など聞いてないと云う、無礼なおっしゃりよう。
では政府部門・財務省の立場に立って物を言えば良いのですか?ではなくて「国民全体の立場」に立つのがと正しいと…何ですか、それ?
昔は「国士」とか「壮士」とか、気分で物を言う方々がいらっしゃいましたが。ご自分の意見だけが「国民全体」を表しているのですか。
今は財政再建の話をしています。増税の話が出れば、当然 政府部門と民間部門の利害は対立します。また、一千兆の国債残高の重圧から逃れるために、政府がインフレ政策への誘惑に駆られるのも当然に予想できます。後者こそ民間部門から政府部門への巨大な所得の移転をもたらします。(経済学の基礎中の基礎です)
結局、国民を欺くような政策を取るなら、無理なものは無理とすっぱり謝って、国民に増税をお願いする方が筋なのではないか。
私は坂様のご意見をその様に受け取りました。それで景気が回復するとは私自身は思いませんが、この国から最低限の倫理性だけは失わずにすみます。
>国家事業は理念が大切
という美名の下に これまでいかに無理、無駄を重ねてきたか。これから日本で初めての建設国債を出すというならともかく。散々騙されて、貢がされてきた相手が、聞く耳を持ちますか。今までに使った一千兆の使い道をまず政府が説明してからでしょう。さぞや立派な資産が残っているのでしょうな…。
企業社会では普通、こういう時、味噌汁で顔を洗って出直してこいと言います。
投稿: レッドバロン | 2012/01/17 02:00
> たかおじさん様、レットバロン殿
注 :たかおじさん様につきましては、御本人からのご主張がありましたので、ブログ主様と同じ敬称をお付けしております。
恐れ入りますが、御二方の議論の争点となるべき点がよく解らないのですが...。
確かに、個々の物言いにおいては、ひとこと言いたくなるようなモノも有って指摘したり、反論したりするのは避けられないことなのかも知れませんが、政治・経済・社会の現状に対する大局的な現実認識につきましては、決定的が違いが有る様にはお見受けしないのですが、それは私の間違いでしょうか。
もちろん、御二方の拠って立つ場所や考え方の違い有りますでしょうから、詳細事項に関する見解が異なって来るのは当然ですし、おひと方は事の正否よりも相手方の意図を気にされてしまう様にお見受けしますので、細部における見解のぶつけ合いになるのは解ります。
しかしながら、これだけ喫緊のテーマである、ブログ主の坂様の御主張
> 私は消費税引き上げは譲れない!
に対して、もの申して行くのが先決と考えますが、如何でしょうか?
私は、坂様が現況を見誤っているように感じております。例えば、
> 少子高齢化の進展に伴い、個人の金融資産の増加が見込めない中、今のままのペースで政府の債務残高が増加すれば、企業の国内市場における資金調達が圧迫される可能性があります。
に対しまして、企業セクターでの資金需要や投資案件が少ない為に国債に資金が流れ込んでいる現象(だから短期国債の保有のみ)で、逆に景気回復場面に財政赤字が膨れ上がる(利率増加で)危険を心配すべきとか。
また、坂様の「財政赤字が消費への不安を生んでいる」との見方にも賛成できず、80年代から本格的になったグローバル化に因るデフレと雇用構造変化に拠る労働分配率と総額の低下と人口増加が止まった為の消費人口の頭打ちが合わさって生じたものと見ております。
お二方共、私の見方に否定的であれ、肯定的であれ、坂様の見方に対して正否の議論を行ってゆく事が適切化と、重ねて申し上げる次第です。
投稿: ムフフ | 2012/01/17 16:04
>投稿: レッドバロン | 2012/01/17 02:00様
まあ、仰りたいことは一応お聞きしましたので、とりあえずはこちらではここまでといたしましょう。ムフフ様もご指摘のように、どうも論点がずれているようですし、それにブログ主様もかなり負担の多い最近とのことですので、気がひけます。
それでも私にみそ汁で顔を洗わせたいとお望みなら、どうぞ私のブログへお越し下さい。
たっぷりみそ汁を用意してお待ちいたしますよ。むろん、洗っていただくためです。
>投稿: ムフフ | 2012/01/17 16:04様
敬称に尽きましては、社会人同士、ブログ主であろうと常連同士であろうと、同じ敬称が適切であろうと思いますが、私は意見を言うだけのことですからあなたにどうしろとの指示はむろん意図しておりません。。
>> 私は消費税引き上げは譲れない!
>
>に対して、もの申して行くのが先決と考えますが、如何でしょうか?
これについてはもう私も述べておりますので、それは済んでおります。むろん、坂様が絶対に譲れないと仰る物を、私が変えさせるなどできるわけもなく、必要もないことですので。単に反論を述べればそれで済むことです。
>お二方共、私の見方に否定的であれ、肯定的であれ、坂様の見方に対して正否の議論を行ってゆく事が適切化と、重ねて申し上げる次第です。
ご提案痛み入ります。ええ、坂様のご意見に対する反論も賛同も当然申しておりますので、国債に関する坂様のご認識が違うのではないかとの私の私見から始まったような物と考えております。
いずれにせよ、蓄財のお話をするつもりはなかったので、本当に趣旨から逸れていると思います。それにブログ主様のご事情も今は逼迫しているようで、負担をかけるのも申し訳なく、私はこれで止めます。まあ、バロン様がみそ汁で顔を洗われるために私のブロにおいでいただけるのであれば、心ゆくまでお相手をさせていただきたいと思っておりますが。
ところで、ムフフ様も、御常連の来訪者に常識的な敬意を払っていただけるのであれば、折を見てどうぞ私のブログへどうぞ。まあ、当初ボタンの掛け違いもあったかな、とは思っておりますので。
投稿: たかおじさん | 2012/01/17 19:35
>日露戦争の戦時国債
余りに事実と相違しているので、これだけは注記しておきます。
内国債は国民がこぞって所要額を購入してくれましたが、当時の日本はまったくの正貨不足、外債の募集に迫られます。
高橋是清が米国に渡りますが、ゼロ回答、次いで英国にて銀行団に融資を申し入れますが、最初はまったく相手にされない状態でした。天皇を中心とした日本の国柄、国民の勤勉と一致団結、軍の精強、国内でも国外でも一度たりとも元利の返済を怠ったことがないこと、日本に投資しても決して損が無いことを縷々説明して投資家の興味を引きつけ、二転三転の末、ようやく起債にこぎ着けます。利率は一流国より1%ほど高め、関税権を担保に付けています。
ところが、当てにしていたロスチャイルドがロシア利権の関係から降りてしまい、弱り果てた時に、不足分の引き受けを申し出てくれたのがユダヤ人のシフ。だから、第1回の公募に応じてくれたのは英国の銀行団+ユダヤ系金融会社。これ、リーマンブラザースの前身の一つですね。
シフというのは ロシア帝国をユダヤ人の天敵と見なし、レーニン・トロッキーにも資金提供をしていた御仁。あちらにはあちらの事情がありました。以降、第2回から第4回までロンドン・ニューヨークで起債を行い、フランス・ドイツからも資金を集めています。
市況と戦況を睨みながら少しでも有利な条件の調達をかけ、投資家には丁寧に説明し、タイムスやロイターに日本に好印象を持ってもらうよう配慮し、その上、大量公募で市場に迷惑をかけないよう、細心の注意を払っています。
浪花節で資金が集まる世界は、いつの時代にもありません。国際社会と金融市場は、今よりはるかにキツかったのです。高橋是清というビジネスの出来る男がいなければ、一ポンドの集金もできかったでしょう。
>ムフフ殿
ご指摘の通りですが、そこまでなかなか辿り着けないのですよ。途中でくたびれてしまうわ。恩人の名前ぐらい覚えておいたら、という思いがありましてね。以後は相手にしません。
坂様、お手間を取らせ恐縮ですが、以下、後述します。
投稿: レッドバロン | 2012/01/17 21:58
>ムフフ殿
お待たせ致しました。ようやく議論の入り口に立つことが出来ましたぞ。
問題1)
坂殿のご所見は
>個人の金融資産の増加が見込めない中、今のペースで政府の債務残高が増加すれば、企業の国内市場における資金調達が圧迫される。
ムフフ殿のご意見は
>景気回復局面に財政赤字が膨れ上がる(利率増加で)危険を心配するべき…。
いずれの面もありますが、私見では政府が市場から資金が採れなくなる可能性が高いと思います。資金の取り合いとなると、高い利率を提示しなければなりません。新規調達コストの上昇は、即座に債券市場に影響を与えます。即ち、既発債の暴落を招くと考えられます。(現在、国債は指標銘柄で1%前後まで買い進まれてるゆえ)
民間企業なら 金利は別にして、所要の短期資金を採れば良いだけの話ですが、政府の調達コストの急上昇は、市場に破滅的な影響を与えます。
試算によると、政府の限界金利は3%だそうです。これを越えてくると、金融機関等の保有する債券が水浸し(軒並み評価損を計上する)状態になる。あくまで民間機関によるシュミレートですが、ご参考まで。
そうなると 金利の反転局面では 政府は市場から資金を調達出来ずというか、せずに、苦肉の策として日銀に短期債を引き受けさせる、というイメージが私にはあります。今でも借り換え債は、(年度内に償還期を迎える日銀が保有する国債の範囲内という縛りで)日銀が引き受けています。
これで債券市場の即死は避けられるとしも、さあ、これを市場や格付け会社がどう評価するか。
お二方が懸念する段階まで持てばまだ幸いで、資金の取り合いや利払いの増加を心配する以前に、おそらくは詰んでしまうというのが 私の見立てです。何を、どうするにしても 一千兆の国・公債が大きな値崩れを起こしたら ひとたまりもない。
幸いなことに?ドル・ユーロ市場の不振によって、日本に退避資金が流入、取りあえずの小康状態を保っています。しかしながら退避資金はいずれは出て行き、外人の保有率の高まりは、ヘッジファンドに種まきをさせているようなもの。何とかするのは今しかないでしょう。但し、ムフフさんのご要望に沿って議論を展開するとなると、非常に精緻で、専門的な議論になります。
開かれたブログで議論できる範囲ではないような気がします。私達は攻撃・防御に分かれて、自軍の防御線の穴を突き、逆にそこを突破されないようにどうしたらいいか、立場を変えながら、一応、法学部的発想でシュミレーションするけど、それをやったら怒り出す人がいるもんね…。
私自身は 坂様の、消費税値上げの趣旨に賛同、短期的な効果についてはムフフ殿同様に疑問、実施時期については留保、話し合い解散ができるなら可。但し増税の準備は怠りなく、です。
投稿: レッドバロン | 2012/01/18 00:44
続けます。
>ムフフ殿
問題②消費の低下
坂殿は
>財政赤字が 消費の不安を生んでいる。
ムフフ殿は
>労働分配率と総額の低下と消費人口の頭打ち
これは何れも事実であろうと思います。坂殿のご意見はとりわけ年金制度の揺らぎによる中高年の意識の問題、ムフフ殿のご意見は経済の変化による社会構造的として捉えられています。可処分所得は高くても使わない層と、元々、所得水準が低くて使えない層の違いでもあります。
裏返せば 日本国民の貯蓄性向の高さ…をどう説明するか、です。昔から議論されていますが、結論は謎です。色々な説明はありますが、これはもう貯金が「好きだ」としか言いようがないと専門家もサジを投げるレベルで改変は難しいと思われます。
坂様がご覧になったテレビのインタビューのように、尋ねられれば市民はそのように答えるでしょうが、実は「本心」は自分でも解らないことが多いのでは。
しかし、戦前も、高度成長期にも、日本人は貯蓄に励みました。敗戦にも、預金封鎖にも、インフレにもデフレにもめげず。これはもう日本人は貯蓄が好きだとしか言いようがない。だから、日本人は糖尿病になりやすいのです。(笑)
バブル期でさえ、資産膨張の伸び率に比べれば消費の伸び率はたいしものではありませんでした。政府の内需拡大の政策も、裏側にあったアメリカ政府の思惑も、そういった意味では期待外れに終わりました。
世の中には分析不可能な問題もあるのではないでしょうか。
この正月、朝日新聞に「少子化問題の解決には、まず安心して生める社会を」なる論説がありました。団塊世代が生じた1947〜1950年は上層の市民でも食料にさえこと欠くような、極めて不安定な時代でした。さすがは朝日新聞は、必ずツボを外してくれます。こういう戦後イデオロギー=滅亡の因子を垂れ流し続けることで、最後は自分のとこの購読者も消滅する。コレにけっして気がつかないのが素晴らしいです。
もう十数年前の事になりますか、財閥系の定例社長会でのこと。大社長さんたち何十人が食事をしながら、勢い子供や孫の話になったのですな。初めて数を勘定してみて、全員が愕然とします。三代の間に子供から孫の数が、とてつもなく減少していたのですな。日本を代表する社長の家族構成にしてこれです。
少子化問題に手をつけないと、一連のデフレ問題の根治はないです。他の政策はやらないよりはマシという程度かと思います。
本日はここまでで。
投稿: レッドバロン | 2012/01/18 23:53
> レッドバロン殿
先ず、高橋是清大臣の大変さは将にその通りで、多くの方がNHKの「坂の上の雲」を観て改めて認識し、感謝たものではないかと。
さて、追加コメントの御見解、ありがとうございます。 その、
> 私見では政府が市場から資金が採れなくなる可能性が高いと思います。
につきましては、私も同じ見方をしており、ある所で日銀の国債買取が入ると考えます。但し、買手が付かない程の暴落、まぁクラッシュとでも言いましょうか、その様な状態に陥ることは何らかの戦争に起因する場合以外、当面は殆ど無いものと考えます。
→ 想定外としても良いでしょうが、東日本大震災の例から対処の検討をして置くことは必要でしょう。
普通の国債の暴落を考えますと、国債の利回りが2~3%に至る場面が想定されます。
...今の利回りの水準からイタリア並みの7%近くまでへ一気に上がる場面は想定し難いでしょう。
その場合は、円安に振れて貿易収支の改善およびインフレ方向に向かい、その利回りによって海外からの資金流入になり極端な円安には振れないと。...財政赤字分のお金が一気に動く訳では有りませんので、念のため。
まぁ、CDSのスプレッドが1%チョッとのドイツでも、国債の入札割れがありましたが、2%弱の日本が暴落するとしても、貿易収支や対外純資産の規模やGDP比率の現況からは一気にその数値が上がることは無く、それらの数値の変化に伴って徐々に悪化すると見ます。 つまり、この場面で財政赤字が増加する圧力が高まると。
それで、この段階がしばらく続く中で財政赤字の縮小方向に目途がつかない場合、次の暴落が予測され、今度は7%の近辺まで上がってリスクマネーを呼び込まなければならなくなると。 此処に至った段階で、貿易収支の悪化や対外債務の増加の先行きの見通しによる破産・デフォルトが見えて来るものと考えます。
まぁ、それは財務省も日銀も良く承知しているでしょうから、その前の段階(円への信認が多少なりとも残っている段階)で、日銀の国債引受け他による拡大政策を採って上記の場面が続くと見る訳です。
もちろん、以上の状況は大規模な国際紛争の勃発、EUの分裂、中国の破綻等は考慮していませんので、その様な事象が起きる度に各国の通貨当局や金融市場の動きを見て再考しなければならないのですが。
投稿: ムフフ | 2012/01/19 09:11
> 坂様、赤男爵殿
前に私がコメントした内容と同じ方向性で問題提起を行っている野口悠紀雄氏の経済誌記事が有りましたので、御参考までにどうぞ。
http://diamond.jp/articles/-/15746
やはり、構造転換が財政赤字問題解決への基本と
投稿: ムフフ | 2012/01/19 11:08