大阪の改革は、まず労組≒解同との対決から始まる
昨年11月の大阪同時選挙で、平松邦夫候補陣営が労組主導の市役所ぐるみ選挙を行っていたことは2月7日のエントリ「腐敗した大阪には橋下独裁が不可欠」で既に書いた。
が、そこで言及するべきことを漏らしていたので再度エントリをアップしたい。
以下はテレビ朝日のスクープである。
スクープです。大阪市交通局の組合が、去年の大阪市長選挙で、現職市長の支援に協力しなければ不利益があると、職員を脅すように指示していた疑いが独自の取材で明らかになりました。
大阪市交通局の組合は、去年11月の市長選で、勤務時間中に現職の平松氏支援のための「知人紹介カード」を集めていたことが発覚し、橋下市長に謝罪しています。さらに今回、ANNが独自に入手した紹介カードの回収リストには、「非協力的な組合員がいた場合は、今後、不利益になることを本人に伝える」との指示が書き込まれていました。
内部告発者:「正直、恐怖を覚えた。(人を脅す)やくざと言っていいくらいの団体だと思う」
内部告発を受けた維新の会の市議が、6日朝、事実確認のため交通局に出向きました。
大阪維新の会の市議:「はっきりとした恫喝(どうかつ)ですよね」
大阪市交通局・総務課長:「(リストを)ざっと見る限り、(交通局に)在籍している職員。職員コードもほぼ間違いない」リストには交通局職員の3割にあたる1867人が並び、政治活動が制限されている管理職もいます。総務部しか知らないはずの非組合員のコード番号も記され、組織ぐるみの疑いが強まっています。
【独自】大阪市長選で労組が脅し?内部告発で… (2011/02/06)
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大阪市の現業職員の採用は、長年、特殊な慣行があった。
職員の採否を決めるのは市当局ではなく組合(労組)。
で、その労組を支配しているのは部落解放同盟(解同)。
環境局(清掃事業)や交通局などは、その典型である。
ゴミを集めるのも電車を運転するのも学歴はいらない。
ということで、労組=解同が同和地区出身者を優先的に採用してきた。
その現実が、
「正直、恐怖を覚えた。(人を脅す)やくざと言っていいくらいの団体だと思う」
という言葉になって表れるのである。
大阪市の河川事務所に勤務する職員たちが、川の清掃で取得した財布から現金を抜き取りネコババする映像を見て衝撃を受けた方も多いと思う。
この河川事務所も同和優先枠だった。
ただ、ここで誤解してほしくないのは、同和地区出身者=現金のネコババではないということだ。
労組が人事権を握り、全体の奉仕者とは無縁の私利私欲で公務を遂行するという環境がこういう事件を生んだのである。
交通局の労組が「やくざと言っていいくらいの団体」に堕したのも同じ理由である。
責任は大阪市当局と解同にあるのであって、同和地区出身者にその責はない。
同和地区出身で真面目に公務をこなしている人はいっぱいいるし、同和地区以外の出身で職務怠慢の職員も珍しくない。
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大阪市は「現業職の給与が高すぎる」と、よく指摘される。
大阪市のホームページには、現業職(技能労務職)の民間給与との比較表が載っている。
それによると、大阪市の清掃職員の平均年収は655.65万円、民間の廃棄物処理従業員は415.61万円、そこには240万円もの開きがある。
大阪市の現業職員は、清掃職員も含めて全部で9016人いる。
この給与を民間並みにすると220億円が浮く。
大阪維新の会マニフェストには3063億円のコスト削減とあるが、管理職や一般職だけではなく現業職のコスト削減が欠かせないということだ。
ただ、この3063億円のコスト削減には激しい抵抗が伴う。
平松邦夫前市長がそれをできなかったのは、その抵抗を恐れたからだ。
差別だ!糾弾する!
と言われれば、誰もが腰を引く。
私が市長でもそうかもしれない。
が、橋下徹は違う。
彼は同和地区の生まれで、差別の中で育った。
父親は暴力団(自殺)だし従兄弟は殺人犯。
おまけに母子家庭だ。
それでも彼は大阪の名門である北野高校に進学し、しかもラグビーで花園のベスト16(高校日本代表候補)に輝いている。
まさに「同和地区の希望の星」なのだ。
橋下なら戦える。
解同の理不尽と!
間違いない!
市役所の労組の委員長が橋下に謝罪したが、こんなこと大阪では前代未聞の出来事である。
市長は当選するとまず労組に、次は市議会に頭を下げる、これが大阪的常識である。
にもかかわらず、橋下が市長になるとその関係が逆転した。
さらに橋下は、労組に「市役所から出ていけ!」と要求している。
裁判も辞さない覚悟である。
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大阪が腐った原因のかなりの部分が解同の跋扈にある。
共産党以外、自民党も社会党(当時)も公明党も「沈黙は金」、解同様々なのだからもう手が付けられない。
しかも、警察までもが共産党対策の一環として解同を野放しにしたから、もうやりたい放題。
で、巨額の同和利権に暴力団が目をつけ、同和行政は暴力団の餌食になった。
解同の支部は、人権を標榜する暴力団と≒(nearly)だったのだ。
(※もちろん、すべての支部がそうだ、というわけではない)
私が橋下徹を支持する理由の一つがここにある。
同和の実態を熟知している男が同和を斬る!
ほかの政治家にはできない。
私は石原慎太郎都知事でも無理だと思う。
現実を体験しているだけに。
橋下徹を断固として支持する!
~文中敬称略~
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【参考】
大阪市交通局は9日、市営地下鉄・市バスの全乗務員(2837人)を対象にした薬物検査で、いずれも御堂筋線に乗務し、中百舌鳥乗務所(堺市)所属の男性運転士(40)から覚醒剤、別の男性運転士(38)から大麻の陽性反応が検出された、と発表した。
8月に市バス運転手が覚醒剤を使用したとして逮捕・起訴された事件を受け、抜き打ち検査していた。2人は使用を否定しているが、市交通局は「検査の信頼性は高い」として懲戒処分とする方針。
市交通局によると、8月17日~26日に地下鉄乗務員(1588人)から、同12日~24日に市バス乗務員(1249人)から職場で採尿し、民間検査機関に分析を依頼。地下鉄運転士2人について薬物反応の報告があった。2人から採尿したのは8月17日で、いずれも乗務日だった。
市交通局の事情聴取に、覚醒剤反応があった運転士は「身に覚えがない」と否定したが、府警に出頭させた。府警で改めて実施した尿検査では陰性だったという。大麻反応があった運転士は当初使用を認めたが、「副流煙を吸った」と説明を変え、使用を否定。
大麻取締法には「使用」を罰する規定がないため、府警に出頭させていないという。
府警は覚醒剤反応があった運転士の自宅などを家宅捜索したが、覚醒剤は見つからなかったという。運転士は府警の調べに、「友達からもらったバイアグラのようなものを飲んだ」と説明しているという。
市交通局の新谷和英局長は9日に記者会見し、「市民や利用客に不安、心配をかけて深くおわびする」と謝罪した。市交通局では1996年以降、市バスの運転手や地下鉄の車掌ら計9人が覚醒剤関連の事件で逮捕されている。2009年6月には地下鉄助役の逮捕をきっかけに全乗務員約3800人に薬物検査を実施したことがあったが、この際の陽性反応はゼロだった。
大阪市交通局 運転士 覚醒剤「陽性」 抜き打ち検査 別の1人から大麻
(2011年9月10日 読売新聞)
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コメント
本当に危ない問題でして、昔から何かとあり気に入らない住民や地区のゴミを持っていかない事や捨てたまま長期放置していた、し尿関係も気に入らないと取って行かないぞと脅す等も結構聞こえていました。これを解決出来たのはおっしゃるとおり共産党だけであった事も後知る事になりました。しかし解放同盟に在日が婚姻政策等で入り込んで暴力団に乗っ取られてからはこれが更に酷くなり嘗てはヤクザ同然で借金踏み倒しも自在だった連中も在日が金貸しになりこれを借りた途端、何せ暴力団の幹部・組長は朝鮮半島から武器を持ってこれる連中がなるのですからこれに逆らえず同和企業が在日に乗っ取られていく事も大変多かったとも伺った事がありましたが、ま自民は票や金の為なら言うに及ばず、公明にいたっては同和を支配する側ですからもう同和地区に同和が多い筈の民主ポスターもなくあるのは公明ポスターのみでまぁこれでもかと同和地域を覆うポスター量でございます。資金なく組織ない橋下市長がこういう連中と博して戦うには手練手管も際どい手法も使わなければならない、いやはや大変な苦労だと思います。今は大阪市民が応援するしかないでしょう。因みに一部が騒ぐTPP問題。橋下市長と一部方針や政策が合わないから敵対する?。私も個人的にはTPPには?ですが、個人ならそれも良いのでしょうが組織となれば清濁あわせてコントロールしていかなければならずリップサービスありや騙しも?あるでしょう。現に大阪改革は待ったなしですが、疾風怒濤橋下改革は効果を顕わしつつあるのです。橋下が自分と方針が違うから、橋下は売国?。もう自分で政党を立てるしかないでしょうね。大阪府民・市民・日本国民として政策が違う部分は堂々と宣言や反対、意見をすれば良いだけでしょう。民主主義国家の日本においては橋下さんに意見をしても反対しても中国や北朝鮮の様になりはしません。違っている部分は堂々意見して修正すべき部分は修正させ、また己も本当に正しい日本の政策であるのか見極める。当然の事なのでしょうね。橋下効果で日本人が日本の現状と世界の中の日本を意識し政治に関心を持つ時、この国は本当に生まれ変われると思うのです。地震被害に耐え世界が認めた「真面目・誠実・サムライ」の国・日本の復活は橋下さんの衝撃で目覚めた子供達がきっとやってくれる、今そう確信しながら維新の会でやっていくつもりです。
投稿: 大阪は晴れだしています | 2012/02/11 19:39
移民政策をどう考えているのか知りたいですね。橋下。
橋下氏が不起立に厳しく対処しているが、うらで指導案の提出をバーターして校長の管理権を制限するという飴も渡している可能性がある。おそらく日本中が日の丸。君が代は起立しても総合の時間を勝手放題にさせている指導案未提出が横行しているのだ。
長崎の百人斬り授業は氷山の一角、一点突破しよう!!
抗議先はURLへ。
投稿: amotoyamatotake | 2012/02/11 19:41
橋下さん、期待してましたが、TPP賛成ということでがっかりしました。石原新党に期待することにしました。
投稿: | 2012/02/12 07:44
何とも恐ろしい、用心棒。
私が聞いて、特に強く記憶に残っている、言葉
二年ほど前でしたか、東京の文京ジックセンターにて、教育改革の講演会がありました。
その時、大阪から上京されて講師の一人、三宅博・前八尾市議が語った言葉。
「日教組の教育のあまりの酷さに、意見を述べ、批判すると、日教組と組んだ、バックにいる、部落開放同盟が出てくるので、解同を相手に戦うことになる。」
これは善良な市民にとって、最も苦手、やりたくないことです。解同を相手に教育改善のために命がけで戦うことを国民に望むのは無理です。国民は日教組教育に大いに不満はあるものの黙ってしまいます。
私が敵としてきた、日教組、「朝日」、は目的のためなら、どんな卑劣、汚いことも平気でやります。何しろ、常識、道徳の軸の全くない連中ですから。
橋下市長の教育改革に、何よりも期待します。
投稿: 町工場の親方 | 2012/02/12 08:39
解同の問題は、有る程度知ってはいますが、いくら何でもコレはないだろうってのが山積みなので、信じがたいのですよね。
坂様にお聞きしたいのですが、本当にそんなにヒドイのでしょうか?
ある意味、ヤクザ以上ですよ、私の聞いたり(読んだり)した話では---。
投稿: みやとん | 2012/02/12 14:42
いつも大変勉強させて頂いております。
ブログ主さまがご指摘されていますように、橋下大阪市長の改革は解同との戦いであると同意いたします。しかし、私が生活しています京都は、大阪以上に解同系の影響力が強く闇は深いと思います。ベンツなどの高級車が駐車された立派な解同センターのビルが京都御所の北方にありますし、野中や前原がおりますので。
橋下市長のおかげで大阪の同和帝国にメスが入ろうとしておりますが、京都の同和共和国にもMRI検査が必要です。再選した門川市長は橋下市長と可能な限り同調し、この問題から市民の目を逸らさせている節があります。
投稿: 憂国の30代前半 | 2012/02/13 14:30
橋下さんの大阪都構想を支持しています。
ここまで踏みこんで、地方公務員改革をされているのは、橋下さんだけだと思いますし、府知事時代の功績も高く評価しています。
そして今後、道州制(地方分権?)をすすめていらっしゃいますよね。
大阪都構想は道州制の収縮版だと本人が言われてるように、中央集権制下において、今まで誰もできなかった国家公務員改革が、道州制により実現するのであれば、価値があるのではと、私は思っています。
ただ、この道州制(地方分権)ですが、保守派の人たちの間では、あまり支持を得られてないようです。
主様はこの道州制について、どう思われますか?
よければ、ご意見をお伺いしたいです。
投稿: 橋下さん、がんばれ! | 2012/02/14 02:59
米国の文化、思想、社会システム、慣習等々、日本との差異を考えるとTTP参加は更に日本文化の美徳を失ったり、日本が窮地に追い込まれることもあるのではと恐ろしい気がします。一方で、桜井よしこ先生も賛成ということは、中国牽制の手段になると読まれてのことかとも思います。庶民には読み切れないもどかしさがあります。橋下氏を応援していますが、厚顔な外国人出入り自由はごめんです。開国すると、現実には難しいことですが、日本文化を尊重できる人だけに来てほしい。その前に近年多発するおぞましい犯罪を見ると、劣化した日本人の洗濯の必要性を痛感します。
投稿: shiseizin | 2012/02/14 16:11
自分は、いわゆる旧三公社五現業の一つ国有林野事業の現場管理者(旧営林署)を経験した団塊世代の者です。大阪市交通局労組の「やくざと言っていいくらいの団体」の行状は、昭和40~50年代の全林野労組の現場支配を彷彿とさせます。40年前の亡霊を見る思いです。それだけ地方公共団体の労組が治外法権的にタブー視され、闇の権力を振るってきたかと怒りを感じます。
当時の国労、動労、全逓等の牛耳る職場は皆同じような状態でした。現場管理者を大衆団交等でつるし上げ職制を無力化し、違法スト、遵法闘争と称するサボタージュ、室内が暗くなるほどの窓へのビラ貼り、職員同士でも、組合を脱退した者や同盟系労組員への見せしめ的な村八分の強要、社会党応援の選挙運動、更に労組幹部のヤミ専従とやりたい放題でした。自分の実感として労組幹部の悪辣さは、やくざそのものです。彼らには人権感覚など無いに等しいと言えます。
現場管理者として無力感にさいなまれた自分としては、タブー視されてきた労組問題に正面から切り込もうとする橋下市長を心から応援します。
投稿: bunanoki | 2012/03/04 23:16
日本共産党員でしょうか。
部落解放同盟=解同は内部関係者が略すのは良いのですが、外部の人が使うと差別されている言葉の意味合いが強くなります。
同和地区の人間もいろいろですので批判の対象にする記事の書き方は止めるべきだと考えます。
このような記事の書き方ですから、未だに必死に真面目にしていても「同和」「部落」が悪いイメージで肩にのしかかるのです。
部落や同和でなくとも犯罪を犯す人だっていますよね。
中国人が・朝鮮人が・韓国人がとか言う人と同じ、黒人が・東洋人が・黄色人がと言う白人と同じだとは感じませんか?
投稿: ningen | 2015/05/10 13:46