1999年(平成11年)に山口県光市で起きた母子殺害事件で殺人や強姦致死罪などに問われた大月孝行(旧姓福田)被告の上告審判決で、最高裁は被告の上告を棄却した。
事件以来13年ぶりに死刑が確定する。
大月被告は犯行時に18歳と1か月の少年だった。
少年法は18歳未満への死刑を禁じている。
公判の最大の焦点は、1か月の差で死刑を選択できるか否かにあった。
が、最高裁は犯行を「冷酷、残虐で非人間的行為」と断じた。
何の落ち度もない母子の生命を「冷酷、残虐」な行為で奪い、幸福に暮らす家族を奈落の底に突き落とした被告が死刑に処せられるのは当たり前のことだと思う。
行為の残虐非道さと、その責任の重さを考えれば他に選択の余地はない。

被害者の夫であり父である本村洋さん(35)は、20日の最高裁判決後、次のように語っている。
「今回、死刑という判決が下され、遺族として大変満足している。ただ決してうれしいとか喜びとかは一切ない。厳粛な気持ちで受け止めないといけないと思っている」
「事件からずっと死刑を科すことを考え、悩んだ13年間だった。20歳に満たない少年が人をあやめたとき、もう一度社会でやり直すチャンスを与えることが社会正義なのか。命をもって罪の償いをさせることが社会正義なのか。どちらが正しいことなのかとても悩んだ。きっとこの答えはないのだと思う。絶対的な正義など誰も定義できないと思う」
「ただ日本は法治国家で、この国には死刑という刑罰を存置していることを踏まえると、18歳の少年であっても、身勝手な理由で人をあやめ、反省しないと死刑が科される。日本という国はそのくらい、人の命について重く考えているということを示すことが死刑だと思うので、死刑判決で日本の社会正義が示されたことは大変良かったと思っている」

私には、本村さんにかける言葉がない。
「よかったね」などと言っても、本村さんの胸にはまったく響かないだろう。
ただ、「よくやったね」とは言ってあげたい。
形骸化した刑事裁判が続く中で、本村さんは世間にその理不尽さを訴え続けてきた。
その過程で、被害者感情に鈍感な「人権派」の連中から誹謗中傷を受けることもあった。
それでも彼はめげずに戦い続け、ついには司法の世界そのものを揺り動かした。
それまで無視され続けてきた犯罪被害者の哀しみや怒りを初めて世の中に認めさせた。
本村さんの以下の言葉が、そのことを明確に物語っている。
「犯罪被害者遺族となり痛感したのは刑事裁判で犯罪被害者の権利がないがしろにされていることだった。犯罪被害者の方と手を携え、犯罪被害者保護法など犯罪被害者の権利拡充に向け運動をでき、それを達成できたことを何よりもうれしく思っている。それを気付けたのも、妻と娘の事件があったから。被害者の声に耳を傾けてくれ、世論を作って、政治を作って、立法に結びつけてもらったのは世論の皆さんの力。そういったことに感謝する13年間だった」
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この事件は、私にも大きな影響を与えた。
私が2006年6月24日付けのエントリで大月孝行(旧姓福田)被告の実名と写真を掲載したため、ニフティからブログそのものを強制閉鎖されたのだ。
どうやら人権派からニフティに通報があったらしい。
私は猛烈に抗議したが受け入れられなかった。
そして、写真を削除し、実名をイニシャルに変えることでやっとブログが再掲載された。
私にとっては屈辱だったが、日本社会の人権感覚、少年に対する甘さを痛感させられたという意味では良い経験になった。
今日は、その「ブログそのものを強制閉鎖された」原因となったエントリを再掲載したい。
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「少年法」を抜本的に改正せよ!!! 2006/06/24
このエントリーは、ほんとうは21日(水)に書きたかった。下書きは99%でき上がって
いたのだが、またもやココログの不具合で記事が飛んでしまった。
しかし、やはり、この事件については書かずにはいられない。
山口県光市で99年に母子を殺害したとして、殺人や強姦致死罪などに問われた当時18歳の元少年(25)の上告審で、最高裁第3小法廷(浜田邦夫裁判長・上田豊三裁判官代読)は20日、死刑を求めた検察側の上告を認め、広島高裁の無期懲役判決を破棄し、審理を高裁に差し戻した。
判決は「無期懲役の量刑は甚だしく不当で、破棄しなければ著しく正義に反する」と
述べた。
最高裁が無期懲役判決を破棄・差し戻したのは99年以来、3例目。差し戻し後に死刑が言い渡される公算が大きくなった。
(後略)
光市母子殺害:無期懲役を破棄、審理差し戻し 最高裁
(2006年6月20日 毎日新聞)
「鬼畜の所業」としか思えない犯罪を平然と犯す輩は少なくない。特に、80年代後半
からその傾向が目立つ。未成年も例外ではない。
未成年が犯した「鬼畜の所業」の代表的なものとしては、1988年の「名古屋アベック
殺人事件」「女子高生コンクリート詰め殺人事件」、そして99年の「栃木少年リンチ殺人事件」などが挙げられる。
20日に最高裁が差し戻した「光市母子殺害事件」も、それらに勝るとも劣らない極悪
非道の犯罪だった。
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■事件の概要■
鬼畜の名前はT.F(当時18歳)という。
Fは、平成11(1999)年4月14日、配管工の仕事を休み、山口県光市にあるアパートを訪ねた。訪問の目的は強姦だった。
Fは、排水検査を装って部屋に上がり込み、本村洋さんの妻・弥生さん(当時23歳)に
襲いかかった。
が、弥生さんは激しく抵抗。するとFは、手で弥生さんの首を絞めて殺害した。そして、
その後、遺体を陵辱した。
このとき、長女夕夏ちゃん(当時・生後11カ月)が遺体の近くで激しく泣き続けた。怒った Fは、夕夏ちゃんを床にたたきつけ、首にひもを巻きつけて絞殺した。その後、事件発覚を恐れて2人の遺体を押し入れに隠した。
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■罪となるべき事実■
【第1】
1999年4月14日午後2時半ごろ、山口県光市室積沖田4番の本村洋方において、同人の妻本村弥生で、主婦(当時23)に強姦(ごうかん)しようと企て、居間にいた主婦の背後から抱き付き、仰向けに引き倒して馬乗りになるなどの暴行を加えたが、主婦が大声を出して激しく抵抗したため、殺害したうえで目的を遂げようと決意し、馬乗りになった状態で首(頚部)を両手で強く絞め、窒息死させて殺害、乱暴した。
【第2】
同日午後3時ごろ、当時11カ月の長女が激しく泣き続けたため、付近の住民が駆けつけるなどして犯行が発覚することを恐れ、泣きやまない長女に激こうして殺害を決意し、居間で長女を床にたたきつけるなどしたうえ、首にひもを巻いて強く引っ張って絞め付け、窒息死させて殺害した。
【第3】
2記載の日時場所において、主婦の現金約300円及び地域振興券6枚(額面計約6,000円)など在中の財布1個(時価計約17,700円)を窃取した。
つまり、この鬼畜は、新婚間もない家庭に作業服を着て排水検査を装いながら上がり込み、当時23歳の主婦を絞殺したうえ屍姦に及んだ。そして、母親の傍で泣きじゃくる生後11ヶ月の乳飲み子を床に叩きつけたうえで絞殺したのである。そして二人を押入れに押し込み、逃走した。
※加害者は既に25歳ですが、写真はココログの指示により削除しました。
人権団体から強い抗議があったようです(怒)
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2000年3月22日に、山口地裁(渡辺了造裁判長)が言い渡した判決は「無期懲役」だった。この判決に対し、夫の本村洋さんは「被告が社会復帰した場合には、私がこの手で殺す」と語った。
ところが、世の中には人権亡者のキチガイがいる。明治大学法学部教授の菊田幸一は、テレビの生放送で、被害者の夫である本村さんに向かってこう言い放った。
「あんた、(犯人の)少年が死ねばそれで満足なのかよ!!!」
「あんたの考えは間違っている!!!」
「法律も知らないくせに!!!!」
まさに、この「人権派」教授は、被害者家族の心情を理解できない、人間としての心を失った人物なのである。
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2002年3月14日の広島高裁における第2審判決も、1審と同じく無期懲役だった。
実は、1、2審の判決とも、「被告の刑責は極めて重大で、死刑選択も十分検討される
べき」とししていた。しかし、どちらの判決も、被告が犯行時に少年だったことを重視した。無期懲役が相当と結論づけたのは、「矯正教育による改善更生の可能性がある」と考えたからだ。
が、この鬼畜の以下の発言を読めば、「矯正教育による改善更生の可能性がある」などと言えるだろうか?以下は、鬼畜の獄中書簡からの抜粋である。
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--1審で無期懲役判決を受けた後--
「無期はほぼキマリでして、7年そこそこで地上にひょっこり芽を出す…」
--その後も、この鬼畜の異常な発言は続く。1審の無期懲役判決を受けて図に乗ったのだろう--
「誰が私を裁くのか・・・。そんな人物はこの世にはいないのだ。神に成り代わりし、法廷の守護者達・・・裁判官、サツ、弁護士、検事達・・・。私を裁ける物は、この世にはおらず・・・。二人は帰ってこないのだから・・・。法廷に出てきてほしいものだ・・・何が神だろう・・・サタン!ミカエル!ベリアル!ガブリエル!ただの馬鹿の集まりよ!」
(ドストエフスキーの「罪と罰」引用し)
「選ばれし人間は人類のため社会道徳を踏み外し、悪さをする権利がある」
「勝ったと言うべきか負けたと言うべきか?何か心に残るこのモヤ付き・・・。イヤね、つい相手のことを考えてしまってね・・・昔から傷をつけては逃げ勝っている・・・。まあ兎に角だ。二週間後に検事のほうが控訴しなければ終わるよ。長かったな・・・友と別れ、また出会い、またわかれ・・・(中略)心はブルー、外見はハッピー、しかも今はロン毛もハゲチャビン!マジよ!」
(被害者の夫である本村さんに対して)
「ま、しゃーないですね今更。被害者さんのことですやろ?知ってます。ありゃー調子付いてると僕もね、思うとりました。・・・でも記事にして、ちーとでも、気分が晴れてくれるんなら好きにしてやりたいし」
「知ある者、表に出すぎる者は嫌われる。本村さんは出すぎてしまった。私よりかしこい。だが、もう勝った。終始笑うは悪なのが今の世だ。ヤクザはツラで逃げ、馬鹿(ジャンキー)は精神病で逃げ、私は環境のせいにして逃げるのだよ、アケチ君」
「オイラは、一人の弁ちゃんで、最後まで罪が重くて『死」』が近くても『信じる』心をもって、行く。そして、勝って修行、出て頭を下げる。そして晴れて「人間」さ。オレの野望は小説家。へへ」
「犬がある日かわいい犬と出合った。・・・そのままやっちゃった・・・これは罪でしょうか」
「5年+仮で8年は行くよ。どっちにしてもオレ自身、刑務所のげんじょーにきょうみあるし、速く出たくもない。キタナイ外へ出る時は、完全究極体で出たい。じゃないと二度目のぎせい者が出るかも」
(面会に来た友人に、カミュの『異邦人』の主人公・ムルソーを指して)
「もろ俺ジャン!」
(そして、今回の最高裁判決に対しては、さすがに不安感がもたげたのか)
面会に行った父親に対して「もし生があるなら一生かけても償いたい」語った。
「一生かけても償いたい」だと???
これで、精神状態は、まったく「正常」なのだという。皆さん、信じられますか?
私には、もう言葉もありません。
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本村さんは、今回の最高裁の判決を受けて以下のように語っている。
「被告は18歳以上。刑法でも死刑を認めている。何とか人間の心を取り戻して死刑を
受けてほしい。悔い改めてもなお、命を落とさなければ償えない罪がある。その残酷さを知って、犯罪が起こらぬようにする方法を社会は考えなければならない」
本村さんは、2~3日後には、妻子2人が眠る北九州の墓を訪れる。
「区切りがついたよ」と語りかけるつもりだ。
なお、本村さんとT.Fの父親は職場が同じで、住まいも同じ団地内だったそうだ。父親は会社を退職して、職を転々、祖母は事件後に急死、2歳下の弟(当時・高2)は家出して行方知れず。
鬼畜のお陰でF家も崩壊したわけだ。
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最高裁は、従来の量刑基準からすると、厳罰化の方向に一歩踏み込んだように見える。判決は判事4人の全員一致の意見だった。
最高裁は昨年、刑事裁判の量刑に関する意識調査を実施した。被告が少年だった場合にどう配慮するかについて、裁判官の90%が刑を軽くすると回答したのに対し、国民は50%が「重くも軽くもしない」、25%が「重くする」と答えたという。
つまり、未成年、もしくは少年であったとしても、国民の75%が刑を軽くする必要はないと考えている、ということだ。
裁判所内部にも「少年事件というと、保護主義一辺倒で対応してきたため、一般の市民感覚と大きなズレが生じてしまった」という反省があるという。
ようやく、世間の「少年による凶悪犯罪」に対する厳しい見方に、裁判所が近づいてきたということであろう。
鬼畜が、「未成年だから矯正教育による改善更生の可能性がある」などと考えるのは、裁判官が雲上人であるからだ。
「女子高生コンクリート詰め殺人事件」の準主犯・神作譲(本名・小倉譲)は、出所後、セルシオを乗り回し、すぐにまた監禁致傷事件を起こした。「栃木少年リンチ殺人事件」の主犯の少年は、法廷でもふてぶてしい態度を崩さず、反省の色をまったく見せなかったという。
こんなやつらに、「未成年というだけで刑を軽くする」。この国の人権感覚は絶対におかしい。
「少年法」を抜本的に改正せよ!!!
なお、最初に例として上げた3事件にはリンクを貼っておりますが、気の弱い方はリンク記事を読まないでください。
※加害者は既に25歳ですが、ココログの指示により仮名に変更しました。
人権団体から強い抗議があったようです(怒)
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以上が2006年6月24日付けエントリの再掲だが、最後に大月孝行弁護団の愚劣極まりない声明を紹介してエントリの締めにしたい。
大月孝行被告の弁護団は20日、上告を棄却した最高裁判決について「極めて不当」とする声明を出した。
弁護団は声明で「捜査段階で作成された虚偽の自白に依拠し、判断を誤った」と指摘。「反省の日々を送っている(被告の)姿勢に目を向けようとせず、更正の可能性を否定した」と非難した。
また、大月被告が犯行当時「虐待によって成長が阻害され、実質的に18歳未満の少年だった」ことなどを理由とし「未成熟な少年に死刑を科すことはできない」と訴えている。
上告棄却は「極めて不当」「虚偽の自白に依拠し判断誤った」 弁護団が声明
被害者の人権を冒涜する人権派弁護士を糾弾せよ!
関連エントリ:人権派を糾弾しなければならない!!! 2007/05/26 (必読)
【追記】
エントリに直接関係のないコメントをカキコする方がいますが、合理性がなければ表示されません。
たとえば、昨日のエントリ。
在日や韓国に絡めて橋下大阪市長やTPPを批判するカキコがありました。
こういうコメントは削除の対象になります。
私の書いていることと何ら関係がないからです。
批判は、もちろんけっこう、大歓迎です。
削除したりしません。
が、このブログをプロパガンダの場として利用することを私は受け入れません。
また、根拠の乏しい偏向も同様です。
かつて、読者の方から「愛○」というHNのカキコを放置している、と強く批判されました。
もっともだと思います。
エントリとは何の関係もないカキコだからです。
単なる自ブログの宣伝。
今後は、こういうカキコは受け付けません。
ご了承願います。
なお、私のブログと同調するものであれば、自ブログの宣伝も受け付けます。
ただ、基本はTBであることを自覚いただきたい。
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