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2012/03/12

自衛隊を国防軍とするべきではないのか?
憲法第9条を改正せよ!

内閣府が去る10日に発表した「自衛隊・防衛問題に関する世論調査」によると、東日本大震災に関わる自衛隊の災害派遣活動を「評価する」と答えた人が97.7%に達した。
内訳は、「大いに評価する」が79.8%にのぼり、「ある程度評価する」の17.9%を加えると、国民のほぼ全員が自衛隊の活動を評価したことになる。
また、自衛隊の印象について「良い」と答えた人は91.7%で、3年前の前回調査より10.8ポイント増加し、1969年の調査開始以来、過去最高を記録。
逆に、「悪い」は5.3%で8.8ポイント減少した。

これは、大震災時における自衛隊の献身的で力強い救助・救援活動を国民が率直に評価したということだ。
1995年の阪神・淡路大震災の時と比べると隔世の感がある。
阪神・淡路大震災の時は「自衛隊帰れ」コールを繰り返すアホ・ボランティアがいたし、「軍隊は国民を守らない」と批判する左翼の国会議員もいた。
もちろん阪神・淡路大震災の時も自衛隊は活躍したのだが、当時の社会党出身の首相に自衛隊アレルギーがあり、その結果、出動が遅れた。
左翼は、それを捉えて「自衛隊帰れ」とか「軍隊(自衛隊)は国民を守らない」とかの誹謗中傷を繰り返したのだ。
が、今回は、被災区域が比較にならないほど広く、また地震・津波・原発事故の三重苦に見舞われたため自衛隊に頼るしかなかった。
で、自衛隊は、とてつもない困難の中で本領を発揮し、国民にその存在価値を知らしめたのである。

Jieitai3           震災3日後の14日に生後4ヶ月の赤ちゃんを救出した自衛隊

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戦後保守政治の原点だったと言ってもよい吉田茂(当時首相)は次のように語っていた。

君達は自衛隊在職中、決して国民から感謝されたり歓迎されることなく自衛隊を終わるかもしれない。
きっと非難とか叱咤ばかりの一生かもしれない。
御苦労だと思う。
しかし、自衛隊が国民から歓迎されちやほやされる事態とは、外国から攻撃されて国家存亡の時とか、災害派遣の時とか、国民が困窮し国家が混乱に直面している時だけなのだ。
言葉を換えれば、君達が日陰者である時のほうが国民や日本は幸せなのだ。
どうか、耐えてもらいたい。

吉田茂 (昭和32年2月 防衛大学校第1回卒業式にて)

「国民から感謝されたり歓迎されることなく自衛隊を終わるかもしれない」
「君達が日陰者である時のほうが国民や日本は幸せなのだ」
これらの言葉が発足間もないころの国民の自衛隊観を象徴している。
「日陰者」ならまだ良いほうで、自衛官に向かって「無駄飯食い」と罵る者さえいた。
国政選挙で反米・反自衛隊の左翼が総投票数の3分の1を獲得する時代である。
知識人や教師や学生は、そのほとんどが反米・反自衛隊の左翼。
こういう時代を耐えて、ようやく自衛隊が、そして自衛官が正当に評価され、敬意を表される時が来た。

ただ、日本国民の安全保障に関する意識は未だにいびつである。
憲法改正については、賛成と反対が共に4割ほどで拮抗している。
が、憲法第9条に限れば「改正する必要がある」より「改正する必要がない」のほうが多い。
一方で、「(改正する必要はないが)解釈や運用で対応する」が4割を超えている。
つまり、憲法(第9条)は今のままで良いとは思わないが、改正するのではなく、「解釈や運用で対応する」べきだという国民が多いのだ。
これは、どの世論調査でもほぼ共通する傾向である。

私は、国民は自衛隊に交戦権がないことを知っているのだろうか?
と強く疑問に思う。
外国では、軍隊は戦争をすることがあるというのは当然の前提とされているので、交戦規定(ROE)が細かく定められている。
が、我が国では、「国の交戦権は、これを認めない」(第9条2項)とされているため明確な交戦規定がない。
部隊行動基準を「ROE」と呼ぶ者もいるが、イラクでの復興支援活動における「自衛官に対するテロ・攻撃行為を行おうとする者に対する対処方法」は以下のとおりである。

1.口頭による警告
2.銃口を向けての威嚇
3.警告射撃
4.危害射撃

何ともまどろこしい。
これでは、尖閣諸島に中国人民解放軍が侵攻して来ても、我が自衛隊はどうすればよいのか即断できない。
しかも、集団的自衛権はあるが行使できないとされているので、在沖縄米軍が出動しても共に戦うこともできない。
こうして見ると、「解釈や運用で対応する」と言うのは、今の日本の政治・社会状況を考えればもっとも現実的な選択に思えるが、一朝有事を想定すると極めて非現実的な対応なのである。

私たちは、非武装や憲法第9条が非現実的であると思いながら、「解釈や運用で対応する」、あるいは「対応できる」と思っている人たちにもっと強く訴えかけるべきだと思う。
軍隊ではない自衛隊、交戦権を持たない自衛隊、これが有事に際し、「解釈や運用で対応する」ことができるのか?と。
確かに平和は大事であるし、戦後の日本は平和そのものだった。
が、世界情勢は日々刻々と変化しているのだ。
特に中国(中共)は戦前のナチスと同じである。

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Hanchu3             ハノイで中国国旗を海賊旗に見立ててデモをするベトナム市民

ヒトラーはかつて、「国家が生存発展に必要な資源を支配下に収めることは、成長する国家の正当な権利である」として、近隣諸国の併合を正当化した。
今の中共は、これと全く同じ論理だと言える。

東シナ海のEEZを巡っては、世界の趨勢である中間線論を無視して大陸棚延長論を主張する。
そして、「沖縄近海までが中国の領土だ」と強弁し、一方的に天然ガスの掘削を開始した。
1969年に、国連報告書により尖閣諸島周辺海域に石油や天然ガスが埋蔵されている可能性が指摘されると、71年になって急に同諸島の領有権を主張し始めた。
今では、尖閣諸島周辺海域には中国の違法漁船が溢れ、漁業監視船が悠然と航行している。

南シナ海では、ベトナム、フィリピン、マレーシア、インドネシアの4カ国が領有権を主張しているのに、それらにお構いなしに複数の島嶼に構造物を建設し、実質的に「軍艦」と言える漁業監視船を徘徊させている。
そして、ベトナムを始めインドネシアやフィリピンと物理的衝突を繰り返している。

元々はイスラム教徒であるトルコ系遊牧民族の国だったウイグルを強制的に併合し、現地の華人化(民族浄化)を急速、且つ強引に進めている。
今ではウイグル人口の40%を華人が占めている。
ここも石油と天然ガスの埋蔵量が豊富である。

文字通り、今の中国(中共)は「ナチスにそっくり」なのだ。
ナチスは盛大なベルリン五輪を開催して、その国威を世界に知らしめた。
中共もまた、それをはるかに上回る北京五輪を開催して、中国の実力を世界中に宣伝した。

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国家の最大の責務は、国民の生命、財産を守り、 国益を守り抜くことである。
そのためには常に自国に対する脅威を想定し、脅威に対処し得る「実力」を蓄えておかねばならない。
これは古今東西の常識であって、日本だけが例外というわけにはいかない。
憲法前文にあるような「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持」することなど妄想にすぎない。
これは、普通の頭の持ち主ならば容易に解ることだ。
にもかかわらず我が国には、「古今東西の常識」が通じない人たちがいる。

自衛隊を国防軍とするべきではないのか?

憲法第9条を改正せよ!

参照:自衛隊「良い印象」9割超=震災支援評価97.5%―内閣府調査 (時事通信)

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政治(国内)」カテゴリの記事

コメント

だいたい、東京上空に爆撃機が飛んできても打ち落とせませんからねぇ。(もちろん物理的には撃墜できますが殺人罪になる)

安倍晋三の10年ほど前の発言ですが、爆弾投下のハッチを開く(着手)まで合法的に打ち落とせないらしいです(笑

投稿: さん | 2012/03/12 13:34

憲法改正には賛成しますが、日本国憲法の改正であるべきではありません。飽く迄も明治憲法の改正であるべきで、現憲法は国会に於いて無効確認されるのが正しい手続きです。現憲法無効論については、多くの人が語っていますのでここでは詳細を述べませんが、要するに、今の憲法は国内法(明治憲法の改正規定)にも、国際法(ハーグ陸戦条約)にも違反して事実上、GHQの圧力で成立したものです(形の上では帝國議会で承認)。

よって、小生の意見としては、9条を含めた現憲法の改正では、法治国家として自衛隊を『日本軍』にすることは出来ない、という考えです。これは、今現在の憲法が成立してから長い時間が経っていることや、国民が人権などでその恩恵を受けていることなどの事実があっても、法治国家として根源的な問題であり、時間の経過は関係無いと考えます。

投稿: 素浪人 | 2012/03/12 15:05

(-_-;)…現段階では非現実的やねぇ〜sweat01
師団旅団やなく軍団規模の編成をするならゼークトさんみたいな人が必要や…

投稿: 八神はやて | 2012/03/12 15:18

ナチスの生存圏という概念と支那の核心利益という概念はほぼ相似形でしょうね。社会主義的な手法でやればそうならざるを得ないから、市場主義が大切なのだが・・保守といわれる人たちもほとんど、西田・中野・三橋などの、社会主義(設計主義)の統制経済が大好きのようで、暗澹たる気持ちがしています。大きな政府の強権や拡張主義(支那・アメリカ)との闘いが必要なのだが・・日本の大きな政府論者が支那の強権政府を叩くという笑い話がまかり通っております。豆長者の爪の垢でもちょっと舐めてきたらいかがでしょうか。

亡国論の手先である日教組の百人斬り授業を許すな!!
国民新聞が売国奴認定した長崎県教組五島総支部長、枡田重忠の虚偽授業は問題がなかったかのような長崎県教委、教育委員会制度はGHQの占領遺制であり、偏向教育の隠れ蓑です。防止策もなく、これからもやりっぱなしだそうですよ。許してはなりませんぞ。教育も市場に任せないとだめかも。私は、教師選択制・ネット教育環境を整備するべきだと思います。電話突撃など詳細はURLへ!!

投稿: amotoyamatotake | 2012/03/12 15:37

陸・海・空の日本軍でいいのではないでしょうか?
国防軍などという言葉ではなくれっきとした軍隊とすべきだと思います。

投稿: northernbear_2009 | 2012/03/12 16:04

『自衛隊に入ろう』からやっとここまで来た。
それは日本の正常化だということ。
今なお、国軍がどうこうという議論が有るというよりも、それ以前の状況であることが異常なのだ。

国軍でなければ何になる。
党の軍隊か?

日本人の生命財産を必死になって守る同じ日本人である自衛隊が国軍であることは当然のことだろう。

投稿: Pin | 2012/03/12 17:13

大震災の復旧復興で国民の間で自衛隊が評価されたらされたで
左巻きの人達は自衛隊を廃止して、災害救助隊を組織するべきだと主張するのでしょうね
以前からそういった主張を聞きますが

彼らは周辺諸国による我が国への武力威嚇や武力攻撃も天災として処理させるつもりなのでしょうか

日本さえ譲歩したり、大人しくしていれば戦争は起こらないと考えている人たちとの議論はかみ合わないし
永久に平行線でしょうから、ノンポリ層に訴えかけて行った方が遥かに生産的ですね

投稿: f15 | 2012/03/12 17:18

管理人様、度々出没してお邪魔します。
 当然過ぎる程当然のご提案で、全面同意ですが、好感度の方向が、第二義的役割である「災害出動」であることが問題です。旧社会党とその残党、公明党の言う「国土建設、災害対処を主体にする組織への改組」を正当化する根拠に使われかねない恐れすらある調査結果ではないでしょうか。シナが尖閣をシナ軍の演習地域にすると明言するまでになった現状への危機感があまりにも乏しい極楽トンボ思考を露呈しているようです。
 空き缶前首相が野党時代には、(日本の行動とは無関係に)「米国には日本を防衛する義務がある」とほざきました。たった10条だけの現行安保条約のどこにもそのような条項はありません。第5条は、両国の憲法の規定に従って対処する、とあるだけです。(御存じとは重々承知の上で記載しました)自動参戦条項のない条約は、自力対処の能力(法制も含む)がない限り充てにはなりません。
 9条は「改正」ではなく廃止が正解でしょう。自然権としての正当防衛が個人に認められるのと同様に、国家があえて自衛権を記載する必要すらないと思います。諸外国の憲法でわざわざ書いてある所はありません。そして、現「憲法」もどきには、締約された条約の順守事項が明記されているので、国連憲章の集団的自衛権は順守されるべき事柄になりましょう。
 改正条項がひど過ぎるから、いつまでたってもこのままなのですから、ハーグ陸戦法規によって占領下の法の変更は無効である、とするのが正解だと思います。都知事も遂にそれを言いました。
 昭和30年代の憲法学者の研究書では、英文の原文が
(Rights of belligerency:交戦状態における諸権利)つまり、戦闘時の軍隊の持つ諸権利が、日本語訳化されるとき、(Right)なる単数形になってそれが「交戦権」と訳されたとあります。ですから「交戦権」という用語自体が定義不明な新造語なので、この点でも9条は欠陥品です。また、芦田修正が極東委員会から文民条項の追加を引き出したことからも、国軍の保持は諸国からも当然視されていたことが伺われます。
陸、海、空、海兵の4軍態勢が最低でも必要でしょう。
名称は国軍でも国防軍でも日本軍でも何でもよい。日本解放軍は願い下げですが・・・憲法が変わっても自衛隊法を軍隊法(ネガティブリスト方式)に全面改定しなければ無意味になることを付記します。

投稿: 団塊老人 | 2012/03/12 18:00

私も「国防軍」ないしは「国軍」でいいと思います。
「自衛軍」だけはちょっと勘弁して欲しい(w
 ハングルで「自衛」と「自慰」は同じ表記になるんですよ。
 韓国人が日本の自衛隊を侮辱するとき、決まって使用するのが「自慰軍」という表現。軍隊であることを認められず、訓練という名のマスターベーションばっかりやってる半人前の軍隊という意味で使われる。
「自衛軍」なんてネーミング自体、不自然ですしね。

投稿: farfarello | 2012/03/12 19:28

素浪人さんの言われることを詳しく述べれば・・・
 

国際法では
ハーグ陸戦法規が「占領地の法律を尊重すべし」と定められている。
 

国内法にては
旧皇室典範で「摂政を置く間、憲法を改正することを得ず」と書かれている。
つまり当時は
昭和天皇が主権者では無く 駐留軍司令官マッカーサーが”摂政”の任にあったと解釈されるからである。
 

以上
日本国憲法の制定にはこの両方に違反しているのであるから当然ながら無効である。
 

しかし左翼は
「革命があったのだから制定は有効である」
と言うのであろうが
それには
「では、そのような判例ができたのだから
再度革命を宣言して現日本国憲法を
現行法の手続きを無視して廃止しても有効であると言うことだな!」
と言い返してやればよいのである。
 

うわっはっはっはっははは・・・

投稿: 柳生大佐 | 2012/03/12 19:56

管理人様、更新ありがとうございます。
 もう6,7年は経ちましたか、神戸の阪神淡路大震災における自衛隊の撤収式の様子を捉えた映像です。これと同じ風景が今回の震災でも見られたと思います。18万回を超える視聴がある有名な映像です。

阪神淡路大震災復興支援 「涙の別れ」
http://www.youtube.com/watch?v=bcVA-yCErWs

 これがクソ仙谷のいう「自衛隊=暴力装置」の真の姿です。

 せっかく防衛「庁」から「省」になったのに、大臣がアレというのは悪夢です。アレが尖閣をめぐり、中国人民解放軍との交戦の命令を出せるでしょうか?

投稿: 普通の国民 | 2012/03/12 20:43

日本国防衛軍ではどうでしょう。
日本国自衛軍は恥ずかしいからボツで決まり。

投稿: らっきょ | 2012/03/12 21:26

私は現憲法は直ちに破棄すべきだと思います。日本人の手で、前文からすべて書き直すべきです。そうすることで初めて真の独立国家となるからです。日本はアジアで燦然と輝く真の民主主義国家です。独裁国家中国に真っ向から意見を言う資格があるはずです。アジアのリーダーになるべきは日本以外にありません。そのために、まず日本人が敗戦の呪縛から解放されなければならないし、自ら呪縛を解かねばなりません。もっと議論して、もっと考えなければ。自分たちの国家の軸を自分たちでつくる。これが民主主義の根本ではないでしょうか。私たちが思ってるよりも遥かに、世界は日本の「真の正義」、を必要としてると思います。

投稿: | 2012/03/12 23:30

>摂政を置く間、憲法を改正することを得ず

帝国憲法75条ですね

第75条 憲法及皇室典範ハ摂政ヲ置クノ間之ヲ変更スルコトヲ得ス

ハーグ陸戦条規と旧皇室典範探しましたTT
やっと見つけましたw

投稿: amotoyamatotake | 2012/03/13 00:13

中国、露国が領土拡大主義なのも、米国が民主主義を装った傲慢欲望主義なのも、欧州が互いにモグラ叩きなのも、国の初めからの体質ですけれど、その各国は基本に「自国の利益」厳守で行動していますから、国家としてはエライのだと思います。それに対しヒッド~イ!とは思っても、自国の利益よりも特定国の従僕であり続ける戦後の我が日本の方が変態だと思います。
独立国なら外交手段としても戦える軍隊は在って当たり前。世界各国がナショナリズム化してきた現在なら、特に必需「装置」組織だと考えざるを得ません。

いい年をしても「サヨク」をしている愚かな日本人(と思われる)には、多分独立精神が無いのでしょうね。なんだかすぐ近くの半島のちょっと前までの国柄になりたいのかも知れない、気が致します。させてなるか!

投稿: よれこ | 2012/03/13 03:52

 私は憲法9条の改正をするべきではない、と堅く信じています。

 なぜなら、この文章は人類の希望であり理想だからです。希望や理想は、それとして持っていたい。これは英国の著名な歴史学者、アーノルド・トインビーが書いていることで、「日本のような大国が、このような理想を掲げることが、どれほど広く人類に希望と安心を与えることか考えて欲しい」というような内容だったと記憶しています。高校生の頃、その一節を読んで以来、平和憲法を持っていることを日本人として誇りに思おうという気持ちは、深く私の心に刻み込まれました。あれから、どれほどたくさんの戦史を読んだことか。多数の男たちが落命し手足を吹き飛ばした場所を訪れたことか。戦史マニアである今も、あのトインビーの言葉が忘れられません。

 ゴリラは縄張り争いのために集団で殺し合いをやるようですが、ヒトほど残虐な殲滅戦はやりません。大規模で苛烈な同種殺戮は、ヒトがヒトたるゆえんなのか、と暗澹たる気持ちになることさえあります。

 戦争を肯定できる場合は自国の防衛のみです。だから、自衛権は憲法もへちまもなくて、自然法です。どこかの国の軍隊が日本の国土を荒らしたり、飛行機で爆弾を落としているのに黙って見ている法がありますか。これは強盗が押し入ったら戦え、というのと同じであり正当防衛です。法律や憲法は関係ない。

 旧社会党の悪いところは、憲法9条を金科玉条のように固守して自然法と国家の法との区別をしなかったことにあるわけで、世の中の大半の人は、平和憲法を持っていることと近代的軍事組織を持っていることとの間に、何ら違和感を持っていないと思いますよ。

 声高に国軍を持て!などと叫ぶと、ダイ・ハードのおっさんが映画から抜け出てきたようなアホな輩が跋扈する世の中になります。ヨボヨボの爺さんのくせに頭だけは百万の大軍を率いてるつもりの勘違いジジイも増えます。社民党系の平和ボケ集団もがぜん活気づいてしまう。

 現状で違和感がないのだから、そのままにしておいたらいい、と思います。

投稿: 平野國臣 | 2012/03/13 06:37

坂様も注意を喚起されておられましたが、3月10日は東京大空襲の日でした。

ご存知の通り、明治37年3月11日には、大山巌元帥率いる陸軍主力がロシア軍を破り、奉天入城を果たします。戦前は我が国の陸軍記念日となっておりました。

昭和20年の同日、東京の下町がB29の焼夷弾で焼き払われ、十万の死者を出す惨禍に見舞われました。この記憶なしに私達は もはや3月11日を迎えることは出来ません。一民族、一国家の歴史を根こそぎ破壊するとは このような事でありましょう。

日本国憲法の公布日 昭和21年11月3日は 明治節(明治天皇誕生日)と重なり、施行日の 昭和22年5月3日は 東京裁判審開始一周年の日でした。
並行して東京裁判の起訴日は、昭和21年 4月29日(昭和天皇誕生日)
審理開始が同年5月3日、死刑執行が同年12月23日(今上天皇誕生日)です。

まことに念入りに日本の祝祭日を潰し、事跡を破却し、未来の拘束までを行っています。

マッカーサーの士官学校における平均点は98、今なおウェストポイントのレコード・ホルダーだそうです。記憶力抜群、日時に拘り、野戦指揮官としての能力は?ですが、相手を綿密に無力化する軍政家としての能力はさすがに卓抜しています。

ワルシャワ蜂起の時のこと。徹底的な殲滅戦の予感の中で、ワルシャワ工科大学の学生らが走り回り、旧市街の建物のレリーフ一つまで写し取った有名なエピソードがあります。ナチスが物理的な破壊を通して、ポーランド人の記憶を消し去ろうとしていることに、彼らはハナから気がついていたのです。

確かに、憲法の改正ないし破棄は、国会で一片の決議をすれば済むことです。日本国憲法の成立過程のような無法がまかり通るなら、もはや何でもあり。

日本では憲法学くらい情けない学問はなく、憲法学者くらい恥ずかしいショウバイはありません。法廷で弁論に行き詰まった弁護士が「け、憲法違反!」と云うと、実は判事を含め、みな下を向いて笑っちゃう。

九条はじめ諸悪の根元にして、役に立たない法律の最たるものです。ひょっとしたら成文法、少なくとも硬性憲法は要らないのかもしれません。優れた指導層と常識ある国民なしに、どんな憲法があろうと、意味はありません。お経を奉じるのは、日本仏教だけでいいです。

なお、中国=ナチスはちょっと違うのではないかと。ナチス・ドイツはロシアの犠牲において東方に生存圏の確保を求めますが、英国の海上支配には対抗する気がないことを繰り返し仄めかしています。その証拠にヴィルヘルム二世の時と違って、海軍の拡張には手を着けておりません。

アングロサクソンの覇権には手を着けないのだから、察せよ、というメッセージをかなり発してますね。結局、チャーチルが蹴飛ばしますが。ナチスの対外政策の方が、実は、中国よりはるかに穏当と思われます。

投稿: レッドバロン | 2012/03/13 06:50

憲法改正については坂さんと同意見なのですが、現憲法が無効だとする随分古い論点まででてきて驚きました。
確かに現行憲法の制定過程については、上であげられたような意味で法的な瑕疵を帯びていたと考えるのが自然であり、「憲法自律性の原則」という大原則も破られたとみるのが全うな見方なのでしょう。
しかしそれでもなお、現憲法は有効だと考えられています。
その理屈はこうです。
本来は瑕疵ある制定行為であったが、憲法規定の履行によって完全な効力をもつにいたったとするという考え方です。
具体的には日本の主権回復時、つまり平和条約発効日を基準にして、現憲法を追認したと考えられています。

投稿: ヒロ | 2012/03/13 07:55


訂正します。

奉天入城は 3月10日ですね。11日はもちろん、東北大震災の日です。

投稿: レッドバロン | 2012/03/13 10:51

問題なのは憲法ではなく日本人の国家意識が異質なんだと思います。そもそも平和憲法そのものは世界的にみてそれほど珍しいものではありません。戦争放棄を定めた最初の憲法は1791年につくられたフランス憲法で、それ以降これを御手本にした〝平和憲法″は世界中でつくられています。カンボジアやリトアニアの憲法には核兵器の禁止が定められていますし、日本と同じように〝国際紛争の解決の手段としての戦争を放棄する″としている国は、イタリア、エクアドル、ハンガリー等々、数え挙げればきりがありません。しかし、これらの国々で憲法解釈を巡って安全保障政策が混乱しているなんて話は聞いたことがありません。うまく説明できませんが、多分、我々、日本人には近代国民国家を運営する上で絶対に必要な〝何か″が欠落しているような気がします。

投稿: ありがとう | 2012/03/13 11:21

 やたら勇ましいことを言う人は、孫子が言う「兵は凶器なり」の言葉を良くかみしめてから言って欲しい。

 凶器は相手ばかりでなく我が身をも滅ぼすもとになるのだから。

投稿: 平野國臣 | 2012/03/13 12:43

私は改憲を当然するべきだと思います。

9条を屁理屈こねずに文面通りに読んだら、どう考えても自衛隊は違憲になりますからね。

憲法で国家存立の基盤たる国防を否定しながら(有事に於いてまともに機能するかはともかく)実質的な軍隊を保有する、こんな大きな矛盾を抱えた法治国家は地球上のどこにもないでしょう。


平野國臣さんへ

貴方はともかく、私は「人類の希望や理想」を否定こそしませんが、それの為に自分や周りの人々が犬死するのは御免です。

「日本のような大国が、このような理想を掲げる事が、どれほど広く人類に希望と安心を与える事か考えて欲しい」と言われても、そんな事実を完全に無視した、大変失礼ですが戯れ言を信じきって9条を堅持などとは呆れます。

少なくとも9条は日本人の「理想」ではないし、占領軍が日本を二度と米国に楯突かない骨抜きにの為に押し付けた「理想」であることを忘れてはなりません。

現に、半世紀以上も日本は憲法を変えていないのにも関わらず日本を習って9条を導入した国なんてひとつもありませんし、反対に中国や朝鮮などの周辺諸国は軍拡を続けています。

理想の為に犬死なんて、左翼などが批判する大東亜戦争末期で軍部が唱えた「一億玉砕」と何ら変わりはありません。

ROEや軍法会議などもなく敵国の航空機を領空内で撃ち落としたらパイロットが殺人罪に問われかねないという日本の国防の現状に違和感を抱かない方がおかしいんですよ。

第一に日本の9条は「平和憲法」なんかではなく単に「玉砕を強いる無防備憲法」ですから。

自然法で自国の防衛が認められていようが、日本では9条がある限り、仮に有事が発生したら敵国より強大な法律の壁によって高価な装備や精強な自衛官の実力を活かす事もなく自衛隊は国民を守りきれないでしょう。

あと日本だけが専守防衛などという国民に多大な犠牲を強いる理解不能な国防政策であるのも9条が諸悪の根源なのです。

長文になりますが、荒谷卓(元)1等陸佐の著者「戦う者たちへ」から、いかに専守防衛が馬鹿げているのか解説した箇所を引用します。

『日本の専守防衛は、その自衛権発動の要件からして「安全のため」というよりは、最下層の「生存のため」の戦いを想定せざるを得ない。専守防衛では、すでに相手方の攻撃が、物理的に明確になってから戦いにとりかかる。つまり、生きるか死ぬかのぎりぎりの状況になってからはじめて戦うというのだ。

ということは、たとえば、先の大東亜戦争では為し得なかった本土防衛戦を遂行するに等しい。侵略国の領土から指向される航空機やミサイル基地の攻撃への反撃能力を有しないのだから、敵の攻撃基盤は常に安全に保存されて、我が国土だけが一方的に戦火におおわれることになる。

敵にしてみれば、我が方の反撃が不可能と思われるまで航空攻撃やミサイル攻撃で破壊し、荒廃した地点に陸上戦力を上陸させようとするだろう。まさに終戦前の日本と同じ絶大なる損耗被害の中、ただただ敵の上陸を忍耐強く待つしかない。そのような状況で、ようやく上陸して来た敵に対して、我が方は必勝の確信のないまま、生きるか死ぬかの戦いを挑むことになる。

現在の日本国民と政府に、このような戦い方をする覚悟はあるのか。一億玉砕を覚悟した先の大戦においてさえ、戦争の継続を断念したのと同じ状況下で、日本政府が防衛戦を開始するという決断ができるのか。

専守防衛が可能な国家は、戦っても譲れない断固たる「理念」と不撓不屈の「意志」を国民一人一人が有する国家だけである。現在の日本国家には、政府からして、断固たる理念も決意も見受けられない。』

荒谷氏は国家・国民を守らればならない軍事のエリートだけあって、綺麗事だけ達者な一介の学者に過ぎないトインビーの言葉より余程現実性や説得力がありますな。

貴方はともかく日本国民は平和憲法なんていう空虚なものの為にサイパンや沖縄戦のような戦い方をする覚悟はあるでしょうか?

投稿: 防人 | 2012/03/13 12:56

>amotoyamatotakeさま
正確に表記していただきありがとうございます。
私は適当に記憶をたどってコメントいたしましたので探すのに苦労されたでしょう。お手数おかけいたしました。
 

>平野國臣さま
南北朝の動乱のそもそもの原因は
平安朝の開祖:桓武天皇が軍隊と警察を廃止してしまったからです。
結果として都の治安は乱れ
農地を守るために武士が登場し 武家政権へとつながって行くのです。

第二次世界大戦の原因を作ったのも
9条がパクッたと言われる「不戦条約」です。
この不戦条約こそがヒトラーのラインラント進駐・ザール進駐・オーストリア併合・ズデーテンラント割譲を許してしまい
ついにはヒトラーをして第二次世界大戦へと突き進ませてしまったのです。
このときチャーチルは在野にありましたが
彼が主張するようにこのとき連合国側が宣戦布告をしていたなら
数人の戦死者で第二次世界大戦は回避されたと言われています。
げに恐ろしきは
「空想的平和主義者」
なのです。
 

それとゴリラは平和的な動物なので集団で殺し合いなどしません。
殺傷能力が高い動物が殺し合いなどしたらたちまち種全体が絶滅してしまいますから・・・
 

>ヒロさま
「本来は瑕疵ある制定行為であったが、憲法規定の履行によって完全な効力をもつにいたった」であるなら
左翼憲法学者の「革命有効論」と同じです。
それなら
再度われわれは「革命を宣言」して 「現憲法無効宣言」を行い
「新憲法を制定」しても
それが一定程度期間を経れば ”効力を持つにいたった” ということになります。
結局「無効宣言は有効」となりますね。
 

憲法には「正統性」が必要なのであって
正当な手続きを怠り・由来に連続性が無い憲法では
規範も持続性も生まれない「死んだ憲法」となります。

投稿: 柳生大佐 | 2012/03/13 13:00

>投稿: 平野國臣 | 2012/03/13 06:37
>私は憲法9条の改正をするべきではない、と堅く信じています。


>なぜなら、この文章は人類の希望であり理想だからです。
>希望や理想は、それとして持っていたい

希望や理想を追及する事は否定しませんが
それが日本の安全と繁栄を阻害する物であっては本末転倒では?
憲法のために日本があるのではなく、日本のために憲法はあるべきです

人類の希望・理想である憲法9条を世界に普及させようなどというスローガンを偶に聞くけど
ミイラ取りがミイラになるのが関の山ではないでしょうか

>これは英国の著名な歴史学者、アーノルド・トインビーが書いていることで

なんだか狡猾なイギリス人に騙されてしまっている感がありますが
だったらイギリス人が人類の希望や理想を追及すればいいのであって
日本に押しつけられても困ります

>戦争を肯定できる場合は自国の防衛のみです。
>だから、自衛権は憲法もへちまもなくて、自然法です。
>どこかの国の軍隊が日本の国土を荒らしたり、飛行機で爆弾を落としているのに
>黙って見ている法がありますか。

憲法9条では明確に交戦権を否定しています
額面通りに受け取ると、敵が攻めて来ても抵抗してはいけないのです
ところが自然権云々を持ち出して、自衛までは否定していないはずだという
解釈の仕方をする方が居るようですが、憲法9条はそれが存在するだけで
平時から日本人に軍隊アレルギー、軍事アレルギー、武力行使アレルギーを醸成するので
いざ有事となったら初動が遅れ、何もできずに国土を蹂躙されるのではないかと思います

>現状で違和感がないのだから、そのままにしておいたらいい、と思います。

いいえ、違和感大有りですよ
私は9条を完全破棄するべきだと思います

投稿: f15 | 2012/03/13 13:48

瑕疵(というより大欠点と思いますが・・)のあるのを認識しながら、改正を否定する思考停止と論理矛盾をいくつかのコメントに感じています。
 現憲法9条(含む前文)は国内法で国際紛争を抑止できる、という誤謬を犯しています。国家の生存を危うくするに十分な誤謬です。麗しき言葉の羅列をアーノルドトインビーが称賛したからと言って、それに義理立てする必要を感じません。スターリンが称賛したら、あるいは毛沢東が称賛したら、どう感じるでしょうか。それほど称賛するなら自国の憲法を変えてから言え、といいたい。私はこの憲法を占領下に公布するとき、「このような憲法が後世にいかなる困難を与え、非難されるかを思えば慙愧に堪えない」と落涙した大臣たちや、「独立国の憲法ではない」とした美濃部達吉や日本共産党・野坂参三に強い共感を持ちます。

※平野國臣さんにお伺いします。
 「平和憲法」と称される理由は何ですか?
①平和を称賛しているから
②この憲法が日本の安全を保障し、平和を維持するから
③平和憲法と称するように決まっているから
④その他・・・具体的記述を
----------------------

 瑕疵や欠点があっても、条文間に矛盾があっても改正が抑止されたのは、異様とも思える改正規定のためです。
例えば、総選挙後30日以内の特別国会召集などの手続き事項までが、「両院の総議員の2/3の発議と国民投票」を要する内容でしょうか。フランス憲法やスエーデン憲法のように条文毎や章毎に改正規定を変える、あるいは、ドイツ基本法のように同一内容の再議決をもって「憲法法規」とし、「憲法裁判所」が訴訟によらず判断可能にする、などが統治行為としてはるかに現実処理力が高く政治は生きたものになりましょう。

 占領指令部のケーディス法務大佐を中心にした素人集団が1週間ででっち上げた現憲法に瑕疵や欠点のあるのは当然です。「麗しき言葉」と言ったところで、9条1項は1928年のケロッグ・ブリアン協定の焼き直しに過ぎず、前文は世界人権宣言草案とゲティスバーグ演説などをつまみ食いした奇妙な日本語もどきなのです。
そして「憲法をSWNCCが起草したことへの言及」が占領検閲になったことが、戦後教育での「幣原神話」や「平和憲法」論を生む原因ではなかったでしょうか。

「不戦条約」となったケロッグ・ブリアン協定はトインビーの父祖による大英帝国の植民地獲得戦争、反乱抑圧軍事行動の正当化に使われたのを忘れてはならないのです。

 現行9条を維持したままで、自然権たる自衛行動を容認することの矛盾が現下の隣国による国家主権侵犯へのの対処能力を奪っているのが現実です。国際法的に正当な自衛戦争ですら、具体的な行動に掣肘が加えられるのです。F4ファントムの導入時に航続距離の長さが「武力よる威嚇に当たり、自衛の範囲を超える」として爆撃照準装置が外されました。現在のF15も同じです。この結果、領域侵犯艦艇への攻撃は「めくら撃ち」しかできません。アウトレンジ攻撃のできる遠距離ミサイルも禁止されています。除々に変化しているとはいえ、常に法的解釈の問題から、提訴や反対が法的次元で出来ることは自然権としての自衛能力を削いでいるのです。

 だから改憲が不可欠なのですが、改憲規定のためにそれが封じられている。目の前に迫った隣国の侵攻危険を排除することが喫緊の課題だとすれば、現行憲法は合法に機能していると認めても、それと並行して成立の不法性に着目して手早く変更する手法は古くて新しい事柄ではないでしょうか。

 自衛権の行使が制限されたままで、自衛隊が困難に直面(つまり敗北)するとき、いわゆる「国際人道法」で認められる「戦闘団体」を作って対処し、それが権力中枢を担うのは国内的には「クーデター」です。
権力の正当生を失った国家は、韓国の長い国内闘争の苦難をみても安定を得るのは容易なことではありません。だからこそ、法的正当性を主張可能な現憲法不法論は有効活用すべき選択枝の一つだと考えます。

 主権侵犯の危険は、日本の変化を待ってはくれません。「戦争は日本を放棄しない!!」
-管理人さん、長々と済みません-
 
 

投稿: 団塊老人 | 2012/03/13 15:37

『兵は凶事なり』…これは孫子の言葉やけど『ぎぶちゅーやく』三國志の悪役、曹操さんの解説や。(高い本が1冊…買えへん)
『兵は凶器なり』…始皇帝に仕えた『尉僚子?』もあるなぁ〜。孫呉の兵法に少しも劣らない作者やから太鼓判やnote
( ^-゚)v…私のオススメは孫子(3代目)の序文note (勝手訳)→『何が王だ、何が正義だ!人を殺し、家を焼き、孤児、寡婦を増やすは悪逆の所業ではないか!!』
( ゚ー゚)…平和を望む人達にこそ、戦争の研究をして欲しいなぁ〜。そういう研究は200年進歩が止まってるから大成果が期待できるんやけど…

投稿: 八神はやて | 2012/03/13 15:43

>ゴリラは平和的な動物なので集団で殺し合いなどしません。

いいえ、します。そして、戦いに参加した個体どうしで殺した敵の肉を食べあい、仲間どうしの連帯意識を高めあいます。

皆様:

私は反論をしません。自説も変えません。このブログを見ている方がご自身でどう思うか、それぞれの方に判定をゆだねます。

投稿: 平野國臣 | 2012/03/13 17:20

>柳生大佐さん
私が紹介した考えは革命説ではなく法定追認説です。結果は同じですが、理由はことなります。
詳しくは八月革命説を検索してみてください。
ただ、私が紹介した説は、例えむりやり憲法を作らされたとしても、現行憲法を有効だと解釈することは可能だと示すためでした。しかし、有効になった憲法を革命によって覆すことは論理的には可能でしょう。それは抵抗権というものが国民主権に内包されているからです。ですが、それは非現実的です。それに多くの血が流れます。一体なんのために革命という手段を選ぶ必要があるのでしょうか?

投稿: ヒロ | 2012/03/13 17:38

繰り返しになりますが、世界的にみれば〝平和憲法″なんて珍しいものでも何でもありません。そんなものを過剰に美化し、自分で自分の首を締めている日本人が異常なんです。

投稿: ありがとう | 2012/03/13 22:39

私は平野國臣さんが自説を変えないのは全く構いません。

人様の意見はどんな内容であっても尊重すべきですから・・・

しかし、余りにも無責任かつ説得力のない事ばかりを並べられ、一億の日本民族と国土を守る国防を完全否定する9条などという占領軍の骨抜き玉砕憲法を称賛されても全く納得できませんよ。


幸いにも米軍と自衛隊の存在で9条の欠陥が目に見えた死活問題となり国民に降りかかることはありませんでした。

しかし、米国は莫大な戦費などによる財政難によって軍縮に入り以前のような影響力をアジアへ及ぼすのは難しくなり、一方で中国は高い経済成長と共に着々と軍拡を続け、北朝鮮も核兵器の更なる近代化を計り、ロシアもソ連崩壊の混乱と軍備の弱体化から脱しつつあります。

将来的にはこれらの影響がもっと顕著になりますし、そんな状況下では今までのような米国に頼りきった国防政策を続けるのは無理があり、歴史上の様々な帝国に栄枯盛衰があったように米国も例外ではないのです。

ですが日本は彼の国と運命を共にする必要まではありません。

福島第一原発の事故の件で「想定外では済まされない!」と東電や政府は追及されていますが、国防に於いても有事が「想定外だった」はあり得ないんです。

確かに震災からの復興・財政・社会保障などあらゆる問題が山積していますが、いい加減、日本は本当の意味で「独立」するべきではないでしょうか。

日本より経済力が劣っていても我が国以上に国防に注力しているところは有るわけですし、別に米国・ロシア・中国など覇権国家のように強力な軍備をする必要はないので、せめて改憲をして国軍の存在を明記し有事で実効的に活動できるよう法整備をするべきです。

これらは多数の日本人が気付いたら、そんなに難しい事ではないはずです。

投稿: 防人 | 2012/03/13 22:54

>平野國臣さま
「ゴリラが集団で殺し合う」ということはWikiにも出ていませんし
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%83%AA%E3%83%A9
ナショナルジオグラフィックにも出てきません。
http://www.nationalgeographic.co.jp/animals/mammals/mountain-gorilla.html
 

「サルの社会とヒトの社会」(大修館書店)の212pには
『シャラーはゴリラの群れ同士の出会いをいくつもの実例をあげたあとで、書いている。
「いくつものゴリラ群が森の同じ場所に住み、群れ同士が出会ったときにも、
彼らの接触は平和的だという事実はわたしにとってかなり興味深いものだった」』
という記述があります。

それでも平野國臣さま
”ゴリラが殺し合う”と言われるなら
どこにその記述があるのですか?
私も動物が好きでたくさん本を持っていますから・・・教えてください。
 

>ヒロさま
「法定追認説」であろうがどうであろうが・・・
国際法に違反しても・国内法に違反しても
時間が経過すれば有効であるとなれば
「暴力の容認」
ですぞ!
法治国家の否定です!
 

暴力を否定するからこそ 法の改正には手続きを踏むことが義務付けられているのであり
法の順守こそが民主主義の第一条件です!
 

法を破りながら「憲法を守れ!」とは矛盾していますよ!
 

法手続きを無視し成立させた憲法なら
再度・法手続きを無視して廃止することも
新憲法を制定することも可能なはずです。
「暴力には暴力を!」「目には目を!」
ですから・・・
 

私が言うところの「現憲法への無効宣言」は
国会の会議場で総理大臣が一言言うだけですから一滴も血など流れません!
 

また
1928年に調印された不戦条約(ケロッグ・ブリアン協定)に書かれた
「国権の発動としての戦争の禁止」については
やはりこれが問題となり
当時の国務長官ケロッグが米国上院に召喚されましたが長官は
「”国権の発動としての戦争”に防衛戦争は含まれません。
禁止されるのは侵略戦争のみです」
と答えています。
これが日本国憲法第九条の判例です。
お忘れなく・・・

投稿: 柳生大佐 | 2012/03/14 01:20

皆様すごい勉強家ですね。お抗議を受けている感じがして、こういうの大好きです。

平野國臣さんが挙げられたトインビーの英国は、占領地フォークランド島を軍隊出動で守り、トインビーお薦めの9条を死守している日本は戦後のドサクサ紛れで竹島を韓国に実効支配されたまま未だに日の丸を燃やされて踏みつけられているのですよね。

トインビーは「好い人」かも知れませんが、英国にも現日本憲法の様な憲法を持て、と公然と熱心に活動したことがあるのでしょうか?英国紳士は曲者の代表ですよ。

日本に交戦権を持つ軍隊があるだけで、日本の領土に居座っている、或いはこれから居座ろうとして狙っている「周辺国」の対応も、少しは違うはずですし、普通に交渉カードも持てると思います。

投稿: よれこ | 2012/03/14 05:21

私の真意を、もう少しお話ししましょう。

 B29本土空襲で60万人超の日本人を殺した司令官カーチス・ルメイは死ぬ間際に「自分は人間が棍棒を持って殺しあう野蛮な時代に生まれ、自らの職責を果たしただけだ」との言葉を残しています。

 我々が、いまだ「人間が棍棒を持って殺しあう野蛮な時代」にあることは論を待ちません。私の人生においてさえ、主なものだけでも、ベトナム戦争、フォークランド紛争、イラン・イラク戦争、湾岸戦争、アフガニスタン戦争、イラク戦争がありました。

 しかし、人類と文明の進歩によって、「人間が棍棒を持って殺しあう」事態を避ける努力が実を結んだ事例もあるのです。キューバのピッグス湾事件、国際情勢の変化による北朝鮮軍の南進の阻止がそれです。ソ連の崩壊と中国の変質によって後ろ盾を失った金日成が北朝鮮による軍事的半島統一を見ることなく死んだ、これは事実です。

 「人間が棍棒を持って殺しあう野蛮な時代」から抜け出す努力。それがいかに努力目標に過ぎないものであり、「絵に描いた餅」でしかないとしても、その努力目標の看板を下ろすべきでないと言っているのです。

 而して、皆さんのいう「人間が棍棒を持って殺しあう野蛮な時代」の様相はどういうものですか。仮想敵は?相手の軍事力は?予見しうる範囲での実際の紛争の様相は?我が自衛隊ないし国軍が持つべき戦力は?武力行使による影響は?武力行使以外に不戦勝に持ち込む方法の選択肢は?

 そういう具体的なものがいっさい見えないから、私は自説を変えないのです。

 戦争はゲームや空想ではなく現実の殺し合いです。その時代の最先端の科学技術と最高の英知を結集して個人的には何ら恨みのない多数の人を殺し、女子供も巻き添えにし、我が身も失い、愛する人々も危険に晒し、我が手を血に染める行為であり、いったん始めたら途中でいやになってもやめられない。次の戦争は血の雨さえ降ることなく、数百万人単位で蒸発する武器が使われるかもしれない。

 その覚悟があって意見を言っているのか?

 それだけです。

投稿: 平野國臣 | 2012/03/14 05:40

9条何て、日本が勝手に定めたもの。
相手国が尊重や遵守する義務も無ければ責任もない。
それを守っていれば平和が保たれるなんてナンセンス。
 警察無くせば犯罪はなくなるのか?

投稿: 通りすがり | 2012/03/14 09:34

核をナイフに例えるなら、さながら日本はスタンガンをもちながらレイプされかかっている女性か。
 困った事に、彼女は家庭のシキタリで『他人に暴力をふるってなりません』と教えられ躾けられてきたものだから、有効な護身具をもちながら、使えないと来ている。
 彼女自身、日頃の危険性は感じてはいたものの、シキタリと現実の間で困惑しているというところか。
 事例が不謹慎であるなら、謝罪します。

投稿: 通りすがり | 2012/03/14 09:47

平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、彼等を参考にして、我々の憲法と軍を整えよう。

投稿: ちはやぶる | 2012/03/14 10:22

変換の確認を怠りました。
抗議は講義の間違いです。

平野國臣さんへ 全くこの命題に関係が無いのですが、ハンドルネームに選んだ理由をお聞かせ願えれば嬉しいです。

投稿: よれこ | 2012/03/14 10:37

よれこ様:

>英国は、占領地フォークランド島を軍隊出動で守り

フォークランド紛争は、私が社会人となって間もなく起きた戦争で、それまで「戦争」を小説や映画などで面白半分に眺めていた自分と決別し、戦争の歴史を本気で研究するきっかけになった忘れられない戦争です。「治にいて乱を忘れず」ということわざがありますが、天国も地獄も決してあの世のことではなく、地上のこの現世のことだと悟った事件でした。

是非、一片の記述で満足することなく、ドキュメンタリーフィルムの一つでも二つでも取り寄せて、ご覧になって欲しい。エグゾセミサイルが艦艇に命中する場面、半身を焼けただらせた兵士、手足を失って車椅子に乗っている若者の数々を見て欲しい。彼らは、私と同世代の若者だったのです。彼らには勇敢に戦った代償として英国政府から勲章が送られているけれども、一片の金属にすぎないメダルごときが、これから何十年と生きていく彼らの一生の何の役に立つというのか。

戦争を始めるということは、多くの人の一生を狂わせるということなのです。それだけの重みを感じることなくして、ゲーム感覚やファンタジーで語ることは許されない。だから、私は脳内筋肉バカとは話をしません。

投稿: 平野國臣 | 2012/03/14 11:22

〉平野國臣さんへ

あなたのような人間がヒトラーのナチスドイツを増長させて第二次世界大戦を引き起こしたんです。

あなたのような人間が北朝鮮の拉致被害者達を増やしていったんです。

あなたのような人間が共産主義をつくったんです。

人間は〝理性を持った獣″です、理性を過信して獣の部分を無視すれば必ずしっぺ返しを喰らうことになります。どうか現実を見てください。

投稿: ありがとう | 2012/03/14 12:29

>投稿: 平野國臣 | 2012/03/14 05:40

戦争がゲームや空想ではなく現実の殺し合いであり
悲惨なものである事はあなたに言われるまでもなく百も承知しています
しかし憲法9条を金科玉条のごとく守っていれば、戦争が起こらないとする考えは
まるで憲法に台風接近禁止と書いておけば、台風は接近してこない
などという現実にはあり得ない妄想と同じです

失礼ですが情緒的小児的な内容のコメントだと思いました

どうも護憲派、憲法9条維持派の人は抑止力という考えがスッポリ抜け落ちているようですね
「改憲→戦争→人が死ぬ」という考えのようだし
軍事力の本質的な意味は敵の軍隊をやっつける力ではなく、抑止力にあります
抑止力とは相手に行為(侵略)の達成が困難である、あるいは行為の代償が高くつくことを
あらかじめ予見させて、行為を断念させる力の事を言います
つまり敵に行為の達成が困難かその代償が高くつくことを予見させる→
敵の野心を行動に移させない→戦争を起こさせない、というわけです

憲法9条が我が国の自衛のための対処能力を制限し
したがって抑止力を棄損するのは、中国が原子力潜水艦で沖縄・先島諸島沖の我が国領海を侵犯したり
艦船数隻で津軽海峡を横断するなどという挑発行為からも明らかでしょう

武力の保持や武力行使を禁じたとしても、戦争はなくなりません
かえって相手の侵略欲を掻き立てるだけです

投稿: f15 | 2012/03/14 12:58

> 坂様、皆様、平野殿

流石、憲法改正がテーマとなりますと寄せられるコメントも多く、またその論点も多岐に渡っているように見受けます。
このテーマに関しては小生も以前にコメントしましたが、重要な点が提示されていないこと及び平野殿の御意見もあり、もう一度述べさせていただく事と致します。

先ず、現行憲法?の正当性につきましては、憲法学を系統的に学んだ事の無い小生には荷が重たいので、皆様のご主張を読ませていただくだけに止めさせてください。

さて、平野殿は以前から小生が提示しております「現行平和憲法の真の守護者」でいらっしゃるのでしょうか?

自衛による防衛戦は自然法に基いて肯定しておられる様に見受けますので、現行の政府解釈と同じと思われます。もちろん、現行憲法の成立過程ではその様に考えられて九条が出来上がったとされますので、それなりに正しいものと思います。

しかしながら、憲法の前文にある決意、「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しよう」に対しては如何なものでしょうか? 言葉通りに曲解して捉えるなら、外国の軍隊が 進 駐 して来たら、その外国の公正と信義にに信頼して安全と生存を保持しようと努めるべきなのではないでしょうか?

この観点から申せば、平野殿は お花畑に暮らす 「現行平和憲法の真の守護者」 ではないと言えましょう。

次からが本論ですが、英国と違いまして成文憲法を持つ日本国の安全保障、それも深刻な事態(有事)への対処が憲法に拠らず、自然法に拠ってしか決まらない、つまり自然法の解釈に委ねられる...議論百出で決まらない場合も有る?

更に、これにより安全保障に関連する法律の根拠が明確とならない為、有事に対応する法整備が的確に為されていない事態を招いていると。

ですから、平野殿が御主張する通り、憲法に日本国が目指す理念が謳われるのは良しとしても、現実の諸法律の基となる部分が不明確であれば混乱を来たすものであり、ましてや理念までに立ち戻って判断を要するとなれば、先に記した通り、他国の進駐軍安全と生存を託すのも一つの解釈になってしまいます。

この様な愚かさを放置していたため、イラク戦争やリビア内乱の際の邦人脱出に他国の好意に頼らざるを得なくなると。そして、次には、皆様があまり触れなかった重要問題を引起していると。

それは、集団自衛権とシビリアンコントロールが不明確になったまま放置されている現状です。

現在の国際社会の中で、集団安全保障に的確に対応できず、軍の指揮権者のみを明示するのみで...暴走を抑える目的だけ?...文民がどの様に軍を指揮し一体となって有事に当るかの態勢が定められていない現状を問題とはしないのでしょうか。

集団安全保障の中で日本だけが、敵国からの攻撃に即応する基準が違うため戦闘に入れない? 同盟国が攻撃を受けても即応して反撃に入れない? 憲法と自然法の解釈の結果からはそうなる...愚か過ぎます!

また、軍の暴走を抑えるのがシビリアンコントロール? 外交と内政とリンクさせながら軍事パフォーマンスを最大に発揮させる様にコントロールするのが当然の目的でしょう。 それに対して、国家安全保障会議の創設が提唱されている最中の日本は、どんな態勢でそれを行うのでしょうか? 総理大臣? 防衛大臣、単独で検討してて指示を出す? まさか全閣僚を集めて閣議を開いて討議をしてから防衛大臣が指示する?...お笑いです、こんな状態ですから東日本大震災の際に、癇首相が自衛隊十万人動員を突如、叫んでみたりヘリコプターからの散水?を指示するような様になるのです。

更に、穿った見方をしますと、憲法の解釈&解釈で軍を運用して行きますと、シビリアンコントロールが効かなくなる事態が発生する元になるとの危惧を持たないのでしょうか?

以上、色々と述べましたが、改めて「現行憲法の前文と九条は改正すべき」と申し述べます。

投稿: ムフフ | 2012/03/14 13:35

>平野國臣さま
「脳内筋肉バカ」はあなたの方でしょう。 
 

私が
≪法の順守こそが民主主義の第一条件です!
 国内法・国際法を破りながら「その憲法を守れ!」とは矛盾していますよ!≫
と言ったことに反論の一言もないじゃないですか!

あなたの戦争を憎む心情はわかりますが
それで
「占領軍が軍事力で強制した日本国憲法を擁護する」
とは大変な矛盾です。
これが分からないのですか?
あなたの脳内の思考力こそ疑われます。
 

「強者(連合軍)は弱者(日本)に(憲法を)強制しても時間が立てば正しいことをしたことになる」
では
「暴力の容認」
じゃないですか!
”暴力の肯定”から平和が生まれるとは到底考えられないですよ!
なんだか・・・
オウムの麻原彰晃のポアの思想
「殺してやることが慈悲である」
と同じではないでしょうか?
 

それと
第二次世界大戦での戦死者は軍民合わせて約2200万人と言われていますが
共産党が粛清(無実の者を殺害)したのは約1億1000万人です。
(モスクワ放送の発表)
分かりますか?
平和の中でこそ人は殺されるのですよ!
 

1938年の「ミュンヘン合意」(会談)
ヒトラーのズデーテンラント割譲要求に英国首相チェンバレンが屈したものですが
この対独融和策によって第二次世界大戦が開かれる端緒となりました。これは有名なエピソードです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%B3%E3%83%98%E3%83%B3%E4%BC%9A%E8%AB%87
 

つまりこれの教訓とは
「平和主義者こそが戦争を起こす」
ということです。
この歴史の教訓に平野國臣さまは反論できるでしょうか?
 

>八神はやて・さま
「兵は凶事なり」は孫子の言葉では無いと思いますが・・・
孫子は
「兵は国の大事なり」(兵者国之大事)
とは言っていますが・・・凶事の方は
私の持つ「中国の思想・孫子呉子」(徳間書店)には載っておりません。

投稿: 柳生大佐 | 2012/03/14 13:43

管理人さんごめななさい。もう黙るつもりでしたが、平野國臣様が、何とも懐かしい言の葉の数々を積まれたし、御自身の禁を冒して論説されたので、私も付記します。
平野様御見聞の主要な戦闘を見れば、管理人さんを含めた私どもと同年輩か少し下かと思われます。
僭越な申し状ですが、おそらく、管理人さんが克服されてきたであろう過程の入り口をお散歩の途中かと見受けました。

>その覚悟があって意見を言っているのか?

 当然です。国際人道法の認める「戦闘団体」を作る・参加することも思考のうちです。また、国家が腰ぬけなら、戦争犯罪になることも承知の上で、家族を守るために侵攻者の殺害もいといません。もしそれまでも否定なさるのなら、ベトナムでシナで米兵や日本兵を殺害したゲリラも同様に非難されなければなりません。ベトナム反戦運動者の口からは、米兵殺害の批判を聞きませんでしたが、平野様はいかがでしたか?

>戦争はゲームや空想ではなく現実の殺し合いです。

戦闘殺害はあっても、それが目的ではありません。現在進行形の南オセチアやチェチェン、南スーダンなどを見て下さい。むしろ、「戦争」とは認識されていないチベットやウイグル人への抑圧、民族浄化の方が「殺し」を目的にしていませんか。シナの周辺国への圧迫は見た目の戦争を経ずに、目的を達する「戦争手段」の一つですが、これをどう評価されますか?

>いったん始めたら途中でいやになってもやめられない。

 ユーゴでも、スーダンでも、東チモールでも「国境」を得た時に戦闘は終結しました。大東亜戦争も第二次大戦も終わりました。パレスチナが求めるのも自己主張に添った国境です。お説が正しいのなら、人類史はすべて戦争状態になりますね。個人的感覚で「戦争状態の定義」を無限拡大しないで事実に添ってお考え下さい。

>次の戦争は血の雨さえ降ることなく、数百万人単位で蒸発する武器が使われるかもしれない。

 中性子爆弾がそれを実現する可能があります。米国はレーガン政権時代に開発を中止しました。中国は開発そている可能性が高い、と各国の安全保障研究所は指摘しています。だからこそ、我々は対応策を核武装も含めて考えねばならないのではないですか?

>そういう具体的なものがいっさい見えないから、私は自説を変えないのです。

 その依って立つ「旗印」が現憲法9条なのならば、相当に薄汚れた悪意を秘めた理想ですね。不戦条約と同じです。効果よりも弊害が大きい。

>しかし、人類と文明の進歩によって

人類の進歩とは、底浅い「共産主義」進歩史観の流れを汲むものでしょうか。人類が時間軸に添って進歩するのなら。源氏物語やフィレンチェ絵画や新旧約聖書、また仏教経典などは廃幣の如くに価値なきもの、となりますが、いかがですか? レーニンの「帝国主義論」ではなく、シュムペータの帝国主義論では、人類の進歩は否定され、文明=テクノロジーは進歩する(進化)するものとされていて、こちらが歴史状況を実態的に解明できているようです。人類と文明を一緒くたに論じるのは粗雑なのではないでしょうか?

>国際情勢の変化による北朝鮮軍の南進の阻止がそれです。

 ソ連が欠席したので、安保理決議が成立して、北の侵略認定になったのです。国連軍が成立して血で血を洗う戦争になりました。特に、リッジウェイ時代の「ハンターキラー作戦」では、「殺害」それ自体が戦争目的に変わったような惨状を示しました。貴方はこれも「人類と文明の進歩」の範疇に入れられているようですが、下段の文意とは相反するのではないですか?
また、金日生死去による軍事統一が「実質的」に不可能(まだその野望を捨てないのが核保有路線と思えます)になったのは人類の生物としての宿命ですね。

>それがいかに努力目標に過ぎないものであり、「絵に描いた餅」でしかないとしても、その努力目標の看板を下ろすべきでないと言っているのです。

 いかなる看板を掲げようとも個人的には自由ですが、実定法たる憲法に書くことで、それこそ北の南進のような事態を阻止する(貴方によればこれも人類と文明の進歩にされていますが)努力を阻害することになるのが問題なのです。貴方のお説に従えば、これは「退歩」の事例になりませんか?
国連憲章でも前文で理想と過去の反省が人類に向かって書かれてはいますが、憲章条文は第7章を始めとして戦争を前提とした対処法(強制力、軍事同盟、集団的自衛権、主権の行使・・・等々)など「日本国憲法9条」違反項目が並んでいますね。貴方の看板は国連条項も排除するような高尚なものですか?

>「人間が棍棒を持って殺しあう野蛮な時代」
ホッブスの「リバイヤサン」の文言を言い変えただけの表現です。これと「社会契約論」とを一つ鍋で炊き上げれば、日本の戦後「民主」教育が出来上がりますが、
西暦紀元の何時頃にこのような時代があったのかお教え下さい。

>仮想敵は?相手の軍事力は?予見しうる範囲での実際の紛争の様相は?我が自衛隊ないし国軍が持つべき戦力は?武力行使による影響は?武力行使以外に不戦勝に持ち込む方法の選択肢は?
そういう具体的なものがいっさい見えないから、

 ジェーン年鑑でもミリタリーバランスでも、防衛白書でも国防年次報告でも、色々と見て下さい。
「見えない」のは貴方の情報収集能力不足か努力の放棄に過ぎません。

 全般的に、同意できる箇所が皆無に近い、矛盾に満ちた、これほど素晴らしい「プロパガンダ」文を見させてもらったのは久しぶりです。深くお礼申し上げます。
見事な釣りでした。

投稿: 団塊老人 | 2012/03/14 13:47

平野國臣様へ
戦後生まれですが、爆死して骨の欠片さえ還らなかったと聞く叔父も居、幼少の頃には白衣の傷痍軍人が街で見かける事も多かったおかげか、私は唯の一度も小説や映画で「戦争」を面白半分でみた事はありません。勿論ゲーム感覚やファンタジーで戦争を語る等、考えられない年代ですから、戦場の惨状は、平野様のように実際に見た事が無くても、イマジネーションは働かせられます。イマジネーションはあくまでも頭と心の中ですから、平野様には「話にならない!」とされるでしょうけれど、見なければ全く分からないという事ではないと思いますし、むしろ見なければ何も分からない、と仰るとすれば、そちらの方が「脳内筋肉バカ」だと思います。
そして、戦争がどれだけ人間を含む生き物全体に惨禍をもたらすものか、と言うことも、皆さん充分にご承知で書いておられるとは思われないご様子が、私には理解できません。

フォークランドを持ち出した私の投稿には、竹島の事も相対する件として書いたつもりですが、平野様はこのまま竹島が韓国に実効支配され続けても良い、とお考えでしょうか?

投稿: よれこ | 2012/03/14 14:42

>>柳生大佐さん
法定追認というのは、時間が経過すれば有効であるとか、暴力を容認するものではありません。結果だけをみるのではく、理論も汲み取って頂きたい。法定追認説というのは意思表示の瑕疵を前提にしている考えです。例えば酒に酔っている状態で契約書にサインしてしまったとします。この場合、酔いがさめた時に、酔っぱらっていたので契約は無効だと主張することができます。同時に、契約時は確かに酔っぱらってはいたものの、意識がはっきりした状態で契約書を読み直してみたら、妥当な契約だと思えたので、その契約内容でいいよと、後から有効なものにすることもできるのです。これが追認という考え方です。暴力団に無理やり契約書にサインさせらた場合や、詐欺に引っ掛かった場合も同様に解することができます。

日本は帝国議会を経て現行憲法を成立させ公布しました。それは不完全なものでしたが、平和条約が発効され、日本の主権が回復した際に追認(現行憲法の履行)したのです。

一たび有効になった憲法は国を形作る法として機能しつづけます。ですから、国家機関の一つにすぎない総理大臣には現行憲法を無効だと主張することはできないのです。

投稿: ヒロ | 2012/03/14 17:08

投稿: ヒロ | 2012/03/14 17:08さんへ

 このような主張を自縄自縛というのです。あくまでも国内法に過ぎないのですから、現行の「国会は国権の最高機関」であることを利用して、国会決議で無効宣言をしても、違法性は阻却されます。
他国が自らを変身させるために、憲法法規を作る場合、それを外国から、違法性を問題視することはできません。
主権の行使として、民意の多数を標榜すれば良いのです。これを議会主導の革命と呼ぼうが、何と呼ぼうが、国内体制の選択をしたに過ぎません。合法性が擬態であっても外国の容喙は入る余地がありません。

投稿: 段階老人 | 2012/03/14 18:44

>ヒロさま
 

日本国憲法の制定は
ハーグ陸戦法規という国際法に完全に違反し
帝国憲法という国内法にも完全に違反して制定されたものです。
 
法理では
検察側に起訴上の瑕疵があった場合は、その他にいかなる理由があろうとも被告は無罪となります。
 

酒に酔っ払ったとかの軽い遊びごとではありません。
 

さらに
ハーグ陸戦法規にも 帝国憲法にも
「不正に改正されても追認によって有効とされる」
という条文などありませんよ。
追認などというものは屁理屈の範疇に属し
「国家主権の尊重や回復」に優先するものではあり得ません!
 

犯罪事実は
あくまでも日本に新たな憲法を押し付けた連合国側にあるのであり
この件に関しては日本は完全な被害者です。
よって
「(これから)総理大臣には現行憲法を無効だと主張することはできない」というあなたの主張は
「暴力の強制を正当とする」ことであり
その出自によって”平和憲法”が生み出されたとなるなら
何ら世界に平和を喧伝する根拠にはなりえません。
 

まぁ・・・
現日本国憲法が制定されたのが1946年ですが
サンフランシスコ講和条約は1951年で(5年後)
更にその後も米軍の駐留が続いているわけですから
「占領軍のマインドコントロール下にあった」
http://www.youtube.com/watch?v=WygvYiz6NFw&feature=relmfu
という論理も成り立ちますよ。
 

第一
最近の裁判誤審の事例でも
一旦認めた自白調書が服役後に覆されることはいくらでもあります。
この場合でも
自白調書と冤罪の主張との時間差がいくらあっても問題とはされていません。
たぶん「死刑直前」でも可能と思いますね。

再審決定に期限はありません。
正義を回復するのに遅いとか 自白調書にサインしたことなど理由になりません。
 
ゆえに現日本国憲法についても
いつ無効宣言を行っても良いのです!
それこそが本当の法理です。

投稿: 柳生大佐 | 2012/03/14 19:21

>ヒロさま
もう一つ

>「国家機関の一つにすぎない総理大臣には現行憲法を無効だと主張することはできないのです」???
 
総理大臣は主権者たる国民の利益の代表者であり、その代行を行うスーパーヒーローです。
ゆえに
国民の不利益を解消することなら如何なることもできるのです。
なぜなら
不当な不利益を解消できない主権者などあり得ないからです!

投稿: 柳生大佐 | 2012/03/14 19:30

今、本屋から帰ってきたトコロなんやけど〜、runほとんど私の覚え違いみたいなんよ〜sweat01 m(__)m 。
A・『兵は凶事』は孫子原文には無い〜。『例のドイツ皇帝のエピソードはどこやろ?』を調べて失望した記憶だけ残ってたとゆー、実にお粗末な話や。
B・『兵は凶器』も孫子原文には無い〜。 こういう言い回しは後世の人の感覚や。
C・『孫 月賓 兵 法』(く、苦しい〜sweat01)にも似たニュアンスの表現は無い…。自宅の中国銀雀山漢墓竹簡整理小組編・村山孚先生訳・徳間書店発行(20030710・九刷・\1800)の本を読み返したけど…無いsign03(買って読んだ本で覚えちがいするなんて…sweat01)
【結論】ネット上にはいろんな流言飛語がありますが、孫子(魏武帝註孫子含む)に『兵は凶器』の一文はありません。ごめんなさい!m(__)m

投稿: 八神はやて | 2012/03/14 22:54

>平野國臣さんへ


>「人間が棍棒を持って殺しあう野蛮な時代」から抜け出す努力。それがいかに努力目標に過ぎないものであり、「絵に描いた餅」でしかないとしても、その努力目標の看板を下ろすべきではないと言っているのです。

そうですか。私も同意しますが、べつに9条を改憲する事が努力目標の看板を下ろすことにはなりません。

むしろ、9条を永遠に守っていた方が努力目標に達する前に最悪の場合日本民族が滅亡する可能性が高いと思いますが。

何も戦争を仕掛けたり軍事国家にする為ではなく、戦争が起きない為また仮に発生しても日本国家・国民に対する被害を最小限に抑えるために改憲するのであって、現実に即してない理想ばかりを押し付けられて9条なんていう言葉が汚いですけど糞の役にも立たない文字の為に犬死するのはまっぴら御免です。


>仮想敵は?

紛れもなく中国・北朝鮮・ロシアでしょう。

軍事的に突き詰めれば韓国や台湾のみならず我が国の唯一の同盟国たる米国も一応は仮想敵として机上演習くらいはするべきです。

かつて自国の意志に反して日英同盟を無理矢理破棄させられ結果的に英国と戦火を交える事態になったことがあるように国際情勢は自国の意図に反して急激に変わりますから。

まあ、あくまでも仮想(シミュレーション)であり最強の軍事国家である米国と互角の兵力を実際に持つ必要はないでしょう。


>相手の軍事力は?

ここでは、とりあえず中国・北朝鮮・ロシアに絞って話を進めます。

なお、携帯電話からの投稿ですので、人員だけではなく各国軍の戦略・戦術や戦闘車輌・艦船・航空機等の種類や配備数など装備について詳しく知りたかったら自身でお調べいただくと助かります。


・中国
軍事予算 5300億元
陸軍 160万人
海軍 26万人
空軍 38万人
他にも14万人の第2砲兵部隊(戦略核ミサイルを運用)や武装警察などがあります。

・北朝鮮
軍事予算 700億ウォン
陸軍100万人
海軍5万人
空軍8万人
陸軍の兵力数だけは圧倒的で世界第2位の規模ですが戦車や火砲などはかなり旧式であり海空軍はまともな戦力ではないので、その劣勢を核武装によって補い、また優秀な特殊部隊を多数保有しております。

・ロシア
軍事予算 1兆2700億ルーブル
陸軍 40万人(更に同数程度の国境警備隊や内務省軍などの準軍隊があるので実質は80万人程度)
海軍 16万人
空軍 16万人
ソ連崩壊によって相当弱体化しておりましたが最近は経済が立ち直りつつあり軍備の近代化を計りはじめています。

最後に我が国の兵力を記します。
・日本
軍事予算 4兆7000億円
陸上兵力 14万人
海上兵力 4万人
航空兵力 4万人
第3世代の90式戦車を300両、最強の防空能力を誇るイージス護衛艦を6隻、配備から30年以上経つ今も最高峰の戦闘機であるF-15を200機保有するなど強力でありますが、専守防衛の名の下に爆撃機や弾道ミサイル等は一切持っておらず敵地に全く反撃が出来ない変わった軍隊です。


>予見しうる範囲での実際の紛争の様相は?

近い将来では

①中国との尖閣諸島を含めた南西諸島に於ける戦闘

②朝鮮半島有事に伴う北朝鮮の日本に対するミサイル・ゲリラ攻撃

③ロシアの北海道侵攻

④韓国との竹島・対馬の領有権問題に端を発する有事

などが考えられますが、更に半世紀以上も経てば今では考えられない国際情勢になっているでしょう。

現に異常気象による世界規模の水・食糧不足や近代文明に欠かせない石油の枯渇等が予見されています。

ですが、それはまだ先の話なので一旦置いときますが、まあ①②以外は起きる可能性はゼロに近いと思います。

北朝鮮は大東亜戦争の時の米軍みたく日本へ着上陸侵攻をする能力は有しておらず、ロシアは北海道を狙うメリットが余りありませんし、韓国は海空軍が我が国より劣勢ですから易々と対馬に侵攻するとは考えにくいでしょうね。

なので①②に焦点を当てます。

現時点に於いて中国が尖閣有事ですんなりと勝てるとは思えませんし、在日米軍と自衛隊が正面切って戦えば中国軍は負けます。

でも日本側の初動が遅れたら奪われるかもしれない上に、在日米軍は局地戦かつ超短期間で紛争が終われば参戦するかは不透明で中国も長期化は当然避けるでしょうから以下は米軍抜きで考えます。

中国軍は海空軍の近代化が遅れていると言われていますが、すでに第4世代戦闘機のSu-27・Su-30MKK・J-10を380機以上保有しており、日本はそれらの同等程度の戦闘機であるF-15・F-2を280機ほどしか保有しておらず、海軍も空母だけではなく新型の駆逐艦や強襲揚陸艦を配備しつつあるので侮れません。

広大な中国本土の防空の為には数多の戦闘機が必要ですしインドやベトナムといった仮想敵があるので仮に尖閣有事になっても全てを差し向けてくる事はありませんが、同様に我が方も全機を南下させるのは防空体制に穴が空くので不可能です。

自衛隊より海空軍力の劣る中国軍は緒戦で出来うる限り戦力を削ぐ為に、沖縄にある那覇基地は勿論、九州の海自・佐世保基地や空自・築城基地・新田原基地、本州の海自・呉基地などに戦闘爆撃機や巡航ミサイルを用いて先制攻撃を仕掛け、電撃的に尖閣諸島に侵攻し与那国島あたりを要塞化するでしょう。

法律で雁字がらめの自衛隊が奇襲攻撃に対処できるはずがありませんから甚大な被害を被るはずですし、奪還作戦となれば弱体化した海空戦力で戦うしかなく、ランチェスターの法則では俗に攻者が相手の3倍以上の兵力が要ると言われていますから、要塞化した島嶼を取り戻すのは相当な苦戦を強いられると思います。

なので、尖閣有事はどちらが勝つのか私に明言はできません。

北朝鮮によるミサイル・ゲリラ攻撃は限定的なもので核弾頭でも搭載されなければ壊滅的な被害にはならないですが、日本各地にある自衛隊・在日米軍施設のみならず都心部の繁華街や送電線・水道・高速道路・新幹線・港湾などのインフラへの攻撃や原発へのテロが考えられます。

弾道ミサイルはMDで対処しゲリラは自衛隊が警察と共同で掃討します。

ゲリラの構成員は精強で恐らくは自動小銃や携帯ロケット砲など重武装しており、警察から段階的に投入しても彼らでは歯が立たないので自衛隊の特殊部隊を当初から出動させるべきです。

こちらは、自衛隊に甚大な被害というのはないでしょうが誤ったり遅れた対応をすれば国民に多くの死者が出るかもしれません。


>我が自衛隊ないし国軍が持つべき戦力は?

尖閣有事で中国軍の奇襲攻撃の例を挙げましたが、戦争というのは先方が正攻法でくるとは限りませんから、交戦規定や武器使用基準の緩和などを計って自衛隊が柔軟に動けるように有事関連の法整備がまず必要です。

また、北朝鮮や中国の弾道ミサイルや航空基地など所謂敵策源地への反撃能力がなければ、先のコメントで専守防衛について述べたように自国が一方的に攻撃に晒されるわけですから、戦闘爆撃機と巡航ミサイルの導入が必要となります。

戦闘爆撃機には制空に特化したF-15の改良型F-15Eストライクイーグルなどがありますが、敵の防空網をくぐり抜け領土深くに侵入せねばならないので、F-35やF-15SEなどステルス機が望ましい。

更に、いずれは核武装も視野にいれなければいけないでしょう。

日本が某国から核攻撃されても米軍が自国民の生命と財産を犠牲にしてまで反撃するはずありませんから。

私は核の傘なんか存在しないと中学生から思っております。

日本が核武装をするに当たり地上にサイロをつくるとなれば反対運動が起きるので、イギリスを見習い原子力潜水艦のSLBM(潜水艦搭載弾道ミサイル)で核を運用し、核の傘なんかより実効的な核抑止力を保持します。

核武装が無理なら、米軍が開発中の「神の杖」と呼ばれる宇宙の軌道上にある人工衛星からロケットブースターを搭載したタングステンかチタンの金属弾頭を投下する兵器を日本も開発し実戦配備するべきです。

こちらの方は、技術的に困難ですが反核アレルギーの強い日本では核兵器よりも政治的に導入しやすく、破壊力は戦術核並なのに放射能は一切ださずMDも突破する強力かつクリーンな兵器です。

こういった兵器は国際情勢が緊迫したからといって一朝一夕で配備できませんから今すぐにも開発に取りかかるべきでしょう。

あと通常兵力は特に増やす必要はありません。


>武力行使による影響は?

こちらから仕掛ける事はないので反撃という形になりますが、影響としては以下のようになると考えられます。

尖閣有事で反撃すれば相討ちになり戦局が膠着する可能性があり、核戦力を保有する中国は実際に使うかはともかく核を用いた恫喝に乗り出すかもしれません。

そうしたら、日本側は国内世論が厭戦ムードとなり政府は折れて降伏を選び尖閣諸島などを譲り渡せざるを得ないと思います。

北朝鮮に関してはこちらがゲリラを壊滅して数少ないミサイルにも対処しきれば、それ以上の事は何も起きないはずです。

だって北朝鮮には手も足も出ないのですから。


>武力行使以外に不戦勝に持ち込む方法は?

中国に対しては日本や欧米など西側諸国が大陸に置いた資本を撤退させたり貿易を中止するなど経済制裁を課します。

西側も経済的な損失を伴いますが外需に頼りきった中国にも大打撃になるでしょう。

同時に韓国・台湾・インド・ベトナム・フィリピンなど対中包囲網を形成すればほぼ四方を塞がれるわけですから迂闊に軍事行動には出れません。

北朝鮮に対してはそこまで大層な事をしなくても米国・韓国・日本が武力攻撃も辞さない姿勢をとれば、口だけでは幾らでも挑発しますが向こうから仕掛けてくる事は自殺行為になるので考えにくく、米軍が空母機動艦隊を半島近海に送りこむだけでもかなりの揺さぶとなり北朝鮮は引くと思います。


>戦争はゲームや空想ではなく現実の殺し合いです。〜その覚悟があって意見を言っているのか?

現実を直視せず盲目に「9条を守れ!」と仰る方にいわれなくでも十分に理解していますし職務遂行中に命を落とす事も覚悟しております。

第一に、そういった様に国民が悲惨な目に合わないようにする為に改憲をすべきだと意見を述べているのですよ。

私も2週間後には着隊し来月からは正式に自衛官を奉職する身であるので、戦争がどれだけ惨たらしいかは重々承知しておりますし、どれほど鍛えぬかれた軍人でも鉛弾一発で肉塊になる戦争になんか極力参加したくはありません。

でも、いざ有事が発生してしまったら誰かが犠牲にならねば他の者が代わりに死ぬだけであり、自衛官が服務の宣誓にある「・・・事に臨んでは危険を顧みず、身をもつて責務の完遂に務め・・・」を生命を懸けて果たさなければ銃後の国民に災禍が及んでしまうのです。

長文かつ乱文、大変失礼しました。

投稿: 防人 | 2012/03/15 00:07

八神はやて様:

指摘ありがとうございます。調べたところ、孫子ではなく韓非子ですね。訂正します。

兵は凶器なり。用を審(つまび)らかにせざるべからず。(韓非子 第二「存韓」)
(「兵は不吉な道具であります。使い方を間違えてはなりません」)

これの意味するところですが、「勝てない戦さはするな。」「戦う前に既に勝っていなければならない。」「できれば戦争をせずに勝つことが良い。」などということではないか、と考えます。

平たく言うと、戦争目的を明らかにすること。戦さは国家の存亡をかけた最後の手段だから、外交的に万策尽きた場合のみに十分な準備を持って行なえ。戦いにつき大義名分があり、外交上、戦闘開始について同盟国の圧倒的な支持を得ていること、等々。

それらの打算がなく、竹島は俺のものだから今すぐ攻め落とせ、みたいなのは最悪です。韓国がいずれ北朝鮮を吸収して経済的に苦境になり、日本の支援を求めてきたときに「ところで、竹島はどうなった?」と切り出す、それぐらいの政略は必要かと思いますよ。

私としては国軍の創設や憲法問題のような形而上的論戦になりやすい問題より、核拡散防止やPKO・海賊討伐など、国際的な軍事連携が必要な話題のほうが、ずっと喫緊の必要性がある問題だと思うし関心があるのですよ。人命の殺傷や我が生命を賭しても敢えてやる価値のあること、それこそ「武」の本質だと思うのですね。

その本質に思いが至っていないのに、やたらとナショナリズムだけで頭が熱くなりやがって軍隊がどうたら戦争がどうたら、そういう日の丸愛国おやじとかArmchair Generalとか、私は嫌いです。

投稿: | 2012/03/15 03:54

憲法談義の中、なんだか流れからはずれるようでちょっと恐縮なんですが、どなたもご指摘なさらないようなので。
>だいたい、東京上空に爆撃機が飛んできても打ち落とせませんからねぇ。(もちろん
>物理的には撃墜できますが殺人罪になる)
>安倍晋三の10年ほど前の発言ですが、爆弾投下のハッチを開く(着手)まで合法>的に打ち落とせないらしいです(笑

確かその後、本記事にも出てくる“部隊行動基準”が改定されたため、その問題は緩和されたように聞いています(ま、中・長距離ミサイルの発達したいまの時代、そもそも爆撃機が第一波で飛んでくるかという命題そのものがすでに昭和を感じさせるのですが)。あくまで緩和であって、根本的な解決、ではないですが。

投稿: さっさか | 2012/03/15 05:44

憲法九条は、いわゆる“芦田修正”によって、自衛戦力の保持ができると「解釈されることが可能」になったと言われ、坂様が指摘されるように、その後も、「解釈」「解釈」「解釈」という綱渡りによって自衛隊を汲々と運営しているというのが実態ですから、確かに根源的な問題点であることは否めないと思います。
こちらのコメントでもシビリアンコントロールについて取り上げられましたが、よく俎上に上るこの問題がどうもいまひとつすっきりしないのは、そもそも日本には“シビリアン”以外存在しないからではないのかとわたしは考えています。
つまり、シビリアン(とりあえず文民などと言わず、なじみやすい民間人とでも訳しておきましょうか。広義の意味では同じ法の下に生きる官僚とて所詮民間人なんです)、このシビリアンに対比する本来的な軍人が存在しないのです。これも「解釈」で灰色決着をしている影響なんではないでしょうか。

自衛隊は極端な話、本格的な兵器を多数所有する大規模な民間人の集まりと言っても過言ではないと思います。
なぜなら、ま、これはこちらを訪れる方にとっては釈迦に説法かと思いますが、本物の軍人は民間人、先の話でいうところのシビリアンとは違う法体系のもとに存在しているものだからです。そこには一般の刑法、刑訴法は存在しません。
だから彼らは任務遂行中、刑法や刑訴法などには縛られません(これは別に殺人や傷害が軍人は無条件に罪にならないという意味ではなく、その構成要件が一般のそれとは異なるということです)。
命令に服従している限りは、その結果の法的責任を問われることもありません(その命令自体の正当性に関して責を負うのは、究極的にはそれこそ“文民統制”でいうところの最高指揮官、民主国家であれば、当然国民によって選ばれた人物であるはずですから、原則的には国民自身となるはず、なのですが、ま、この論法でいくと「最低でも県外」と無意味に引っかき回したアレも、国民の意思ということになってしまうので……まぁあくまでも原則論ですが。
とにかくここで強調したいのは、現代において“統帥権”を持つのは、わたしたち国民の代表なのだということです)。

その代り軍人は、軍法や軍律と呼ばれる別の法体系のもとに属しています。そして、その法の司法権を担うのは軍それ自体です。いわゆる軍法会議や軍律審判というのがそれです。
自らの組織に属する者が何らかの罪を犯した場合、もしくは自らの組織に対し何者かが危害を加えた場合、自らの手によって直接処刑できる。それが軍なんです。法律においても自己完結する組織なのです。

でも、日本の自衛官は、平時の一般人を対象とするのが大前提の普通の法体系に縛られ、なおかつ、自衛官が命令に違反したり、法に違反したりしたとしても、あるいは自衛隊が何らかの犯罪の被害者となったとしても、その法的処分を一般の司法当局、通常の検察や裁判所に丸投げしなければならない。
逆に見れば、大量の武器弾薬を持った危険性を包含した集団にしては、自分の○○を自分で拭けない、実はとってもゆる~い組織なんです。このゆるさを何とか抑えているのは、自衛官ひとりひとりの志によっていると言わざるを得ません。そして、それに甘えているのがわたしたち国民であり、何よりその代表たる政治家なのではないかと思うのですが。

自衛隊が(防衛、自衛)軍になるということ。それは、彼らを違う法体系の中に存在させるということです。そして、それによって具体的に実現されるのは、現在、様々な形で多々見られるような


現場の自衛官に変なしわよせ、矛盾を負わせない


この一点に尽きるのではないでしょうか。むしろこれが実現できないのであれば、自衛隊と呼ぼうが国防軍と呼ぼうが、何の問題の解決にもなっていないということです。名称は軍になったが、相変わらず独自の法体系、司法権を持っていないというのであれば。


蛇足ながら、その違う法体系に生きる者を一般の法体系に生きる者がコントロールする。それが冒頭に触れたシビリアンコントロールなのだとすれば、すっきり解釈できると思うのですが。いわば殺人許可証を持った非常時にのみ特化した集団を平時の法が決して野放しにしているというわけではないのだと思えば(まぁそれ以前に武力というのは外交の重要な1カードですから、その担い手である政府がコントロールできなければ当然困るわけですが)。
軍法とそれに基づく組織は、平時に暮らす一般人の目から見れば“超法規的”つまり無法者に映るかもしれませんが、でも実際にはしっかりと法で規制されているわけです。
少なくとも、問題が起こってからあたふたと泥縄的に、法の解釈云々、「想定外」云々、「時限立法」云々とすったもんだして、結局、一本筋の通らないまま、さしたる戦略もなくその都度姑息的に対処しているほうが逆に危険ではないのかと。

この二つの法体系、シビリアンのための法と軍の法、それらのさらに上に立つ憲法が軍の存在を明文化していない、というのは、確かに著しくバランスを欠くと言わざるを得ないでしょう。軍法があるのに、憲法にはあたかも軍の存在を否定するかのような文言がある、では。
平和憲法として平和を謳うのは別にわたしも異論はありませんが、同時に自衛権の存在も明文化し、それを担う組織の存在を公認するのは特にそれとは矛盾しないと思います。

勇ましさを求めるから、軍にするのではなく、しっかり筋の通った形で武装組織を法の枠組みにおさめたほうが現場の自衛官にとっても最良で、また現場にとって最良なのであれば、当然、安全保障、即ち“平和”に貢献する、と思うからです。
むしろ現在の形のままにいざことが起きれば、屋上屋を重ねた「法の解釈」は、すぐさま馬脚を現し、瓦解するでしょう。が、それでも自衛隊に本来求められる活動を望むのであれば、いずれ彼らに「法の無視」を迫ることになりかねません(これまでも明るみに出なかっただけで実はその“爆弾”を抱えた状態で、やってきていたのですが)。
それは自衛隊自身はもちろんのこと、日本のみならず、関係各国のだれにとっても不幸な事態なのではないかと思います。

投稿: さっさか | 2012/03/15 05:48

途切れていたので続きを投稿します。

韓国は海空軍が我が国より劣勢ですから易々と対馬に侵攻するとは考えにくいでしょうね。

なので①②に焦点を当てます。

現時点に於いて中国が尖閣有事ですんなりと勝てるとは思えませんし、在日米軍と自衛隊が正面切って戦えば中国軍は負けます。

でも日本側の初動が遅れたら奪われるかもしれない上に、在日米軍は局地戦かつ超短期間で紛争が終われば参戦するかは不透明で中国も長期化は当然避けるでしょうから以下は米軍抜きで考えます。

中国軍は海空軍の近代化が遅れていると言われていますが、すでに第4世代戦闘機のSu-27・Su-30MKK・J-10を380機以上保有しており、日本はそれらの同等程度の戦闘機であるF-15・F-2を280機ほどしか保有しておらず、海軍も空母だけではなく新型の駆逐艦や強襲揚陸艦を配備しつつあるので侮れません。

広大な中国本土の防空の為には数多の戦闘機が必要ですしインドやベトナムといった仮想敵があるので仮に尖閣有事になっても全てを差し向けてくる事はありませんが、同様に我が方も全機を南下させるのは防空体制に穴が空くので不可能です。

自衛隊より海空軍力の劣る中国軍は緒戦で出来うる限り戦力を削ぐ為に、沖縄にある那覇基地は勿論、九州の海自・佐世保基地や空自・築城基地・新田原基地、本州の海自・呉基地などに戦闘爆撃機や巡航ミサイルを用いて先制攻撃を仕掛け、電撃的に尖閣諸島に侵攻し与那国島あたりを要塞化するでしょう。

法律で雁字がらめの自衛隊が奇襲攻撃に対処できるはずがありませんから甚大な被害を被るはずですし、奪還作戦となれば弱体化した海空戦力で戦うしかなく、ランチェスターの法則では俗に攻者が相手の3倍以上の兵力が要ると言われていますから、要塞化した島嶼を取り戻すのは相当な苦戦を強いられると思います。

なので、尖閣有事はどちらが勝つのか私に明言はできません。

北朝鮮によるミサイル・ゲリラ攻撃は限定的なもので核弾頭でも搭載されなければ壊滅的な被害にはならないですが、日本各地にある自衛隊・在日米軍施設のみならず都心部の繁華街や送電線・水道・高速道路・新幹線・港湾などのインフラへの攻撃や原発へのテロが考えられます。

弾道ミサイルはMDで対処しゲリラは自衛隊が警察と共同で掃討します。

ゲリラの構成員は精強で恐らくは自動小銃や携帯ロケット砲など重武装しており、警察から段階的に投入しても彼らでは歯が立たないので自衛隊の特殊部隊を当初から出動させるべきです。

こちらは、自衛隊に甚大な被害というのはないでしょうが誤ったり遅れた対応をすれば国民に多くの死者が出るかもしれません。


>我が自衛隊ないし国軍が持つべき戦力は?

尖閣有事で中国軍の奇襲攻撃の例を挙げましたが、戦争というのは先方が正攻法でくるとは限りませんから、交戦規定や武器使用基準の緩和などを計って自衛隊が柔軟に動けるように有事関連の法整備がまず必要です。

また、北朝鮮や中国の弾道ミサイルや航空基地など所謂敵策源地への反撃能力がなければ、先のコメントで専守防衛について述べたように自国が一方的に攻撃に晒されるわけですから、戦闘爆撃機と巡航ミサイルの導入が必要となります。

戦闘爆撃機には制空に特化したF-15の改良型F-15Eストライクイーグルなどがありますが、敵の防空網をくぐり抜け領土深くに侵入せねばならないので、F-35やF-15SEなどステルス機が望ましい。

更に、いずれは核武装も視野にいれなければいけないでしょう。

日本が某国から核攻撃されても米軍が自国民の生命と財産を犠牲にしてまで反撃するはずありませんから。

私は核の傘なんか存在しないと中学生から思っております。

日本が核武装をするに当たり地上にサイロをつくるとなれば反対運動が起きるので、イギリスを見習い原子力潜水艦のSLBM(潜水艦搭載弾道ミサイル)で核を運用し、核の傘なんかより実効的な核抑止力を保持します。

核武装が無理なら、米軍が開発中の「神の杖」と呼ばれる宇宙の軌道上にある人工衛星からロケットブースターを搭載したタングステンかチタンの金属弾頭を投下する兵器を日本も開発し実戦配備するべきです。

こちらの方は、技術的に困難ですが反核アレルギーの強い日本では核兵器よりも政治的に導入しやすく、破壊力は戦術核並なのに放射能は一切ださずMDも突破する強力かつクリーンな兵器です。

こういった兵器は国際情勢が緊迫したからといって一朝一夕で配備できませんから今すぐにも開発に取りかかるべきでしょう。

あと通常兵力は特に増やす必要はありません。

投稿: 防人 | 2012/03/15 10:19

最後になります。


>武力行使による影響は?

こちらから仕掛ける事はないので反撃という形になりますが、影響としては以下のようになると考えられます。

尖閣有事で反撃すれば相討ちになり戦局が膠着する可能性があり、核戦力を保有する中国は実際に使うかはともかく核を用いた恫喝に乗り出すかもしれません。

そうしたら、日本側は国内世論が厭戦ムードとなり政府は折れて降伏を選び尖閣諸島などを譲り渡せざるを得ないと思います。

北朝鮮に関してはこちらがゲリラを壊滅して数少ないミサイルにも対処しきれば、それ以上の事は何も起きないはずです。

だって北朝鮮には手も足も出ないのですから。


>武力行使以外に不戦勝に持ち込む方法は?

中国に対しては日本や欧米など西側諸国が大陸に置いた資本を撤退させたり貿易を中止するなど経済制裁を課します。

西側も経済的な損失を伴いますが外需に頼りきった中国にも大打撃になるでしょう。

同時に韓国・台湾・インド・ベトナム・フィリピンなど対中包囲網を形成すればほぼ四方を塞がれるわけですから迂闊に軍事行動には出れません。

北朝鮮に対してはそこまで大層な事をしなくても米国・韓国・日本が武力攻撃も辞さない姿勢をとれば、口だけでは幾らでも挑発しますが向こうから仕掛けてくる事は自殺行為になるので考えにくく、米軍が空母機動艦隊を半島近海に送りこむだけでもかなりの揺さぶとなり北朝鮮は引くと思います。


>戦争はゲームや空想ではなく現実の殺し合いです。〜その覚悟があって意見を言っているのか?

現実を直視せず盲目に「9条を守れ!」と仰る方にいわれなくでも十分に理解していますし職務遂行中に命を落とす事も覚悟しております。

第一に、そういった様に国民が悲惨な目に合わないようにする為に改憲をすべきだと意見を述べているのですよ。

私も2週間後には着隊し来月からは正式に自衛官を奉職する身であるので、戦争がどれだけ惨たらしいかは重々承知しておりますし、どれほど鍛えぬかれた軍人でも鉛弾一発で肉塊になる戦争になんか極力参加したくはありません。

でも、いざ有事が発生してしまったら誰かが犠牲にならねば他の者が代わりに死ぬだけであり、自衛官が服務の宣誓にある「・・・事に臨んでは危険を顧みず、身をもつて責務の完遂に務め・・・」を生命を懸けて果たさなければ銃後の国民に災禍が及んでしまうのです。

長文かつ乱文、大変失礼しました。

投稿: 防人 | 2012/03/15 10:21

またもや、衛星兵器について述べた文章から途切れていました。


破壊力は戦術核並なのに放射能は一切ださずMDも突破する強力かつクリーンな兵器です。

こういった兵器は国際情勢が緊迫したからといって一朝一夕で配備できませんから今すぐにも開発に取りかかるべきでしょう。

あと通常兵力は現段階に於いて着上陸侵攻が起きる蓋然性は低いので特に増やす必要はありません。


坂様、何回も長文と乱文の投稿をして大変申し訳ありません。

投稿: 防人 | 2012/03/15 10:38

>現場の自衛官に変なしわよせ、矛盾を負わせない
 実に重要な指摘だと思います。現実に今、スーダンに自衛隊を出している。自衛官が遠慮なく敵と交戦できる、戦死できるようにしなければならない。今みたいに安全地帯を選んで施設部隊をだしているようでは、いずれ武装集団に襲われて「想定外」の事態になりかねない。目の前で現地の民間人が山賊の類に襲われていても助けてやれない。
 「日本の国土の防衛」というテーマになってしまうと、茫漠たる内容になってしまう。どうせ、いくら騒いでも憲法九条なんてすぐに改正できない。国民投票とか国会議員の3分の2以上の賛成が必要とかの手続きになる。一部の人がいくら中国の脅威がどうのこうのと煽ったところで、東西冷戦のときのような緊張感は全くない。ソ連軍が北海道に侵攻するかもしれないと思ってパラシュート部隊や戦車軍団を北海道に展開していた70年代とは違うんだよ。それよりも、今、目の前の軍事的脅威の本質は何か。PKO部隊の紛争地域への派遣であり、核拡散防止に伴う北朝鮮の船の拿捕であり原発等重要施設へのテロ攻撃への防衛だ。より大きくは北朝鮮にあるノドン・テポドンミサイル基地の無力化というテーマをどうする、ということ。(「無力化」には軍事的無力化以外に政治的無力化も含む。) 
 一応、海からの脅威への防衛は海上保安庁の管轄になっているが、これはあくまでも警察活動だから戦闘能力に限界がある。九州沖で発生した北朝鮮の不審船との交戦も、あやうくRPGにやられそうだった。こういう目の前の実際のことをどうするというほうが、憲法改正やら国軍の名称の問題よりも、ずっとずっと重要ではないか。

投稿: 平野國臣 | 2012/03/15 11:42

昔、今東光という坊主が自衛隊を訪れて、

「君たちは自衛官だ。安心して人を殺せ」

と述べたそうだ。安心して敵を殺せるようにしてやろうじゃないか。ブログ主さんも、次はそういう主旨でテーマを立てて下さい。

投稿: 平野國臣 | 2012/03/15 12:09

投稿: 防人 | 2012/03/15 10:21様

2点、心からお礼申し上げます。
第一:
不合理、かつ、理不尽な法体系で、他国との戦闘では最初から不利になるハンデを背負われている中での、ご入隊と覚悟の程を披歴されたことに、おおきな勇気を頂きましたし、心から頼もしく思いました。ありがとうございます。一日でも早く、この理不尽な環境を正常化することが私達の務めです。
第二:
具体的な彼我間の分析と、問題点、危機の形などを簡潔にご提示頂きありがとうございました。
観念的「平和論」にはおそらく無駄な作業っだと思って平野某氏の問いかけに事例を挙げるのを避けましたが、丹念な、しかも当事者のご提示だけに、他の方々にも勉強になったことでしょう。私にも無論ですが・・

 さて、今の自衛隊の戦力上、最大の欠点は予備兵力の不足でしょう。英国と日本の正面兵力数は同等でも、予備兵力が、英国70万人、日本約3.5万では、一回の戦闘で消耗した兵力の補充が殆どできない致命的欠点があると思っています。そのことから、ジュネーブ4条約に従った、交戦団体を国内で作り補完する必要があります。阪神震災で一部発見された火器類が、後方騒乱を引き起こすために某隣国が仕込んだものとして対応するためにも、後方援護部隊として編成するのは不可欠ではないでしょうか。
孫の顔を見ながら、その時が来たら老骨に鞭打っても参加して、若者を守る覚悟が沸いてきます。

 防人様におかれては、御自身の御無事であることを祈るとともに、日本への攻撃を躊躇うだけの備えと訓練をお願い致します。

 フォークランド戦では、英軍が攻撃型原潜を遊弋させたことから、ア軍海軍の行動が抑制されました。日本自衛隊にはまだ潜水艦の数も不足している感があります。
シナ軍の「セン20ステルス機」や「ワリヤーグ改」空母が、我が島嶼防衛には非常な脅威になるでしょう。

このブログ管理人さんの御協力で、国内の議論をもっと実際に即した現実論にして行かれることを心から祈念いたします。
防人様には重ねて有難うございます。

投稿: 団塊老人 | 2012/03/15 12:32

m(__)m
(o ゚-゚)m…現在現実の問題を『感傷抜き』で提示するよぉ〜。 日本が隣接する国と衝突した場合、事件・紛争・戦争になるワケやけど…国によって想定する対応が全然変わるなぁ〜。
対ロシアなら本土半分を持ちこたえてアメリカを期待して持久戦。対戦車やゲリラ戦中心の展開になる。
対北朝鮮なら対地大型ミサイルを迎撃する近代電子戦装備が主役、
対韓国なら『手加減攻撃』できる歩兵編成の部隊、
対中国相手なら大陸のダム破壊可能な航空戦力と機動運用空母と同等な中型ミサイル…
※(対台湾は想定しない〜sweat01)
現有戦力を4等分とか非現実な話やし、たとえ予算が30倍になっても10年そこらで人員を育てるのは絶対ムリやん。(この悩みは本職の人達のほうが切実に知ってるハズやろ!?)
( ゚-゚)m…日本が軍事的に要求を通すには仮想敵を絞り、思い切りのいい切り捨てが必要や。無人兵器が大量投入できるなら9条撤廃してもえぇけど…現状では私の意見は『中立』やね。

投稿: 八神はやて | 2012/03/15 12:58

それから、言っておきますけど、

 私を社民党あたりの盲目的に「9条を守れ」と主張している連中と一緒にしている人がいるようですが、そうではないつもりですよ。「人間が棍棒を持って殺しあう時代」から抜け出す努力、そのための努力目標として、憲法9条の看板を下ろすべきではないと言っているだけのこと。日本のような大国が「フツーの国」になったら、とんでもない軍備をもってしまうから、それが他国に不安を与え、アジアの軍拡競争に火をつける、そのことは心配していますけど、自衛権は憲法の上を行くものだと上でも言ってるでしょ。

 どうせ、どこかの国と全面的戦争なるなんていう事態は、少なくとも予見しうる未来には有り得ないんだから、憲法改正なんて、いくら騒いでも盛り上がりませんよ。そうは言っても「人間が棍棒を持って殺しあう時代」は今も現実に目の前にあるのだから、現実に対処する上で憲法の条文や専守防衛の解釈に無理があるなら、どこをどう変えるのか提案したらいいじゃないですか。
 
 例えば、北朝鮮にあるノドン・テポドンミサイル基地を叩くには航空自衛隊の戦闘機に空対地ミサイルを装着する必要があって、これは今は専守防衛の立場からできないらしいのですけど、どーしても今の憲法のままでは無理だ、これでは国民を守れないというなら、防衛庁も防衛省に昇格したのだから、防衛省が改正法案を国会に提出したらいいんですよ。

 最初に改正ありきではなくて、まず、今のままではどこがどうまずいのか、現実の状況に対処できないのか、そこからスタートすべきだと思うのですけどねえ。

 それから、私の親戚や友人にも自衛官はいるので、この人たちが戦いがい、死にがいのある状況を考える、少なくとも「無駄死に」にはならない程度の議論はしてもらいたい。だからナショナリズムで熱くなっているだけの日の丸愛国おやじやArmchair Generalは嫌いだと言っています。

投稿: 平野國臣 | 2012/03/15 13:34

手前勝手なことは言わないでいただきたい!
 
現在の人類学の研究では
「国家が戦争を生んだのではなく 戦争が国家を生んだのである」
http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51778744.html
ということが分かっています。
 
人類学も知らず・社会学も精神分析も分からない自称空想的平和主義者こそが
熱に浮かされているのです。
 
個人間や集団間の闘争・戦争を抑止するために「共同体の掟」が作られ
近代に至って 「法治国家」が作られています。
つまり
”法治”によって個人間の復讐を国家が代行して それ以上親戚の間の殺し合いにまで発展するのを防いでいるのです。
つまり 戦争を無くすには 法治を行う以外にはないのです。

しかしながら
ここのコメント諸氏の中には
「法治を破ることを是認する」方が居られますね。
それで自称は「平和主義者」と思われているのですから滑稽です。
 

>国際法・国内法に違反しても履行され追認されれば有効である???
それなら
国会で無効宣言がなされても履行され追認されれば
これも有効となる理屈ですよ!
 

これに反論できる方は居られるのでしょうか?
 

つまり
現日本国憲法は
手続きを無視して誕生したのですから
自身もまた手続きを無視して無効とされる運命にあるのです。
これこそまさに自業自得というべきですね。

「呪われた現日本国憲法」
これは一旦 火葬にして
再生するなら清らかな手で行うのが正しい道だと私は思いますね。
「法治を無視」しておいて「追認されれば法治を要求する」のは
典型的な矛盾ですよ。

投稿: 柳生大佐 | 2012/03/15 14:31

> 防人殿、

来月には正式に任官なさるとの事、「御活躍」はそぐわないので、「使命」を全うされる事をお祈り申し上げる事と致します。そして、常に組織の外から見た姿がどうなのか?...ご参考にすることをお勧め致します。 ちなみに、島国の日本に対しまして「併用戦能力の欠落」の指摘がある事を紹介致します。もし、既にお読みであれば失礼の程、お詫び致します。

> 平野國臣殿、

いゃっー、チョッと斜めに構えた記述、貴殿には似つかわしくないと思うのですが。

> 自衛官が遠慮なく敵と交戦できる、戦死できるようにしなければならない。
> 安心して敵を殺せるようにしてやろうじゃないか。

って何ですか。 皮肉ですか? 戦争の現実を知らしめる為の強調ですか? 偽悪趣味だったら「およしなさい」と言いたいです。それで、

> ういう目の前の実際のことをどうするというほうが、憲法改正やら国軍の名称の問題よりも、ずっとずっと重要ではないか。

と現実が判っていらっしゃるなら、その現実を生んでいる元(自然法の解釈に拠る国防や自衛戦争)の見直しに注力すべきとお考えになりませんでしょうか?

投稿: ムフフ | 2012/03/15 14:39

あらあら、おべんちゃら言っちゃって。

防人さんとやら、若いもんにおべんちゃらを言う年寄りには気をつけなさいよ。

カラ約束、梯子はずしの名人と相場は決まってますから。

私が若い自衛官に言う言葉があるとすれば、「君らが敵に銃砲を撃つことはないから、英語を学べ、できるだけ技術を身に付けろ」しかありません。

志方俊之という人が退官して一番困ったことは、迅速に戦車を動かす能力しかなかったことだと言ってましたわな。志方さんが自分のことを言ったのか、退官していく自衛官の再就職先を心配して言ったのか、ちょっと記憶が飛んでますけどね。

体力を養い、語学や技術を学び、何かの機械を動かす、このあたりまでは民間のゼネコンに就職するのとたいして変わり映えはしませんわな。飛行機や艦船なら、ちょっと意味合いが違ってきますがね。民間と違うのは、ひょっとするとPKOや海賊退治に動員されて銃砲を扱う状況に遭遇するかもしれない、ということ。

けっして、日本がどこかの国と大きな戦いをして、そこで英雄的な死を迎えるなんて妄想を現実のものとして抱いちゃいけません。

私の中学時代のクラスメートは生徒会長もやった優秀な男でね、卒業と同時に自衛隊に入隊して北海道のパラシュート部隊に所属して、そりゃもう若い頃は精悍な男でしたけど、40才を過ぎて会ったときは六本木の「図書管理部隊」(今、防衛省があるところ)に所属して、「おまえ、敵と戦えるのかよ」と思うぐらいブクブクに太っていましたわな。しゃべる内容も愚痴ばかり。会社にいる生活に疲れた窓際族と何にも変わりませんでした。

日本はアメリカと違って分厚い軍需産業の蓄積がないですから、一生自衛隊にいて幕僚になるならともかく、退官すると、自衛隊にいたというメリットは、なかなか活かせません。

人生は長い。若く輝いている時は短いものです。あとで振り返って後悔のない生き方をして下さい。

投稿: 平野國臣 | 2012/03/15 16:12

>皮肉ですか?

皮肉じゃないんですよ。PKO、海賊退治、北朝鮮船の拿捕を意識してのコメントです。現実の仮想敵は北朝鮮しかないし(その北朝鮮も崩壊寸前だけれども)、シーレーンに出没する海賊は討伐しきゃならない。国連の要請でPKOに派遣される、そういう場所はロクなところがありません。たいてい暴力団が巨大化したような武装集団がエサを捜しているという状況でしょ。山賊・海賊は遠慮なく撃ち殺して貰わないと善良な人が困ることになる。今の自衛隊の規則だと、自己防衛しかできない。携行できる武器も限られている。敵の巣にえいやっと先制攻撃をかけてドカンとぶっ殺すことができない。イラクやカンボジアPKOでは、現地警察に守られているという情けない状態でした。そのあたりの指揮権は自衛隊から切り離して国連軍の傘下に置くなど、検討が必要なはずです。

投稿: 平野國臣 | 2012/03/15 17:12

>平野國臣さん

貴方がそう思わなくとも仰る通りのままでは社民党の主張する事の結果と何ら変わらないのですよ。
「憲法の条文や専守防衛の解釈に無理がある」からと、その都度、解釈を改めて新たに法律をつくるのでは即応性が全くありませんし、もはや死文と化しているのと同じでは。
また憲法9条と自衛隊の整合性という根本的な問題を残しているので、下火になっているとはいえ憲法違反だという指摘を永遠にされ続ける羽目となり、海外派遣など事あることに憲法と自衛隊について議論が紛糾してしまいます。

日本が「フツーの国」になったからといって、財政や国民世論を鑑みれば「とんでもない軍備」になるとは到底考えられない。
先に私が述べたように戦闘爆撃機・巡航ミサイル・原潜とSLBMを保有したぐらいで「とんでもない」なら、アメリカ・ロシア・中国は言うに及ばずイギリス・フランスも「とんでもない軍備」でしょう。
すでに中国が「他国に不安を与え、アジアの軍拡競争に火を付ける」存在なのに、日本が多少の軍備をした所で他のアジア諸国に不安を与え軍拡を招くのは杞憂に過ぎないと思います。
日本が何の説明もなく闇雲な軍拡に努めれば当然周辺諸国から危機感を持たれますが、韓国・台湾・ベトナム・フィリピン・インド等と連携して中国の横暴に立ち向かおうと呼びかければ寧ろ喜ばれるはずです。
大体、国防というの他国の顔色を異常に伺ったり許可を貰ってするものではありません。

「どこかの国と全面的戦争になるなんていう事態は、少なくとも予見しうる未来には有り得ない」事はないのでは。
まあ10年20年後にはないでしょうし、確かに私が現職にある間に全面戦争は考えにくいですが、貴方と同年齢くらいになり子や孫の生きる半世紀から1世紀後には起きている恐れは多少なりともあります。
あと、「日本がどこかの国と大きな戦いをして、そこで英雄的な死を迎えるなんて妄想を現実のものとして抱いちゃいけません」は大きなお世話であり特に「英雄的な死」なんかは考えた事すらありません。
そもそも戦争に英雄はないんです。
ですが志方さんが現職にあった時代には想像もつかなかったであろうPKOや海賊対処など海外派遣が今はあるので「敵に鉄砲を撃つこと」は十分あり得ます。
まあ話を元に戻しますけど、つい最近、地球上の人口が70億人に達したそうで2100年には100億人にもなるそうですが、皆が日本人のような生活をする富や資源もありません。
更には天然資源の枯渇や地球温暖化による異常気象を原因とした食糧難や水不足は昔から指摘されており、最悪の場合は数少なくなった資源や食糧の為に地球規模で国家間による分捕り合戦に突入している可能性だって十分考えられます。
我が国は石油や鉄鉱石などは乏しいですが水やメタンハイドレートはふんだんにあり、尖閣諸島は周知の通りで言うまでもありませんが中国は他にも日本の水源地を買い漁っているとの報道もありました。
なので、日本は軍事面の強化のみならず、食糧やエネルギー面での自給率を上げたり実用的な代替エネルギーを新たに開発しなければ将来に渡って存続出来ないと思います。

あと、私は誰かを殺めたいが為に入隊するわけではありませんからご心配なさらずに。
しかし、家族や友人など周りの人のみならず国民が殺されるのを黙って見ていられるほどの聖人君子でもありません。

投稿: 防人 | 2012/03/15 17:41

>>柳生大佐さん
憲法を新しく作ることはできます。ですが、総理が無効を宣言することはできません。総理がなにゆえ総理なのか、国会がなにゆえ地方の井戸端会議ではないのか。それは現行憲法に規定されているからです。現行憲法によって内閣も国会も国家機関としての権限が与えられているのです。もっとも、その権限は限られています。総理に限っていえば、閣僚の任免権、行政各部に対する指揮監督権、国会への議案提出権などです。総理が突然「明日から税率200%にする」と宣言したところで、それにはなんの法的効果は発生しないのです。無効宣言も同様です。自縄自縛で滑稽だとの指摘もありましたが、憲法とはそもそもそういうものです。

次に、「現日本国憲法は手続きを無視して誕生したのですから自身もまた手続きを無視して無効とされる運命にある」とのことですが、現行憲法は第90回帝国議会で審議されて、手続きに則って成立したので、この指摘は的外れです。

では、なぜ現行憲法を作らなくてはならなかったのか?それはポツダム宣言を受諾し降伏したことによって、実質的意味の憲法が変更されたからです。具体的には、国家主権の喪失、領土の縮小、軍国主義の否定、基本的人権の尊重、国民主権の確立を意味していました。現行憲法はこれらを成文化したにすぎません。

念のため、ポツダム宣言の内容を列挙しておきます。
1.吾等の条件は以下のとおりであり、これについては譲歩しない。執行の遅れは認めない。
2.日本を世界征服へと導いた勢力を除去する。
3.第6条の新秩序が確立され戦争能力が失われたことが確認されるまでの日本国領域内諸地点の占領
4.カイロ宣言の条項は履行されるべき。又日本国の主権は本州、北海道、九州及び四国ならびに吾等の決定する諸小島に限られなければならない。
5.日本軍は武装解除された後、各自の家庭に帰り平和・生産的に生活出来る。
6.日本人を民族として奴隷化しまた日本国民を滅亡させようとするものではない。一切の戦争犯罪人は処罰されること。7民主主義的傾向の復活を強化すること。言論、宗教及び思想の自由並びに基本的人権の尊重は確立されること。
7.日本は経済復興し、課された賠償の義務を履行するための生産手段のみを保有出来る。戦争と再軍備のためのそれは認められない。
8.日本国国民が自由に表明した意志による平和的傾向の責任ある政府の樹立。これが確認されたら占領は解かれる
9.全日本軍の無条件降伏。以上の行動に於ける日本国政府の誠意について、同政府による保障が提供されること。これ以外の選択肢は、迅速且つ完全なる壊滅のみ。

繰り返しになりますが、まったく新しい憲法をつくることはできます。しかしそのために現行憲法によって支えられている国家機関(内閣・国会・裁判所)を利用することはできません。つまり、新憲法を作り、日本から独立する他はないのです。ただし、憲法改正についてはこの限りではありません。

投稿: ヒロ | 2012/03/15 19:17

>投稿: 平野國臣 | 2012/03/15 13:34


>それよりも、今、目の前の軍事的脅威の本質は何か。
>PKO部隊の紛争地域への派遣であり、核拡散防止に伴う北朝鮮の船の拿捕であり
>原発等重要施設へのテロ攻撃への防衛だ。
>より大きくは北朝鮮にあるノドン・テポドンミサイル基地の無力化という
>テーマをどうする、ということ。

それらも突き詰めれば9条の問題に行き着くでしょう
本筋を避けて、枝葉末節の議論をしても無意味です

>そのための努力目標として、憲法9条の看板を下ろすべきではないと言っているだけのこと

その努力目標とやらを拘束力の発生する憲法に記述する事は
自衛策を講じる上で自縄自縛になるので如何なものかと、ずっと疑問を呈しているのですけどね

>日本のような大国が「フツーの国」になったら、
>とんでもない軍備をもってしまうから、
>それが他国に不安を与え、アジアの軍拡競争に火をつける、
>そのことは心配していますけど

憲法9条改正=とんでもない軍備を持つ、というのは話が飛躍しているし
アジアの軍拡に火をつけるのが日本だというのはあなたの偏見でしょう
自虐史観に基づく日本悪玉論を示唆しているようで不愉快です

日本の防衛予算は平成15年以降ずっと縮小傾向にあり
一方周知のとおり、中国の軍事予算は拡大し続けてます
今は、日本の防衛力増強が周辺諸国に不安を与え
アジアの軍拡競争に火をつけるのではないか妄想する前に
中国の軍拡を警戒し、軍事アンバランスが生じないよう対策を取ることを
最優先に考えるべきでしょう

>どうせ、どこかの国と全面的戦争なるなんていう事態は、
>少なくとも予見しうる未来には有り得ないんだから、
>憲法改正なんて、いくら騒いでも盛り上がりませんよ

安全保障は不具合が発生してから、その都度逐次手直しをしていたのでは遅すぎます
福島の原発事故では想定外の高さの津波で冷却装置が流されて被害が拡大したけど
過去にも大きな津波が押し寄せてきたことは、文献や石碑という形で残っていたので
想定する事は出来たはずです
諸外国では冷却装置を高台に設置する事を法的に義務付けている所があるそうですが
日本もそれに倣っていれば、最小限の被害で済んだかもしれない

同様に国防も全面戦争だろうが小競り合いだろうが
近い将来起こりえないと楽観して、法的矛盾や不備をそのままにして置くのは
無責任のそしりを免れないでしょうな
安全保障にかかわることで想定外だったは通用しません

>最初に改正ありきではなくて、まず、今のままではどこがどうまずいのか
>現実の状況に対処できないのか、そこからスタートすべきだと思うのですけどねえ。

9条に戦力の不保持を明記しつつ、現実には自衛隊という実力組織が存在する事は大きな矛盾だし
交戦権の否認は侵略に対しての抵抗・自衛すら否定しています
あなたの言うように黙って殺されるバカはいないでしょうから
どこかの時点で抵抗反撃を試みるのでしょうけど
平時から9条の存在が政治家も含めて日本人の中に軍事全般に対する忌避感を植え付けているので
いざ有事にきちんと対応できるのか甚だ疑問だということは既にコメントしました
現代の兵器は第二次世界大戦の頃とは比較にならないほど進化し
投射能力破壊能力が増しているので、初動の遅れが致命傷になりかねない
一発だけなら誤射かもしれない、などと寝ぼけた事は言ってられません

>そのあたりの指揮権は自衛隊から切り離して国連軍の傘下に置くなど
>検討が必要なはずです

なぜ指揮権を自衛隊から切り離す必要があるのか理解に苦しみます

投稿: f15 | 2012/03/15 20:44

>ヒロさん
 

あなたも左翼と同じく
「革命があった」と言われるなら
「革命を再度宣言して憲法を無効とする」
ことも可能ですよ。
 

あなた方は「主権の概念」をご存じないようですね・・・
主権とは
何ものにも干渉されない排他的な権利です。
つまり拒否権ですね。
ゆえに
この場合の国家主権(拒否権)の発動によって「国際法・国内法に違反して制定された現日本国憲法の”拒否”」も当然できるはずです。
それでなければ
「日本国民は主権を持っていない」
ことになりますよ。
こんな可笑しな理屈はあり得ないですね。
 

当然ながら
米国占領軍の脅迫下で行われた国会議決は無効ですし
ポツダム宣言が被占領国日本へ新たな憲法を強制して変更させたとするなら ハーグ陸戦法規に明確に違反しこれもまた無効です。
 

民法の「追認」は
善意の第三者を保護する意味があるので憲法にはそぐわないのですが
詐欺と脅迫による意思表示は「取り消すことを得る」とちゃんと定められていますよ。
(民法96条)

尊属殺人罪というのも
戦前からある法律でしたが・・・
1973年に「違憲判決」があり
1995年(平成7年)に「削除」されています。
ほら!
追認されても いつでも無効にできるでしょう?

投稿: 柳生大佐 | 2012/03/15 22:15

>ヒロさま
 

>総理が突然「明日から税率200%にする」と宣言したところで、それにはなんの法的効果は発生しないのです
 

そうです。
ゆえに
国際法・国内法に200%違反した現日本国憲法もまた
法的効果は発生しないのです。
 

無効宣言はその確認ですから・・・これは有効です。

投稿: 柳生大佐 | 2012/03/15 23:58

投稿: ヒロ | 2012/03/15 19:17さん
仰っているのは、現行法を唯一の正当性の根拠とされている「普通」の認識です。しかし、これを論拠にする限り、PKO派遣された自衛隊が部隊としての行動もできず立ちすくみ、危機にある人を助けることもできない状況が続きます。また、隣国が領土・領域を現実に蚕食しつつあるのをリアルタイムで対処することも叶わないわけです。国際法上は正当な行動が違法とされているのです。押されて押されておされまくった上でようやく「改正」が大勢になったとしても、そのときは大戦闘を行わねば回復不能のダメージを受ける可能性が現在高まっているのではないですか。改正規定が異様過ぎるのは、ヒロ様も認識されていると思います。

回顧録でチャーチルの言った
「第二次世界大戦は我々がもっと早く戦争をする決意を示していれば、やらずに済んだ戦争だった」
というのは歴史の示す逆説です。

現行法をかざして「できないこと」をあげつらうことは簡単です。で、それで済むのでしょうか。決意と準備があれば、危機は深刻化しないのは現在も同じでしょう。


 帝国議会の改正規定を利用して現行憲法が成立したのは、表面的史実ではあってもそれは「合法性の擬態」に過ぎません。「SWNCCが憲法を起草したこと」を検閲で秘匿させ、事後法(これも不法ですが)である「極東軍事裁判所条例」を作る以前に当時の国際法にない範疇の「戦犯逮捕」を続ける中で、占領軍監視状態で行われた帝国議会の決定は、威圧による立法であって、ハーグ法規のみならず、第一次大戦後に確立した国際慣習にも違背している、と見なすことに問題はないはずです。
 貴方が「悪法でも法は法なり」として、国滅ぶのを他人事視しているとは思いたくはありませんが、結果として現状はそれが現実化しつつあると、判断せざるを得ません。
ハーグ法規の「占領地の法変更禁止」規定には、「原則として」というのが頭についていて、これを盾にして占領軍の憲法起草合法を主張する憲法学者もいますが、これは、清瀬一郎弁護人の「ドイツのように統治主体が消滅した場合にそれが該当する」とするのが妥当です。そうでなければ、ハーグ法規は「占領すれば何をやっても良い」ことになってしまい、禁止規定は無意味になります。この観点から見れば、貴方の例示したポツダム宣言条項には抜けがありますね。それは、「我等の条件は左記の如し」です。この後に「日本国軍隊の無条件降伏」とあるのですから、統治主体としての「帝国政府」は正当に存立しているのです。そして、軍の武装解除を済ませた後で、トルーマンの見解がマッカーサーに与えられ、日本国家の無条件降伏の如くに扱いが変わったのでした。このようなポツダム宣言の変質の後にSWNCC製憲法を授与するのは「違法」認識が占領軍にあったからこそ、検閲と教科書の改ざんが行われたのが正確な史実です。貴方の描いた歴史ジグソーパズルに不足するピースを加えました。

 困難に直面した国家がどのような手法で国内法を確立させていくかは主権の行使の範疇です。

 もし現行法がドイツ基本法のように、改正容易で2年弱で変更が加えられていくような融通性に富むものならあえて、過去の違法性をあげつらう必要はありませんが、そうではないのが問題を引き起こしている現実がある以上、「できない」論理を列記することは生産的ではない。どうすれば、正当性を擬制的にも確保しながら困難を克服するか考えることが「まとも」な思考法です。

 幸か不幸か我が国会には、出席議員の過半数で成立する「国会決議」なるものがある。これは法でもないにも関わらず、立法手続きを経ずに成立してしかも、それは有効期限が無制限の「法外の法」として慣習的に有効な便利な道具があります。一応、現行法の「国会は国権の最高機関」を根拠にしているので、合法性を帯びるのです。

韓国が第一次大戦以降(1915年)に有効になった「威圧による条約は無効」を叫び続けて、1905年の日韓併合条約を違法化する手法は、ある意味我々の参考にもなりえるのではないか。主権国家の権利を活用すれば、国会決議で現行法を無効化しても他国がとがめることはできないでしょう。

投稿: 平野國臣 | 2012/03/15 13:34さんへ

>そのあたりの指揮権は自衛隊から切り離して国連軍の傘下に置くなど
>検討が必要なはずです

国連憲章の第7章を見て下さい。国連軍は常設ではなく、未だ憲章に基づく「国連軍」ができたこともありません。7章に基づく国連軍は、常任理事国が指揮権をもち、加盟国軍は「軍事参謀委員会」に要員を派遣するとあります。ですから、貴方の主張は検討対象になりません。朝鮮戦争は国連総会の「平和のための結集決議」を安保理が追認して、「国連軍」を僭称したに過ぎません。
貴方の念頭にはPKOがあるのでしょうか。ご主張は小沢一郎氏と同じです。そしてPKOは憲章の規定にない組織で俗に「6.5章」と呼ばれるものです。(6章:紛争の平和的解決、7章:強制的措置の中間の意味)
この組織には統一司令部は無く、指揮権は参加各国が独自に持ち、安保理ではなく総会と事務局長が調整機能を果たす構成になっています。
国連と国際法の理解に混乱が見られます。思い込みと願望に基づく論立てが目立ち、異論にレッテル貼りをする悪弊のあるのは残念です。現実認識は非常に深いにも関わらず・・・


投稿: 団塊老人 | 2012/03/16 01:36

 皆さん、タカ派ですな。

 そうは言っても、パパ・ブッシュ政権以来、あのロケット弾みたいな頭をしたアーミテージが、Show the flag. Boots to the ground.と、やたら自衛隊の海外派遣を要求してきた、その要求をネグる盾に9条を使ってきたことは想起してもいいんじゃないですか?
 
 アメリカの要求のままに海外派遣してきたら、今頃、何人か戦死している自衛官が出てましたよ。そういう状態を日本人がどれだけ受容できたか。今頃、社民党政権が誕生して福島みずぽ総理が誕生していたかも知れないすな。

 押し付け憲法であっても、それを我が物としてきたからこそ半世紀以上経っても改正されないできたわけで、いくら戦争できるようにしたいと喚いたところで、今50代の私が死ぬまでに改正されるとは、とても思えないやね。羽田孜以来の歴代の自民党連立政権でさえ、9条を盾にネグりまくってきたんだから、これからはもっと難しい。中曽根御大や石原都知事をひっぱり出してきても無理やね。西村慎吾でも担ぐ?そりゃ笑い話でしょ。

 そんだけ、世間に緊張感がないっつうこと。いくら中国が、中国が、と喚き散らしたところで、毛沢東や金日成が生きていた時代とは違うっちゅーうの。あの時代の世間の空気を知らんのですか?あの頃は高校生の私でさえアメリカの核の傘の下で暮らしている日本を実感できた。今、ぜんぜん感じないですな。タカ派の皆さんは、まだ東西冷戦の時代や湾岸戦争当時に生きてるつもりですか? ベルリンの壁の崩壊、鄧小平以来の中国の変質やアラブのジャスミン革命はなかったの?

  改正しろ、改正しろと喚いたところで、世間からは特殊人間だと思われ、無駄口を叩くだけだと知るべし。

投稿: 平野國臣 | 2012/03/16 03:21

ずっとコメントの流れを読ませていただいていて、なんとなくですが、平野國臣さんとの落とし所が見えてきた、と言いますか、こころなしか論調に変化が見られるような気がします。
つまるところ、平野國臣氏は平和であろうとする努力は続けなければならないと主張され、そのために平和憲法を旗印として残さなければならないとする。

もしこういうことであれば、平和憲法というものの定義はともかく、その精神に異論のある方はおそらくないように思います。だれもが平和を願っているものです。いや、こういうと「平和」ということばに変なイメージがあるので、

「誰も好んで戦争をしたいとは思っていない」

と言っておきましょうか。そして、こちらのブログを読まれるような方々はみな、ただ非武装平和憲法を掲げさえすれば、戦争にならずに済むとは思っていない。
で、実は平野國臣氏もそうだと言われる。
ではなぜ現在の憲法に固執されるのかというと、「平和を謳うべきだから」という当初とは若干主張が変化し、「改憲は現段階では現実的ではないから」だという印象を受けます。
ですが、本ブログは「それを現実的なことにすべく努力しようではないか」ということなのではないでしょうか。
わたしの感覚からすれば、「現段階」どころか、未来永劫、現憲法下では安全保障にとって十全な法体制は整えられないように思います。だから、この「現段階」を次のステップに進めるよう努力するほうが現実的ではないのかと考えています。


ところで、おそらく皆さん大前提のことなのだとは思うのですが、武力行使の目的は「ひとを殺すこと」ではないですよね。
それはあくまで副次的な影響であって、本来の目標は敵の戦力を無効化し、もって我が方の脅威となる彼方の動機を潰えさせること。しかし残念ながらそれを「無血で成就する」というこの目標はほとんど理想ですから、結果として次善の策、つまり「彼我の犠牲を最小限に抑える」にシフトせざるを得ない。
ただ、ヒヤリハットの法則ではありませんが、武力行使に至ってしまった事例の影には、もっと無数の「無血」で済ませた事例があるはずです。ただ表に出ないだけで。

例えば警察vs立てこもり犯だって人類の争いのひとつには違いないのですが、これが特に日本の場合流血を招くことなく、結果として立てこもり犯の投降で終わることが多いのは、国家対一個人では戦力が違いすぎるからです。

国家対国家、もしくは国家対テロリストや少数民族、宗教集団などなにがしかの組織でも著しい戦力差を見せつけてそれができればいいのですが、残念ながら、その規模となると、お互いに同じことを考えるので、ただ軍拡競争に陥るだけということになります。

実はアメリカの犯罪事情などでも、一時期は警察側がその戦力の違いを見せつけすぎたが故に、犯罪者側の重武装を招き、かえって治安が悪化、結果として警察側は戦略を転換、現在では「交渉人」によってソフトランディングを目指すように変化しています。

この点において逆を行くのが我が国です。ご存じのように我が国ではあまりに日本の警察が戦力を見せつけなかったために、海外から流入してきた犯罪者たちが「なめてかかる」ようになり、またそれにならって日本人自身もかつてほど警察に対し、おそれいらなくなりました。
そこで日本では逆に警官の拳銃の使用基準が緩和され、警官の発砲が増えました。
どうもこの「戦力の見せつけ方」というのはちょうどいいところがあるようですね。やりすぎてもだめ、やらなさすぎてもだめという。

>大体、国防というのは他国の顔色を異常に伺ったり許可を貰ってするものではありません。

という防人氏のお言葉には、「異常に」や「許可」ということばが入っているので、必ずしも意見が異なるのではないのかもしれませんが、ある程度は相手の顔色を見ながら、戦力の見せつけ方を調整しなければならないのかもしれません。ただ、こういうのってポーカーゲームですからね。表に見える“顔色”が真実とも限らなかったりするのですが。

ただひとつ言えるのは、相手を殺したり傷つけたりすることなく、銃を見せ
「動くな、撃つぞ」
このひとことで解決をはかりたいのであれば、そのひとことに説得力を持たせなければならないということです。現在の法規制の中で自衛隊が放つ
「動くな、撃つぞ」→「武力行使に及べば、君たちが損害をこうむることになる」
このことばは果たしてどれほどの説得力を持っているのでしょう。持っている銃は、確かに高性能な本物ではあるのですが……。勝負を「鞘の内」に収めたいのであれば、その鞘に収まった刀が竹光とバレてしまっては困るのです。本当に「必殺」の覚悟を秘めなければ、無血では済まないのです。

ところで平野國臣氏は

>イラクやカンボジアPKOでは、現地警察に守られているという情けない状態でした。

とありましたが、わたしは先の話、「戦力を見せつけすぎるな」にしたがえば、それで済むのであればそれでいいのではないかと考えています(誤解のないように言うと、自衛隊は自身のことは自身で守っていました。問題は友軍が戦闘に巻き込まれても手が出せなかったということです。これに対して現地指揮官は、自衛隊員の何人かをその戦闘中の友軍に偵察に赴かせ、“彼らも巻き込まれたから「自衛する」”という大義名分をもって友軍を守る、つまりその戦闘に参加する気だったとのことです。それこそ法的責任を問われる覚悟で。わたしが改憲によって是正したいのはこういう無用な負担を現場に負わせることなんです)。
イラクのサマワでの現地と自衛隊との関係は奇跡的なまでに友好的でした。そしてそれが治安維持につながっていたというのは否定できないことです。これには各国の軍隊が驚愕し、こぞって視察に訪れたくらいです。

ですので、平野國臣氏の

>自衛官が遠慮なく敵と交戦できる、戦死できるようにしなければならない

>安心して敵を殺せるようにしてやろうじゃないか

には改憲論者のわたしのほうが「おいおい過激だな」と違和感を覚えてしまうくらいなのですが。その意識ではむしろ流血を招くようで心配です。
わたしの「それで済むのであればそれでいいじゃないか、そうしておこう」というのは、

「それでよいのであれば、それですませる。しかし、それでは済まない事態も想定しておくというのが安全保障というものだろう。ましてや、それですむことにまでわざわざ武力を行使するというのはこれは安全保障の本末転倒ではないか」
ということです。

実際我が国ではあまりなじみがありませんが、国境が地続きの大陸の各国では「国境警備隊」が配備されています。これは「軍隊」ではありません。むろん警察でもなく、戦力的にはその中間、いや若干軍寄りかな、に位置します。敵と遭遇しやすい国境付近に直接軍を配備するとかえって無用の緊張を招くため「それですませ」ているのです。
日本でこの「国境警備隊」に相当するのは英語で言うところの「日本沿岸警備隊」即ち「海上保安庁」ですが。

最後に、平野國臣氏のご発言についツッコミをいれてしまいましたが、平野國臣氏は言葉が先走ってしまったり、論理が飛躍してしまったりする点は感じられますが、そういうものを差し引いて読むと、実のところ、わたしが考えているところとそう大きな違いはないようにも思うのですが。
ただ改憲か護憲かという一番大きな部分を除けば、ですが。
考え方に大きな違いはないように思えるのに、結論は大きく違ってしまっている、これってなぜなのか、ちょっと興味があります。わたしにはかの戦後教育の残滓が感じられないでもないのですが。正直、わたしにもそれはあると思いますし、ね。

投稿: さっさか | 2012/03/16 06:50

私は「タカ派」ではありませんよ。
 

私は「国際法・国内法を守るべし」と法の遵守による紛争の解決を志向しているのですが
平野國臣さまは「国際法・国内法は破ってもよい」として暴力による紛争の解決を求めているのですから
こちらの方が「タカ派」だとするのが正解です。
 

第一
日本の近隣国家は全部
徴兵制度も核兵器も保持しているのですから
平野國臣さまのお言葉は世界の常識にも反していますね。
 

再度「国家主権」に関して言えば・・・
戦時国際法と憲法は最上位の法規でありますが
民法などはそれよりもずっと下位の法規に過ぎません。
ですから
下位の法規が上位の法規を規定するなどあり得ないことです。
(憲法に優越する法は自然法以外には無い)
さらに
国家主権は「固有の権利」であり
他を考慮する必要無く排他的に制定できる権利です。
ゆえに
善意の第三者を考慮する場合がある民法とはぜんぜん考え方が違うのです。
 

米国は
第二次世界大戦後も戦争を行い 勝利したこともありますが
日本に強制した以外は 敗戦国に一度も憲法を強制しては居りません。
ゆえに
ポツダム宣言による憲法の強制は国際法に違反するので
「その憲法は無効である」
ということが確定した。
・・・ということですね。
 

桓武天皇が軍隊と警察を廃止してしまったので
治安が荒れ南北朝の動乱が起り 応仁の乱・戦国時代を経て武家政権が続いたのです。
たしかに
中国の王朝は西欧各国に比べて平和を多く維持してきましたが
その反面「専制政治で人民を弾圧してきた」のも歴史の真実です。
競走・闘争の民主主義と
専制・強権の平和主義とは
一長一短には語れないですね。

>・・・石原都知事をひっぱり出してきても無理やね???
大阪市の橋下市長が総理大臣になればあっという間に改正できますよ!
http://www.youtube.com/watch?v=MSP7igE9U70

投稿: 柳生大佐 | 2012/03/16 11:54

 えっと、海外のPKO活動および海賊討伐は、民間でいえば何かのプロジェクトに数社の社員が集団で出向するようなものだと思います。出向先の社員が何をするか、出向元の企業がああだこうだと干渉していたら、出向先のプロジェクトマネージャーは困りますよ。
 
 例えば、PKO部隊の指揮官が米軍人であり、装備も米軍なみとすれば、自衛官はアパッチヘリやレーザー誘導ミサイルを使えるのか。専守防衛の枠内で育てられた自衛隊には様々な制約があるはず。敵地攻撃用の兵器に習熟しているのかどうか。また敵地攻撃に出撃できるのか。現に比較的治安の良い地域に施設部隊しか出せていない。私は建設業界に20年近くいましたからね、道路工事でも水道用のタンクでも、あんな程度のことをするのに何を大げさな、と思うことしきりですよ。

 それでも、これまでは運が良かった。自爆攻撃も武装集団の攻撃も受けなかった。でも、いつ想定外のことが起きるか分からない。戦闘部隊も出すべきだと思うし、そのときは戦死者が出ることも考えておかなければならない。

 それに、リベリアのテイラー軍団と同類のような基地外どもが徘徊している場所に、味方の陣地だけ固めてその中でじっとしてろ、という命令はあまりに酷というべきです。積極的に敵陣に攻撃をしかけてこそ守れる命もある。

 Show of Forceだけで何とかなると思うのは、楽観的にすぎると考えます。最悪の連中は一部を殺して見せしめにする、それこそ一罰百戎の武威を示してこそ守れる治安もある。

 出向中の待遇はともかく、出向先での行動は出先のプロジェクトマネージャーに一任させなければならないと思う所以です。

PS.上で誰かがお尋ねの「平野國臣」のハンドル名を使っている理由ですが、これは幕末の志士・平野國臣の「わが胸の燃ゆる思いにくらぶれば、煙はうすし桜島山」の詩が気に入ったから使っています。幾つになっても、いや、死ぬ瞬間まで心に燃えるものを持っていたい。

投稿: 平野國臣 | 2012/03/16 12:18

まあ、そんなわけで私は自衛隊の戦闘部隊をPKO活動に参加させるのに賛成なわけですが、世論は許さないかもしれませんな。
 
 例えば、いかに難民を守るためとはいえ、他国で銃砲をぶっ放すという行為は、その国にとっては恥辱であり、日本の青年が現地の戦闘に巻き込まれて死ぬなどという状況は受け入れがたい。日本と米国では戦争に対する見方・文化風土がまるで異なりますから。
 
 ということで、米国主導でやってきたPKO部隊に直接参加することに替え、日本的な国際軍事協力のあり方としては、少し長い時間と広い視野をもって「国際的治安維持軍」を創設するのが良いと思うのです。例えば、アフガニスタン国軍の将官を日本に留学させ、自衛隊や日本の教育機関で様々なことを自由に学んで貰う。アフガニスタンにはろくな産業がありませんから、「国際的治安維持軍」の基地をアフガニスタン国内に持ち、そこから世界各地の紛争地域にアフガニスタン国軍の兵士を国連軍として供給する。まあ、タリバン討滅後の話ですけど、そういうやり方もあるのではないかと。

 日本に招聘した将官の中から、世界各地で大統領や首相になる人物が現れたら、それこそ嬉しいことじゃないの。

投稿: 平野國臣 | 2012/03/16 13:08

>>柳生大佐さん>>団塊老人さん

どーも話が噛み会わないので、論点別に整理させて頂きます。

論点1:抵抗権
 抵抗権とは、政府による著しい国民の権利・自由に対する侵害がおこなわれ、しかも選挙・訴訟などの通常の政府責任追及制度が有効に機能しない場合に、正常な立憲政治を回復するために認められる国民の特別な権利を言います。ですから、憲法保障の一つの方法として保守的性格をもちます。また暴力的手段に訴えることも許されるところに特徴があります。
 日本の場合の抵抗権の実定法上の根拠は、日本国憲法が前提とする立憲民主制それ自体に求められますが、憲法12条・97条に求める説もあります。
 いずれにせよ、抵抗権とは正常な立憲政治を回復するための権利なので、立憲民主制を前提とする現行憲法を否定するような自殺行為は認められません。言うまでもないですが、旧憲法にはそもそも抵抗権など認められていません。

論点2:現行憲法は無効とするところの意味
 柳生大佐さんによると、現行憲法はそもそも無効だとのことなのですが、どうも追認についての反論の仕方から、その意味をきちんと理解していないように見受けられます。
 現行憲法はそもそも無効だったという主張を是とするなら、現行憲法に付随する、憲法付属法まで無効だということになります。憲法付属法とは、通常の議会制定法に含まれる国政規範でありながら実質的意味の憲法に属するものを意味します。現在では、皇室典範・公職選挙法・国会法・内閣法・国家行政組織法・裁判所法・財政法・地方自治法・判例などが、その例として挙げることができるでしょう。現行憲法が無効であるなら、これらの付属法が無効であることを意味するのに、なにゆえ判例を根拠として反論なさっているのですか?自己矛盾です。
 一方で、現行憲法を無効とするなら、旧憲法が有効であり続けていることを意味しますが、例えば現在の民法は私的自治の原則を基軸にしています。旧憲法とは整合がとれませんので、民法も無効ということになります。しかも旧憲法との整合性を考慮すると、この話は民法に限ったことではなくなります。日本大混乱です。

論点3:追認について
 追認とは意思表示に瑕疵があった法律行為を確定的に有効とする法律行為であり、広く認められた法理です。私人を対象とする場合、確かに取り消し権が認められていますが、それはあくまで個人のレベルだからです。憲法はポンポンまるでスイッチがある機械のように電源がオンオフになることはありません。

論点4:国際法に違反して制定された現日本国憲法
 国際法に違反している、という主張の根拠になっているハーグ陸戦条約は交戦中の占領政策に関する規定であり、休戦後は拘束されないとwikiにのっていました。そもそも柳生大佐さんはポツダム宣言を華麗にスルーされていますね。

論点5:国内法に違反して制定された現日本国憲法
 こちらもスルーされていたので、もう一度。現行憲法は第90回帝国議会で審議されて、手続きに則って成立したものです。

論点6:国家主権(拒否権)の発動
 日本は敗戦し、一時的に独立国ではなくなっていたのでが、そのことをご存じないのではないかと不安になってしまいますね。あなたの言っている国家主権は独立国の主権です。占領管理体制下にあった日本にそのような国家主権など存在しませんでした。日本が名実ともに独立国家としてその地位を回復したのはサンフランシスコ平和条約の発効してからです。それまでは、最高法規性だとか国民主権だとかの現行憲法の原理も不完全なものでした。
 しかし、もっとも重要なことは主権が回復した日本が国家主権(拒否権)の発動を選択しなかったことです。そればかりか追認したのです。なぜか?それは現行憲法にあわせて、すでに憲法付属法などの国内法が整理されていたからですが、視点を外へ向けると、日本が独立するために平和条約を締結した国々の信頼を裏切ることを避けるためです。この意味では、現行憲法を無効とすることは、独立国であることを放棄することになってしまいます。サンフランシスコ条約を破棄する正当な権利を相手国に与えることになるのですから。

論点7:PKO協力法の合憲性
 PKOとは、国連の決議に基づいて、紛争当事者間の武力紛争再発の防止に関する高原の遵守の確保など、紛争に対処して国際の平和と安全と維持するために、国連の統括の下におこなわれる各種の活動をいいます。業務としては、選挙監視・インフラ整理のほか、停戦監視・兵力引き離しなどが挙げられます。
 このようなPKOへの協力については、ⅰ)憲法前文の要求とする立場(合憲説)と、ⅱ)憲法上認められないとする立場(違憲説)とがあります。しかし、見方を変えれば、このPKO協力法は、ⅰ)の解釈が可能なのだから、明らかに違憲とはいえないという意味において、自衛隊の部隊の海外派遣を含めて、合憲とみるべきでしょう。
 したがって、自衛隊が派遣先で苦労しているのは政策的な問題であり、憲法問題ではないのです。

論点8:「合法性の擬態」
 最初に言いましたが、私の現行憲法が有効だという主張は、「合憲性の擬態」を前提にしています。繰り返しになりますが、現行憲法の成立過程において法的な瑕疵を帯びていたと考えるのが自然であり、「憲法自律性の原則」という大原則も破られたとみるのが全うな見方です。
 とくに、指摘されている「日本の統治体制の改革」(SWNCC-228)についてですが、それは議会支配性型の議院内閣制を基本構想とそするもので、ポツダム宣言が想定したように、「日本国民の自由に表明せる意思」に従って政治制度を定めるという余地は、あまり残っていなかったのです。
それゆえ、法定追認説を支持しているのです。

論点9:ハーグ陸戦条約とポツダム宣言
 法は一般法と特別法に分類されます。そして、特別法は一般法に優位します。これが法解釈のルールです。具体的には、民法は一般ほうで、会社法は特別法です。民法と会社法を見比べてみると矛盾することが多々あります。その場合、特別法である会社法が優先されるのです。
 陸戦条約とポツダム宣言ですが、陸戦条約は一般法であり、ポツダム宣言は特別法にあたります。ゆえに陸戦条約よりポツダム宣言が優先されるのです。もっとも論点4で既に触れましたが、陸戦条約はそもそも射程外なので比べるまでもないのですが。今回は陸戦条約が有効だとしたら、という前提で追加しました。

論点10:「国会は国権の最高機関」の意味
 あたかも、全能であるように言われていますが、最高裁判所による違憲立法審査制度が存在していることからも、国会が全能であるといった意味でないことは確かです。そこで、政治的美称説と法規範説が対立しています。
 現代の立憲民主制の下では、公民団としての組織化された国民こそ「国権の最高機関」というべきですが、憲法は「国権の最高機関」と呼ぶにふさわしい各種の重要な権能を国会に与えています。しかし、恐ろしく長くなるためここでは割愛します。重要な点は、憲法改正の手続きの要件は憲法に記されているため、国会が勝手に変更することはできないということです。韓国を例に出されていますが、韓国の憲法と日本の憲法は別ものなので何ともいえません。日本に限って言えば、国会も所詮、国家機関の一部なので憲法を自由にいじることはできないのです。そもそも国内法とひとくくりにされていますが、憲法は法律に優位するもので、別格です。

 現行憲法がそもそも当然に無効だという主張の意味と、旧憲法が有効なのだという主張の意味をもう少し論理的に、かつ体系的に考えて頂きたい、あるいは示して頂きたい。

投稿: ヒロ | 2012/03/16 19:26

憲法論議は もう半世紀以上もそれなりの識者がやっていることで、問題点は出尽くし、もうお腹いっぱいの感があります。

ペリーの来航以来、土壇場にならないと議論が詰められず、或いは決断が出来ない。この手の日本人のマインドが一気に変わる状況を想定すると、これは防人さんたちの部隊なり、艦艇なり、航空機がどこぞから一方的攻撃を受け、火だるまになって、多大の人的損害を蒙った時か。

「胸裏百万兵足りて、散るや万朶の桜花」は五・一五事件の首謀者、海軍中尉三上卓の詠んだ歌ですが、正直、あまり見たくない情景ですよね。

石原さんだか、橋下さんだかが、本当はドア一枚蹴破れは済むことかもわかりません。ルピコン川など、ご大層なものではなく、カエサルにとってただの小川に過ぎませんでした。

ところで、昔の参謀本部第一部は通称、作戦部と言われ、作戦、編成、動員の3課から成っていました。この中で 何が一番重要かというと、実は動員なのですね。平素から準備している兵力量と物量で後は自動的に決まってくる。

逆に、作戦と編成は防人さんたちにお任せします。安全保障の問題は相手方の(企図×能力)のあることで、知れたら終わり、対処は刻々と変わってくる。素人が議論したところで、はじまりません。

動員の問題は 団塊老人さんがご指摘の通り、日本の場合わずかな予備自衛官がいるばかりで、補充能力は皆無に等しい。
先日の東日本大震災で陸自中心に十万体制で臨んだ結果、各駐屯地はもぬけの空。「留守部隊」という概念もないのですから、自然権自衛隊とはね、なるほど?
全然有事を想定していないのですよ。元自衛官を除いて、軍事的な素養なり、経験を持った民間人が皆無というのも致命的な問題です。

英国陸軍の予備は 七十万ですか。あそこは島国で、昔から陸軍の数は恐ろしく少なくてさえ、そうですものね。スイスは長野県とほぼ同じ面積ですが、48時間以内に五十万以上を動員できます。

肝心要なことに不用意な国は、見透かされます。フランスを中心としたNATO諸国も 先日のリビア遠征の二、三週間で全彈を撃ち尽くし、アメリカの補給を受ける騒ぎとなりました。アメリカから「いい加減にせえ」と、だいぶ怒られたようですが。

どう格好つけようと、対米依存症は、日本と同じだなあと。そこだけは慰めになりましたが、勿論、安心している場合ではないです。

投稿: レッドバロン | 2012/03/16 20:17

>ヒロさん
あなたの方が都合の悪いことをスルーしているのに
私がスルーするなどと嘘を言わないでいただきたいですな。
 

>論点1:抵抗権
ヒロさんは旧憲法も「告文」(こうもん)も読んだことが無いようですね。
旧憲法の前に出ているはずですから ちゃんと読んでくださいね。
旧憲法も現憲法と同じく立派な「立憲君主政体」であり
天皇も憲法遵守の義務を負うので(告文に書いてある)
「国民の権利・自由に対する侵害」が行われることはありません。
ただ問題は
「天皇と皇祖・皇霊との契約」を「天皇と国民との契約」の形に憲法を改正する必要はあったでしょうが・・・
いずれにしても天皇の祖先は悪事などしませんから実質的には何の問題も無いですね。
 

論点2:現行憲法は無効とするところの意味
「日本大混乱」と言われますが
現憲法制定時でも大混乱など無かったでしょう?
だから次も無いですね。
「旧憲法を無効とし・新憲法を用意しておく」なら混乱は無いです。
それこそ「付随法は継続する」という”特別法”を作ればいいじゃないですか。
そこで食い違いが出てきたら改正するなり新たに法律を作ればよい。
 

論点3:追認について
法的根拠なし。

論点4:国際法に違反して制定された現日本国憲法
「休戦後は拘束されないとwikiにのっていました」
該当箇所見当たらず。
講和条約は1951年ですから
1946年に制定された現日本国憲法は まだ戦闘中に制定されていますから 「完全に国際法に違反」していますね。
 

論点5:国内法に違反して制定された現日本国憲法
占領軍による脅迫で成立した日本国憲法は正当な手続きを無視して制定されたので無効です。
 

論点6:国家主権(拒否権)の発動
ヒロさんのは「強盗の論理」です。
強盗が「オレの書類に署名しろ!しないと殺すぞ!」と言うのと同じですよ。
よって強盗の脅迫による憲法改正は無効です。
国家主権の一つである憲法制定権は「固有の権利」であり他国の許可を必要とはしません。
 

論点7:PKO協力法の合憲性
同意。
 

論点8:「合法性の擬態」
これについては「論点1:抵抗権」にて反論しております。

論点9:ハーグ陸戦条約とポツダム宣言
「特別法は一般法に優越する」ということには
≪違憲審査権をもって憲法違反とする≫
を準用して
現憲法は無効といたします。
 

論点10:「国会は国権の最高機関」の意味
あららら・・・
ヒロさんは「特別法は一般法に優越する」と反対のことをここでは言われていますね。矛盾してますよ。
まぁいいですが・・・
前述のように私は「旧憲法が有効」と主張するのではなく
一時的に「そうしたとしても大きな混乱はない」と言う立場です。新憲法を宣言の前に用意しますから・・・
 

ヒロさん
私があなたに言いたいことは
「血塗られた手で呪われた憲法を制定しても
世界平和にはつながらない」
ということです。
世界に平和を確立するには「法治」(法を守ること)しかありません。
ですから
国際法・国内法ともに法治を無視して制定された現日本国憲法にはその資格が無い
ということです。

投稿: 柳生大佐 | 2012/03/17 00:09

国際法上、国家は、集団的自衛権、すなわち、自国と密接な関係にある外国に対する武力攻撃を、自国が直接攻撃されていないにもかかわらず、実力をもって阻止する権利を有しているとされています。わが国が、国際法上、このような集団的自衛権を有していることは、主権国家である以上当然です。しかしながら、憲法第9条の下において許容されている自衛権の行使は、わが国を防衛するため必要最小限度の範囲にとどまるべきものであり、他国に加えられた武力攻撃を実力をもって阻止することを内容とする集団的自衛権の行使は、これを超えるものであって、憲法上許されないと考えています。
赤塚慎也

投稿: 赤塚慎也 | 2012/03/17 12:13

>>柳生大佐さん
 憲法論はこちらでまとめてあったので紹介させて頂きます。ちゃんと法定追認説ものっていました。Wiki侮りがたし。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8A%BC%E3%81%97%E4%BB%98%E3%81%91%E6%86%B2%E6%B3%95%E8%AB%96#.E6.8C.87.E6.91.98.E3.81.A8.E5.8F.8D.E8.AB.96
 追認についてはこちらを参照ください。無効なものも有効とすることができる、という考えです。厳密には新たな法律行為が発生すると考えられているので、やや簡略化されすぎていますが、どーぞ。
http://horitsu6infolaw.xrea.jp/mini_w_category/t_gyo/t_tsuinin.php

本題へ
>「血塗られた手で呪われた憲法を制定しても世界平和にはつながらない」
 そもそも血塗られていない憲法などありません。人権だってそうです。もちろん旧憲法もたくさんの血を必要としました。清廉潔白な人間など存在しないし、そんな国家も存在しないのです。現実と向き合いませんか?それから、法律の解釈には基本的な解釈のルールがあるので、それを学ぶといいと思われます。
 最後に主権についてですが、独立国家だった台湾がなぜ現在国家として認知されていないのか、思いをはせてみてください。サムライブルーやなでしこが国際大会にでれなくなりますよ。

投稿: ヒロ | 2012/03/17 13:57

>ヒロさん
ハーグ陸戦法規には「休戦中は適用されない」という文言はありません。左翼の勝手な解釈です。
第一
「休戦中に適用されない」なら
休戦中に捕虜を自由に殺してもよいことになりますよ?
 

追認は民法の規定であり
最高法規の憲法には適用されません。
また
「脅迫による押し付け憲法」を誤認と言い変えるのは「強盗の論理」ですよ!
 

私が考えられる限り
「押し付け憲法」は歴史上・日本にのみですよ。
 

台湾が国家として認知されてないのは
単純に武力の問題です。大陸を凌駕すれば国家として認められるということ・・・
 

ヒロさんが知らないことをもう一つお教えしましょう。
米国は「ポツダム宣言」を履行しておりません!
 

驚きましたか?

理由
米国憲法 修正(権利の章典)第一条
Congress shall make no law respecting an establishment of religion, or prohibiting the free exercise thereof; or abridging the freedom of speech, or of the press; or the right of the people peaceably to assemble, and to petition the Government for a redress of grievances.
全文
http://en.wikipedia.org/wiki/United_States_Bill_of_Rights#Amendments
 

Congress 政府
shall make no law  法律を作ってはならない
respecting  ・・・に関して
establishment of religion  宗教の設立
 

分かりましたか?
 

上記の単語を最初のセンテンスに戻すと
「政府は 宗教の設立に関する法律を制定してはならない」
ですね。
 

しかし
現在 日本では多くの解釈がWikiを含めて
establishment of religionを「国教」と訳しております。
しかし
国教ならthe established(or state) religion なんですよ。
 

つまり
Wikiを含めて日本の政教分離に関する解釈は間違いなのです。
 

米国憲法では 本当は
「宗教を制限してはならない」=「国教もOK」
ということが定められているのです。
だって・・・
米国紙幣には
IN GOD WE TRUST (我らは神を信ずる)
と書かれているでしょう!
 

米国大統領が就任する時には
(キリスト教の)聖書に手を置いて宣誓する
でしょう!
・・・これが何よりもの証拠ですよ!
http://ameblo.jp/hbs-hagiwara/entry-10195858460.html
 

つまり
ヒロさんは「米国はポツダム宣言を根拠にして日本に民主主義を送った」と言われていますが・・・
米国憲法では
「国教を制限してはならない(政教一致OK)」
なのに
日本国憲法では
「国教を禁止する(政教分離)」
と正反対の民主主義を日本に押し付けているのです。
 

結論
「ポツダム宣言」に違反しているのは米国の方です。
米国は誤まった民主主義を日本に押し付けて日本の弱体化を意図しました。
ゆえに
「間違った民主主義の追認」など
まっぴらごめんですね!
 

「現実に向き合わなければならない」のはどちらでしょうか?
 

ヒロさん
謝罪すれば許してあげますよ。
私は保守ですから左翼よりはずっと寛大ですので・・・

投稿: 柳生大佐 | 2012/03/17 17:30

(続き)
論点4:国際法に違反して制定された現日本国憲法

だれが書いたwikiかは知りませんが、権威はありませんね。

ご指摘の条項は「陸戦の法規慣例に関する条約」42条「占領地域」と43条「占領地の法律の尊重」を一緒くたにして融合させた「珍論」です。
「42条」は一地方が敵軍の権力に落ちたときは、そこを占領地とする、という戦闘の一局面での定義と制限条項であり、「43条」は“国の権力が事実上占領者の手に移りたる上は・・・絶対的の支障なき限り、占領地の現行法律を尊重して・・・”とあるだけであり、休戦との関連言及はありません。柳生大佐さんへの問いかけではありますが、私見も述べれば、ポツダム宣言には第7項に「・・・連合国の指定すべき日本国領内の諸地点は、・・・占領せらるべし」とありますが、占領行政でこの条項を連合軍が守った形跡なく、占領行政はなしくずしにこの条項を遵守しないで国全体に及んでいます。連合軍の身勝手な宣言違反は相互主義によって日本側も完全に遵守する義務からの離脱ができます。
また、昭和20年9月2日の降伏文書では
・日本国軍隊と国民に敵対行為の停止及び、戦利品になる国有財産の保全
・日本国軍隊の指揮官に無条件降伏の命令を下す
・天皇及び日本国政府の国家統治の権限は、本降伏条項を実施する為、適当と認むる措置
を執る連合国最高司令官の制限の下に置かれる。
などとあり、降伏条項を実施するために必要な統治の制限を行うことに留まっており、ポツダム宣言からも、降伏文書からも占領軍の一組織が主権的行為である憲法の起草を行う法源を導き出すことはできません。
つまりこの起草と授与そして、合法の擬態として行った帝国議会の過程のすべてが、戦犯逮捕威圧のもとで行われたことと合わせて、ハーグ法規と威圧による制定の禁止慣習に違背しているのは明らかです。冷戦の進捗の中で、極東委員会とマッカーサー司令部との確執から、憲法の違法手続きによる起草と授与に踏み切ったのであり、法理論問題というより、国際間の駆け引きの都合でマッカーサー司令部が違法を承知で日本に飲ませたものです。だから、「SWNCCが憲法を起草したことへの言及」を検閲条項に入れて、日本の自由意志によるという捏造を教育と報道への介入によって洗脳していったのが真相です。

論点5:国内法に違反して制定された現日本国憲法

 帝国議会の件は論点4に記載したので、論及しません。
当時の国内法は帝国憲法の下の法体系からできています。占領や敗北の場合の具体的事項がないので、占領状態の威圧状況下での「改正」は帝国憲法の想定するところではありませんから、制定の手続きにも違法性の指摘が可能です。平時の仮想によって「議会での改正」を装ったのであって、国民の自由意志が欠落していますから、これは国際関係によって論じるべき範疇です。「規定なきものは自国有利に解釈する」という慣習法からすれば、この議会制定事態が無効である、と論じることに不都合はありません。
(次コメントに続きます)

投稿: 団塊老人 | 2012/03/18 00:01

(続き)
論点6:国家主権(拒否権)の発動

「占領下の日本」という産地の明記された産業製品が輸出されていますよね。独立国でなかったのなら、日本という名称が残ることも不思議です。ま、これは言葉のあやですが、既に示した「降伏文書」でも統治行為の制限という協定になっています。統治行為は主権的権利です。主権の制限と主権の喪失を混同する誤りを犯しています。講和条約は制限条件の解除です。これをご存知ないのではと不安になってしまいます。事例をひとつ示します。日本軍の復員が未完了のとき、残存日本軍約350万の威力を背景にして、日本政府は占領軍要求を跳ね返したことがあります。武装解除が完了したときを見計らって、占領軍はポツダム宣言と降伏文書の条項を無視していく段階に入っていくのですが、この背景にトルーマンのマッカーサーへの勧告文があります。これより、日本国軍隊の無条件降伏というポツダム宣言の条件を、「日本国家の無条件降伏」の如く扱うようになっていきました。貴方の論考は占領軍による協定違反を進める過程を無視して幾つかの時点の表面現象を選択的に繋いだもので粗雑な論になっています。

 現行憲法の原理が占領下では不完全にしか機能しなかった、ということは事実でしょう。占領軍指令で、朝鮮戦争の掃海作戦に旧帝国軍人を動員したのもその事例です。これは現行法を公布はしたが、施行せずという状態です。逆に言えば、施行できない法を制定したこと自体が違法性を疑わせることになりませんか。
講和条約以前に、施行できない法に依拠して作った法体系もまたしかり。

別の事例です。婦人参政権と農地解放は戦時中に法律は完成していましたが、戦争中なので、公布を延期していました。それを占領後に「占領軍指令」によって公布しました。この法律の依拠するのは帝国憲法です。現行法体系のすべてが、現行憲法に依拠して作られた、というのは、史実を無視した神話です。講和条約を現行憲法との関係で、「信頼を裏切る」などとの心理的、情実的視点で論じるのは、法理論に強いと思われる貴方の言葉とは思えません。講和条約を締結する直前の段階で国内で論議沸騰したのは、全面講和か片面講和かの論議でした。
講和条約を見てみましょう。
第一条は「講和条約が発効する日に、日本国との戦争状態が終了する」とあります。
再度述べますが戦争状態における占領地の法の遵守規定(ハーグ法規)は、占領の全期間において適用されるので、憲法はもとより、貴方の言う「憲法付属法」もまた違法性を指摘可能なのです。ということは、私や柳生大社さんの主張する、違法認定は占領時代の全法制に対して適用することも可能で、その違法な法に依拠した講和後から今日までの全法律を無効として、完全に1945年の帝国憲法体系に戻すことも理論上は可能になるのです。丁度、明治維新で幕法を全否定した「王政復古の大号令」で千年以上前の律令体制に戻したのと同じです。そして太政官布告で修正を図り、近代国家の道を切り開いた知恵を政治的観点からは、賞賛するものです。
私や柳生大佐様が、無効宣言を憲法に限定しているのは、むしろ慎ましい主張です。
 その他の講和条約条項に国内憲法体系への言及は一切ありません。
重要なことは、講和条約第五条のC「日本国が主権国として、国連憲章第51条の個別的又は集団的自衛権の固有の権利を有すること、及び日本国が集団的安全保障取り決めを自発的に締結することができることを承認する」ことにあるのではないでしょうか。信頼云々などではありません。同条a~b項は国連憲章第二条への言及で、紛争の平和的解決、武力による威嚇、武力の行使は外国の領土保全や政治的独立に対して慎む、また国連の取る行動にはあらゆる援助を与える。とありますね。
 現行憲法の9条解釈や前文は、この講和条項に違背しているので、逆に信頼が失われていることになります。

 条約は記載された文言によってのみ解釈するのが国際慣習であって、文言以上の何事も要求してはいません。憲法の無効宣言とそれに続く9条の廃止と、この講和条約5条に添う、集団的自衛権と国連への軍事支援を可能にすることの方が、講和の主旨に叶うのではないですか。
理知的で論理的な貴方ですが、この論点に関しては感情的色彩をにじませており、全く同意できる箇所の片々もありません。

抵抗権が講和条約発効後の改正や憲法破棄を意味しているのなら、それができなかった(自発的にしなかったのではない)理由はすでに書いたので論及しません。

論点7:PKO協力法の合憲性

論点には一点を除き同意します。

>自衛隊が派遣先で苦労しているのは政策的な問題であり、憲法問題ではないのです。

この点は、派遣に係る「特別法」が法制局の9条見解によって、自衛隊活動の部隊行動が禁止されていますから、憲法問題が深く関係しています
(次に続きます)

投稿: 団塊老人 | 2012/03/18 00:08

(続きです)
論点8:「合法性の擬態」

結果オーライの護憲目的のために「違法説」を排除するだけの追認説は牽強付会の暴論だと思いますので支持しません。「説」のひとつに従うべき合理的根拠が見出せません。貴方の支持する「説」が何かの説明ですので、論評の必要を感じません。


論点9:ハーグ陸戦条約とポツダム宣言

国際条約を、国内法と同じ上位下位概念で規定するのは誤りです。もしある条約が他の条約を否定する内容を含んでいて、後者が慣習的に確立されているならば、前者は「事情変更の変則」により無効とされます。一方、国内法の特別法が一般法に優先するのは正解ですが、だからと言って、一般法は無効ではありません、廃止手続きがなければ、法は法として残存します。国際法と国内法の存立基準は違うのです。

実態的に見て、ハーグ法規が「国際人道法」の体系に現在も組み入れられていることからハーグ法規はまだ有効性を保っています。

また、戦闘状態の国家間でのみ締結されたポツダム宣言を国内法の関係と同等に見なすのは、法に強い貴方の論述とも思えません。

 むしろ、ポツダム宣言が既に述べたように、発布した占領軍自身によって無視されていった過程から、事情変更の原則により、ポツダム宣言が無効化された、と仰るのなら同意します。

論点10:「国会は国権の最高機関」の意味

前半の諸説解説は承りましたが、98条の最高法規規定は違憲立法審査権によって阻却されません。98条は法の制定に関する規定であり、裁判審査とは無関係です。
96条の改正手続き要件は、国会議員の賛成によって国会が発議することになっています。
国会がかってに変更することができないと、いわれますが、その根拠が不明です。
もし、その根拠を99条の「憲法尊重擁護義務」に求められているとすれば、96条との関係で矛盾し、欠陥部分になります。この憲法が「悪法」だと私が論難するひとつの理由がここにもあります。
この条項は旧社会党が憲法発言を行った閣僚を辞任させる国会戦術に悪用されてきた苦い過去があります。このような論を出されることから、貴方の「追認説」を前提に少し仮定の問題を示す必要を感じました。

占領軍が威圧状態で現行憲法が作られたことは、貴方も認めておられます。それを正当化するための「説」を色々提示されたわけですが、この憲法が次の二つの条項を含む場合でも、追認説や抵抗権で結果正当だとされた場合に何が起こるでしょうか。

例1.96条の規定が下記の場合
   「この憲法は人類普遍の原則と国際平和を希求する崇高な使命を帯びて制定された
ものであるから、この憲法の改正は許容されないものとする」
例2.現行の改正規定の後に
   「但し、第二章の規定は、国際の平和と安全を担保する根源を示したものであるか
ら、この改正規定の規定によらず、改正はしないものとする」
威圧状況の中では、このようなものも可能ですよ。現にケーディス大佐グループの原案では、「交戦者としての諸権利は認めない。武力の保持は自衛のためと言えどもこれを禁止する」とあったのです。しかし、他の幕僚の反対や、ホイットニー民生局長官の「芦田修正を容認して、これで、軍事力を保持する解釈の余地がでたね、OKだ」としたことからかろうじて自衛戦力を維持するスタートになった「警察予備隊」の創設に繋がったのです。
マッカーサーの指令でしたが・・それでも現行法が冒頭に述べた侵略の危機に対処するのには足かせになっています。

 もし、例示したような条項を含むものを受諾したとすれば、いかなる侵攻にも対処することが法制的に抑止され、侵略の蹂躙に身を任せるしかありません。結果は日本の喪失です。日本人は国を失います。これを救う唯一の方法は国際人道法に基づく「交戦団体」を作って、政権を奪取するクーデター以外にありません。これは政権としての正当性を失うわけで、不法に樹立された政権がなんとか正当性を確保するまでには長い困難が続くでしょう。この事例として、金永三時代まで、クーデターが繰り返された韓国を挙げました。

論及は以上です。

全般的に感じるのは、正当説に固執される原因にどうも、戦後「平和」教育の護憲論者への一種の囚われを感じてしまいました。

私は政治論的に法を利用する手法を論じています。現行法とそれに依拠する体制が、例えて言えば、泥舟を建築基準法が確固とした土地である、と認めたからその上に建てた家も健全に存在している、と自己暗示的に信じて、既に水漏れから家自体も含めて傾きつつあるのを見ようとしない。健全な土地に建て直そうとする意思に欠ける、というような感じを覚えました。国際環境の現実から政治的観点でこの状況を見ると、異常状態にあることに目をつむっている異様性を観察されました。

憲法の上位法概念は必ずしも世界共通ではありません(これ追記です)

芦田修正について付記しておく必要を感じました。現在の自衛隊合憲論を政府は芦田修正に置いてはおらず、第二項の戦力記述を逆用して、自衛隊の装備は戦力に当たらない程度の必要最小限の装備なので、憲法に違反しない、としています。ですから、交戦権規定
(この交戦権は日本語訳した時に複数形から単数形になったことから生じた、造語であって、法概念として意味不明の欠陥品だと以前に指摘しました)は居残っているので、非常な足かせになります。PKOでも自衛権の行使でも「交戦」が否定されている。だから、部隊行動ではなく、個々人の正当防衛に依拠せざるをえないことになっている。これでは戦闘を仕掛けられた自衛隊は作戦行動が取れず、個々人がばらばらに単独に発砲するという、信じられない無様さを示すことになってしまいます。いずれにせよ、9条はまず廃止
が必要です。

管理人さん長大になったことをお詫びします。

管理人さん長大になったことをお詫びします。

投稿: 団塊老人 | 2012/03/18 00:29

>>柳生大佐さん
 あなたは資格がないとか、お前が言うな系の論理展開がお好きですね。正直、思春期の中学生を相手にしているようで呆れてしまいました。
 政教分離に関してですが、アメリカにはアメリカ流の、イギリスにはイギリス流の政教分離が存在しており、本当に多種多様の政教分離が存在しています。政教分離のありようはその国の事情によってことなるのです。ですから特定の国の政教分離と比べて、うちの政教分離は間違っているという論理が、そもそも成立しません。日本には日本の事情があった、ただそれだけなのです。ていうかこの問題がどう転んだとしても法定追認説とは無関係なんですよね。

 憲法論については、私は法定追認説を支持するだけです。まさか「追認は民法の規定であり最高法規の憲法には適用されない」という稚拙な反論が返ってくるとは思いませんでしたが。

>まっぴらごめんですね!
そうですか

>「ポツダム宣言」に違反しているのは米国の方です。
>驚きましたか?
ここまでくると、もはやギャグです
 

投稿: ヒロ | 2012/03/18 00:52

管理人様へ、そしてヒロ様

 ヒロ氏への返信が論点4から掲載されていました。送信不調だったのかと思い、再度前半を送信いたします。
長々と書いたものを丹念にご掲載くだされ、誠にありがとうございます。
お手数ですが、宜しくお願い申し上げます。団塊老人

投稿: ヒロ | 2012/03/16 19:26様

 これはこれはヒロ様、大変精密な法律論を展開していただいてありがとうございます。貴方は本当に理知的な方だと思います。このコメントに今気づきました、柳生大佐さんが先にかなり回答されていますが、ご指名なので私見を披瀝せねばならないと思います。

 論述の前に、まず尖閣の最新現状を確認しましょう。昨日、シナが軍艦改装の「監視船」で領海侵犯しました。やがて、海保側を領海侵犯として実力排除にかかるのは間近に迫ってきました。1971年のシナの領海法が不当だと叫んでも抑止効果は皆無です。これが国際環境の現実だとまず認識しましょう。抑止する実効的な方策は軍事行動を伴う実力行使しかありません。話し合いでは、シナの実効支配を追認する結果になるのは明らかです。
そして次は沖縄ですね。後退を繰り返すと次は韓国による対馬支配を誘発するでしょう。このような意図を公言している以上、対処しない国は滅びの過程に入るのが歴史の教えることです。

 序論から入ります。(続く)

投稿: 団塊老人 | 2012/03/18 12:56

ヒロ様へ
(続き)序論
貴方は「議論がかみ合わない」ことを問題にされていますが、これは当然のことです。柳生大佐さんもおそらく、主張の動機は私と同じだと推測しています。私は形式法律論から当初に述べた国際環境を等閑視した「こうなる論」を議論しているのではなく、政治的観点から、主権の侵害から国家の存立までが危うくなる状況に即応的に対処するには、何をすべきかという「どうする論」を追及しています。そして、国際法慣習で正当な行為を抑制している、現行法の「前文」「9条」および、即応性を阻害している96条:改正規定を最大の悪弊としています。PKOに部隊派遣をするときにも、常に「特別法」を長い時間をかけて制定し、緊急事態であっても法制局見解が部隊行動を、自衛隊員個々人の正当防衛に制限して正当化しない根拠に9条が使われています。国際関係や中央政権の機能しない地域で起こる予測不能な事柄を、国内法で規定するのは全く愚かなことで、自衛隊員個々人の生命まで脅かします。自国の統制の及ばない地域で起こることを、制限された思考の中で想定する事態だけに限定するのは、虚構であり、恥ずべきことです。諸外国でPKO派遣や共同軍事行動を行うときに優先されるのは、国益に基づく政治決断が優先し、法に不備があるなら即時改正するか、国際慣習法と国内法は別物にして、国益に叶う行動をします。
例えば、湾岸戦争でNATO域外への戦闘部隊派遣を躊躇して、戦後に非難されたドイツは「憲法裁判所」が暫定的解釈変更を先行させ、その後に基本法(憲法)を改正させる手順を踏みました。国益や主権が毀損されるとき、主権国家は国内法的には疑義のある超法規処置を講じるのが正常な姿であって、法の前に佇んで無為無策に陥る愚は避けるのです。三原山噴火時の全島民避難を指揮した中曽根首相の行動は、純法律的には自衛隊法に違反しますが、だれも咎めませんでした。国民大多数の意識は意外と健全だったのです。
違反の根拠は、自衛隊法が「・・することができる」と規定している項目以外の行為は違法とされていること、民間船や自治体所有の船舶を首相が動員する権能は防衛出動や治安出動に限られること、など違反の解釈が十分に可能でした。短期間の勝負だからそれでも凌げた。しかし、シナあるいは北朝鮮等による威嚇や領域侵犯が継続的に侵攻するとき、現在の法で対処するには、「防衛出動」を無期限に継続するしかありません。しかし、その規定でも交戦手法は限定的で、議会や選挙は憲法に定める通りすすめなければならず、作戦の継続すら担保されません。つまり、主権侵害に対処するときでも、現行法の枠内なら「9条」という匕首を味方の背中に押し当て、手を縛ってから「勝ち戦」をしてこい、と兵士を強制するようなもので、合法性云々を言うまえに「精神の異常」ともいうべき状態です。ヒロ様の仰る「合法性」の追及の果てには、目の前の危険を視野の外においた形式的法律論の網に絡み取られて、身動きできないまま衰亡していく国家と国民の姿が浮かび上がります。96条での改正は奇跡でもない限り不可能でしょう。また、国民にそのような機運が出たとしても、今は衰退した「全面改正不法論による9条維持勢力」が息を吹き返して、国会の三分の一が全体の肯定的変化を阻止できる状態が続くのです。
前置きが長くなりました。ご指摘の各論についてできるだけ簡潔を心がけて(自信がない、管理人さん済みません)記載します。長くなるので、続きで示します。

投稿: | 2012/03/18 12:59

ヒロ様へ、続きです。

論点1:抵抗権

 本件は憲法が権力の横専を防止するものと見なす憲法論の一種で、専制君主と国民の対立概念を、法に依拠する行政権限を権力に見立てた戦後左翼の「革命正当性」の論拠になったものと見なしています。この件は私の関心事項ではありませんが、外敵による正常な立憲政治の妨害からの抵抗権も含めるとすれば、合衆国憲法修正2条のように国民の武器保有権利を認めればすっきりします。実現手段を奪った権利、というのは存在しませんので、現在の銃刀法は憲法に違反する、という解釈も成り立つ理屈です。
抵抗権の解釈上の有無で、憲法の良否を決める意識は私にはありません。そして、帝国憲法は立憲君主制を前提にしています。詔勅の発布に国務大臣の副署を要する事項などがそうです。
三代の天皇の行動はこれを忠実に遵守していました。問題は、後代になって11条と12条から、民政党の鳩山一郎や朝日新聞が「統帥権干犯」を捻り出したことにあり、明治の元勲たちによって
統治の整合性を維持していたものが崩されたことにあります。これこそ、憲法改正が事実上封じられていたことの悪弊であり、現行憲法の過度の神格化と軌を一にするものではないでしょうか。

論点2:現行憲法は無効とするところの意味

これは私が問題視する「なるなる論」です。現行法のすべてが、現行憲法に基づいているからそれを無効にすれば、大混乱になるというのは、憲法の解釈とは無縁です。結果的に混乱が起こるのは否定しませんが、それが現行憲法の成立の正当性を維持する論拠にはなりません。各法や凡例のうち、「憲法◎◎条に依拠して云々」とするような法律条項はあまり見受けられません。英国のように慣習法の扱いで維持したり、暫定施行するのはテクニックの範疇で回避できます。柳生大佐さんの仰るように、無効宣言の直後に新憲法を帝国憲法の改正手続きを援用して、成立さればよいわけで、そのときのターゲット条項は9条と前文と96条に絞って、その後随時不整合を改正・修正すればよいのです。これは政治手法論です。96条を克服する手法を提示しています。
法の厳密解釈を維持し続けて、「統帥権干犯」のような憲法の変質や悪化をもたらす方が大問題なのです。また、現行法でも最高裁判例でも、刑法その他は帝国憲法時代の継承条項や大審院判例が維持されているのがあるのを見て下さい。全てか無かの2者択一論法は順当ではありません。
(続きます)

投稿: 団塊老人 | 2012/03/18 13:04

ヒロ様へ 続きです。
論点3:追認について

現行法は日本側の自由意志が封じられ状態で作られました。ドイツ基本法とは全く異なる制定過程を経ています。第一次大戦後に確立した「威圧状況での制定は不法」という国際慣習もハーグ法規同様に、占領状況のなかでは適用可能です。ヒロ様の言われる「追認」による合法性が帝国議会での改正(合法性の擬態)時点であるとすれば、既述の事項によって否定します。
また、講和条約後も維持されたことが「追認」に当たる、というのであれば、それは異様過ぎる改正条項が当時の政治状況の中で事実上封じられた結果であるに過ぎません。そして、講和条約時点でこの9条の規定があるために、日本側が危機を感じた結果として、米国に安全保障を依存する第一次安保条約を「要請した」という形をとらされたわけです。その安保条約では、国内騒乱時の鎮圧の第一義責任を駐留軍が担うことになっており、講和条約で独立を回復したということ自体が虚構になります。つまり、初手から国民の自由意志の届かないところで制定された現行法の闇を「追認」という手法で正当化する結果が、尖閣に代表される主権侵害への対処を不能にしている、という大きな悪を取り除くのが主権国家としての喫緊の課題であり、合法性への固執は国家の存立を危うくします。まさに「憲法守って国滅ぶ」矛盾を内包する現行法を国際法的観点から「正常化」する手法を探すのは、法律論ではなく政治的責任の範疇に入ることです。96条に依拠していたのでは泥縄よりも遅い対応になるでしょう。安保環境の変化は、日本の正常化を待ってはくれません。 前掲載の論点4に続く

投稿: 団塊老人 | 2012/03/18 13:08

>ヒロさん
感情的で子どもみたいな論理展開はあなたの方でしょう。
なぜ米国が米国式の政教分離?を押しつけなかったかが矛盾しているのです。
米国式を押し付けても民主主義だったんでしょう?
 

米国でも国教は禁止しておらず(制限しない)
英国には「英国国教会」がありますよ。
フランス憲法にも政教一致を禁止する条項はありません。
日本の事情?
わっはははは・・・・
日本は奈良時代 仏教僧は「公務員」だったのですよ!
靖国神社も明治政府の直轄です。
(兵部省→内務省)
ゆえに
日本国憲法は日本の伝統に反して外国から強制されたのです。ただそれだけ・・・
 

前回 合衆国憲法修正1条に付け加えて・・・
修正第2条
人民の武装する権利
 

これも日本国憲法にはありませんね。
あなたは「人民の抵抗権」などと言われていましたようですが
この「武装する権利」こそが抵抗権の最たるものでしょう!
どうなったんですか?
これは!
 

ゆえに
米国は自国憲法に存在する
 自衛権
 宗教・信教の自由を制限しないこと
 不正な政府へ抵抗する権利としての”武装する権利”
を日本に与えていません!
 

ゆえに
第9条 第20条の三 などは
日本に与えられた「毒薬条項」
なのです。
 

なぜアメリカ人が宗教を大事にするかと言うと
「道徳を作るから」
なのです。
ですから
米国は日本から宗教を奪い道徳を喪失させて
自滅するように仕向けたのです。
その道具が日本国憲法だったのです。
善意からではなく 悪意から与えたのです。
こんな「悪意の憲法」が「人類の理想になる」わけがありませんね。
 

自滅させられる憲法を永遠に保持するとすれば
日本人は生まれながら中国や米国の奴隷
となります。
これでは「儒教」です。
生まれながらにして身分が定まっているなら
「人種差別」
ですよ!
「日本人は永遠に罪びとである」と言われ続けるなら・・・
即刻 日本国憲法無効宣言を行い 廃棄ですね。
 

はばかりながら・・・
「特別法は一般法に優越する」の意味は
”一般法と反対のことを定めることも可能”と言うことでは無いのです。
「細部を規定する」程度ですよ。
憲法9条で言えば
まず憲法9条で自衛隊は合憲であるから
それを根拠に自衛隊法が定められたのです。
その反対ではありません。
ヒロさんの言う通りなら「違憲審査権」は有名無実となってしまいますよ。
 

>あらゆる憲法は血まみれ???
君が代や日の丸と混同されているようですが・・・
国旗国歌は単なる標章に過ぎません。
だから
「日の丸を世界の理想としよう!」
などとは誰も言いません。君が代も右に同じ・・・
また
外国の憲法で他国が強制してそのまま追認した例があったのでしょうか?
私の記憶にはございませんね・・・
 
 

>団塊老人さん
ありがとうございました。
あなたのその他のコメントを拝見しても、法律をはじめとする知識の豊富さには感嘆を禁じ得ません。
以前のあなたのコメントにも私は全面的に賛成でしたよ。
今回はあなたと私が協力して「日本国憲法の不当性」が証明されましたが 
これからも祖国日本のためにお互いに協力して行くことを誓い合いましょう。

投稿: 柳生大佐 | 2012/03/18 13:14

はじめまして。
自民党の憲法改正案のニュースをきっかけに、色々とネットを検索してまして。このサイトを見つけました。
皆さんの議論には力が入っていて、頭が下がります。
そこでお尋ねしたのですが。自衛軍に改憲賛成の方は、今の政府・政治家に軍隊を持たせたい、と本気で考えているのでしょうか。私は、正直ゾッとして改憲には反対です。指揮官が誰も責任をとらない軍隊なんて悪夢でしかないと思います。全責任を現場で闘う兵士に被せられたらたまったものではありません。
(今の自衛隊海外派遣法ですと、そのようになっていると聞いていますので、私は自衛隊の海外派遣にも反対です)
それとも、自衛軍賛成の議論は、今の政治とは切り離して、憲法の論議として考えていらっしゃるのでしょうか。
安全保障のリスクについても、今の政府では、自国防衛でも加害者扱いされて賠償を求められそうです。その辺のリスクも全て背負って、憲法改正を目指していらっしゃるのでしょうか。どうなのでしょう?
私は、時が来たら自衛軍にすることも必要だと思います。しかし、現状では無謀だと思っています。

投稿: | 2012/03/18 14:24

アメリカ大統領には
アーリントン国立墓地に埋葬さえされている者も居る。
(ケネディなど)
http://www.youtube.com/watch?v=MGGUoGQvT1Q&feature=related
 

ところが
日本の総理大臣は靖国神社に参拝さえできない。
 

これでは自衛隊員も祖国日本のために命を捧げることもできないではないか。
 

憲法第九条に加えて 第二十条の三などという
世界の民主主義の常識に反する条項があるからだ。
 

ゆえに
まず日本の指導者が靖国神社に参拝できる憲法を整備することが先決なのである。
総理大臣も
祖国に貴い命を捧げた靖国の英霊の前に立てば
責任ある政治を行わざるを得ないのである。
「道徳は宗教から作られる」
からである。

投稿: 柳生大佐 | 2012/03/18 15:58

>>団塊老人さん
全ての論点に言及されたのですね、すべて読ませて頂きました。基本的には柳生大佐さん宛てだったので、団塊老人さんには論点7以降を提示したつもりだったのですが、アンカの仕方が悪かったとお詫びいたします。しかし、思いがけず示唆に富むものもあり、私にとっては幸運でした。

序論:我が国への明白な侵犯行為への対応
こういった危機的な状況に際した場合に必要となるのは「国家緊急権」でしょう。この権利は通常の防衛制度などでは対処できないような例外的事態が生じた場合に、国は、速やかに平常な国民生活を回復する役割を果たさなければなりません。現行憲法は明文の規定を欠いていますが、「民主的国民は憲法がなくても生き残りうるが、国民なき憲法は無意味である」という現実を考慮すれば、この権利は憲法上当然の法理として認められると考えられます。

論点2現行憲法は無効とするところの意味
>全てか無かの2者択一論法は順当ではありません。
仰るとおりです。柳生大佐さんが次に新憲法を立ち上げると発言されるのではないかと懸念し、それをけん制するために書きました。そもそも民法はかなりの歴史をもっているため、2者択一を迫るのは誤りなのです。その真意は、新憲法を前提とすると、現在約2000の法律が存在しているのですが、新憲法との整合性を判断するには個別に対応していく他なく、大変な作業になり、私の想定した以上の労苦が伴ってしまう、というところにありました。

論点3追認について
>講和条約後も維持されたことが「追認」に当たる。
この意味です。現行憲法が支持されていなかったなら、主権が回復した時に直ちに破棄することもできたでしょう。鼻からこんなおしつけ憲法を遵守する気など無いと。しかし、そのような選択をする必要がなかったのです。これは憲法改正の要件の厳しさと言うよりも、現行憲法が国民から支持されていたことに起因していると思われます(1946年5月27日の世論調査より)。当時を生きた先人たちの選択なのだから尊重しようと考えています。

論点4:国際法に違反して制定された現日本国憲法
>「珍論」
連合軍隊による占領は、降伏条件などの履行を確保するために行わる「保障占領」の一つの形態でって、交戦過程でおこなわれる「戦時占領」とは区別されます。それは同時に、被占領地における大幅な統治機構改革をともなう意味において、それまでの占領とは異なり、特に「占領管理」(occupation and control)と呼ばれる体制でした。

論点5:国内法に違反して制定された現日本国憲法
>「規定なきものは自国有利に解釈する」という慣習法からすれば、この議会制定事態が無効である、と論じることに不都合はありません。
そのように解釈することもできるでしょう。

論点6:国家主権(拒否権)の発動
>主権の制限と主権の喪失を混同する誤りを犯しています。
ポツダム宣言の受諾は、外国軍隊の司令官を最高権力者とすることを意味するものでもありました。したがって、国家主権が制限されたと解釈するよりは喪失していた解釈するほうが自然だと、私は思います。

論点7:PKO協力法の合憲性
>「特別法」が法制局の9条見解によって、自衛隊活動の部隊行動が禁止されていますから、憲法問題が深く関係しています
なるほど、確かに。軽率でした。

論点9:ハーグ陸戦条約とポツダム宣言
>国際法と国内法の存立基準は違うのです
特別法は一般法に優先するという原則は広く認められた法理であって、何も国内法に限ったものではありません。例えば国際条約で二酸化炭素排出量を40%にすると取り決められ、日本もそれに加わったとします。数年後、日米のだけで二酸化炭素排出量を5%にするという条約が結ばれれば、後者が優先されるという話です。なお、特別法とは、適用対象がより特定されている法のことをいいます。

論点10:「国会は国権の最高機関」の意味
>国会がかってに変更することができないと、いわれますが、その根拠が不明です
憲法96条第1項には、憲法を改正するためには、国会における決議のみならず、国民への提案とその承認の手続を必要とする旨が規定されているからです。憲法を改正するには国民の承認が必要であるのに、それよりも重大な変化を及ぼす破棄を国会が自由に行えるはずがありません。また、裁判所も違憲判決をだすでしょう。

投稿: ヒロ | 2012/03/18 21:14

管理人様が提示されたタイトルですから、皆様が近現代の軍事史や世界状況に専念されているのは当然で、スルーするのが礼儀だとは思いつつも、やっぱりちょっと、ひっかかりを消せませんので蛇足ですが。

<桓武天皇が軍隊と警察を廃止してしまったので
 治安が乱れ南北朝の動乱が起こり 応仁の乱 戦国時 代を経て武家社会が続いたのです>
でしょうか?
警察機構の一種として検非違使の庁は平安初期には既に見られますし、坂上田村麻呂を初代にした征夷大将軍の職制もありました。田村麻呂の前にも何人か東国侵攻軍があったかと。軍政とまでは言えないかも知れませんが、将軍・公方・御所などの表現は軍事方の名称です。

北面の武士が台頭するまでの平安朝に無かったのは死刑です。(結果的に無かっただけなのか、制度として無かったのかは浅学にして存じません)。

平安遷都から南北朝までは550年近い時間がありますので、治安の乱れが平安朝の組織に原因有りというのはどうでしょう。
南北朝動乱も応仁の乱も、言ってみれば後継者争いにそれぞれの事情が絡まっての権力闘争だったと思います。戦国時代はもう、原因と言えるのがあったのかどうか、地方地方の伸るか反るかで戦乱の勝ち抜き合戦です。

どちらにしても、平安朝の貴族社会に軍事組織が無かった訳ではありません。

皆様の文章を読ませて戴くだけで頭がクラクラ、ちょっと物知りになれた気分と共に、懐かしいなあ、この感じ!です。雀百まで踊り忘れず、頑張っておられますね。

投稿: よれこ | 2012/03/19 11:20

平野國臣様へ
HMにこのお名前を選ばれた理由を教えて戴きありがとうございました。
孤軍奮闘気味の長丁場の中をご返答戴いた事に感謝申し上げます。

幕末の志士達を挙げるとしても平野國臣をお選びなのが、ちょっとユニークに感じたものですから(これは私の個人的嗜好ですから皮肉やちょっかいではありません、念のため)質問させて戴いた次第です。

投稿: よれこ | 2012/03/19 11:47

>ヒロさん
都合のよい詭弁は止めていただきたい。
 

「国の宗教行事」は民主主義の考えではどうなのか?
あなたのお考えはうやむやです。
米国でも英国でもフランスでも
政教分離は左翼の主張であり
米国の宗教右派は「政教分離なら共産主義思想が国教となる」(宗教の否定もまた宗教であるから)と言っているんですからね。
 
私も
「道徳は宗教から生まれるのだから
米国は日本から道徳を奪い自滅するように企み日本国憲法を強制した」
と言っているんですから
真面目なご返答を求めます。
それでも
あなたが「総理大臣は靖国神社に参拝するべきでない」と言われるなら左翼を宣言すべきでしょう。
 

そもそも左翼学者は
9条を改正させないために
「憲法を大きく変更してはならない」
と言っているのです。
そこで保守の我々は
「明治憲法を現日本国憲法にしたときに 大きく変えているではないか!」
と言ったので 左翼学者は
「革命があったのだから仕方が無い」
と屁理屈を言っているのです。
 

だから私が今回
「それなら 再度われわれが革命を宣言して無効宣言しても有効ではないか!」
(革命によって成立した憲法は革命によって廃止できる)
と言い返しているのです。
要するに
「革命を宣言しさえすれば何をしてもよい」
と言っているのは左翼の方なのです。
あなたのご返答を求めます。
 

それにだいたい・・・
追認するには
瑕疵による契約の認知と追認することの意思表示が必要です。
日本国憲法の場合これが無いんですから追認など認められるものではないのです。
それと・・
公序良俗に反する契約(正当防衛の否定=奴隷)の追認は理由のいかんに関わらず認められません。
これが民法の規定です。
 

経済には
サンクコスト(埋没費用)の考え方があります。
http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51779485.html
これは現在の行動で変更できないコストのことです。
 

たとえば
オペラを観に行ったが5分で面白くないことが分かったが
入場料は返してくれないので すぐ劇場を出ることが合理的行動である
というようなことです。
 

現日本国憲法にこれを当てはめれば・・・
第九条があるために竹島がすでに奪われ
尖閣諸島も将来中国に奪われる危険があるのですから
日本国憲法の維持=サンクコスト
です。
このような
サンクコストを無理に維持することによって損害がさらに拡大することを「ホールドアップ問題」と言うのです。
ですから
経済ではサンクコストである契約はすぐさま解約することが求められています。
ゆえに
政治でもまた日本国憲法を廃止すべきです。
 

暴力で成立した現憲法はさらなる暴力の横行を生むだけだからです。
 
 

>よれこ・さん
>平安遷都から南北朝までは550年近い時間がありますので、治安の乱れが平安朝の組織に原因有りというのはどうでしょう???
 
源平の戦いと鎌倉幕府の成立を私が省略したのは単に面倒くさかっただけで その鎌倉幕府(執権:北条家)を倒したのが南北朝の動乱です。
 

「日本人の歴史教科書」(自由者)の62pには
平安時代は・・・国家の正規の軍隊は置かれなかった。
そうしたこともあって、都でも地方でも
治安の乱れがしだいにめだつようになった
 

・・・とちゃんと書かれていますよ。
こんなことは学校でちゃんと教えられている誰でも知ってるはずのことですよ。

投稿: 柳生大佐 | 2012/03/19 18:05

管理人さん、お手数をおかけします。

投稿: ヒロ | 2012/03/18 21:14さんへ

ご丁寧なお返しを頂きありがとうございます。ご主張の論点がどの辺にあるかということはよくわかりました。このブログを拝借して細部の違いまでこれ以上論じることは、今回のヒロさんの示唆に富む論評への意見をもって互いの違いは違いとして、一応終止符を打ちたいと思います。
貴方の深い知識に敬服します。私も勉強になりました。

>アンカの仕方が悪かったとお詫びいたします。

 どういたしまして。詫びられるには及びません。

序論:我が国への明白な侵犯行為への対応
>こういった危機的な状況に際した場合に必要となるのは「国家緊急権」でしょう。
>この権利は憲法上当然の法理として認められると考えられます。

 名称的には色々あるでしょうが、認識は同じです。しかし、下記2項から今のマスコミに左右される国民意識が、共通の認識に達していないと思われます。ここが私の「動機」にかかる部分です。

(1) 現在の世界情勢では、「イラクのクゥエート侵攻」などのような、状況が激変して誰の目にも「緊急」と認識される安全保障上の変化は殆どなく、この数年の東シナ海状況のように、友好と攻勢を併用しながら除々に蚕食する「長期的戦略意図」を「緊急権」で対処するというのは、現実的にはミスマッチ。平常と非平常が混在するのが、冷戦以降の特徴になってきている。「緊急権」だけでは逆に大きな対決状態になる確率が高いと思われ、少しずつ「殴りあう」ための柔軟な認識が必要。諸外国と同等の行動が、安全保障活動として取れるようにすることは緊急課題
(2) 個人には「緊急避難」も「正当防衛」も認めている一方で、国家としての行動をも(自衛隊の行動を)個人レベルに矮小化する解釈しか導けない現行法を当然視するか、それを盾に思考停止状態に陥るかする状況を見れば、そしてそれが何に起因するか考えれば・・・・何をすべきか。

(続く)

投稿: 団塊老人 | 2012/03/19 19:25

(続き)
論点2現行憲法は無効とするところの意味
>全てか無かの2者択一論法は順当ではありません。>仰るとおりです。

 この辺は問題意識の方向の違いだと思います。あなたは、「穏当で順当な」手続きを経て改正に導くべきである、と多分お考えなのでしょう。私は現在の安保環境(国連の無能化、米国の衰退、中国の急速な台頭、ロシアの復活など;実は私の主たる関心事項は安全保障問題です。法律論は道具に使っていると見てもらって結構です。)の変化速度に我々は追いつくどころか、無関心ないし法の網で身動きできない状態のままで、国家の存立が危殆に瀕しているという蓋然性を示していると見ます。中国軍の幹部の恫喝的・明示的言明と実際の行動がパラレルに繋がっていることから、彼らは「本気である」と認識しています。琉球王朝は中国人が作ったとか、東北工程の主張などの積み重ねから、その意図は明白でしょう。

論点3追認について
>講和条約後も維持されたことが「追認」に当たる。>この意味です。
>これは憲法改正の要件の厳しさと言うよりも、現行憲法が国民から支持されていたこと>に起因していると思われます(1946年5月27日の世論調査より)。当時を生きた先人た  
>ちの選択なのだから尊重しようと考えています。

この認識には若干違和感があります。時代の流動のなかで、結果的にそうなった。というのを、「選択」だったと見なすことです。日本は占領当初から1952年の講和条約発効まで厳重な検閲体制の下にあって、個人の書簡まで開封され、占領軍施策の国民への浸透度を探られていた状態の中で、占領軍の意図に反する記事は絶対に出ることはありませんでした。「検閲への言及」それ自身が検閲対象にされている状態で、NHK「真相はかうだ、真相箱、質問箱」、各新聞に掲載された米軍製「太平洋戦争史」などに通低するのは、「反軍思想の植え付け」「米軍は解放軍」「戦争罪悪視」などでした。この「洗脳」ともいえる状態は、現在もまだ息づいているようです。すなわち、占領解除後の政権要路の人々の中には真剣に改正を意図する者もいましたが、改正条項と、目の前の食うことに汲々としていた生活状況と、この「心理の抑圧」が改正を俎上に載せることを不可能にしたのだと、当時状況から判断するのが良いと思います。
 検閲体制が確立する前の朝日新聞の見出しに「憲法よりメシ」というのがあります。それが当時の正直な国民感覚だった。その後、発刊停止処分を経て、全マスコミ、出版(科学技術関係も含む)、報道のすべてが鉄壁の検閲体制に跪くわけですから、ご提示の世論調査は米軍の意向に沿った結果を出すべく、しつらえられたもの、と見なすのが自然です。
検閲手法は、前半3年は事前検閲、そして後半3年は事後検閲。前半で十分に手なずけられた記事論評は、後半はもっと萎縮する報道状態になっていった。その影響を捨象して主張される「選択、追認」というのは、私には「後付けの屁理屈:表現失礼」に見えるのです。長すぎる6年半の占領行政によって、他の敗戦諸国と違い、日本人の意識構造だけが崩壊し欠落部分生じたのがなぜか、は文化人類学的視点から分析する必要があろうかと思います。

論点4:国際法に違反して制定された現日本国憲法
>連合軍隊による占領は、降伏条件などの履行を確保するために行わる「保障占領」の・・

 これも後付けの合理化説明です。降伏条件と占領の形態は当時の国際慣習と取り決め協定のみに基づいて論じるべきです。日本占領当時、このような占領区分と占領者が統治機構を触ることは合理化されておらず、これを後付けで正当化することと、戦後のソ連によるハンガリー占領やフィンランド占領(他の東欧諸国は威圧下の選挙という形態で属国化した)、バルト3国の併合の過程で起こった事態を、合理化(西欧が反撃しない、つまりハンガリー、フィンランドを見殺しにする)するための「説」ではなかったでしょうか。
この点、序論における「抵抗権」解釈は占領降伏(統治主体を破壊すれば降伏も不可能)で終わる意味でしょうか。抵抗や独立のために「新」統治への闘争は不法ですか?
イラクのいわゆる多国籍軍が占領統治で完全に統治体制を変えたのを合法化することでも使われる論法です。占領で統治機構が変えられる場合に名称をつけたからといって、受け入れてはならないことです。というのは、これは中国やロシアが日本侵攻を進めた場合にも使われれば、抵抗者や反対者は「テロリスト化」されることになりますでしょう。
勝者の都合による不利な国際慣習は破壊することで変質するものです。

論点5:国内法に違反して制定された現日本国憲法
>そのように解釈することもできるでしょう。

了解・・・占領当時の政府要人発言でも「帝国憲法は天皇の意思と無関係に改正を云々することはできない」という認識です。(73条)『司令部から改憲要求があったとき、誰が主体になるかの議論の中で』

(続く)

投稿: 団塊老人 | 2012/03/19 19:35

(続く)ヒロさんへ

論点6:国家主権(拒否権)の発動
>国家主権が制限されたと解釈するよりは喪失していた解釈するほうが自然だと、・・

 これは不法論を構成するときのポイントであるので、文書に使われた文言にのみ依拠すべきです。主権喪失して、「占領管理」で統治体制がリセットされ、それを「追認」したから現行改正規定に拠る外はすべて違法で出来ないことだ、とだけ解釈して進むことが、国際情勢の進行する時間と日本の遅々たる時間のギャップが、日本にどのような致命的影響を与えるかを是非考えていただきたい。これはたかだか国内の諸説紛々たる法律論からは解けない問題です。先に示した事例や当時の要人の認識記録から「主権的行為の完全喪失」と見ていないことは明らかです。私は同時代記録に残る歴史事実から判断します。

論点7:PKO協力法の合憲性
>なるほど、・・

 受諾

投稿: 団塊老人 | 2012/03/19 19:39

ヒロさんへ(続く)

論点9:ハーグ陸戦条約とポツダム宣言
>なお、特別法とは、適用対象がより特定されている法のことをいいます。

よく存じております。

>特別法は一般法に優先するという原則は広く認められた法理であって、

 この「法理」が当時既に及んでいたとは考えられませんし、国際条約や協定は自国有利に解釈するというのは、今も同じです。ポツダム宣言(軍事的威圧のもとでの受諾)とハーグ法規(各国の自由意志が確保された状態での協定)を特別法概念で、ハーグ法規を凌駕するというのを、ご提示の事例で説明なさろうとするのは、論理の先走りの感を覚えます(表現失礼)。
1983年に東京で開催された「『東京裁判』国際シンポジュウム」(オランダ判事レーリンクも参加)の議論では「裁判」の正当性をだれも主張できなかった(ソ連代表のイデオロギー的正当化は別)し、東京裁判(所謂A級)を被告にすることの正当性への弁護側批判がハーグ法規を基点にして行われています。
清瀬一郎氏によれば、ポツダム宣言の「戦犯」条項はハーグ法規から導かれるものを、当然の了解事項として認識していました。
「特別法の法理類推」→「保障占領と法体系根本変更の正当化」→「現行憲法の完全正当化」
が、当時の国際法理でも確立した概念だとするのなら、以下の歴史事実と矛盾します。
(1) 帝国憲法改定の「ほのめかし:初期の対日基本方針」を占領司令部から受けた、日本政府識はポツダム宣言10項の“民主主義的傾向の復活強化”を条件項目とみたてて、松本烝治国務大臣Grと京都学派の佐々木惣一博士と共同した近衛文麿のGrで開始されたものの、司令部はその作業をさせながらも、結果を否定し、複雑な駆け引き、圧力過程を経ながら、司令部案の受諾を迫った。SWNCC228に基づく処置であるが、この指令は「憲法改正が日本側の発意の形態を取ることを望んでいる」ことから秘匿された。つまり、法理上統治体制の変更が確立していたのなら、このようなトリックを用いる必要はなかった。そして、日本政府の知らない情報が、新聞で記事化されている。これは報道検閲以上の報道内容の指示であり、民意の誘導とも言える。(事実、“真相はかうだ”などは占領軍物語をNHKに放送させたものである)
(2)東京裁判での弁護側主張は、九カ国条約までも視野に入れ、戦争犯罪の定義を確立したハーグ法規の元になる法理論に求め、さらにポツダム宣言については「マッカーサー元帥は降伏条項実施に適当かつ必要と認めらるる範囲において至上権を附与されているに過ぎない」と述べている。これら論及は当時の日本側国際法学の碩学のみならず、米国人弁護人との共同作業であった。
 以上のように、「特別法」論の片鱗も伺えません。また、検察側や判事(ウッブ裁判長)の論及や却下理由にも上記法理を述べたものは知る限りありません。日本側の認識がこのようである以上、「国際的に当時から確立した」とは立論が困難だと考えます。
 当時、法論を比較的まともに自由に述べることができたのは、東京法廷以外になったのですから、双方の認識は、東京裁判記録に拠るべきです。(記録全体は刊行されておらず、国立国会図書館に日本語速記録と英文速記録の膨大な原典があるだけですから、私には全体にアクセスする能力も時間もないので、あなたの言われる箇所があれば教えて下さい。)

該当する諸国の範囲が明らかに異なっている別の協定と国際法規を、COPという参加国の範囲内で行われることに比すのは不適当でしょうし、例示された事例で、日米協定が国内的に優先するのは、批准によって国内法を適合させた後のことで、これは国内でだけ通用することです。先行する条約に優先するのが法理としてあるのではなく、離脱と無視を咎める超国家権力がないからに過ぎないと見ています。


投稿: 団塊老人 | 2012/03/19 19:46

(続き)ヒロさんへ

論点10:「国会は国権の最高機関」の意味
>憲法を改正するには国民の承認が必要であるのに、それよりも重大な変化を及ぼす破棄>を国会が自由に行えるはずがありません。また、裁判所も違憲判決をだすでしょう。

 違憲判決は法律に対して行われるもので、憲法それ自体に対して行うものではありません。またこれは提訴がない限り、最高裁が勝手に審査できません。
また、国会法による国会決議は法ではないにも関わらず、法外の法の機能を果たしていますが、違憲立法審査の対象にならないのです。

違法認定は政治的テクニックですから、一種、超法規性を帯びます。あなたが最初に認めた、「国家緊急権」と同じです。
 立法違法論の目的はこの改正規定を超克する非常手段の一種です。ですから、国民投票の規定があることを、違法と見なすこの憲法条項自体に求める考えはないのです。最高裁の違憲判決は法律に対するものであって、それが憲法典である場合、過去法に基づいて、行えるかどうかはもっぱら時の政治的状況にのみ依存します。

 以上ですが、元々、正当論にも「闇」がある。不法論認定にも「穴」がある。完璧合法性を求めるのが双方無理なのです。私が最初「政治論」だと述べたのもその理由です。
現在の国際情勢から明らかなのは、領土、領海の保全を緊急に、組織的に、諸外国と同等の条件で遂行可能にしなければならない状況がある。一方、国内的意識はそれに目を向けようしない。改正を叫んでも「心でわかっていても」経済しか相手にしない政権と一般国民の意識から、重要事項として浮かび上がらない。一時、読売新聞が積極的に改正世論を盛り上げた時期はあったが、下火になっている。それは、現行法の改正規定がどうしても、実現性を阻害する状況があることも大きい。あなたもこのブログでは改正を志向しているように見受けられる。それなら、改正圧力を加える要因を増やす必要がある。このような、政治、安全保障的観点から、現行法違法成立論を再度強化していくのも政治手段の一つになる、と思っています。
「国家緊急権」があるとしても、それを実効あらしめるためには、素人集団の蜂起などの統制されない行動は場合によっては「戦争犯罪」を構成するので、法外の法であろうと、超法規的改正であろうと、国際法的には合法な活動を味方側から縛ることは、平和を失うことになる。このような諸要因を考えて、「不法論」もまた認識を広げていくのは大切なことであろうと思います。都知事やその他論者の言動も同じ動機からであろうと推測しているのです。

 護憲論者の「平和論」も非常に劣化しつつあるのも突いていくべきでしょう。
もともと9条が、「平和のうちに生存する」ことを目的に主張していたはずのものが、
元評論家で慶大教授の森永某が「攻撃されたらみんなで死にましょう」とか「殺すより殺される方を選ぶ」と観念の虜になった惨状を呈しています。これは1970年の「整然と降伏する」という“森嶋理論”がもっと下劣に変化したものだと感じます。何のための「憲法」なのか、制定時にくやしさで落涙した人々の懸念が、護憲論側から実現されつつあるのではないでしょうか。法律論(説)を駆使して正当説を強化する方向からは、現実的対応力は生まれない、と感じている次第です。

長々と済みませんでした。

投稿: 団塊老人 | 2012/03/19 19:52

柳生大佐様

なんと博覧強記の方々!と感心して読ませた戴いていた一人の柳生大佐様が、失礼ですが「日本人の教科書」一冊を論拠にしておられるのに、ちょっとばかりがっかりでした。
とは言っても私は挙げられた「日本人の教科書」を読んでいませんので、大きなことは言えませんが。

私が大昔学んだ中・高の教科書では、鎌倉時代を待つまでもなく、例えば平安中期の承和・天慶の乱も朝廷軍に依って治められています。(と記憶しております)
長岡京の末年に初代征夷大将軍に任命された大伴弟麻呂も、平安京になって任命された坂上田村麻呂も、その任命は桓武天皇に依るものです。

天皇が詔して任命し節刀を授ける将軍職が、正規の軍司令官ではないとすれば、一体何だったのでしょう?
正規軍ではない軍隊に「平定」された東国ならば、アテルイ達は朝廷に降伏したのではないことになりますね。

柳生大佐様が云う「日本人の教科書」に依り<誰でも知っている事>を私は知りませんでしたので、早速ネットで検索した結果、「日本紀略」という平安時代に編纂された歴史書の現代語訳の註に依りますと、この征夷大将軍の権限が余りに大きいので、、朝廷軍が出動する時に臨時に置かれた職だとありました。
臨時でも或いは傭兵でも天皇が詔する軍なら正規軍とは言えませんか?

軍隊があれば世が乱れないと仰りたかったのだと推測致しますが、世の乱れは何時の時代でもそれだけではないのでは?

投稿: よれこ | 2012/03/20 06:34

>よれこ君
私は君のメッセンジャーボーイではないよ。
情報が欲しければ自分で取りたまえ。
 

臨時職員が正社員であるわけがないじゃないか!
 

征夷大将軍も検非違使も「令外官」(りょうげのかん)であって ”律令制”の「おまけ」のようなものに過ぎない。
ちなみに
征夷大将軍は臨時(常時ではない)
検非違使は京都のみ。治安維持と死体などの掃除が任務。
 

「日本の歴史平安時代・揺れ動く貴族社会」(小学館)川尻秋生著 
139p
群盗による東国の治安悪化に対して、国家は新たなる軍事制度の整備に迫られた。まず設定されたの押領使(おうりょうし)である。
158p
律令制の変質とともに、地方政治が乱れ、盗賊や戦乱が頻発した。
そのため
地方豪族や有力農民は、自分たちの所領を守るためにみずから武装し、そこから武士が誕生した。
 

ほれ、見い・・・
私が言うとおりであろうが・・・
 

正規軍があって治安が荒れなかったなら
そもそも武士が生まれようがなかったではないか!

投稿: 柳生大佐 | 2012/03/20 14:17

柳生大佐殿
大佐殿をメッセンジャーボーイなどと、努々思ってはおりませぬ。
また、情報を例え大佐殿から教えて戴いても、即信じる純情派でもありませぬ。

大昔の記憶の間違いや時間が経って以前の歴史認識が訂正されていたり、ということでいい加減なことを書いてしまったなら申し訳ないと存じ、wikiで「防人」「健児の制」を見てみました。
大佐殿の説を全面肯定も出来ず、私の記憶と記述も全面撤退はしたくない、という所です(強情なのではありません)。
お暇でしたら たかがwikiごとき、と思われるかも知れませんが、ご覧下され。

「防人」の項では桓武帝の頃も懸案の先送り手法があったこと。「健児の制」では新羅の海賊が九州に入寇していた等、おかげさまで今まで知らなかった事をついでにお勉強できまして、ありがとうございます。

臨時なのは征夷大将軍の職であって、いざとなれば出動出来る兵隊組織は現代の軍隊の様な常設ではなくともあったのではないのか、とこれは私の想像です。勿論それを「武士」とは云わなかったでしょうけれど、戦国期の一般の兵隊が殆ど農兵だったようなイメージで。
「征夷大将軍」の権限の大きさ故の臨時、としか書いていませんから不明です(これから調べます)。
臨時職の征夷大将軍も将軍職を解かれたら貴族社会の住人なのですから、身柄そのものが「臨時職員」では無い、筈、です。

大佐殿がお書きになった「日本人の歴史教科書」を、「日本人の教科書」と書いてしまう私の粗忽さは謝り、訂正いたします。

投稿: よれこ | 2012/03/20 17:46

>>団塊老人さん
こちらこそ勉強になりました。9条が目の上のたんこぶなのは私も同じです。

投稿: ヒロ | 2012/03/20 21:55

> 坂様、皆様、

さすが、憲法とその第九条ですね。これをテーマにしますとと、ここまで活発な議論が進むと。

しかしながら、現行憲法の成り立ちに関する議論が主となり、改正すべき方向が突っ込んで議論されないのは残念です。

...現行憲法の正統性の議論に加わらなかった理由の一つは、そんな状態を避けたく思ったからです。もちろん主な理由は、恥ずかしながら皆様と徹底して論ずる程、憲法の法理論や成立過程を詳しく知らず、自分なりの考察もしていない事ですが。

それで、改正憲法では集団自衛権の保持を明確にするのは当然として、憲法上で

1.同盟国の戦争に際限無く巻き込まれてしまうかもしれない可能性に対してどの様に歯止めを掛けれるのか?

また、自衛の為の先制攻撃が有効なのは当然として、憲法上で

2.自衛の為の先制攻撃を可とするのか? 可とした場合は自衛を越えた他国への威嚇攻撃に際限無く近づいてしまうのをどの様に区分しエスカレートを抑制するのか?

こういった課題への考察に進めばと思っております。

投稿: ムフフ | 2012/03/21 09:29

>よれこ・さん
私が資料として出したのは一流の学者が執筆し小学館などの一流出版社が出版したものをそのままここにコメントしたものであるから
君の頭脳など遠く及ばぬものである。
 

帝国書院「中学生の歴史」の50pにも
9~10世紀の朝廷を悩ませたのは、蝦夷などの抵抗や増加する国内の争いでした。
そうした争乱がはげしくなっていくなかで、領地を守るために戦いを職業とする武士が育ってきました。
 
・・・と書かれている。
 

「官職を得る」ということは古代・中世においては大変に大事なことで・・・
官職が無いのに勝手に軍隊を動かせば「賊軍」となり
たちまち討伐の対象となってしまう。
戦前の2・26事件を見てみなさい。
 

時代を動かす原動力とは「生産力の増大」(付加価値の創造)である。
 

つまり
古代においては開墾地を造成して農業生産力を上げることである。
ところが朝廷が
「日本国中の土地は全部オレのものだ!」
と言いだしたので これに反発した武士などが幕府を要求するようになった。
 

さらに中世あたりから商業が盛んになり江戸時代には商人がかなりの実力を擁するようになった。
しかし
貨幣の改鋳ができる藩自体は何とか面目を保ったが 武士階級の俸給である石高は変わらずインフレによってさらなる窮乏化に陥った。
 

そこで
300諸侯を都道府県に再編成して
産業資本による近代国家への脱皮を図ったのが明治維新であったのである。


分かった?
>ヨレコちゃん 
公地公民制(律令制度)を掲げる朝廷では新しい農地を開墾しようという者は居なくなってしまうのだよ。
そこで農村出身の武士階級が徐々に朝廷の持つ政治の実権を奪うように歴史は動いてきたのである。
 

南北朝の動乱というのは
その朝廷側の最後の抵抗運動だった
ということだね。

投稿: 柳生大佐 | 2012/03/21 11:50

投稿: ムフフ | 2012/03/21 09:29様
 
 すこしやりすぎたかな、と思う議論の参加者の一人として、論評を頂きありがとうございます。

議論ではなく感想として、1、2項の点は他国の憲法が、そのような規定をまずやっていないことに留意すべきだと思います。未確定な事柄を規定してしまうのは、必要な行動を抑制してしまう危険があります。

ながく、「巻き込まれ論」や「歯止め論」が日本の場合、護憲的色彩をもつメディアや野党から「議論」されてきたことの“悪”影響ではないか、と思います。
安保理の議論や、国際条約や慣習などによって時の政治判断に委ねるのが、普通のやり方になっています。

 どこまでやるか、やっても良いかは相手の意図にもかかることですから、それを事前に知るべく、情報組織の充実と政軍の密接な連携と最高決定権を民選の首相なり大統領に委ねるのを、常識とするのが「安全保障」の世界です。自衛権(集団、個別を問わず)のように、当たりまえのことを書く必要がありません。
日本のシビリアンコントロールと称するものが異質なのです。比較的、国際慣習の順守が期待できる西欧諸国と同等が望ましいと思っています。異質な体制を持つ、近隣国との問題など、相手の出方に応じて、柔軟に対応できるように何も書かないのが最良です。
米国の国家安全保障会議が、政治・軍一体で運営されるのは参考になります。日本の内局制度と法制局が対外対応を阻害する悪弊を作っている状況があります。
私見です。ご参考までに

投稿: 団塊老人 | 2012/03/21 12:55

柳生大佐殿
ご高説有り難く拝読。なれど「そ~かなあ」の点も多少有り。ですが、大佐殿は私をバカにしているでしょ。なので、ここのところは「メッセンジャーボーイ」をして戴いたことに感謝するだけにしておきます!

私の頭脳が遠く及ばないのは百も承知ですけれど、一つ楽しい発見が出来たのは大佐殿は案外権威主義かも、ということです。一流の学者と一流の出版社がぜ~んぶ正しいと思えるのがカワイイ。ご自分がこんなに権威に弱かったとは考えたことは無かったでしょう。歯ぎしりで歯科通いされませんように祈ってあげますね。

投稿: よれこ | 2012/03/21 15:38

>団塊老人様
のご意見に賛成です。

安全保障に関する憲法上の縛りは最低限に留めるべきでしょう。確かに、何も書かないのが一番?
運用を憲法で縛るなどという発想自体が、戦後デモクラシー的な発想で愚の骨頂、その帰結としていつまでも矛をアメリカに頼らざるを得ない=憲法上の欠陥を埋めるために未来永劫、日米安全保障条約が必要ということになりかねません。

アメリカのご都合も、周辺諸国の変化もあるわけで、他国との関わりを含め日本の将来を憲法で勝手に規定する?のは、いい加減、止めにしたいものです。

モノがモノだけに、手の内をさらした時点で、自らの安全保障を危険なものにします。相手の強味を無力化し、弱点を突くのがmilitaryの鉄則でありますから。実はこの手の話は「広くオープンな議論」さえ、どうかと思われる節があります。

むしろ、国民の防衛義務をどうするか。憲法と国民の関わりとしては こちらが 重要かと愚考する次第です。とりあえず、世界大戦時のように数百万人を動員せねばならないような客観情勢にはないと思いますが、さて、どうしましょう。

動員の量とスピードにおいて スイス連邦がいつも話題に上りますが、あそこの周辺国は ご存知の通り、フランス ・ドイツ・オーストリア・イタリアとリヒテンシュタイン。少なくともスイスに対する奇襲攻撃があろうとは思えない、「平和憲法」でも十分まかり通通りそうな、世界で最も穏当な国々に囲まれているように見えますけれども。
「国家観」と並んで「市民観」が根本的に違うのではないかと思います。
今回の精緻な論証に敬意を表します。次回はその辺り、前に進めるご議論が出来れば 幸いに存じます。

投稿: レッドバロン | 2012/03/21 16:50

>よれこポン
バカな質問ばかりするからバカにされるんじゃ!
 

「一流の学者でも信じられない」ったって・・・
素人が一から歴史など勉強してる暇などないわい!
取り敢えず大学教授の言うことを信じるしかあるまいよ。
天が落ちてくることまで心配していたら外も歩けないぞ。
あんまり肝っ玉がちっこいともっとバカにされるよ。
だから
間違っていたとしても
私が悪いわけじゃない。学者が悪いのだ。
知ったことかい・・・
 

歴史の常識
合理的な推論が成り立てば正しいと信じても良い
そのような証言をして不利となる者が言ったことは正しいと信じてよい
 

南北朝時代に流行った落書き
「ちかごろ都に流行るもの
夜討ち 強盗 偽綸旨・・・」

治安を維持する軍隊や警察が無いので京の都が乱れているということ・・・
綸旨(りんじ)と言うのは天皇の命で書記である蔵人(くろうど)が書いた勅命のことだよ。
後醍醐天皇は鎌倉幕府(執権:北条氏)追討の勅命を
軍隊が無いので日本各地の武将や御家人に多数送ったのだ。
それに応じたのが
足利尊氏であり楠木正成であり新田義貞であり
北畠顕家であり佐々木道誉であったのだ。
詳しく知りたいなら 井沢元彦著
「逆説の日本史6中世神風編」の終わりごろと
「逆説の日本史7中世王権編」の初めごろ
を読んでみなさい。

私は半年に一度は歯石を取ってもらってるから虫歯は無いよ。
それと
私は嫌なことがあっても朝になれば昨夜のことなど忘れてしまうし歯ぎしりするほど悩んだことも無い。
悩んで金が儲かるなら悩みもするが・・・
私は金にもならない役に立たんことはしない主義だからね。

投稿: 柳生大佐 | 2012/03/22 01:10

管理人様 柳生大佐と私のやりとりが管理人様の提示された主題から随分全く離れております事を今少しご容赦下さしませ。


柳生大佐ドノ
賢くない事を自覚している者を馬鹿にすると馬鹿の神様にいつか復讐されちゃいますよ。(私は大いに結構だけど)

<時代を動かす原動力とは「生産力の増大」である>
<合理的な推論が成り立てば正しいと信じてもよい>

この二行だけは花丸をあげても良い。
他のご指摘もフンフン読めたのですけれど、大佐が仰りたかったのがどうやら南北朝動乱に重点があって、私がそれは変、と思って書かせて戴いたのは平安初期の「軍隊」なのですね、と今分かりました。
伊沢元彦さんの「逆説の日本史」は私は未だ南北朝まで行っていませんが、後醍醐天皇さんより光厳院さまの方が力は無くてもずっと好きですから、後醍醐さんを評価した書き方だとちょっと気が重い、けど、読んでみます。

幸せな悩みの無い生活信条のようで、大佐ドノは長生き出来ますね。ですが、最後の二行はお金屋さんみたいで良くない。長生き出来てお金やさんだと嫌われますよ。

投稿: よれこ | 2012/03/22 16:01

> 団塊老人殿、レッドバロン殿、

憲法の改正内容についての論点に対し、御意見、ありがとうございます。

確かに、何に対しても柔軟に応じる為に憲法上の制約が無いフリーハンドの状態にしておくのが望ましいとの見方は理解致します。 その意図は安全保障を全うする為の手段に制限を掛けるべきではない(核武装、先制攻撃等々)との事だろうと理解致します。

しかしながら、全てが状況の産物で宜しいのでしょうか? その時の情勢とその時の Common Law としたものに従って為政者が判断を下すというのが適切なのでしょうか?

その論理を極端に延長して行くと、憲法は不要で全てその時の自然法に基いてその都度考えると云う事になります。

この点については、小生は平野國臣殿と同じなのですが、日本国の基本とする理念や原則をキチンと明示し、事に当っての国家意思の形成を容易にすべきと考えます。

更に厳しい見方を述べるなら、小生は日本人と言うものを信頼し切れない、或いは信頼しきるべきではないと考えます。

例えば、「原則」について、あまりにも安易に「原則は破る為に有る」とか「原則はあくまでも原則であって決り事ではない」とか述べられていませんでしょうか? 「原則は曲げられない若しくは破れないから原則」という基本を持たないままの御都合主義に陥りがちな日本人および日本の政治家を危惧する訳です。

...解散総選挙もせずに消費税増税のミンスとかはその好例ですし、南京事件や慰安婦問題をなし崩し的にあいまいにして国交への影響を回避とか考えるのも同根かと。もちろん、原発事故への対処では限られた中で国民の生命と財産を守る為の御都合主義ではない原則を越えた行動として否定されないものと考えます。

昔の上海事変から中国軍への追撃で戦線を拡大した日本の様に、情況に流されて行き着く先は...何て事にならないか?との危惧は杞憂でしょうか。

ですから、自国の安全保障の手段に制限は掛けないとしても、戦争や武力行使にはキチンとした制限を掛け、できる限り「なし崩し」を防ぐべきと考えます。

ドイツやイタリアの憲法もそうですが、一定の枠組みを明示することは必要と考えます。...第一、反日日本人が存在する今、九条に代わる原則をはっきりさせる必要が有ります。それで、法文言は専門家に任せるとして、小生は以下の通りその範囲を考えます。

・祖国防衛の義務の存在を明確にして、防衛目的の戦争のみとし侵略戦争への加担は否定する...自国防衛の集団安全保障参加は可、独立戦争や内戦への参戦は不可。有事の際の徴兵は可

・他国民の自由や主権を侵害する目的の武力行使は禁止する...防衛目的の武力先制行使は可

・諸国家諸国民の平和と正義を確保する為の国際組織の活動へ参画する。...PKOや国連軍への参画は可

投稿: ムフフ | 2012/03/22 16:09

>よれこチャン
君は鈴木奈々のようなおバカさんだねぇ・・・
http://www.youtube.com/watch?v=97-EkxaeIkk
 

「維摩経」(ゆいまきょう)という仏教書を読んでみなさい。
主人公:維摩はお釈迦さまと同時代の独覚(仏教によらず悟りを開いた者)で釈迦の10大弟子でも敵わなかったと言われている達人である。
ところが
彼は大金持ちで女遊びばかりしているのである。
つまり
お釈迦さまの言うところの「中道」とは
快楽に溺れず
苦行もしないで
どちらにもこだわらない素直な生き方
・・・を目指すことなのだよ。
たしかに
お金に執着するのは煩悩だが
お金を嫌うのもまた偏執的なのである。
 
よれこチャン
分 か り ま し た か ?

後醍醐天皇を知りたいなら
「異形の王権」(網野善彦)平凡社
を読みなさい。
ここには
後醍醐天皇が当時の非人や遊芸人などの「無縁」の被差別民たちを保護し
土地を経済基盤とする「有縁」の農民や武士たちに対抗したことが書かれている。
また今夜のテレ朝でも言っていたが「無礼講」というのも後醍醐天皇が始めたことである。
まぁ学術書だから前半から中盤までは難しいから
197pの「異形の王権」あたりから読めば君でも面白いと思うよ。
 

私が南北朝の動乱を描いた「大平記」で好きなのは
新田義貞だよ。
彼の出身は群馬県太田市で 私の母方のお祖父さんも前橋市の出身だからだね。
義貞が鎌倉幕府追討のために南下する途中で北条泰家の軍を打ち破った埼玉県所沢市北野の小手指が原古戦場も私の住む所から近くにあるよ。
http://www.kamakura-burabura.com/rekisinittayosisadakamakurazeme.htm

新田義貞で有名なのは
鎌倉攻めのとき稲村ケ崎から突入路を開いたことだ。
http://www.city.ota.gunma.jp/005gyosei/0170-009kyoiku-bunka/manga-8.html
そのとき義貞が太刀を海に投げ入れると
ちょうど映画「十戒」で紅海が真っ二つに割れるように
潮が引いて乾いた軍路が現れたのだ!
http://www.youtube.com/watch?v=_PqCOB2uPqU&feature=related

NHKの大河ドラマでは根津甚八が演じていて簡単に述べるだけだが
http://www.youtube.com/watch?v=ag3aBzj7dXg&feature=related
本当はこう言ってるのである。
「臣が忠義をかんがみて、潮を万里の外に退け、道を三軍の陣に開かしめたまえ」
・・・と
 
どうだ!
良い言葉であろうが・・・

投稿: 柳生大佐 | 2012/03/23 00:34

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