« レアア-スの対日輸出制限で自ら首を絞めた中国 | トップページ | 大統領が退陣後、社会的に抹殺されるのは韓国の伝統か »

2012/10/31

自然エネルギー促進(太陽光発電)の失敗をドイツに学べ

私は、脱原発や反原発の主張に頭から反対するものではない。
が、それを主張する以上、原発に取って代わる代替エネルギーを責任もって提示するべきである、というのが私の立場だ。
代替エネルギーを具体的に示さず、ただ反対するだけでは、それは昔の観念的左翼(社共及び過激派)と同じ「反対のための反対」にすぎない。

石油や石炭、天然ガスなどの化石燃料は、CO2を大量に発生させるという点で環境に対する負荷が大きすぎる。
また、資源に乏しい我が日本は、これらをほとんど輸入に頼っており、経済面でも安全保障面でも国家にとってマイナスである。

では、石油や石炭、天然ガスなどの化石燃料ではない代替エネルギーはあるのだろうか?
反原発派は、自然エネルギーの開発、活用を声高に叫ぶ。
中でも太陽光発電がその目玉であり、反原発派はドイツの例をよく挙げる。
では、そのドイツの現実はどうなのか?

興味深いレポートがあったので、以下に丸ごと転載する。

-----------------------------------------------------------------

~以下引用~

いち早く「脱原発」に舵を切ったドイツで、太陽光発電が急速に萎んでいる。

ドイツはCO2削減を目的に2000年に再生可能エネルギー法を施行し、太陽光発電をはじめとする再生可能エネルギーの「全量固定価格買い取り制度」(FIT)を導入。いわば、日本が「お手本」としている国だ。そのドイツがいま、電気料金の高騰に苦しんでいる。

買い取り価格引下げ、数年後には買い取り中止に

太陽光発電の先進国ドイツが、電気料金の高騰で電力政策の見直しを余儀なくされた。2000年に導入した再生可能エネルギー法を12年6月末に改定し、太陽光発電の買い取り価格の20〜30%の引き下げと、太陽光発電の累計設備容量が5200万キロワットに達した後は太陽光発電の買い取りを中止することを決めた。

ドイツの太陽光発電はすでに設備容量が累計で2700万キロワットに到達しており、2016年にも5200万キロワットに達するとみられている。

これまでは全量を20年間、固定した価格で買い取ってきた。太陽光発電の設備投資には補助金も出され、それを追い風に太陽光発電の設備容量は2005年以降、世界第1位だ。

ところが、発電電力量に占める割合は電力全体の3.3%に過ぎない。さらには電気料金が高騰し、国民負担が大きくなってきた。

ドイツではFITを導入した2000年以降、電気料金は上昇傾向にあり、家庭用は2000年時点に比べて1.8倍以上も上昇した。

ドイツの電力事情に詳しいNPO法人国際環境経済研究所の竹内純子・主席研究員は、「ドイツのFITでは、大規模需要家は国際競争の観点から費用負担が大きく減免されているのですが、それ以外は電力消費量に応じた負担ですのでやはり不満が大きく、実際に繊維業界が先日、再生可能エネルギー法が憲法違反であるとして訴訟を起こしました。さらに脱原発に伴い、電気料金が上昇すること、また供給に対する不安が出ています。ある大手銅メーカーは10分の1の停電でも生産ラインが停止してしまうとし、停電の少ないドイツに生産拠点を置くメリットが失われつつあることに懸念を表明しています」と説明する。

また、供給が不安定な太陽光発電をバックアップする発電所として火力発電所を維持する、「二重の設備投資」を強いられ、そのコストも電気料金にのしかかる。さらにドイツでは石炭や褐炭が採掘でき、安く手に入ることもあって、石炭・褐炭による発電所がいま続々と建設されていて、その費用も上乗せされる。

石油や石炭・褐炭への依存度が上がれば、CO2排出量も上がるのだから、何のために再生可能エネルギー法を施行し、FITを導入したのかもわからなくなっている。

産業育成にも結びつかず、補助金もバラマキに終わる

まだある。ドイツの太陽光発電メーカーは、中国メーカーによるダンピング競争に巻き込まれ、一時は世界のトップメーカーだったQセルズまでも破たん。産業育成にも結びつかず、補助金もバラマキに終わった。

なぜ、ドイツの太陽光発電はこれほどまでに後退しているのだろう——。前出の竹内氏は「ドイツでは太陽光発電の稼働率が10%程度であることなどはわかっていたはずですが、再生可能エネルギーの導入による負担上昇や、産業政策上では中国との価格競争について見誤ったといえます。また、太陽光発電事業者の政治的ロビーイングが激しかったことは大きく影響しているでしょう」とみている。

竹内氏は、「ただ、こうした状況はいまの日本にそのまま当てはまります」とも指摘する。

ちなみに、政府の試算では2030年の「原発ゼロ」を目標にすると、家庭の電気料金を含む光熱費が月額で最大3万2243円となり、2010年実績(1万6900円)の約2倍に上昇するという。

J-CASTニュース 9月8日(土)13時0分

~引用終わり~

-----------------------------------------------------------------

Taiyoko

結論から言うと、ドイツの太陽光発電普及促進政策は失敗である。
電気料金の高騰(家庭用は1.8倍以上も上昇)、安定供給に対する不安(稼働率が10%程度)、産業政策上の失敗(中国メーカーによる寡占)―
これらに耐え切れず、ドイツでは2000年に導入した再生可能エネルギー法を2012年6月末に改定し、太陽光発電の買い取り価格を20〜30%引き下げた。
そして、太陽光発電の累計設備容量が5200万キロワットに達した後(2016年)は、太陽光発電の買い取りを中止することを決めた。

再生可能エネルギー法による自然エネルギーの普及促進政策が、結果として化石燃料による発電所の急増をもたらしたのだから皮肉である。
が、自然エネルギーの普及促進及び脱原発を掲げたドイツの現実がこれなのだ。
ドイツを周回遅れで後追いしている我が国は、この現実をシビアに受け止めなければならない。
しかも、ドイツは石炭や褐炭が国内に豊富であるが、我が国に(経済的に採掘可能な)化石燃料はほとんど存在しない。

要するに、我が国の方がドイツより脱原発、反原発を推進する上での条件及び環境は厳しいのだ。
これらを無視してドイツを見習えと言う。
見習うのなら、太陽光発電に関するドイツの経験(失敗)を真剣に学べ!と言いたい。

政治的意図に基づく、あるいはムードに流された脱原発・反原発に私は反対する。

人気ブログランキングへ
人気ブログランキング

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
にほんブログ村

makotoban

|

« レアア-スの対日輸出制限で自ら首を絞めた中国 | トップページ | 大統領が退陣後、社会的に抹殺されるのは韓国の伝統か »

社会」カテゴリの記事

コメント

日本は20年間キロいくらで買い取るんでしたっけね?

投稿: | 2012/10/31 18:45

坂さま
こんばんは。

脱原発は理想でしょうが、対案が無くては話しになりません。
電気料金は確実に上がっていますし、中小企業の生産活動に影響が出ます。

メインバンクの信用金庫理事長(銀行でいう頭取)が、脱原発を掲げて活動しています。
中小企業が主な貸出先であるのに、どうかしています。
金融機関には中小企業の本当の気持ちなんてわからないのでしょう。

ジャブジャブあるお金を貸さずに、国債を買っていればいいのですから、金融機関はお気楽です。

信用金庫支店の電気は東電から買わない、太陽光発電を全支店取り付ける。
お金があるからできることです。
お花畑ぶりにうんざりします。

投稿: はやぶさ | 2012/10/31 18:59

官邸前デモに「感動」する「知識人」たちに代表されることですが、
彼らは「反原発」そのものよりも、
「反原発運動によって醸し出される何か」の方を目的にしている。
全員がそうとは言いませんが、
あきらかに、そういう種類の人間が反原発の言論で旗をふっている。
彼らの自己実現やノスタルジーのために、
この国のエネルギー政策が混乱させられるのは迷惑としか言いようがない。

地震国で積極的に原発を推進することに対する危機感を訴えることは解る。
じゃあ、代わりの発電施設を急ピッチで進めて、
不安のある電力供給を充実させようとしているのか?というと、
そういう動きは非常に鈍いように感じます。
「今年の夏は、原発を稼動させなくても乗り切れたじゃないか」
と、ある人達は言いますが、
しかしそれは、「節電しろ、節電しろ」とやかましく報道した上で、
やっと数%の差でクリアできたにすぎないのでしょう。
これからも「節電は美徳」と繰り返しながら、おっかなびっくり
電気を使わなければならない状態を続けろと言うのでしょうか。
それはあきらかにナンセンスです。
自動車は、これから急速に電動化されるでしょう。
電力の需要はますます増えていく。
重要なのは節電ではなく、必要電力の充実です。
その点をはきちがえている人が、多いと感じますね。
意図的に「はきちがえている」のかも、しれませんが。

投稿: 鳩槃荼 | 2012/10/31 19:59

太陽光発電をした電力を電力会社の電気料金よりも高い価格で電力会社に売電することができる。
その差額は電力会社が電気料金に上乗せする。
従って、太陽光発電をしていない人々が負担しなければならない。
その結果、普及すればするほど貧しい人々はますます貧しくなる。
その上、国や自治体が税金を使って太陽光発電設備の設置に補助金を出している。
太陽光発電をしない人々はその税負担もしなければならない。
このような、貧乏人にしわ寄せがいくような制度は速やかに廃止してもらいたい。
この制度はメガソーラーで一儲けしたいソフトバンクの孫正義社長が当時の菅直人首相と結託して制定したもの。

投稿: 風力 | 2012/10/31 20:24

 近い将来、原発に対抗しうる電気発生のエネルギー源はシェール・ガスでしょうね。シェールという砂が硬く固まった石の間から採れるガスで、低コストで大量に採取でき、北米大陸に多く埋蔵されているので、政情不安な中東に石油調達を依存する必要がないということで、アメリカの政府・企業が猛烈に採掘技術の開発を進めている、そこがミソです。掘削機の先端に使うドリル・ビットは日本の製品がいいということで、日米合作が進んでいる分野でもあります。
 ただし、大量に採掘・消費した場合の地球環境に対する長期的影響は、まだよく分からない。地下に圧縮されているガスを取り出すので地震を誘発するという見解もある。
 メタン・ハイドレートは、その次にくるかな。こちらは深海で掘る難しさが加わるので、シェール・ガスの後を追って出てくる。
 原発も今後のエネルギー源の選択肢として残っていくことは間違いがないと思います。これは実用の段階にある技術ですから。

 原発に思想信条的に反対している人々って、原発さえなくせば事故と無縁で暮らせると思っているけれども、それは大間違いです。2010年にメキシコ湾で起きた大規模な原油流出事故をもう忘れている。タンカーの座礁とか掘削リグの火災とか、石油やガスに依存したところで事故のタネは尽きないのですよ。ただ、自分の身近なところで起きていないから、深刻なこととして受け止めていないだけのこと。
 ドイツ人はバカだ。足りない電気をフランスから買うと言っている。ならば汚れ仕事をフランスに押し付けたというだけで、欧州連合全体では何も変わらないじゃないか。
 大事なことは、失敗から学ぶことです。失敗から学ぶほどの視野も能力もない連中ばかりが霞ヶ関でワーワーと低脳丸出しのデモをやるわけだ。

 今回の福島の事故で、ぼくは原発をますます魅力的と思うようになった。あの巨大なエネルギーは海水淡水化に使える。世界の渇水対策・砂漠の緑化に使える。同じ事象を見ても、非常に違ったふうに見えるものなのですねえ。

投稿: ピラニア軍団 | 2012/10/31 21:25

ブログ更新、お疲れ様です。
太陽光発電設備の勧誘と思われるアンケートが有りました。 本当に設置して、メリットが有るか疑問を投げかけました。 また、外国よりも高い買い取り価格で、電気料金が高く成る事も記入しました。
YouTubeのバナー広告で、太陽光発電の良いところだけアピールする
のも、なんか疑わしいと思います。 変な情報に惑わされず、慌てて導入しない方が良いです。

投稿: | 2012/10/31 22:59

いくつかの専門家(マスコミ御用達も少し)の原発本を読みました。最近発刊の雑誌なども、記事と同様の内容でした。民家の屋根や休耕田にパネルを敷くとか、海岸に風車を並べるなど、まったく現実味がありません。馬鹿かと思う。
補助金で延命しないと続かない事業など、まったく再生可能ではありません。庶民の生活に税金や光熱費コストとして跳ね返ってくる事業など、国民の資産簒奪にしかなりません。
そもそも、拡散しようとしている自然エネルギーを集めることに無理があります。そして、エネルギー密度が低すぎます。どだい無理です。

投稿: 弓 | 2012/11/01 00:04

風力さまの最後の二行は後になって声高に言われるようになると確信致して居ります。
ドイツの太陽光エネ失敗はスペインでも有って、結果として安価な中国パネル企業の丸儲けで、「馬鹿馬鹿しい」とスペイン政府は補助政策打ち切りにしたと記憶して居ります。

シェールガス・石油の掘削で周辺地区の環境汚染も結構酷い、メタンハイドレートも吸い上げ途中で溶けてしまう、と、以前言われて居た問題は解決したのでしょうか?

世界で信頼の厚い日本企業の原発技術がこのまま埋もれてしまうのは、何処か変だと思います。
橋下維新は原発技術は輸出用なら可、とか。本国で使われないものを何処の世界が買う気になるのか、本気で考えて居るとも思えない事でした。
確かに福一の爆発は深刻な影響を与えておりますが、東電で一番古くて、しかももう造られていない型式で、それでも騙し騙し去年の大震災まで稼働してきた物と考えると、もっと丁寧な検証と研究と説明で、日本でも原発の未来は可能なのでは、と思います。

投稿: よれこ | 2012/11/01 03:33

友人はソーラーパネルを30枚ほど屋根に付けました
売電は微妙だと言ってます

近所の寺の駐車場に100枚ソーラーあります
売電を目的バレバレです震災前に作ってますけど
震災で分かったオール電化の弱点は水道が止まると風呂にも入れない事だそうです。その家は井戸が無いので切り替えが出来なかったのかもしれませんが不便だったそうですオール電化にするなら井戸も必要になるかもしれません。

投稿: みるる | 2012/11/01 06:55

毎日のブログ更新お疲れ様です。嬉しいことですが、くぐれも健康にご留意下さい。

 常々、疑問に思っていたことを的確に教えて頂きありがとうございます。
 
 自然エネルギー再生とはいえ、コストがかかること、自然相手に常に安定供給を受けられるのかと疑問に思っていましたが、その疑問の一部が氷解しました。

 地震、火山噴火、台風等の自然の脅威が常にある日本、太陽光発電にしてもその脅威は免れません。

 人間が作り出したものに絶対に安全なもの、完全なものがあることがありえないことを、又リスクがあることを、日本人は忘れてしまったのでしょうか。

 ドイツが、脱原発を決め(しかし稼動を完全に止めてはおりません)自然再生エネルギー(太陽光発電)に踏み切り、現在大きな問題が発生している事実を学ぶべきですね。知りませんでした。
知ることが出来、感謝しております。

 日本の多くのマスコミ・メディアは煽ることは得意ですが、今回のブログで取り上げたような国民が一番知るべきことは報道せず、と言うより無視しております。(自分の失敗を隠すためでもあるのでしょうか)

 話は飛びますが、しかし、それにしても日本の報道機関も質が落ちたものです。
今、社会を騒がせている人間の姿を借りた化け物としか、たとえようのない女性容疑者の写真を間違えていたとは、開いた口が塞がりません。

 警察・検察のことを批判する前に自分のことを反省すべきでは、基礎の基礎である裏付けを怠っていることを自戒すべきです。
 このようなマスコミ・メディアから真実を見つけることは難しいことです。

 これからも、表面に現れない真実・事実を教えて下さい。

 

投稿: 道産子爺 | 2012/11/01 07:54

いつも興味深く拝読させて頂いております。ありがとうございます。

代替エネルギーとして、地磁気や太陽電磁波といった、あちこちに充満している磁気を、電気に変換することは、できないものでしょうか。
天気に左右されず、屋外・内も関係なくなります。

私には、実現可能なのか、知識が無くさっぱりわかりませんが、知識のある方に、ご検討いただければと思っております。

投稿: たけ | 2012/11/01 10:30

> 坂様、皆様、

お久し振りでございます。

私も、日本のエネルギー・ソースの多様化を支持するものですが、それが再生可能エネルギーの一辺倒になり、核エネルギーの利用を全面的に否定するのはオカシイと思っております。

そして、以下の内容を強く、 坂様、皆様、に訴えたいと思い、このコメントを書くに至りました。

※原子力発電の即時停止を求める方々のメンタリティーは、今回のフクシマの過酷事故を招いた方々のメンタリティーと全く同じであり! 全面的に否定されなければ 日本の進歩はナイ! 社会的にも経済的にも没落して行ってしまう。

というものです。 何故、この様な事故に至ったかをキチンと追及して行きますと、今日の原子力の制御技術が津波等の災害に対応できなかった為ではなく、原発即時廃止を叫ぶような方々と同じロジックでもの考える方々が、今回の災害への対応を誤らせた...と思うからです。

つまり、SPEEDI や PBS(プラント事故挙動データシステム)を擁するERSS(緊急時対策支援システム)をキチンと使用して生かせなかった原因は、そのような起きて欲しくない事柄から色々な理由をつけて逃避する姿勢とそこから来る考え方(ロジック)に在ると考えるからです。

如何に事故収束のチャンスを逃し、且つ被害を拡大させたかは、下記の記事をお読みください。
大前氏が述べていた様に、ECSSをキチンと動かして速やかに1号機の廃炉を判断して海水で冷却し、2,3号機に注力するような合理的行動がなぜ取れなかったのか...そう、思ってしまいます。

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/35339
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/36338
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/35444

それで、この事なかれ主義につながる姿勢が克服されない限り、原発即時廃止によって引き起こされる経済の後退に対しても節電施策推進の様な逃避策に逃げ込み、更にそれが行き詰まると消費削減・ECO行動推進のようなものに逃げ込んで行くと。で、日本の未来を閉じて行っても構わないと居直る?

...まさか、贅沢は敵、生存に必要以上の消費は敵 の江戸時代の寛政の改革じゃあるまいしね。

最後に、逆説的ですが、上記の克服がなされないままの、なぁなぁでの原発再稼働にも危機感を覚えます。

投稿: ムフフ | 2012/11/01 11:28

 今回の事故は、大量の放射能漏れを起こした大変な事故ではあったのだけれども、間一髪で東日本が丸ごと、チェルノブイリ並みに人が住めない土地になる事態は防げたという意味では、冷や汗ものであったと同時に不幸中の幸いであったと思うのです。
 また同時に、今後の原子力防災に活かせるような大きな教訓を幾つも得ることができたという意味では収穫も大きい。
 一番の収穫は、国民の原子力防災に関する関心が全般的に向上したということだと思います。
 これまでのように、左翼イデオローグと電力会社のせめぎあいで原発が推進されるという図式では、監視の目はどうしても偏ったものになり目の数も少ないのだけれど、これからは原発の推進に関して広範な国民の参加が期待できる。しかも、専門家や利害関係者ではない多数の第三者の目の監視の中におかれるから、それだけ原発は安全なものになっていくはずなのですよ。
 例えば、ぼくは震災前に原発について大きな関心があって専門書を読み漁っていたのだけれども、どれも通りいっぺんの解説でしかなくて、少し、ものたりなかった。今では政府事故調、国会事故調の報告書がネットで自由に入手できるし、民間事故調や東京新聞が出している書籍もリーズナブルな価格で入手できます。事故前に比べると内容の充実ぶりがすごい。
 火傷をして火に近づかなくなるのがサル、火を使いこなそうとするのがヒト、といいます。
 結局、大江健三郎のような左翼イデオローグは、サルのレベルで思考停止している老人として無視するしかない。
 今回の事故は、ある意味、日本で起きた事故だから被害があの程度で済んだともいえるし、原発が野放図に世界に拡散していく前に大きな教訓を幾つも得られたという意味では人類全体にとって良かったとも言える。

 これ以上の詳しいことは、下記のHPに書きますので、ご関心のある方は、時々、お越しください。

福島第一原子力発電所事故
http://www.howitzer.jp/nuclear/

投稿: ピラニア軍団 | 2012/11/01 11:34

いつも愛読しております。今回は同内容の下記の文献も参考にしていただければと思います。それにしても、金儲けのために太陽光発電に参入する企業は犯罪的ですね。

ドイツは間違った; 全量固定価格買取制度(フィード・イン・タリフ)は正反対の結果
2010.3.28 小野章政

ドイツ政府は2000年から再生可能エネルギーの全量固定価格買取制度(フィード・イン・タリフ)を施行してきたが、10年近い経験を積んだ現在、消費者に莫大な長期負債を残すとともに、その目指す目標がほとんど果たされていないむしろ正反対の結果となっていることがドイツのルール大学など3大学で構成される経済研究シンクタンク(RWI)の調査研究で明らかになった。
・・・・・・

結論

フィード・イン・タリフを通じて再生可能エネルギーを推進するドイツのやり方は高コストをもたらし、炭酸ガスの効率的削減、雇用増大、エネルギー安全保障、技術イノベーションなどの目指すものは何も得られない結果となっている。

政府の役割としては研究開発(R&D)で民間を援助すべきであろう。競争力を持たない揺籃期の技術については、大規模な生産を推進するよりも研究開発に投資する方がコスト効率は高い。特に太陽光発電について言えることである。

http://www.engy-sqr.com/watashinoiken/iken_htm/feed_in_tarif_ono100328.pdf

投稿: Mickey | 2012/11/01 12:00

原発はねぇ。。。
続けるのも地獄、止めるのも地獄。。。

太陽光発電、1Kwあたり23円で売っている電気を、
ソーラー発電事業者から1Kwあたり42円で買い取るんでしたっけ?
ソーラーパネルを設置できる戸建住まいの金持ちが、
電気を買うだけしかできない貧乏人を搾取する構図ですよねw

普通に考えて、地熱発電以外の有力な候補はないですよ。
地熱温泉は利権が弱いのか、まったく相手にされてませんが。
反対する人たちは、
「国難の最中に、この場所のエネルギーは温泉の湯を沸かすことにしか使わせない!」
とか言っちゃう非国民です。

投稿: クルトン伍長 | 2012/11/01 23:26

ドイツが原発をやめたことが、何か大変な偉業みたいに伝えられているのが不思議でなりません。
ドイツは隣に世界最大の原発大国であるフランスがあり、そこから送電線でいくらでも電気を買うことができます。
そういう安全弁を確保した上で、自国での原発をやめて再生エネルギーを試してみたというだけのことですから、日本とはあまりにも条件が違いすぎます。

日本でも以前、原発をやめて電気が足りなくなるならシナや韓国から買えばいい、などとお花畑なことを言っていた人が居ましたが、何をかいわんやです。
第一に、両国とも国外に売るほど大量に電気を作っているわけではありません。ちょくちょく大規模な停電が伝えられるところを見ると、さほど安定的な発電がおこなわれているわけでもなさそうです。
第二に、海底ケーブル経由で長距離送電したりしたら、ものすごいロスが出ます。陸上の送電線で済む独仏間とは比較になりません。
第三に、そんなことになったら両国とも、電力供給を対日カードとして使うことは目に見えています。
さすがに最近は、中韓の蛮行があからさまになって、こんなばかな主張をする人は居なくなったようですが、危ないところでした。

私は、おそらく大多数の皆様とはちょっと違った意味で、原発を無くすべきではないと考えています。
エネルギーの確保という問題もありますが、私は将来的にはやはり核融合発電の実用化を夢想しております。
核融合発電は、まず「燃料」がほぼ無尽蔵であること、原理的にきわめて安全(もし事故があればその時点でプラズマが拡散して運転が自動的に停まってしまい、核分裂炉のようにいつまでも燃料棒が高熱を発し続けるということはあり得ない)であることなど、実現すればメリットは大きいのですが、やはり核反応である以上、放射線と無関係では居られません。
ただし核融合炉の場合は、排出される単体中性子による比較的低レベルの放射線ですので、プルトニウムなどから発せられる高レベル放射線に較べれば、ずっと扱いが楽であるはずです。
とはいえ、放射線を扱うノウハウが断絶してしまえば、低レベルであっても安心できません。
どのくらい将来になるかわかりませんが、核融合炉の火がともるその日までは、技術の継承という意味を込めて、たとえほそぼそとであっても核分裂による発電を続けることが必要だと思います。
少々飛躍しすぎに思われるかもしれませんが、技術というものはいちど失われると、復元は非常に困難ですので……

投稿: 面毒斎 | 2012/11/01 23:35

 今、東電、民間、政府、国会の事故調査報告書を読み始めています。

 ブログの中身から外れていくので、詳しいことは先に掲げた自分のHPに書きますが、「福島第一原発事故の原因の徹底究明なくして、いかなる夢想も許されない」という主張をしておきたいと思います。原発を無くすにも、再稼動させるにも、今後も推進するにも、いかなる場合でも、です。

(再掲)
福島第一原子力発電所事故
http://www.howitzer.jp/nuclear/

 確かに地震動も津波の高さも世界有数の超巨大なものでした。幾つかの方向から押し寄せた津波が合わさって14mという高さにまでせりあがって12台の非常用発電機を全部駄目にした、これは不運としか言いようがない。

 しかし、運・不運とは別に、当然、やっておくべきこともあった。一号機の非常用復水機(IC)の作動訓練を怠ったことは、いわゆるmaterial negligence(重大なる懈怠)として、決して許されない過誤だったと思う。医療でいえば、外科手術をやって、患者の体内にメスを置き忘れて患者が死んでしまう、それぐらいひどいことです。「うっかりしました、テヘ」じゃあ済まないんですよ。東北南部から小田原ぐらいにかけて焼け野原になってしまう危険があったのだから。

 予備の直流バッテリーを8時間ぶんしか用意しておかなかった。そのバッテリーも3号機用以外は地下電気室に貯蔵していたので、津波の浸水でだめになった。おかげで原子炉がメクラ運転になって冷却機能も次々失われていった。通信用の予備バッテリーにいたっては30分ぶんしか用意していなかった、なんていうのは、今から考えればのことにしても、間抜けもいいとこだったじゃないか。

 あわてて電源車をかき集めて送っても、道路が渋滞でなかなか到着しない、ヘリ輸送も積載可能重量オーバーで無理だったというのも重大な反省点です。

 原発事故があったからといって、その中身も見ずに原発ヤメロと叫ぶ、これは愚劣な単細胞人間のやることです。無視していれば自然に消えていく。でも、事故原因をしっかりと受け止めて真摯に安全文化を育てていく、これも、絶対に欠かすことのできないことで、ここでしっかり事故原因を見つめなければ、代替エネルギーに転換しても、またしても同じように事故るに決まってる。

 だから、ぼくは単純な原発推進・脱原発の二元論には組みしません。いわんや、左翼イデオローグの宗教的原発敵視論など、阿呆のきわみだと思っています。

投稿: ピラニア軍団 | 2012/11/04 12:04

> ピラニア軍団 殿

既に色々とコメントしておりますが、

東電、民間、政府、国会の事故調査報告書に殆ど載っていない

ERSS(緊急時対策支援システム)とかPBS(プラント事故挙動データシステム)

と、それを利用した訓練が何故生かされなかったか?

が非常に重要な意味を持つと思いますので、合わせてお考えいただければと思う次第です。

また、一号機のECCSにつきましては、作動訓練以上にフェイルセーフ設計の誤りが重大な問題と考えます。

⇒ FTA, ETA から考えても、作動状況とその影響の設定が誤っていると

「余計な御世話」と承知しておりますが、真の原因を求める方には少しでも訴えたいので...御容赦ください。

投稿: ムフフ | 2012/11/06 16:04

ムフフ 殿

>ERSS(緊急時対策支援システム)とかPBS(プラント事故挙動データシステム)と、それを利用した訓練が何故生かされなかったか?

示唆、ありがとうございます。先へ行って、考えてみます。

>また、一号機のECCSにつきましては、作動訓練以上にフェイルセーフ設計の誤りが重大な問題と考えます。

ここは少し異論があります。

確かに、IC: Isolation Condenser(非常用復水器)が作動すると、配管破断による建屋への放射能漏れを防ぐために配管の4箇所も閉じてしまうフェイルセーフ設計は、ちょっとおかしい。これは文系出身のド素人の私だって感じますよ。つまり、ICがECCSとして作動するような緊急事態において蒸気や復水が通る管を4箇所も自動的に閉じてしまう。しかも、格納容器の内と外で交流・直流が異なる電動弁を付けておくとは、どういうロジックなんじゃい、と思ってしまう。これでは、交流・直流のいずれか一方が失われても2箇所が閉じたまま空けられない。フェイルセーフどころか、フェイルデンジャラスじゃあないかって。

でも、一回でも作動訓練をしておけば、あの一刻を争うときに、深夜11時半頃までICが正常に作動していると誤認することはなかったんです。ICが作動するには4箇所の弁を開ける必要があると事前に分かっていれば、そのためのポータブル電源やコンプレッサを用意しただろうし、4箇所もいらない、1箇所閉じるだけでいいという設計の見直しもできた。

吉田所長が、水位計がおかしいぞ、格納容器の圧力も異常に高い、ICが正常に作動していなんじゃないか、と気づくのは、11日の深夜11時半頃ですからね。で、こりゃ大変だ、ベントをしなければとんでもないことになるぞ、とあわてて指示を出したけれども、そのベントだって作動訓練をしていないものだから、どこに配管を開く弁があるのか運転員は図面を広げて探しているし、高い放射線を浴びるなか、決死の思いで開操作をしている。

あのとき、下請会社から可搬式エア・コンプレッサを借りて、空気作動弁を開きにいったけれど、現場の線量が高くて駄目だったから、別の場所(大物搬入口の鋼管だったと思う)から圧縮空気を送って開操作をしていますよね。ぼくは原発という場所を良く知らないから、空気口やエア・コンプレッサが場内にふんだんにあるものなのか、たまたまラッキーで空気口やエア・コンプレッサがあったのか分からないけれども、たまたまラッキーだったのなら許せない。こんな程度の事前想定もしていなかったなんて、それ自体が問題だ。

そのベントだってフィルターを付けておけば、放出される放射性物質の量は、100分の1~1000分の1で済んだ。つまり、マークIは問題だというから大金をかけてベントラインを付けておいたけれども、使うことはないよとタカを括っていた、ということ。

こういう事前の訓練やメカニカルな準備が欠如していたものだから、あれよあれよという間に1号機が水素爆発してしまって、せっかく組んだ消火ポンプによる注水ラインも破損してしまって、降ってきたコンクリートガラも放射能を帯びているものだから、その後の注水作業や電源復旧作業も余分に大変なことになった。

この「消火ポンプによる注水ライン」は、中越地震があって柏崎刈羽原発で火災があったから、従来の注水ラインとは別に用意しておいたとかで、中越地震がなくて、いきなり東日本大震災が来ていたら、とんでもないことになっていた。

機械装置という面で見ると、ICという古いECCSが残っていたことは問題があるけれども、1年に一回の定期検査のときに火落としはするのだから、そのときに1回でも作動訓練をやっておけば、古い装置でもそれなりに稼動でき、事故当日に炉心溶融、翌日に水素爆発なんて急激な事象の展開は避けられたはずなのです。40年前の原子炉なんだから、40回ぐらい、その機会はあったでしょ。

翌日(12日)には東京方面から電源車が何台も到着するのだから、1号機の急激な事象展開がなければ(格納容器の設計圧力を上回る圧力上昇がもう24時間遅ければ)、3号機の水素爆発も避けられた可能性が高いと思うのです。

一号機のICで思い起こすのは、2005年のテキサスシティ製油所爆発事故です。あの事件も、ブローダウン・ドラムという1980年代には姿を消していた装置が残っていて、爆発源となる揮発性のミストを作ってしまった。そこに停車中の自動車にエンジンをかけたことが引火源となってドッカ~ン、18人が死亡ですよ。

ブローダウン・ドラムなんて、調べてみるとチャチなものですよ。今、一般的に使っているフレア・スタックに比べれば、安全設計思想が段違いに貧弱です。でも、そういう古いものが良くないと批判しても始まらなくて、今、げんに使っているのだから、それが新しいものになるまでは、それだけ余計に注意と準備が必要だと思うのですよね。人の命がかかっているのだから。

⇒ FTA, ETA から考えても、作動状況とその影響の設定が誤っていると

FTA, ETAという言葉は初耳です。ご教授戴ければ幸いです。

投稿: ピラニア軍団 | 2012/11/08 17:06

> 坂様、
すみませんが、フクシマについての事実遡及ということで、チョッと質問へのレスをさせていただきたいかと。

> ピラニア軍団殿、

先ず、御質問いただいた FTA, ETA については、検索ワードを追加してググればすぐに判ると思いますが、この手法の効果的な使用方法やその理解は実務経験者でなければチョッと難しいと思います。

で、正式名称は Fault Tree Analysis (故障の木解析)と Event Tree Analysis (事象の木解析)で、どちらも信頼性設計・安全設計・防災設計等に使用される手法です。

それで、貴殿の「一度でも訓練をしていれば...」という指摘は理解しますし、それも正しいと思いますが、小生が紹介しました

 原子力防災技術者が語る福島原発事故の深層(その2) http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/36338?page=4

にあります通り、IC(非常用復水器)を再起動しなかった or させられなかった 状況と思われる為、緊急時はOPミスの際にも作動する Normally Active と設計する考え方の方がより重要と考えたから「...作動訓練以上に...」と記した理由であります。

で、「作動状況とその影響の設定が誤っている」とのべたのは、次の理由からです。

ECSSのIC(非常用復水器)は電力ではなく冷却水の蒸気タービンで作動するように設計されております。これは、最悪のケースである冷却系のポンプ等が作動できない場合(全電源喪失のケースも含まれる)を想定したもので、その場合でも炉心溶融を可能な限り回避する事を目的としたものでしょう。

炉心溶融を回避する目的はワザワザ書くまでもなく、大量の放射性物質の漏洩・飛散を避けるためです。

その一方で、IC(非常用復水器)の配管の弁が電源喪失の際は閉じてしまう設定になっているのは、緊急時にその配管を経路として放射性物質が外界に放出されるリスクを避ける為とか。

確かに、そこの弁の部分だけの単独の電源ライン故障のリスクは有りますが、最も回避すべき炉心溶融のリスク対応を損なう方向で設計する考え方が適正なのか...という考えからです。

恐らく、そのような設計をしたのは、ほんの僅かでも放射性物質が外界に漏れ出ると大騒ぎになって、炉の運転を止めざるを得ないような事態になる事を心配し、そちらの方を重視した為ではないかと推測致します。

つまり、本来のリスクの極小化から考えますと、本末転倒としか言いようがないのです。

投稿: ムフフ | 2012/11/09 10:52

ムフフ 殿

解説、ありがとうございます。

今、政府が11年3月22日に近藤駿介原子力委員長に作成を依頼した「最悪シナリオ」を読んでいます。

こういうものを読むと、高圧メルトスルーとかコアコンクリート相互作用とか、実際は経験しなかったけれど、実はもっと恐ろしいシナリオも想定されたこと、それから、我々の見えないところで菅首相が活躍していたことがよく分かる。あのとき、菅が首相でよかったと本当に思う。

このことが世間に広く知られ、菅その人の評価が今よりも正当に認識されるのは何年も先のことだと思うけれど、ああいう中小企業の社長オヤジみたいな人物が形式にとらわれずガンガン行動したことで、この国は救われた。鳩山ルーピーや歴代の自民党のおっとりタイプの首相だったら、どうなっていたか分からない。

震災・津波で失われた2万人の命、地獄を垣間見た我々、この経験を未来に生かすには何をすべきか、心に刻みたいと思います。

投稿: ピラニア軍団 | 2012/11/09 13:57

初めまして。半透明というものです。遅レスですが、以前太陽光発電の施工に携わった者として一言言わせて下さい。

当方が太陽光の工事の施工の一部作業に従事していたころは、そのシステムだけで一軒家が買える程高価でしたので
完全に「お金持ちの道楽」として存在していました。
基本的にはその頃と何も変わっていません。
1)住宅の屋根は太陽光に向いていない
太陽光発電は「セルを日光に対し垂直に向ける」事で発電量を最大に出来るのですが、
太陽に向けて家を動かしたり、時刻・季節に合わせて屋根勾配を変えるなんてことは出来っこありません。
まして、あんな「猫の額」みたいな面積では発電効率が悪すぎます。
もう一つ、「影」の部分に藻類が付着して雨漏りの原因になったりします。

2)大枚叩いて施工しても約5年後には補修が必要
パネルは20年の耐久性がある「かも知れません」が、接続している電線類は所詮塩ビ等のプラスティックです。
紫外線で劣化すれば漏電の危険がありますので補修が必要です。

3)窓ガラスも汚れれば日光の入りが悪くなるが、ソーラーセルも同じ
黄砂・排ガス等汚染物質・鳥の糞・枯葉・藻類・・・汚れの原因は多岐にわたります
「雨で流れる」って嘯いている方が居ますが、普通の雨だとかえって汚れの沈着を促進するだけです。
時間雨量50mm以上なら流れるでしょうが、そうなると雨漏りや洪水・鉄砲水の心配をしなてはいけません。
解決策としては「お掃除」するしかないのですが、一般人がそうやすやすと屋根に上がれませんし、
素人がウロウロしても、屋根が壊れて雨漏りするのがオチです。
素人だけでなく、プロでも屋根に上がって作業すればそれなりに屋根が痛みますので、出来れば避けた方が良いですが、
2)のメンテ作業やら、掃除やらで屋根を頻繁にウロウロすれば、それだけ屋根の寿命に影響します。
人が乗ってウロウロする様な耐久性は一般的な住宅の屋根にはありませんので・・・

太陽光発電に効率性・合理性を持たせるには
a)集合住宅・工場の屋上・屋根もしくは壁面 に
b)常時メンテナンス可能な状態(作業員用通路・キャットウォークを設置) で設置し
c)専門の作業員が常駐もしくは不具合時に速やかに対処できるシステム構築
が必須と思われます。

という様なお話を数箇所の掲示板とかに上げたのですが、個別製品のありえない性能を列挙してみたり、はたまた当方への人格攻撃とか、
推進派の方々は何かに「洗脳」されている様な勢いでした。

長文で失礼いたしました。

投稿: 半透明 | 2013/01/31 12:54

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/91171/56010956

この記事へのトラックバック一覧です: 自然エネルギー促進(太陽光発電)の失敗をドイツに学べ:

» 【為替】ウォン高の直撃弾…韓国の自動車関連株の時価総額1カ月で12兆ウォン(約9000億円)減 [政治経済ニュース・今私の気になる事]
対ドルでウォンは全然高くない件について、どれだけ輸出競争力がないということなのだろうか。 まだ1ドル=1090ウォン付近のハズだ。 これを国の通貨円に換算すると、1ドル=140円位と推測していい計算になる。 凄い輸出偏重だと言う事だ。 これでは、対外比…... [続きを読む]

受信: 2012/11/01 05:51

« レアア-スの対日輸出制限で自ら首を絞めた中国 | トップページ | 大統領が退陣後、社会的に抹殺されるのは韓国の伝統か »