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2012/10/11

「かたつむりの家」に見る中国中間層の悲哀
日常をも蝕む底なしの腐敗と堕落

私は基本的に本を読まない。
理由は時間がないのと、読みたいと思う本が少ないからだ。
だから知り合いから頼まれた本くらいしか読まない。
もちろん昔はよく読んだ。
小学校低学年から30代くらいまでは何でも読んだ。
小説、ノンフィクション、哲学書、社会科学、童話、伝記等々。

今は別に本を読まなくても影響はない。
新聞は毎日隅々まで読むし、TVニュースは欠かさず見る、ネットサーフィンもしょっちゅうやる―今のところこれで十分である。
ところが、そんな私が気合を入れて読んだ本がある。
編集者の紹介だったせいもあるが、その「BOOK」データベースを読んで興味をそそられた。

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                  上海、かたつむりの家
                  六六 (著), 青樹 明子 (翻訳)
                  価格:¥ 1,995
                  プレジデント社 (2012/8/30)

本は北京の放送局でテレビ化され大ヒットしたそうだ。
が、その後の上海での放送は突然中断された。
なぜか?
前代未聞の出来事に、中国人たちはこう囁き合っていた。
「内容があまりに事実だからね(太事実了)」

私たちは報道で見る中国人しか知らない。
そこではそのほとんどが「反日」の愛国者である。
が、実際はそうではない。
私は、香港の活動家が尖閣諸島に上陸した日、香港ではその行為を支持する集会より「ドラえもん祭り」に圧倒的多数の市民が押し寄せていた事実を知って、ちょっと意外で少しだけほっとした。
日本でも政治的、社会的出来事に関心の高い層は声がでかいが、そうではない層は声が小さく(あるいは無言で)、そして彼らの方が多数派なのだ。
私たちは、この現実を忘れてはならない。
日本でも原発反対派は声がでかく、報道だけだと国民の多くが反対派に思えるが、実際はそうではないのと同じ現実が中国にもあるのだ。

Amazonの内容紹介に

本書『上海、かたつむりの家』は、大都市・上海で生きる男女4人の可笑しくも切ない夢と現実、希望と挫折の物語です。
貧富の拡大、拝金主義、土地の高騰、住宅問題、官僚の汚職、不倫・愛人問題、ローン地獄……など、
普段のニュース報道ではなかなか見えてこない現代中国の都市──上海──で暮らす中国人の苦悩が赤裸々に描かれています。

とあるが、そのとおりである。
翻訳もよくできていて、読んでいて飽きない。
価格が高いのが難点だが皆さんに一読をお勧めする。

日本の中間層も、高度成長時代はマイホームが夢で、次が3C(カー・クーラー・カラーテレビ)だったが、今の中国も全く同じである。
違うのは報道の自由がなく、政治が限りなく腐敗堕落し、社会的格差が絶望的なまでに大きいことだ。
この本を読むと、中共のプロパガンダの向こうにある中国社会の実際の一端が見えてくる。
小遣いに余裕のある方は是非読んでほしい。

なお、「蝸居」は直訳で「カタツムリの家」(カタツムリの殻)だが、現地では猫の額ほどの狭い家を意味する。

平成24年10月11日 坂 眞

【追記】
やはり中国の崩壊は近い。
痛感する。

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中国(社会)」カテゴリの記事

コメント

そして、日本破壊を画策して止まない朝日新聞や
毎日新聞が国民全体に敵視される日は近いと。

嘘つきオオカミ少年は2度と信用される事は
無いからだと┐(´д`)┌ヤレヤレ

奴等も中共と共に崩壊する日は近いと。
かつての連合赤軍の末路の様に(^_^メ)

投稿: abusan | 2012/10/12 07:08

これは興味深い本ですね。
すべての格差を無くすると称した共産党が、却って格差を絶望的なまでに広げた負の責任を取らされる日は近いでしょう。

ただ、これを「暴を以て暴に替える」で行っては、今までの繰り返しになってしまいます。それではあまりにも救いがない。そうかといって、他の手段となりますと、これまた簡単かつ即効的な手段が見当たりません。

中国共産党支配下にある中国人民としてではなく、中国人として、彼らは彼らの国をどうしたいのでしょうか。まさか今のままで良いとは思ってはいないでしょうが、彼らが彼ら自身に染みついている、腐臭をまき散らす中華思想を排除し、決別しない限りは、残念ながら良い方向への転換は望むべくもないでしょうね。

中国における真の愛国者であれば、彼ら個々にこそ主権があるという「国民主権」を実現させるべく、自由・人権・民主・法治に賛成しなければなりません。言い換えますと、一党独裁維持派は、自身の権力源としての一党独裁体制を愛し、そのために他の中国人民を犠牲にしていますので、決して愛国者ではありません。また、口先で民主改革や法治を唱える共産党幹部がいますが、これが言行不一致であれば、決して愛国者ではありません。

私には、彼らの言う「愛国無罪」が白々しく哀れに聞こえてなりません。その「愛国」は、昔日の文化大革命同様、他の中国人を傷つけ踏みにじってはいませんか?


投稿: 劉暁波を解放せよ | 2012/10/12 22:09

はじめまして
かたつむりの家で検索してきました
今読んでるところです
上海は7年前から行ってるので
開発の状況が読んでてわかります
痛いほどに伝わって
これはドラマでみるより
本を読んだ方がいいね

投稿: 花太郎 | 2012/10/18 08:10

坂さんが2度も紹介するから読んでみました。

これは正直いってメロドラマですね。
刺激的で、エロい。
私はてっきり、クライマックスで
高級マンションが倒壊するのかと思いました(笑)

投稿: 鳩槃荼 | 2012/11/23 23:13

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