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2012/11/16

安倍自民党を断固支持!安倍政権は第3極と共闘せよ!

一部に誤解があるようなので、この際、書いておきます。
私は、基本的に自民党支持です。
今の日本で、責任ある政治を執行できるのは自民党しかない、そう確信しています。

ただ、自民党には限界もあります。
それは、既得権益者とのしがらみから大胆な改革に打って出ることができない、という点です。
農協や医師会など、その典型でしょう。

私が第3極に期待するのは、彼らにはしがらみがないからです。
だから思い切った改革ができる。
大阪での改革、自民党に推された市長や府知事では、おそらくできなかったと思います。

大阪では、労組、解放同盟(解同)、創価学会などが既得権益者としてのさばり、税金を食いつぶしてきました。
これに対し橋下徹市長は、一部で創価学会を取り込みながら、労組や解同の特権を排除、解体しました。
これは間違いありません。

国政と地方ではレベルが違うから一概には言えませんが、霞が関の官僚や農協、医師会、そして族議員と言った既得権益複合体と闘うには絶対に第3極の力が必要なのです。
東京都を見てください。
予算(≒財政)への複式簿記の導入、外形標準課税の導入、ディーゼル車排ガス規制、これらは自民党都政であればありえないことです。
石原慎太郎だからこそできた。

-------------------------------------------------------------------

霞が関の官僚は、高度成長時代は「世界最大のシンクタンク」と呼ばれていました。
一時は、日本は総理大臣が不在でも政治は動く、なぜなら霞が関があるからだ、とまで言われました。
そう言われたのは、当時の政治は、拡大し続ける国家の富をバランスよく配分すればそれで良かったからです。
外交安保も米国の傘の下に居ればそれで済んだ。

が、今はそうはいきません。
国家の富は、高度成長時代のような拡大一辺倒というわけではありません。
その一方で、国家の借金は一千兆円規模にまで膨れ上がっています。
また、外交安保においては、東西冷戦が終結した後、ソ連に代わる脅威として中国が台頭してきました。
こういう時代は、調整型政治、バランス外交という官僚的発想では対応不可なのです。

だから石原や橋下が主導する第3極の力、それの持つインパクトが必要なのです。
私は、そう確信しています。

-------------------------------------------------------------------

Abe_2

私は、安倍晋三元首相の再登板に一時は懐疑的でした。
それは、あの辞任劇があまりにも負の印象を残していたからです。
が、総裁復帰後の彼の言動を見ていると、その悪印象は払拭されました。
明らかに前回とは違う。
今の彼には自信と余裕が見て取れます。

また、主張している内容も時宜を得たものになっています。
憲法改正、力強い外交、日米同盟の再構築、公共投資の拡大、より一層の金融緩和とインフレ政策、これらは私の考えと合致しています。
だから私は、安倍晋三と彼が率いる自民党を断固支持します。

が、これらをより有効に推進するには、霞が関の調整型政治、バランス外交を打破しなければなりません。
その点において、第3極の力が必要なのです。
逆に、今や盟友関係にある創価学会・公明党は桎梏でしかありません。

私は、安倍政権の誕生を大いに期待するとともに、自民党と日本維新大連合(仮称)との連携、共闘を熱望します。

~文中敬称略~

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政治(国内)」カテゴリの記事

コメント

私も全く同感です。
安倍首相(!)も先の失敗を教訓としてより一回りスケールアップしての活躍を祈念しています。
特に国益を第1にした拉致問題や特ア対策など外交の充実を期待しています。野田さんもいっそっ民主党を離党して自民党もしくは第3極に合流して欲しいとさえ思っています。彼は民主党にはふさわしくない人材だと思います。全くもって私は日本を変える来年になるものと期待しています。

投稿: 転びバテレン | 2012/11/16 18:06

現状ですが、維新と太陽は共闘に向けて模索しているようです。

私が何回も書かせていただいている
自民党支持層などによる「維新アレルギー」ですが、
要は、自民党と維新を比較するから、
そういう拒否反応が起きるのだと思います。


朝日とか、日教組とか、ああいったいわゆる「反日勢力」が、
もっとも恐れる選挙結果とは何でしょう? ・・・それは、
自公が政権与党に返り咲き、続く第二勢力が、民主党ではなくて
維新・太陽連合になる状態だろうと思います。
そうなったら、たぶん奴等はアタマかかえてしまうと思いますね(笑)

第三極が国政を直接コントロールするのはまだあまりにも不安です。
しかし、自公が政権与党になるのはもう確定的と言って良いでしょう。
そこで民主党がまた野党第一党になれば、
今まで自民党に対して「それはダメだ」だの「責任野党ならこうしろ」だの
言ってたことを全部180度ひっくりかえして、
また国益の阻害に走るのは、もうわかりきっているわけですよ。
それはもう、我慢ならない。
だったら、
与党に次ぐ第二勢力を、民主党ではなくて太陽・維新連合部隊に任せた方が、
よっぽど良いのではないか?
つまり、
次の衆院選の焦点は「自民vs第三極」ではなく、むしろ、
「民主党vs第三極」の「2位争い」だと、自分は思うのです。

「ナンバー2」として、国益に利することを期待できるのはどちらか?
民主党か? それとも太陽・維新か?
論点はそこだと思う。


もちろんですが、小沢一派の出る幕はありません。

投稿: 鳩槃荼 | 2012/11/16 18:18

坂さん!今晩は!
総裁選の時、アキバに行きました。盟友麻生太郎が応援演説をし、安倍さんは ”憲法改正そして自主憲法制定への道を歩んで行きましょう!”との演説は感銘しました。なにか問題が起きると障害となって立ちはだかるのが現行憲法と自虐史観だと思います。例え自公で過半数取れても公明党は護憲です。わたしは改憲派で三分の二を目指してほしいと思いますので、次の参院選!そして四年後の衆院選!あたりまでは〜なんて考えていました。

投稿: koukenz | 2012/11/16 18:41

我が意を得たりです。
国益を第一に考える政党が力をあわせて改革することを願ってやみません。

投稿: そらみん | 2012/11/16 19:28

安倍総裁を見ていると一度ドン底を体験しそこから這い上がった人物特有の強さ・覚悟を感じます.
この雰囲気はたドン底を味わったものしか出せない.
死も覚悟しているのでしょうね.

投稿: たにし | 2012/11/16 19:38

植草から見ると、小沢のような人物が自主独立派に映るらしい
どうしてそうなるのか非常に興味深い話だが、小沢を買被りし過ぎだろう
小沢は自らを中国野戦軍司令官を自称し
(野戦軍司令官を自称することは、中国の僕ですと公言しているようなものだろう)
中国の次期指導者とされていた輩を
一か月ルールを破って無理やり天皇陛下に謁見させるという無礼を働いた

中国に民主党議員と民間人を合わせた500人規模の大訪中団を送り込み
その帰途に韓国に寄って、日本人は劣っているので韓国人の血を入れた方がいいという内容の発言をしてきた
小沢のような輩が自主独立派だとするのは相当無理がある


民主の看板を背負って選挙戦に挑めば惨敗は必至
蜘蛛の子を散らすように、民主から第3極に移る者が続出するだろう
さっそく民主の小沢鋭仁元環境相が日本維新の会に合流宣言したように
第3極と目されていた維新の会は民主脱藩組の受け皿的な存在になってしまって
これでは第2民主だろう
有権者はそれをしっかり見ているので維新の会が勢力を拡大するのは難しいのではないか
そもそもTPPを推進している時点で論外なのだが

石原慎太郎は東京都知事だったからメディアの露出も多く注目も集めたが
一国会議員となってしまうと、まったく相手にされず埋没してしまうのではないか
都知事職を貫徹していた方がよかったのに、何を血迷ったのか理解に苦しむ

読売や産経が自民安倍総裁がTPPに意欲を見せていると事実無根のミスリードをしているが
自民党の主張は以下の通りである

・政府が、「聖域なき関税撤廃」を前提にする限り、交渉参加に反対する。

・自由貿易の理念に反する自動車等の工業製品の数値目標は受け入れない。

・国民皆保険制度を守る。

・食の安全安心の基準を守る。

・国の主権を損なうようなISD条項は合意しない。

・政府調達・金融サービス等は、わが国の特性を踏まえる。

投稿: 三毛猫 | 2012/11/16 21:31

全く同意見です。
私も基本的には自民党支持ですが、維新の会、太陽の党との連携が必要です。
石原慎太郎氏はおそらくトップ当選するでしょう。しかし太陽の党だけの小人数ではせっかく石原氏が国政に復帰しても何もできません。ここはやはり一大勢力となる数が必要です。

石原氏も一大勢力を作りたいと気持ちが先走り「減税日本」と先に合流したのだと思います。できるとこからでも先に合流していこうという気持ちはわかりますが、ここは橋下氏の言うとおり順序を間違えたと思います。
やはり石原氏は橋下氏と先に合流するべきでした。

このコメントを作っているときに「太陽の党解党、維新と合流」を知りました。特に注目している原発問題はすり合わせできたのでしょうか。橋下氏も反原発といっても左翼のような反原発とは考えが違うはずです。
それに最近は池田信夫氏からもかなり勉強されてきたと思います。

維新の会は民主党から逃げてきた小沢鋭仁のような鼠を受け入れてはなりません。維新の会の節操のなさをさらしているようなものです。維新の会のメンバーのモチベーションも下がってしまいます。
立候補したい新人は多くいるのですからあせらず新人を擁立した方がずっとずっとましです。

自民党も同じです。民主党から逃げてきた長尾敬という鼠も決して受け入れてはなりません。自民党の価値を下げるだけです。
郵政民営化の反対議員を復党させて評判を落とした安倍総裁は同じことを繰り返してはなりません。
与謝野氏を復党させなかったことは評価します。

自民党と維新の会を中心とする第3極が連立政権を作ってほしいです。しかし私の心情としては石原氏に総理になってほしいです。
安倍総裁はその次ということにして。その次は稲田朋美。

自民党が圧勝すれば安倍総理の誕生ということになるでしょうから、そこまで自民党は勝たないで、維新の会がキャスティングボードを握れたらいいですね。
そうなれば石原氏が総理に押し上げられる可能性もあります。
せっかく都知事を辞めて老体に鞭打って国政に復帰される石原氏には総理になってもらいたいです。

投稿: 琴姫七変化 | 2012/11/16 22:55

坂さんの自民党支持ということは重々理解した上でのことですが、今回の日本維新の会と太陽の党との合流が決定するならば、第三極を目指す目的の為、簡単に言えば石原氏が橋下氏の傘下に入ったというものです。

政策をとってみれば橋下氏と石原氏との共通した政策は主に地方分権と消費税肯定ぐらいなものでしょうか。
それを抜かせばあとは原発での考えの違い、竹島の扱い(橋下氏の共同管理発言)、中国、韓国に対しての歴史認識の違い。

あまりに節操が無さ過ぎでもありますが、今後民主党が壊滅する予定の中、それほど維新の会の第三極に「地方分権>その他」ということの為に必死になる必要性があるのか?
自民党ではあっても安倍自民党であるならば安倍自民党との連携の関係の中から地方分権化への方向を掴み取るという手はないのか?
と少々疑問が残ります。

また、安倍氏が第三極に必要以上に接触することは本来目指している「歴史認識の訂正」に障がいとなると考えます。

投稿: Pin | 2012/11/17 02:13

大震災と尖閣では石原氏に大変期待致したのですが、今は私は理不尽過ぎる人だと思って居ます。
次の都知事が猪瀬氏になるとも決定していませんのに、都庁を去られて一体尖閣14億超の寄付金はどうなるのでしょう?

管理人様が仰る様に、橋下氏の知事・市長の功績、石原都知事の功績は分かりますが、今橋下氏が掲げる政策は殆ど民主党と同じ路線です。
民主党打倒を旗印に、石原氏も関わって立党したたちあがれ日本の根幹が、解散になっただけで崩れ、太陽の党が丸ごと維新にひれ伏すかのように合体する事は、私は納得出来ません。
維新が日本の伝統を大事に守り育てる党だとも思えず、人権、外参政策にも「集団」の為に目を瞑る事が出来るなら、石原氏を少しも評価出来ません。

河村氏への無礼も、人を人と思わない個性が強く感じられ、尖閣で期待した自分を、後悔しております。
出来ることなら、たちあがれの五人様は脱党して戴きたいです。

投稿: よれこ | 2012/11/17 02:42

橋下を支持する企業はマルハンなどの在日企業です。竹島を韓国と共同管理すると言及したのはこうした背景があるからでしょう。
全てニュースになっています。

投稿: 保守 | 2012/11/17 05:38

今日の産経新聞の<<「太陽、維新に合流」今日発表 減税とは白紙>>の記事を見て「石原慎太郎氏」の『大同』に【???】
選挙に勝たなくてはと言っても、?????

思考力の鈍ってきた一介の庶民の頭の中は混乱!!!

投稿: 道産子爺 | 2012/11/17 07:28

民主党にキャスティングボードを握らせないために
自民党vs日本維新の選挙にするべきです。

嘘つき民主党はフェードアウトしてほしい。

投稿: | 2012/11/17 08:21

石原新党の維新との合流は、霞が関改革や憲法改正などが目的のピンポイント合流ということなんでしょう。

ただ、憲法改正は分かるのですが、石原さんの霞が関改革に関する具体的な手段をもっと詳しく知りたいところです。人事権の掌握が暴走する官僚のコントロールに効くという説は聞いた事があるのですが、それ以外の手段がよく分かりません。もしかして日銀法改正のように、官僚にも結果責任を厳しく問うとかいったことでしょうか?

しかし、選挙後の朝日新聞と反日サヨク連合への包囲網のような構図もそうでしょうが、選挙戦中もマスゴミは維新関連を多く報道して民主党や汚沢党の存在感がかなり薄れるでしょうから、その点でも合流の価値はあるように思えます。

投稿: 麻生支持者 | 2012/11/17 09:50

>よれこさん

>太陽の党が丸ごと維新にひれ伏すかのように合体する事は、
>私は納得出来ません。

いやはや。
石原翁はくたばるまで誰かに「ひれ伏し」たりはしないでしょう(笑)

今回の、太陽、維新、みんな、減税などの合流の流れを
「理念なき野合」と言う人の気持ちもわかります。
「小異をすてて大同を取る」という言葉が今回よく使われている。
では、今回の「大同」とは何を意味するのか?

何よりも、民主党に代わる「健全な野党」を作ることではないでしょうか。
中小政党の理念的な純潔よりも、天下国家のために優先すべきことがあると、
こんかい石原氏は考えたのではないでしょうかね?

自公の圧勝は確定しています。
確定してるのです。
次の与党は、自民・公明です。
太陽・維新は、選挙において自民の敵たりえないのです。
しかし、民主党の敵としては充分です。


与党も、野党最大勢力も、どっちも愛国心を持っている。
どっちも高らかに「君が代」を歌う。
・・・そんな国会を見たいと思いませんか?

投稿: 鳩槃荼 | 2012/11/17 11:03

橋本氏ひきいる維新の会やみんなの党、石原氏が目指す道州制に私は反対です。

反日左翼や在日に乗っ取られた地方自治体が多く存在する現状での道州制など危険極まりないと思います。

民主党政権になって依来、自治労が画策する自治基本条(まちづくり基本条例という名称の場合も)が多くの自治体で制定されてしまっています。
それによって反日市民団体や外国人などが市政に参加したり、重要な事項の決定に際し行われる住民投票表にも外国人や未成年者が参加できるようになっています。
実質的な外国人地方参政権付与とも言えます。

総領事館移転のためと称して日本国内に広大な土地を購入しようとする中国政府に対し、国民の反対を押し切って協力しようとする新潟や仙台など…。
地方経済活性化のため、無防備に中韓を受け入れを推進している自治体も少なくありません。

道州制など導入されたら、地方から日本解体、侵略を許すことにならないでしょうか?

民団や在日企業の支援を受け、竹島を日中共同管理、中韓の主張する歴史観を肯定、を主張するなどなど、どう考えても第二民主党もしくはそれ以上の破壊力だと危惧せずにはいられません。

国家主権や安全にかかわるこれらの問題が石原氏にとっては小異なのでしょうか?
石原氏はもとより、たちあがれ日本が維新と合流することが信じ難く、太陽の党解体にあわせ離脱して欲しいと願っています。
私たちが望んだ第三極は、真正保守政党としての保守議員結集であり、維新の会は真逆の存在です。
マスゴミが持ち上げた維新の会も、真実の姿が徐々に知られるに連れ支持率を下げてきたのに、石原氏の動きによって反日勢力が生き残り、安部政権日本再生の政策の脚を引っ張るのではないかと心配です。

既得権益を排除しなければ現状の問題点を根底から正すことができない、ということは理解できるのですが、それによって日本が外国勢力に侵食されては元も子もないと思うのですが…。まず外敵から日本を守り、それから内政問題について解決策を模索する第三の道を探っていくべき、という私の考えが浅いのでしょうか?


投稿: | 2012/11/17 14:24

>私が第3極に期待するのは、彼らにはしがらみがないからです。

維新の会の資金がどこから出ているか不思議に思った事はありませんか。
全国で選挙運動をやるのは相当の資金が必要ですよ。
すでにしがらみがある証拠です。

しかも、そのしがらみにはマルハンや孫正義の名前が挙がっている。
どう考えても第三極は論外でしょう。

投稿: 竜蔵 | 2012/11/17 14:24

第三極との共闘?
それは、無理。
自分は安倍自民党を支持してますが、
維新の会は支持できません。
何故ならば、経済への対応が180度違っているからです。
安倍自民党はデフレ脱却を最優先課題とし、
それに対応する策として国土強靭化とその関連法で公共事業の最大稼働を求めてます。
しかし維新の会は公共事業削減と公務員制度改革を柱とした構造改革での無駄なくしこそ最優先としているのです。
(日銀に金融緩和を求めることこそ共通してるけどね)

今回の選挙最大の対立軸は、経済です。
(国家安全保障はもはや対立軸とは呼べません。中韓と融和するとかいう思想はもはや真っ先に淘汰されてしまうでしょう)
安倍自民は麻生政権の続きをやろうとしていますが、
維新の会は小泉政権の続きをやろうとしています。
坂さん、どちらが正しいと思ってるのですか?

投稿: | 2012/11/17 14:55

国益を考え実行するには、憲法を変えなくてはなりません。今まで不可能と言われてきたことです。この3分の2の賛成が必要という最初のハードルを越えるには、今が本当にチャンスなんだろうと思います。なにをすればいいのでしょう?少しでも多くの保守議員を国会に送る事ですよね。そのために浮動票が憲法を変えてくれる議員のために流れなければならない。自称保守の方々何をしてるのでしょうか?この部分がきらいだなんだと批判しているのを見ていると、ああ、結局文句だけ言いたいだけなんだ、日本を変えたくないんだね、と残念に思っています。

だから、今回の記事を読ませて頂いて、少しほっとしました。
これからも応援してます。

投稿: ふじこ | 2012/11/17 15:18

選挙で有権者が気にするべきは「その候補者は反日か?否か?」「その政党の主導権を握っているのは反日か?否か?」「その政党の過半数は反日か?否か?」です。

自民でも維新でも内実反日国会議員を数多く当選させてしまえば、その政党自体の実権が反日になってしまいます。自民党政権がおかしくなったのも、仮面を被った内実反日国会議員の数が増え、党内で実権を持たれてしまったからです。

しかし、自民党の中の内実反日国会議員の数は民主党より少ないし、実権を握っている者たちの反日も民主党よりずっと少ない。

維新はどうでしょうか?間に竹島問題などがある韓国は、言うまでもなく、反日国です。韓国・在日韓国人に甘い候補者の数が多いようなら、橋下代表が竹島や外国人参政権で態度を改めないようなら、比例で維新はどうか?と思います。

私は、候補者はどこの政党でもより反日度が低い候補者を、比例はその政党の実権者とどんなに少なくとも過半数の議員が否反日の政党を、選び投票する事にしています。

投稿: heyborn-θ | 2012/11/17 16:04

「公共投資の拡大」には大反対します!
  
政府が経済を主導するのは時代遅れだからです。
これからは
「コーポレート(大企業)の時代から個人の時代へ」へ移行するからです。
最近注目されているイノベーションは
リバース・イノベーション(新興国からの発進による)
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%AA%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%83%8E%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3-%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%82%B4%E3%83%93%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%A9%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3/dp/4478021651/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1352643050&sr=1-1
ガレージ起業(MAKERS)
http://www.amazon.co.jp/MAKERS%E2%80%9521%E4%B8%96%E7%B4%80%E3%81%AE%E7%94%A3%E6%A5%AD%E9%9D%A9%E5%91%BD%E3%81%8C%E5%A7%8B%E3%81%BE%E3%82%8B-%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%BD%E3%83%B3/dp/4140815760/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1353123218&sr=1-1
などが主流となります。
(アイディアとラップトップつまりノートパソコンのように持ち運べるデバイスがあれば個人がイノベーションで儲ける時代になるということ)
 
大企業や政府の役割はそれらを乗せるインフラ整備だけになるのです。
なぜなら
大企業は常に10勝0敗を求められので新規分野に参入する意欲に欠けるので効率が悪いからです。
さらに10勝0敗では公務員対体質の典型であり、失敗できないので成功はさらにできないのです。
企業が成長するのは失敗によって学習するからであり「一勝九敗」の経営こそが資本主義本来の姿なのです。
http://www.amazon.co.jp/%E4%B8%80%E5%8B%9D%E4%B9%9D%E6%95%97-%E6%96%B0%E6%BD%AE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E6%9F%B3%E4%BA%95-%E6%AD%A3/dp/4101284512/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1353136109&sr=1-1

 
また「橋下を支持する企業はマルハンなどの在日企業」などと言われる方が居られるが・・・
これは同時に安倍晋三氏の支持企業とも重なるのですから、維新がダメなら安倍晋三氏もダメになりますよ。
ついでに
「新維新八策」
http://oneosaka.jp/news/120831%20%E7%B6%AD%E6%96%B0%E5%85%AB%E7%AD%96.pdf
にはカジノ構想はありませんし、もともと「企業献金は受けない」のが維新の会の原則です。

投稿: 柳生大佐 | 2012/11/17 16:27

まずは、維新の会と太陽の党の合流があり
方向性は良かった。
各々、各人が、軽い発言を慎み、日本の将来を
語る「第三極」であって欲しい。

安倍氏の今後は、この「第三極」と、どのように
連携を図るか、やはり、これからの日本を語って
欲しい。

投稿: 憂国龍 | 2012/11/17 18:15

>「公共投資の拡大」には大反対します!

何故でしょうか?

戦後60数年、道路や橋、水道管などのインフラは早急に更新が必要な時期に来ています。

また、東日本大震災の時も、民主党が防災対策予算を削減(仕分け)したために失われた人命が少なくなかった事実もあります。

これから東海、東南海、東京直下、千葉県などなど日本各地を大地震が襲う確率が年々高まっています。

人命を守るためにも、経済的打撃を少しでも減少させるためにも、緊急に大規模な減災対策が必要です。
また、救助活動をスムーズに行うために日本海側にも主要道路や鉄道を新設することも重要、とのこと。

また、それらの工事によって、雇用が創出され、お金が動きデフレ脱却の経済効果がもたらされます。

私は自民党の掲げる国土強靭化論、京都大学の藤井聡教授の列島強靭化論に大賛成です。

投稿: coco | 2012/11/17 23:45

鳩槃荼様
石原氏が他人にひれ伏す様な人ではないのは、私もそう思って居ました。
ですが、政党=公党が真逆に近い政策を殆ど丸呑みしてまでも合体したいと熱望し、その一日前に正式記者会見で一緒になるとした相手を、橋下氏の機嫌を取るかのように「粗雑な党名」と切り捨てる姿勢は、色に狂って見境をなくした老いたる人の様に、私には思えます。

先日BSフジのプライムニュースだったと思いますが「綱領なんて気にしている国民は居ないよ」という発言にも驚きましたが、その後の記者会見でも気に入らない具体的質問には質問者を馬鹿者呼ばわりで答えない。殆どの事が感情の赴くままの具体性を欠く意見に終始し、それ以上突っ込めない記者にも情けないのですが、石原氏の感覚だけで政治が行われるのも危ういと思いました。
更にあれだけ「政策重視」と合体を拒んできた橋下氏も石原氏を取り込み済んで「何処の党にも政策が皆一致している党などない」と言う橋下氏の手練手管に感心致しました。

石原氏はもしも自民党がご子息を総裁に選んでいたら、平沼氏と二年九ヶ月前に約束した国政参加は、未だに不履行だったろうと推測致します。
或いは石原子息自民党の大協力党を造っていたでしょう。
それが意に反して安倍自民となって、「自公過半数は許せない」「自民党を揺さぶる」発言。(自公が良いとは考えませんが)

政策の不一致なんのその、既成政党ではない勢いのある党と一緒になってそのトップに座り、あわよくば首相就任、というのが石原家のただ一つの願いなのだと、今は感じます。

国歌として高らかに「君が代」を歌い上げる国会議員の多いことを熱望致しますが、単なる歌の一つとして方便で歌われる「君が代」なら歓待出来ません。

投稿: よれこ | 2012/11/18 03:23

道州制で無駄使いが消えると思ったら大間違い。
代表的なのがスペイン。
ここの州制度は軒並み共倒れの危機。
で、ここの貨幣はユーロ。
勝手に州で発行するとそれは偽札となってしまいます。
本当にスペインは困っているのです。
自分はもうユーロは解体すべきだと思ってます。

米国など、
各州の借金を総計すると、
なんと京単位の借金を抱えているのです。
日本の国の借金なんぞ比較にすらなりませんよ。
それでも米国は破綻しません。
米ドルは自国でいくらでも発行できるおかげなのです。

構造改革の目指す方向が欧米型の官僚組織というのなら、
既にその規範自体がダメになりつつあるのが現実なのですね。

投稿: | 2012/11/18 14:48

そこで、このニュース。

安倍総裁:建設国債の全額日銀引き受け検討 独立性懸念
http://mainichi.jp/select/news/20121118k0000m020037000c.html

自分は諸手を上げて賛成します。
何故ならばこれ(建設国債の日銀買い取り)こそが、
マスコミが口酸っぱく言っていた、
国土強靭化関連の公共事業の“財源”だからです。
もう少し簡単に言いますと、
世界各国のドルユーロ売り円買いで価値が上がっている“円”自体が財源と化すのです。
札を刷ることで円の価値が落とし、
其の刷った札を公共事業の財源にするというのが、
この発言につながってます。

ただし、民主や維新の会はまずいい顔はしないでしょうね。
このことにより懸念されるハイパーインフレは、
果たしてやってくるのでしょうか?

投稿: | 2012/11/18 15:23

>cocoさん
防災対策や老朽化したインフラの修理などを行うことは必要だが、景気が悪くかつ債務残高がGDP比の200%を越えている現在の日本の財政状況を考えると予算を絞って行かなければ国家財政が先に破綻する。
http://www.mof.go.jp/gallery/20110308.htm
 
また公共工事によって雇用が創出されるのは一時的なことであって、将来の国債償還による増税を考えると長期的にはむしろ景気は悪化する。
高速道路などのインフラ整備によって経済成長するのは昔のことであって・・・それは以下の表を見ればよく分かる。
http://www.ueharaweb.com/hmap.htm
↑中央道や東名高速・関越道など昔作った高速道路の収益率(料金100円稼ぐのにいくらの経費がかかるか)が儲かっているのに対して新しい高速道路ほど収益率が悪くなっている。

また自民党の安倍晋三総裁が
「10年で200兆円の国土強靭化法案の財源として建設国債の日銀引き受けを!」と言っているが・・・
これは財政法が禁じていることであり・法律を改正しなければできない。
しかし財政法を改正して日銀を強引に政府に従わせるなら・・・
「日本政府は国債を民間で消化し切れない・・・」と世界に向かって宣言することだから
「日本は財政破綻した!」
ことを認めることに外ならない。
すると日本国債は投げ売りされ金利は暴騰するからハイパーインフレになる!
こんなことでは日本経済が回復するどころではない!
 
よって・・・
「公共投資の拡大」は日本を破滅させるから私は大反対するのである。
分かりましたか?

投稿: 柳生大佐 | 2012/11/18 15:30

mojimamaことじーまともーします。日本おーえんを只今真剣にやっております。ボス!ボス!と日本を守れ!を書き続けてまいりました。言ってることはおバカですが中味は真剣です。日本は国家として強靭にならなければなりません。第三極にはいい意味で期待していますがそれは地方自治のおいての信託を託せる立場としての信頼です。
自民安倍ちゃんと呼びますが強い日本には安倍自民党が最適最良と信じます。安倍ちゃんはもう前の安倍さんではない。公明も池田大作死す今カルトでしかない!
第三極はボスそーりなど考えていません。それでは日本は作れない。安倍中央でこそ、日本を守り地方自治のチカラが発揮できる!まだまだ書きますが、司馬弟子じーまはこの形こそ、日本を再生し官僚政治の腐敗から脱却する方法だと信じてやみません。
ボス石原も地方自治体のなるべき姿をご存じだと思います
国政なら「安倍」の」長州根性に託すべきと書き続けます。今の安倍ちゃんは前の「安倍」ではない!
夢を見ましょう。必ず実現する夢になるはず・・・同志を得てじーまことおーえんのMojimama元気百倍です
おーえん!ハッシーは信じてないんです、野に置くべき人材。野においてこそ、真価がある。適材適所、国政は安倍です。

投稿: じーま | 2012/11/18 22:59

ブログ主様が←に画像まで貼り応援しておられる山梨1区の宮川典子氏。橋下維新から声をかけて迎えた民主党の売国奴・小沢鋭仁と一騎打ちの様相です。
小沢鋭仁のような売国奴をわざわざ引き抜く橋下氏、信用もなにもできたものではありません。そんな橋下氏にぞっこんの石原氏には大きく失望しました。
保守大同なら安倍自民と連携するのが筋です。

投稿: まりたん | 2012/11/19 00:40

まぁ現実問題、
民主党で公共事業を減らしに減らしたら、
ナマホばかり増えて結局赤字国債の量も増えてしまってるよな。
民主党の前原は公共事業を32%削減し、
そのことを自慢気に語っているけど、
そちらの方には一切言及がない。
そりゃナマホは必要なセーフティネットだけど。
世の中には自分が馬鹿で他に取り柄がないと自覚しているからこそ、
頭を使わず体力でカネを稼ぎたい人だって存在する。
そういう人たちをナマホで遊ばせても仕方なかろうに。

http://fxya.blog129.fc2.com/blog-entry-5983.html

投稿: | 2012/11/19 10:07

柳生大佐さんに質問です。

・個人が多数起業したらどうして日本経済が復活するのですか?
・多数企業した個人企業の需要はどこから生まれるのですか?
・そのための政府の基盤作りとは具体的に何を指すのですか?
・グローバル化が日本経済を疲弊させていることが分かっているのに、なぜグローバル化を推進するリバースイノベーションなのですか?


>国家財政が先に破綻する。

あなたの破綻の定義は何ですか?
ちなみに財務省は国債の償還が滞ることは無いと言いきっています。

http://www.mof.go.jp/faq/jgbs/04be.htm

  ↑一般的には借金を返せなくなることを破綻と言いますが、
   破綻しても借金は返します!というのは変ですよね。
   財務省も二枚舌が得意なんですよ。


>公共工事によって雇用が創出されるのは一時的なことであって、

なぜ公共工事には乗数効果が無いことになっているのですか?
その根拠を教えてください。


>日本国債は投げ売りされ金利は暴騰するからハイパーインフレになる!

誰が投げ売りするのですか?
先ほども書きましたが、財務省は国債の償還が滞ることは無いと明言しています。

投稿: | 2012/11/19 19:33

>名無しの権兵衛くん
質問するなら名前ぐらい名乗りたまえ。日本人の礼儀も知らんのか?
「企業」じゃない!「起業」だ!
日本語もおぼつかないのか?あ~ん? 
 

大企業は成功体験があり過ぎて(だから大企業になれたんだが・・・)それにいつまでも執着するから新しい分野に参入するより小さな改良で済まそうとする。
だから大胆な転換ができないで時代遅れとなって国有企業化し衰退する。
過去の成功体験に安住して冒険を怠ったシャープやソニーが良い例だね。
この逆は
ガレージから起業したスティーブ・ジョブズのアップル社がある。
日本じゃホリエモンが有名だろう。
わかったかい?
時代はコーポレート(いわゆる大企業)から個人の時代に移行しつつあるのだ。
 

まぁ・・・ワシの言うことが信用できないなら
「日本史の終わり」池田信夫・與那覇潤(PHP)
「MAKERS」クリス・アンダーソン(NHK出版)
「リバース・イノベーション」ビジャイ・ゴビンダラジャン(ダイヤモンド社)
などを読んでみんさい。
 

権兵衛くん 言っとくが・・・
他人の成功の秘訣を聞いてやってみようなどと言う怠け者はいくら起業しても必ず失敗するよ。
成功する者とは
失敗しても失敗しても這い上がるガッツのある者なのだからね。
商売でもナンパでも、失敗して学ぶものなのだ。
それが出来ないから日本の大企業は「茹でガエル」と言われて徐々に衰退していっておるのだ。
 

>そのための政府の基盤作りとは具体的に何を指す・・・
まぁ「B1グランプリ」あたりからかな・・・
それとフランスのアペラシオンコントローレ(原産地呼称統制法)いわゆるミシュランとか寿司ポリスだね。
歴史に学ぶなら織田信長の「楽市楽座」・・・分らなけりゃ教科書でも引っぱりだして勉強し直せよ。
 

>グローバル化が日本経済を疲弊させている???
これは大間違い!文化大国:日本こそが新興国なのだ!
それにグローバル化が一巡すれば世界中が豊かになるから、優秀な日本製品がバンバン売れるようになる。
 

>あなたの破綻の定義は何ですか?
2008年9月15日のリーマンショック(世界同時不況)
1929年の世界恐慌
 

>財務省は国債の償還が滞ることは無いと言いきっています???
君もバカだねぇ…
公務員が「国債は危険です」なんて言うわけないだろう!
そんなこと言う前にとっととトンズラしてるぜ!
リーマンショックの寸前まで
「サブプライムローン(証券)はアメリカ国債なみに信用力があります」と言われていたんだぜ。
 

>なぜ公共工事には乗数効果が無いことになっているのですか?
ワシは印刷業関連が長い・・・
東京の印刷は昔 北区の赤羽とか埼玉県の川口などに主に工場があった。
しかし高度成長時代になると東北自動車道などが出来たので、人件費が安い東北や北海道で印刷が行われるようになった。
まぁそれで東北や北海道は景気が良くなったのだが、赤羽や川口の印刷所では仕事が少なくなってしまった。
これが現在は、グローバル化で海外で印刷する時代になったんだねぇ・・・
ゆえに
これからいくら高速道路を日本国内に作っても乗数効果は生まれない。仕事は海外に行ってしまうからだ。
昔とは違う 新しい分野に産業構造を転換しなければ乗数効果は生まれない・・・ということだ。
チャンチャン・・・ハ~イ・終わり オッケ~♪
http://eiga.com/news/20120126/4/1/01/

投稿: 柳生大佐 | 2012/11/20 01:31

>誰が投げ売りするのですか?
外国のヘッジファンド。
リーマンショックも同じ連中だよ。

投稿: 柳生大佐 | 2012/11/20 01:34

>金利は暴騰するからハイパーインフレになる!

インフレになるのは「物が不足している」時であって、
今のように供給過剰で物が有り余っている時にはなかなか起こりません。

戦後のハイパーインフレは、物が圧倒的に不足したことが主な要因です。
(おかげで当時朝鮮人たちは闇市で大儲けした)


それから、国債の金利と政策金利を混同していませんか?
まったくの別物ですよ。

投稿: | 2012/11/20 09:06

安部総裁がインフレターゲットを持出したのには驚きました。やっぱり、この人は経済オンチなのだと思う。

インフレターゲットは、エコノミストたちの「頭の体操」に過ぎないのですよ。それを実際の国の政策にしてもらっては困る。

 そも、デフレ脱却という言葉がマスゴミで一人歩きしているけれども、どの製品・品目が、なぜデフレになっているか、詳細な分析をしているのか?少なくとも、ぼくは見聞していない。

 価格低下で日本企業が苦しんでいる製品・品目は、ほとんどが輸入品との競合分野のはず。それも、別の日本企業が海外で組み立てて、逆輸入している場合が大半なのではないか?家電量販店に行って液晶モニターを見れば、それは歴然としている。昔は三菱の17インチ・モニターが4万円台だったが、いまではプリンストンなどという日本の商社が台湾あたりから輸入して7千円台だ。つまり、日本のメーカーが海外で組み立て部分をアウトソースして、中核になる部品はバッチリ輸出して、特許のロイヤリティで稼ぎ、完成品を日本の商社が輸入して、日本の市場で売りさばいているわけだ。あとは農水産品か、その一次・二次加工品でしょう。

 こういう基本的な経済構造があるのに、日本で金融部分をいじって市場に出回っているモノの価格を上昇させようとしても、ちょっと円安に振れるのが関の山というものだ。むろん、大量に通貨を市中に放出すれば全般的に物価は上がり、個人の預貯金は目減りし、はなはだ強い場合は紙切れに近くなる。しかも円の通貨価値が下がるだけでなく、国家の信用度が下がる。日本の政治は経済オンチのバカが運営していると、世界じゅうのエコノミスト・金融担当者から笑いものになるだけだ。

 経済政策は、「デフレ脱却」というようなスローガンではない。まして小手先のカネいじりでもない。雇用増大や地域経済の健全な成長のために、限られた資源や行政サイドの手段を動員することだ。

 繰り返しになるが、日本の内政の最大の課題は、プラザ合意以来、野放図に膨らませてきた借金の山だ。この借金の重圧が、将来に対する先行き不安感を与え、結果として個人消費を低迷させている。

 国家が金融政策のような小手先の手段で自国の経済をリードするのは、振興の弱小国がやること。日本のように巨大化した先進国は、社会構造の改革なくして一段上の経済体制に移行できない。

だれが政権を担おうとかまわないが、バカに政治は任せられない。

投稿: ピラニア軍団 | 2012/11/20 14:55

リーマンショックをもう忘れたのか?つい最近のことだぞ!
無責任な奴ら目が!

↓これを見るがいい・・・
サブプラ破綻時のアメリカ住宅価格の推移だ。
http://bp0.blogger.com/_SfxDExxUukY/RvpYc_LhARI/AAAAAAAAAJM/Pe3JgMUfGXU/s1600-h/housingmarket_nytimes.jpg
 

2000年あたりから上昇が始まって危険水位に達しても
2008年9月15日のヘアピンカーブのような急下落(世界同時不況)まで誰も止めることが出来なかった。
 

ほれ! 供給過剰でもちゃんとハイパーインフレは起こっているではないか!
これが再度繰り返されれば世界は終わりだ!
日本はその引き鉄など引くべきではない。
 

平野國臣どのには同意する。

投稿: 柳生大佐 | 2012/11/20 17:13

> ピラニア軍団殿、

日本経済に関する御高説、確かにと思うところもありますが、

> ...、プラザ合意以来、野放図に膨らませてきた借金の山だ。この借金の重圧が、将来に対する先行き不安感を与え、結果として個人消費を低迷させている。

につきましては、非常に疑問でございます。

貴殿が述べられた 液晶モニター の例や 農水産加工品 の例の様な具体的な連関が有るのでしょうか?
個人が消費行動の中で、借金の山(国の財政赤字)に思いを馳せて、消費を自重するとは考え難いのですが。
また、借金の山から年金等の破綻を予測して、日常の消費行動を抑制するのがこの様なデフレにつながったとは更に考え難いと。

常識的には、労働分配率の伸びが止まってマイナスに転じ、雇用の場の喪失(特に給与水準の高い製造業において)が強い価格選好を招き、更に海外市場における競争力低下による国内市場での価格競争激化が拍車を掛けて、デフレスパイラルを形成したと。

このおお元は、やはり「円高」でしょう。 \100/$ を 20% も切ったレートが日本経済にとってトータルでプラスとなっているのでしょうか?

「為替市場で形成されたレートだから正しい」との論は、日本にとって役立たないものと考えます。もちろん、貿易や投資による実需が取引額の2割を下回る現状からですが。

このレートが続く前提で、日本国内で造り出していた付加価値が、殆ど海外に移動してしまった現象をどう考えるのでしょうか。

日本の誇る中小の製造業者がどんどん減って、地方にある下請けや協力工場もどんどん無くなって、それが消費の中心を中小の小売店から大手スーパー・メガストア・ジャンル別のディスカウントストアや100均への移動を加速させと。

しかし、大手企業は円高でも利益を捻出する為に工場の海外移管や海外産品の輸入・小売りを加速させると。で、またまた、日本国内での付加価値(=雇用や労働分配率)が減って行くと。

最後に、御懸念の借金の山はこのデフレ下では返済の目処はとても立たないと思いますが、如何でしょうか。 国家二百年の計なんて無理でしょう。...さらに消費人口が減少して行く状況では。

あ、もちろん、プライマリーバランスをゼロに持って行くのは喫緊の課題と考えているのはいっしょですが。

投稿: ムフフ | 2012/11/20 17:45

>>財務省は国債の償還が滞ることは無いと言いきっています???
君もバカだねぇ…
公務員が「国債は危険です」なんて言うわけないだろう!
そんなこと言う前にとっととトンズラしてるぜ!
リーマンショックの寸前まで
「サブプライムローン(証券)はアメリカ国債なみに信用力があります」と言われていたんだぜ。


君(柳生)の方が馬鹿だ。

国債とSPローンを一緒にするマヌケはまずいない。
SPローンには担保なんざない。
一方、自国通貨建て国債には政府(中央銀行=造幣局)の担保がある。

よって、日本の場合、日銀が国債買い取りを拒否しない限り、デフォルトしない。日銀が国債買い取りを拒否するなど、まず、有り得ません。

考えるまでもないが、柳生殿が噛み付いてきそうだから、一応書きますが、政府がデフォルトしそうだってのに、買い取りを拒否するなんて、敵対する外国人くらいのもんです。
だから、絶対にデフォルトしません。

毎回思うが、柳生殿はどうしてプロセスを示さない?

他のコメントに書いてあるでしょうに。


>>なぜ公共工事には乗数効果が無いことになっているのですか?
ワシは印刷業関連が長い・・・
東京の印刷は昔 北区の赤羽とか埼玉県の川口などに主に工場があった。
しかし高度成長時代になると東北自動車道などが出来たので、人件費が安い東北や北海道で印刷が行われるようになった。
まぁそれで東北や北海道は景気が良くなったのだが、赤羽や川口の印刷所では仕事が少なくなってしまった。
これが現在は、グローバル化で海外で印刷する時代になったんだねぇ・・・
ゆえに
これからいくら高速道路を日本国内に作っても乗数効果は生まれない。(以下略)

え?それ、乗数効果じゃなくて費用対効果でしょ?

基本を間違えてるし(笑)

しかも、仮定を1つ変えたら結果が代わるよね?

東北の人権費が上がったらどうなる?

海外よりも日本の方が儲かるようになったらどうなる?

そもそも、道路なしで物流が生まれるのか?

海外が儲かるから海外だってんなら、お前が行けよ!!

日本で何してんだよ?


乗数効果ってのは、例えば、1000億円の公共事業(道路作り)をやったとして、A社が請け負ったとします。

まず、300億円がA社の人件費。

資材、機材購入に600億円掛かったとします。

アスファルトをB社に300億円

コンクリートをC社に200億円

鉄筋をD社に100億円

舗装機材をE社に100億円
それぞれ3割が人件費として、180億円

こんな調子でB社〜E社が更に下請け発注していくことで、下請けをそれぞれ3回発注すれば元値の1000億円は丸々国民の所得になる。
その所得を消費に使うから、飲食店やスーパー、家電、自動車などなど、付随して多くの会社の収益になり、その経済効果は1000億円を超え、多い時は3000〜4000億円(一年で)にもなる。

これが乗数効果です。

公共事業や軍需産業は、政府投資の中では最も乗数効果が期待できるものであり、よって、不景気(デフレ)には公共事業を沢山行うことは常識であります。

インフレ率が高過ぎたり、バブルになると、逆に景気沸騰を抑えるために、公共事業を削減します。

以上です。

投稿: 硫黄島 | 2012/11/20 21:41

柳生大佐さん

>質問するなら名前ぐらい名乗りたまえ。日本人の礼儀も知らんのか?

これは失礼しました。
偽名ですが「竜蔵」です。


>過去の成功体験に安住して冒険を怠ったシャープやソニーが良い例だね。

たしかに家電業界は改善すべき点が多いですね。
でも、圧倒的な為替差で戦っているという点も評価すべきでしょう。
フェアではない戦いを強いられているのが日本の家電業界です。

また、日本の輸出を支えているのは家電業界ではなく、
資本財、中間財を作っている産業ですよ。
マスメディアが作り上げた「輸出産業=家電」という
イメージをそのまま鵜呑みにしているのでしょう。


>ガレージから起業したスティーブ・ジョブズのアップル社がある。

労働者・サラリーマンはどうすればいいのですか?
全員起業するのですか?
全員がアップル社のようににはなれないことは分かってますか?
アップル社の業績を支えているのはサラリーマンや労働者だということは理解していますか?


>日本じゃホリエモンが有名だろう。

犯罪者になるのがそんなに偉いことですか?

>などを読んでみんさい。

私は本を読むことよりも現実を見ることを優先しています。

>まぁ「B1グランプリ」あたりからかな・・・

えらくスケールの小さい話が出てきましたが、
これらが日本のGDPを伸ばすことにどれくらい貢献するのですか?
ちなみに、日本のGDPは五百兆円強です。

仮に、政府がB1グランプリのようなものに投資するのはいいとして、
それが公共工事に投資するのと何が違うのですか?
特定業界に政府が投資するという意味では、
たいして変わらないと思いますが。

>グローバル化が一巡すれば

グローバル化が一巡するのはいつですか?

グローバル化の本質を理解していますか?
国家間の賃金の平均化がグローバル化の本質ですよ。
賃金の高い国は賃金の安い国と同じレベルになるまで
賃金が下がり続けるのです。
それが証拠に、日本の平均給与は下がり続ける一方です。
グローバル化が国民を幸せにしないことは過去が証明しているのですよ。


>「サブプライムローン(証券)はアメリカ国債なみに信用力があります」と言われていたんだぜ。

民間団体の格付け機関と財務省を同列に語る根拠は?


>仕事は海外に行ってしまうからだ。

グローバル化の流れだからしょうがないでしょう。
でもあなたはグローバル化をもっと進めるべきだと言う。
矛盾してますよね。


>これからいくら高速道路を日本国内に作っても乗数効果は生まれない。

公共工事は高速道路を作ることだけではありません。
あなたは視野が狭すぎです。

震災からの復興はまだスタートすらしていない状況です。
耐震化されていない学校も多数あります。
今後通れなくなる橋やトンネルは膨大な数になります。

あなたは震災からの復興すらやるべきではないというのですか。
来るであろう震災から子供たちを守るべきではないというのですか。
先人達が残してくれたインフラを使い物にならなくするつもりなのですか。


>外国のヘッジファンド。

外国のヘッジファンドが所有する国債は
総発行高の何パーセントなのですか?
私が知る限りでは数パーセント程度ですよ。
大勢にはまったく影響が無いレベルです。

>供給過剰でもちゃんとハイパーインフレは起こっているではないか!

住宅バブルとハイパーインフレの違いを理解していますか?

将来の収入が保証されていない層(サブプライム層)
にまで住宅ローンを貸し付けたために生じたのが
アメリカの住宅バブルでありサブプライムの問題なのです。

本来は需要層ではなかったサブプライム層が
住宅を買うことにより「供給不足」になって
住宅バブルが生じたのです。

過剰供給のままインフレやハイパーインフレになることはあり得ません。


>2008年9月15日のリーマンショック(世界同時不況)
>1929年の世界恐慌

つまり、破綻を「イメージ」でしかとらえていないということですよね。
イメージは抽象的なものですから具体的な解決策は生まれませんよ。

私の破綻の定義は「借金を返せなくなること」です。
借金を返し続けることができる(これ重要)のなら、
借金の額はいくらになっても構わないということです。

投稿: 竜蔵 | 2012/11/20 23:53

ムフフさん:

問題点が多岐に渡っているので、ひとつづつ、考えていきましょう。なお、貴殿と意見が一致しなければならない、ということはありませんので、ぼくが答えるのが面倒くさいと思ったら、その時点で失敬しますよ。

1.借金の山。
まず貴殿の質問の意味、よくわかりません。借金の山と個人消費の関係なら明快だと思いますよ。国の借金がGDPの2倍もあるから、ガソリン税や自動車取得税から捻出される道路財源を福祉財源化ができず、一般会計に組み入れちゃう。その結果、福祉は消費税の値上げでまかなわざるを得ない。結果、個人消費はそれだけ鈍化する。借金の山と個人消費の関係は明快じゃないですか。

ただ、私が上記で言ったことは、もっと心理的なものです。お国の財政が借金の山で将来、消費税がどれだけ上がるか分からない、だから、個人の消費行動では財布のヒモがしまってしまう。これも明快でしょ。

2.円高。
私の身近な友人にも「円高で困った~。シャープの亀山モデルが崩壊した~。円安にしろ、円安に」とうるさい人がいます。「俺は円安主義者だ!」と、突然、ビールを片手に激高したりする。で、「円安にするために、どうしたらいいと思う?」と聞くと答えがない。考えるのは人にまかせて、自分はシャープの社員でもないのに、おのれ一人で悲憤慷慨している。(´゚д゚`)ポカーンって感じ。
私自身は円高緩和の方策を持っていますよ。円貨をジャブジャブ、国際金融市場に流すことです。国策として資源を買いまくって、日本政府・企業の資産として貯蔵・管理できるところにストックしておく、或いは、インドの鉄道開発に2千億円の開発融資をしたみたいに、途上国経済の底上げのために資金融資をすることです。その財源は日銀が輪転機をガーッと回す式のものでいい。もう実質、世界経済は「円貨本位制」に近いですから、日銀による札束製造は錬金術のように考えていい。

3.デフレ
私が液晶ディスプレイの例を持出したのは、日本の大企業は、いまやどこも、製造も調達も販売もグローバルでやっていて、日本の市場もその一環の中にあるから、日本の中だけでカネをいじったってどうにもならない、ということを言うためです。しかも、デフレの詳細な状況や原因の究明もなしに、問題だ、問題だと喚いてどうなるんだよ、ということ。物事は何でも一長あれば一短がある。その分析はやっているのか、と。ましてエコノミストの知的遊戯にすぎないインフレターゲットを政見公約にするなんて、愚の骨頂であって経済オンチもいいとこだ、と言っているのです。

投稿: ピラニア軍団 | 2012/11/21 00:50

ピラニア軍団さん

今日本がデフレになっているのは単純明快で、
需要より供給の方が多いことが原因です。
緊縮財政とグローバル化による雇用と給与の減少、
それが需要の減少を引き起こしているのです。

解決策はその反対をやればいいのです。

震災の復興需要などの「必要不可欠」な公共投資を経済復活の起爆剤にし、
雇用と給与を改善して可処分所得の多い人を増やす。
これにより需要と供給のバランスは徐々に改善されます。

日本のGDPの6割が個人消費、つまり内需です。
日本経済の柱となる内需が伸び続ければおのずとインフレになります。
インフレターゲットとは、伸び具合の目標を数値化したものです。
GDPを伸ばすことが目的であって、
物価を上昇させることが目的なのではありません。

GDPを伸ばす方向(インフレ)へ持って行くだけで、
現在起きている問題の大半が解決できます。
(政府の税収増、雇用の改善、為替変動への耐性など)

逆に、デフレのまま解決できる問題はありません。

だからこそ、数値目標を掲げてそれを実現するための
具体策を推進していこうとしているのです。
(GDPを伸ばすためには様々な政策を組み合わせる必要がある)

※管理人様へ
勝手に議論の場にしてしまってすいません。
こういった議論が管理人様の意向にそぐわないようでしたらご指摘ください。

投稿: 竜蔵 | 2012/11/21 11:34

・・・しかし財政法を改正して日銀を強引に政府に従わせるなら・・・
「日本政府は国債を民間で消化し切れない・・・」と世界に向かって宣言することだから
「日本は財政破綻した!」
ことを認めることに外ならない。
・・・と私が11月18日にコメントしてるのに答えようとしない。答えられないんでしょうな・・・え?どうなの?
 

日本国債を民間で消化しきれないからこそ三橋貴明などは「建設国債の日銀引き受け」なんて言ってるんでしょう?そうでしょう!
 

2008年9月15日のリーマンショックにも言及されませんですねぇ…つい最近のことですよ。え?どうなの?
http://bp0.blogger.com/_SfxDExxUukY/RvpYc_LhARI/AAAAAAAAAJM/Pe3JgMUfGXU/s1600-h/housingmarket_nytimes.jpg

↑この図が示すように・・・
2000年あたりから住宅価格が上昇しはじめて2006年あたりから真っ逆さまに大暴落!・・・リーマンショックに至る。
この説明をちゃんとしてくださいよ!
 

サブプラ破綻と国債破綻とは違うと言われてもねぇ…
じゃぁ・・・アメリカのFRBは何してたんですか?
アメリカは米国債を発行して無かったんでしょうか?

実際はファニーメイとかフレデマックとかの格付け会社(現在は民間会社だが以前は国営公社)が「米国債並みの信用力」と3(トリプル)Aの保証をしたからS&Pとかの投資会社がモーゲージ債として販売したんですよ。
「(債務不履行者も含む)サブプライムまでにもローンを組んだから・・・」と言われましてもねぇ・・・
じゃぁ・・・赤字路線と分かっている高速道路を建設しても同じことになるんではないでしょうか?
 

それに・・・
2007年11月に米国会計監査院は
「アメリカ政府の抱える累積赤字は54兆ドル(約5300兆円)に達し、返済の可能性は限りなくゼロに近い」
とまで言ってるんですよ!
この累積赤字も全部サブプラローンによるものと言うんですか?国債の濫発に決まってるじゃあ~りませんか!
 

この報告を当時のブッシュ政権は無視して、その後の金融恐慌に至るわけですが・・・
2009年1月の時点で累積赤字は65.5兆ドル(約6400兆円)ですよ。
「いつデフォルトに陥っても不思議ではない」
と言われていますよ。
国債の濫発恐るべきですなぁ・・・さぁ、どうなの?
 

「国債金利と政策金利(公定歩合が代表的)とは違う」と言ってもねぇ・・・
両者は連動してるから、どちらを引用しても大差は無いんですよ。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20101111/217052/?rt=nocnt
↑10年もの国債の金利と公定歩合はほぼ連動して動いてるでしょう!
揚げ足取りはやめてくださいね。
 

第一ね・・・
CDS(クレジット・デフォルト・スワップ)は国債そのものを保有しなくても購入できるんですよ。
そこがCSDの怖いところじゃなかったんですか?
半年ほど前のNHKの番組ではスイスのヘッジファンドが
「次は日本国債を標的にする!」
と宣言してましたよ。
三橋は日本国債の外国人保有率が5%だと言っていますが最近は8.2%にまで買い上げられています。
 

過剰供給でもサブプラ破綻は現実に起きていますよ。
イメージでは無くて現実に起きています。
1980年代には20%以上のインフレが35%の国々で起きています。
1929年の世界恐慌は「購買力の未成熟」が原因でした。
(当時の米国民の80%は預金がゼロだった)
供給は充分だったのです。これは最近の研究成果ですからご存じないのも仕方がないかも知れませんがね・・・
 

震災の復興はしょせん「負担」です。
付加価値が生まれないから乗数効果も生まれません。
 

公共工事でまだ乗数効果が生まれると言うなら
↓この赤字はどう説明するの?
http://www.ueharaweb.com/hmap.htm

第一
公共工事で景気が回復するなら、何故いまは不況なのか?
無駄な公共工事をやればやるほど債務残高が増えているのはどうしてなのか?
乗数効果なんて全然生まれてないじゃん!
 

B1グランプリは手始めです。
それ以上のプロジェクトも考えておりますが
私も一応は株式会社社長ですから、1000億円儲かるプロジェクトを無料ではお教えしませんよ。
ただ「コーポレート(機能的な社団・実質的には大企業のこと)から個人の時代へ」という時代の方向性は示せていると思いますよ。

>労働者・サラリーマンはどうする?
パンツも履かないアフリカの原住民は、ケータイ1つでTVを見て地球の裏側に部品を発注してそれらを集めて組み立てているんですよ。(それがリバース・イノベーション)
大学も出たあなたが何も出来ないとは恥ずかしくないんですか?
 

言っときますが・・・
私はISD条項がある限りTPPには反対ですよ。
ただし
農家への無制限な補助金を出し続けるなら、それを使うことも選択肢としての必要性を認めるということです。

投稿: 柳生大佐 | 2012/11/21 15:21

イェール大学濱田宏一教授からの安倍氏へのFAX

 日銀法改正以来、日本経済が世界諸国のほぼテールエンドの足跡を示していることから、そこでの金融政策が不十分であったことは明らかです。日本経済の望ましくない症状として、デフレ、円高という貨幣的な症状が出ているのですから、それに対するのは金融拡張が当たり前の処方箋です。

 野田首相は、金融に訴えるのは世界の非常識といわれますが、
<Wall Street Journal>金融に訴えないという議論こそ、現在の世界の経済学から見れば非常識です。
野田首相は、地動説の世界で天動説<日銀流金融理論>を信奉しているようなものです。このことは、最近私がマンキュー、ハバード、ノードハウスなど超一流学者とインタビューして確認しました。

 政策手段としてはインフレ目標が望ましいと思います。IMFのチーフ・エコノミストのブランシャール<ブランシャード>も4%まではいいといっているようなので、これだけ長いデフレが続いて、人々のデフレ期待が定着している日本経済に活を入れるのは、安倍総裁の2~3%がまさに適当といえると思います。
また、インフレ目標は、金融緩和が行過ぎてインフレが始まりそうになるのを防ぐという、インフレから国民経済を保護する機能を持っています。

 デフレ脱却のためには、日銀の国債引き受けでもいいですが、それが強すぎるというのなら、総裁のおっしゃったように日銀が国債を大規模に買い入れればよいのです。ただ、ゼロ金利に近い現状では、買い入れ対象が短期国債では効きません。長期国債、社債、株式の買い入れも必要となるわけです。バーナンキ議長がやっている抵当証券の買い入れも必要となるわけです。バーナンキ議長がやっている抵当証券の買い入れも、このような考え方に基づいています。

 日本経済の高度成長期には一桁、5%未満のインフレが通常でした。2度の石油危機の時には二桁のインフレになったこともありましたが、それを日銀は見事に克服しました。言い換えれば日本経済の奇跡的成長は緩やかなインフレと共存していたのです。そして日銀はインフレが昂進しそうになればいつでも制御した実績があります。このような歴史から見れば、デフレを克服するとハイパーインフレになるというのは非現実的な脅しに過ぎないのです。

ゴルフにたとえれば、今の日銀は雇用改善、景気回復という目標のホールを目指さずに、ホールの向こう側には<ありもしない>崖があると称して、バンカーに入ったボールをホールの方向に打たない、あるいはパターでしか打たないゴルファーのようなものです。


ちなみに彼の(東大時代の)教え子に、池田信夫・白川正明…アレ?

投稿: | 2012/11/21 16:14

> 坂様、

小生は、此処に来られる赤男爵殿やEOS殿と同様に、此処では異見は述べ合うものでケチを付け合うものではないと理解しておりますので、もう少し続けてさせてください。
...大佐殿はチョッとスタイルが違って、此処を賑やかになさるのも兼ねてと理解されているようですが。

> 竜蔵殿、

デフレに関して小生もほぼ同じ見方を致します。

ただ、供給につきましては単なる量の多寡ではなく、日本経済のグローバル化の進行によって廉価での供給が可能になった、或いは供給者が可能にして来たのが大きい要因と考えます。

→ 1970年代以前は輸入は資源物資や欧米の消費財が主でしたが、それ以降は台湾や東南アジア諸国の利用から中国を利用した中間材や消費物資の輸入増へと発展して来て、価格が大幅に下がっていったのがデフレの進行を助けたと。

また、緊縮財政はデフレの直接原因とは考え難いと思います。何故なら、緊縮財政を招いた赤字財政の発端は景気立て直しを狙っての財政支出増によるもので、緊縮財政以前に個人消費の伸び悩みが有ったと考えるからです。


> ピラニア軍団殿、

「借金の山と個人消費の関係なら明快」との事ですが、本当にそのロジックで個人消費が伸びなかったのでしょうか? 日本経済をの状況を時系列で把握して見られるのは如何でしょうか?

日本で1990年代の初頭にバブル経済が弾け、個人消費の後退(マイナス)がGDPに大きく影響し、色々な分析がなされたのを思い出してください。

資産価格下落による消費マインドの低下から、回復期になっても所得リスク(雇用問題)から消費マインドが回復して来ないと分析されています。(耐久財支出、選択的サービス支出において)
更に、高齢化め少子化による今後の影響が示唆されています。

また、ガソリン税や自動車取得税の福祉財源化ができないことで福祉関係支出が抑制されてはおらず、法人税の減少や所得税の減税他と相まって財政赤字が増えているのが現在の状況です。

財政赤字がこれからの増税を招いてという将来のことであればその通りと思いますが、今までの個人消費が伸びなかった状況の持ち越しが今の問題ということで考えますと、チョッと違うかなと。

投稿: ムフフ | 2012/11/21 17:39

柳生さんは混同している部分や勝手な思い込みが多いですね。


>「日本政府は国債を民間で消化し切れない・・・」と世界に向かって宣言することだから

そうすると日本はすでに破綻していることになりますよ。
日銀は買いオペをやっているのですから。
日本はすでに破綻しているのですか?

>2000年あたりから住宅価格が上昇しはじめて2006年あたりから真っ逆さまに大暴落!・・・リーマンショックに至る。
>この説明をちゃんとしてくださいよ!

アメリカの住宅バブルがはじけたのだと説明しましたが。

日本も不動産バブルがはじけた時に多岐にわたる業界が
影響を受けましたよね。
それと同じことです。

アメリカの場合は、サブプライムローンを債権化して
世界中に販売しまくっていたから、
影響が国内限定ではなかったということです。

>サブプラ破綻と国債破綻とは違うと言われてもねぇ…

サブプライムは民間の破綻問題で、
国債破綻は国家の破綻問題です。
民間と国家の決定的な違いは「通貨の発行」にあります。

決定的な違いがあるものを同列扱う方がどうかしています。


>じゃぁ・・・赤字路線と分かっている高速道路を建設しても同じことになるんではないでしょうか?

これは硫黄島さんが的確な突っ込みをされていますので
引用させてもらいます。

「え?それ、乗数効果じゃなくて費用対効果でしょ?」

硫黄島さんのコメントを読み直してみてください。
乗数効果が分かりやすく解説されています。


>この累積赤字も全部サブプラローンによるものと言うんですか?国債の濫発に決まってるじゃあ~りませんか!

私は米国の赤字がサブプライムで成り立っているなどと
書いたことはありませんけど。
どこをどう読んだらそのような理解にいたるのですか?


>三橋は日本国債の外国人保有率が5%だと言っていますが最近は8.2%にまで買い上げられています。

民主党は日本を貶めようと必死でしたからね。
日本国債を中韓に買わせることを一生懸命やっていました。

それでもまだ9割以上が国内からの調達ですし、
海外分も円建てですから直接仕掛けるのは無理でしょう。
民主党が必死に増やしてもプラス3%程度ですよ。

政権交代して増やさないようにすればいいのです。

>「次は日本国債を標的にする!」

これは破綻うんぬんとは異なる問題です。
金融派生商品で国家の破綻を招くことができるような仕組みは
明らかに内政干渉につながります。

具体的にCDSで日本を破綻させることが可能かどうかの
シミュレーションがありませんから、
現時点では何とも言えませんね。

テレビは人々を不安にさせることを面白おかしく
報道するだけですので、現実はどうなのかが重要です。

>1980年代には20%以上のインフレが35%の国々で起きています。

他の国は知りませんが、少なくとも日本はバブル崩壊へ向けてのインフレ期ですね。
その頃は明らかに需要過剰でした。


>1929年の世界恐慌は「購買力の未成熟」が原因でした。

世界恐慌もバブルの崩壊が引き金となっています。
バブルは需要過剰で引き起こされます。


>付加価値が生まれないから乗数効果も生まれません。

乗数効果が無いことにしておかないと柳生さんの理論が成り立たない
ということでしょう。
あなたの理論は、このような「決め付け」が前提になっている
部分が多いです。

>無駄な公共工事をやればやるほど債務残高が増えているのはどうしてなのか?

自民党時代の小渕政権の頃をピークに公共投資の額は減る一方です。
それと比例するようにデフレは進行しています。

要するに、デフレが財政悪化の大きな要因なのです。

確かに箱物行政などの問題は改善すべきですが、
全てを悪者にしてしまうのは稚拙な判断と言えます。
必要不可欠な公共投資は続けるべきなのです。
(もちろんインフレが過熱し始めたら量をコントロールする)

高速道路の赤字については、硫黄島さんのコメントをご覧ください。
分かりやすく解説してあります。
また、メンテナンスをやめて高速道路を閉鎖したらどうなるかも
考えてみてください。

それから、震災の復興や学校の耐震化などが「無駄」という根拠は何ですか?

>私も一応は株式会社社長ですから、1000億円儲かるプロジェクトを無料ではお教えしませんよ。

あなた個人の絵に描いた餅の話に興味はありません。

公共工事に匹敵する効果を生み出すために、
政府は具体的にどうするべきだと考えているのですか?

>大学も出たあなたが何も出来ないとは恥ずかしくないんですか?

はい、全然恥ずかしくありません。
私には自分がやるべき仕事も目標もありますし、
国内の素晴らしい技術や人に目を向けています。

残念ながら、携帯で海外に部品を発注することを
生きがいのように感じることはできません。
どちらかというとそれこそ「誰でもできること」です。
「安く組み立てるだけ」ですからね。

グローバル化している企業の大半がそれで苦しんでいるのです。

ちなみに、GDPが伸びている日本と伸び悩む日本、
どちらがアップルの製品がたくさん売れるでしょうか。
考えなくとも答えは出ますよね。

今の日本では、GDPの拡大こそが最優先されることなのです。

GDPの拡大は、イノベーションが進む企業にも、
労働者にも双方に効果があります。

もちろん重要な分野のイノベーションに国がお金を投じることは
絶対に必要だと思います。
政治力が必要なこともありますしね。

ただ、IPS細胞やエネルギー開発などに国策として
お金を投じるのは賛成ですが、B-1レベルではちょっと...


投稿: 竜蔵 | 2012/11/21 22:39

>ムフフさん


デフレには様々な要因が関わっていると思います。
ですのでムフフさんのご指摘もなんら異論はありません。

緊縮財政も、それだけでデフレになったのではなく、
数ある要因の一つということです。

故橋本元総理は、緊縮財政が誤りであったことを後に認められています。
(デフレの要因になり、国民を苦しめてしまった)


私は時代に合わせた財政赤字があるのではないかと思っています。

今の日本は、将来への不安から貯蓄に回す確率が高くなっています。
国民が不安にならないレベルまで貯蓄や給与が高まらない限り、
消費はなかなか動き出さないのではないかと見ています。

国民の不安が解消でき、かつ日本経済が活性化する通貨量に
達するまでは、政府の借金は増え続けるというわけです。

投稿: 竜蔵 | 2012/11/21 22:57

不良債権の処理問題に揺れた、いわゆる金融国会の真っ最中。
「朝生」に石原・枝野議員ら各党の金融処理チームが出席し、そこで「インフレ・ターゲット論」も話題になりました。

コメンティターの意見が一巡した後、共産党の筆坂議員が苦虫を噛み潰したような表情で「計画経済じゃあるまいし…」と吐き捨てるように言い、満場爆笑の渦。

ただ会場のギャラリーは若い人達が多く…誰も笑ってませんでしたね…私は議論の中身よりも、むしろ、そちらの方が気になりました。凡ては凡てに影響を与え、現在の日本が置かれている苦境とこれは必ずしも無縁ではありません。

それから十何年後に またぞろインフレ・ターゲット論が出てきました。今の日本がデフレなのは間違いありませんが、単なるデフレなのでしょうか?人口増など潜在成長力がある時代の景気後退局面なら、財政出動はもちろん、金融緩和もきわめて有効でしょう。

日銀がどれだけ資金を供給しようと、民間セクターの将来に渡る需要増=すなわち設備投資の大道が望めない限り、それが銀行の貸出増に繋がるとは到底思えないです。(流動性の罠とも言われています。)

大量資金供給をすれば、インフレヘッジのために一部が不動産や資産株に向かい、不動産・株式市場は値上がりする可能性はありますが。

この手の議論はここで何度も繰り返されてきました。リフレ派の議論に玄人筋が与しないのは、一千兆を超える国債・公債市場の動向にまったく無関心だからです。知らないのか、興味がないのか、両方でしょう。インフレのメリットを享受する以前に、インフレの兆候や金利の先高感が見えた途端、国債・債権市場はどうなると思っているのでしょうか。

また、山のように低金利のクーポンを抱えた金融機関の経営は?簡保・郵貯などは、ほぼ百%を国債で運用しています。最も優良貸出先に恵まれいると思われる三菱にして四割です。他行においておや。債券相場の下落(金利の上昇)で、即座に経営に行き詰まる銀行が続出するのは目に見えています。

為替・金利・財政・景気…こちらを立てればあちらが立たずです。残念ながら日本にはもはや政策選択の自由はほとんどありません。癌の外科手術が必要だが、病歴と体力と年齢からいって、脳梗塞を起こす可能性が80%以上ある、というような極限的な治療の場に似ています。

いわば多項目に渡る係数を同時に満足させる、血のにじむような努力が必要とされる秋です。そこで苦慮している真っ最中に、いやいや「水遁の術」は可能であると言われても…。

全身から力が抜け、正直、ヘッジファンドの味方をした方がよっぽど楽だと思う時があります。彼らは保有してないものでも売ってきます。いや、彼らは一見、不可能なことを可能とする方法論・テクニックを見出すから、何百億の報酬を叩き出す訳で。単なる、切ったはったをやっているのではではありません。

安倍総裁には強力な経済スタッフが必要ですが、シンプルな答えはないです。行き詰まった老舗の会社には、声がデカくて自信たっぷりの安上がりなコンサルタントが乗り込んできて、かえって会社の寿命を縮めたりします。

昔、東大大経済学部のボス・大内兵衛教授が、株式投資で大失敗したのは有名な話です。東大卒だろうとハーバード出ようと、1年先の株の値も判らないのが実態です。何の保証にもなりません。
毎年おなじみ「M資金」詐欺なんてのもあって。堂々たる大企業の社長が、貧すれば鈍す、で、これが意外とひっかかるのですから。

筆坂氏は女性スキャンダル事件で共産党をクビになってしまって。その実は、計画経済に対する畏敬の念が欠けていたため、と睨んでいます。
さぞや窮し、いや、暇してるでしょうから、安倍さん、たまには呼んであげて、静かに茶でも点て、話をしてみたらと思います。

投稿: レッドバロン | 2012/11/22 00:29

ムフフさん:

 お国の借金の山が個人消費の低迷の一因ではあるけれども、その全てだと言っているわけではありません。小泉政権のときに拡大した非正規労働の拡大も一因でしょう。おっしゃるようにバブル時代の悪い夢から覚めてみると、個人資産が含み損となっていた(例:5千万で購入した不動産評価が売るとすれば3千万にしかならず、2千万の含み損になっているケース)ということもあるでしょう。でも、バブル時代が異常なのであって、その後はむしろ正常というのが私の見方です。失われた10年という言い方は間違いだ。酔い覚ましの10年というほうが正しい。次の10年でIT革命やブロードバンドの普及が一服した今、震災後の復興とか次の地震への備えというテーマがあるけれども、全体としては今も正常だと思いますよ。お国の借金の山を除いてね。

 だから、今を異常な不景気とみなして、その解決策が、もはや費用対効果が低い従来型の公共投資を相変わらず続けていくことであるとか、あたかも万病に効くクスリのようにインフレターゲットを打ち出すことではない、と言っているのです。ある業界には、その業界ごとの特殊事情があって、企業も政府も、そこに踏み込んでいかなければ何にもなりません。とりわけ、過去の遺産を現代に活用していく工夫が必要だ。

 それから、人の欲望にはきりがないので、モノ・サービスの総和としてのGDPという概念があり、それが成長していく、もしくは成長させたいと望むことはしょうがないけれども、それは産業革命以来の大衆消費型社会の経済概念だと思うのですよ。アメリカ型の物欲主義のモノサシと言ってもいい。別種の文化というか、「別に成長しなくたっていいじゃん。一応、食えていければいいでしょ」という考え方もあると思いますよ。 これをあえて日本型文化とか、「武士は食わねど高楊枝」みたいな痩せがまんサムライ文化経済と名づけてはどうか。

 一部の例外を除き、日本は一応、衣食住が足りている社会なので、これ以上の需要喚起とは何をいうのだろう。家電業界でいえばデジタル化以後のユビキタス社会が求める需要かもね。カーナビに目的地を指定すると、勝手に運んでくれる車とか、通勤がいらない会社形態とか。私なども、若い頃こそ車だ、パソコンだ、家だ、海外旅行だ、と欲しいものだらけだったが、年をとって枯れてきたというか、今ではKen Folletの小説とか好きな本を読みつつ残りの一生を送ることができれば、もう何にもいらん。アメリカ人のようにカネを持つとプール付きの豪邸だとかベンツ買うとか、アホじゃんと思うよ。

 起きて半畳、寝て一畳、天下を取っても二合半。

ということで。

投稿: ピラニア軍団 | 2012/11/22 12:30

「政府は無限に借金が出来る」と信じておられるなら
「日本では生活保護をタップリくれるから、親戚も呼び寄せようか・・・」と言ってる在日朝鮮人や密航中国人にまでどんどん支給しても日本の財政は大丈夫だと言われるのでしょうか?
飛行機のプロペラがいくら回転しても推力が生まれなければ墜落するように
お金をいくら日本中に回しても、付加価値がそれから生まれなければ経済成長になどつながりませんよ。
赤字の高速道路などいくら作っても同様なのです。
 

公共工事などはしょせん「土建業者への所得移転」にすぎませんから、住宅価格が上がり続けるという幻想に支えられたモーゲージ債と同じ道を辿るのは必定です。
まぁ・・・
三橋貴明や自民党の建設族議員などは見返りとしてのキックバックを宛てにしてるんでしょうがね・・・ 
腐敗の温床に寄生虫がたかる構図ですね。公共工事の最大の問題点は・・・
 

>日銀が買いオペ???
ネットで調べてみましたが、実行している記事は取り敢えずありませんでした。あるのなら提出してください。
まぁ・・・
株式会社の債券や株式を市場から買うのは景気対策として必要でしょうし、国債についても”市場から調達する”(効果は無いでしょうがね・・・)限り仕方がないかもしれません。
しかし
「直接引き受け」はいけませんよ!
際限が無くなりますよ。
高橋是清が青年将校に殺されてしまったように、インフレを防止しようとしても財政引き締めには大変な圧力がかかります。
その後の日本陸軍の暴走も、サブプラローンの暴走も結局誰も止められなかったじゃありませんか!
ちゃんと歴史から学びなさいよ。
 

言っときますが・・・
サブプラローンには米国債が組み込まれていたんですよ。
だからみんな信用して購入したんですよ。
結局 同じですよ。
サブプライムローンも 日本国債も・・・
度を過ぎれば破綻します。
なお
サブプライムローン破綻はCDSだったという著書があるのです。
「世紀の空売り」
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/51780725.html
知ってましたか?
 

三橋派の方々が「ではどうするのか?」と言われるので・・・
「消費者余剰」とか「リバース・イノベーション」「MAKERS」(ガレージ起業)と代案を提出しただけですよ。
「小さい」と言われますが
大きい事業は銀行が資金を貸してくれませんよ。
だから私は仕方がないので小さなところから始めているだけです。
とりあえず税金や補助金はぜんぜん受けておりませんからとやかく言われる筋合いは無いと思いますよ。
まぁあなたがたは税金で役にも立たない公共工事をやって、あとの尻拭いは未来の世代に支払わせればよいとお考えだから三橋の「喰い逃げ経済学」に心酔してるんでしょうがね・・・
 

EUでも財政規律をもとめています。
単年度で財政赤字はGDP比の0.5%以内に・・・
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM0206X_S2A300C1NN8000/
とね。日本はEUの基準では落第生ですね。
これが世界の常識です。

投稿: 柳生大佐 | 2012/11/22 13:31


>在日朝鮮人や密航中国人にまでどんどん支給しても日本の財政は大丈夫だと言われるのでしょうか?

生活保護については徹底して見直しするべきだと思います。
ただ、手当てを支給するのは「所得移転」であり、公共投資ではありません。
論点がずれています。


>付加価値がそれから生まれなければ経済成長になどつながりませんよ。

「付加価値」は民間企業が考えるべきことで、
「経済成長」は政府が考えるべきことです。
ごっちゃにしないでください。

>赤字の高速道路などいくら作っても同様なのです。

柳生さんの理屈でいくと高速道路より国道の方が赤字です。
通行料金を徴収しませんからね。
もっと言えば、政府や行政がやる仕事はほとんどが赤字になります。
政府や行政を営利団体と勘違いしていませんか。

>公共工事などはしょせん「土建業者への所得移転」にすぎませんから

所得移転は子供手当や生活保護のように直接お金を配布することです。

公共工事は「仕事をばらまく」政策ですから雇用が生まれます。
雇用が生まれれば、その分消費が増えます。
また、公共工事をすることでインフラが整備されて
国民の生活が楽になったり安全性が高まるなどのメリットがあります。

確かに癒着などの問題はありますが、それが全てではないのです。

坊主憎けりゃ袈裟まで憎いという心境なのでしょうね。
憎しみや好き嫌いで政策を考えるのはナンセンスです。

>実行している記事は取り敢えずありませんでした。あるのなら提出してください。

http://www.boj.or.jp/statistics/boj/fm/juqf/index.htm/
毎月のように行っています。


>「直接引き受け」はいけませんよ!
>際限が無くなりますよ。

直接引き受けだと際限が無くなるのはどういう根拠によるものですか?

>インフレを防止しようとしても財政引き締めには大変な圧力がかかります。
>その後の日本陸軍の暴走も、

軍が暴走したのはインフレだったからではありません。
軍事予算を削られそうになったから暴走したのです。
デフレだったとしても予算を削られそうになったら暴走していたでしょう。

経済政策とは事象が異なる話です。
ごっちゃにしないでください。


>度を過ぎれば破綻します。

今はまだ度を過ぎてないわけでしょう?
だから今のうちに政府の税収が増える方向へ舵を切ればいい。
税収を増やすのはGDPを増やす以外に方法が無いのです。
GDPを増やすための近道が公共投資というわけです。

もう一度書きますが、デフレの状態で解決できる問題はありません。
失われた20年がそれを証明しています。

あなたも過去に学んでください。

>サブプライムローン破綻はCDSだったという著書があるのです。

サブプライム破綻は新自由主義の下ではなんら問題はありません。
新自由主義とは市場まかせにすることですから、
CDSがどういう悪影響を及ぼそうが知ったことではないのです。

CDSが国家の破綻を招くことができるとするなら、
それは国家の安全を揺るがす事象ですから
「防衛問題」として考えるべきでしょう。

私は新自由主義の考え方が世界中を不幸にしていると思っています。
実体の無い金融派生商品は規制すべきだと考えます。

>大きい事業は銀行が資金を貸してくれませんよ。

なぜあなたがお金を借りる話が出てくるのですか。
政府が何をすべきかという話をしているのですよ。

銀行は大企業にしかお金を貸したがりません。
なぜなら中小企業はデフレ不況で倒産リスクが高いからです。
これも公共投資によって景気回復すれば
ある程度は改善されるでしょう。


>まぁあなたがたは税金で役にも立たない公共工事をやって、

再三質問をしていますが、役に立たない根拠を述べてください。

震災の復興は全く役に立ちませんか。
学校の耐震化は全く役に立ちませんか。
通れなくなる橋やトンネルがあっても誰も困りませんか。
来るであろう震災や災害への備えは役に立ちませんか。

公共事業は高速道路の建設だけではありません。


>EUでも財政規律をもとめています。

失敗例のEUに見習うのですか?
まっぴらごめんです。

ギリシャの問題が全然解決できない所を見ても、
彼らの経済政策が効果を発揮していないことは明らかでしょう。
ギリシャに対して緊縮財政を求めることは、
悪循環を招くだけなのです。

投稿: 竜蔵 | 2012/11/22 23:44

http://togetter.com/li/411464
ニコ生で、
高橋洋一VS池田信夫を見ていた橋下氏、

かなーり今更だがリフレ政策の正しさに気がついたらしい。

投稿: | 2012/11/23 01:55

>竜蔵さん
しばし閑話休題とゆきましょう。

 
まず高橋是清のことで・・・
彼は昭和金融恐慌で均衡財政政策(インタゲではありませんぞ!)を取り、金融緩和として赤字公債を発行して急場(緊急措置ならいいんですがね)をしのぎましたが・・・インフレが懸念されると翻って緊縮財政に転じました!
・・・まぁそれで軍事予算を減らされた軍部に怨まれて昭和11年の2.26事件で青年将校に殺されてしまったわけですね。
 

実は同様な事件が直前に起きているのです。
いわゆる昭和10年の「永田鉄山(軍務局長)斬殺事件」!
彼は統制派の戦略家であり人格も指導力もありました。
しかし彼が陸軍内の対立で皇道派の青年将校に殺されてしまった結果 日本陸軍に残されたのは
戦略はあるが人気も人格も無い石原莞爾
気配り上手ではあるが戦略が無い東條英機
この2人だったのです。
結局 東條に嫌われた石原が追放されて日本は東條政権のもとに勝ち目のない対米戦に突き進んでゆくわけです。
 

あと・・・日本史から振り返ってみると
「楽市楽座」(自由経済)で尾張の経済力を向上させて常備軍を作り天下布武:直前までいった織田信長も明智光秀に殺されてしまいます。
 

この3者の故事から言えることは・・・
時代を見通す偉大な戦略家は日本では嫌われて殺されてしまう
ということではないでしょうか。
これらの原因は独裁者を嫌う日本の「和の文化」という伝統から来ているのです。
(空気を読まない者は殺される!)
 

つまり
一歩譲って竜蔵さんの言い分が正しいとしても・・・
「合理的な政策提言よりは感情論で動く」
「理性で考えるよりはその場の空気で動く」
↑この伝統的な日本人の欠点を直さなければインフレターゲットもケインズ政策も「絵に描いた餅」に終わってしまう。
・・・ということではないでしょうか。
 

つまり
ムフフさんが言われるように不況の原因は多岐に渡っているのであって・・・
現下の日本のデフレ不況を国土強靭化法案のみでは解決できない
ということです。
つまり(繰り返しますが・・・)
「公共工事!公共工事!」・・・・と自分の利益だけで要求するとしたら
それは「現代の青年将校」となってしまう
・・・と言うことでしょう。これでは本末転倒ですよね?
 

いかが!

投稿: 柳生大佐 | 2012/11/23 16:23

いやはや・・・
橋下徹は経済オンチだとは分かっていたが、こんなにバカだったとは思わなかった・・・オレもそろそろ見限るか?
詐欺師の高橋洋一など信じるとはね・・・
 

「インフレ予想」???
現今の不況原因の1つは政府が信頼されていないことなのに・・・
「政府はインフレを目指します!」
と宣言しただけでインフレになるのかよ!
まぁ・・・
ヒトラーの時代ならあり得るが・・・・
情報過多の現代では通用しない理論だ。
 

だいたいだね・・・
中国と日本の賃金格差が半分だと言われているが
「実は同じです!」と政府が発表すれば日本の弱電業界はウハウハで輸出が実際にできるのかい?
素人が考えてもわかる詐欺理論である。高橋洋一理論なんてのは・・・
 

まぁ「月は見る時には在るが、見ていないときには存在しない」というのはコペンハーゲン解釈と言って「量子力学」には確かにあるが
それは「極小の世界」にだけしか通用しない。
 

ブスは上から下から何度見てもブスである。
いくら念仏を唱えても美人になど見える道理はない。
 

頭がカラッポな人は2chででも妄想してて頂戴ね・・・
ここじゃ迷惑なのよ・・・

投稿: 柳生大佐 | 2012/11/23 17:20

柳生さん、あなたには開いた口がふさがりませんよ。

人に「質問に答えろ」と要求しておきながら、
自分は何一つ具体的な反論・反証をせず
論点をそらすことばかりやっている。

日本の破綻を心配する前に、ご自身の理論破綻を心配なさい。 
 
 
自民党の掲げるインフレターゲットは
インフレを目的としているものではありません。

経済政策による景気向上の目標を数値化したものです。
景気が向上すれば必ずインフレに振れますから、
どの程度まで成長を目指すのかを明確にしたのです。
その目標を目指していろいろな政策をやりますよということです。

その中で即効性のあるものが公共投資と金融政策であり、
それに加えてさらにエネルギー政策(資源大国化)
なども並行して行おうとしているのです。
 
 
>時代を見通す偉大な戦略家は日本では嫌われて殺されてしまう

高橋是清は正しいことをやったから殺されたことになりますね。

デフレ期にはデフレ脱却の政策をやり、
インフレが過熱すればインフレを抑制する政策をやる。
高橋是清は「その時の状況に合った政策」をやったのです。
すごく合理的な判断ですよ。

同じように、今はデフレなのだからデフレ脱却の政策を
どんどん打ち出して実行すればいい。
 
 
>「合理的な政策提言よりは感情論で動く」

柳生さんそのものじゃないですか。
合理的な政策提言より、自分の好き嫌いが優先している。
 
 
>「公共工事!公共工事!」・・・・と自分の利益だけで要求するとしたら

ひとつ断っておきますが、私は公共工事に関わる仕事はしていません。
公共工事が増えたからといって、私が直接利益を得ることはありません。
ただし、乗数効果によって日本経済が上向いてくれば
私もそのメリットにあずかることができるでしょう。
それは私だけではなく、柳生さんやその他の多くの国民も同じです。
 
 
 
 
柳生さんは日本の駄目な所ばかり見て、
欧米はいい所しか見ようとしませんね。

アップルやGoogleは目立つから分かりやすいですが、
日本企業のすごい所は目立たないのです。
東日本大震災の時に世界中のサプライチェーンが
慌てたのをご存じないのでしょうか。
日本のすごい部分は黒子的な所が多いのです。

だからあなたのようなステレオタイプな人間には理解できないのです。
最初から日本は悪いと決めつけてますからね。
自虐史観の連中と同レベルですよ。
 
 
先日のIPS細胞山中教授の会見を見ましたか?
教授はIPS細胞を特定企業に独占されたくなかったから
特許を取るのに必死だったと言われました。

もしあなたの大好きな欧米の企業がIPS細胞の特許を取るとどうなっていたでしょう。
山中教授のように多くの人にメリットがあるような主張をすると思いますか?
私は全然そうは思いません。

IPS細胞の特許が日本人でよかった、私は心底そう思いました。

日本にもいいところはたくさんあるのです。
しかし柳生さんはそれを見ようともしない。
見ようとしないどころか批判ばかりしている。

あなたのような人間が日本の足を引っ張っぱり続けているのです。

投稿: 竜蔵 | 2012/11/23 23:16

竜蔵さん:

「日銀による建設国債の直接引き受け」には、ぼくも抵抗があります。

なぜなら、道路やダムなどのインフラは初期投資が莫大ですが、それを何十年かかけて償還していくアテがあって、ようやく着工にこぎつけるのですね。道路なら通行料金やガソリン税ですし、ダムなら受益地域の住民が払う水道料金ですし、発電所なら電気料金、港湾設備なら船舶会社が払う港湾使用料、事務所ビルなら賃貸料金です。

「日銀による建設国債の直接引き受け」は、こういう政府が行う借金の返済のアテのないまま、政治的な恣意・思惑のもとで景気対策として実行される恐れが多分にある、と思うのですよ。つまり、モラル・ハザードの問題だと。

バングラデシュのような世界最貧国へのダム・かんがい用水工事などで度々問題になるのは、農民の生産レベルがものすごく低いものだから、かんがい設備を作っても初期投資への返済がされず、結局、カネを出しあった先進国の銀行団が政治的に借金の帳消しを迫られるという事態を招くことです。初期投資が結果としてお布施になってしまう。お布施は誰でも嫌だから、どこの外国銀行もインフラ開発のためのシンジケートを組んでくれなくなる、ますます農業生産は沈滞していく、という悪循環に陥ってしまう。

戦時中は総動員体制のもと、日本軍は軍票で必要な費用を賄ったのですが、敗戦で日本軍が解体されてしまって、政府もオケラなものだから、軍票は紙切れ同然になった。戦後、日本が苦労したものの一つとして、崩壊した通貨制度の立て直しがあったことは確かだと思うのですよね。「日銀による建設国債の直接引き受け」は、国債が60万社ともいわれる建設業者を助けるための軍票と化してしまう恐れが極めて強いから、やらないほうがよい、というか、やってはいけない、と思います。

ぼくの意見としては、地域経済が10年・20年と長期の返済を迫られるようなインフラ開発は、それと同じぐらい、漠然とした地域の願いから悲願となっていくほどの期間が必要であって、かつ、十分な費用対効果の計算のもとでなければ、やってはいけないと思うのですよ。バブル期、日本中に安易に広がったゴルフ・リゾートやテーマ・パーク、第三セクターがことごとく赤字経営に陥って、債権者でもある地方自治体に非常な負担を強いる結果なってしまった、そのことを考えれば、地に足のつかないインフラ開発は非常に危険であるということを肝に銘じる必要があると思います。

「日銀による建設国債の直接引き受け」は、この「十分な費用対効果の計算」の土台を景気対策の名目で壊してしまう行為なので、私は反対です。


追伸:野牛は赤い布切れを見てコーフンします。理由を詮索しても意味は無い。野牛は野牛だから、としか考えようがない。闘牛士になるつもりがないなら、ほっときましょう。

投稿: ピラニア軍団 | 2012/11/24 10:39

>竜蔵さん
”開いた口がふさがらない”のは私の方ですよ。
 

あなたが質問するから私がそれに答えれば「私がお金を借りる問題」と言う。
 

私が「日本文化の欠点」を指摘してるのにそれには答えずに論点をそらしているのはあなたの方でしょう。
高橋是清殺害以降の日本はインフレ破綻して戦争に突き進み無残な敗戦を迎えるのですから、それを反省もせずに私に感情論をぶつけるあなたこそ是清を殺した青年将校です。
ドイツでも
インフレを懸念するシャハト経済相をヒトラーが解任して戦争に突き進んでいます。(国債でもちゃんとインフレになり破綻するじゃないですか?)
米国のニューディール政策も
共和党はぜんぜん評価しておりませんよ。
アメリカ失業率が1931年~1941年平均が12%を上回っていたからです。「保守派が語るアメリカ経済史」アーサー・B・ラッファー76p日経BPより
 

動機が正しければ結果はどうでもよいなら中国人以下ですよ。
 

そもそも・・・三橋派が
「日本は貿易立国ではない」と言いながら、「輸出が有利になる円安誘導をせよ!」というは矛盾しています。
さらに
デフレ時に円安誘導としての金融緩和をすれば通貨の毀損となりますから”国債の信用力の低下”をももたらします。・・・すると国債金利が上昇しますよ。信用がない国債ほど金利を高くしないと誰も買ってくれなくなるからです。そうなれば当然ヘッジファンドがCDSで攻撃してきます!
国債金利があと1%上がれば都市銀行は全部潰れると言われていますから日銀の直接引き受けなど全く持って論外です。

円安になっても日本国債の信用力が低下しても「国債金利は上昇しない」と詭弁を弄するかもしれませんが・・・
それじゃぁ・・・ギャンブル(賭博)じゃありませんか!
ギャンブルは個人の自己責任でやってください。政府がやることではありません!
また国民の血税たる税金で博打を打つものこそ「国賊」と呼ばれるべきです!
 

震災復興の必要性は認めますが
あくまで”負担”であるから経済成長には寄与しない
ということです。
インフラかどうかはさておき、財源不足の昨今ですから緊急性が無いものは後回しにするのは当然でしょう。
 

あなたは
「本来は需要層ではなかったサブプライム層が
住宅を買うことにより「供給不足」になって
住宅バブルが生じたのです」と言われているが・・・
当時の世界は中国などが製造業に参入して来て安い人件費で大量生産が出来るようになったので「供給過剰」になっていたのです。あなたの答えとは逆です。
サブプラ破綻の原因はローン金利が初期は6%程度だったものが猶予期間が過ぎると11%以上に跳ね上がる仕組みになっていて返済不能に陥ったからです。
また
「どうせ他者に転売するから破綻しても構わない」とか
「最後はFRBが尻拭いしてくれるから・・・」
という”モラルハザード”が起きていたからです。
日本の国債発行による公共事業の欠点も常にこの問題が指摘されてきていますよ。

以上あなたの間違いを指摘しておきます。
また
気に入らないことは無かったことにしたいなら、「気に入らない者は殺せ!」の青年将校とあなたこそが同類です。
私はただ
税金を無駄遣いする「国家の寄生虫」が許せないだけですよ。

投稿: 柳生大佐 | 2012/11/24 18:12

>ピラニア軍団さん

公共投資については、「癒着」と「無駄な事業」が課題になるのは
私も重々承知しています。
絶対に看過してはいけない案件だと思います。

しかし、現在は「復興」という必要不可欠な事業、
それも巨額の事業を避けて通れない現実があります。
また全国の学校が耐震強度不足で子供たちが危険にさらされており、
今後通れなくなる橋やトンネルも膨大な数に上ります。
まずは、こういう「必要不可欠」な公共事業をやるだけでも、
相当な経済効果が望めると思います。

過去、阪神淡路大震災の後にも復興需要で景気が上向いたことがあります。
しかしその後消費税増税や公共投資削減などの緊縮財政を強めた結果
日本は長く続くデフレスパイラルに陥ってしまいました。
つまり、復興需要を生かせなかったのです。

財務省の資料を見ればそれが明らかです。
http://www.zaisei.mof.go.jp/pdf/3-1%E4%B8%80%E8%88%AC%E4%BC%9A%E8%A8%88%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E6%AD%B3%E5%87%BA%E3%83%BB%E6%AD%B3%E5%85%A5.pdf

阪神淡路大震災 平成7年
消費税増税   平成9年

当時緊縮財政を推進した故橋本龍太郎元総理は、
後に緊縮財政が誤りであったと認められています。

この教訓を生かし、日本が力強く復興しなければ、
震災で無くなられた方々に申し訳ないと思うのです。

また、上記のグラフから分かることは、
デフレ下で公共事業が減らされるほど、
政府収支のかい離が大きくなっているということです。

極めつけは「人からコンクリートへ」のスローガンで
政権交代した民主党政権時代のかい離です。
明らかに差が大きくなっています。

デフレ下の公共投資削減が、いかに政府の財政に悪影響を及ぼしているかの証左と言えるでしょう。


もう十数年に渡って公共事業を減らし続けているのですが、
その成果が出るどころか、悪化の一途をたどっています。
はたしてデフレ下の公共事業削減が正しかったのかどうか、
今一度考えなおす時期に来ていると思います。

冒頭でも書きましたが、無駄遣いや癒着は看過することはできません。
それは国民がしっかり監視しないといけないでしょう。

もちろん、公共投資以外の政策も同時に行うことも重要だと考えます。
(こう書いておかないと、公共事業だけでは駄目だと言いだす御仁がいますから)

投稿: 竜蔵 | 2012/11/25 11:22

>柳生さん

あなたは経済政策の問題を全て歴史問題にすり替えているでしょう?

インフレになると戦争が起きる~!
と叫んでいる朝日新聞レベルですよ。

おまけに、政府と民間もごっちゃ、経営と経済もごっちゃ、
その他もろもろもごっちゃにして考えている。

だから現実を突き付けられると理論をすり替えられたように感じるのです。
あなたの理解がおかしいということに気付いてください。
 
 
>高橋是清殺害以降の日本はインフレ破綻して戦争に突き進み無残な敗戦を迎えるのですから、

私がいつ「インフレを続けろ」と書きましたか?
インフレターゲットの意味を理解していますか?

高橋是清に見習って、デフレ期にはデフレ対策を、
インフレ期にはインフレ対策をすることが合理的であると言っているのです。
あなたの嫌いな三橋氏も同じことを主張しています。

あなたは、悪意を持って相手の主張を捻じ曲げていますね。
そうしないと都合が悪いからでしょう。
 
 
>デフレ時に円安誘導としての金融緩和をすれば通貨の毀損となりますから

金融緩和の役割は円安誘導のみではありません。

現在の日本で問題となっているのは「お金が動かない」ことです。
そのため、金融緩和と公共投資のセットが重要なのです。
誰かが巨額のお金を使い始めないと、経済が動かないのですよ。

民間で国の経済が動き出すほどお金を使ってくれる企業がありますか?
アップルが日本の経済を考えて余分な支出をしてくれるとお思いですか?

政府と民間の役割は全く異なるのです。

ちなみに、あなたが心配する日本国債の金利は、
あなたの信奉するEUドイツの金利より低いのです。
先進国の中で突出して低いのが日本国債の金利です。
「破綻」が指摘されるようになってからずーっとね。
 
 
>あくまで”負担”であるから経済成長には寄与しない

公共投資が経済成長に寄与しない根拠はまだですか?
公共投資した額がGDPに加算されない根拠を提示してください。
乗数効果が無い根拠も提示してください。
(建築土木業界の人々が一切消費をしないという根拠)

それが証明できないのなら上記の主張をしてはいけません。

公共投資と政府収支の関係性は、ピラニア軍団さんあての
レスで説明していますのでそちらをご覧ください。
デフレ下で公共投資が削減されるほど、
政府の収支がかい離していく様子が見て取れます。

もう十数年も公共投資の削減を始めとする緊縮財政を続けているのに、
なんらその効果が現れないどころか悪化する一方なのです。
 
 
>当時の世界は中国などが製造業に参入して来て安い人件費で大量生産が出来るよう

中国で服や電気製品などの消費財が安く生産されると、
どうしてアメリカで住宅バブルが発生するのか説明できますか?
こうやって質問されると関連性が無いことに気付くでしょう。

それからバブルとインフレにはさほど関連性が無いこともお気づきですか?
日本もアメリカもバブル期に大きくインフレに振れてはいません。
日本のバブルも崩壊寸前のピーク時にようやく3.5%というレベルです。

あなたはこういう部分をごっちゃにするから理論が破綻するのですよ。
異なる事象は異なるものとして整理し直してください。
 
 
>日本の国債発行による公共事業の欠点も常にこの問題が指摘されてきていますよ。

民間と政府には「通貨の発行」という決定的な違いがあるのに、
なぜ同列に語ろうとするのですか。
これも再三質問していますが、あなたは答えようとしませんね。
 
 
あなたは私の質問に具体的に答えることができない。
それが全てです。

柳生さんは私の出す都合の悪い資料を
「無かったことにしたい」ではなく
「無かったこと」にしてしまいますからね。

投稿: 竜蔵 | 2012/11/25 13:25

>竜蔵さん
世界恐慌は1929年ですが
その少し前の1923年にドイツでハイパーインフレが起きているのですよ。
世界恐慌は第二次世界大戦前ですが、ドイツのハイパーインフレは第一次世界大戦後のことです。
ただこれはドイツのみで起こったことなので・・・
私が所持している蔵書には詳しい記述が見つかりませんでした。(簡単に触れている本は所持しておりますが・・・)
まぁ・・・「ドイツ史」という本があれば詳しく載っていると思いますが私はあいにく持ち合わせておりません。

一応ネットにはこの記事があります。↓
1923年ドイツ レンテンマルク発行開始
http://www.c20.jp/1923/11rente.html
 

このレンテンマルクを発行したのがかのシャハト博士なんですよ。
だってねぇ・・・竜蔵さん
ハイパーインフレが起きたからこそレンテンマルクを発行したんでしょう?
それぐらい分かりますよねぇ…
 

私が所持するアメリカ史(山川出版)を再度確認しましても確かに1929年の恐慌時でもインフレは起きておりません。
しかし
企業倒産3万2000件とか 銀行倒産4000件とか 失業者数1300万人とか・・・恐慌の恐ろしさは充分に経済危機として表現されています。
要は
この事態を放置すればハイパーインフレ(から国家破綻)になるのは確実ということです。
それをドイツの例で知っていたからこそルーズベルト大統領は不況対策として財政出動を行ったということでしょう。リーマンショックも日本の土地バブルもまた同じです。
 

通貨を濫発すればハイパーインフレになることは
日本の江戸時代でも藩札を濫発したかなりの藩で起きています。
ただ日本ではそれを解決したのは「徳政令」ですね。
 

まぁ確かに私にも落ち度はありましたね・・・
レンテンマルクも西洋史も日本史も読んだことが無い方と話していたことを忘れておりましたから・・・
 

あ・・・それと
「恐慌に立ち向かった男 高橋是清」松元崇(中公文庫)によりますと
このドイツのハイパーインフレのことが290pに書かれておりますからご参考までに・・・・
関東大震災と同じ年でした。
またこの本の385pには
「高橋蔵相の日銀の直接引き受けは”一時の便法”と考えられており産業振興後の増収と財政の調整によりすみやかにやめるつもりだった」
「高橋是清が行ったのはまず日本銀行に国債を直接引き受けさせて、後から売りオペレーションで市中に売却すること」(公債漸減主義)
と書かれていますから、これはインフレターゲットとは違いますね。
なおこの著書の帯には
「天性の楽天主義と強い意志で命がけで軍部と戦い 財政規律(ざいせいきりつ) と国を護ろうとした男の生涯」
と記されておりますから彼が取ったのは均衡財政政策というほうが正確でしょう。
 

最後に
「軍事予算の削減はけしからん!」が戦前の軍部で
「公共工事の削減はけしからん!」が竜蔵さんなら
↑これは私とのどちらが是清を殺した青年将校なんでしょうかねぇ?

投稿: 柳生大佐 | 2012/11/25 16:55

竜蔵さん:

 公共事業が全部ダメとは申しません。復興需要が目下の大きなテーマであることは、私も共感できます。私もゼネコンに20年近く勤務した人間ですし、都市計画や不動産開発に、かなりのめりこんだ人間ですから、東北の復興がどのような形で進んで行くのか興味がありますよ。

 安部晋三が言っているインフレターゲットが、緻密な分析を欠いた愚論であること、建設国債を日銀に買わせるという政策が、借金返済の見込みのないヘリコプター・マネーをばら撒くだけのモラル・ハザードにつながること、したがって、安部晋三は国防では言葉が勇ましいが、トンデモ・レベルの経済オンチであるから、そこはちゃんと見逃さないようにしなくちゃならない、と言いたいだけです。

 付言すれば、この10年ぐらい、長期プライムレートは史上最低レベルにあります、今、1.20%ぐらいかな。これ一つみても、市場へのマネー供給力は十分至極であって、ことさら金融緩和を政策目標に掲げる理由は乏しい、といわざるを得ません。

(参考)
福島第一原発事故について、号機別に主な事象の展開をまとめてみました。
http://www.howitzer.jp/nuclear/box/p06.html

投稿: ピラニア軍団 | 2012/11/25 17:19

>柳生さん

何が言いたいのですか?

ハイパーインフレになるのは良くない。
それは「当り前」です。
私はハイパーインフレを目指せなどとは一言も書いていません。
 
 
>財政規律(ざいせいきりつ)と国を護ろうとした男の生涯

要するに高橋是清がやろうとした、
「デフレ期にはデフレ対策を、インフレ期にはインフレ対策を」
というのが正しいということでしょう?
なぜそれを現在やると間違っているということになるのですか?
あなたは過去に学べと言いながら、是清のやったことはやるなと言う。
変ですよね。

投稿: 竜蔵 | 2012/11/25 23:47

>柳生さん

>ハイパーインフレが起きたからこそレンテンマルクを発行したんでしょう?

ハイパーインフレになった原因は所得移転ですよね。
しかも仕事をしていない人々に対してお金を配った。
何も生産しない人々にお金を配るのだから、
需要過剰になってインフレが過熱するのは当たり前ですよ。

公共事業とは全く異なる事象ですが、違いが分かっていますか?

投稿: 竜蔵 | 2012/11/26 00:04

連投すいません。

>ピラニア軍団さん

インフレターゲットの数値設定に疑問があるだけで、
脱デフレには賛同するという理解でよろしいですか?

現在の日本の問題に「誰もお金を使いたがらない」ことがあります。

家計は収入減や将来への不安で使わない、
中小企業はデフレ不況で投資余力が無い、
大企業は内部留保を積み上げるだけで投資や雇用を拡大しない、
政府は支出を減らす一方、
経済三主体が全て支出を減らす中で金融緩和をやっているので、
銀行には大量のお金がだぶついているというのが現状です。

お金を発行しても誰も使わないのですから、
押し付けられた銀行は投資先に困るわけで、
結局国債を買うはめになるのです。
(政府と銀行のキャッチボール状態)

これを解決するためには、「誰かが巨額のお金を使う」ことを始めないといけません。
国の経済を動かすほどの巨額の投資は民間ではなく政府の役目です。
 
 
>これ一つみても、市場へのマネー供給力は十分至極であって、

お金の発行量が十分だと仮定するなら、後は政府が巨額の投資を行えばいい。
復興に関する公共投資だけでも20~30兆円ぐらいは必要でしょう。
それだけでもある程度の景気対策になると思います。

復興を即効性のある経済政策として位置付けながら、
資源大国を目指すための投資なども行えばさらに効果が上積みされます。

資源大国化についての投資は、かなりのリターン(税収)が望めるでしょう。
おまけに貿易収支を劇的に改善させる役割も果たします。
これは大きいですよ。
 
 
>安部晋三は国防では言葉が勇ましいが、トンデモ・レベルの経済オンチであるから、

経済オンチに関しては、安倍氏だけではありません。
財務省や日銀、国会議員、経済人の大半も経済オンチです。
彼らが「財政を改善するため」と言いながらやってきた緊縮財政が、
この十数年で何一つ成果を上げないどころか、かえって政府の収支が悪化したのですから、
彼らが行った経済政策は正しくなかったことが証明されているのです。

特に消費税の増税を推進した財務省は安倍氏以上の経済オンチと言えます。

ですので、安倍氏だけでなく、全てを国民が監視しなければならない状況になっています。

緊縮財政が始まってから政府収支のかい離(赤字)が大きくなっていること、
この現実から目をそらしてはいけないと思うのです。

投稿: 竜蔵 | 2012/11/26 07:53

竜蔵さん:

 もう面倒くさいのでレスしません。

 私は基本的に他のコメント者と1対1の会話はしません。他の人も見ることがある、それを意識しているつもりですし、その人たちの参考になればという気持ちで文章をこさえています。この話題で言うべき事は言ったので、あとは、どう受け取って貰っても構わないです。

投稿: ピラニア軍団 | 2012/11/26 13:06

>竜蔵さん
緊縮財政が始まる以前から政府債務残高は急上昇してるんですよ。
90年代に合計131兆円にも上る財政出動したあたりからね。
http://ecodb.net/country/JP/imf_ggxwd.html#ggxwdg_ngdp
 

高橋是清がやったことは実体経済と貨幣価値の均衡ですよ。
実物経済よりも貨幣が乖離してしまったから恐慌が起きているんですから丁度よい湯加減にすれば心地よくなるという理屈です。
だから経済が過熱して、火傷するぐらいになれば少し冷やしてやる必要性があるのです。
しかし熱いお風呂が大好きな青年将校が「オレには丁度よい湯加減なのに水など入れて冷ますな!」と怒り出したわけです。
つまり
日本人は熱いお風呂が好きなんですなぁ…
これを私は直せと言ってるんです。
高橋是清が間違っていたわけではなく、理性で合理的に考えないで”場の空気で動く”日本人の心情を私は批判してるんですよ!
 
車が故障しているのに走り出すのは無謀と言うほかありません。
「チャックが開いてるよ・・・」と注意するのは親切からです。
「ウリナラマンセー主義」は朝鮮人の悪い習慣ですからマネしないでくださいね。
 

公共事業も付加価値が生まれないなら所得移転です。
日本の高度成長期の高速道路は東北や北海道に印刷などの外注が行われましたから、安い人件費との差額で付加価値が生まれました。
ところが現在はさらに人件費が安い海外の新興国に仕事が行っていますから、付加価値の恩恵に浴するのは海外の労働者になってしまうのです。
なお
「ケインズ経済学がよくわかる本」中野明(秀和システム)の128pには
「付加価値を生まない公共事業を請け負う事業者や、そうした公共施設で働く人々は、公共事業という『失業手当』を支給されているのだと考えるべきです」
と書かれていますよ。
付加価値を生まない公共事業=失業手当=所得移転に過ぎないから経済成長には寄与しない
 

「サブプライム問題とは何か」春山昇華(宝島社新書)42p~43p
・・・世界中で工場が建設され設備投資は増加した。製品の供給能力は飛躍的に高くなった。つまり、より少ない資金量で、より多くの供給能力が作りだされるようになったのだ。・・・中略・・・こうした短期・長期的な要因により、お金のだぶつきは発生した。使い道のない余剰資金は別の行き場を探す。その資金はアメリカの不動産へと向かったのだ。
・・・お分かり?
 

要するに
需要が無いところに政府などが介入して無理やり需要を作りだそうとするからハイパーインフレや恐慌が起きるんですよ。
政府の役目は恐慌などの緊急事態での対策のみです。
現在は物価も安定しておりますから、その必要はありません。

答えたくないようでしょうが最後にお答えいだきたい。↓
「軍事予算の削減はけしからん!」が戦前の軍部で
「公共工事の削減はけしからん!」が竜蔵さんなら
↑これは私とのどちらが是清を殺した青年将校なんでしょうかねぇ?

投稿: 柳生大佐 | 2012/11/26 15:10

> 竜蔵殿、

日本経済の現況に対する見方は、小生もほぼ同じと思います。
ですので、もう少し丁寧にその見方を説明して行くことが大事と考えます。

先ず、公共投資に対する貴殿の指摘ですが、日本経済の個人消費におけるマネーの流通量を縮小から拡大に方向付ける力を持つのは、単なる金融緩和(金利及び総量にて)の効果が見られない今、「実需」を公共投資にて生み出す他はないのは確かと考えます。

但し、過去にその目的で何度も公共投資を行いながら、現在の「財政赤字を拡大させてまで行っているのに個人消費の低迷が続く」に至っているのは事実で、同様のやり方では乗数効果は期待できないのも確かです。

→ 付加価値増への正のサイクルが回るところまで行かず、既得権益層の懐に入って金融機関の預かり資産残高が積み上がるのみ。

この点に対する方法論が無いままの公共投資増は、現状の改善に結びつかず、事態の悪化を招くのみと。

他に以下の事項についても短絡化せずにキチンと説明すべきと考えます。

◇ 緊縮財政と財政赤字拡大の関係、
→ 高所得層への減税や低所得層へのバラマキ支出、大企業への税制上の優遇措置と税収の関係

◇ 国債の信用と暴落の関係
→ 暴落って、円建ての国債を売って円で持つ? ドル?、ユーロ? まさかRMBだったりして。でも、日本国は日本の通貨で債権を買い取れるのですから、そんな必要ある?

◇ 円においては金利や総量において十分に緩和しているので金融政策としては問題ない?
→ グローバル経済では主要通貨との関係が重要なのに、ドルやユーロの増量に比べてどうなのか? 結果、円が少ないので円高? それを避ける為に基となる日本経済を悪化の方向になんて変? EUや米国なんか、ドルの人気を見ながらどんどん増やしているのに。

投稿: ムフフ | 2012/11/26 17:50

>ムフフさん
日本の不況はデフレが原因なのではなく
不況だからデフレになっているのです。
たとえば
同じ不況でも 日本はデフレですが アメリカはインフレになっているでしょう?
これはアメリカは車社会なのでガソリンの値上がりがすぐ経済に反映されるからです。逆に日本ではそれほど車に頼っていませんからインフレにはならないのです。

まずマルクスの「ブリュメール18日」という本を読んでください。
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%AB%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%83%9C%E3%83%8A%E3%83%91%E3%83%AB%E3%83%88%E3%81%AE%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%83%AB18%E6%97%A5%E2%80%95%E5%88%9D%E7%89%88-%E5%B9%B3%E5%87%A1%E7%A4%BE%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%83%BC-%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%AB-%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%B9/dp/4582766498/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1353987151&sr=1-1
「資本主義は基本的に等価交換(価値100円の商品を100円で買う)であるから値下げ競争になる。
そうすると企業は”利益率の低下”になるから・・・
各国はブロック経済となり帝国主義戦争に至る」
ね?現下の先進国の不況をよくあらわしているでしょう?
これは資本主義の構造的な限界ですから、80年も前の財政出動などの古い手段では解決できません。
だからこそ私はこのマルクスの壁を打ち破るために消費者余剰とかリバース・イノベーションを提案しているのです。
 

また日本人の精神世界はいまだに江戸時代の村社会に住んでいます。
村社会から外に出て販路を拡大しようとしても隣村の販路とバッティングして競走になりますし・販路拡大が成功したとしたら格差が生まれるので、競走と格差が大嫌いな日本人は現今のグローバル社会に向いていないのです。
 

また日本人の行動に影響を与えているのは儒教の一派である「陽明学」なのですが・・・
この学問(陽明学)は理性を排斥して人間が持って生まれた(親子の情などの)本能を絶対視する学問なので・・・
昭和金融恐慌を乗り切った高橋是清を当時の青年将校が「軍事予算を削減するのはけしからん!」と殺してしまうのです。
 

・・・まだまだあるのですが・・・
要するにたとえデフレを解消したとしても現在の日本の不況は解消できないのです。
なぜなら
日本は形の上では近代国家なのですが、精神的には江戸時代の村社会に住んでいて日本全体のことが考えられず勤める会社や自治体などの共同体の利益の方を優先するからです。
つまり
前記の是清を殺した青年将校も日本全体の戦略には目を向けずに自身が所属する共同体である陸軍の利益を守ることを優先したからです。
 

ですから
本当に日本人が日本国を不況から脱出させたいと願うなら
土建業とか農協とか村社会の小さな利益を考えて投票するよりも日本全体の戦略を考えてその利益増進を優先するように改めることが必要であると私は思うのです。
つまり「本物の近代国家になる」ということですね。

投稿: 柳生大佐 | 2012/11/27 13:19

>柳生さん

その昔「違いの分かる男のゴールドブレンド」というCMがありましたね。
違いを理解していないと導き出す答えも間違います。
 
 
さて、全部突っ込むと非常に長くなりますので、重要な部分だけレスします。
 
 
>高橋是清がやったことは実体経済と貨幣価値の均衡ですよ。

今は実体経済がデフレ不況にも関わらず貨幣価値は円高です。
公共投資と金融緩和でちょうど良い湯加減にすればいいのです。
 
 
>公共事業という『失業手当』を支給されているのだと考えるべきです

この一文は非常に問題がありますよ。
公共事業は雇用を生み出しますが、失業手当は雇用を生みません。

もし「公共事業=失業手当」なら、公共事業に携わる人は
公務員から労働者まで全員「失業者」とみなされるわけですが、
そんなおかしな定義は聞いたことがありません。


>経済成長には寄与しない

公共工事がGDPに加算されなかった事例があるのなら私も知りたいです。
具体的な事例を教えてください。
 
 
>「サブプライム問題とは何か」春山昇華(宝島社新書)42p~43p

これはお金の動きを説明しているのであって、
消費財の供給過剰が住宅バブルを引き起こしたことを説明しているのではありません。

消費財は供給過剰、住宅は需要過剰だったのです。

あなたはそれをごっちゃにしているから、
供給過剰でバブルになるというトンデモ論を導き出してしまうのです。
 
 
>需要が無いところに政府などが介入して無理やり需要を作りだそうとするからハイパーインフレや恐慌が起きるんですよ。

では、ハイパーインフレを起こさず、なおかつ国の景気を向上させるほど
インパクトのある需要を産み出す具体策を教えてください。
日本のGDPは500兆円強ですから、1兆や2兆程度では動きませんよ。

 ※私はいまだかつて公共投資反対派や財政破綻論者から
  まともな経済政策を聞いたことが無いのです。
  抽象論ではなく具体論をお聞かせください。
 
 
 
>「軍事予算の削減はけしからん!」が戦前の軍部で
>「公共工事の削減はけしからん!」が竜蔵さんなら

これは前提が間違っています。
正しくは次のようになります。

「軍備を増強したいのだから軍事予算の削減はけしからん!」が戦前の軍部
「デフレ不況の上、必要不可欠な需要があるのに公共工事の削減はけしからん!」が竜蔵

インフレが過熱すれば私は下記のような主張になります。
「インフレが過熱しているのに公共投資とはけしからん!増税もせよ!」

軍はインフレデフレに関係無く軍事予算を要求しますが、
私は経済状況に合わせて合理的に判断せよと主張しています。
まったく異なる主張をしているのです。

これらのことは過去レスでも書いていますよ。

私の主張が歪曲されていたのであえて触れなかったのです。

投稿: 竜蔵 | 2012/11/27 20:41

維新は保守じゃないですよね。右翼っぽい言動をする特亜をバックに従えた集団。街宣右翼みたいなものでしょう。橋下氏は市長に当選したとたん公明党と公に手を組みましたね。市長選の時からあの圧勝の仕方は不自然だと普通の市民は訝っていました。府知事時代から、口はうまいけれど、これと言ったことはせず、府の借金をどんどん増やして行ったのですから。マスコミに煽られて橋下氏に投票する人も多く当選するかもしれないとは思いましたが、開票と同時に当確なんて、巨大な組織票がなければあり得ないです。全国区のメディアが報道するほど大阪では維新はもちろんですが、橋下氏も評価されていないのが実情です。石原氏はともかく、旧たちあがれ日本の人達がどうして、維新のような集団と合流するのか疑問に感じます。

投稿: | 2012/11/28 01:18

>竜蔵さん
公務員は”付加価値を産まない”という意味では「失業者と同じ」ですよ。
だって
日本国中・公務員なら誰が付加価値を産み経済が成り立つんでしょうか?
たちまち日本国中倒産しますよ。社会主義の崩壊を忘れたんですか?
おかしなのはあなたの頭の方です。
 
 
公共工事がGDPに加算されようがされまいが付加価値が生まれないなら政府債務が増えるだけで経済成長にはつながりません。
GDP大国でも不況はありますが・GDP小国でも好景気な国がありますからね・・・
お金が回るだけなら単なる所得移転ですよ。
だって・・・
穴を掘ってまた埋めてみなさい。
ちゃんと働いてお金も回っているのに付加価値が生まれませんから景気も回復しません。
まぁ・・・どっかのおバカさんが言っていたようですが・・・
本当に穴を掘ってまた埋めて経済成長した国があったんでしょうか?
ヘリコプターで紙幣をバラまいて不況を脱した国が実際にあったんでしょうか?
あるならお教えください。
まぁそんなようなことを三橋貴明や高橋洋一などが言っていたようですが実際にやれば江戸時代の藩札の濫発のようにハイパーインフレになりますよ。
「インフレターゲットだからインフレになったら止める」
なんて言ってますが・・・
崖に堕ちる直前で猛スピードの車を止めるなんてチキンレースじゃあるまいし無理というものです。
第一それではギャンブル(賭博)ですよ!
政府がやることじゃぁありません!
 

だって・・・
高橋是清も青年将校に殺されてしまったし
シャハト経済相もヒトラーに解任されましたし
サブプラ破綻のモーゲージ債も2006年あたりから住宅価格が急上昇してるのに誰も止められなかったじゃありませんか!
この原因は政治家には常にインフレバイアスがかかっているからです。選挙で当選するためには有権者にサービスを提供しなければならないからです。
だからこそ中央銀行の独立性が必要とされるのです。
 

私はちゃんと代案を出していますよ。
消費者余剰とか リバース・イノベーションとか ガレージ起業とか 楽市楽座とか・・・
あなたが聞いたことがないのでは無く・世間を見る努力をしないだけです。
たしかに現在ではまだまだニッチな産業でしょうが
少なくとも税金や補助金はほとんど使わないのですから、税金を無駄遣いする連中(国家の寄生虫)からとやかく言われる筋合いではありませんよ!

「新興国が少ない投資で大きな供給能力を実現したので余った資金がアメリカ住宅バブルに向かった」
と私はちゃんと言ってるでしょうが!
サブプラ破綻の側面的原因の一つにはこのようなフローマネー(浮遊資金)の存在があるのです。
それがあまりに巨額になるとヘッジファンドでも最後は政府にもコントロール不能になるのです。
だからこそ 日銀の国債直接引き受けなど実物資産の裏付けがない資金供給はハイパーインフレを引き起こす危険が大きいのです。
それを解消したレンテンマルクが不動産という実物資産の裏付けで成り立っていたというのはまことに象徴的ですね。
 

「高橋是清を殺した青年将校は陽明学の影響を受けていた」(歴史が分からない者は経済も分からない)
と私は言っているのですよ!なぜこれには答えないんですか?
陽明学というのはインフレ対策とかデフレ対策とかを合理的には考えないのです。
組織の論理とか村社会の利益で動くのです。
だから日本人が合理的な思考方法をできるようにしないならば現代においても別の種類の青年将校が出てくるということです。
つまり
現下の不況には複数の原因があるのであって、デフレ解消や公共工事という単純な思考法では解決できないのです。

投稿: 柳生大佐 | 2012/11/28 14:51

>柳生さん

相変わらず経済用語の定義が目茶苦茶ですね。

「公務員=失業者」なら、役所へ行って職員に問うてみてください。
「あなたは失業者ですか?」と。

また、付加価値を生まない人を「失業者」と定義するなら、
企業内の間接部門(総務や経理など)も失業者になります。
失業者が存在する企業などあり得ません。

間違った定義から正しい答えが導き出せることはありません。
 
 
 
>ヘリコプターで紙幣をバラまいて不況を脱した国が実際にあったんでしょうか?

実際にやった国については知りませんが、
それをやろうとしている政党は知っています。

「維新の会」です。

ご存知でしたか?
公共事業よりもっと直接的なばらまき政策を掲げていますよ。
ヘリコプターで紙幣をばらまくのと同等の政策です。
なぜそちらは批判しないのでしょうか。
 
 
>公共工事がGDPに加算されようがされまいが付加価値が生まれないなら政府債務が増えるだけで経済成長にはつながりません。

違います。
経済成長とはGDPが伸びることです。
経済の定義を勝手に変えてはいけません。

付加価値は民間が主に考えるべきこと(経営)、
経済成長は政府が主に考えるえきことです(経済)。

あなたは経営の視点だから経済が理解できないのです。
 
 
>消費者余剰とか リバース・イノベーションとか ガレージ起業とか 楽市楽座とか・・・

誰が何をやるのか、どれくらいの規模の経済効果が得られるのか、
何一つ具体的な説明がありませんね。

消費者余剰はどうやって産み出しますか?
消費者の可処分所得を増やす方向ですか、それとも物価の下落を狙うのですか。
あなたのことですから海外生産で物価の下落を狙うのでしょうけど、
それはデフレを助長させて政府の財政を圧迫することが証明されています。

リバース・イノベーションはどうでしょうか。
例えばインドに10兆規模の企業ができて、日本で全部売れたとしましょう。
日本には雇用が生まれませんから消費者の可処分所得は増えません。
結果、10兆円分の売り上げが他社から移転するだけです。
それだけならいいですが、低価格戦略によって他社の20兆円分の
売り上げが移転したとすると10兆円のマイナスになってしまいます。
(国内市場を圧迫するのは日本におけるグローバル化の特徴)

ガレージ起業?
下手な鉄砲数打ちゃ当たるという政策になるでしょうね。
経済効果は無いとは言いませんが予測不能です。

楽市楽座は自由化政策ですから、デフレの時にやる政策ではありません。
GDPが伸びない中で自由化して競争させたら価格競争になり、
ごく一部の企業が儲かるだけで大半は業績を悪化させてしまいます。
デフレを悪化させるだけです。
 
 
この十数年で、グローバル化や自由化が全く効果が無いどころか、
かえって悪化させていることが「数字で証明されている」のに、
なぜそれを繰り返そうとするのでしょうか。
 
 
グローバル化でもてはやされた韓国は、
いまや経済三主体が全て赤字になってしまいました。

グローバル化の象徴と言われたEUも袋小路です。

アメリカは金融至上主義で格差に苦しんでいます。
医療の自由化で満足な治療を受けられない人もいます。

あなたが再三危機を煽る金融派生商品による破綻問題も、
新自由主義だから起こりうることです。

新自由主義の考え方は世界中を不幸にしているのに
あなたは新自由主義を続けろと主張する。

あなたこそ青年将校そのものではありませんか。
正しい方向へ導こうとするのを邪魔するのですから。
 
 
 
>陽明学というのはインフレ対策とかデフレ対策とかを合理的には考えないのです。

私は陽明学なるものを学んだことはありませんし、
自民党も陽明学に基づいて動いているなどと聞いたこともありません。
一体誰が陽明学による経済政策を主張しているのですか?
 
 
>デフレ解消や公共工事という単純な思考法では解決できないのです。

自民党には「資源大国化」という大きなテーマがあります。
エネルギーを自国内で生産できれば、インパクトは非常に大きいです。
一説には一千兆円近いエネルギー資源があると言われています。

GDPを押し上げるだけでなく雇用も生まれ、貿易収支も改善します。
電力不足の問題も解決し、地政学リスクも改善されます。

この政策は日本の大きな転換点になることは間違いありません。

投稿: 竜蔵 | 2012/11/29 11:44

>竜蔵さん
私は
公務員は”付加価値を産まない”という意味では「失業者と同じ」ですよ
・・・と言ってるだけで単にイコールだとは言ってませんよ。
あなたは経済用語以前に日本語も理解できないらしい・・・
国民全員が公務員だった社会主義国が崩壊したことをあなたは知ら無いんですか?

総務や経理なんて少ないほどいいんですよ。
それを実現したのが80年代のIT革命なのであって・・・経済史を知らないうえに・あなたはまったく経営感覚もゼロですね。
 

「経済成長とはGDPが伸びること」ではありませんよ!
だって中国から貧乏人が1000万人もやってくれば住宅などが必要になりますから一応家賃が上がってGDPは増えますが、生産性が落ちるから結果として日本社会はより貧乏になります。
だから
経済成長とは生産性が上がるとか付加価値が生まれるというイノベーションが起きないと実現しないのです。
たとえば
駕籠で1人しか運べなかったものが鉄道で1000人も運べるようになることをイノベーションと言い、これが経済成長なのです。
 

「経済が政治を決める」というマルクスの定義は間違いでした。政治が経済を決めるのです。
織田信長が寺社の市場を開いたり関所の権利を奪ったからこそ楽市楽座の自由市場が実現できてイノベーションが起きたのです。
つまり現在の寺社勢力である大企業などの系列的な商慣行を改めさせて自由と競走が出来るようにしなければ日本の経済成長も実現できないのです。
 

私が提案していることも政治如何によって変わりますから予想のしようもありませんね。
あなたの消費者余剰の解釈はデタラメですからお答えしようもありません。
 

「下手な鉄砲数打ちゃ当たる」なんて経営者は居ませんよ。
ユニクロもスポーツユニクロ(スポクロ)で失敗しましたが、それ以後カジュアル路線を踏襲しています。
大企業で一番成功している東レも創業のレーヨン技術の応用に徹しているからこそ成功しているのです。

2000年~2008年の全世界GDPは30兆ドル→50兆ドルへと66%も増えていますよ。
あなたの目は節穴ですか?
 

韓国は儒教社会で理系軽視です。ゆえに私はもともと評価していません。
EUもアメリカのサブプラ破綻の余波を受けて失速してるのです。
アメリカに「医療の自由化」があるからこそ難病の治療に世界中の患者が押し寄せているのです。
だいたいねぇ・・・・
日本では北欧の医療を過大に称賛していますが、スウェーデンなどでは風邪を引いても医者が診察などしてくれないのです。「市販の薬で治せ!」と言われるだけです。
まぁ・・・死ぬ間際なら医者がちゃんと診てくれるでしょうがね・・・
こちらの方が世界標準ですよ。
風邪を引いたぐらいで薬を山のようにくれる日本の方が異常なのです。
 

サブプラ破綻は
本来公社だったファニーメイやフレデマックなどが
「アメリカ国債のように信用力がある」と宣伝し
「最後はFRBが尻拭いしてくれるさ・・・」
・・・と営業マンが勧めていたのですから国債破綻と言っても大差はありません。
だって
新自由主義者の信条が「自己責任」なのに
クレジット不履行の低所得者にまでローンを組むことのどこが自己責任なんでしょうか?
 

西洋中世では教会が聖書を読ませないようにしていましたし
現在の中国でも説教臭い儒教など庶民は読んでいませんよ。
ですから陽明学も勉強したからではなく、血となり肉となって日本人の精神構造に組み込まれているからこそ戦前の青年将校にも現れてくるのです。

以上
1000兆円近い政府債務残高が積み上がっている事実を見ても国債発行・公共工事が経済成長につながらないのは明白な事実です。

投稿: 柳生大佐 | 2012/11/29 15:26

さて、そろそろまとめて終わりにしましょう。
 
 
■今の日本でハイパーインフレはありえない

ハイパーインフレは非常に特殊な条件が重なって起こります。

戦後のハイパーインフレが起きた理由は次のようになります。

・空襲で工場が破壊され生産力が激減していた(GDPは半減)
・軍事費調達のための国債の返済で紙幣を大量に刷った

つまり、尋常ではないほど供給力が減少したところに、
大量の紙幣を発行したことが重なるという、
「非常に特殊な状況」だったからこそ発生したのです。

戦前にも日銀による買い入れを行っていますが、
その時にはハイパーインフレは起きていません。
供給が安定していたからです。
 
 
では、現在の日本はどうでしょうか。

まず、戦後のような混乱が無いことが決定的に違います。

生産力は世界有数の能力を誇っており増強も可能。
おまけにグローバル化によって安い物を大量に輸入することも可能ですから、
供給過剰の上、さらなる供給が可能です。
青天井というぐらい供給力にあふれているのが日本の現状です。

加えて、戦後のように大量の紙幣を発行する必要もありません。
ごく常識的な範囲でお金を刷るだけです。

これでは、どうやってもハイパーインフレは起きません。

実際に日銀は定期的に国債の買い入れを行っていますが、
ハイパーインフレどころかインフレにもなっていない。
ハイパーインフレ論者はこの事実を知らないのです。

インフレ率は、0%→1%→2%という具合に徐々に上昇するのが普通ですが、
ハイパーインフレ論者は、0%を超えるといきなり100%とか500%に
なることを前提としています。
ありえない前提から正しい答えは導き出せません。

また、インフレ率のコントロールができなくなるという主張もありますが、
現在0%付近で落ち着いているのは何故だと思いますか?
日銀がコントロールしているからです。
それを2~3%付近に変えればいいのです。

インフレ率2~3%は、世界では下から数えた方が早いぐらい低い率
だということも付け加えておきます。
 
 
■日銀の独立性とは

日銀の独立性とは、政府からの独立を意味するのではなく、
政府が決めた経済政策を日銀が滞りなく遂行できるように、
手段を自由に選択できるようにすることにあります。
あくまでも、日銀は政府のコントロール下にあるということです。

政府の政策に異議がある場合、日銀が独自判断をしても良い
そういうイメージでとらえている人も多いのではないでしょうか。
マスメディアもそう思わせるような報道が多いので要注意です。
 
 
■なぜ日銀や財務省は今まで間違った政策をしていたのか

「自分達の間違いを認めたくない」、これだけでしょう。
日銀や財務省に同調していた人たちも同様。

20年近く効果が出ないことを続けているのに
間違いに気付かない人はいないはずです。
(中には例外の人もいますが)

緊縮財政が間違いであったことを晩年に認められた
故橋本龍太郎元首相の潔さが際立ちます。
 
 
■政府の借金は増え続けても大丈夫なのか

全く問題ありません。
なぜなら、「政府の借金」と「企業や家計の貯蓄」は比例して増えるからです。
政府の借金が増えた分が、貯蓄やGDPの伸びに置き換わるのです。
現在は、GDPが伸び悩む分、貯蓄に回ってしまいます(お金が動かない)。
だから税収が伸びず政府の財政はかえって悪化するのです。

テレビでは「家計の貯蓄」を国債が越えたら破綻と言ったりしますが、
貯蓄は家計だけでなく企業もありますし、最近は家計の貯蓄が微増になった分、
企業の貯蓄が伸びています。

テレビではこの部分を悪用して、
「家計の伸びが無くなっているから、近いうちに国債が貯蓄額を超えて破綻する」
などと大ウソを報じます。
わざと企業の貯蓄分を外しているのです。

日本の国債の額が増えても、それに見合っただけのお金が日本国内にある。
これが国債が増えても日本が破綻しない理由です。

「政府の借金」は「民間の借金」とは根本的に性質が異なります。
民間の借金はできるだけ早くゼロにすることが望ましいですが、
政府の借金は状況に合わせて考えるのがベターなのです。
 
 
 
管理人様、皆様、長々とコメントをしてすいませんでした。

今回の衆議院選挙は日本の将来を決定的に変える選挙だと思います。
少しでも皆様の参考になれば幸甚です。

投稿: 竜蔵 | 2012/11/30 10:15

> 柳生大佐殿、

お久し振りでございます。 コメントいただきながら、チョッと見落としましてレスポンスが遅れましたことをお詫び致します。

それで、この板の話題の中心が「日本未来の党」に移っている様ですし、経済の議論は終わりがないので、ここでは簡単にまとめてレスと致します。

先ず、御指摘の「不況」と「デフレ」の関係につきましては、様々な関係が有り得るもので、個々のケースで論じなければならないものと考えます。

※「デフレ」でも好況となる局面は有りますし、「インフレ」で不況は経験しておりますし、これらに固定した関係はあり得ず、その局面、局面にて変わるものでしょう。

で、ニワトリ・卵の起源論争を脇に置いて今の局面をみますと、デフレ・スパイラルが不況に陥っている原因の中で大きな因子と考えます。

多くの企業がグローバルに展開し、日本経済の規模を拡大して行く中で、強い競争力の要因となった「優位条件を持つ国内個人消費市場」の規模が 相対的に小さくなった を通り越して縮小を続けている為と見るからです。

→ 昔は、国内市場価格の方が海外輸出価格より高かったのが普通で、それが企業の安定収益を生んでいたと。...だから、日米構造協議や非関税障壁の撤去が米国から求められたと。

その国内個人消費市場の中心に居た中流層が今はガタガタとなって個人消費の拡大が望めない状況に陥ったのは、日本国内にて形成していた付加価値の海外移転が過度に進み、雇用環境の悪化(派遣他の低賃金化、雇用数の減少)に至ったのが効いて来た、その事が主原因と考えます。

※他にも人口増加のストップと老齢化等の要因もあります。

具体的には、電機業界自動車業界他の製造業の部品メーカーや下請け企業の海外移転により、都内の工業地帯や各地方にあった多くの工場が消えて行ったインパクトはかなりのものがあります。
また、海外加工の廉価品輸入増はアパレル等の中小零細企業の退出のみならず、食品小売業界では個人商店に止まらず中小スーパーまでもが影響を受け、雇用減につながっております。

これを招いたのが、為替レートの変化(円高)と企業の海外展開変化(先進国→低開発国)です。

もちろん、この様な変化を乗り越えるべく、多くの新産業分野や新興企業の輩出が有れば良い訳ですが、現実にはそう簡単には行かず、現状の通りと。

ですので、今となっては単に デフレが止まる or インフレ傾向になる となっても不況から好況に転ずる事はないとみます。 如何に日本で形成される付加価値が増加して行くサイクルへ転じさせるかがキーと考えます。

それには、もちろん単純労働の賃金で、米国が日本のより安くなる様な今の為替レートを変える政策が必要で、それが第一歩と考えます。

投稿: ムフフ | 2012/11/30 11:09

日本経済がたとえデフレを脱して(弱)インフレになっても景気は回復しません!
だってEUや米国を見て見なさい。
高橋洋一は「欧米の中央銀行の金融緩和達成率が7割はあるのに、日銀のそれは1割5分程度・・・」などと言っていますが
失業率が日本5%以下なのに対して
英国8% フランス9% 米国9% スペイン20%・・・などなどですよ。(2倍もある!)(激しいデモも起きています)
マルクスが失業が無い社会として社会主義・共産主義を提唱したくらいですからデフレより辛いのは失業です。
ですから
インフレにちゃんとなっている欧米でも不況はより深刻になっているのです。
だから「たとえデフレを脱してインフレになっても不況であることは変わらない」
「ゆえにデフレだから不況なのではなく・不況だからデフレになっている」
↑ほら!私の方が正しいでしょう。
ね?
だって
日本はデフレでも米国ではインフレになってるじゃありませんか?でもどちらも不況であることは変わりません。
つまりデフレかインフレかは各国の事情によるのであって不況の原因ではないのです。
 

先進国の不況の真の原因は
「潜在成長率の低下」
です。
自家用車が無い国で自家用車は売れますが・・・
日本のように自家用車を既に持っている国ではさらに自家用車は売れません。同時に2台は運転できないからです。
未婚者は異性にガツガツしても
既婚者はガツガツしません。女房一人でも持て余してるのに二人も女房を持ったら身体が持ちません(ね?)。
そもそも
80年代からのIT革命によって経理や総務などのホワイトカラーの仕事が減って更に高度な技術・能力が無ければ高い給料は望めなくなっているのです。これは時代の進歩ですから不可逆です。
ゆえに
先進国の不況の原因はインフレとかデフレとかの問題ではないのです。
 

高橋洋一は「金融緩和すればインフレ予想が起きて景気が回復する」なんて言ってますが・・・
「流動性の罠」(金利2%以下では有効需要が増えない)
の状態では投資するところが無いので何をしても投資が増えるわけもなく景気も回復しません。
まぁ・・・
江戸時代のように長期間変動がない社会ならインフレ予想もあるでしょうが・・・
そもそも
インフレになっているEUもアメリカも不況を脱し切れていないんですから、日本国民がインフレなど予想することもありえませんね。
 

ではどうしたら良いのか・・・
世界を見れば 元気なのは 「暇つぶし産業」 ですね。
google とか facebook とか Apple とか・・・
ですから私は
リバース・イノベーション・・・西欧中心主義の否定から生まれる。文化の違いを生かしてイノベーションを興す。
消費者余剰・・・忘れられた好奇心・探究心を取り戻して新しい需要を創出する。
・・・を提唱しているのです。
 

「マルクスの呪縛」(資本主義は等価交換だから値下げ競争になり利益率が徐々に逓減する)
を破るにはこれしかないと私は断言いたします。
 

・・・ということで
「私(柳生)の勝利」ということでお開きにいたしましょう。
ね?

投稿: 柳生大佐 | 2012/12/01 15:26

> 坂様、皆様、

まぁ、小生は 「柳生大佐殿の勝利」 という事にしておいても良いですが...(笑)

→ 一般原理の論として、インフレやデフレと好況や不況が直接的な因果関係を持たない とか 先進国における不況の原因は潜在成長率の低下 とかに誤りはないでしょう。

但し、次の点はキチンと認識できていないと、日本経済が辿ってきた経緯におけるインフレやデフレと好況や不況の因果関係(間接的?)を見失い、将来の展望を描くことができなくなると考えます。

変動相場制への移行に伴う円高が続き、更に1970年代の半ば頃のオイルショックからインフレが続くが景気は停滞し、スタグフレーションに陥ったと言われる。

景気が好転した後、1980年代の半ば頃から、更なる急激な円高が進み、輸出産業(主に製造業)が日本で生み出していた付加価値を海外に移転、或いは海外企業との提携を進めた結果、海外生産の低価格化の土台が築かれました。

次に、その土台を利用しての国内生産・国内消費の個人消費市場に対する価格競争が激化し、出荷数量は増えるが比例して売上増には状況が続くと。しかし、土地バブルにより、個人消費市場に大きな蔭りは未だ見えずと。

国内で付加価値を生んでいた工場の海外移転が進み、雇用環境が悪化し、バブル崩壊と合わせて個人消費市場に大きく影響、消費低迷が続くと。

で、デフレスパイラルに突入と。

もちろん、御指摘の通り、インフレになると景気が良くなる訳ではないのは確かですが、インフレになる程、有効需要(特に個人消費)が伸びると景気好転のサイクルに入る事が出来るのも確かでしょう。

で、この為に雇用創出となる新たな産業分野(付加価値を生むサイクルに入る※)が国内で起きる or 拡大する事が望まれるというのは、大佐殿の御指摘と一致するものです。

※古くはピラミッド建設の様な単なるバラマキ公共事業ではダメ。単に広く薄く所得を移転させるような政策では、新しい産業が起きるとは思えず。

投稿: ムフフ | 2012/12/03 17:46

>ムフフさん
隋の時代に始まって清までの1300年続いた「科挙」は3万人に1人しか合格できませんから、(父系の)宗族のネットワークをもってしても足りません。
そこで三国志などにある”義兄弟”などでさらにネットワークを広げてきたのが中華世界です。
しかしそれで1人が科挙に合格して官僚になると・・・
それまで援助してきたネットワークの連中がタカりにくるのです。
ですから中華世界とは「永遠に腐敗する構造」になっているのです。
韓国の大統領の兄が逮捕されたりするのも同じ儒教社会だからです。
しかし大陸は広いので逃げることができますが、半島は狭いので逃げることができず”より儒教が徹底”して北朝鮮のような儒教的封建社会が現存しているのです。
 

それに比べれば日本社会は平和で平等で良いように見えますが・・・
明治憲法で説明いたしますと・・・
この憲法には常識から考えますと何かが欠けているんですなぁ・・・
お分かりですか?
「総理大臣」ですよ!
この文字ももちろん「内閣」という言葉も明治憲法には一切見当たりません!
あるのは「天皇は各大臣の輔弼(ほひつ・助け)を以って政務を行う」という言葉のみです。
ビックリしたでしょう?
 

つまり日本の政治とは古来より
卑弥呼が弟に政務を任せ・推古天皇が聖徳太子に政務を任せたように・朝廷が幕府に任せたように・・・
名目上は天皇に権力が全部集中しながら・実質は臣下が権力を行使してきたのです。
しかしあくまで名目上は天皇に統治権があるのでいざとなると明治憲法下の内閣は責任を取らないのです。
要するに日本社会の欠点とは
責任がグルグル回るばかりで誰も責任を取らない無責任体制になってしまうことですね。
じつは現在の大企業でも実情は同じなのです。
オリンパスの損失隠しも大王製紙のバカ殿様もこのような日本の伝統文化や風土から来ているのです。
 

ですからインフレやデフレとかの小さな問題なのではなく
「Reverse(裏返しの)Innovation(刷新・新機軸)」
を行わないと日本の経済(不況脱出)も政治も改善できないのです。

投稿: 柳生大佐 | 2012/12/03 23:50

ここで勝ったの負けたの言ったところで、

「公共投資削減で得られたものは何一つ無い」

という現実は変えられません。
過去の数字が示しているのですから。
 
 
「政府と民間の違い」
「経済と経営の違い」

これらの違いが分かるようになれば、
私が主張してきたことが理解できると思います。

【企業は自社の利益を追求し、政府は国民の富と安全を追求する】

これがヒントです。
後はご自身でお考えください。
 
 
私も以前は公共投資反対派でした。
だから事実や矛盾を突き付けられて困惑するのも理解できます。
抽象論に終始しながらも「勝ったことにしたい」気持ちも分かります。

事実をいかにまっすぐ受け入れるか。
ここが大きいでしょうね。

投稿: 竜蔵 | 2012/12/04 09:41

>竜蔵さん
あなたはあくまで青年将校のように自分は絶対だと信じて古い考えに固執するのですね・・・
 

「企業は自社の利益を追求する」んじゃないんですよ!
株主利益の最大化を図るんです。
企業の利益を図るんだったら江戸時代の農村社会と変わらないじゃないですか!
あなたは紀伊国屋文左衛門と近代資本主義の違いも分からない。
 

「政府は国民の富と安全を追求する」・・・へぇえ・・・
自民党元首相だった岸信介は
「自分は皇室を守ることは考えていたが
私有財産を守ることは考えていなかった」
と証言していますよ。
アメリカの保守政党である共和党が聞いたら卒倒しますね。
つまり彼は
保守では無くてリベラルだったということです。

竜蔵さん
あなたには保守もリベラルの違いも何にも分かっていませんね。

投稿: 柳生大佐 | 2012/12/04 13:39

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