100年経っても直りそうにない韓国の反日
世界を見てみると、近隣国との関係がうまくいっていないところの方が多い。
英国とアイルランド、ポーランドとロシア、チリとアルゼンチン、インドとパキスタン、シリアとサウジアラビア等々。
理由は様々だが、どれも歴史問題や宗教が絡んでいる。
が、首脳同士の対話や交流が滞っているのは、シリア-サウジアラビア、インド-パキスタンという実質的に戦争状態にある国々だけだ。
そういう意味では、今の日中、日韓の関係は世界でも珍しい“異常な関係”である。
“異常な関係”の原因は、言うまでもなく中韓による理不尽な日本攻撃である。
が、中韓両国では、その日本攻撃の本質が違う。
中国の反日教育、反日宣伝は、極めて政治色が強い。
その目的は、一党独裁体制の維持であり、中国共産党による統治の正統性の護持である。
だから日本軍国主義を敗北させたのは中国共産党である、という虚構を大々的に宣伝する。
ところが韓国は少し色合いが異なる。
韓国の反日教育、反日宣伝は民族的特性が大いに関係している。
つまり、歴史的、文化的に韓民族の方が日本や日本人より優れているという優越意識に起因しているのだ。
もちろんその意識は、劣等感の裏返しでしかない。
だから中国の反日は、その是非はともかく理解できるのだが、韓国のそれは理解不能、パラノイアにしか見えないのである。
中国が「日中友好」から「反日」に舵を切ったのは1990年代である。
そこから中国は、膨張主義、新帝国主義に向かって走り出した。
いわゆる 「大国屈起」(大国としてそびえ立つ)である。
だから中国は危険だが、逆に言えば、体制が変われば「反日」も変わる可能性はある。
が、韓国の場合は、それが民族的特性であるため変わる可能性は非常に低いと言うべきだろう。
ここで、韓国の日本に対する特殊性をよく表した資料を紹介する。
朝鮮通信使について
壬辰倭乱をきっかけに朝鮮と日本の外交関係は断絶していた。したがって、日本は経済的に困難に陥った。ために戦乱後成立した日本の徳川幕府は先進文物を受け入れるために、対馬島主をとおして交渉を許可するように朝鮮に懇請した。朝鮮では日本が犯した誤りを恨みながらも建国以来の交隣政策の原則に照らし、制限された範囲内での交渉を許した(1609年(光海君2年)、己酉約条)。そうして富山浦に再び倭館が設置され、そこで日本人は米、木綿、人参などを求めていった。
また日本は朝鮮を文化の先進国と考え、使節を派遣するよう要請してきた。これに対し朝鮮では通信使を派遣したが、その一行はおよそ400余人になり、国賓として待遇を受けた。日本は通信使の一行をとおして先進学問と技術を学ぼうと懸命であった。したがって通信使は外交使節としてだけでなく、朝鮮の先進文化を倭奴(日本)に伝播する役割も果たした。『世界の教科書シリーズ 国定韓国高等学校歴史教科書』明石書店 2000年(平成12年)
文禄慶長の役と捕虜について
倭乱でわれわれが勝利をおさめることができたのは、わが民族がもっていた潜在的力量がすぐれていたためである。つまり、官軍次元のわが国防能力は日本に劣っていたが、全国民的次元の国防能力は日本を凌駕した。わが民族は身分の貴賎や男女老若を問わず、文化的な優越感に満たされて自発的な戦闘意識をもっていた。こうした精神力が国防能力に作用して倭軍を撃退させることができる力になった。(中略)そして東アジアの文化的後進国であった日本は、朝鮮から活字、書籍、絵画、陶磁器などの文化財を略奪し、多くの技術者と学者等を拉致していった。これとともに朝鮮の性理学も伝えられ、日本の文化発展に大きな影響を及ぼした。
『世界の教科書シリーズ1 新版韓国の歴史 - 国定韓国高等学校歴史教科書』明石書店
つまり、日本と日本人は韓国と韓民族より歴史的に常に劣っていた。
文化的にも経済的にも国民の能力においてもである。
だから韓国と韓民族は、日本の要請を受け入れてこれを助けてやった。
韓国の教科書では、そう教えているのである。
が、現実はまったくの正反対である。
以下に朝鮮通信使、金仁謙の著書『日東壮遊歌』より抜粋を転載する。
朝鮮通信使、金仁謙の著書『日東壮遊歌』より
大坂での記述より
(多くの船が)一斉に行き来する様は驚くばかりの壮観である。その昔、楼船で下る王濬が益州を称えた詩があるが、ここに比べてみれば間違いなく見劣りするであろう。{18}
流れの両側には人家が軒を連ね、漆喰塗りの広い塀には鯨の背のような大きい家を金や紅でたくみに飾り立てているが、三神山の金闕銀台(きんけつぎんだい:仙人の住処のこと)とは、まことのこの地のことであろう。{19}
本願寺に向かう道の両側には人家が塀や軒をつらね、その賑わいのほどは我が国の鍾絽(チョンノ:ソウルの繁華街)の万倍も上である{20}。
館所に入る、建物は宏壮雄大、我が国の宮殿よりも大きく高く豪華である。{21}
我が国の都城の内は、東から西にいたるまで一里といわれているが、実際には一里に及ばない。富貴な宰相らでも、百間をもつ邸を建てることは御法度。屋根を全て瓦葺にしていることに 感心しているのに、大したものよ倭人らは千間もある邸を建て、中でも富豪の輩は 銅を以って屋根を葺き、黄金を以って家を飾り立てている。その奢侈は異常なほどだ。
{22}
天下広しといえこのような眺め、またいずこの地で見られようか。北京を見たという訳官が一行に加わっているが、かの中原(中国)の壮麗さもこの地には及ばないという。この世界も海の向こうよりわたってきた穢れた愚かな血を持つ獣のような人間が、周の平王のときにこの地に入り、今日まで二千年の間世の興亡と関わりなくひとつの姓を伝えきて、人民も次第に増えこのように富み栄えているが、知らぬは天ばかり、嘆くべし恨むべしである。{23}
この国では高貴な家の婦女子が厠へ行くときはパジ(韓服のズボン状の下着のこと)を着用していないため、立ったまま排尿するという。お供のものが後ろで、絹の手拭きを持って立ち、寄こせと言われれば渡すとのこと。聞いて驚きあきれた次第。{24}京での記述より
沃野千里をなしているが、惜しんであまりあることは、この豊かな金城湯池が倭人の所有するところとなり、帝だ皇だと称し、子々孫々に伝えられていることである。この犬にも等しい輩を、みな悉く掃討し、四百里六十州を朝鮮の国土とし、朝鮮王の徳を持って、礼節の国にしたいものだ。{25}
倭王は奇異なことに何ひとつ知ることなく、兵農刑政のすべてを関白にゆだね、自らは関与せず、宮殿の草花などを愛でながら、月の半分は斎戒し、あとの半分は酒色に耽るとか。{26}尾張名古屋での記述より
その豪華壮麗なこと大坂城と変わりない。夜に入り灯火が暗く、よくは見えぬが、山川迂闊にして人口の多さ、田地の肥沃、家々の贅沢なつくり、沿路随一とも言える。中原にも見当たらないであろう。朝鮮の三京も大層立派であるが、この地に比べればさびしい限りである。{27}
人々の容姿の優れていることも 沿路随一である。わけても女人が 皆とびぬけて美しい。明星のような瞳、 朱砂の唇、白玉の歯、 蛾の眉、茅花(つばな)の手、蝉の額、氷を刻んだようであり 雪でしつらえたようでもある。趙飛燕や楊太真が万古より美女と誉れ高いが、この地で見れば色を失うのは必定。越女が天下一というが、それもまこととは思えぬほどである。{28}
(復路にて)女人の眉目の麗しさ、倭国第一といえる、若い名武軍官らは、道の左右で見物している美人を、一人も見落とすまいと、あっちきょろきょろこっちきょろきょろ、 頭を振るのに忙しい、まるで幼児のいやいやを見ているようであった。{29}江戸での記述より
楼閣屋敷の贅沢な造り、人々の賑わい、男女の華やかさ、城郭の整然たる様、橋や船にいたるまで、大坂城、西京(京都)より三倍は勝って見える。女人のあでやかなること 鳴護屋に匹敵する。{30}
(将軍との謁見について)堂々たる千乗国の国使が礼冠礼服に身を整え、頭髪を剃った醜い輩に四拝するとは何たることか。{31}
将軍家治について(著者は直接見ていない)―細面で顎がとがり、気は確かなようだが、挙動に落ち着きが無く、頭をしきりに動かし、折り本をもてあそび、やたらにきょろきょろとして、泰然としたところがない。{32}{18}『日東壮遊歌』(東洋文庫662)、平凡社、1999年、p231
{19}上掲書、p234
{20}上掲書、p234
{21}上掲書、p236
[22}上掲書、p241
{23}上掲書、p242
{24}上掲書、p242
{25}上掲書、p251
{26}上掲書、p252
{27}上掲書、p263
{28}上掲書、p264
{29}上掲書、p320
{30}上掲書、p282
{31}上掲書、p294
{32}上掲書、p295参照:朝鮮通信使
以上を読めば、日韓の歴史的優劣がよく解る。
日本が明治維新を経て国家の近代化に成功した理由も。
逆に、李氏朝鮮は自国ではなす術(すべ)を持たず、他国に依存するばかりで、結局、我が日本に併合された理由も。
韓国の反日は根が深い。
100年経っても直らないのではないか。
【追記】
生きるということは悩みとストレスだよ
を更新しました。
心にゆとりがある時に転身しましょう、どうせなら
お読みいただければ幸いです。
| 固定リンク
「韓国(社会)」カテゴリの記事
- 被害妄想を世界中にばら撒くパラノイアに鉄槌を下せ!(2018.12.22)
- 歴史を美容整形する韓国!これは民族性と言うしかない(2018.12.20)
- 10歳の少女が“ミニナッツ姫”と呼ばれる所以(2018.11.29)
- 自らの反日妄動に対して過剰な被害妄想を抱く韓国(2018.11.15)
- 対韓国 我が国は妥協なき戦略的放置に徹するしかない(2018.11.14)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
南鮮の反日は、千年恨み続けるそうですから、百年ではとても直らないでしょう。
自分達に都合の良い「カワイソウナ」過去にしがみついて千年同じ立ち位置に居たい民族とは、永遠にオサラバしたいものです。
室町期から江戸期まで中断しつつも続いた「朝鮮通信使」は、例えば日本では鎌倉時代には既に各農村で使用されていた水車、平安期からの紙漉、他紅や朱等の製造法を1420年の使節が調査報告しているそうですから、朝鮮にはそれらは無かったのでしょうね。
時代が下がって、新井白石がこの通信使の待遇を簡略化させたのは、経費の節約の他に、高価な蒔絵や塗り膳、陶磁器や宿舎の備品を盗んで行くのが通例だったから、と読みました。
この白石の政策に反対したのが、金大中大統領が訪日した時の演説で褒め称えた対馬藩に仕えていた雨森芳洲。
芳洲は中国人に生まれたかった、と言う人らしいですが、朝鮮人に、とは言わなかった様です。
投稿: よれこ | 2013/10/17 02:11
中国と韓国の反日の構造を分けて見る見方と分析は正しいと思います。
中国はいわゆる現王朝の正当性を誇示するという歴代の王朝の繰り返しを持続しているということでしょう。
対して朝鮮(韓国)の根底にあるのは劣等感であり、今しきりと行っている反日言動、これは心理学的なもので劣等感を払拭する代償作用とでもいえるものでしょう。
http://books.google.co.jp/books?id=s9pw1xtPmJ0C&pg=PT111&lpg=PT111&dq=%E5%BF%83%E7%90%86%E5%AD%A6%E3%80%80%E4%BB%A3%E5%84%9F%E4%BD%9C%E7%94%A8&source=bl&ots=KzUR0ck576&sig=BSkgMFdni_xernb4T1HSSTy96hU&hl=ja&sa=X&ei=FA9fUvmSGonzkQXegoGgBQ&ved=0CEcQ6AEwBA#v=onepage&q=%E5%BF%83%E7%90%86%E5%AD%A6%E3%80%80%E4%BB%A3%E5%84%9F%E4%BD%9C%E7%94%A8&f=false
それを国家総出でやっているからこそこの国は「精神病の国」と呼べると思います。
さてそこで中国が変わる可能性と韓国が変わる可能性ですが、中国が変わるにしてもその証拠は最低限共産党一党独裁をやめることであり、言葉ではなく行動で示すことでしか証明は信じられません。
上手い嘘つきが尊敬される国に対してはそれほど注意が必要です。
されど、体制が変われば中国は本当に変わるのか?
魯迅が嘆いたのは中国という国を構成している中国人そのものでした。
さて、どうなるものか。
次に韓国においては確かに根治は難しいでしょう。
しかし、この民族ある特徴がある。
それが事大主義。
実に冷静に力のあるものを嗅ぎ分け、即座に擦り寄る。
今の朴大統領の中国への接近など好例だと思えます。
であるからこそ、植民地欧米列強が分析した通り力で押さえつけるのが本来は正解なのでしょう。
今は軍事力という力でなくとも経済力という力で有無を言わせない、そういう関係を日韓関係とすべきでしょう。
そして、時代はロシア南下の歩兵戦の頃とは違い、半島が地政学的な要衝とはいえなくなって来た現在、淡白な関係こそ日韓関係にふさわしいと思います。
投稿: Pin | 2013/10/17 07:32
支那の反日は共産党指導部にあっては「内憂を外患に転じる」生き残りのための政治政策であって、一般大衆にとっては「反日無罪」を隠れミノにした反政府活動でしょう。実際、昨年に反日暴動があった深セン市でも市庁舎に投石があった瞬間に武装警察登場→催涙ガス弾投入→あっという間に解散、でも広東では三ヵ月後に数千人が暴動、になっているし。
まあ、もうじき不動産バブル大崩壊からエジプトの騒乱みたくなって反日どころじゃなくなるのは目に見えている。
南トンスルランド人の場合は「醜女のひがみ」みたいなもの。いくら、「あの女は教養がない、口の利き方が悪い、いつもミニスカで男に媚びている」と年増のブス女が喚こうが騒ごうが、男が若くて美しい女に惹かれるのは自然の摂理だからどうにもならない。
若くて美しい女は「ふん、クソ婆あが何をほざく」と余裕でかまえていられるわけだ。ところが、この「醜女のひがみ」は最近、とみにひどくなってきて、ほとんど「おサルのセン○リ状態」だから、いくらなんでも気持ち悪い。
アメリカで慰安婦碑を建てるなんて実害が生じる部分が出たら、遠慮なくぶっ叩く必要があるが、それ以外の場合は面会謝絶としておくのが吉でしょうな。鮮人虫どもは「反日妄想半島」に閉じ込めておくべし。
投稿: ピラニア軍団 | 2013/10/17 15:15