【小保方さんの騒ぎ】オヤジたちが情けない
【小保方さんの騒ぎ】オヤジたちが情けない
(4月16日 菊池哲郎の世相診断 福島民報)STAP細胞をめぐる小保方晴子さんの騒動を見ていると、日本社会の重大な欠陥を見ているような気がして仕方がない。
遠目には、頼りなさそうだが頑張っている若者を、既得権益に凝り固まったようなオヤジどもが寄ってたかっていじめているようにしか見えない。論文の書き方のルールだとか、都合のいいデータだけそろえる科学者がやってはいけない初歩的心得違いだとか、得意げに既存社会の正しさを並べ立てている。登場するオヤジどもはほぼ全員、ケチをつけることに関しては一生それだけにかけてきたような技を駆使して、自己保身と未熟な若者つぶしに全力を挙げている。嘆かわしい限りではないか。
要はSTAP細胞ができるかどうかだけである。科学論文として不正かどうかなど、どうでもいい視野の狭い研究者の内輪での話だ。せっかくそれなりに頑張って苦労して「できた!」と若人が声を上げたのだ。そうか、じゃあちゃんとできるかどうか、みんなでもう1回やってみようじゃないか、と前向きに励まし協力してやるのがオヤジの役割だろう。
学会内やその取り巻きの連中が何と言おうが、STAP細胞ができればそれで万々歳なのだ。うまくいかなかったら、だめだったねえ、こういう点に注意してもう一度頑張り直してみなさいと、再挑戦させるのが先輩・先達のとるべき正しい態度だろう。理研の思惑隠しとかいまさらの責任逃れや、権威へのごますり評論を含め、世間がやっていることはまるでその逆ではないか。細胞研究とは何の関わりもないところで大騒ぎしている。
日本の優秀な若い研究者たちがより良い研究環境と雰囲気を求めて海外に勉強に行ってしまう真の事情を、連日われわれみんなで見てしまったような気がしてならない。これでまた若い優秀な頭脳流出は加速されるだろう。とても残念だ。
今回のことは、STAP細胞のことだけではない。研究者たちが作り上げてきた独特の内輪社会の課題が表ざたになったと見た方がいい。ある意味で科学の世界ではずっとあった、そんなことはあり得ない、できっこないという既成勢力の権威たちと、それに挑戦するとんでもない発想の主としての若者の戦いの図でもあろう。目立ちたがり屋や変人研究者の成功に対する、嫉妬やひがみなど通常必ずある足引っ張りという最大勢力の抵抗もある。
ちょうど同じころNHKスペシャルでやっていた「人体ミクロの大冒険」に出演していたノーベル賞受賞者の山中伸弥教授が、STAP細胞騒動のことで、研究そのものと研究の成果公表の手だての難しさを控えめに心優しく語っていた。さすがノーベル賞までいってかつ好かれる人は、並の研究オヤジと全然違ういい人と思わせ少し安心した。
(元毎日新聞社主筆、福島市出身)
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「実験ノートは3年分で2冊だけ」
私は別に驚かない。
「ノートの付け方は個人差が大きいと感じている。私の研究室でも(研究者によって)非常にばらつきが大きい。ノートはメモ程度の考え方の人もいらっしゃる」
「私の研究室のやり方ではノートはもっと増えたと思う。ただ、データを(ノートに記さずに)コンピューターに入れているとすれば、アナログのノートの数は減ることになる。4、5冊という数と、実際の研究の因果関係についてコメントするのは難しい」笹井芳樹発生・再生科学総合研究センター副センター長
まったく同感!
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コメント
坂さん。
お元気でご活躍のようでうれしい限りです。
今回の騒ぎの件ですが私も同感です。
新聞や、特に週刊誌など手放しで、褒めちぎっていた、研究をあおっていたマスコミが、自分に及ぶはずの責任を隠ぺいするためか昼メロもどきであるかのようにすり替えてはごまかし、まったく一連の報道には見るのも愚か、下品さの極みです。
投稿: 転びバテレン | 2014/04/18 13:19
いえ、ですから、「これが証拠です」と写真1枚を発表すれば済むところを、「涙がこぼれる」として説明できない小保方さんは、科学者として失格であり、国家が保護する価値は無いのです。
そして、小保方さんを抜擢した笹井氏が、今回のスキャンダルで一番批判されなければならない人物なのです。
投稿: 通行人 | 2014/04/18 14:40
通行人さんの仰る事が全てだと思いますが。
投稿: | 2014/04/18 18:45
司馬遷の史記にいわく「宋襄の仁」
宋が楚を討つに当たって公子目夷が襄王に進言していわく。
「楚の布陣しないうちに討つべし」と・・・
襄王応えていわく「君子は人の困るときに苦しめるべからず」と楚の布陣を待ったが・・・戦闘が開始されると果たして楚に敗れる。
・・・これを「宋襄の仁」と言い・・・
「無益の情け」とか「時宜を得ない憐れみ」のことを言うようになった。
西洋にも同様の故事あり。
英仏100年戦争の緒戦にて「クレシーの戦い」というものあり。
仏軍は「クロスボー(十字弓)」
英軍は「ロングボー(長弓)」にて相対峙したが
戦闘開始に当たって仏軍は
「お先にどうぞ英国の方」と英軍に呼ばわり 敵方から先に攻撃させてから受けて立つ騎士道精神を披露した。
しかしこれを聞いた英軍は「では遠慮なく」と
長弓にて雨あられと仏軍側に向かって矢を射かけると
仏軍の騎士の大半はバタバタと矢に当たって斃れたという。
事後仏軍はさらに英軍に負け続け・・・
愛国の乙女ジャンヌ・ダルクが現れてやっと勝利を得て面目を保ったという。
教訓
戦争はまずもって勝つことが大事であり、上品であることを示す場ではない。
今回のSTAP細胞の件にても
STAP細胞が本当に出来たかどうかが問題であり
そこに至る手続き論とか学会の派閥とか理研の予算獲得のことなどどうでもよく・・・
当面の鎮静化を優先して論文を下手に撤回し・・・
もって外国に手柄を奪われる事態となれば1000年の恥となろう。
投稿: 柳生大佐 | 2014/04/18 19:31
今回の件、笹井氏も含め理研は全責任を小保方氏に押し付けようとしている気がします。そりゃあのようなことをした小保方氏も悪いわけですが見抜けなかった方にもそれなりに責任はあります。共同研究者の人も自分の非を認めるべきです
投稿: アクアビット | 2014/04/18 20:43
通行人さんの言うとおりですよ。
それに成功した写真も見せずに200回も成功したとはねぇ。
何年もかかる筈の実験ですよ。
それに失敗したのは一体何回なんでしょうか?
またどのように失敗したのかも問題です。
不完全な分化や癌化した細胞もあるはずですが、それらはどうなってるのでしょう。
成功率は同様な割合なのでしょうか?
なぜ失敗したのか?
なぜ成功したのか?
それらも言わず(言えず)、STAP細胞はあります。では科学者のとるべき態度ではないでしょう。
投稿: みやとん | 2014/04/18 21:12
禿同でございます 「誰も完璧な人間なぞいない」「未熟で当り前」「謙虚に 引き続き挫けず頑張れ!」としか思わないです。
更に言えば、他の例と比べても、明らかに扱いが不公平であり、何かどす黒い意図を感じます。
投稿: | 2014/04/18 22:21
全く同意できません。
小保方氏の行為(剽窃、画像の使い回しや改変など)は一般人間社会では「犯罪」に当たる重大なルール違反です。安定した社会を作るにはルールを作成し、それに違反した人間は罰せられなくてはなりません。そうでなくては社会は成立しません。目的を達する為なら犯罪行為に当たることも許されるというのであれば、それはテロの容認と同じことです。
研究の世界にも厳然としたルールがあります。これが守られなくては科学は崩壊します。「stap細胞が出来ることが全てで、その為には不正をしても構わない」ということはテロの容認に他ならないのです。勿論、現状stap細胞の存在は未確認状態です。
最後に。今回のstap細胞の論文(Natureに掲載されたもの)のデータには全く信頼性がなく(件の画像改竄以外にも問題点が多数あります)、一般の科学者でこれを信用する者は殆どおりません。
投稿: まがたま | 2014/04/18 23:31
私も通行人さんのいうとおりだと思います。
笹井さんがつくればいいじゃないの?論文書いてんだから。
笹井さん会見でSTAP細胞と言わずにSTAP現象と表現したけどなんだかなあって感じです。
投稿: たかさん | 2014/04/19 01:04
福島民報の記事と坂様の見解を読み、ハーーっとようやく深呼吸できるような気分になれました。記事では小保方さんを擁護するための、分かり易くやや極論めいた表現になっていますが、端的に言えば下記記事の通りだと思います。
>要はSTAP細胞ができるかどうかだけである。科学論文として不正かどうかなど、どうでもいい視野の狭い研究者の内輪での話だ。
日本人の中にはとかく外見など表層的なところに拘り、肝心の中身は二の次といった本末転倒な価値観を押し付ける連中がおり、その最たるものがマスゴミなのかもしれません。
籾井発言の時にはコメ欄に、籾井氏の歴史認識が間違っており許せない発言だ、とか、他ブログでは、やれ安倍総理の足を引っ張っただの、謝罪はするなだの、重箱の隅つつき的言い掛かりだったり筋違い、本末転倒な批判をする愚民保守が少なからずわいていました。しかし、保守論壇で籾井擁護発言が相次いで以降は、そういった批判はピタリとやみました。もしかすると、その後に起きた衛藤議員の発言と撤回事件との整合性が取れないということで、自分の間違いに気が付いたのかもしれませんが。
彼らは基本的に薄っぺらな先例主義、権威主義のようなものに囚われており、またそれ以前に、籾井発言問題に関してだけでも、彼らには「保守派は保守的発言をひたすら潰そうとする反日変態左翼の作り出す空気と上手に戦わなければならない」、という根本的な保守的戦意というか目的意識の部分が欠けているような気がしました。
また、こういう問題が生じた場合に、結局、彼らは表層的でしかないマスゴミの問題提起を鵜呑みにし、そこから思考をスタートさせており、そもそもの問題の骨格の部分まで自分で突き詰めてみるという作業をしていないのではないかと思います。そういったところが彼らが醸し出す、「未知なものに対する的外れで偏狭な感じ」や「保守派が守るべきものを、朝日や特アと一緒になって叩く」原因になっているのかもしれません。
投稿: 麻生支持者 | 2014/04/19 02:29
>通行人さん
同感です。あのナメた会見で小保方を擁護する人間が多数存在することに驚きを通り越して呆れます。
300回以上作製に成功したなら1枚くらい証拠画像あるだろうから、さっさと出せば済む話。
それを「信じて下さい」と涙で同情を誘おうとしているのだから、あの女は確信犯でしょう。
投稿: やましろや | 2014/04/19 03:03
管理人様、ありがとうございます。
小保方さん叩きのあまりの酷さに「日本は科学者が育たない国」という、使い古された言葉を改めて納得と同時に嫌な気分を感じておりました。
挙げて下さった菊池哲郎氏の文章にも、管理人様のコメントにも、全く賛成です。
要はその細胞が「捏造」という言葉で表現されるべきものなのか、実際に小保方さんが言う「現象があった」のか、だと思います。
「写真一枚」と仰る方にはその写真でお分かりになるのかも知れませんが、私などは拝見しても何のことやら?でしかないだろうと思いますし、科学的実験の経過が写真一枚で判断されるような簡単なものでも無いのでは?と思って居ります。
見せて下さる事よりも、一日も早く社会に有効なものにして戴きたいと思います。
小保方さんは個人の会見で「現象論文であって最適条件が判明した論文ではない」主旨の事もはっきり仰いました。
つまり、最終的成果を得る為の実験経過中ということでしょうし、その時点で全てを世間に出させる事は特許関係などを考えると、彼女にとっても日本にとっても、とても無理な要求だと思います。
現象を得たという段階で発表した事や、彼女自身がいう「私なりのやり方で突っ走った」事が粗忽と言えば言えるのかも知れませんし、それがどなたかの怒りに触れたのかも知れませんが、そんなことで若い科学者が潰されては日本はとても「科学立国」などとはいえないと思います。
権威に阿ねる「科学者仲間」の世界を見せつけられた観もある騒動です。
子供時分に読んだキューリー夫人伝でも、周囲の理解が得られるまでには大変な時間と困難があった様に記憶しています。
小保方さんにはこの困難に負けず、頑張って目的を達成して戴きたいと思って居ります。
投稿: よれこ | 2014/04/19 03:13
通行人様の仰ることもごもっともですが、坂様の仰りたいこともよくわかります。
狭い社会での決め事を頑なに守ろうとする、自分の経験則から導いた、いわば「自分マニュアル」を押し付けようとする、そこに傾聴すべき点はあるとしても、「そうでなければダメ」と決め付けていては成長は有りません。
投稿: ST | 2014/04/19 06:20
坂さんはオヤジたちが情けないとおっしゃってるだけで通行人さんの意見はミスリードです。
投稿: そらみん | 2014/04/19 09:01
まさに 我が意を得たりです。
とくに共同執筆者の面々は、このような不都合が生じた場合には、小保方さんのいたらなさ、未熟さを修正し、弱点を補強してやるのが普通だと思うのですが、今や彼女の保護者、協力者ではなくて、ただの傍観者に成り下がって(?)しまった。脚光を浴びる時は名を連ね、都合が悪くなると蜘蛛の子を散らすように逃げる、どこの世界にもあることですが、日本のオジサン社会は情けないの一言です。
小保方さんは日本では珍しく恵まれた環境にある若手の研究者でした。オマケにみめ麗しく、おしゃれと来ては、マスコミにとっては一粒で二倍おいしい素材でありましょう。日本の「正義」のマスコミの相手などしていても、彼女の研究者人生にとって何の益もありません。彼女はハーバード大の教授が来いと言ってくれてるのですから、日本を去った方が良いのではと愚考する次第です。
今、ドイツにいる知人のお嬢さんが春休みで帰省中です。彼女はミュンヘン大学で分子生物化学を専攻中のリケジョの星ですが、もともと彼女のお父上が都内の国立大学(工学部)に勤めていたところが、日本ではホストが見つからず、それで家族ごとドイツへ移ったのですね。
科学や芸術の世界は 優秀な人なら世界中どこへ行っても仕事があります。それに最初から論文は(文系であろうと)英語で書かなければ、誰も読んでくれない時代ですから。
年功序列の偏狭な日本システムの中で、ごちゃごちゃポスト争いをやっている間に、静かに、しかし確実に日本の頭脳と才能は流出していく。入ってくる「移民問題」以上に深刻な問題だと私は考えていますが、「小保方」事件を見ても、なるほど、むべなるかな。日本のオジサンたちの心底が判る。
これはあのリケジョのお嬢さんも、日本には帰って来ない方が良い。本当に日本はつまんない社会になったものだと思いますね。
投稿: レッドバロン | 2014/04/19 15:10
Hic rhodus Hic salta
(跳べ、ここがロドス島だ)
この言葉を思い出しました。
学問的な内容は、全くわかりませんが、唯一、この言葉のように、誰かが振る舞えば、話は簡単なのに・・・。
と感じました。
まさに、この言葉がふさわしい状況です。
投稿: Ethos | 2014/04/19 15:30
自然科学を扱ってきた人間であるか否かで大いに見解が変わる問題かと思います。小さな不正など内輪の問題でどうでもいいとおっしゃるのであれば、自然科学に対して意見をされるべきではなく、放置しておくべきです。自然科学は、その小さな不正を許さないことによって積み重ねられたものです。法や社会が、自然科学と独立した概念でなく上からの視点で自然科学のあり方を否定するなら、自然科学は死んでしまうでしょう。
自然科学の見地からすれば、関係者が社会的にどう扱われようが文句はありません。小保方さんや理研は、証拠を出せないゆえに、説得力なしです。あるというのであれば、第三者が再現できるかどうかだけのことです。
投稿: 理系のはしくれ | 2014/04/19 16:03
保守系のブログの多くで、「STAP細胞の特許が成立した場合、何億、何兆にも及ぶライセンス料が特許権者に支払われる可能性がある。新しい細胞の開発という企業秘密を簡単に公開せよと言う輩がいるが、それは常識の分からぬ世間知らずの戯言。記者会見ごときで具体的な論拠やデータを公開できるわけがなかろう。また、公開したことにより、この研究が外国に先を越される懸念がある。さらに小保方氏や有能な日本人研究者が、外国の研究機関に引き抜かれたりすれば、日本にとって取り返しのつかない損失になるだろう」との趣旨の記事やそこに寄せられたコメントを目にします。しかし、科学の世界は論より証拠。具体的なデータを公開せずに「信用しろ」というのは、まるで慰安婦が「私が証拠だ」と言っているのを思い起こさせました。
でも、このような言い方をすると、「科学者と慰安婦を同等に扱うのは非常識」、「STAP細胞と慰安婦問題の区別がつかないほどのバカはコメントする資格がない」とのお叱りを受けるのでしょうね。
投稿: ぶっきらぼう | 2014/04/19 20:02
STAP細胞が事実なら、ノーベル賞級。山中教授のips細胞は、まったく意味を成さないものになり消滅してしまう。
これまで、ips細胞に携わった関係者の利権は一瞬に水泡と化す。それほどの破壊力をもつ。
この分野では、小保方氏を中心にまわりはじめる。理研の上司、山中教授は面白いはずがない。
仮に、小保方氏が理研の所長にSTAP細胞の研究について、お伺いを立てて、進めていたとしたら、業績は全て上司に持っていかれたであろう。
一連の小保方氏批判は、STAP細胞のあるなしのマターの問題ではなく、マナーを問題に攻撃し、小保方氏を葬り去ろうとしている。
STAP細胞の存在については、写真を示したところで、誰もわかる筈がない。分かるとしたら小保方氏を超える研究をしている人だけだろう。
実際に、小保方氏に作成していただき、検証するしか方法はない。
ただし、利権にからむ情けないオヤジたちには、絶対にさせてはならない。
投稿: コギト | 2014/04/20 23:53
> 坂様、皆様、
お久し振りでございます。
赤男爵殿、Ethos殿の賢人のがコメントしていらっしゃるので、余計な書き込みは不要かとは思っておりました。
ですが、それだけでは納得なさらない理系の方々がおられるようなので、小生はその方々の代弁?をしつつ問題の整理をと。
> 通行人殿、まがたま殿、みやとん殿
仰る通り、自然科学の研究におけるルールは重要ですが、「これが守られなければ科学は崩壊します。」 はチョッと行き過ぎでしょう。
確かに工学や技術(テクノロジー)の追及と違い、真理(フィロソフィー、サイエンス)の追究ですから、ひとつひとつの実証されたセオリーの積み上げである科学の体系において、その実証が揺らぐという事はその上に積み上げられたものを台無しにしたり、積み上げようとする努力や資源(時間も含め)を無駄にする事を招きかねません。
しかしながら、今回の問題はどの様に捉えるべきなのでしょうか?
これは、【小保方問題】 なのでしょうか? 【STAP細胞問題】 なのでしょうか?
若い未熟な研究者や、野心や功名心に目が眩んだ研究者が引き起こした問題は、今までも今現在も多く散見されます。
そして、それらは追試での実証が得られなかったり、明らかに矛盾する現象やその実証がなされて学説が棄却され、問題が有る研究方法に固執する者は研究の世界から消えて行きます。
そう、それらに類する問題としての【小保方問題】 は、この様に大騒ぎするべき問題ではないでしょう。 また、素人が云々して正邪?や是非を云々するのには当たらないと。
ですから、発見となった場合には高い価値となる 【STAP細胞問題】 が焦点となるべきなのです。
この発見が切り開く恩恵は、間違い無く、人々の幸福や利益に貢献するでしょう。
ですから、如何に STAP細胞 の真偽の見極めを速く行うのか? 及びこれを元とする細胞生物学や分子細胞生物学の発展を進めるのか?
が最も重要な事であり、それを進める中で日本の国益を確保し特許にまつわる問題を解決して行くかとなるでしょう。
その為の人材として、小保方嬢?が第一人者として大きな役割を担うのが適切なのか、小保方氏の研究者としての能力や姿勢を判断の上、その体制を造り上げることが焦眉の急と分かるでしょう。
で、小生とか市井の方々は、当研究に関わっての様々な事情を知りませんので、小保方嬢への批判などせずに、組織や個人の名誉・面子の為に有為な研究者が排除されない様にと監視するに止まるべきでしょう。
...もちろん、STAP細胞を世に送り出した 「結果」 を生んだ小保方氏の情熱と能力は適正に評価されるべきです。
投稿: ムフフ | 2014/04/21 14:11
先日の笹井教授の会見説明を読んで、笹井教授、山中教授、小保方さんの研究はそれぞれ持ち場が違う細胞研究なのだろうと、科学に無教養なりに私は受け取りました。
ですから、小保方さんの研究が継続され後日成功しても、山中教授も笹井教授も決してお困りにはならないだろうと思います。
むしろSTAP細胞が継続的に生成出来るなら、三者の研究が共同で出来るお仕事は、広範囲の医学的夢の実現になれるのでは、と期待致します。
もう理研は小保方さんを援護しないでしょうけれど、本来なら理研が彼女をしっかり補正指導して雑音無く研究に邁進させ最適条件を得させるべきだったと、思います。
理研トップの集団会見では、細胞そのものの検証は一年も掛けないと分らない旨で、STAP細胞が全否定されていた訳では無いのですから。
投稿: よれこ | 2014/04/22 02:09
>保守系blogが小保方支持???
バカなこと言うな!
むしろ左翼系学者が小保方支持だ!
モリタクなど・・・
中部大学教授武田邦彦も
「小保方さんは立派な研究者」
http://www.youtube.com/watch?v=VzFkMFgbft8
アインシュタインも相対性理論ではノーベル賞を取って無いし
その証明をしたのも別人の学者である。
野口英世も
黄熱病のワクチンが利かなかった・・・結局彼の黄熱病研究は別の原因であることが分かった。
だから野口英世の研究の成果としては梅毒の研究の方で評価が高い。
ガリレオの地動説も
「慣性の法則」を知らない時代だったので
いくら頑張っても天動説に反証されてしまう。
「慣性の法則」が分かる時代になって初めて彼の地動説が評価されたのである。
つまり
真の画期的発明というものは誰でも最初は「小保方さんのような運命をたどる」ということ・・・
未熟な理系の方々・・・わっかりましたか?
投稿: 柳生大佐 | 2014/04/22 02:15
けっして成熟していない理系の一人ですが。
『最初は「小保方さんのような運命をたどって」いた発明』の全てが真に画期的だった、ということはないと考えます。
理系の人間は、できるのであれば早く小保方さんに事実を証明してほしいと思っているだけではないでしょうか。
現在、それがなされているとは思えません。
投稿: 理系のはしくれ | 2014/04/30 06:17
柳生大佐殿
坂様の庭を汚すようで誠に申し訳ございませんが、バカ呼ばわりされては黙っておられず、反論させていただくことに致します。
小保方晴子博士を支持した保守系ブログを以下に幾つか記します。
ねずさんの ひとりごと
http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-2233.html
http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-2235.html
日本の定跡
http://norisu415.blog.fc2.com/blog-entry-1951.html
愛国画報
http://yohkan.seesaa.net/article/394261123.html
捏造と言われたくないのでブログのURLを記しました。いずれも保守系の人気ブログです。こんなものはド素人の戯言と言われれば返す言葉がございませんがね。失礼致しました。
投稿: ぶっきらぼう | 2014/04/30 16:44
> 理系のはしくれ殿、ぶっきらぼう殿、
余計なお節介とは思いますが、大佐殿の 「釣り針」 に引っ掛かって、理系への 「からかい」 が続くの不毛と思いますので、横入りさせていただきました。
小生も理系(工学系)ですが、大佐殿の偽悪趣味には慣れましたので、
> 未熟な理系の方々・・・わっかりましたか?
の様な 挑発 には乗らない様に無視しておりました。 冷静に考えれば、科学者である小保方氏(疑問符が付けられてはいますが) への支持に 「保守」 も 「革新」 も何の関係も無いと分かる筈です。
...科学的な真理の探究にイデオロギーが持ち込まれるのを容認するのは如何なものでしょうか?
> 大佐殿、
お久し振りでございます。
文系の発想で、理系を釣ろうなんて無理は止めましょう...(笑) 結句を、
→ 真の画期的発明というものは誰でも最初は 「地動説のような運命をたどる」 ということ・・・
として、イデオロギーを超越する 科学の真理 とでもすれば、文理系?の大家に成れたのでは?...(笑)
投稿: ムフフ | 2014/05/01 10:31
>理系のはしくれ殿>ぶっきらぼう殿>ムフフ殿
私ごとながら・・・引っ越しでPCの電気コードを見失い・・・やっと探し出しましたが・・・返事が大層遅れ失礼いたしました。
さてさて・・・
皆さん方の「はぁ?」「これで理系かい?」のコメント・・・
呆れた限りではございますが皆さん方も私に放りだされてはお気の毒と思いますので取り敢えず反論させていただきます。
まず最初は・・・無名bloggerではなくTVでも活躍するご存知左翼の大御所”大槻義彦”早稲田大学元教授(ノーベル賞選考委員は辞めたかな・・・)も小保方さん支持・・・ということから始めましょう!(どうじゃい!)
大槻氏は「小保方さんを守るぞ!文句あるか!」とのたもうておりますから・・・
http://29982998.blog.fc2.com/blog-entry-533.html
理系のはしくれの皆さまも襟を糺してお読みあれ・・・
次に私の言い分
かのアインシュタインも相対性理論の証明は自分でできず・・・
1919年にアメリカ人アーサー・エディントンの日蝕の実験による証明を待たなければなりませんでした。
それでノーベル賞は証明が容易な「光電効果」の方でしたね・・・(そうでしょ?)
さらにアインシュタインは
宇宙が安定しないので相対性理論の方程式に「宇宙項」なるものを加えたのですが・・・
1920年代後半にハッブルから「宇宙は静的ではなく膨張しているから宇宙項など要らないよ」と言われてしまい・・・
「人生最大の誤まちだった」と反省しております。
・・・こんなことは科学の世界ではよくあることで・・・
「地動説」を唱えたガリレオ・ガリレイも法王庁から「地球が動くと言う証拠をだせやい!」と言われても出すことができず・・・
結局ニュートンの「運動の法則」(慣性の法則があるからね)を待つしかありませんでした。
・・・ですからねぇ・・・お3方・・・
アインシュタインもガリレイも証拠を出せなかったのに何故あなた方は今回の小保方さんだけに厳しいのか? お答えいただきたいですな・・・え?
ちなみに・・・
アインシュタインの「宇宙項」
現在では・・・
「宇宙のエネルギーの70%を占めるダークエネルギー」・・・であろうと・・・・
再評価されています。念のため・・・
http://hooktail.sub.jp/astronomy/cosmologicTerm/
最後にフジテレビ水曜夜9時からの「さんまのホンマでっかTV」の一番左端の早稲田大学教授:池田清彦氏(生物学)の逆説の進化論・・・
「物質が客観的に存在することは証明できない」
「ダーウィンの進化論・・・遺伝子の突然変異によって進化が起きる・・・というのは間違いであり・・・遺伝子変異は結果に過ぎない」
ちなみに・・・
キリンの首は高い枝の葉っぱが食べやすいから・・・とお思いでしょうが・・・
キリンが水を飲むときには長い脚をいっぱいに広げなければならず・・・ライオンなどの肉食獣の格好の餌食になる姿勢なのです。
・・・つまり
ダーウィンの進化論では「キリンは肉食獣に食べられるように進化した」ということになってしまいますが、こんな「トンデモ理論」でもちゃんと現在でもダーウィンの進化論は大手を振って通用しております。
お3方・・・
小保方さんが論文撤回ならダーウィンの進化論の方も撤回するんですか?
この説明は仏教書「ミリンダ王の問い」(車のたとえ)を用いて私が不学な皆様方にご説明申し上げましょう。
10年前の車 現在の車 10年後の車・・・
↑物質には必ず時間という「属性」がくっついてきますな。
しかしその属性を取りさった「抽象的な車」を考えていただきたい。
つまり車の設計者がまず頭の中で「車のシステム」を考えて車輪や手摺や車軸などの部品が必要となるのでそれらを作らせ、組み立てて車が存在するようになるんじゃありませんか?
・・・つまり属性の無いシステムこそが「この世界の本質」(システムの転換が進化を引き起こす・・・池田教授の進化論)なのです。
ですから仏教では
「物質の本質は”空”であり、”縁”によって存在しているのに過ぎない」
というのが教義(空の理論)なのです。
現在最新の宇宙論でも
「この我々が住む三次元世界は・・・この宇宙のどこかにいる誰かの見ている夢に過ぎない」
というものだそうです。
だからねぇ・・・
夢の中の登場人物に過ぎないあなた方が「証明しろ!証拠を出せ!」と言われましてもねぇ・・・それと科学の世界も70年代の構造主義の登場以来 文系も理系もへったくれも無いんですよ。氏
投稿: 柳生大佐 | 2014/06/12 21:20
Blog主は、今も同感なのだろうか???
投稿: ff | 2015/09/26 20:22