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2016/06/22

旧ソウル駅と復元中の東京駅を見て思い出したこと


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私は、身近に在日朝鮮人が多く住んでいたせいもあって、彼らに同情的だった。
何しろ差別が露骨だったからね。
で、彼らは日本の植民地にされた半島から連行されてきた不幸な人々だと思っていた。
後になって思い返せば、彼ら自身の口から「連行されてきた」などという言葉を聞いたことは一度もないのだが、当時はそう勝手に思い込んでいた。
が、考えてみると、連行されてきたはずの彼らが昭和30年代初めに自らの土地と、それなりの家を持っていた。
連行され、奴隷労働に従事させられていた、という話とはずいぶんかけ離れた現実がそこにあった。

下の画像を見てほしい。
上が創建当時の姿に復元された旧ソウル駅(京城駅)、下が今年6月に復元される予定の東京駅の完成予想図。
もうそっくりだよね。
東京駅が創建されたのが1914年、旧ソウル駅は1925年。
当時の日本のシンボルでもあった東京駅のわずか11年後には旧ソウル駅が開業しているわけだ。
日韓併合が1910年だから、それから数えても15年後になる。

Photo                今は文化施設として使用されているソウル駅の旧駅舎

Tokyo_st                 創建当時の壮麗な姿に復元中の東京駅の完成予想図

上の画像と、ソウル駅の旧駅舎が創建された時を考えると、意味深いものがある。
実は10数年前、日本の植民地政策を批判する論文を目にする機会があった。
ネットが普及し始めた頃である。
日本帝国主義を批判しているわけではない。
経済的側面から日本の植民地政策を分析したものだった。
要点をかいつまむと、当時の日本政府は朝鮮半島を植民地として捉えるのではなく、大日本帝国の一部と考えていた、あるいはその一部に組み込もうとしていた、というものだ。

欧米のように、現地人を安価な労働力として使い、本国に都合のよい単一作物を大量に栽培する、日本はこのような手法を取らなかった。
農地を開墾し、灌漑設備を施し、農業技術を改善してコメなどの現地住民が必要とする食糧を増産させた。
教育や医療を普及させ、鉄道や電力網を建設した。
ソウル大学教授の李栄薫によると、朝鮮総督府に接収された土地は全体の10%ほどしかない。
元京都大学教授の山本有造によれば、総督府が最終的に接収した農地は全耕作地の3.26%であるという。

この時代に日本が朝鮮半島にいくら投資したのか、今はもう記憶にないが、その論文によると、当時の国家予算のかなりの割合を占めていたはずだ。
で、この投資を日本は回収できなかった、と言うか、そもそも回収するような政策ではなかった、と言うのがこの論文の批判の主旨だった。
つまり、日本は朝鮮半島を近代化しただけで見返りはなかった、残ったのは韓国・朝鮮人による憎悪だけだ、と言うのだ。
そして、この論文は、この時期の朝鮮半島に対する投資が東北地方の過小資本を呼び、東北地方の経済の立ち遅れにつながったと指摘していた。
昭和初期の東北地方の悲惨な状況は、大恐慌や凶作のせいばかりではなく、本来は国内に投資するべきなのに半島にその資金を費やしたからなのである。

まあ、当時の為政者も、朝鮮半島の近代化が日本にとってプラスになる、という目算があったのだろう。
が、戦争に負けた結果、すべてが裏目に出てしまった。

復元中の東京駅の完成予想図と、それと遜色ない旧ソウル駅舎を見て、今日はそんなことを思い出した次第である。


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このエントリは2012/01/21 の再掲です。

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