人民元の表はヒトラーのような人物
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ユン・チアンさん。ご存知の方も多いであろう。そう、あの世界的ベストセラーになった『ワイルド・スワン』の著者だ。
そのチアンさんが今月初旬に来日した。新著『マオ ― 誰も知らなかった毛沢東』の日本語版発売に合わせたものだ。
12月7日の讀賣新聞夕刊に、来日したチアンさんのインタビュー記事が載っている。
とても興味深い内容が語られているので、エッセンスの部分を以下に抜粋する。
>冷酷非情、自己中心、暴力嗜好、信念の欠如、実利主義、世界支配欲・・・。
チアンさんが取材に10年以上かけ、計1100ページ(日本版)に及ぶ大著で描き出した毛沢東像・・・>紅衛兵として若き日を中国で過ごし、文化大革命の過酷な時代を生きた著者にしても、「毛のあまりの冷酷さを知り、ショックを受けました」・・・
>チアンさんによれば、毛沢東は大躍進のころ食料輸出を優先させて3800万人を餓死、過労死させたのを始め、生涯で実に7000万人を非業の死に追いやった。
「実際、彼は中国人民の半分は死んでも構わないと発言していたのです」>毛沢東を巡っては、・・・キッシンジャーは<哲学者>と持ち上げたと記す。こうした欧米人にも、チアンさんは厳しい。
「・・・キッシンジャーは、まさか自分の業績がヒトラーのような人物との国交回復交渉だったとは言えないでしょう?」>「鄧(小平)は毛沢東そのものを否定すべきでした。政治の不透明性や表現の自由の制限など、負の遺産を受け継いでしまっています」
( )は筆者>いま、中国は「超大国」へ突き進んでいるといわれる。しかし、チアンさんは言い切る。
「いまだに人民を抑圧し、民主化されていない国が、どうして世界をリードできるでしょうか?」取材10年 毛沢東の実像 (2005年12月7日 讀賣新聞夕刊)
上記のインタビューで語られている内容は、これまでにもメディア等で報道されており、特に目新しいものではない。が、それを10年以上の歳月を費やして、既に70~90歳代になっている当時の関係者に取材することによって裏付けた、という点に、チアンさんと彼女の新著の素晴らしさがある。
ワシントンポストによると、中国で毛沢東が実権を掌握していた1950年から76年の間に、大躍進政策や文化大革命で8千万人が犠牲になったという。
それからすれば、チアンさんの7千万人という死者(犠牲者)数は真実に近いのではないか。
毛沢東の性格、人格についても、そのとおりであろう。以下に毛沢東という指導者を如実に物語るエピソードを記す。
日本共産党(日共)と中国共産党(中共)が訣別することになった1966年の宮本顕治書記長(当時)と毛沢東の会談で、毛沢東は次のような主旨の発言をしている。
・対米戦争も辞さない覚悟でいること。
・戦力では圧倒的に劣るが、「人民の海」に米軍を誘い込めば十分に勝機があると考えていること。
・原爆を何発か落とされて100万~200万人の中国人が死んでも、中国の人口からすれば痛くも痒くもないと思っていること。
宮本書記長は、この毛沢東の発言を聞いて、中共との決裂も「やむなし」の決断を下したという。
石原慎太郎東京都知事も、上記の毛発言を裏付けるような話を「知事定例記者会見」で披瀝している。
↓
彼らは人命というものを全然尊重しませんからね。それは日本人は忘れているけれども、文化大革命で3,000万(人)、毛沢東は自分の国民を殺した。あのころ、ポンピドー(ジョルジュ・ポンピドー:仏第5共和制2代大統領)がですね、前のフランス大統領が行って、「あなた、本気で水爆使って戦争するんですか、アメリカと」と言ったら、「いや、場合によったらするかもしらん」と言うから、ポンピドーが驚いて、「そんなことをしたら数千万の人が死にますよ」と言ったら、毛沢東が、「うちは人口が多いから、それぐらい死んでも丁度いい」と言った。ポンピドーはびっくりしてね、日記に書いているよ。私も読んだけども。平成17(2005)年10月28日 石原知事定例記者会見録
日共の宮本書記長の時には100万人単位だったのが、ポンピドー仏大統領(当時)に対しては千万人単位になっている(爆笑)。
もう人間を人間と思っていない。だから単位なんてどうでもいい。百万人であろうが千万人であろうが(爆笑)。
しかし、笑って済まされないのが、チアンさんの「(毛沢東の)負の遺産を受け継いでしまっています」という指摘である。毛沢東以降の中共指導部も本質的な部分では変わっていない、ということだ。
だから、党官僚の絶望的なまでの腐敗、頻発して止むことのない住民暴動・騒乱、常軌を逸した環境破壊などなどが、中国大陸で進行・拡大するのである。
「いまだに人民を抑圧し、民主化されていない国が、どうして世界をリードできるでしょうか?」
チアンさんの言うとおりである。こんな国がリーダーであり得るわけがない。我が国を批判する資格なんて、これっぽっちもない。
中国の李肇星外相は、先月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)で「ドイツの指導者がヒトラーやナチス(の追悼施設)を参拝したら欧州の人々はどう思うだろうか」と言って、小泉純一郎首相の靖国神社参拝を非難した。
が、「ヒトラーのような人物」(チアンさん)の肖像を自国紙幣(人民元)の表面に載せているのはあなたの国ではないか(爆笑)。
中共の暗黒の歴史を総括してから、あれこれ言うんだな、中国くん!そうしないと、何を言っても「天に唾する」ことになる。
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このエントリは→2005/12/12の再掲です。
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